伊香保温泉ってどんなところ?
昔も今も魅力的な観光スポット
日本最古の和歌集である万葉集にその名前が登場するほど、古くから名湯として知られている伊香保温泉。群馬県の標高700メートルほどの榛名山にある温泉郷です。
江戸時代には、伊香保温泉への旅が大ブームとなり、湯治客が増えたことから、関所が新たに建てられたほどでした。明治以降は多くの文化人にも愛された場所です。
東京都心からは高速道路で車で1時間20分ほどで到着できるので、気軽に温泉旅行が楽しめると人気です。
2種類のお湯が湧き出している
伊香保温泉は、昔から湧き出ている茶褐色の「黄金(こがね)の湯」と、近年発見された無色透明の「白銀(しろがね)の湯」の2つのお湯が楽しめます。湯の色だけでなく効能にも違いがあり、同じエリアで2種類の温泉に入れるのは伊香保温泉ならではの特徴です。
温泉以外にも色々な楽しみ方がある
伊香保のシンボルとなっている石段街は、日本で初めて温泉都市計画に基づいて作られたともいわれていて、その歴史を感じさせるとともに、情緒ある温泉街の風情を感じながら町歩きが楽しめます。温泉だけでなく、近隣にある史跡やレジャー施設、美術館など、バラエティーに富んだ観光スポットや、季節のフルーツ狩りやご当地グルメなどが楽しめるのも伊香保温泉の魅力となっています。
そこでしか見られない景色がある
冬場は最低気温がマイナスになることもあり、道路が凍ったり、雪が積もるほどの寒さとなります。そして夏場は一変し、8月の平均気温は30°Cを越えてきます。1年間での寒暖差の大きい内陸部ならではの気候です。
豊かな自然や高い山々に囲まれているので、春の桜や、都会では見られない赤い色が鮮やかなヤマツツジの群生、高山植物の花々、そして山々の新緑や紅葉、雪景色といった季節で移り変わる景色も楽しめます。
伊香保温泉旅行の見どころ
2種類のお湯を楽しむ
古墳時代に榛名山二ッ岳の火山活動により温泉が湧出したと言われ、古い歴史を持つ伊香保温泉では、お湯の色が独特な茶褐色の「黄金(こがね)の湯」と無色透明の「白銀(しろがね)の湯」の2種類のお湯が楽しめます。
元々は、お湯の中に含まれている鉄分が空気に触れて酸化し茶褐色になった「黄金の湯」だけが湧き出していました。刺激が少なく肌に柔らかいお湯だったことから、病気やケガの療養や静養のために多くの人が伊香保を訪れるようになったのです。
また、体を芯から温めて血行促進することから特に女性には「子宝の湯」としても知られていて、江戸時代の昔から人気を博してきました。
そして「白銀の湯」は、1分間に110リットルという豊富なお湯の量を誇り、近年湧出が確認されました。無色透明だったことからその名が付けられたそうです。疲労回復や健康増進、病後の回復に良いお湯といわれています。
伊香保温泉では、それぞれの宿泊施設や日帰り温泉で、どちらか1つのお湯または両方とも楽しめたりとさまざまです。お好みや旅のプランに合わせて楽しんでみてください。
石段の町並みを歩く
伊香保温泉のメインストリートである石段街は、伊香保神社まで365段もの長い石段が続いていて、両脇には温泉旅館や射的などが楽しめる遊技場、お土産物屋などが軒を連ねています。石段を登りながら温泉情緒を感じられ、ゆっくりと町歩きするのにぴったりです。
石段街の歴史はとても古く、戦国時代の1576年頃には作られたと伝えられています。石段を作り、その両側に建ち並んだ屋敷に新たに温泉を引いて、温泉宿として経営を始めました。
1980(昭和55)年から5年をかけて改修された現在の石段には、御影石(みかげいし)というマグマが地下深くでゆっくり冷却され、地中の高い圧力によって形成された石が敷かれています。石段の途中には、歌人・詩人の与謝野晶子の「伊香保の街」という詩が刻まれています。
2010(平成22)年には、365日伊香保温泉がにぎわうようにとの願いを込めて、北側に石段をさらに伸ばして365段となりました。石段の中央に温泉水が流れる湯滝や広場も造られました。石段には、100段目、200段目、300段目、最後の365段目などに目印の石段プレートが設置されています。
石段の途中には十二支の印を見つけることもできます。石段街では200年以上前には「大家」と呼ばれる12軒の温泉宿があって、干支がそれぞれの宿の家紋のような意味合いを持っていたことから、当時、宿があった場所の石段に十二支の印をしるすことにしたそうです。ぜひ、石段街の散策がてら自分の干支も見つけてみてください。
また、自分の誕生日や記念日の段のところで記念写真を撮るのも人気です。誕生日の段数をチェックできるサイトや記念段証明書をダウンロードできるサイトもあります。事前にチェックしておき、旅のプランに加えてみてもいいですね。
レトロな雰囲気の遊技場で遊ぶ
伊香保温泉には石段街を中心に、射的や輪投げ、弓などを楽しめる遊技場が数多く残っています。温泉街ならではの娯楽を懐かしさとレトロな雰囲気で今に伝えています。
小さな子どもから大人までみんなで楽しめるので、家族やカップルで盛り上がれます。また、夜遅い時間まで開いている遊技場もあるので、温泉に入ってリラックスした後、浴衣に着替えて散策がてら立ち寄ることもできます。
四季折々の自然に親しむ
伊香保温泉は榛名山(はるなさん)の標高約700m付近の傾斜地に発展した温泉地で、周りにも高い山々があります。自然に囲まれた場所であることから、四季折々の花々や風景を身近に楽しむことができます。
春は、渋川市総合公園や伊香保グリーン牧場などで桜の花見が楽しめ、4月下旬から5月上旬にかけては、渋川市内の正蓮寺(しょうれんじ)の境内で約1,500本もの牡丹が見頃をむかえます。
