下岡蓮杖顕彰碑
神奈川県横浜市中区弁天通4丁目67
上野彦馬や鵜飼玉川らと並ぶ日本最初期の写真家(写真師)、画家。
1823年、静岡県下田市生まれ。
号は蓮杖、通称は久之助
父は浦賀船改御番所の元、下田問屋六十三軒衆の一人。
幼少期、江戸で絵師を目指すも日本橋横山町の足袋問屋で丁稚奉公。
1843年、下田奉行所の臨時下田御台場附足軽に就職。
上役の取次を得て江戸に向かい、伊豆出身の狩野菫川に入門。
菫円(園)、菫古、全楽堂、伝神楼とも。
師の用事で旗本家に出向き、オランダ船の1枚のダゲレオタイプを見て、蓮杖は写真術を学ぼうと決心。
恩を忘れないため「菫」の字が蓮の根を意味することから5尺3寸の唐桑の木で蓮根の形を表した杖を作って持ち歩いた。