岩手観光初心者はまずここへ!定番観光スポット10選
中尊寺(ちゅうそんじ)
岩手県西磐井郡平泉町にあるお寺です。この中尊寺は世界遺産「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の中の一つで、毎年多くの観光客が国内外から押し寄せる日本国内を代表する観光スポットです。
境内の敷地はかなり広くなっているのでたくさんの歴史的建造物が建てられており、ゆっくりと観光してまわることができます。周囲が杉などの樹木に覆われていて散歩するだけでも美しい景観を楽しめます。また、おごそかな雰囲気の中でマイナスイオンをたっぷり楽しめる癒しのスポットでもあります。
歴史公園えさし藤原の郷
岩手県奥州市にある、全国で唯一という平安時代の歴史テーマパークです。映画やNHK大河ドラマのロケ地としても知られています。奥州藤原氏を描いた大河ドラマ『炎立つ』(1991年)の撮影の際、恒久的に残せる歴史公園として造られ、1993年にテーマパークとしてオープンしました。
平安時代を忠実に再現した美しい景観とバスツアーが行われているほどの広大な設備で多くの歴史マニアやドラマのファンを楽しませている施設です。また、来場者が平安時代をより深く知れるように当時の装束の着付け体験や平安時代の食事体験を行なっています。
釜石大観音
釜石湾を一望する高台、大平町鎌崎半島に立つ白亜の魚籃観音像「鎌崎大観音」は、釜石の海と街を見下ろす高台に立つ、高さ48.5mの魚藍(ぎょらん)観音像です。
1970(昭和45)年、明峰山石応禅寺(曹洞宗)の僧の発願により、建立されました。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)の慈愛によりさまざまな理由で亡くなった方々の霊魂に光明を与え、また現世に生きる人々を苦悩から救済することをかなめとし、幽明両界の平和を祈念しています。
カッパ淵
岩手県遠野市土淵町の常堅寺裏を流れる小川の淵をカッパ淵といいます。昔からここにはカッパが多く住んでいて、人々を驚かし、いたずらをしたといわれています。 澄んだ水がさらさらと流れるカッパ淵は、うっそうとした茂みに覆われ、今にもカッパが飛び出しそうな雰囲気でドキドキさせられます。
淵の岸辺には、カッパ神をまつった小さな祠(ほこら)があり、子持ちの女性がお乳が出るようにと「願ををかけるとかなう」といわれています。そんな謎が多いカッパの故郷、岩手にきたら必見です。あなたもカッパを見ることができるかもしれません。
めがね橋
JR釜石線の通称「めがね橋」は、半円が五つ連なるアーチ橋で、正式名称は「宮守川橋りょう」といいます。JR釜石線の前身である岩手軽便鉄道は、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」のモチーフになったとされ、宮沢賢治ファンにとっても外せない観光スポットです。
そのため、銀河鉄道の夜のイメージにぴったりなフォトスポットであるめがね橋は春、夏、冬の観光シーズンに緑色や橙色でカラフルにライトアップされ、道行く人を幻想の世界へと誘います。
八幡平(はちまんたい)アスピーテライン
「八幡平アスピーテライン」は、秋田県鹿角市とから岩手県八幡平市にかけて走る道路です。四季折々の素晴らしい景色が特徴で、特に春、除雪した雪が高いところで7mも積み上げられてできる雪の壁は圧巻です。これは、通称「雪の回廊」と呼ばれており、全長約27kmにも及ぶ「雪の回廊」は、日本一の長さを誇ります。
夏には新緑、秋には紅葉に彩られる八幡平を一望することもでき、季節によって異なる絶景を楽しむことができるスポットとして大人気です。
盛岡八幡宮
盛岡八幡宮は岩手県盛岡市にある神社です。約300年以上前に建立された、歴史の長い神社ですが、建築物自体は再建したばかりで比較的新しいです。
盛岡八幡宮にまつられている神は農業、工業、商業、学問など生活の神であるため、昔から地域の人々の信仰を集めています。ですが、 県で一番の大社であるため一年を通して多くの参拝者でにぎわっている観光スポットでもあります。
