青森ってどんなところ?
青森県は本州最北端に位置し、3方向が海に囲まれたり、世界遺産の白神山地や恐山などを含めた山々があったりと、自然豊かな場所です。農業や漁業が盛んで、りんごをはじめとした美味しい果物や野菜、海鮮類、それらを使ったご当地グルメなどがたくさんあります。
日本海側の津軽地方と太平洋側の南部地方に大別され、言葉の訛りが違うほど地方によって個性があります。青森県内を広く旅行しながらその違いを感じるのも楽しいでしょう。
イベントも豊富で、春はさくらやりんごの花やつつじなどのお花を愛でたり、夏は各地で違うねぶたを見ることができます。また、秋はマグロ感謝祭や航空祭などの個性的なイベントを紅葉が綺麗な中で楽しんだり、冬は雪に関連したお祭りや八戸えんぶりを満喫できます。
青森旅行の見どころ
郷土料理やご当地B級グルメを食べまくる
農業や漁業が盛んな青森は、美味しい食べ物がたくさんあります。そして、そのままでも美味しい新鮮な食材を使った料理は絶品です!
例えば、岩木山の嶽地方で採れるとうもろこしを使った「嶽きみの天ぷら」や、全国水揚げ1位の八戸のイカと全国収穫量1位のにんにくを使ったどんぶり「八戸ばくだん」などがあります。本場の美味しさをぜひ堪能してください。
そして、北国の青森には汁物系の郷土料理が多く、海鮮を味わえる「いちご煮」、「じゃっぱ汁」、野菜や山菜を使った「けの汁」や、個性的なB級グルメ「せんべい汁」「味噌カレー牛乳ラーメン」などがあります。寒い時期にぴったりですね。
また、有名なりんごを使ったケーキ「アップルパイ」「タルトタタン」やりんごのお酒「シードル」「アップルワイン」も見逃せないですね。
山や海や湖などいろんな自然の中でリフレッシュする
青森の自然を満喫するには外せないのが、世界遺産「白神山地」です。人の手が加わっていない広大ブナ林は、自然のありのままを感じられます。その中にある「十二湖」は青い色をした湖が点在していて、緑と青と日だまりの組み合わせが綺麗です。
同じ山でも違った魅力の山が「恐山」です。日本三大霊場として有名なこの山は、神聖なパワースポットです。また、その山の中にある「恐山菩提寺」では温泉があります。ひと味変わった経験ができますよ。
青森は海が三方に囲まれているので、日本海側の「千畳敷」、津軽海峡側の「仏ヶ浦」など、いろんな顔の海も楽しめます。
他にも、天然記念物に指定されている「奥入瀬渓流」や本格的な海岸公園の1つ「種差海岸」など、心癒やされる自然が満載です。
青森出身文学者・芸術家ゆかりの地を巡ったり、現代アートに触れる
青森県にはゆかりのある文学者や芸術家が多くいます。そのため、その方々の記念館がいくつもあります。
その1つが「寺山修司記念館」です。寺山は弘前市で生まれ、八戸市、三沢市と子供の頃に青森を転々としました。多彩な才能あふれた寺山が育った場所に行ってみましょう。
そして、太宰治が生まれた家「斜陽館」もその1つです。太宰の生まれた家はお金持ちだったので、その家の建築自体も貴重で、豪華なつくりとなっています。
また、草間彌生やオノ・ヨーコなどの現代芸術家のアートを展示している「十和田市現代美術館」や、青森ゆかりの芸術家、奈良美智などの作品を展示している「青森県立美術館」などがあります。
いろんなアートや、芸術家のゆかりの場所に触れて、感性を磨きましょう。
活気あふれる祭りからパワーをもらう
ねぶた祭りが有名な青森県ですが、他にも四季折々の楽しいイベントがたくさんあります。そして、国から重要文化財に指定されているお祭りがいくつもあるんですよ。
春は、日本三大桜名所の1つと名高い「弘前さくらまつり」や、菜の花、つつじ、りんごの花などのお花見イベントがあります。
夏は、青森各地でねぶた祭りが開催されるのはもちろんのこと、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「八戸三社大祭」も見逃せません。
秋は、紅葉や菊、鮭を楽しむイベントが、冬は、イルミネーションや雪像の中で幻想的な雰囲気を味わうイベントがあります。
自然の恵みを感じて、パワーあふれるお祭りから元気をもらえますよ。
自然を堪能できる温泉を巡る
青森には、昔から温泉地としられる「浅虫温泉」や「酸ヶ湯温泉」があります。青森県出身の版画家の棟方志功(むなかたしこう)や太宰治も愛したこれらの温泉地は、山や海に囲まれているので、よりいっそうリラックス効果があります。
そして、海岸線沿いにある「黄金崎不老ふ死温泉」の露天風呂では、温泉につかりながら日本海に夕日が沈む景色を見ることができます。また、お寺の中にあるという珍しい「恐山温泉」もあります。
他にも、「十和田湖温泉」や「大鰐温泉」など、豊かな自然の中に様々な温泉地があります。温泉巡りを楽しんだり、1つの温泉地で疲れを癒やしたりと、好みに合わせて温泉を楽しみましょう。
青森市周辺エリア
飛行機からも新幹線もアクセスがいい青森市周辺エリアは、いろんな青森の魅力を幅広く楽しめるエリアです。有名なねぶた祭りを体感したり、青森県出身の芸術家の作品を見たり、縄文時代の青森を覗いたり、と盛りだくさんです。
また、約900年前から有名な温泉地としてしられる「浅虫温泉」や、健康を維持回復するのに推奨されている「酸ヶ湯温泉」など、人気の温泉地もこのエリアにあります。
バランスよく青森を楽しみたい方にオススメです。
ねぶたの家ワ・ラッセ
青森駅から徒歩1分のねぶたの家ワ・ラッセは、いつでもねぶたを体感できる観光施設です。三味線・笛・ねぶた囃子が流れる館内では、お祭りの本番に出陣した本物の大型ねぶたを見ることができます。
そして、ねぶたの家ワ・ラッセでは、ねぶた囃子の生演奏の中、ハネトというねぶた祭の踊り子さんになる体験ができます!また、太鼓をたたく経験もできますよ。実際に参加するとねぶたの楽しさをより感じられますね。
他にも、ねぶたの制作途中の見学、紙貼りの体験など、ねぶた祭の歴史を知ることができます。また、直接ねぶたに触ることができたり、ねぶた関連のお土産を買えたりと、ねぶたの魅力を余すことなく堪能できます。
青森県立美術館
青森県立美術館は、遺跡の発掘現場から着想を得て設計された、館内外ともに白を基調とした建物です。建物自体が縄文時代と現代を融合した素晴らしいアートです。
館内には、青森県出身のアーティスト、奈良美智の作品が多数展示されています。中でも有名なのが高さ8.5mと巨大な「あおもり犬」。冬にはニット帽子をかぶる姿も見られるそうです。
そして2017年4月25日(火) 〜2021年3月頃まで、バレエ「アレコ」の舞台背景画が四幕全てそろった姿を観ることが出来ます!アレコの舞台背景画はとても大きく圧巻です。
見学中にお腹が空いたら、館内のカフェ「4匹の猫」で青森県産食材を使った料理を食べながら、おしゃれなひとときを過ごすのもいいですね。
三内丸山遺跡
三内丸山遺跡は日本最大級の縄文集落跡です。その中ある施設「縄文時遊館」では縄文文化を体感することができます。約5,000年前の人々が使っていた土器や石器、木製品、骨角製品などは感慨深いものがあります。
館内には、体験メニューがいくつもあり、気軽なものだと20分220円で火起こしなどがあります。お子様向けの体験もありますよ。また、遺跡内では無料でガイドをしてもらえます。事前予約は不要なのもありがたいです。
他にも「れすとらん 五千年の星」では縄文人が食べていたと考えられる食材の入った料理を食べることができます。古代米を使ったおにぎりや鹿肉が入ったうどんなどが取りそろえてあります。
ちなみに三内丸山遺跡は青森県立美術館から徒歩10分圏内にあるので、合わせて見学するのがオススメです。
浅虫温泉
浅虫は、900年以上前から有名な温泉地です。10以上の温泉どころがあり、日の落ちる頃のオレンジ色の陸奥湾を眺めながら、温泉につかることもできますよ!