初夏になると、5月中旬から下旬には県立伊香保森林公園や長峰公園の鮮やかなヤマツツジが見れ、6月中旬ごろからは小野池あじさい園や眞光寺(しんこうじ)で紫陽花が楽しめます。 榛名山一帯の高原地帯では、7~8月になると高山植物の「ゆうすげ」の群生も見られます。
秋には、石段街の周りの木々も紅葉します。伊香保温泉の湯元のそばにある河鹿橋(かじかばし)は紅葉の名所です。そして冬には雪も降って積雪もありますが、雪を見ながら温泉に入ることもできます。
伊香保温泉の歴史に触れる
伊香保温泉は、第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代に開かれたという説と、天平時代に、群馬県にある草津温泉と同じく僧の行基(ぎょうき)によって発見されたという2つの説が伝わっています。諸説ありますが、南北朝時代の書物にはすでに温泉が湧き出ていると書かれていて、とても古くからある温泉であったことがうかがえます。
万葉の時代には、今の榛名山一帯を伊香保と呼んでいたようで、多くの歌が詠まれてきました。日本最古の歌集とも言われる万葉集にも伊香保に関する歌が9首詠まれていて、その歴史を感じさせます。
伊香保温泉のシンボルとなっている石段街の町並みは、戦国時代に上杉氏や武田氏の配下だった木暮下総守祐利(こぐれしもうさのかみすけとし)たちが温泉街を造成したのが始まりとされていて、長篠の合戦で武田方が傷を負った武士たちを治療するために1576年に造られたともいわれています。日本初の温泉都市計画ともいえる石段街の途中には、その記念碑も建っています。
江戸時代に入って旅が盛んになると、伊香保温泉での湯治も人気となって各地からさまざまな人が訪れるようになりました。往来者の増加と交通の要所でもあったことから、この地にも取り締まりのための番所が置かれます。 現在は、伊香保関所(伊香保口留番所)として復元されていて見学もできます。
そして、明治時代には御用邸も建てられ、中央の政財界人や文人、外国人の避暑地としてにぎわいました。ハワイ王国公使別邸は、明治時代に日本に在住していたハワイ王国公使のロバート・ウォーカー・アルウィンの別邸で、離れの一部が残されています。
また、石段街にある温泉旅館、横手館(よこてかん)には、大正時代の木造建築が残されていて、当時の趣を今に伝えています。
旬のフルーツ狩りを楽しむ
伊香保温泉の周辺は四季折々の旬の果物の産地で、その種類も豊富です。農園ではフルーツ狩りも楽しめます。新鮮なフルーツを収穫とともに味わうことができるのも産地ならでは体験ではないでしょうか。
いちご狩り:例年12月~6月
渋川市内の赤城地区、子持地区などでイチゴ狩りが楽しめます。
さくらんぼ狩り:例年6月中旬から2週間程度
渋川市内の赤城地区でさくらんぼ狩りが楽しめます。
ブルーベリー狩り:例年6月下旬~8月中旬
渋川市内の赤城地区、北橘(ほっきつ)地区、子持地区、小野上地区でブルーベリー狩りが楽しめます。
ぶどう狩り:例年8月上旬~10月下旬
群馬県中央部に位置していて、伊香保から車で約20分ほどで行くことができる榛東(しんとう)村や、群馬県最大のぶどうの産地である吉岡町で収穫時期にはぶどう狩りが楽しめます。
りんご狩り:例年9月上旬~12月上旬
渋川市はりんごの生産地であることから、渋川市内の各地には多くのりんご園があります。時期によりますが、群馬のオリジナル品種も楽しめます。 育成状況やそれぞれの農園によって開園時期と栽培品種などが異なります。
詳細はこちら
渋川市観光情報サイト
渋川伊香保温泉観光協会HP
榛東村ぶどう郷HP
吉岡町小倉ぶどう郷HP
人気の観光エリア
石段街周辺エリア
伊香保温泉のルーツとも言える温泉街のメインストリートの石段街は、365段続く長い石段の両脇やその周りに温泉旅館やお土産屋をはじめ、射的などの遊技場が立ち並んでいて温泉情緒たっぷりの場所です。伊香保温泉の歴史を感じることができる観光スポットも数多くあります。
宿泊はもちろん日帰り温泉や、浴衣姿でのそぞろ歩き、食べ歩きなども楽しむことができます。
伊香保神社
伊香保神社は、伊香保温泉の源泉近くにあって、石段街を登りつめるとその鳥居が見えてきます。由緒ある神社で伊香保のシンボルとして信仰されています。
ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)で、温泉や医療の神様とされています。また、大己貴命は、島根県の出雲大社に祭られている大国主命(おおくにぬしのみこと)の別の呼び名で、縁結びをはじめ、子宝、金運などさまざまなご利益をもたらす神様としても知られています。
河鹿橋 (かじかばし)
伊香保温泉の源泉のそばにかかる朱塗りの太鼓橋が河鹿橋(かじかばし)です。秋になると周辺の草木が一斉に色づいて、美しい紅葉の景色が楽しめる名所となっています。
また毎年紅葉の時期に合わせて、夜間ライトアップも開催されています。ライトアップ期間は、昼間とは一味違う幻想的な雰囲気で紅葉を眺めることができます。
露天風呂
共同浴場で日帰り温泉が楽しめる露天風呂は、伊香保神社から少し奥の源泉地の横にあります。源泉「黄金(こがね)の湯」の掛け流しです。昔から婦人病に効くといわれていて「子宝の湯」として親しまれてきました。
春にはツツジの花、夏の新緑、秋には紅葉、冬は雪景色と、温泉と一緒に四季の風情を楽しめます。露天風呂のみで洗い場はありませんのでご注意ください。
伊香保石段の湯
