長崎県の新型コロナウイルス感染症対策
長崎に行くなら訪れたい定番スポット10選
ハウステンボス
「ハウステンボス」は長崎県佐世保市にある、日本一の広さを誇る九州で一番人気のテーマパークです。東京ドームの33個分という広大な敷地には、風車やレンガ造りの17世紀のオランダの町並みが広がり、その間を運河が流れる様子がヨーロッパを思わせるウォーターフロントリゾートとなっています。
また、素晴らしい景観だけでなく色とりどりの花々や日本三大イルミネーションに選ばれた「光の王国」、様々なアトラクションなど、遊び尽くせないほどのエンターテインメントにあふれています。
年間を通してイベントが開催されており、季節の花々を楽しめる「花の祭典」は美しい町並みと咲き誇る花々が圧巻の景色です。また、シーズンごとにテーマの変わるイルミネーションは世界最大級の規模を誇っており、毎年趣向を凝らした素晴らしいイルミネーションを楽しむことができます。
ハウステンボスは日本一のVRテーマパークでもあり、最新の技術を体感できるアトラクションが楽しめます。世界初の450度空間VRや、世界最高・最速・最長を実現したVRジェットコースターなど、注目のVRアトラクションが続々登場しています。大人から子供まで一日中楽しめ、長崎のはずせないスポットです。
長崎バイオパーク
「長崎バイオパーク」は長崎県西海市にある動植物園です。「カピバラの聖地」とSNSでも話題で、カピバラを始めたくさんの動物と直接触れ合えて、餌やり体験などを楽しむことができます。長崎バイオパークでは約200種類の動物たちがのびのびと暮らす生態展示がされており、栽培植物数は約1,000種類と自然豊かな園内となっています。
「自然との共生」をコンセプトに造られているため、動物たちが自然に近い状態でほのぼのと自由に暮らす姿をまぢかで見ることができます。園内は12のゾーンに分かれていて、それぞれのゾーンがとても見どころたっぷりになっています。
カピバラは特に大人気で、全国のファンが訪れます。のんびりゆったりとした暮らしぶりを見られるだけでなく、なんと直接触れ合えるのが人気の理由です。体をなでてあげると、横にごろ~んと寝そべったり、餌を求めて寄ってきたり、カピバラの可愛さを肌で感じることができます。
また、毎年冬季限定でカピバラの露天風呂が登場します。打たせ湯を気持ちよさそうに浴びる姿も見ることができ、のんびりと温泉につかるカピバラには胸を打たれること間違いなしです。
九十九島(くじゅうくしま)
九十九島は長崎県佐世保市から平戸市にかけて海岸沿いに点在している208の島々の総称です。全域が西海国立公園に指定されていて、絶景はもちろん、グルメやアクティビティを楽しむことができる観光スポットとなっています。
九十九島の絶景を楽しむなら、展望台からの景色が抜群となっています。「石岳(いしだけ)展望台」は360度の展望が可能で、九十九島で夕焼けが美しく見えると人気の展望台のひとつです。「船越(ふなこし)展望所」は標高が最も低い展望台ですが、まぢかに見える九十九島の景色は迫力満点です。他にも様々な展望台があり、色んな視点で九十九島を楽しむことができます。
また、遊覧船でのクルージングやシーカヤック体験など、九十九島の美しさを体感できるアクティビティも人気となっています。
稲佐山(いなさやま)
稲佐山は長崎県長崎市にある標高333メートルの山で、1,000万ドルの夜景とも称される世界新三大夜景の一つに認定された、美しい長崎市の夜景を一望できる人気のスポットです。目の前一面に町の光が広がる景色は美しく、長崎定番のデートスポットとしても人気を博しています。
展望台まではバスやロープウェイで行くことができますが、中腹の駐車場まで自家用車で登り、遊歩道を歩いて向かうこともできます。その遊歩道には「岩隠れ展望所」という、遊歩道の脇にある大きな岩の影に展望所があります。山頂展望所は定番スポットで賑わっていますが、岩隠れ展望所はひっそりとしていて静かに夜景を楽しむことができます。