青森県出身の版画家棟方志功がきまって泊まった宿として有名な「椿館」があるのも、ここ浅虫です。ここの温泉「椿の湯」は源泉掛け流しの贅沢なお湯です。なんとここの温泉は飲める温泉の販売もしています。また、この宿は青森県出身の文学者、太宰治の小説にも出てきます。
浅虫にはレジャー施設も豊富なので、遊んで美味しい海鮮を食べてからゆっくり温泉につかる旅行もいいですね。温泉は宿の中にあるものが多いので、もちろんそちらで泊まることもできます。
浅虫水族館
浅虫温泉近くのレジャー施設の一つが浅虫水族館です。陸奥湾に生息する生き物や白神山地に生息する魚たちをはじめとする多種多様な生き物を約300種1万点展示しています。
浅虫水族館で人気なのが迫力満点の「イルカパフォーマンス」です。青森県の祭りをテーマにした音楽に合わせて、バンドウイルカやカマイルカたちがダイナミックなジャンプをします。
また、陸奥湾の海をイメージした長さ15mの「トンネル水槽」や、ペンギンやアザラシなどを近くで見ることができる「海獣館」などがあります。運がよければ、アザラシに手を振ってもらえるかもしれません!お子様も楽しめる「タッチコーナー」もありますよ。
酸ヶ湯温泉
青森市の南側にあり、日本百名山の1つとして名高い八甲田山にあるのが酸ヶ湯(すかゆ)温泉です。日本には昔から健康を維持回復する湯治という伝統療法があるのですが、酸ヶ湯温泉はその環境が整った国民保養温泉地第一号に指定されています。
全てがヒバで造られている160畳の大浴場「ヒバ千人風呂」は、4つの源泉の異なる温泉が楽しめます。混浴コーナーもある浴場なので、温泉の中で着用可能な女性用の服、湯浴み(ゆあみ)をお土産コーナーで買うこともできます。もちろん、湯浴みなしでも入ることができます。
他にも男女別の小浴場「玉の湯」があります。ヒバ千人風呂と源泉は違いますが、同じような泉質なので、混浴に抵抗がある方は玉の湯でリラックスしながら酸ヶ湯温泉に癒やされましょう。
弘前市周辺エリア
りんごが多く生産されている弘前市周辺エリアは、城下町の弘前を中心に昔ながらの歴史を感じさせる町並みが残っています。「弘前城」の周りには徒歩圏内で楽しめる場所がたくさんあり、いろいろ観光しながら散策するのに適しています。
また、借りぐらしのアリエッティの舞台モデル「盛美園」や、もののけ姫の舞台モデル「白神山地」があるので、ジブリ好きの人にはぜひ足を運んでいただきたいです。
古き良き町が好きな方や、ジブリ好きな方、りんご好きの方にオススメです。
弘前公園
藩政時代に弘前藩を治めた津軽家のお城「弘前城」が基になった弘前公園は、弘前市の中心に位置し約149,000坪にも及ぶ広大な歴史ある場所です。弘前城は、江戸時代に作られ今も残っている天守として、東北地方では唯一のお城になります。
公園内には、1,500種124,000本の様々な植物が生息している「弘前城植物園」や、和と美の調和をテーマにして藩政時代の歴史資料や工芸品を多く展示している「弘前市立博物館」などがあり、一度にいろいろなことができます。
また、弘前公園は日本三大桜名所として有名ですが、秋は紅葉まつり、冬は雪灯籠まつりなど、一年を通して季節を感じられるイベントが開催されています。休憩所として利用できる「東屋」やベンチなどが園内全体にあるので、自分のペースで楽しみましょう。
津軽藩ねぷた村
弘前公園から徒歩5分圏内の位置にあるねぷた村は、津軽地方のねぷた、津軽三味線、民工芸品、郷土料理を体験できる施設です。
「弘前ねぷた」は扇形の屋台で、青森ねぶたとはまた違う魅力があります。ここでは、体長10mの大型ねぷたから、小さくて可愛い金魚ねぷたまで様々なものが見学できたり、笛と太鼓のお囃子を聞いたり、太鼓を実際に叩いたりすることができます。
「津軽三味線」は、叩きつけるように弾く奏法とテンポが速くて音数が多い曲が特徴の三味線音楽です。ここでは、通年毎日約1時間ごとに演奏されています。ぜひ一度津軽三味線の音楽に酔いしれてください!
また、こちらには『津軽料理遺産伝承店』に認定されているお食事処もあります。青森県産の食材を豊富に使った、津軽地方で食べ継がれてきた家庭料理を堪能できますよ。
長勝寺
仏教曹洞宗の津軽家初めての菩提寺が長勝寺です。場所は、33のお寺が集まった「禅林街」の中にあります。禅林街は1610年に津軽地方の曹洞宗のお寺を集めた場所です。同じ宗派のお寺が集まった場所は珍しく、国の史跡に指定されています。この場所の一本道は綺麗ですよ。
長勝寺は日光東照宮に並んで代表される江戸時代初期の建造物です。その中の本堂や霊屋、三門、銅鐘などの9つの建築物が国の重要文化財に指定されています。素朴ながらも趣があるたたずまいは、圧倒的で神聖です。
私がオススメするこの場所を訪れる時間帯は、日の落ちる頃です。オレンジ色に染まった長勝寺と禅林街はとても美しい景色です。
藤田記念庭園
大正時代に別荘としてつくられた藤田記念庭園は、東北地方で有数の大規模な日本庭園です。園内は、岩木山を眺望することができる借景式庭園の高台部と池を中心とした池泉回遊式の低地部に分かれています。
低地部では、滝や八橋があったり、花菖蒲やツツジが咲いたりと、季節折々の綺麗な景色を観ることができます。
高台部では登録有形文化財に指定されている洋館や日本間、考古館などの貴重な建築物があります。洋館の中にある「大正浪漫喫茶室」では、レトロな大広間やサンルームで、アップルパイや青森県産の食材を使った料理がいただけます。
大正時代にタイムスリップしたような空間で、ハイカラな気分を楽しめますよ。
岩木山神社
津軽富士と名高い「岩木山」の麓にある「岩木山神社」は、創建約1,200年と長い歴史を持った建造物です。青森県産のヒバを使用してつくられており、古いものは約400年もの間、雪や雨風を耐え抜いて現存しています。
社殿は、桃山時代を感じさせる色鮮やかな絵様彫刻がみられます。こうした外観が日光の東照宮を彷彿させるとされ、奥の日光とも呼ばれています。