郭公だんご(かっこうだんご)
美しい岩肌とエメラルドグリーンの水流で知られる、名所・厳美渓(げんびけい)の名物といえば郭公屋(かっこうや)の空飛ぶ「郭公だんご」です。
お店は渓流をはさんだ対岸にあり、そこに張られたロープに下がる籠に注文と代金を入れて木槌で板をたたくと、籠は引き上げられて代わりに注文しただんごとお茶が入って降りてきます。籠の中のお茶もこぼれず手元に届くというのは1907(明治40)年創業の老舗の技だと言えます。渓谷を散歩しながら名物のお団子で休憩してみてはいかがでしょうか。
岩手県立美術館
2001年10月に開館した岩手県立美術館は、盛岡駅の西側、新しい文化ゾーンである盛岡市中央公園に位置しています。萬鐡五郎(よろずてつごろう)、松本竣介(まつもとしゅんすけ)、舟越保武(ふなこしやすたけ)を柱とした郷土作家の作品を中心に収集展示し、また、国内外の様々なテーマによる企画展を開催しています。
同時に講演会や、ワークショップ、コンサートといった美術に親しむための様々なイベントも催しており、この美術館ならではの魅力であふれています。また、スタイリッシュでお洒落な建築そのものも街のシンボルとして存在感をはなっています。
小岩井農場
盛岡駅からバスで35分程の小岩井農場の広さは日本最大級で、大勢の人でにぎわいます。生産現場をめぐるバスツアーや子供が遊べるアスレチックがある他、羊毛を使ったクラフト体験などもあり、大人も子供も楽しめる施設です。
また、農場のフレッシュな牛乳を使用した絶品ソフトクリームをはじめとする、チーズ、ジンギスカンなどの農場グルメが楽しめるのも魅力的です。そんな小岩井農場にきたらぜひ見ておきたいのが、名物の一本桜。広大な牧場の緑の中に一本だけ咲く淡いピンク色の桜は美しく、ゴールデンウィークのお出かけには最適です。
童話の世界に入り込もう!宮沢賢治ゆかりの地6選
宮沢賢治童話村
宮沢賢治の童話の世界を体感でき、宮沢賢治ファンはぜひ訪れたい施設です。る施設です。賢治の思い描いた世界が5つのゾーンに構成された体験施設「賢治の学校」や、ログハウス展示施設「賢治の教室」では賢治の童話に関する展示がされています。賢治作品グッズや花巻の名産品をとりそろえたお店もあります。
宮沢賢治イーハトーブ館・ポランの広場
宮沢賢治が羅須地人協会(らすちじんきょうかい)時代の教え子の依頼を受けて、花巻温泉遊園地のために設計したものの、経済的な問題や、技術的な問題があって実現できなかったものを、当時の設計書と手紙をもとに再現した広場です。
日時計花壇は異国風の模様花壇になっており、文字盤の数字を花で描いた日時計を中心にしています。南斜花壇は南域の唐草模様を取り入れ、蔓草の茎を園路に果実を小円形花壇に見たて、相対象にデザインされています。
宮沢賢治記念館
1982(昭和57)年に、ゆかりの地・花巻市胡四王山に開館した「宮沢賢治記念館」は、多彩なジャンルに及ぶ宮沢賢治の世界と出会う事ができる施設です。スクリーン映像や関係資料を5分野に分類し、解説と作品に至る創作過程、最新の研究成果などを展示、紹介しています。ここに行けば宮沢賢治ファンでなくても、宮沢賢治のことが好きになる施設です。
山猫軒
宮沢賢治の有名な童話作品「注文の多い料理店」をモチーフにしたレストランで、地元のお母さんたちがついたお餅を様々な味で楽しむことができます。その他にも岩手の郷土料理「ひっつみ」や「雑穀入りすいとん」、「わんこそば」なども提供しており、ランチまでも宮沢賢治の童話の世界の中でいただけます。
イギリス海岸
北上川と瀬川の合流点付近に位置し、凝灰質の泥岩が川を沿って露出している海岸です。現在はあまりその姿をあらわしませんが、渇水期には時々見ることができます。この光景を宮沢賢治が「イギリスあたりの白亜の海岸を歩いているような気がする」といったことから「イギリス海岸」と名づけられたそうです。
林風舎(りんぷうしゃ)
話題の蒸気機関車「SL銀河」の始発駅、JR花巻駅近くにある宮沢賢治の弟・清六の孫である宮沢和樹氏が店主のカフェです。店内はイギリス製アンティーク家具などがあり「注文の多い料理店」の世界観をイメージしています。
