富山県の新型コロナウイルス感染症対策
富山ってどんなところ?
富山県は日本の本州にある県で、中部地方の日本海側に位置します。北方を日本海、ほかの三方を山脈で区切られています。東は新潟県と長野県、南は岐阜県、西は石川県と隣接しています。
三方を立山連峰などの山々にかこまれ、深い湾を抱くように広大な平野が広がっています。富山のまとまりのよい地形の中に、豊かな自然や美しい景観を見られるスポットが点在しています。
気候は日本海側気候に属しており、冬期の冬型の季節風の影響で毎年たくさん雪が降るのが大きな特徴。山地は世界でも有数な豪雪地帯となっており、それを活かした観光スポットも点在しています。
富山県は自然、温泉、グルメなど、さまざまなスポットが点在しているおすすめの観光地。2015年に北陸新幹線が開通し、手軽にアクセスできるようになったことで、旅行先として注目されています。
雄大な立山連峰を堪能できる「立山黒部アルペンルート」、一気に水を放出する観光放水が見どころの「黒部ダム」、朝日が幻想的で美しい「雨晴海岸」など、魅力あふれるスポットが豊富にあります。
また、ご当地グルメが充実しています。さくら鱒を使った押し寿司の「ます寿司」、富山湾で獲れた新鮮な魚介を使った「富山湾寿司」、職人が伝統的な手法で作る「氷見うどん」など、富山でしか食べられないおいしいグルメを味わいましょう。
ぷりっとした食感の「ホタルイカ」、かき揚げにして食べると絶品の「白エビ」、脂がのった「ブリ」は富山の三大海産物。富山には、地物の魚を使った料理店がたくさんあるので、お気に入りを見つけてください。
富山旅行の見どころ
雄大な自然美を堪能
富山県は海、山、峡谷とさまざまな大自然を見ることができます。日本海に面する海岸で美しい朝日を眺めたり、立山連峰の雄大さに感動したり、峡谷で断崖絶壁の景観を楽しんだりと、富山のインスタ映えスポットを目当てに多くの観光客が訪れます。
緑豊かな場所でゆったり景色を楽しむ、自然が発するマイナスイオンに癒やされ、心身ともにリフレッシュする、夕日の美しさに感動する、など自然が豊かな富山ではスポットごとにいろいろな体験ができると思いますよ。
日本の原風景に心癒される
富山の南西に位置する五箇山エリアでは、世界文化遺産に登録されている合掌造りの集落があります。ここでは、緑の木々に囲まれた場所に茅葺屋根の合掌造りが点在しています。
その風景は少し懐かしい気分にさせてくれる日本の原風景のよう。見ているだけでも、きっと心が癒やされるはずです。日本の昔の文化が好きな人には必ず訪れておきたいスポット。
合掌造りの集落に住んでいる人が、おもてなしの心で出迎えてくれるので気持ちよく観光できます。ゆったり流れる田舎の時間の中で、日本の原風景を楽しみましょう。
歴史スポットとアートを満喫
富山は歴史スポットや美術館も充実しています。由緒正しい神社や巨大な大仏など歴史を感じられるスポットがたくさんあります。国宝に指定されている瑞龍寺は、神聖な雰囲気を感じられるパワースポットです。観光するときには、ぜひ参拝してパワーを感じてください。
また、美しい現代アートを見ることができる「ガラス美術館」や、少し変わった「発電所美術館」などアートを堪能できる施設も人気。人が創り出した芸術の美しさは、自然とはまた違った感動を味わえます。
富山を観光するときには、歴史スポットとアートを満喫しましょう!
ゆったり温泉でくつろぐ
富山を観光するときは温泉は欠かせません。黒部峡谷の玄関口に位置する「宇奈月温泉」は、透明度の高く、とても泉質のいい温泉。「美肌の湯」と呼ばれ、多くの人に愛されています。黒部峡谷の自然が豊かな場所にある温泉なので、絶景を楽しみながらお湯につかれるのもポイント。
魚津市にある「金太郎温泉」は、さまざまな病気に効能があると言われている温泉。金太郎温泉の独自の入浴法は少しユニークですが、体の疲れがとれるのでぜひ試してみてください。温泉に入ったあとに飲む、冷たい飲み物は最高ですよ。
富山にある2つの名湯は心身を癒やす、すばらしい名湯です。一度は体験してみましょう。
新鮮な魚介を味わう
富山湾では白エビ、ホタルイカ、ブリなど魅力あふれる魚がたくさん獲れます。その新鮮な魚介を堪能できる施設が「新湊きっときと市場」。購入できるのはもちろんのこと、レストランも併設されているため、獲れたての魚を使った料理を味わえます。
富山旅行に行ったときに必ず食べてほしいのが名物の白エビ。富山湾の宝石と呼ばれる白エビはとても身が甘くおいしいですよ。白エビ天丼や白エビ刺身丼などがおすすめです。お土産には潮の香りがする美しい白エビせんべいが喜ばれるでしょう。
富山市エリア
富山県の中心に位置する富山市は、景色、文化、歴史とさまざまなものを楽しめるスポットが充実しています。「富山城の天守閣」や「富山市役所展望台」から見られる町の景色や、「富岩運河環水公園」から見る立山連峰の絶景は必見です。
また、現代アートを楽しめるスポットの「富山ガラス美術館」や、たくさんの動物と触れあえる「富山市ファミリーパーク」もおすすめ。バラエティ豊かな観光エリアの富山市でいろいろなスポットを満喫しましょう。
富山城
富山城は、室町時代に越中の守護代であった神保氏が築城したとされているお城。続日本100名城に選ばれている富山城は、富山市のシンボルとしてみんなに愛されています。
明治時代に本丸が焼失していますが、場内に模擬天守が建てられ、民俗資料館になっています。富山城の模型などが展示されており、歴史好きには必見。
また、絶景を見たい人はぜひ天守閣にも登ってみてください。晴れた日には立山連峰の雄大な景色を眺められます。夜間にはライトアップイベントが開催されるのでこちらもおすすめ。富山城が暗闇の中で光に照らされる姿は、神秘的で感動するはずです。
富山市ファミリーパーク