渋川市営の共同浴場である伊香保温泉石段の湯は、石段街の途中にあります。観光の途中に立ち寄って、体を癒してはいかがでしょうか。
岸権(きしごん)旅館
石段街の中ほどにある岸権(きしごん)旅館は、1576年創業の大正ロマンを感じさせる老舗旅館です。温泉は、伊香保温泉の源泉から伊香保神社を通って石段街の下を流れ、「小間口(こまぐち)」と呼ばれる源泉を分岐する場所から館内のそれぞれの湯船に注がれます。
伊香保温泉全湧出量の約1割にも相当する湯量を確保しているため、水で薄めたり循環もしていません。13ヵ所あるお風呂は全て、源泉100%の完全かけ流しのお湯です。
館内の温泉以外にも、旅館入口には足湯の辰の湯もあって、観光の途中に無料で伊香保温泉のお湯を楽しむことができます。こちらも館内の温泉同様、源泉かけ流しのお湯です。
伊香保関所
江戸時代、伊香保温泉での湯治が大ブームとなったことから、武士や町人などさまざまな人が伊香保の地を訪れるようになりました。そのため、1631年に往来する人を取り締まる目的で、関所(口留番所)が設けられました。
その当時、間口5間、奥行き3間で約15坪の茅葺き屋根の建物があって、その周囲には木の柵が巡らされていました。現在の建物は、その跡地に復元されたものですが、門柱の礎石は当時からあった場所でそのまま使用されています。施設内には各種資料が展示されていて、無料で見学ができます。
ハワイ王国公使別邸
明治時代、日本に駐在していたハワイ王国の総領事ロバートウォーカー・アルウィン氏は、大の日本好きで日本人女性と国際結婚をし、子どもにも恵まれました。伊香保の地を気に入ったアルウィン氏が、家族の健康と避暑のために、1891(明治24)に別荘を購入し、毎年夏を過ごしたのがハワイ王国公使別邸です。
その当時は建坪90坪にも及ぶ広い屋敷でしたが、現在は、離れの一部だけが残っています。敷地内には、ガイダンス施設を設置し、資料も数多く展示されています。渋川市の指定文化財です。
伊香保エリア
石段街のほかにも伊香保の町にはいろいろな観光スポットが点在しています。かつて街を走っていた路面電車を見たり、豊かな自然を体感できるので、足を運んで楽しんでみてください。
峠の公園(チンチン電車)
1910(明治43)年、伊香保電機軌道(いかほでんききどう)が渋川から伊香保までの間に登山電車(チンチン電車)の運行を開始しました。そして1956(昭和31)年まで活躍してきました。峠の公園では、かつて走っていた電車を保存、展示しています。
毎月第1・第3日曜日の9時30分~15時30分には、電車内部の開放を行なっているので、見学もできます。
伊香保ロープウェイ
伊香保ロープウェイは、伊香保温泉街の不如帰(ほととぎす)駅から標高955メートルの物聞山(ものききやま)山頂の見晴駅(みはらしえき)までを約4分間で結んでいます。不如帰(ほととぎす)駅は、1階は観光案内所になっていて、4階がロープウェイの発着所です。
見晴駅でロープウェイを降りると、周辺には上ノ山公園(うえのやまこうえん)やスケートが楽しめる伊香保リンクがあります。不定期で夜間運行も行われていて、伊香保や渋川市内の夜景を楽しむこともできます。
上ノ山公園 (うえのやまこうえん)
上ノ山公園(うえのやまこうえん)は、伊香保ロープウェイの山頂の見晴駅周辺にある公園です。展望台からは、周囲の山々や伊香保温泉街、そして関東平野を一望でき、季節ごとの絶景が楽しめます。 デッキには輝望(きぼう)の鐘が設置されています。ぜひ、願いを込めて鳴らしてみてください。
総合スポーツセンター 伊香保リンク
総合スポーツセンター伊香保リンクは、榛名山麓の自然豊かな場所にあります。国際規格の屋外400mリンクと2つの屋内リンクがある、日本最大級のアイススケートリンク施設です。
全日本スピードスケート大会などの国内の大きな大会だけでなく、世界スプリントスピードスケート大会などといった国際大会も開かれています。
スケート選手はもちろん初心者から幅広く利用できるので、周囲の大自然を感じながらアイススケートを楽しめます。スケート靴の貸し出しもあります。
保科(ほしな)美術館
伊香保温泉にある保科(ほしな)美術館では、芸術家の竹久夢二(たけひさ ゆめじ)をはじめ、幻の画家と呼ばれる小林かいち、人形美術に定評のある友永詔三(ともながあきみつ)の作品が常設展示されています。
館内の展望喫茶休憩室からは、お茶を楽しみながら山々を大パノラマで一望できます。来館の思い出にお土産なども買えるミュージアムショップもあります。
さらには、足湯も敷地内に設けられています。女性への配慮からストッキング等を脱ぐことができる更衣室も併設されていて、タオルの販売もしているので気軽に楽しめます。入館者のみの利用とはなりますが、美術鑑賞の後、足の疲れも癒やすことができます。
渋川市内エリア
伊香保温泉のある渋川市内では、レジャーをはじめ、お土産を選んだり、グルメを楽しめるスポットがたくさんです。伊香保温泉の行き帰りや、ちょっとだけ足を伸ばして楽しむことができます。
伊香保グリーン牧場
榛名山麓の広い敷地にある緑豊かな伊香保グリーン牧場は、牧場にいる馬やポニー、羊、山羊、うさぎ、牧羊犬といった動物たちを見学するだけでなく、いろいろな体験をしたり、楽しく遊べる施設です。
人気の乗馬体験や小さい子どもにおすすめのポニー乗馬、放牧された羊たちを追い込む牧羊犬の仕事ぶりが見られるシープドッグショーのほか、アーチェリーやパターゴルフを楽しんだり、キャンドル作りやバター作りなどの手作り体験、動物たちに生野菜をあげる体験もできます。