本殿や拝殿、奥門、楼門などが国の重要文化財に指定されており、貴重です。また、鳥居から本殿までの参道は、大きな杉の木に囲まれていて、そこを歩くと心地よい気分になります。
岩木山は、旧暦8月1日を基準にして開催される「お山参詣」があるほど、津軽の人々に愛されると同時に畏れられ続けてきました。参拝しながら、その雰囲気を感じてみてください。
中町こみせ通り
黒石駅から徒歩で約15分のところにある中町こみせ通りは、日本の道百選にも選ばれたアーケード状の通路です。歴史ある建造物が多くあり、「高橋家住宅」や造り酒屋、蔵などの国の重要文化財なども並んでいます。
この通りには、「菊乃井」と「玉垂」2つの造り酒屋があります。良質なお水とお米でつくられる地酒は、澄んだ空気と寒い気温のおかげで味と香りを引き出されます。新酒ができると酒林という杉玉を吊るす風習が今も残っているので、歩きながら探してみてください。
そして、こみせを愛する地元の方々にボランティアとしてガイドをしてもらうこともできます。地元の方々と触れあえるというのも、旅行の醍醐味です!江戸時代からの風情を体感しながら、こみせ通りを散策してくださいね。
盛美園
借りぐらしのアリエッティの舞台モデルになったことで有名な盛美園は、平川市に位置します。1902年(明治35年)に9年の年月をかけてつくられました。津軽地方の大石武学流という独特の作庭様式の典型とされていて、国に日本の三大庭園の1つとして指定されています。
この庭に建てられた「盛美館」は、和洋折衷様式の建築物です。1階は和式の数奇屋づくりで、2階は洋式のルネッサンス調のつくりとなっていて、明治時代の文化を感じられます。また、別棟にある黄金の御宝殿は、豪華なつくりでそちらも見逃せません。
2階のお部屋と空中楼閣は、2019年から一般公開が始まりました。事前にガイドツアーへ申し込んだ人だけの限定公開になりますので、見学したい方は予約を忘れずにしてください。
アリエッティの世界を感じながら、床下も覗いてみてくださいね。
五所川原市周辺エリア
五所川原市周辺エリアは、自然豊かな場所で、特に湖と日本海の美しさを満喫できます。木漏れ日のブナ林の中で青い湖巡りをしたり、夕日に染まった日本海を見ながら温泉に入ったりと、現実から離れてリラックスしましょう。
移動範囲が広いとより楽しめるエリアなので、車や電車を利用すると便利です。このエリア内に多くの駅を持つ、絶景を眺めることができる観光列車「リゾートしらかみ」は、人気の電車です。
現実から離れて自然の中で癒やされたい方、ドライブで旅をしたい方にオススメです。
太宰治記念館「斜陽館」
五所川原市に位置する斜陽館は、文学者の太宰治が生まれ育った家です。1907年(明治40年)に太宰治の父の津島源右衛門が建設した約680坪の豪邸です。部屋は全部で19部屋、庭園まであります。
外観から見ると和風建築ですが、内部には洋風の階段室、応接間などがある和洋折衷住宅建築です。近代和風住宅の代表例としても名高く、国の重要文化財に指定されています。
館内は、太宰が生まれた時の様子に復元されています。太宰治は、小説『思ひ出』や『津軽』などにこの家のことを記しているので、その部分と照らし合わせながら見学するのもいいですね。
また、蔵を利用した資料展示室やビデオ作品など600にも及ぶ貴重な資料を観ることができますよ。
鶴の舞橋
鶴田町に位置するため池「津軽富士見湖」に架けられた鶴の舞橋は、日本一長さを誇る木造三連太鼓橋です。長さ300mで、全て青森県のヒバでつくられています。そして、橋を渡ると長生きができるとも言われています。
岩木山の山影を優美に映す湖面、鶴の舞橋、そして運がよければ鶴を同時に観ることができ、それはまた美しいです。その時々で表情を変えるこの場所は、最高の写真スポットです。もしも湖で鶴が見られなくても、近くの「丹頂鶴自然公園」で丹頂鶴を見ることができますよ。
こちらは陸奥鶴田駅が最寄り駅なのですが、少し離れた位置にあります。そこで私がオススメする交通手段は、電動自転車です。陸奥鶴田駅で借りることができます。岩木川や田んぼを眺めながらのサイクリングは気持ちいいですよ。
十二湖
白神山地の西側に位置する33個の湖沼の総称を、「十二湖」といいます。深浦町の「崩山」が崩壊してできた湖沼郡で、その山の八合目にある大崩から眺めると12個の湖沼が見えることから十二湖と呼ばれるようになりました。
青色が綺麗な「青池」が有名ですが、なぜ青いのか解明されていません。その神秘的な美しさは必見です!散歩感覚で林の中を歩けるので、スニーカーでも大丈夫ですよ。
ブナ林の中に点在している湖沼は透明度が高く、ところどころで湧き出てている水は良質です。落口の池の目の前にある休憩所「十二湖庵」では、沸壺池の清水でつくられた抹茶を無料でいただくことができます。ちなみに、沸壺池の水は日本の名水にも選ばれています。
千畳敷海岸
日本海に面した千畳敷海岸は、日本の水浴場55選や日本の夕陽百選にも選ばれている岩床の海岸です。約230年前の地震によってできたこの場所は、その昔、津軽のお殿様が千畳もの畳を敷いて酒宴をひらいた伝説もあるほど広大な岩棚が連なっています。
海水浴もできますが、千畳敷海岸は隆起海岸で急に海が深くなるので、海水プールというエリアがあります。そこではお子様も安心して海で遊べます。また、キャンプもできますよ。
この場所は太宰治の小説「津軽」に登場していて、その一説を引用した記念碑もあります。最寄り駅の「千畳敷駅」では、1月下旬~2月の間、ホーム正面の岩肌をつららが広く一面を覆った「氷のカーテン」を観ることができます。雪国ならではですね。
高山稲荷神社
青森県有数のパワースポットの高山稲荷神社には、五穀豊穣や海上安全、商売繁盛の神様が祀られています。ここの信仰には多種多様なものがあるので、いろんなパワーをもらうことができます。場所はつがる市にあります。
この神社の目玉はなんといっても「千本鳥居」です。綺麗に手入れされた日本庭園の中に約200本の真っ赤な同じサイズの鳥居がクネクネと並ぶ空間は、不思議で別世界のような美しさです!