富山市ファミリーパークは、呉羽丘陵の緑豊かな城山公園内に位置する動物園です。「人も森も元気になる新しい里山づくり」をテーマに、自然環境の調査と保全などの活動も行っています。
園内にはさまざまな動物コーナーがあり、来場客を楽しませています。「こどもどうぶつえん」コーナーではカイウサギ、カピバラ、シバヤギなどの小動物、「里山生態園」コーナーではアズマモグラ、ホクリクサンショウウオなどの珍しい生き物、「トラ舎」コーナーでは世界最大のネコ科動物のアムールトラを見ることができます。
また、乗馬体験ができるコーナーやボートに乗って遊べる場所もあり、魅力がいっぱいです。食堂や売店もあるので、1日ゆっくり楽しみましょう。
富山ガラス美術館
富山ガラス美術館は、2015年にオープンした現代グラスアートを中心にした美術館です。ガラス、アルミ、御影石の異なる素材を組み合わせてできた特徴のある外観は、まさにアートでとてもインパクトがあります。
1番の見どころは、6階フロアにあるグラス・アート・ガーデン。現代ガラス作家の巨匠デイル・チフーリ氏が手掛けたイルミネーション作品は、カラフルでとても魅力的です。イルミネーション作品により部屋が幻想的な空間に変わり、訪れる人を魅了しています。
また、開放的で広々としたカフェがあるのでコーヒーを飲んでゆったりするのもおすすめ。ミュージアムショップではガラス関連商品が売られているので、お土産に最適です。
池田屋安兵衛商店
1936年に創業した池田屋安兵衛商店は、富山を代表する胃腸薬「反魂丹(はんごんたん)」を製造・販売しているお店です。自社製の和漢薬、薬草茶の販売や、薬剤師によるカウンセリングなども行っています。
白壁土蔵造りの外観はお店の歴史を感じさせ風格が漂います。吹き抜けの店内には反魂丹などの商品がずらりと陳列。また、池田屋安兵衛商店では昔ながらの丸薬作りを体験できます。丸薬製造機を使っためずらしい体験は、ほかではなかなかできませんよ。
富岩(ふがん)運河環水公園
富岩運河環水公園は、JR富山駅北口から歩いて約10分の距離にある都心のオアシスです。富山の自然と富岩運河によってできた広々とした憩いの場です。1番の見どころは、富岩運河環水公園のシンボルである天門橋。両端にある展望台から見える立山連峰の眺めは最高です。
また、世界一美しい景観に選ばれたことがあるスターバックスカフェも人気のスポットです。園内を見渡せるガラス張りの窓が特徴で、コーヒーを飲みながらゆっくり水辺の景色を堪能できます。
すぐそばにある、2017年8月に開館した富山美術館も注目です。自然の景色を楽しむのもよし、カフェでゆったりするのもよし、美術館で美しいものに触れるのもよし、とさまざまな楽しみ方がある公園です。
富山市役所展望塔
地上70mから360度の大パノラマを見られる富山市役所展望塔。富山市街地や立山連峰、呉羽丘陵、富山湾など富山の美しい名所が見られます。特に晴れた日には絶景を鑑賞することができるでしょう。
また、富山市役所展望塔は夜まで入場できます。暗闇の中で光る町あかりはとても奇麗で絶好のインスタ映えスポットです。恋人と一緒にロマンティックな風景を楽しんだり、一人でしんみり景色を堪能したりとさまざまな人におすすめできます。
これだけの素晴らしい景色を眺められる展望塔ですが、なんと入場料が無料。富山市で景色を堪能したいときは、必ず寄っておきたいスポットです。
日枝神社
日枝神社は、富山市の中心部に位置する神社。初夏に行われる山王まつり、お正月の初詣は多くの富山市民や観光客が訪れ、大いに賑わいます。歴史はとても古く、安土桃山時代からといわれています。歴史を感じさせる景観、堂々とした風貌は見るものを魅了しています。
また、日枝神社で毎年、5月31日から6月2日まで開催される山王まつりは必見。約50万人が集まる富山県最大級のお祭りです。見応え十分のみこしや獅子舞、たくさん立ち並ぶ露店は、見るもよし、食べるもよしの豪華なお祭りです。
多くの富山市民に愛されている日枝神社。その神秘的な雰囲気からパワーをもらえるかもしれませんよ。
黒部・宇奈月エリア
富山県東部に位置する黒部・宇奈月エリアは、温泉地として有名で、美肌の湯として知られる「宇奈月温泉」や、多くの病気に効能があると言われる「金太郎温泉」などの名湯があります。
黒部川沿いを走る「黒部峡谷鉄道」も美しい景色を堪能できるおすすめスポットです。トロッコ列車で雄大な自然を見ながらさまざまな駅をめぐってみてください。
黒部峡谷鉄道
富山県の黒部川沿いを走る黒部峡谷鉄道。日本では数少ないレールの間隔が762mmの鉄道路線で、トロッコ列車を運行しています。窓がないので景色を楽しむのには最適な観光列車です。黒部峡谷の断崖絶壁の景色や、緑が美しい木々、峡谷を流れる黒部川を思う存分楽しめます。
また、黒部峡谷鉄道を利用するときは、黒部川沿いの観光名所を巡るのもおすすめです。
高さ60mの断崖絶壁にそびえたつ「後曳橋」、夏でも雪が解けずに残っている「黒部万年雪」、河原を見ながらゆったり足湯につかれる「河原展望台」、緑の木々と渓流のコントラストが美しい「猿飛峡」、人を飲み込むような形をしている「人食い岩」、どのスポットも魅力的で美しい景色を楽しめます。
ほたるいかミュージアム
ほたるいかミュージアムは、富山湾の神秘的な生き物であるほたるいかに触れて学べる珍しい施設です。滑川市の文化・観光拠点、地域のシンボルとして作られました。
ほたるいかを触れる以外にも、ほたるいかの発光ショーが見られる「ライブシアター」や、富山湾の生き物と触れあえる「深海不思議の海」などがあり、体験して学べるミュージアムになっています。
また、施設も魅力的。立山連峰など自然の景色を堪能できるガラス張りのマーケットホール、光の演出により深海を再現したミュージアムゾーンなど、魅力的な風景を楽しむことができます。世界にひとつしかないミュージアムを富山で体験してみるのはいかがでしょうか?
