金剛城寺
兵庫県神崎郡福崎町田口236
山号は七種山。
本尊は十一面観世音菩薩。
597年、聖徳太子の命を受けた三論宗の開祖である高麗僧恵灌により創建。
当初、七種山の中腹、七種の滝の近くで寺号、滋岡寺で創建されたとか。
七種山には修行僧の滋岡川人が住んでいた。
干魃の時に七つの種を人々に与え飢餓から救い、この種は尽きることがなかったという。
恵灌が寺を建立しようと現地を視察した際、川人より十一面観音を刻んで安置するよう命じられたと伝わる。
その後、寺号を金剛城寺、作門寺と改称。
弘法大師の来山以降、真言宗の寺となった。