長崎新地中華街
「長崎新地中華街」は長崎県長崎市にあり、横浜・神戸と並んで日本三大中華街のひとつに数えられる人気の中華街です。たくさんの観光客で賑わう、異国情ただよう街並みを歩きながら、ショッピングや食べ歩きを楽しむことができます。
長崎角煮まんじゅうやアツアツの小籠包などテイクアウトメニューも充実しており、長崎名物のちゃんぽんや皿うどんを提供しているお店もたくさんあります。どれを食べるか迷ってしまうほどですが、長崎グルメを味わうには是非訪れたい場所となっています。
また、秋の中秋節では黄色の「満月燈籠(まんげつとうろう)」が、冬のランタンフェスティバルでは赤色のランタン(中国提灯)が中華街の通りを彩ります。周辺には観光名所もたくさんあるので、ランチやディナーに訪れるにはおすすめの立地となっています。
平和公園
平和公園は長崎県長崎市にある「戦争を繰り返さない」という誓いや、世界平和を願い造られた公園です。園内には平和への願いを象徴する高さ9.7メートル、重さ30トン、青銅製の「平和祈念像」が鎮座しています。
毎年8月9日の原爆の日は「ながさき平和の日」と定められており、この像の前で平和祈念式典がとり行なわれます。また、園内にある「平和の泉」には、当時9歳で被爆した少女の手記が刻まれた石碑が設置されており、胸が苦しくなるような内容に平和への思いを感じずにはいられません。
おごそかな雰囲気がただよう公園で、歴史を学び平和への祈りを捧げるために一度は訪れたいスポットです。近くには長崎原爆資料館や長崎原子爆弾落下中心地碑など、長崎の歴史を知ることができる地がたくさんあり、合わせて訪れることができます。
グラバー園
グラバー園は長崎県長崎市にある、歴史的建造物を見学できる観光施設です。幕末期に長崎市に点在していた外国人居住邸宅を一堂に会した施設となっています。1万坪を超える敷地には「日本初」や「日本最古級」の建物やものがたくさんあり、2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つとして世界遺産に登録され注目されました。
世界遺産・国指定重要文化財の建物がたくさん並んでおり、「旧グラバー住宅」は現存する日本最古の木造洋風建築として世界遺産に登録されています。広く窓を設けた温室に、レンガ製の煙突と、美しい花々が咲く園庭はとても美しく、日本最古のものとは思えないほどです。
また、旧長崎地方裁判所長官舎を利用した「レトロ写真館」ではたくさんのレトロな衣装の中からお気に入りの1着を選んで写真撮影・園内散策をすることができます。身も心も当時の気分を味わってみてはいかがでしょうか。
端島(軍艦島)(はしま(ぐんかんじま))
端島は長崎県長崎市にある島で、明治時代から昭和時代にかけて海底炭坑として良質な製鉄用原料炭を供給し栄えていました。現在は閉山にともなって島民が島を離れたため、無人島となっており、「軍艦島」の通称で知られています。
当時は小さな島に対し大勢の島民が居住しており、その人口密度は東京を上回るほどでした。そのため、居住地を確保するために鉄筋コンクリート造りの高層集合住宅が次々と建設され、いまもなお残っています。
塀がぐるりと島を取り囲み、高層アパートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになったそうです。島全体が大規模な廃墟となっているため「日本の廃墟の最高峰」と呼ばれ、廃墟好きな方々が全国から観光に訪れています。
以前は老朽化(ろうきゅうか)などからの危険があるため立ち入りは禁止されていましたが、現在は一部が整備され、上陸・見学できるエリアが開放されています。ノスタルジックな気分に浸れる、歴史あるスポットです。
雲仙地獄