宇奈月温泉
「美肌の湯」として知られる宇奈月温泉は、黒部峡谷の玄関口に位置し、その名湯を求め多くの観光客が訪れます。弱アルカリ性の単純泉で、運動器障がいやリウマチ、神経症などに効能があるそうです。日本でも随一の透明度を誇る温泉で、泉温は90℃近くあります。
宇奈月温泉は、温泉だけが魅力ではありません。温泉につかりながら、黒部峡谷の四季折々の景色を見ることができます。マイナスイオンあふれる中で入る温泉は別格の気持ちよさです。
また、日帰り入浴ができる施設や、足湯ができるスポットもあり、泊まりではなく短い時間で体を癒やしたい人にもおすすめです。泉質のいい温泉と、美しい景色を楽しみ心が癒やされるはずです。
金太郎温泉
富山県の魚津市にある金太郎温泉は、創業者の石黒七平が金太郎のように健康になるようにという願いでこの名称を付けました。泉質は含硫黄・塩化物泉で、神経痛や胃腸痛など多くの病気の効果があると言われています。
また、創業者が発案した「金太郎式入浴法」があります。体をお湯に入れる順番、お湯につかる時間、体を冷ます時間が決められており、少しユニークな入浴法です。汗がたくさん流れ、気分がさっぱりする体にいい入浴法なので、ぜひ試してみてください。
さまざまな病気に効能がある金太郎温泉は、仕事で体が疲れていたり、少しストレスを感じているときなど、おすすめの温泉です。
魚津水族館
魚津水族館は、富山県魚津市にあるレトロな水族館です。日本で現在ある水族館の中ではもっとも歴史が古く、現在、創業100年を超えました。現在の魚津水族館は3代目になるので、最初に建設したものではありませんが、レトロで伝統を感じさせる水族館になっています。
1番の見どころは、水量240tを使用している富山湾大水槽。富山湾に生息しているマダイ、ブリ、アカエイなどの大型の魚を展示しています。ブリが群れを成して泳ぐ姿は迫力があり、見入ってしまうでしょう。
また、日本中の水族館にある透明のアクリル製トンネルですが、そのさきがけが魚津水族館の水中トンネルです。少し古いトンネルなので、支えに鉄骨があります。その鉄骨がレトロな雰囲気を出しておりとても魅力的なトンネルになっています。
蜃気楼展望地
富山県魚津市は、蜃気楼(しんきろう)が見えやすい土地として有名です。江戸時代以前から蜃気楼の名所と言われており、幻想的な景色を見ることができます。蜃気楼は、3月下旬~6月上旬の気温が上昇する昼間に出現しやすいので、この時期に行くのがおすすめです。
1番おすすめの蜃気楼スポットが蜃気楼展望地です。富山湾の海上に見える幻想的な蜃気楼は、富山を観光したときには必ず見ておきたい景色です。光と風が作り出す芸術のような風景は、ほかではなかなか見ることができないでしょう。
江戸時代から人々を魅了し続けている景色を堪能し、旅の思い出にしてください。
下山芸術の森 発電所美術館
下山芸術の森 発電所美術館は、大正時代に建設された赤レンガの水力発電所を美術館に改装した世界でも珍しいスポットです。美術館の中は天井が約10mもあり、とても広々としたアート空間を楽しめます。施設内部のむき出しの鉄骨や発電機が残され、当時の発電所の面影が残っています。
少し変わった形をしている巨大立体造形や鏡と光の美しいアートなど、さまざまな作品が展示されており、芸術品が好きな人には必見です。大空間を活かしたここでしか見ることがでない作品を思う存分楽しましょう。
また、美術品の鑑賞のほかにも、北アルプス連峰を一望できる展望台や芝生広場といった美しい自然の景色を見られるスポットもあります。
高岡・永見(ひみ)エリア
富山県の北西部に位置する高岡・永見エリア。日本海に面しており、美しい海を観賞できるスポットが点在します。日本の渚百選に選ばれている「雨晴海岸」や、日本海最大級の斜張橋である「新湊大橋」などがおすすめです。
また、「新湊きっときと市場」では新鮮な富山湾の魚介を堪能できるグルメ好きには欠かせないスポットです。富山名物の白エビ料理を楽しんでください。
雨晴海岸
雨晴(あまはらし)海岸は、富山県高岡市の北部に位置する海岸。「日本の渚百選」に選ばれており、その美しい景色を目当てにカメラマンが集まる撮影スポットです。この人気の景勝地には、カメラマンのほかにも多くの人が訪れます。
時間帯によっていろいろな景気を楽しめるのも魅力です。早朝に訪れれば、富山湾から朝日が昇り水面が金色に光った神秘的な風景を見られるでしょう。昼間の天気がいい日には、富山湾越しに見える標高約3,000mの立山連峰と海岸の荒波の姿に心を打たれます。とても雄大で記憶に残る景色です。
「世界で唯一」と言われている雨晴海岸の絶景は、富山のさまざまな自然が創り出した奇跡の風景です。
新湊きっときと市場
富山湾では名物の白エビや紅ズワイガニ、ホタルイカ、ブリなどの魅力あふれる新鮮な魚がとれます。その新鮮な海の幸を提供しているお店が、新湊きっときと市場です。全国でも珍しい昼セリを行っている場所でもあり、多くの人で賑わっています。
また、館内には、「きっときと亭」という海鮮レストランがあり、とれたての魚介を使ったぜいたくな料理を堪能できます。おすすめのメニューは「白エビづくし御膳」で、かき揚げ、刺身、コロッケに白エビが使われている富山ならではの御膳です。
とれたての海の幸はもちろん、お土産品も豊富にそろっており、観光客におすすめのスポットになっています。
高岡山瑞龍寺