そして、鳥居の先にある「小神祠公園」には、たくさんの狐の石像が一列に並んでおり、こちらも不思議な魅力があります。ぜひ合わせて見学してほしいです。
また、高山稲荷神社では宿泊することも可能です。神社に寝泊まりするという貴重な体験を味わってみるのもいいですね。
黄金崎不老ふ死温泉
深浦町に位置する黄金崎不老ふ死温泉は、舮作海岸にある一軒宿の温泉です。こちらの源泉は、地下200mから湧き出る天然温泉で、殺菌効果や保温、保湿の効果などがあります。
こちらの温泉の見所は、海岸線沿いにある露天風呂です。波風で輝く黄金色の温泉からは海を一望できます。そして、日本海に沈む夕陽の絶景を見ることもできちゃいます。
また、露天風呂は2つに分かれており、左が混浴で右が女性専用です。混浴の方が有名なひょうたん型になっています。館内では女性に専用の湯浴みを貸し出しもしているので、カップルや家族が一緒に入ることもできますよ。
内風呂には、日本海の絶景を眺めることが出来るパノラマ展望風呂やサウナ、ジャグジーバスなどもあります。ここからでも大きな窓越しに日本海を望めます。
むつ市周辺エリア
むつ市周辺エリアは、太平洋と津軽海峡が一遍に見ることができる、海を楽しむエリアです。
海岸線には、何百万年もの歳月がつくった神秘的な自然の岩石などを見たり、「寒立馬(かんだちめ)」という珍しい馬がいたりと、ここでしか出来ない体験がありますよ。
また、有名な霊山「恐山」や死者の言葉を伝えてくれる「イタコ」がいるのもこの場所です。なんと恐山のお寺では温泉に入ることもできちゃいます。
海が大好きな方、神秘的なパワーをもらいたい方、珍しい体験がしたい方にオススメです。
恐山霊場
日本三大霊山に数えられるむつ市の恐山は、約1150年前に天台宗の慈覚大師によって霊山として開山されたといわれています。宇曽利山湖を中心に囲むようにそびえる8つの山々を合わせて、恐山です。その姿は花開く八葉の蓮華のようだとたとえられています。
山の中の火山ガスが噴出する岩肌一帯は地獄として、湖をとりまく白砂の浜は極楽としてなぞられます。死ねばお山に行くという昔から伝えられてきた信仰を基に、「恐山菩提寺」をはじめとして、深い悲しみに心を沈ませた方々に寄り添う場所です。
7月の「恐山大祭」と10月「恐山秋詣り」の祭りには、全国からたくさんの参詣者で賑わいます。その中でも「イタコ」と呼ばれる巫女さんが、死者の霊を自分に憑依させてその言葉を伝えてくれます。そして、対話もできます。なんとも不思議な体験です。
恐山温泉
恐山温泉は、先述した恐山の「恐山菩提寺」の境内にあるという珍しい温泉です。入山料を納めれば誰でも入浴することが可能で、元々は恐山に参拝しにきた時に身を清めるためものだったそうです。
4つの湯小屋があり、その全てが源泉かけ流しの100%天然温泉で、それぞれで入れる人が違います。男女交代制の「薬師の湯」、女性専用の「冷抜の湯」、男性専用の「古滝の湯」、混浴制の「花染の湯」となっています。
浴室は風情ある木造で、うっすら青みがかったお湯は、硫黄臭が強く、窓が常に空いているので、入浴には注意が必要です。少し難易度が高いと感じられますが、恐山を見ながらお寺の中で温泉に入る経験はまたとありません。よければ、チャレンジしてみてください。
大間崎
本州最北端の岬である大間崎は、津軽海峡をはさんだ函館市が肉眼で見えます。晴れの日には、函館の五稜郭タワーまで見えることもあるそうです。大間岬を含めた下北半島全体は、「下北ジオパーク」として国に指定されたエリアとなっています。
岬の南には大間漁港があります。その周辺は良好な漁場で、有名な「大間まぐろ」が水揚げされています。天然の本マグロの一本釣りは、マグロに傷が付かず、鮮度を保って出荷できるので、より美味しいとされています。
岬の道路沿いにはお土産屋や食堂、民宿などが並んでいます。そこでは、新鮮なマグロ丼やマグロの串焼き、干しダコの足など美味しい海産物を食べることができますよ。海の風とカモメたちに囲まれながら、気ままに旅行するのもいいですね。
尻屋崎
下北半島の最東端にある尻屋崎は、北側は津軽海峡、東側は太平洋に囲まれた岬です。こちらも「下北ジオパーク」の1つになっています。
岬で一段と目立つのが、日本の灯台50選に選ばれた「尻屋崎灯台」です。120年以上の歴史があるレンガ造りの灯台は、入場料を払うと中に入れます。螺旋階段を上ると津軽海峡と太平洋が一望できる景色を堪能することができますよ。
周辺の牧草地に放牧されている「寒立馬」は、足が短くて胴が長く、かわいらしい見た目をしています。人間に慣れているようなので、近くに寄ってもカメラで撮影しても怖がることがありません。ぜひ近くで観察してみてください。
仏ヶ浦
日本海の海岸沿いにある仏ヶ浦は、断崖や巨岩が2km以上連なった場所です。数百万年かけ、風雨や波により削られて形成されたとされるこの場所は、青森県や国に天然記念物として指定されています。
迫力のある広大な規模と自然が作り上げた奇跡の美しさは絶景です。昔から極楽浄土を連想させるといわれていて、それぞれの奇岩や巨壁などには、「一ヶ仏」や「蓮華岩」、「如来の首」、「岩竜岩」などの仏様にちなんだ名前がつけられています。
また、仏ヶ浦を海から見ることが出来る遊覧船もあります。船で30分離れた佐井港から出港していて、30分実際に上陸できます。5月~7月頃には、野生のイルカに会える可能性もありますよ。
三沢市・十和田市周辺エリア
三沢市・十和田市周辺エリアは、いろんな美術館や博物館を鑑賞できるエリアです。現代アートを楽しんだり、青森県出身の芸術家「寺山修司」ゆかりの地であるこの場所で寺山を感じてみたり、飛行機や科学を体感しながら学んだりと、自分を豊かにする経験ができます。
また、木々のトンネルの中を動物たちや滝を眺めながら散策できる「奥入瀬渓流」や「十和田湖」などの美しい自然も見逃せません。
自然もアートも楽しみたい方、体感して学ぶのが好きな方にオススメです。
奥入瀬渓流
十和田湖の子ノ口から焼山まで約14kmの間には奥入瀬川の渓流があります。樹林や岩の中を、滝や清流を成しながら流れています。この場所は、国の指定を受け、特別名勝、天然記念物として保護されています。
渓流沿いには遊歩道と車道が整備されています。また、奥入瀬渓流館や十和田湖観光汽船子ノ口案内所などでレンタルサイクルもしています。柔らかい日の光が降り注ぐ木々のトンネルを、川や滝の流れを感じながら散策するのは気持ちいいですよ。
見頃は、新緑が綺麗な5月~6月と紅葉の季節の10月です。また運がよければ、セグロセキレイやヤマセミ、アカショウビンなどの野鳥たちや、カモシカ、トウホクサンショウウオなどの動物たちを見ることが出来るかもしれません。ぜひ探してみてくださいね。
十和田市現代美術館
十和田市現代美術館は、十和田市が推進するアートによるまちづくりプロジェクトの拠点施設として2008年に開館しました。世界で活躍する現代美術の国内外のアーティスト33組によってつくられた恒久設置の常設作品が、様々な場所に展示されています。
オノ・ヨーコの「念願の木」は、観客が願いごとを短冊に書いて木に吊るすという参加型の作品です。平和を願うプロジェクトの一環で、吊るされた短冊は一年に一度オノの元に届けられ、世界平和のモニュメント「イマジン・ピース・タワー」の台座におさめられます。
草間彌生の「愛はとこしえ十和田でうたう」は、少女やカボチャ、キノコ、犬などの8つの彫刻がある大規模な作品です。彼女独特の色鮮やかな水玉世界が表現されたその場所は、パワーが溢れています。ぜひここにしかない現代アートを楽しんでくださいね。
寺山修司記念館
日本を代表する芸術家「寺山修司」の記念館が、三沢市にあります。展示品は、寺山のお母様から寄贈された遺品や、主宰していた劇団「演劇実験室・天井棧敷」の舞台や映画のセットの再現などがあります。
館内は、机という言葉にこだわりを持っていた寺山に合わせて、机の引き出しの中を懐中電灯で照らしてみる展示スタイルが珍しく面白いです。他にも、寺山氏と交流のあった30人のメッセージ陶板など、貴重な展示が満載です。
この記念館は寺山修司を探すことを展示の基本としています。詩や短歌、映画、演劇、写真など、多彩でいろんなジャンルで非凡な才能を見せた寺山修司を探してみてください。
また、毎年5月3日 〜 5日には「寺山修司記念館フェスティバル」が開催されていますよ。