1階は宮沢賢治のオリジナルグッズ販売を行い、2階は喫茶室になっていて、賢治の世界を感じることができます。特に人気の米粉で作った「ロールケーキ・オリザ」は、ふわっふわで口当たりも軽く甘さ控えめ。日曜の午後にはピアノの生演奏も楽しめる癒しの空間です。
ご当地絶品グルメ6選
わんこそば
「わんこそば」は岩手県南部地方に伝わる「そば振る舞い」が原形といわれます。茹でたてのそばをおいしく、たくさん食べて欲しいというおもてなしの心から生まれた伝統料理です。
お椀が空になると次々とそばが入れられ、食べた分だけお椀が山のように積み重なっていきます。様々な薬味をアクセントにしつつ食べていきます。おなかがいっぱいになったら、次のそばが入る前にお椀にフタをすれば、「ごちそうさま」の合図です。わんこそば10~15杯で、普通のお蕎麦の1杯分になります。
「ハイ、じゃんじゃん!」などの掛け声とともに、給仕さんがお椀の中にリズミカルにそばを投げ入れてくれます。こうした遊び心たっぷりの掛け合いもわんこそばの魅力の一つです。
わんこそばの人気店
盛岡じゃじゃ麺
盛岡じゃじゃ麺は近年注目度が高まってきた隠れ名物です。特徴は、小麦で作られた温かい平麺の上に、キュウリやネギ、特製肉みそをよく絡めて食べることです。お好みで酢やラー油、おろし生姜、おろしニンニクなどを加えれば、味の変化を楽しめます。
また、別料金になりますが、熱々の「鶏卵湯(チータンタン)スープ」を最後に飲むのが一般的で、お皿に一口分のじゃじゃ麺を残し、生卵を頼んでお皿に割り入れ、ゆで汁と肉みそを加えます。この仕上げがなければ「じゃじゃ麺」を食べた気がしない、というファンも多いそうです。
盛岡じゃじゃ麺の人気店
盛岡冷麺
平壌(ピョンヤン)生まれの冷麺が、盛岡に登場したのは1954(昭和29)年頃で、本場・朝鮮半島出身者がふるさとに思いを馳せて、盛岡で冷麺を作ったのが盛岡冷麺の始まりと言われています。
盛岡冷麺の魅力は、小麦粉とでんぷんで作られたツルッとした食感と、コシの強い麺。そして、牛ガラなどでダシをとった冷たいスープは、牛の旨味が凝縮されコクがあります。キムチの辛さは、ほとんどのお店で3~5段階まで選べるようになっているので、辛いのが苦手な方や自分で辛さを調節したいという方にとっても安心です。キムチの他にも、卵や牛筋肉、リンゴ、梨などのトッピングが味のアクセントになって美味しい岩手名物です。
盛岡冷麺の人気店
まめぶ
まめぶとは小麦粉に少々塩を入れ水でこね、親指大の大きさに分け、くるみ、黒砂糖を入れて中身がでないように丸くしたものです。まめまめしく、健康で達者に、無事に暮らせるようにとの願いが込められている久慈市山形町の伝統的な郷土料理で、お正月などに食べられます。
2013年に放送されたNHKの朝ドラ「あまちゃん」に微妙な味の郷土料理として登場し、注目を集めた料理でもあります。どんな味なのか知りたくなってきますよね。
まめぶを食べられるお店
北上コロッケ
岩手県北上市のご当地B級グルメ「北上コロッケ」は二子さといも、黒毛和牛、白ゆりポーク、アスパラガスを使った一風変わったコロッケです。すべて地元でつくられた安全、安心地産地消の食材を使用しています。じゃがいもの代わりにさといもを使用しているので、粘りが強く、クセになる口当たりで、地元の方から愛される絶品グルメです。
北上コロッケを食べられるお店
福田パン
岩手県盛岡市を中心に県民に愛されているコッペパンのお店です。直営店舗での販売のほか、盛岡市近郊のスーパーマーケット、高校・大学の購買部にも納品しています。人口127万人の岩手県内において1日あたり約1万個のパンを製造・販売しており、盛岡市民の多くが当店の商品を食べて育ってきたことから「盛岡市民のソウルフード」や「盛岡の市民食」とも呼ばれています。
店頭では、50種類以上用意されている具材の中から自由に選ぶことができ、注文を受けた店員がその場でパンに具材を挟んで提供する対面販売の形式なので目でも楽しめます。2種類の具材を挟むこともでき、組み合わせは数千通りにもおよぶので味を選ぶのもワクワクします。