高岡山瑞龍寺は、高岡駅瑞龍寺口から徒歩で約10分の場所にある寺院です。1614年に建立された歴史ある寺院で、利長公の菩提(ぼだい)を弔うために三代藩主・前田利常によって建立されました。富山で唯一、国宝に指定されている曹洞宗の寺院であり、人気の参拝スポットです。
由緒正しい寺院で参拝したら、瑞龍寺の美しい景観を鑑賞するのもおすすめです。瑞龍寺では季節ごとにライトアップイベントを行っており、さまざまな色の光によって浮かび上がる瑞龍寺の姿はとても幻想的です。
また、烏枢沙摩明王様の絵が入った御朱印を受けられるので、御朱印ガールにもおすすめです。歴史ある寺院でパワーをもらい、旅を充実させましょう。
高岡大仏
富山県高岡市大手町の鳳徳山大仏寺にある高岡大仏は、高さ約16mもある迫力ある阿弥陀如来像です。鎌倉・奈良の大仏と並び「日本三大仏」と称されている日本を代表する大仏です。高岡市のシンボル的な存在で、市民から親しみを込めて「だいぶっつぁん」と呼ばれています。
この巨大な大仏の見どころは、背にそびえる「円光背」。神仏から発せられる光明を視覚的に表現したこの光背により、神秘的な雰囲気を醸し出しています。また、この仏像は青銅製仏像で、1933年に再建した3代目にあたります。初代と2代目が木造の大仏で焼失した歴史から、大仏をもう焼失させないという思いが込められて青銅製の大仏ができました。
鋳物で有名な高岡の鋳造技術によって見事に再建。高岡の市民の願いが込められた歴史ある大仏を鑑賞し、パワーをもらってください。
海王丸パーク
新湊大橋の近くに位置するベイエリアです。純白の帆船の海王丸を中心に広がる海王丸パークは、すてきな憩いの場となっています。海王丸の進水日が2月14日のバレンタインデーであることから「恋人の聖地」として選定されている場所で、「海王丸恋人フェスティバル」や「幸せのベル結婚式」などのイベントを開催しています。
見どころはなんといっても海王丸でしょう。商船学校の練習船として誕生し、1930年2月14日(金)に進水して以来、106万海里(地球約50周)の距離を航海しました。この世界の海を航海した現役の姿そのままの海王丸を見ることができます。
海王丸は、2018年7月には文化的・歴史的価値が認められ「ふね遺産」に認定されました。その堂々とした風貌で多くの人に愛されています。
高岡古城公園
高岡市街地のほぼ中心に位置する高岡古城公園は、加賀前田家二代当主の前田利長が築いた高岡城の城跡を、公園として利用できる広場です。歴史を感じられるスポットですが、自然がいっぱいなので、現在は市民の憩いの場となっています。
高岡古城公園は3つの水濠に囲まれており、水濠の面積は公園全体の3分の1を占めています。この水濠はほとんどが建築時のまま残されているため、人工的な手がつけられておらず、当時のままの自然豊かな景色を楽しむことができます。
また、春になるとたくさんの桜が咲き誇り、絶景を鑑賞できます。「さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所で、花びらが水面に舞い落ちる風情のある景色を楽しみましょう。
新湊大橋
新湊大橋は富山新港に架かる日本海最大級の斜張橋です。総延長はアーチ部分を含めて3.6km、海上に架かる主体部分が600mととても長い橋となっています。晴天の日には雄大な立山連峰や辺り一面に広がる青い海、能登半島を一望できる、富山を代表する絶景スポットです。
この新湊大橋は、橋の上が車道で下が歩行者専用道路の2層構造になっています。ドライブの合間に海を眺めるのもいいですが、ゆっくり歩きながら立山連峰などの絶景を撮影するのもいいでしょう。また、夜になると暗闇の中で橋が光で浮かび上がる幻想的な景色を見られますよ。インスタ映えポイントを探し、美しい写真を撮影しましょう。
砺波(となみ)市・五箇山エリア
砺波市・五箇山エリアでは、世界遺産に登録されている合掌造りの集落は必ず見ておきたいスポットです。「相倉合掌造り集落」や「菅沼合掌造り集落」の日本の原風景にきっと心を奪われるはず。
また、 神秘的な雰囲気を感じる「善徳寺」や、遊覧船に乗りながら大自然を満喫できる「庄川峡遊覧船」もおすすめ。日本文化と自然を堪能できる魅力あふれるエリアです。
相倉(あいのくら)合掌造り集落
世界遺産に登録されている相倉合掌造り集落。山奥の緑が美しい場所にあるこの集落は、日本の原風景を感じさせる魅力的なスポットです。茅葺屋根の合掌造りの風景、小川のせせらぎのゆったりした自然音、美しい緑の木々が訪れるものの心を癒やしています。
日中は昔の日本の風景を楽しめますが、夜になると昼とは別の景色を見られます。季節ごとに行っているライトアップイベントで、集落にある合掌造りが光に照らせれ、神秘的な風景を堪能できます。
また、冬の時期になると合掌造りの茅葺屋根や集落全体に雪が降り積もり、辺り一面真っ白に染まった雪景色を見られます。季節や時間帯によって魅力が変わる相倉合掌造り集落で、いろいろな景色を楽しみましょう。
菅沼(すがぬま)合掌造り集落
五箇山は、富山県の南西部に位置する自然が豊かなスポットで、その五箇山にある集落のひとつが菅沼合掌造り集落です。1995年に世界遺産に登録された日本を代表する文化遺産。日本らしい原風景、ゆったり流れる田舎の時間が国内外の観光客を魅了し続けています。
菅沼合掌造り集落には、歴史と文化を体験できるスポットが充実しています。「五箇山民俗館」は五箇山の歴史や伝統を知れる施設です。山村の伝統的な暮らしで使ってきた生活用具などが展示されており、日本の文化に興味がある人は必見です。