雲仙地獄は長崎県雲仙市にあり、雲仙地獄周辺を囲むようにある「雲仙温泉」は、隠れキリシタン殉教の悲史で世界的に有名な温泉地となっています。「地獄」とは地底から噴き出る熱湯・噴気・熱泥のことで、雲仙地獄には30余りの「地獄」があります。温泉だけでなく神社や教会、美術館などの施設や名所が数多く点在しています。
120度にものぼる噴気によって、あたりは白い湯けむりに包まれており、温泉地特有の硫黄の香りが漂っています。温泉地ならではのアツアツの温泉たまごや、冷たいサイダーなども味わうことができ、温泉好きな方には絶好のスポットとなっています。温泉は日帰り温泉が6軒、宿泊施設が10軒あります。
また、雲仙地獄は猫好きのかたにもおすすめのスポットです。地熱のあたたかさや湯けむりにまどろむ猫をたくさんみることができると、隠れた人気です。迫力のある景観は、自然の雄大さや火山の恩恵を全身で体感できるスポットです。
出島
出島は長崎県長崎市の海に浮かぶ人工島です。面積約15,000平方メートルと小さな島で、扇型が特徴となっています。その昔、鎖国により幕府が町に暮らすポルトガル人をこの出島に収容し、貿易の掌握とキリスト教の広まりを防ぐ仕組みをつくったとされています。幕末まで出島は日本とヨーロッパの唯一の貿易地として重要な役割を果たしていました。
そんな出島は「出島表門橋」を渡って行くことができ、門をくぐった先にはたちまち異空間が広がっています。オランダ商館員の住居や貿易品を保管する蔵、日本人役人の詰所などの復元された16の建物がずらりと並んでおり、鎖国時代にタイムスリップしたかのようです。
その中でもカピタンと言われたオランダ商館長の住居「カピタン部屋」は畳の部屋にシャンデリアなど、和洋折衷でなんだか面白い造りをしています。大広間には「阿蘭陀冬至(おらんだとうじ)」というクリスマスの祝宴風景が再現されており、テーブルには当時の食事を再現した模型がずらりとならんでいます。カピタン部屋の一階ではビリヤードやバドミントンといった当時の遊びを無料で楽しむことができます。
出島に点在する建物はどれもフォトジェニックな外観をしており、写真スポットとしても観光客で賑わっています。
家族で長崎を楽しめるスポット5選
九十九島水族館 海きらら
「九十九島水族館 海きらら」は長崎県佐世保市にある水族館です。「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟認定された九十九島にあり、国内最大級を誇る「クラゲシンフォニードーム」や国内では珍しい屋外型大水槽「九十九島湾大水槽」など、迫力のある展示がされています。また、イルカとふれあう「九十九島イルカプール」では難易度の高い芸で人気のイルカショーを楽しむことができます。
九十九島では真珠の養殖が盛んなことから、水族館ではアコヤ貝から真珠を取り出す体験をすることができます。取り出した真珠はそのまま持ち帰ったり、ストラップやアクセサリーに加工できます。思い出をかたちにすることができるので、海きららを訪れた際には是非体験してみてはいかがでしょうか。
長崎ペンギン水族館
長崎ペンギン水族館は、長崎県長崎市にある世界で一番ペンギンの飼育種類が多い水族館です。水族館入り口には大きなペンギンが待ち構えます。地球上に生息するペンギンの種類は18種類あり、そのうち9種類がこちらの水族館で見れます。それぞれにとても強い個性がある、色々なペンギンを一度に見ることができるのは世界でこの長崎ペンギン水族館だけです。
大きな水槽で自由に泳ぎまわるペンギンをまぢかで見ることができるだけでなく、ペンギンに餌やりをすることもできます。土・日・祝日に開催されるイベント「ペンギンのお散歩タイム」では、その日によってキングペンギンまたはフンボルトペンギンのお散歩を見ることができます。
伊王島(いおうじま)
伊王島は長崎県長崎市から橋を渡って行くことができる、アイランドリゾートです。長崎市内から車でわずか30分ほどで行くことができ、様々なアクティビティや大自然を体感することができるエンターテイメントリゾートとなっています。