レストランやショップでは自家製ソフトクリーム、ハンバーガー、バーベキューなど牧場ならではのグルメも味わえ、お土産にオリジナルグッズなども購入できます。
牧場からは、上州の山々が一望できます。抜群のロケーションの中、芝生や木陰もある開放的な広場でのびのびとピクニックしたりスポーツをして過ごしたりと、さまざまな楽しみ方もできます。
渋川スカイランドパーク
渋川市内にあって伊香保温泉からもほど近い渋川スカイランドパークは、標高が約460メートルで、榛名山の丘陵地にある遊園地です。観覧車はなまるは高さ50メートルで、天気の良い日には関東平野や上越の山々が一望できます。
メリーゴーランドは、イタリア製の2階建てで豪華です。全長207メートルのネイブルコースターもあります。園内を走る列車るんるん号は、小さなお子さんにも人気です。
ハラ ミュージアム アーク
ハラ ミュージアム アークは、東京都品川区にある現代アート専門美術館「原美術館」の別館です。榛名山麓の高原の緑豊かな敷地に1988年に建てられ、伊香保グリーン牧場に隣接しています。モダンでシャープなフォルムで黒い色調で統一されている建物は、周りの豊かな緑とのコントラストが特徴的です。
館内の3つの展示室は、自然光がトップライトから入るシンプルな空間で、国内外の優れた現代美術を収集した「原美術館コレクション」をテーマや企画に沿って展示しています。屋外に出ると、アンディ・ウォーホルやオラファー・エリアソンなどの現代アーティストによる作品が点在しています。ワークショップや講演会などのイベントも行われています。
併設のカフェ ダールでは、特製のサンドイッチや地元の食材を使ったランチなどが味わえます。週末には展覧会の作品をイメージしたオリジナルデザート「イメージケーキ」も期間限定で楽しめます。
ザ・ミュージアムショップには、書籍や現代美術をモチーフとしたオリジナルグッズなどが並んでいます。お土産やギフトを探すのにもぴったりです。
上州物産館
伊香保温泉から車で約5分の場所にある上州物産館は、伊香保温泉周辺最大級の観光施設で、群馬県の銘菓や特産品が約2,000種類も取り揃えてあります。
上州物産館の人気のお土産ベスト3は伊香保温泉の名物「湯の花まんじゅう」、「水沢うどん」や群馬県の名産品の「刺身こんにゃく」です。
「湯の花まんじゅう」は、館内で製造直売しています。種子島産黒糖を使っていて、餡はこしあんとつぶあんの2種類です。名物の「水沢うどん」は、お土産としてはもちろんですが、館内のお食事処で味わうこともできます。
長峰公園
榛名山中麓の伊香保温泉街を見渡せる場所にある長峰公園では、約1万株ものヤマツツジが群生していて、例年5月中旬~下旬の時期になると、鮮やかな花が咲きます。新緑とのコントラストを楽しむことができます。
公園からは伊香保の町はもちろん、赤城山や関東平野も一望できます。散策しながら園内に点在する万葉歌碑を見つけてみてください。
小野池あじさい公園
小野池あじさい公園は、小野池のあるこの地が北面傾斜地であることから、渋川市の花である紫陽花の生育に適していることを活かした公園造りを進めています。現在、公園の紫陽花は約8,000株にも達していて、その種類も様々です。
公園内には紫陽花にまつわる文学碑もあります。例年6月中旬から7月下旬にかけて花が咲き、見頃をむかえます。この時期には「あじさいまつり」が開催されていて、夜間はライトアップも行われています。
道の駅おのこ
渋川市の北西部、国道353号線沿いにある道の駅おのこでは、山あいにある集落の小野上(おのがみ)地区で昔ながらの農家さんが作った朝採れの新鮮な野菜など農産物を直売しています。また、お惣菜やお菓子、手作り品のほか、群馬県のお土産なども販売しています。
施設内のお食事処おのこは、地域のお母さんたちが腕をふるった食事が堪能できます。手打ちそばも味わえます。遊具が整備されていて木造のベンチとテーブルがある小公園も併設されています。
榛東(しんとう)・吉岡エリア
伊香保温泉から車で向かうと約15~20分ほどで隣町の吉岡町、榛東(しんとう)村に到着です。豊かな森林があって、フルーツの産地でもあります。おもしろいテーマパークや群馬県の名産品を楽しむことができ、手作り体験もできます。
伊香保おもちゃと人形自動車博物館
伊香保温泉から車で約15分ほどの吉岡町にある伊香保おもちゃと人形自動車博物館は、おもちゃ、人形や自動車はもちろん、いろいろなテーマに沿った施設が集まった大型複合ミュージアムです。カップルや家族で、子どもからご年配の方まで楽しめます。
テーマに沿ってエリアが分かれていて、「おもちゃと人形博物館」では、ブリキのおもちゃや世界各国の人形の展示をはじめ、昭和レトロな雰囲気を漂わせています。「自動車博物館」には、スポーツカーからファミリーカーや軽自動車まで懐かしの名車が並んでいます。
ほかにも世界各地からテディベアを集めた「テディベア博物館」、ヨーロッパの街並みに各国のワインやビールを展示した「世界のワイン&ビール」など、バラエティー豊かです。
卯三郎こけし
こけしといえば、木製の人形玩具で日本の伝統工芸品の1つです。群馬県は創作こけしの生産量日本一を誇る産地です。東北の伝統こけしに対して形状にとらわれない自由さが特徴で、海外でも注目されています。伊香保温泉から車で20分ほど、榛名山東側の榛東(しんとう)郡にある卯三郎こけしは、そんな創作こけしの工房です。
施設内の創作こけし工芸館では、昔なつかしいこけしや卯三郎こけし、群馬県内のこけし作家のコンクール大臣賞受賞作品など、約1,000点の創作こけしを見ることができます。絵付け体験教室も開催していて、白い木地に、自由に絵付けすることができます。出来上がった作品は旅の思い出にお持ち帰りできます。