自然が産んだ岩手の絶景スポット5選
龍泉洞(りゅうせんどう)
鍾乳洞は日本三大鍾乳洞に数えられ、国の天然記念物にも指定されています。洞内は3,600m以上あり、その全容は5,000mに達するといわれています。
また、奥から湧き出る清水が数箇所にわたって地底湖を形成しています。中でも第3地底湖は水深98mで、世界有数の透明度を誇ります。ドラゴンブルーの湖水は洞内の無数の鍾乳石とともに幻想的な世界を作り出しています。
猊鼻渓(げいびけい)
砂鉄川が石灰岩を浸食してできた約2kmの渓谷で日本百景にも選ばれています。両岸には高さおよそ100mの断崖がそびえており、圧倒的な迫力があります。川の流れは静かで、舟下りでは船頭が竿一本で巧みに舟を操り唄う「げいび追分」が響きます。
また、この断崖に紫の花を咲かせる藤の花が春いちばんの見どころで、特に清流沿いにそびえる藤岩には花期は鮮やかな紫色の房が幾重にも垂れ下がります。また最奥の猊鼻岩へ向かう途中にも藤棚が設けられており、新緑によく映える景観は圧巻の美しさです。
厳美渓(げんびけい)
栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、おう穴・滝・深淵と表情を変え2kmにわたり続く美しい渓谷です。遊歩道を散策すると、つり橋から上流の荒々しい流れと下流のゆったりとした淵の対照的な景色が見られます。
春は満開の桜と雪解け水が流れる渓谷美を眺め、夏には涼しげな渓流のせせらぎを聞き、秋には色づく山々の紅葉、冬には水墨画のような景色が広がり、厳美渓では四季折々それぞれの風情が楽しめます。
上記「定番スポット」でも紹介しましたが、厳美渓には名物「かっこうだんご」があります。渓流のせせらぎを聴きながら「空飛ぶだんご」をいただいてみてはいかかがでしょうか。
浄土ヶ浜(じょうどがはま)
三陸復興国立公園・三陸ジオパークの中心に位置する浄土ヶ浜は、岩手県宮古市の代表的な景勝地です。鋭くとがった白い流紋岩が林立し、一つ一つ違った表情を見せて海岸を彩ります。松の緑と岩肌の白、海の群青とのコントラストは岩手に来たら必見の美しさです。
この浄土ヶ浜の地名は、天和年間に宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖が、「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。夏は透明度が高く、穏やかな波が特徴で、海開き期間はたくさんの海水浴客でにぎわいます。
荒神神社(あらがみじんじゃ)
この神社がある岩手県遠野市は、日本の有名な民俗学者・柳田國男が執筆した「遠野物語」に縁のある場所です。畑に囲まれた狭い土地に鎮まる茅葺屋根(かやぶきやね)の小さな宝形造社殿が目をひく絶景スポットで、春は水田、秋は稲穂、冬は雪の中に佇む様子は四季折々の魅力が感じられる日本の原風景として遠野遺産にも登録されています。
また、遠野物語によるとここに祀られている権現様はかつて隣地区の権現様と喧嘩をして、相手の片耳を食いちぎってしまったため、隣地区の権現様の仏像には耳が無いそうです。是非注目してみてください。カッパの伝承地「カッパ淵」と合わせて観光するのにおすすめです。
癒しの温泉天国岩手。疲れがとれる名湯3選
花巻温泉
東北地方屈指の温泉郷で、五感で堪能できる個性豊かな12の温泉が湯量豊富にわいています。その周囲はおおらかな自然で縁取られ、さわやかな森の散策、バードウォッチングや自然観察、紅葉の小径、幻想的な雪景色など、四季折々でひとあじ違った楽しみ方ができるのも大きな魅力です。
日常の喧騒(けんそう)を離れ、自然に抱かれながら湯につかる贅沢な時間を過ごすことができます。また、宮沢賢治も愛したと言われているこの温泉郷は、周辺にも宮沢賢治ファンには堪らない宮沢賢治記念館や宮沢賢治童話村などがあるため、観光の帰りに花巻温泉郷に宿泊するのもオススメのコースです。