青森県立三沢航空科学館
航空のまちである三沢市に構える青森県立三沢航空科学館は、青森県の航空の歴史を広く発信している博物館です。そして、お子さんから科学を楽しく学べる施設でもあります。
館内には、本当に使用されていた航空機や世界初の太平洋無着陸横断を成功した「ミス・ビードル号」の復元機など展示されていて、それらを近くでみることができます。そして、コックピットや航空機を解体したものなど、貴重な部分も見学できます。
この博物館がある三沢市大空ひろばには、「ブルーインパルス仕様のT-2」なども展示しています。
また、毎月テーマが変わる「サイエンスショー」や「ワークショップ」、科学を体験できる「科学ゾーン」など、面白く科学が学べる機会が盛りだくさんですよ。
八戸市周辺エリア
東北地方で2番目に大きい八戸港がある八戸市周辺エリアは、日本一大きい朝市や、食のテーマパークなどがあり、海鮮を食べ尽くすのに匹敵した場所です。
そして、種差(たねさし)海岸で乗馬したり、珍しいお花を見つけたり、蕪島でウミネコをみたりと、自然と生き物に癒やされることもできます。
美味しい新鮮な魚介類をおなかいっぱい食べたい方、自然の中で生き物を間近で見たい方にオススメです。
種差海岸
東日本で唯一の本格的な海岸公園「三陸復興国立公園」にある種差海岸は、八戸市に位置し、太平洋に面しています。岩石がたくさんあったり、白い砂浜だったり、天然芝生におおわれたところだったりと、多様な場所があります。
日本の灯台50選に選ばれている「鮫角(さめかど)灯台」は、白色が綺麗な灯台で、太平洋が一望できる場所です。
天然の芝生が敷きつめられた「種差天然芝生地」では、乗馬体験ができます。そして、5~9月の毎週土曜日の早朝にはヨガが行われています。広大な芝生と太陽に囲まれながら、体験する心地よさはここならではです。
約650種の植物が生息している種差海岸では、3月~10月の間に四季折々の花々を見ることができます。準絶滅危惧種に指定されている「ミチノクフクジュソウ」や、種差海岸の固有種の「ハチノヘトウヒレン」など、貴重な花々もありますよ。
八食センター
八戸の食のテーマパークとして人気の八食センターは、約60店舗が並ぶ屋内型の市場です。新鮮な魚介類や、乾物珍味、東北の地酒、ブランド牛「倉石牛」、リンゴ、お土産物など、多種多様なものが売られています。
場内の「七輪村」では、その場で買った食材を炭火で焼いて食べることができます。生ビールを片手に新鮮な海鮮を朝や昼からいただけるなんて、まさに旅の大醍醐味です。
そして、お子さんがのびのびと遊べる室内遊技場もあるので、家族連れの方も楽しめます。
毎月第3日曜日には地元のミュージシャンを中心とした音楽のLIVE「八食Musicday」が開催されます。この他にも様々なイベントが頻繁に行われていますよ。
蕪島
八戸市にある蕪島は、先述した種差海岸と同じく「三陸復興国立公園」の1つです。ウミネコの繁殖地として有名で、天然記念物としても国に指定されています。1942年に埋め立て工事が行われたので本島と陸続きになっています。
蕪島の頂上にある「蕪嶋神社」は、弁財天を祀っていて、商売繁盛や漁業安全、芸能、子孫繁栄などにご利益があるとされています。ここ八戸市では、ウミネコは弁財天の使いとして漁場を教えてくれるとされ、古くから大切にされています。
ウミネコは3月~8月頃に蕪島にやってきて、子育てをします。その数は約4万羽です。そして、この島はウミネコの巣を近くで見ることができる日本で唯一の場所なので、ぜひ観察してみてください。
館鼻岸壁朝市
八戸漁港の館鼻(たてはな)地区で行われる館鼻岸壁朝市は、日本最大級の朝市です。3月中旬~12月の毎週日曜日の夜明けから午前9時まで開催されています。
約360のお店が並んでおり、新鮮な魚介類をはじめ、野菜、花、お惣菜、スイーツ、骨董品、ミシンなど朝市の枠から飛び出たバラエティ豊かなものがたくさん売られています。
その中でもオススメなのは、ご当地グルメです。海鮮が美味しい「さばカラ」、「いちご煮」、B級グルメの「せんべい汁」がここで味わえます。
朝市なのにコーヒーショップがいくつもあったり、屋台の裏でライブを開催するお店があったりと、いろんな朝の楽しみ方ができます。館鼻岸壁朝市で朝と海と食を思いっきり満喫しましょう。
青森のご当地グルメ
じゃっぱ汁
青森県は雪国だからなのか汁物系のご当地グルメが多いです。その1つが魚のアラを使った「じゃっぱ汁」です。特に津軽地方で食べられています。じゃっぱとは、アラの部分、例えば魚の頭や内臓、骨などの普段は食べないところを表した、雑把という意味の津軽弁です。
タラやサケがよく使われ、肝が入っているので、濃厚な味わいです。そして、大根やネギ、ニンジンなどの野菜や豆腐も一緒に入っているので、いろんな栄養がこれ1つでとれます。
家庭やお店ごとに味が違うので、食べ比べてみるのも面白いです。寒さの厳しい青森の冬に、家族や友達とワイワイ食べると最高ですね。
いちご煮
八戸市周辺で食べられている郷土料理の1つ「いちご煮」は、ウニやアワビと豪勢な海鮮類を使ったお吸い物です。磯の香りと最後にのせた青じその香りが食欲をそそります。新鮮な魚介類が豊富な八戸市周辺エリアでぜひ食べたい一品です。
イチゴ煮の由来は、スープの中に沈むウニが、朝霧の中にかすむ野いちごのように見えることからその名がついたそうです。オシャレな名前ですね。地元では、昔は漁師の家で普段から食べられていたそうですが、今はお祝い事やお正月にいただくことが多いです。
缶詰も売っているのでお土産にもぴったりですよ。また、発祥の地といわれている階上町では、毎年7月に「いちご煮祭り」が開催されています。
せんべい汁
鍋用の南部せんべいを、肉や魚、野菜、きのこ類などで出汁を取った汁と一緒に食べるのが、「せんべい汁」です。特に南部地方でよく食べられている郷土料理です。
鍋にせんべいって大丈夫なのかと思われる方もいるでしょうが、専用のせんべいは煮込んでも溶けにくくなっていて、独特の食感が美味しい組み合わせになっています。
また、八戸せんべい汁研究所というボランティア団体が、せんべい汁を通して町おこししようと活動しています。「B-1グランプリ」を生み出した団体でもあるので、B級グルメ好きの人には、必ず食べてほしい料理です。
家庭で簡単にせんべい汁を作れるセットや、せんべい汁のふりかけなどもありますよ。
味噌カレー牛乳ラーメン
ラーメン店が多い青森には、「味噌カレー牛乳ラーメン」というひと味変わったご当地B級グルメがあります。
ベースは味噌ラーメンで、インパクトのあるカレーを牛乳がまとめています。さらにバターでいっそうコクが深くなっていて、他では味わえない美味しさになっています。
元祖のお店は青森駅の近くにある「札幌館」です。札幌のラーメンを青森に広めるべくオープンしたお店です。そして、このラーメンは1970年頃に先代の店主さんが青森で考案されました。青森と北海道の奇跡のコラボレーションは、長い間人々に愛され続けています。
味噌カレー牛乳ラーメンを有名にしたカップラーメンも、もちろん売られています。ラーメン好きの方へのお土産にどうでしょうか。
嶽きみ
弘前市に位置する「岩木山」の麓、嶽地区ではとても甘いブランドとうもろこし「嶽きみ」が生産されています。糖度は約18~20度で果物よりも甘く、プチプチはじける食感が特徴です。シーズンは8月~9月で、その時期に青森に訪れたら見逃せない食べ物です。
嶽きみは茹でたり焼いたりするのもいいですが、中でも天ぷらにするのが絶品です。塩でいただくのが一番本来の美味しさを堪能できますよ。弘前市のいろんな居酒屋や郷土料理屋で提供されています。
また、嶽きみを使ったソフトクリームやロールケーキなどもあり、これまた美味しいです。お土産屋さんで嶽きみ関連の商品もたくさんあるのでチェックしてみてください。
ちなみに嶽きみの「きみ」は、津軽弁でとうもろこしという意味ですよ。
八戸ばくだん
八戸港はイカの水揚げ量が日本一です。そして、にんにくの生産量が青森県は全国1位です。その2つを使ったご当地グルメが「八戸ばくだん」です。
さいの目状のイカをにんにくとしょうがきいた醤油だれにつけ込み、ご飯の上に乗せ、さらにいくらや卵黄を乗せた丼ものです。新鮮な食材が美味しいのはもちろんのこと、歯ごたえのある醤油だれのイカとまろやかな卵黄は相性抜群でご飯が進みます!