水沢エリア
伊香保温泉石段街からは車で10分ほど走れば水沢エリアです。古い歴史を持つ水澤観世音の風格のある佇まいと名物ご当地グルメが堪能できます。
水澤観世音(水澤寺)
伊香保町水沢にある水澤観世音(みずさわかんぜおん)は、天台宗の歴史あるお寺です。
参道を登ると「仁王門(におうもん)」がそびえています。江戸時代の1787年に完成したと言われ、門の前後に軒唐破風(のきからはふ)を配していて、彫刻と彩色が華やかな近世建築の特徴を今に伝える美しい楼門です。下層部天井には1809年に狩野派の絵師である狩野探雲(かのうたんうん)によって描かれた絵があります。
本堂の隣に建っている「六角堂(ろっかくどう)」は、六角形の二重塔です。一階内部にまつられている6体の地蔵尊が回転する構造となっていて、これは全国的にみても非常に珍しいです。
境内の隅には、樹齢約700年と推定される観音杉が葉を茂らせています。人の目の辺りの直径は約5.14メートル、樹高約38メートルもある巨木です。また、春には樹齢300年ほどのしだれ桜が咲きほこり、秋になると色とりどりの紅葉が鮮やかです。
榛名湖周辺エリア
伊香保温泉から路線バスに乗って約25分、車なら約20分で榛名湖周辺まで行くことができます。標高が高いことから、夏でも涼しく、湖畔でのレジャーや都会ではなかなか見ることのできない高山植物の珍しい花がたくさん咲く風景を楽しむことができます。
榛名湖
伊香保温泉から車で約20分ほどの県立榛名公園内にある榛名湖(はるなこ)は、榛名山の火山活動によってできた高い透明度を誇る美しい火口湖です。標高1,100メートルのさわやかな空気の中、ボート遊びを楽しんだり、遊覧船に乗って湖からの景色を眺めることもできます。
湖畔には散策道も整備されています。平坦で歩きやすく、木立ちの中を歩きながら湖面の風景を楽しめます。また、榛名湖周辺ではオートキャンプやサイクリングも楽しめます。冬になると榛名湖の氷上でのワカサギ釣りも体験できます。一年を通じて、美しい景観と大自然を満喫できるスポットです。
榛名山ロープウェイ
榛名湖畔の高原駅から標高1,391メートルの榛名富士山頂までを結ぶ榛名山ロープウェイは、高低差約300メートルを3分ほどで一気に登ります。日本で初めての15人乗り2両連結式のゴンドラです。
天気の良い日は山頂から関東平野や赤城山や秩父・谷川連峰などが一望でき、また冬の好天の日には遠くは富士山を望むこともできます。
ユウスゲの道
伊香保温泉から榛名湖に向かう、県道渋川松井田線沿いに広がる高原を一周するハイキングコースがユウスゲの道です。コースのいたるところに高山植物が生育しています。
この場所に群生しているユリ科の多年草「ユウスゲ」は、薄黄色の花で夕方から咲きはじめ、翌朝には萎むので、夕方に訪れるのがオススメです。花の見ごろは、例年7月下旬~8月上旬です。 ユウスゲのほかにも、春から秋にかけて様々な花が楽しめます。
榛名神社
榛名湖から車で約10分ほど、榛名山の中腹にある榛名神社は、1,400年以上の古い歴史を持つ神社です。 火の神と土の神をご祭神としていて、鎮火・開運・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるといわれていて、雨乞いの神様としても有名です。
入口の門をくぐると、清流に沿って高い木々に囲まれた山道が約700メートルも本殿まで続きます。参道や境内には巨岩や奇岩が数多く見られます。また、建物の多くが国の重要文化財です。
神社の門前町には国の登録有形文化財の宿坊が点在し、情緒ある町並みを散策もできます。榛名産のそば粉を榛名山の湧水で打った「門前そば」が名物です。
伊香保温泉のご当地グルメ
水沢うどん
水沢うどんは日本三大うどんの1つともいわれ、全国的にも有名なコシの強い麺が特徴のうどんです。伊香保温泉近くの水澤観世音を参詣する人たちに上州産小麦と水沢山の湧き水で手打ちうどんを作って出していたことがその起源と言われていて、数百年の歴史を持つご当地グルメです。
水澤観世音の門前は「水沢うどん街道」とも呼ばれるほどで、水沢うどんの専門店が軒を連ねています。開業数百年の老舗から新しいお店まで、それぞれのお店がその自慢の味を競っています。冷たいざるうどんが一般的ですが、ほとんどのお店で温かいかけうどんも食べられます。いろいろなお店の水沢うどんを食べ比べてみてもいいですね。
1970年創業の大澤屋は、水沢うどん街道に2店鋪のお店を構えています。打ちたての本生うどんは、小麦粉本来の風味とモチっとした食感が味わえます。水沢うどんの特徴が味わえる冷たいざるうどんにこだわっていて、冬でもおいしく食べてもらえるように床暖房を完備しています。
汁にもこだわっていて、毎朝職人さんが手作りしています。かえしと白だしを合わせたつゆと、すり鉢で丹念に手作りしたごまつゆがあります。ごまつゆは時間をかけて作っていることから、一日の数量は限定です。地元の契約農家で栽培された舞茸天ぷらもおすすめです。
湯の花まんじゅう
伊香保温泉は、全国の温泉地でよく見られる茶色い薄皮の温泉まんじゅう発祥の地といわれています。石段街や県道沿いには温泉まんじゅうの湯の花饅頭を販売するお店が並んでいます。
そして伊香保温泉下にある1910(明治43)年創業の勝月堂(しょうげつどう)が、その発祥の店です。伊香保温泉のお湯は、鉄分が多く含まれることからその色が茶色く、手ぬぐいが茶色に染まるほどです。勝月堂の創業者がその伊香保の湯の花の色から発想を得て、黒砂糖を使った茶色のまんじゅうを作って、伊香保温泉のお土産として売り出したのが湯乃花まんじゅうなのです。
