岸和田天神宮常磐殿
大阪府岸和田市別所町1丁目13-15後村上天皇の正平十七年(1362年)の頃、泉州沼村(現在の沼、筋海、並松)の村長に沼間将監という人があって極めて孝心が厚く、父親が長らく病床に就き百方手をつくし平癒を願ったがその効験がなかった。
かねてから信仰していた山城の国八坂神社に参り病父の平癒を祈願すること三日、 ついに霊感を得て歓喜して帰郷すると父の病は全快し、普段の元気な姿に復していた。沼氏は大いに喜びその御神徳を村の衆に告げ邸内の清域(現在地)に社殿を造営して八坂神社(祭神、速須佐之男命)の御分霊を勧請したのが始まりという。