また、春は桜、秋には紅葉が咲き誇り、里山の美しい集落を彩っています。歴史と文化を体験できる魅力たっぷりの観光スポットになっています。
砺波市美術館
砺波地方の文化的創造活動の拠点になるように作られた砺波市美術館は、郷土作家作品や工芸品、国内外の写真など多くの展示物を見ることができます。北大路魯山人や写下保昭といった日本の芸術家の作品も所蔵しており、アートが好きな人にはたまらないスポットです。
また、子供から大人まで創作活動ができる「市民アトリエ」や、小学生以下を対象にした「子どもの造形アトリエ」などの体験イベントも開催されており、見るだけではなく創造や交流ができるスポットになっています。
週末には講演会やワークショップも行っているそうなので、気になる方はチェックしてください。
庄川峡遊覧船
自然が豊かな庄川峡で遊覧船から絶景を楽しむことができます。特に新緑や紅葉が咲き誇るシーズンは絶景で、自然の美しさに心身ともに癒やされるでしょう。
また、最近では外国人観光客にも人気があります。2017年には1万を超える外国人が訪れ、庄川峡の大自然に魅了されています。なかでも冬の庄川峡の景色が人気。辺り一面銀世界の景色を眺めると、その美しさにびっくりするでしょう。国内外の人を魅了する庄川峡の景色を堪能してください。
五箇山合掌の里
世界遺産の菅沼合掌造り集落から徒歩で数分のところにある合掌の里。ここには宿泊できる合掌造りのコテージがあり、合掌造り生活の体験ができます。緑に囲まれた自然豊かな場所で、心がリラックスする体験ができるでしょう。
合掌造りのコテージには、いろりがついています。このいろりでイワナなどの川魚を自分で焼いて食べる貴重な体験ができます。また、いろりだけでなく、炊飯用具、電子レンジ、冷蔵庫などの電化製品も完備されているので安心して宿泊できます。
予約をすれば、民謡講習、もちつき、わら細工、はり絵、絵付けなどの伝統文化の体験もできます。貴重な体験ができる合掌の里で、昔の生活や文化の魅力を知りましょう。
城端別院(じょうはなべついん) 善徳寺
善徳寺は約530年前に本願寺第8代の蓮如上人(れんにょしょうにん)によって創立しました。現在は、東本願寺の城端別院になっています。歴史を感じる善徳寺の景観は、とても趣きがあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
本堂は1759年に上棟し再建され、火災で焼失することなく今も現存しています。内部はとても神聖な雰囲気があり気が引き締まる場所。県指定文化財にも選ばれている場所でもあり、どなたでも自由に参拝できます。
春の季節になると桜が咲き、ピンク色の桜と風情のある善徳寺のコントラストがとても美しいです。「しだれ桜祭り」というイベントも行っているので、気になる方はチェックしてください。
立山エリア
立山エリアは富山県の東に位置し、豪雪地帯として有名です。立山エリアの豪雪を活かした観光名所の「雪の大谷」では、とても高い雪壁を鑑賞でき、見るものを圧倒するでしょう。
富山と長野をつなぐ「立山黒部アルペンルート」や、日本の滝百選に選ばれている「称名滝」も美しい景色を見られるのでおすすめ。立山エリアは自然を満喫したい人に人気の場所です。
立山黒部アルペンルート
立山黒部アルペンルートとは、北アルプスを貫く、富山と長野を結ぶ山岳ルートです。総延長37.2km、最大高低差は1,957mで、この区間をさまざまな乗り物を乗り継ぎ、移動していきます。乗り物に乗りながら立山黒部の壮大な自然を見ることができます。
富山の電鉄富山駅から長野までの間に「立山ケーブルカー」、「立山高原バス」、「立山ロープウェイ」、「立山トンネルトロリーバス」など、さまざまな乗り物に乗車できるのも魅力。それぞれの車窓から見える標高3,000m級の峰々を楽しみましょう。
いくつもの景勝地を通る立山黒部アルペンルート。雲上に広がる雄大な景色を満喫してください。
黒部ダム
黒部ダムは3,000m級の山々が連なる立山町にあります。黒部川に建設された水力発電専用のダムで、1963年に完成しました。黒部ダムの貯水量は2億tで、その水がいっきに放出される観光放水が迫力満点でとても人気です。晴れた日にはきれいな虹がかかり、美しい景観を楽しめます。
また、四季折々に表情を変える自然の風景も魅力です。夏には新緑、秋には紅葉、冬になると辺り一面白い雪景色。どの季節も魅力たっぷりの景色です。これらの素晴らしい景色を一望できるのがダム展望台で、最も高い位置から自然の風景や観光放水を見られます。
観光の後には、名物「黒部ダムカレー」を食べるのもおすすめ。地元のB級グルメとしてとても人気があります。
みくりが池
みくりが池は標高2,450mに位置する立山火山の火山湖です。透き通った湖面が美しく室堂のシンボルとなっています。面積約30,000平方m、深さ15m、周囲631mの室堂で最大であり最深の池で、その広い湖面に映る北アルプスの山々はとても美しいです。
また、運がよければ周辺で、天然記念物に指定されている雷鳥が見られるかもしれません。室堂駅からみくりが池に行く道中に注意深く探してみましょう。高山植物も豊富なので散策しながらのんびり鑑賞するのもおすすめ。自然が創り出した雄大な景色を見れば、感動するはずです。
称名滝(しょうみょうだき)