茶色い皮はやわらかく、たっぷり詰まったあんは北海道十勝産の小豆を使っていて、舌触りが良く上品な甘さです。原材料は無添加で百年間変わらない製法で、毎日職人さんが手作りしています。
伊香保温泉へのアクセス・所要時間
伊香保温泉のある渋川市は、日本そして群馬県のほぼ中央の内陸部に位置していて、東京都心からはおよそ120kmの距離にあります。そのため、伊香保温泉への主なアクセス方法は、東京など近隣都市からの電車と渋川市内を走る路線バス、自動車、高速バスでの移動となります。
電車で伊香保温泉に行く
東京、新潟、長野などの近隣の県から伊香保温泉に旅行に行く際は、新幹線や特急列車といった電車を利用するのが便利です。
所要時間
- 東京・JR東京駅からの場合:JR上越新幹線で高崎駅まで約50分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- 東京・JR上野駅からの場合:JR特急草津号で渋川駅まで約1時間35分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- 新潟・JR新潟駅からの場合:JR上越新幹線で高崎駅まで約1時間15分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- 長野・JR長野駅からの場合:JR北陸新幹線で高崎駅まで約50分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
クルマで伊香保温泉に行く
渋川市は高速道路が通っていて、運転免許をお持ちで運転ができるのであれば、マイカーやレンタカーなどで伊香保温泉への旅行も便利です。家族連れや少人数の旅行であれば、電車より旅費も節約できます。渋川・伊香保ICで高速道路を下りて、伊香保温泉までの所要時間は一般道路で約20分です。
渋川・伊香保ICまでの所要時間
- 東京・練馬ICからの場合:関越自動車道で約1時間
- 新潟・高岡JCTからの場合:北陸自動車道・関越自動車道で約1時間40分
- 長野・佐久小諸JCTからの場合:上信越自動車道・関越自動車道で約1時間
高速バスで伊香保温泉に行く
東京からは、高速バスを利用して伊香保温泉まで旅行することもできます。新幹線や自動車より時間はかかりますが、東京都心からなら片道料金は2,000~3,000円程度で新幹線より安いです。往復での割引やネット決済での割引、早期購入での割引などもありますので、旅行の予定が決まったら事前に購入しておくのがおすすめです。
所要時間
※( )内は高速バス運航会社です。詳細は各高速バス会社ホームページをご覧ください。
- 東京・新宿バスタからの場合:伊香保温泉まで約2時間30分(JRバス関東・上州ゆめぐり号)
- 東京・東京駅八重洲南口からの場合:JR渋川駅前まで約2時間30分(関越交通バス・四万温泉号)、渋川駅前から市内路線バスで約25~35分
主要エリアからのアクセス
東京から
- JR東京駅から電車の場合:JR上越新幹線で高崎駅まで約50分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- JR上野駅から電車の場合:JR特急草津号で渋川駅まで約1時間35分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- 練馬ICからクルマの場合:関越自動車道利用で約1時間20分
- 新宿バスタから高速バスの場合:伊香保温泉まで約2時間30分
- 東京駅八重洲通りから高速バスの場合:JR渋川駅前まで約2時間30分、渋川駅前から市内路線バスで約25~35分
新潟から
- JR新潟駅から新幹線の場合:JR上越新幹線で高崎駅まで約1時間15分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分 - 高岡JCTからクルマの場合:北陸自動車道・関越自動車道利用で約2時間
長野から
- JR長野駅から新幹線の場合:JR北陸新幹線で高崎駅まで約50分、高崎駅からJR上越線で渋川駅まで約25分、渋川駅から市内路線バスで約25~35分
- 長野・佐久小諸JCTからクルマの場合:上信越自動車道・関越自動車道利用で約1時間20分
名古屋から
- JR名古屋駅からJR渋川駅まで約3~4時間、渋川駅から伊香保温泉まで市内路線バスで約25~30分
福岡から
福岡空港から飛行機で東京へ向かい、JRに乗り継ぐルートになります。
- 福岡空港から飛行機で東京・羽田空港まで約1時間40分、東京モノレールで浜松町まで約20~30分、JR浜松町駅からJR渋川駅まで約2時間半~3時間、渋川駅から伊香保温泉まで市内路線バスで約25~30分
伊香保温泉の年間イベント情報
1月
初詣
大みそかから新年に寺社に初めてお参りするのが初詣ですが、伊香保神社や水澤観世音にも地元の方たちはもちろん、観光客も多く訪れます。
2月
水澤観世音 節分会追儺式(せつぶんえついなしき)
毎年2月4日ごろ(その年によって変わります)の立春の前日に鬼に豆をぶつけて追い払い、1年の無病息災を願う行事が節分ですが、水澤観世音で開催される節分会追儺式(せつぶんえついなしき)では、その年の干支生まれの人は事前に申し込むと、裃(かみしも)姿になって、特別ゲストと一緒に節分会に参加することができます。
