西町奉行所跡
京都府京都市中京区西ノ京北聖町薩摩藩士田中新兵衛は1863年7月5日朔平門外の変で京都御所内にある猿が辻で姉小路公知を暗殺している。
その容疑で町奉行の永井主水正に尋問されている。その尋問の場で田中新兵衛は一言も発せず、隙をついて脇差を抜いて割腹、返す刀で喉の頸動脈を突いて即死している。
尋問の場が東町か西町の奉行所のどちらであろうか?
この田中新兵衛を映画「辻斬り」で三島由紀が演じている。永井主水正とは三島由紀夫の父方の高祖父に当たる永井 尚志である。
三島由紀夫は、映画で永井主水正の目前で割腹した三島由紀夫は自分の先祖の前で演技していたことを知らなかったか、それとも知りながら無言でいたのかな。