称名滝は、立山町にある立山連峰を源流とする滝です。350mという日本一の落差を誇る滝で、四段構造になっています。最上部が70m、2段目が58m、3段目が96m、4段目が126mで、弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ちる滝はとても迫力があります。
また、日本の滝百選と日本の音風景100選に選ばれており、滝の名所として有名で、滝の景色が好きなら一度は見ておきたいスポットです。駐車場の近くにある称名平休憩所では、模型や映像を使って称名滝を説明しており、学べるスポットになっています。
晴天の日には滝つぼ辺りで虹が見られるときもあり、その美しさに感動します。日本を代表する滝を堪能し、自然の雄大さを感じましょう。
雪の大谷
雪の大谷は標高2,450mの立山室堂平で見られる、高さ20mにもなる巨大な雪壁です。世界でも有数な豪雪地帯ならではの景観で、4~6月の季節限定で見ることができます。とても珍しい景色なので、観光客に人気で、実物を見たらその巨大さにびっくりするでしょう。
また、雪の大谷ではさまざまなイベントが開催されます。「雪の大谷ウォーク」では、道路の両側が高い雪壁になっている道を歩いて体験できるイベントです。雪壁を間近で見られたり、触ったりと貴重な体験ができますよ。
春の季節に見られる景色ですが、見に行く場合は真冬並みの服装で行くことをおすすめします。気温がだいぶ低いので注意してください。
大観峰
大観峰は断崖絶壁にせり出すように立っている駅で、雄大な自然を360度の大パノラマで見ることができるインスタ映えスポットです。駅の屋上にある雲上テラスや2階の展望台からは、そびえ立つ立山連峰や美しく輝く黒部湖などの絶景を見ることができます。
また、大観峰と黒部平をつなぐ立山ロープウェイの絶景も見逃せません。ロープウェイの眼下に広がる素晴らしい景色は息をのむ美しさで、とてもぜいたくな空中散歩を堪能できます。秋の季節には紅葉で鮮やかに彩られ、普段とは一味違った景色を楽しめます。
アルペンルート屈指の美しさを誇る大観峰で、大自然を満喫してください。
富山のご当地グルメ
ます寿司
富山の名物であるます寿司は、東京駅などでも売られているため知っている人が多いのではないでしょうか?さくら鱒を発酵させずに酢で味付けしたさっぱりした押し寿司で、とても人気があります。
ます寿司には、さくら鱒をよく締めてあるタイプや刺身に近い生感のあるタイプなどさまざまなバリエーションがあります。タイプによって食感や味が変わるので、自分好みのものを探してみましょう。
すべての素材にこだわっている「青山総本舗」、1878年創業の歴史ある「元祖 せきの屋」、分厚い鱒が特徴の「扇一ます寿司本舗」などが人気の名店。それぞれで特徴のあるます寿司なので、ぜひご賞味ください。
ホタルイカ
富山湾のホタルイカは、ぷりぷりとした食感が魅力の富山を代表する魚介です。ボイルや黒作り、沖漬け、唐揚げなど調理法はさまざまで、どの料理も絶品です。毎年3~5月が旬で、この時期のホタルイカは身がトロリとやわらかくおいしいですよ。
ホタルイカを漁獲するとき、他県では底曳網を使いますが、富山では定置網を使用します。そのため、傷が少なく奇麗な状態で出荷されます。また漁場から漁港までがとても近いため鮮度が抜群です。
富山県にはホタルイカを触ることができる「ほたるいかミュージアム」という施設もあり、ホタルイカの魅力を詳しく知ることができます。新鮮なホタルイカは、富山観光のときには必ず食べておきたい魚介です。
白エビ
富山湾の宝石と言われる白エビは、天ぷらや刺身にして食べると絶品の富山を代表する魚介です。ホタルイカやブリと並んで富山の三大海産物と言われ、富山を観光するときには食べておきたいグルメのひとつです。
1991年に創業した「白えび亭」は、「白えび天丼」や「白えび刺身丼」が食べられる白エビの名店。先代社長が白エビの魅力に惚れ込み、天丼や天ぷらにしてお客さんに提供したのが始まりです。そこから徐々に観光客や地元の人で人気になっていきました。こだわり抜いた調理法で、絶品の白エビ料理を食べられるのでオススメです。
高志の紅ガニ(こしのあかがに)
富山県(高志の国)産のベニズワイである高志の紅ガニは、他県のズワイガニと比べてうまみ成分のグルタミンや甘味成分のグリシンの量が多いのが特徴です。過酷な深海で生きていたため、水分が多く身がジューシー。水圧のかかる環境でおいしいベニズワイが育ちます。
高志の紅ガニの漁獲解禁日は9月1日で、本州日本海側のズワイガニの解禁日である10~11月に比べて早いのが特徴です。9~5月までの8ヵ月の間、おいしいズワイガニを食べられます。富山県の魚介と言えば「ホタルイカ」「白エビ」「ブリ」ですが、それらに次ぐ富山の魚介の名物として現在売出し中です。
寒ブリ
冬の日本海を代表する魚介と言えば寒ブリですが、その中でも富山の氷見市で水揚げされる「氷見寒ブリ」は脂がのった絶品の魚です。ほかの地域で水揚げされたものとは格段においしさが違い、寒ブリの王様と言えるでしょう。刺身、しゃぶしゃぶ、塩焼きなどどんな料理でもおいしく食べられ、満足できるはずです。
ブリは初冬になると産卵のため北海道から九州の五島列島まで南下をします。その中間地点である富山県氷見市の近海で獲れたブリが、もっとも脂がのっているそうです。
この氷見寒ブリを堪能できる料理店が「ばんや料理ひみ浜」。さまざまなブリ料理を楽しめる「ぶりしゃぶコース」はとても人気。ご主人がとことんこだわったブリ料理のおいしさを堪能しましょう。
富山湾寿司