このグルメのばくだんとは、卵黄をかき混ぜて食べる時、爆弾が落ちたあとの様に見えることから、この名がついたそうです。
2010年には「全国ご当地どんぶり選手権」で2位に選ばれたこともあります。青森に行ったら、元祖の八戸市にあるお寿司屋「日本の味俵屋」でいただくのもいいですね。
貝焼き味噌
「貝焼き味噌」は、ホタテの貝殻に魚やホタテの切り身、旬の食材、豆腐などを味噌で味付けし、最後にネギを入れ、卵でとじた郷土料理です。特に津軽地方と下北地方で愛されてきました。
ホタテの貝殻から出る出汁がきいていて、とろとろの卵と相まって、ご飯と一緒に食べると箸が止まりません。お酒のつまみにも抜群です。お店によって具材や味付けが違うので、いろんなお店を渡り歩くのもいいですね。
また、太宰の著作「津軽」にはこの貝焼き味噌が出てきます。その時代、鶏の卵は貴重で、病人がお粥と一緒に食べて、栄養をとっていたそうです。昔から親しまれてきたことがうかがえます。
青森への主要エリアからのアクセス・所要時間
飛行機
東京から
約1時間20分(羽田空港から青森空港までJALで)
名古屋から
約1時間25分(小牧空港から青森空港までFDAで)
大阪から
- 約1時間55分(伊丹空港から青森空港までのANAの場合)
- 約1時間35分(伊丹空港から青森空港までのJALの場合)
札幌から
約50分(新千歳空港から青森空港までANAかJALで)
ちなみに青森空港から青森駅までJRバス東北の空港連絡バスで約35分です。
新幹線
東京から
約3時間20分(東京駅から新青森駅まで)
仙台から
約1時間30分(仙台駅から新青森駅まで)
ちなみに新青森駅から青森駅まではJR奥羽本線で約5分です。
バス
東京から
- 約10時間20分(上野駅から青森駅までのパンダ号上野線の場合)
- 約12時間10分(バスタ新宿から青森駅までのえんぶり号の場合)
仙台から
約5時間(仙台駅から青森駅までのブルーシティ号の場合)
フェリー
- 約3時間40分(函館から青森まで)
- 約1時間30分(函館から大間まで)
「青森空港」・新幹線の停車駅「新青森駅」を紹介
青森空港
青森空港は青森市に位置し、国内では羽田(東京)、新千歳(札幌)、伊丹(大阪)、小牧(名古屋)の離発着があります。また、国際線では仁川(ソウル)、天津(中国)、桃園(台北)の離発着があります。
青森空港からのバスは、青森駅に約35分で着くものと、弘前バスターミナルに約55分で着くものがあります。また、青森空港には新レンタカーターミナルという場所があり、8:00〜21:00まで営業していて、そちらでレンタカーを借りることができます。
新青森駅
新青森駅は青森市に位置し、新幹線の停車駅です。構内にはお土産を買うことができるお店がたくさんあります。また、ねぶたも展示しています。
市街地から離れているので、青森駅まで電車で約5分移動するのがおすすめです。または、レンタカーを借りられるお店が徒歩3分圏内に約10店舗ほどあるので、そちらも利用できます。
青森県には新幹線が停車する駅が、八戸、七戸十和田、新青森、奥津軽いまべつ、と4つもあります。なので、自分の旅プランに合わせて利用可能です。
青森の年間イベント情報
2月
八戸えんぶり
毎年2月17日から2月20日まで開催される「八戸えんぶり」は、八戸で冬眠していた田んぼの神様を起こして、田んぼに魂をこめるという郷土芸能です。そして、豊作を願って春を呼ぶための儀式とされています。国の重要無形民俗文化財に指定されています。
馬の頭をした鮮やかな烏帽子を被って、頭を大きく振る舞が特徴です。種まきや田植えなどを表現していて、独特な魅力があります。他にも、子どもたちが披露する愛らしい祝福芸がいくつもあります。
期間中、八戸えんぶりは、町中を行列で練り歩いたり、ステージで披露したり、かがり火が炊かれた夜空の下で舞ったりと、いろんなかたちで見ることができます。日本100名城の1つ「史跡根城」では撮影会も行われていますよ。
十和田湖冬物語
2月の約24日間も開催される「十和田湖冬物語」は、花火やライブ、雪像やイルミネーションなど、様々な展示やイベントがあります。なので、いろんな楽しみ方ができちゃいます。
例えば、花火や雪像のプレジェクションマッピング、光のトンネルなどを鑑賞ながら、ロマンチックな時間を過ごすこともできます。なんと花火は毎日打ち上がります!
