神代聖蹟 瓊瓊杵尊駐蹕之地
鹿児島県南さつま市笠沙町赤生木 宮山
“(ニニギの命が)ここに仰せになるには「この處は海外に向つて、カササの御埼に行き通つて、朝日の照り輝く國、夕日の輝く國である。此處こそはたいへん吉い處である」と仰せられて、地の下の石根に宮柱を壯大に立て、天上に千木を高く上げて宮殿を御造營遊ばされました。”
そして、そのカササの御崎で“ヒコホノニニギの命は、美しい孃子にお遇いになつて、「どなたの女子ですか」とお尋ねになりました。そこで「わたくしはオホヤマツミの神の女の木の花の咲くや姫です」と申しました。”
抜粋: 古事記 現代語譯古事記
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