SUPやシーカヤックなどのマリンアクティビティ、島内サイクリング、ビーチヨガ、全天候型BBQガーデンなどアクティビティが充実しており、思い出作りに最適なスポットです。
また、島内には「馬込(まごめ)教会」や「伊王島灯台」などの歴史ある建造物や、最先端技術の光と映像のデジタルアートが創る幻想の世界を楽しむことができる「ISLAND LUMINA(アイランド ルミナ)」など、様々な楽しみ方のできるスポットが盛りだくさんです。
夏には白い浜辺のビーチ「コスタ・デル・ソル」で海水浴を楽しむことができます。スペイン語で「太陽の海岸」を意味するコスタ・デル・ソルと名づけられたビーチは、美しい青い空と太陽の光、キラキラときらめく青い海と白いビーチでリゾート気分が上がるロケーションとなっています。
小浜温泉(おばまおんせん)
小浜温泉は長崎県雲仙市にある、日本一熱量の多いと言われる温泉地です。白い湯けむりが立ち上る温泉街には、共同浴場やお宿の絶景風呂など日帰り入浴もできる温泉があちこちにあります。
観光協会で販売している「湯めぐり札」を購入すると、1セット1,300円(税込)で旅館のお風呂(宿湯)2湯、共同浴場(外湯)2湯を利用することができます。1人で4湯めぐることも、2人で2湯ずつ楽しむこともでき、さらに有効期限は購入日から一年間と、便利なこの湯めぐり札は是非利用したいですね。
対象になる温泉は、旅館14軒、共同浴場3軒の計17軒となっており、どこに入るか迷ってしまうほどです。橘湾に突き出すかたちで作られた、海が目の前にある露天風呂や、空中に浮遊しているような感覚を楽しむことができる絶景の展望露天風呂など、様々なおもむきのある温泉があります。
また、好みの食材を温泉蒸気で蒸して楽しめる、温泉地ならではの食事処「海鮮市場蒸し釜や」も人気となっています。小浜温泉街には他にも、長崎の郷土料理や長崎ちゃんぽん、トルコライスなどの名物からイタリアンまで味わえる食事処が充実しています。
日本一長い足湯 ほっとふっと105
小浜温泉街にある「ほっとふっと105」は、日本一長い足湯として人気のスポットです。105mという長さを誇る足湯には、「湯棚(ゆだな)」と呼ばれる源泉から次々と豊富な湯量の温泉が流れ込んできます。
上流は少し熱めの温度で、下流に行くにつれて湯温が下がっているので自分にちょうどいい湯温の場所を見つけましょう。また「ほっとふっと105」は屋根付きになっている部分も長く、雨が降った日でも安心して入れるように配慮されています。
「ほっとふっと105」は長いだけでなく様々な足湯があり、ペットと一緒に入れる「ペット足湯」のスペースもあります。また、ウォーキング足湯のゾーンもあり、長い足湯に足裏を刺激する小石が埋め込まれていて、足湯に入りながらウォーキングと足つぼを楽しむことができます。
近くには食材を温泉の蒸気で蒸して食べることが出来る「蒸し釜」があり、セルフサービスでスチームフードを楽しむことが出来ます。海の幸や野菜や卵など、蒸したてアツアツを足湯につかりながら食べるのがおすすめです。
長崎の名物グルメを楽しむスポット2選
江山楼(こうざんろう)中華街本店
江山楼中華街本店は、長崎県長崎市の長崎新地中華街にある中華料理店です。特に長崎名物のちゃんぽんが有名で「日本で一番評価されるちゃんぽん」だと人気を博しています。
長崎に訪れるとたくさんのお店でちゃんぽんが提供されているので、どこを訪れるか迷ってしまいますが、江山楼中華街本店であれば間違いなしと言われています。「とてつもない旨みが押し寄せる」と評判のちゃんぽんは、魚介の旨みが凝縮された濃厚鶏スープとたっぷりの野菜や肉が麺に絡んで、本場のちゃんぽんを食べた満足感にひたれます。