鬼は、鬼門の方角が丑(うし)・寅(とら)、つまり北東であることにちなんで、ウシの角にトラ柄のパンツをはいた格好で登場するそうです。当日は福引が行われたり、名物の水沢うどんの無料お食事券の数量限定配布もされます。
3月
伊香保温泉石段ひなまつり
伊香保温泉石段ひなまつりは、伊香保温泉の石段街で例年3月上旬のひな祭りの頃に開催されるお祭りです。 美しいおひな様の衣装を身にまとって薄化粧をしたかわいらしい「子どもびな」たちが、石段街に設置された特設ひな壇に勢ぞろいするのがお祭りのハイライトです。
地元の園児のほか、一般公募でも参加することができます。その年の春に小学校に入学する子どもさんが対象です。 そしてお祭りには、伊香保温泉観光宣伝隊長の「いしだんくん」も登場するほか、おもちや甘酒も振る舞われます。
※伝統行事でしたが残念ながら終了しました。現在はひな祭りに合わせて石段街の各所にお内裏さまやおひなさまの顔出しパネルが設置されます。
4月
水澤観世音 花祭り
例年仏教のお釈迦さまの誕生日の4月8日に行われる花祭りでは、その誕生仏をお祀りしています。花祭り当日は「甘茶」が振る舞われます。 ※開催日程はその年で変わります。
正蓮寺ぼたん祭り
牡丹寺として有名な渋川市内の正蓮寺(しょうれんじ)では、境内のぼたん園に植えられている約1,500株の色とりどりの牡丹の花が、例年4月下旬から5月上旬にかけて見ごろをむかえます。開花の時期に合わせてぼたん祭りが開催されています。
5月~6月
NHK学園 伊香保短歌大会
万葉集の東歌(あずまうた)にも歌われた歴史ある伊香保温泉では、例年5月中旬から6月中旬にNHK学園 伊香保短歌大会を開催しています。2001(平成13)年度の国民文化祭で短歌大会を開催したことから、毎年伊香保の地で開催するようになりました。
イベント当日は、短歌の先生による記念講演や、先生方による選評や実技指導などが行われます。
NHK学園 伊香保俳句大会
NHK学園 伊香保俳句大会は、同時期の毎年5月中旬から6月中旬にNHK学園 伊香保短歌大会と同時期に開催されます。俳句のまちともいわれる伊香保ならではの、俳句の一大イベントです。記念講演や、全国からの投稿作品から優秀なものを選びます。また、俳句の実作指導も行われます。
7月
たびの日いかほ感謝デー
伊香保温泉では、毎年7月第1月曜日に、伊香保温泉を訪れたお客様のために日頃の感謝を込めて、たびの日いかほ感謝デーと題してイベントを開催しています。NHKの歌番組ふれあい歌謡ステージの公開放送や、足袋供養(たびくよう)、かがり火行列などが行われます。
渋川へそ祭り
旧渋川市は日本のまんなか・へそのまちをキーワードにまちづくりを進めてきたことから、1984(昭和59)年から例年7月下旬に渋川へそ祭りを開催していて、今では夏の風物詩となっています。 おなかに顔の絵を描いてユーモラスに踊るへそ祭りパレードでは、優秀な踊り団体を表彰します。そのほか、へそにちなんだいろいろな催しが行われ、毎年約7万人の人で賑わいます。
8月
伊香保ハワイアンフェスティバル
例年8月上旬に開催される伊香保ハワイアンフェスティバルでは、本場ハワイのフラダンス大会で優勝したチームを招いてメリーモナークショーや全国から集まったフラ愛好者によるダンス発表、ウクレレ教室などが行われます。
9月
伊香保まつり
伊香保まつりは例年9月18〜 20日に行われるイベントで、伊香保温泉伝統の本みこしや樽(たる)みこしが石段街を練り歩くほか、いろいろな催しが行われます。また、伊香保にゆかりのある明治時代の文豪、徳冨蘆花(とくとみろか)の命日である9月18日は、追悼茶会や湯くみ式が開催されます。
10月
全国創作こけし美術展in渋川
全国創作こけし美術展in渋川は、群馬県の特産品でもある創作こけしの著名な作家が渋川市内やその周辺に多く在住することから、その美術的評価を高める目的で1994(平成2)年から開催されています。全国のこけし作家が作品を出品します。例年、10月下旬から11月上旬の開催です。
12月
大みそか・除夜の鐘
大みそかの12月31日の夜に、深夜0時を挟んで108回鐘をつく年中行事が除夜の鐘です。人間の煩悩の数が108あるといわれることから、新たな気持ちで新年を迎えるために鐘をついて煩悩をはらうのです。水澤観世音では除夜の鐘つきに、一般の方でも参加できます。
また、伊香保神社では大みそかには、参拝客に甘酒が振る舞われます。
お得なフリーチケット
関越交通「伊香保温泉周遊フリー乗車券」
渋川市内から伊香保温泉までを結ぶ県道(愛称:アルテナード)を観光するのに便利な、乗降フリー乗車券です。
適用区間内にある観光スポットには、伊香保石段街や伊香保グリーン牧場、伊香保ロープウェイ、渋川スカイランドパークなどがあります。
料金の詳細は公式サイトをご確認ください。
【発売場所】 路線バス車内 など
【適用区間】 渋川駅~渋川スカイランドパーク~伊香保温泉・伊香保榛名口
【公式サイト】 https://kan-etsu.net/publics/index/105/
群馬バス「伊香保・水沢・榛名片道フリーパス」
群馬バスの「伊香保・水沢・榛名片道フリーパス」は、JR渋川駅・高崎駅と伊香保・水沢・榛名地域とを結ぶ路線バスで片道利用できます。その路線や行きたいスポットに合わせて4種類の中から選べます。
沿線の主な観光スポットは、伊香保温泉石段街、水沢観世音、水沢うどん街、榛名湖、榛名神社などです。利用できるのは片道のみなので、購入の際は、目的地とルートはあらかじめ決めておくことをおすすめします。
