宮島ってどんなところ?
日本三景のひとつ
松島と天橋立に並び、日本を象徴する三大絶景のひとつでもある宮島。弥山の緑を背景に海に浮かぶ厳島神社はここでしか見ることのできない唯一無二の風景といえます。
世界に誇る日本の名社「厳島神社」がある
厳島神社とその周辺のエリア(※1)はユネスコの世界文化遺産にも登録されている誇り高き日本の名社です。1400年以上の歴史があり、赤塗りの社殿は平安時代の寝殿造り形式をとっています。潮の満ち引きによって姿を変える幻想的な鳥居が多くの人を呼び寄せ、日本でも有数の観光地となっています。
グルメが充実
厳島神社からすぐ近くの表参道商店街では宮島や広島ならではのグルメが充実しています。散歩がてら歩きながら食べれる串ものなど食べ歩きグルメも、宮島名物といわれるあなごめしもいただけます。定番のもみじ饅頭は様々な種類がそれぞれのメーカーから販売されているので食べ比べも楽しめます。
見どころ
最大のみどころ「厳島神社」へ行こう
必ず一枚は写真を撮ってしまうほど美しい厳島神社の鳥居。潮の満ち引きは6時間ごとに繰り返され、鳥居が海に浮かぶ時間と鳥居の側まで歩いていけるようになる時間があります。季節や時間帯によって様々な顔を見せてくれるこの鳥居は昔も今も多くの人の心を掴んでいます。
厳島神社の美しいポイントは鳥居だけではありません。本殿・平舞台・高舞台・能舞台・反橋・廻廊からなる広々とした社殿も随所に見どころがあり、それぞれがバランスを取り合って美しく佇んでいます。
まず宮島への観光を決めたら予定している日の満潮時間と干潮時間をチェックしましょう。「観光協会」のHPから調べることができます。干満のリズムは約6時間。宮島で半日を過ごす場合はどちらも楽しむことができますよ。
宝物館では、歴史にちなんだ絵巻などを鑑賞することができます。建物もダイナミックな作りで見応えがありますね。
満潮時にはゆったりと鳥居の下をくぐる情緒あふれる「ろかい舟」やシーカヤックアクティビティなどで贅沢に景色を楽しむ方法もありますよ。干潮時には鳥居のすぐ下まで徒歩でたどり着くことができます。
瀬戸内海を一望する弥山ハイキング
標高500mの山。世界遺産にも登録されており、山頂付近からは瀬戸内海の美しい島々を一望することができます。山の中腹までのロープウェイが開通しています。秋には紅葉が美しく、多くの観光客で賑わうパワースポットですよ。
紅葉谷公園近くの紅葉谷駅からロープウェイで弥山中腹まで約15分で行くことができます。
獅子岩展望台へ到着すると、大きな岩が無数にゴロゴロと転がっています。瀬戸内海の穏やかな海と数々の島を一望することができる絶景スポットです。
登山の途中の休憩地点となるのが「弥山本堂」です。弘法大師が修行したと言われる場所に建てられました。
弥山頂上展望台に到着すると「神の磐座石」に出会えます。こちらも瀬戸内海の美しい海と島々を眺めることができる絶景スポットかつ岩のパワーが集まったパワースポットです。
もみじ饅頭のお手軽な手焼き体験も!