富山湾で水揚げされるさまざまな旬な地魚を堪能できる富山湾鮨は、新鮮な富山の魚介を堪能できる極上寿司で、観光客にとても人気です。富山湾の宝石と言われる白エビや旬のホタルイカの寿司など、富山ならではのネタも堪能できます。
富山湾鮨を食べられるお店は、県内に約50店舗ほどあります。料金は2,000~3,500円と割とリーズナブルで、おいしいお寿司を食べられます。
また、富山湾寿司はシャリもおいしいのが特徴。富山平野の水田は、立山連峰からの雪解け水によって夏でも潤っています。そのため稲がしっかり育ち、おいしいお米を収穫できます。旬の新鮮な魚介とおいしいシャリをリーズナブルの値段で食べられる富山湾寿司は、とても魅力のあるグルメです。
永見うどん
富山のご当地グルメである氷見うどんは、コシのある食感とのど越しのよさが特徴で、とてもおいしいうどんです。地元の人や観光客など多くの人に愛されているグルメです。
そのおいしさの秘密は、古くから伝わる伝統技法にあります。練り上げた麺生地を綾掛けして引き伸ばす手延べにこだわり、コシのある麺を生み出しています。また、天候や気候に合わせて水や塩を調整していきます。細かい計算によってできる氷見うどんを食べて、職人の技に感動しましょう。
富山にはおいしい氷見うどんを食べられる名店がたくさんあります。氷見うどんの製造元が運営している「うどん茶屋 海津屋」、氷見漁港から近い「ひみ屋」、氷見漁港場外市場にある「手延べうどん 池永亭」などがおすすめです。
富山への主要エリアからのアクセス・所要時間
北海道から
- 飛行機
新千歳空港→富山空港:約1時間30分
- 新幹線
新函館北斗駅→大宮駅→富山駅:約6時間
東北から
- 新幹線
仙台駅→大宮駅→富山駅:約3時間
- 高速バス
仙台駅東口→富山駅南口:約8時間
東海・名古屋から
- 新幹線
名古屋駅→米原駅→金沢駅→富山駅:約3時間
静岡駅→東京駅→富山駅:約3時間30分
- 高速バス
名鉄バスセンター→戸出四丁目:約4時間
東京から
- 飛行機
羽田空港→富山駅:約1時間
- 新幹線
東京駅→富山駅:約2時間
- 高速バス
バスタ新宿→富山駅北口:約6時間30分
関西から
- 新幹線
新神戸駅→京都駅→金沢駅→富山駅:約3時間10分
- 高速バス
京都深草→富山市役所前:約4時間30分
京都駅→富山駅南口:5時間40分
WILLER大阪梅田→富山駅北口:約6時間20分
中国・四国から
- 新幹線
岡山駅→京都駅→金沢駅→富山駅:約3時間50分
広島駅→京都駅→金沢駅→富山駅:約4時間30分
- 高速バス
高知駅→富山駅南口:約8時間50分
九州・福岡から
- 飛行機
福岡空港→羽田空港→富山空港:約3時間40分
富山空港・JR富山駅を紹介
富山空港
富山空港は富山市秋ケ島にある富山の地方管理空港で、「富山きときと空港」という愛称で呼ばれています。立山黒部アルペンルートや世界遺産がある五箇山に近い場所にあり、観光するときに利便性の高い空港となっています。
空港内は、地元の新鮮な食材を使ったレストランが点在し、また、富山銘菓や地酒を売っているショップもあるのでとても便利な空港です。ラウンジ「らいちょう」という、飛行機が飛び立つ前にゆったりくつろぐことができるスペースもあります。
JR富山駅
富山駅は富山市秋輪町にある、JR西日本の駅です。猪谷方面に向かう「JR高山本線」、宇奈月温泉方面に向かう「富山地鉄本線」、岩瀬浜方面に向かう「富山ライトレール」など全部で12路線が乗り入れ、富山観光の拠点となっています。
また、富山駅には人気の駅弁が売られています。富山の地魚であるブリを使った「ぶりかまめし吹雪」は、大きいブリの身がご飯の上にのっているインパクトのある駅弁は、肉厚でとてもおいしいですよ。
富山の年間イベント情報
9月
おわら風の盆
おわら風の盆は富山市八尾で開催される富山を代表する伝統祭りで、毎年9月1日から3日まで行われています。女性の艷やかで品のある踊りと、男性の勇壮な踊りが見られます。唄や楽器演奏も魅力的で、古き良き日本の文化を感じられるお祭りです。
また、毎年25万人もの見物客が訪れ、とても賑わいます。2006年には「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されています。夏の時期に富山を観光するときは、ぜひこの人気のお祭りに参加してみましょう。
海老江曳山まつり
海老江曳山まつりは、毎年、秋分の日に開催される富山のお祭りです。このお祭りはからくり人形が見どころで、東町「唐子(からこ)あそび」、中町「唐子懸垂回転(からこけんすいかいてん)」、西町「唐猿童子(とうえんどうじ)」があり、走ったり歩いたり猿の顔に変身したりと見ていて楽しいからくり人形です。
また、3本の豪華絢爛な曳山を練りまわる姿はとても迫力があるので必見。伝統的なお祭りを富山県射水市で体験しましょう。
高岡大仏まつり
高岡大仏まつりは、高岡大仏に日頃の感謝の意味を込めて行うお身拭い行事です。午前中に拭き掃除をし、午後には交通事故物故者回向の法要が行われます。夕方にはちょうちんの明かりがともり、幻想的な高岡大仏を拝むことができますよ。
10月
新湊曳山まつり
放生津八幡宮の秋季例大祭のひとつである新湊曳山まつり。富山県の指定無形民俗文化財に選ばれています。見どころは県内最多の13基の曳山。夜に提灯山をしつらえて町中を曳き回す姿は幻想的で迫力があります。
「イヤサーイヤサー」の独自の掛け声が特徴の新湊曳山まつりの迫力を体験しましょう。