鶯宿温泉(おうしゅくおんせん)
収容人数1,000名を超える温泉リゾートホテルから、心温まる家庭的なおもてなしの小さな旅館まで約18軒の湯宿が立ち並ぶ温泉郷です。 地域には、日本最大級の本格的ガーデニング公園の「フラワー&ガーデン森の風」もあり、春にはカタクリの群生地や野草を楽しみながらうぐいすの鳴き声を聞くことができます。
温泉街中心部には、足湯の併設された「うぐいす湯の里公園」があり、新緑や紅葉などの四季を感じながら、やすらぎのひとときを過ごせます。紅葉が美しいドライブコースがある八幡平や一本桜で有名な小岩井農場へのアクセスが便利な温泉地としても注目のスポットです。やや熱めの湯はナトリウムや炭酸水素イオンを多く含み、毎分約3,000リットルと湯量豊富な温泉です。
つなぎ温泉
盛岡駅から西へバスで約30分、山影が美しく映える御所湖のほとりに、12軒のホテル・旅館が軒を連ねる温泉地です。 湖畔には眺望のよい大型ホテルや旅館が建ち並び、御所湖でのカヌーやウインドサーフィン、ルアーフィッシングなどのレジャー施設も充実しています。
湖畔にある「手つなぎ広場」は、湖と岩手山の美しい山並みを一望できます。開湯900年といわれる歴史ある温泉ですが、現在では温泉リゾートといったおもむきが強く、「盛岡の奥座敷」として親しまれています。秋田県の田沢湖・十和田湖方面への観光拠点としても便利で、小岩井農場や雫石スキー場も日帰り圏内なので、家族連れや若者にも人気があり、活気のあふれる温泉地です。
ここでしかできない貴重な体験スポット3選
SL銀河乗車体験
「銀河鉄道の夜」を代表作に持つ宮沢賢治は、岩手県花巻市の出身で、「アメニモマケズ」「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」など、多くの作品を世に残しています。そんな宮沢賢治の世界をイメージした「SL銀河」が、2014年4月から、岩手県の内陸と三陸沿岸を結ぶJR釜石線の「花巻〜釜石」間を走っています。
土日祝日のみの運行なので注意が必要ですが、岩手県に来たら必ず乗っておきたいものです。客車は宮沢賢治が生きた大正から昭和の世界観をイメージしており、ステンドグラスやガス灯風のあかりがあり、レトロでおしゃれな雰囲気です。
また、プラネタリウムや賢治関連の展示コーナーなどあり豪華なひとときを過ごすことができます。また、車両の外側にも、賢治の物語世界をイメージしたデザインになっていたりと、細かいところまで存分に楽しめます。
小袖海女センター(北限の海女素潜り実演)
2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地として大きな話題を生んだ岩手県久慈市にある施設です。前施設は東日本大震災で流されてしまいましたが、2014年12月にパワーアップしてオープンした小袖海女センターです。
地上3階建てで、1階は観光案内所や産直施設、2階には海女を紹介する展示コーナー、3階には軽食スペースが設けられました。ここで是非体験して欲しいのは北限の海女素潜り実演です。7月〜9月のシーズン中は素潜り実演や海女フェスティバルが開かれ、海女さんの素もぐりを目の前で見ることができます。
小袖海岸は世界三大漁場に数えられるほど豊かな漁場で、特にウニの宝庫と言われています。水温が冷たい岩手の海で長く潜って一気に10個程のウニを抱えて帰ってくる海女さんのプロの技をまぢかで見られるのは、ここだけの貴重な体験になります。
盛岡手づくり村
岩手に伝わる伝統的な織物「さき織り」ができるほか、陶芸や竹細工、藍染などさまざまな伝統工芸が体験できるようになっています。「盛岡手づくり村」でできるメニューは非常に多く、さらにそれぞれのメニューで講師が丁寧に作り方などを指導してくれるため初めての人でも安心です。
一日かけても時間が足りない程にさまざまなことができるのがこの施設の魅力です。せんべいを手焼きしたり、まんじゅうを作ったり、子供も興味があり楽しみやすい体験メニューもあるので、家族で岩手県旅行を計画されているご家族に、特におすすめです。