ライブでノリノリになってから、かまくらの中でお酒をゆっくり楽しむ一日も実現できますよ。他にも、スノーバナナボートなどのアクティビティーや、ものづくりも体験できるので、ファミリーでワイワイ楽しむのもいいですね。
場所は十和田湖近くの特別会場で、期間中は駅から会場までシャトルバスが出るそうです。雪の中で遊ぶならこのイベントに参加するのがオススメですよ。
4月
弘前さくら祭り
青森に桜前線がやってくる4月下旬からゴールデンウィークまで開催されるのが、「弘前さくら祭り」です。「日本三大桜名所」の1つといわれています。
弘前公園の中で行われるこのお祭りでは、ソメイヨシノや八重桜、シダレザクラなどの約50種類2,600本の桜を鑑賞できます。リンゴの剪定技術が使われた桜の木々は、芽から咲く花びらの数が多いのが特徴です。なので、ここの桜は大きく綺麗で鮮やかです。
運がよければ、弘前城跡の外濠の水面を桜が覆い尽くす「花筏」を見ることができるかもしれません。外濠の桜の木に花びらがついた状態なのに、花筏ができている姿は他ではない珍しい景色です!全体が綺麗なピンクに染まった光景は本当に美しいです。
出店がたくさん出ているので、食べることも事欠きません。また、ボートに乗ったり、茶屋で抹茶を飲んだりしながら、お花見することもできますよ。
5月
菜の花フェスティバルinよこはま
5月の第3週目の日曜日に開催される「菜の花フェスティバルinよこはま」は、横浜町にある本州で一番広い菜の花畑を会場にして、様々なイベントが行われます。
メインイベントの「菜の花マラソン」は、広大な菜の花畑を走りぬけます。ランナーの応募はだいたい2月~3月です。視界一面に綺麗な黄色いお花を見ながら走るのは、心地よいでしょうね。
そして、畑の中から菜の花が見ることができる「菜の花大迷路」もあります。中には展望台があり、西側に陸奥湾と名峰釜臥山が、東側に風車が、菜の花の背景に見えます。このスポットは写真映えしますよ。
また、菜の花を利用したハチミツや菜種油、ドーナツ、ラーメンなどの特産品が買うこともできます。
大鰐温泉つつじまつり
5月の中旬から下旬にかけて開催される「大鰐温泉つつじまつり」は、「茶臼山公園」で約40種類の約1万5千本ものつつじが鑑賞できるイベントです。
ここにあるつつじは、1966年に大鰐中学校の生徒が入学記念に植えたのを始まりに、現在まで毎年つつじを植え続けています。ピンクや赤、白色などの鮮やかなつつじは見応えがあり、大勢の人で賑わいますよ。
期間中の特設広場では、歌謡ショーや地元の子供たちによる催し物が行われます。また、出店で大鰐の特産品や軽食を買うこともできます。
6月
奥津軽虫と火まつり
6月の第3土曜日に開催される「奥津軽虫と火まつり」は、病害虫や悪疫から身を守り、豊作を願うお祭りです。
五所川原市で行われるこのお祭りは、高さ約10メートルの「虫」を模した竜型の山車や、約3メートルのたいまつが中心市街を練り歩きます。その後、「岩木川」の河川敷で、伝統舞踊やお囃子が鳴り響きます。そして、山車とたいまつを燃やし、閉幕です。
この祭りは、昔、全国各地で行われていた、農作物を害虫から守る風習「虫送り」を基にしています。「津軽地方の虫送り」は、国から無形民俗文化財に指定されています。
神事でもあるので、派手なお祭りとは少し違いますが、独特のかけ声やダイナミックさがあり、見応えがありますよ。
7月
恐山大祭
7月20日 〜 7月24日は「恐山大祭」が開催され、全国から多くの人が故人を思って足を運びます。この日に地蔵殿へ祈れば、亡くなられた方の苦難を救うと伝えられています。
有名な「イタコの口寄せ」が行われるのは、大祭の期間中だけです。イタコが死者の霊を呼び起こし、その故人と対話が可能になるという不思議な体験ができます。
大祭のメインは、22日に行われる「山主上山式」です。太鼓橋から菩提寺総門まで、籠に乗った山主や僧侶などの行列一行が厳かに歩いていき、総門から山主は籠から降りて地蔵殿へ向かうという儀式です。
また、10月第2週の3連休には、「恐山秋詣り」もあります。大切な故人がいる人は、その方を思いながら、参加してみるのはいかがでしょうか。
8月
青森ねぶた祭
8月2日 〜 7日に開催される「青森ねぶた祭」は、歌舞伎や神話などをテーマにしてつくられた人形型の山車灯籠が、真夏の夜、お囃子と共に練り歩く、日本を代表する夏の火祭りです。
国の重要無形民俗文化財に指定されていて、200万人以上の観光客が訪れる人気のお祭りです。
かけ声は「ラッセラー、ラッセラー」です。ねぶたを運行する人たちや周りの人たちと声を掛け合うと、一体感が強まり、なお楽しめますよ。
お囃子に合わせて跳ねて踊る「ハネト」は、正装すると参加することができます!衣装はレンタルできます。見ているだけでも熱いお祭りですが、一緒に跳ねるとさらに深い思い出になりますね。
また7日には、審査で選ばれ6台のねぶたが海上で運行され、花火も打ち上げられます。このコラボレーションもまた圧巻な光景ですよ。
弘前ねぷたまつり
8月1日 〜 7日に開催される「弘前ねぷたまつり」は、武者絵をテーマにした約80台の山車が、お囃子と共に弘前市内を練り歩くお祭りです。重要無形民俗文化財に指定されています。
青森ねぶた祭と似ているようですが、弘前ねぷたまつりは山車が扇形のものが主で、かけ声が「ヤーヤドー」と違いがあります。そして、こちらの祭りの方が落ち着いた雰囲気です。
ゆっくり座ってみたい方は、有料観覧席をとるのがいいでしょう。席を確保してくれるホテルもあるそうなので、チェックしてみてくださいね。
1日 〜 4日の約6時頃から大太鼓の演技や試し打ちをすることができます。また、8月7日の夜には、「岩木川」の河川敷で最後のねぷたの運行と、ねぷたを炎で清めて送る「ねぷたおくり」もあります。この日しか見られない貴重な光景です。
八戸三社大祭
7月31日 〜 8月4日に開催される「八戸三社大祭」は、昼間に3つの神社行列と人形型の山車が八戸を練り歩く、神道のお祭りです。重要無形民俗文化財とユネスコ無形文化遺産に登録されています。
豊作祈願と報恩を起源としているこのお祭りの山車は、精密な人形と飾りが仕掛けによって動くのが特徴です。
他にも、滑稽な動きで和ませてくれる「虎舞」や、八戸小唄などの踊りを披露する芸妓が乗る「華屋台」など、行列を彩る共同芸能が多くあり、華やかで飽きません。
8月2日 〜 4日は、八戸市庁前市民広場で、音楽やお笑いのライブや、クイズ大会、お化け屋敷などの様々なイベントも開催されているので、1日中楽しめますよ。
9月
十和田市秋まつり
9月上旬の金~日曜に開催される「十和田市秋まつり」は、山車や太鼓車、神輿が運行したり、流し踊りや歌謡ショーが行われる、十和田市最大のイベントです。
このまつりでは太鼓車が多く、伝統の「十和田囃子」を奏でる太鼓を中心とする音色と迫力が特徴です。また、約1,000名による伝統芸能「南部駒踊り」と「新駒踊り」の舞も華やかで見応えありますよ。
土曜日は夜に官庁通りで、ライトアップされた山車や神輿などの運行があります。クライマックスに行われる、太鼓車が向かいあって、太鼓の打ち合いで威勢を競う「ケンカ太鼓」は、迫力満点です。
10月
弘前城菊と紅葉まつり
10月下旬~11月上旬にかけて開催される「弘前城菊と紅葉まつり」は、紅葉を鑑賞して、育てた菊をお互いに持ち寄って見せ合う「観楓会」が発展したイベントです。弘前公園で行われ、約1,000本の楓や約2,600本の桜などの紅葉を楽しむことができます。
メイン会場は「弘前城植物園」では、豪華な菊人形や、動物をモチーフにした菊のトピアリーなどが咲き誇っています。ちびっ子新幹線の運行や動物ふれあいコーナーなどもあり、お子さんも楽しめるイベントになっています。
美しいスポットの1つに、本丸の中に入場してみえる紅葉と弘前城と岩木山のコラボレーションがあり、絶景です。また、夜にはライトアップがあり、昼とは違う紅葉の姿をみることができますよ。