富山観光の移動手段
電車
電車を利用する場合は、観光の拠点である富山駅からさまざまなエリアへの路線が出ているので、利便性が高いです。ゆったり富山の景色を楽しみながら移動できるのもポイントです。
「あいの風とやま鉄道」は、富山市内をつないでいます。電車に乗りながら日本海や、立山連峰の絶景を鑑賞でき、満足度の高い移動時間になるはずです。
また、JR氷見線を走る「ベル・モンターニュ・エ・メール」は、鉄道ファンや観光客に注目されている観光列車で、ヨーロッパ風のおしゃれな列車の車窓から見られる景色は絶景です。氷見の海岸線の美しさにきっと心を奪われるでしょう。
トロッコ電車
黒部峡谷鉄道で乗ることができるトロッコ電車。宇奈月駅から欅平駅まで黒部峡谷の自然を堪能しながら優雅な電車の旅ができます。窓なしの客車は開放感があり、黒部の秘境を見るのはピッタリの電車です。
トロッコ電車には、「普通客車(オープン型)」「リラックス客車(窓付き)」「特別客車(窓付き)」の3種類があります。
バス
富山観光をするときに、電車ではアクセスできない観光スポットがあるので、そんなときはバスを使うのがおすすめ。世界遺産の合掌造りの集落がある五箇山は、「城端駅」からバスで約30分でアクセスできます。「高岡駅」からは、約1時間50分です。
レンタカー
ドライブが好きな人は、レンタカーで富山県内をめぐってみるのもおすすめ。ゆったり自分のペースで観光することができ、家族旅行にもってこいです。
富山市内から一般道で観光スポットに行く場合、「立山黒部アルペンルート」まで約1時間、「黒部峡谷」まで約1時間、「雨晴海岸」まで約40分です。
富山駅周辺にはレンタカー会社がたくさんあるので安心です。
富山のおすすめホテル10選
庄川温泉風流味道座敷 ゆめつづり
基本情報
【住所】富山県 砺波市庄川町金屋 3531
【価格帯】税込 22,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
里山のオーベルジュ 薪の音
基本情報
【住所】富山県 南砺市野口140
【価格帯】税込 56,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
リバーリトリート雅樂倶
基本情報
【住所】富山県 富山市春日56-2
【価格帯】税込 35,200円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
宇奈月温泉 延楽
基本情報
【住所】富山県 黒部市宇奈月温泉347-1
【価格帯】税込 57,200円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
ANAクラウンプラザホテル富山
基本情報
【住所】富山県 富山市大手町2番3号
【価格帯】税込 12,050円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
黒部・宇奈月温泉 やまのは
基本情報
【住所】富山県 黒部市宇奈月温泉352-7
【価格帯】税込 16,500円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】可
鳥越の宿 三楽園
基本情報
【住所】富山県 砺波市庄川町金屋839
【価格帯】税込 22,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
となみ野オーベルジュ&里山の源泉スパ 桜ヶ池クアガーデン
基本情報
【住所】富山県 南砺市立野原東1514
【価格帯】税込 15,400円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
天然温泉 富山 剱の湯 御宿 野乃(ドーミーインチェーン)
基本情報
【住所】富山県 富山市総曲輪3丁目9-2
【価格帯】税込 5,990円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
富山エクセルホテル東急
基本情報
【住所】富山県 富山市新富町1-2-3
【価格帯】税込 13,000円~/1泊2名
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
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富山のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
飛行機、新幹線、電車、車などでどのくらいかかりますか?
北海道や東京からは約1時間~1時間30分、東北、東海、関西からは約3時間~3時間30分、中国、四国、九州からは、約4時間です。(いずれも最短の場合)
富山の気候はどうですか?
日本海側気候に属しており、冬型の季節風の影響で毎年たくさん雪が降ります。気温は冬場は東京より低く、夏場は東京並に高くなります。5~7月初めと9~10月末以外は、気温が低くなるので厚着をすることをおすすめします。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
富山県は面積がそこまで広くないので、1泊2日あればいろいろなスポットを回れるでしょう。ただ、この記事で紹介した5つのエリアの観光スポットをめぐりたい場合は、2泊3日がおすすめです。