また、ちゃんぽんと並んで人気の皿うどんや、セットにおすすめの黒チャーハンなど、おなかいっぱいになっても食べたくなってしまうメニューがそろっています。長崎に訪れた際には是非訪れたい名店です。
Attic(アティック)
長崎県長崎市出島から歩いて15分ほどのところに、ベイエリアに広がる複合商業施設「出島ワーフ」があり、カフェやレストランなどが15軒ほど並んでいます。なかでも、ひときわ人気なのが「Attic(アティック)」というカフェです。オーナーの野田信治さんは、長崎のコーヒー業界で知らぬ者はいない一流のバリスタです。
そのバリスタが淹れるコーヒーやラテ、カプチーノはもちろん、SNS映え抜群で話題となっている「龍馬カプチーノ」がとても人気です。「龍馬のカプチーノで」と頼むと、龍馬の似顔絵ラテアートが施されたカプチーノがやってきます。なお、龍馬のほか、グラバー、弥太郎、シーボルトもあり、全4種類となっています。歴史好きな方にはたまらないメニューです。
長崎のSNS映え抜群スポット2選
森園公園
森園公園は、長崎県大村市にある公園です。海に隣接しているこの公園は、長崎空港から車で4分という立地で、潮風を感じながら空港の様子や沈む夕日を楽しむことができます。また、森園公園は「ガラスの砂浜」として有名な人気スポットになっています。
海のそばの浜辺の砂が、あたり一面が細かいシーグラスでできており、晴れた日は太陽の光が当たると、ガラスの粒たちが宝石のようにきらめきとても美しく幻想的な景色をみることができます。青や透明、緑など、様々な色のシーグラスがキラキラと輝く「ガラスの砂浜」は、SNS映えスポットだと人気を呼んでいます。
大村市が大村湾の水質改善を目的として、廃棄粉砕されたガラスを再利用して人工的に作ったもので、角が取れて丸くなったシーグラスが利用されています。潮風に吹かれながら幻想的な風景を楽しめる森園公園に訪れた際は、是非フォトジェニックな写真を撮ってみてください。
辰ノ島(たつのしま)
辰ノ島は長崎県壱岐市にある無人島です。玄界灘の宝石箱と称される壱岐の辰の島は、シーズンには渡船・遊覧船が出るので海水浴を楽しむことができます。
弓状の浜辺は遠浅の白い砂浜で、透き通った海は壱岐随一の透明度を誇り、訪れた観光客が感嘆の声をあげるほど人気だそうです。その透明度の高さから、船の下が透けて見え、海と空の間に船が浮かんで見える「宙船(そらふね)」が見られることもあるそうです。
また、海蝕崖(かいしょくがい)や海蝕岩(かいしょくがん)に波しぶきが打ち上がる光景は迫力満点で、海の宮殿、マンモス岩、エメラルドショアなど、見どころがたくさんある辰ノ島ですが、特に羽奈尾観音(はなげかんのん)は絶壁の裂け目の奥にある観音像で、心が美しい人にしか見えないと言い伝えがあり、見ることができると幸運が訪れると言われています。
長崎の歴史を知るスポット6選
長崎原爆資料館
「長崎原爆資料館」は、長崎県長崎市にある市立資料館です。長崎市の被爆50周年記念事業の一つとして1996年に開館され、1945年8月に長崎市に投下された原子爆弾による壊滅的な被害の惨状を後世に伝えています。
被曝当時の資料から原爆や戦争の悲惨さを知ることができ、平和に対しての思いを強く抱くことができます。長崎に原爆が投下された11時2分に止まったままの時計や、被爆された方が身に着けていたものなど、当時長崎で生きていた人々の普通の生活が一瞬にして消えてしまったことが伝わる展示の数々を目にすることができます。
日本は唯一の戦争被爆国であり、日本に生きる上で忘れてはいけない歴史を知るためにも一度は訪れるべき場所となっています。
大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)
「大浦天主堂」は長崎県長崎市にある、現存するものでは国内最古のカトリックの教会堂です。1865年に建立されました。中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあります。