11月
日本一のおいらせ鮭まつり
「日本一のおいらせ鮭まつり」は、11月の第3土曜日と日曜日においらせ町にある「しもだサーモンパーク」で開催されるイベントです。十和田湖からおいらせ町と八戸市の境界にある太平洋まで流れる奥入瀬川は鮭の遡上数が本州でトップクラスです。
この祭りの目玉は、たくさんの鮭が放流された特設イケスで行われる「鮭のつかみ取り」です。力強く泳ぐ鮭を捕まえるのはなかなか難しいですよ。捕まえた後は、鮭に感謝しながら美味しくいただきましょう。
会場内の露店では、「鮭のちゃんちゃん焼き」や「鮭汁」などが振る舞われます。また、景品がもらえる鮭レースや、鮭のクイズ大会もあり、まさに鮭づくしのイベントです。
12月
みさわクリスマスフェスティバル
11月下旬~1月上旬まで開催される「みさわクリスマスフェスティバル」は、三沢市中央商店街がイルミネーションで彩られるイベントです。写真映えする可愛い光のオブジェがたくさんあります。
繁華街に隣接したメイン会場の「なかよし公園」にも、約10,000球の装飾を施した巨大なツリーを中心にイルミネーションが輝いています。その中にバーが設置されていて、幻想的な空間の中で、お酒を楽しむことができます。
他にも、米軍基地ゲート前アメリカ広場などでもイルミネーションを点灯しています。青森の夜をロマンチックに楽しむのもいいですね
青森観光の移動手段
電車
青森県内を広範囲に観光するなら、電車の利用が便利です。
そして観光にもぴったりの私鉄が弘南鉄道、津軽鉄道、青い森鉄道と3つあります。特に津軽鉄道は期間限定のイベント列車があります。12月~3月はストーブ列車、7月~8月は風鈴列車、9月~10月は鈴虫列車が走っていて、季節ごとに楽しめます。
本数が少ない路線の電車もあるので、電車の時間を前もって調べると旅行が目一杯楽しめます。
バス
青森県にはたくさんのバスが走っています。駅から離れた観光スポットへのアクセスに便利です。そして、観光スポットを中心に回る観光バスがいくつもあります。
レンタカー
交通機関ではアクセスが難しいスポットには、レンタカーが便利です。青森県の観光スポットには駐車場を完備しているところが多々あります。
観光タクシー
効率的に待ち時間なしで旅行を満喫したい人には、観光タクシーがおすすめです。
時間は2時間30分~10時間から、いろんなエリアで幅広くあります。値段は定額なので、乗車中に値段の心配をすることはありません。また、空港や駅から発着のプランもあります。
【詳細 - 青森県観光情報サイト】
https://www.aptinet.jp/ap_trafficguide_taxi.html
お得なフリーチケット
電車
あおもりホリデーパス
土曜、日曜、祝日や特定期間の1日中、青森県内のJR東日本と青い森鉄道のフリーエリア内の普通列車と快速列車の自由席が乗り放題になる切符です。特急列車は、別途特急券を購入すると利用できます。
【料金】
- 大人 2,470円
- 小児 1,230円
【発売場所】
フリーエリア内の主要な駅の指定席券売機、みどりの窓口、旅行会社などで購入できます。
【詳細 - JR東日本おトクなきっぷ】
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2068
五能線フリーパス
JR東日本の五能線エリア内の普通列車と快速列車の自由席が、2日間乗り放題になる切符です。特急列車は、別に特急券を購入すると利用できます。
人気のリゾート列車「リゾートしらかみ」が運行されている路線なので、事前に別途、指定席券等を購入すると乗車することができます。
【料金】
- 大人 3,810円
- 小児 1,900円
【発売場所】
フリーエリア内および秋田エリア内の駅の指定席券売機、みどりの窓口、旅行会社などで購入できます。
【詳細 - JR東日本おトクなきっぷ】
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2068
また、このほかにもお得な電車チケットがいくつもあります。
バス
青森市営バスのフリールートカード
土曜、日曜、祝日の一日中、青森市営バスの青森市内の路線が乗り放題になる切符です。バスを降りる時にフリールートカードを使うと、利用開始になります。
【料金】
- 大人 500円
- 小人 250円
【発売場所】
青森駅前発売所、青森市役所東西各営業所などで購入できます。
市内のローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ユニバースなどのお店等でも、大人用カードのみ購入できます。
【詳細 - 青森市HP】
https://www.city.aomori.aomori.jp/koutsu/jyousyaken/bus-card.html
八戸市中心街一日乗車券「まちパス300」
八戸市のフリーエリア内で運行している市営バス、南部バス、十鉄バスの路線が乗り放題になる切符です。
利用方法は、チケットに利用日の月日を黒のボールペン等などで塗りつぶします。鉛筆は使用できません。バスを降りる時に付属の整理カードを運賃箱に入れます。なお、整理カードがなくなってもそのまま使用可能です。
【料金】
- 大人 300円
- 小児 150円
【発売場所】
八戸市交通部旭ヶ丘営業所、八戸市交通部大杉平バスセンター、八戸ポータルミュージアム、はっち1階インフォメーション、ラピア1階インフォメーション、はちのへ総合観光プラザ、市内各販売所などで購入できます。
【詳細 - 八戸市営バス】
http://www.city.hachinohe.aomori.jp/bus/teikikaisuuken/machi-pass300/index.html
また、このほかにもお得なバスチケットや電車にもバスにも使えるチケットがいくつもあります。エリアや期間、自分の旅行プランに沿ったお得なチケットをぜひご活用ください。
青森のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
飛行機でどのくらいかかりますか?
青森空港までの移動はそれぞれ下記の通りです。
- 東京の羽田空港から:約1時間20分
- 名古屋の小牧空港から:約1時間25分
- 大阪の伊丹空港から:約1時間45分
- 札幌の新千歳空港から:約50分
青森の気候はどうですか?
青森県は、三方向から海に囲まれていたり、中央部分にある奥羽山脈が県内を2つに分けていたりと、海域や地形が複雑です。ですので県内でも、地域によって気候が大きく違います。
夏、太平洋側の地域は低温で多湿の日が多く、日本海側の地域は気温が30度まで上がるときもありますが、暑さは長続きしません。
冬、太平洋側の地域は乾燥した晴れた日が多く、日本海側の地域は大雪が降りやすいです。
季節がはっきりと変わるので、青森県は四季を楽しむのに適しています。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
1つの地域で観光を楽しむのであれば、1泊2日で問題ないでしょう。しかし、イベントと観光を楽しむのなら、2泊3日がオススメです。青森を全体的に旅したいのであれば、3泊4日以上は必要です。
春/夏/秋/冬はどのように楽しむのがおすすめですか?
青森は自然豊かで季節の変わり目がはっきりしているので、四季を感じやすいです。
春は、さくらや菜の花、つつじなどのお花見をしたり、観光地を散策するのがいいでしょう。
夏は、迫力満点の山車のお祭りを見たり、山で涼むのがピッタリです。
秋は、紅葉を観賞したり、りんごや嶽きみを含めた旬で新鮮な食べ物を食べることができます。
冬は、綺麗な雪景色の中で観光したした後に、暖かいものを食べてのんびりするのがオススメです。
あわせて読みたい観光コラム
[article:id:693]