きつき衆楽観
大分県杵築市杵築398-1江戸時代の杵築には諸国を巡りながら歌舞伎や人形劇を演じる「杵築芝居」がありました。
杵築芝居は専用の劇場を持たず、筵で囲った簡易的な小屋で行われていたそうです。
年を追うごとに人気は高まり、明治時代には6つの劇団がしのぎを削っていました。
明治20(1887)年、全盛期を迎えた杵築芝居に専用劇場「衆楽観」が誕生。
600人以上収容できる大劇場で、杵築芝居の盛り上がりはピークを迎えました。
しかし昭和に入ると次第に衰退の一途をたどり、昭和28(1953)年に閉館。
それから56年後の平成21(2009)年、杵築市役所の向かいに「きつき衆楽観」が復活しました。