建立直前に列聖された日本二十六聖人の殉教の地である西坂に向けて建てられています。1933年に国宝となった後、1945年の原爆による損傷の修復が1953年に完了し、現存する日本最古の教会建築として再度国宝に指定されました。
歴史ある教会の美しさに、観光客がたくさん訪れる観光スポットとなっています。敷地内には天主堂のほか、旧羅典神学校と旧長崎大司教館、大浦教会があります。中でも国の重要文化財でもある旧羅典神学校は、現在はキリシタン資料室として展示がされています。
大浦天主堂に入ると、色とりどりのステンドグラスの明かりの中、おごぞかな雰囲気に包まれます。歴史ある世界遺産を是非実際に体感してみてはいかがでしょうか。
島原城(しまばらじょう)
島原城は長崎県島原市にあり、長崎県指定史跡に指定されている城跡です。安土・桃山様式の壮麗な面影を残している五層天守閣の城は、外観も非常に美しくて勇ましく見ごたえがあり、また展望所からの景色も絶景となっています。
城内にはキリシタン史料、郷土史料、民俗史料と各階に展示がされており、その上に展望所があります。貴重な史料を見学したあとは、展望所から雄大な島原の歴史ある町並みを360度満喫することができます。
また、周辺を散策すると忍者や侍の衣装で扮装(ふんそう)する体験ができたり、全国でも珍しい女性のみの武将隊「島原城七万石(しちまんごく)武将隊」のおもてなしを受けることもできます。
亀山社中記念館(かめやましゃちゅうきねんかん)
「亀山社中記念館」は長崎県長崎市にあります。「亀山社中」とは慶応元年に薩摩藩や長崎の豪商・小曽根家の援助を受けて、坂本龍馬とその同志により設立された結社で、「日本初の商社」といわれています。
幕末・維新史において、重要な役割を果たした歴史のある「亀山社中」は老朽化(ろうきゅうか)した建物を当時の建物に限りなく近い形に復元・改修され、2009(平成21)年8月にオープンしました。坂本龍馬ファンからの根強い人気をほこり、名誉館長は、坂本龍馬に造詣が深い俳優の武田鉄矢さんがつとめています。
日本で一番最初にブーツを履いたと言われる、龍馬のブーツのレプリカや、書状の写し、亀山社中の志士達の写真等の貴重な史料が展示されています。
眼鏡橋(めがねばし)
「眼鏡橋」は長崎県長崎市の中島川に架かる、日本で初めて造られた石造りの二連アーチ橋です。1960(昭和35)年に国の重要文化財として指定されました。石橋と川面に映った影が、きれいな丸いふたつの円を描き、まるで眼鏡のように見えることから「眼鏡橋」と名づけられました。長さ22m、幅3.65mで2つの半円を描くアーチ形式の歴史ある石橋です。
眼鏡橋の付近にある堤防には、ハートの形をした石が20個前後はめられていて、可愛い写真が撮れるとSNSで人気のスポットでもあります。「ハートストーン」を見つけると恋が叶うとして長崎市の定番パワースポットにもなっています。
長崎大水害で被害を受けた際の改修工事で埋め込まれたものですが、中には、自然に形づくられたハートもあるそうです。眼鏡橋を訪れた際は是非お気に入りのハートストーンを見つけてみてください。
長崎で開運しよう!パワースポット2選
壱岐島(いきのしま)
壱岐島は九州と対馬の中間にある島です。古事記では別名を天比登都柱(あめひとつばしら)といいます。原島・長島・大島・若宮島の4つの有人島と、19の無人島が属し、総称して「壱岐諸島」と呼びます。外周を回るのに車で約2時間半ほどで回れる壱岐島は、島全体がパワースポットと言われ、島内に様々な観光スポットが点在しています。
壱岐島で一番大きいクスノキがある「住吉神社」には、大楠(おおくす)のほかに「夫婦楠(めおとくす)」と呼ばれるクスノキがあります。長寿・縁結びの神様と伝えられ、男性は左回り、女性は右回りに1周すると、願いが叶うと言われています。