料金の詳細は公式サイトをご確認ください。
【発売場所】
- 群馬バス 総合バスセンター(箕郷営業所)
- 榛名営業所
- 高崎駅前案内所(高崎駅バス総合案内所)
【適用区間】 - 水沢伊香保温泉フリーパス
高崎駅→水沢→伊香保ルート(片道)
伊香保ルート→水沢→高崎駅ルート(片道)
※伊香保~発電所入口の間は群馬バス一般路線バス伊香保~渋川間行でも乗車可能 - 榛名伊香保温泉フリーパス
高崎駅→榛名湖→伊香保ルート(片道)
伊香保→榛名湖→高崎駅ルート(片道) - 榛名伊香保水沢周遊フリー
上記2つのルートと同様で、いずれも片道利用のみ
【公式サイト】 https://gunbus.co.jp/routebus/freepass/
伊香保温泉のおすすめホテル10選
福一
伊香保の石段街の最上位に静かに佇んでいる宿です。温泉情緒を感じられます。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保甲8
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
伊香保温泉 あかりの宿 おかべ
伊香保で一番客室数の少ない4室のみで、素敵なおもてなしを受けられる宿です。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保373-8
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
伊香保温泉 岸権旅館(きしごんりょかん)
石階段街が目の前にある、大正ロマンが薫る旅館です。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保甲48
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
奥伊香保 旅邸 諧暢楼(かいちょうろう)
全て露天風呂付きの客室でプライベートで贅沢な宿泊ができます。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保香湯5-4
【子供連れ】不可
【ペット】不可
香雲館
従来の和風旅館のおもてなしとは一味違うホスピタリティを提供していて、旅の疲れを癒すことができます。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保175-1
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
お宿玉樹
石段街の上り口に位置する全館畳廊下の純和風旅館です。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保87-2
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
ホテル松本楼
やさしさとふれあいをテーマに、年齢問わず家族そろっての楽しいひとときが過ごせる宿です。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保164
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
伊香保温泉 横手館
数多くの文芸書画を配している歴史を感じさせる宿です。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保11
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
ホテル天坊
和室・洋室・和洋室から露天風呂付きの客室まで、さまざまなタイプのお部屋から選んで宿泊できます。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保396-20
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
市川別館 晴観荘
客室からの眺望は赤城山や谷川連峰、遠くは日光連山を望む大パノラマで、3つの無料貸切露天風呂もあります。
基本情報
【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保557
【子供連れ】利用可
【ペット】不可
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伊香保温泉のおすすめ旅行プラン10選
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よくある質問Q&A
電車でどのくらいかかりますか?
東京駅からは最寄りの渋川駅まで約1時間25分、新潟駅からは渋川駅まで約1時間40分、長野駅からは渋川駅まで約1時間15分です。渋川駅からは路線バスに乗って、25〜35分ほどで伊香保温泉に到着です。
伊香保温泉の気候はどうですか?
伊香保温泉は内陸部にあるので、夏は暑く、冬は雪が積もることがあるほど寒くなります。1年間での気温差が激しいのですが、標高が高いところでは夏場でも涼しく過ごしやすいです。夏の暑さ対策や冬の雪への対策は必須です。冬場の車移動は道路が凍結することもあるので、タイヤチェーンの準備と交通情報をあらかじめ調べておきましょう。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
1泊2日であれば、ゆったり温泉を堪能できて主な観光スポットめぐりもできます。