月讀(つくよみ)神社は古事記で「神道」発祥の地とされる神社で、全国各地にある月読神社の元宮になります。「男嶽神社(おんだけじんじゃ)」には「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿など境内に無数の猿の石造がまつられています。神社にある展望台からは、壱岐島を見渡すことができておすすめです。
また、他にも「辰ノ島」や「小島神社」、「一支国(いきこく)博物館」や「筒城浜(つつきはま)海水浴場」そして映画の舞台でも有名な「猿島」など、訪れたい場所が満載の壱岐島は一度は訪れたいパワースポットです。
諏訪神社(すわじんじゃ)
長崎くんちで有名な「諏訪神社」は長崎県長崎市にあります。地元長崎では親しみを込めて「おすわさん」「おすわさま」と呼ばれています。秋に行われる「長崎くんち」というお祭りは、350年以上も続く伝統行事で、日本三大祭に数えられています。
諏訪神社にまつられている「森崎大神」は縁結びの神様で、ご利益を求めて全国から観光客が訪れます。参道の敷石には「男石」と呼ばれる丸い形をした石、「女石」と呼ばれる六角形をした石が埋め込まれており、これらの石を踏んで、本殿正面にある「陰陽石」を踏み参拝すると、縁結びの願い事が叶うとされています。
また、本殿右横には「大黒様」と数歩歩いた目の前にある「恵美須様」がまつられていて、男性は大黒様から、女性は恵美寿様から、それぞれ目を閉じて歩いて辿りつけたら、恋愛成就すると言われています。
本殿の近くには「止め事成就の狛犬」という止め事にご利益がある狛犬もまつられており、コヨリを狛犬の足に巻きつけながら祈願すると願いが叶うそうで、受験生の「すべり止め祈願」に人気の願掛けスポットとなっています。
ディープな長崎を味わえるスポット4選
龍馬ぶーつ像
「龍馬ぶーつ像」は長崎県長崎市の「亀山社中門前」のポケットパークに建っています。日本で初めてブーツを履いたと言われる、坂本龍馬のブーツの像が置かれています。このブーツには実際に足を入れることができ、坂本龍馬のブーツを履いて長崎港など長崎の街並みを望むことができます。写真スポットとしても大変人気で、腕を組んで龍馬気分で写真を撮影するのがおなじみです。
周辺には「亀山社中跡」や「龍馬通り」など、坂本龍馬ゆかりのスポットが数多く点在しています。歴史好きな方にはたまらない、是非訪れてみたいスポットになっています。
フルーツバス停
「フルーツバス停」は、長崎県諫早(いさはや)市内中心部から国道207号を佐賀方面に向かう途中にある、様々なフルーツの形をしたバス停です。このフルーツバス停がある道路の愛称は「ときめきフルーツバス停通り」とされていて、「イチゴ」「メロン」「スイカ」「ミカン」「トマト」の5種類のバス停が16基設置されています。
訪れた人々を和ませるために設置されたこのフルーツバス停は、可愛らしい見た目から写真スポットとして人気になっていて、童話の世界のようなファンタジックな写真を撮影することができます。ドライブに出かけた際は是非、SNS映え抜群な写真を撮ってみてください。
王位石(おえいし)
王位石は長崎県野崎島にある、謎に満ちたスポットです。「日本版ストーンヘンジ」とも言われ、人工物なのか自然にできたものなのかすらわかってないそうです。巨大な石が鳥居のように積み重なっていて、大きさは高さ24メートルにもなり、上には5m×3mほどのテーブル状の石が乗っています。
沖ノ神島神社(おきのこうじまじんじゃ)のそばにあり、たどり着くには野崎港から片道約6.5kmの道のりを徒歩で向かうのみとなっています。まさに、長崎のディープなスポットです。
王位石には様々な伝説があり、王位石のそばでは方位磁石が狂ってしまうそうです。また、野崎島内にはいたるところに遺跡や古墳があり、島全体が謎に満ちた不思議なスポットとなっています。島内は自然がそのまま残り、危険な箇所もあるため訪れる際はツアーガイドの方と訪れましょう。