獅子岩展望台がある獅子岩駅の2階にもみじまんじゅうづくり体験ができるスポットがあります。当日現地での申し込みが可能で、たったの15分で体験できてしまいます。
もみじ饅頭を食べ比べてみよう
広島土産の大定番といえばもみじ饅頭ですね。宮島の商店街には所狭しと数々のもみじ饅頭メーカーが店を出していますので、バラエティ豊かな味や製法を一気に楽しめます。
定番中の定番であるこしあん・つぶあんだけでなく「広島レモン」などの変わり種も大人気です。一個売りで販売しているお店も多いので色々な味を試して自分なりのランキングを作ってみても面白いかもしれません。
最近のトレンドは「揚げもみじまんじゅう」や「もみじ饅頭クロワッサン」などのアレンジバージョン。特に揚げたての揚げもみじまんじゅうは驚きの美味しさです。
ここだけのグルメも大充実
広島県の名産といえば牡蠣やレモン。宮島ではあなごが名産で「あなごめし」は宮島観光の定番グルメです。また、広島観光の時間が短いという方も宮島内には広島風お好み焼きが味わえるお店がいくつかあります。
話題の3大あなごめし屋「ふじたや」「うえの」「和田」は行列を覚悟で行きましょう。それぞれのお店の味付けの違いを楽しめます。
あなごめしに合わせて宮島グルメでおすすめしたいのが牡蠣です。広島県が全国1位を誇る生産量であるがゆえに比較的安値で質の良いものが食べられるに違いありません。
代表的なお店は「焼きがきのはやし」や牡蠣の食べ放題を楽しめる「牡蠣小屋・島田水産」などです。
カフェや売店でゆったり休憩
商店街の売店には少し腰掛けて食べ歩きグルメを楽しめるベンチが多数ありますが、ゆったりと休憩がしたい場合はカフェの利用もおすすめです。
表参道商店街で食べ歩き
表参道商店街を何も食べずに通り抜けられる人はなかなか居ないのではないでしょうか。それほどまでに魅力的なグルメで溢れかえっています。代表的なのは「もみじまんじゅう」のアレンジスイーツと、焼き牡蠣などの牡蠣グルメ。
各店舗のグルメは数量限定だったり、夕方16時ごろには営業終了になるお店も多いので絶対に食べたいものは早めの時間を狙いましょう。
あなごまん
宮島のあなごを使った蒸しまんじゅう。ふわふわの生地に、ぎゅぎゅっと中身も詰まったお得なストリートフード。「○錦本舗」には広島牛の牛まんもありますよ。
にぎり天
魚のすり身に野菜を混ぜたり、ベーコンやチーズを巻いていただく串もの。揚げたてをビールや冷たい飲みものと食べれば最高です。「九州屋」では、その場でにぎり天を揚げてくれます。
牡蠣カレーパン
カレーパンの中に牡蠣を入れた贅沢すぎる一品。牡蠣クリームコロッケもあるそうですよ。
穴子竹輪
穴子がすりこまれた竹輪は宮島の新しいストリートフードとして人気を博しています。店頭で焼き販売をしているのも魅力のひとつ。
表参道商店街でお土産ショッピング
もみじまんじゅう
広島土産の大定番です。「定番すぎる」という声も多いですが、最近は非常に多くの”変わり種商品”が販売されているのです。「広島レモン」や「チーズ」「竹炭黒もみじ」などはお土産に買って行くと話題性があるのでおすすめです。
牡蠣のオイル漬け
甘いものよりもお酒のおつまみのほうが喜ばれそうな場合は牡蠣のオイル漬けを買っていきましょう。定番かつ人気の銘柄はネーミングが可愛い、「花瑠&花星(おいる&おいすたー)」です。
小物のお土産
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杓子
宮島の伝統工芸として200年以上も作られ続けてきたのが「杓子」です。バターヘラから炒め物に使えるターナーなど、様々な種類があります。料理好きの人へのお土産に喜ばれるでしょう。表参道を歩いていると大きな大きなしゃもじのモニュメントに出会います。 -
宮島張り子
宮島張り子は昔懐かしく可愛らしいデザインが特徴の動物たちの民芸品。手づくりの温かみを感じられます。 -
宮島帆布
宮島帆布は帆布職人の沖野さんによるショップです。トートバッグはペンケースなどシンプルで丈夫なデザインが魅力的です。
厳島神社と合わせて観光におすすめ
厳島神社と合わせて観光におすすめの人気スポットには、宮島桟橋から徒歩15分のところにある大願寺や大聖院、宮島港から徒歩約20分の紅葉谷公園などがあります。
大願寺
大願寺は宮島棧橋から徒歩15分の位置にあり、厳島神社からも徒歩約3分ほどで着きます。
厳島神社のすぐ隣に位置する寺社が「亀居山放光院大願寺」です。日本三大弁財天のひとつである学業や芸術・芸能の神様として知られている「厳島弁財天」が祀られています。大きく荘厳な門が印象的です。
僧了海により鎌倉時代に再興されたと伝えられ、嚴島神社の修理・造営を司っていました。数多くの重要文化財、古文書を残しています。2006(平成18)年、護摩堂が140年ぶりに再建され、大仏師・松本明慶作の総白壇の厳島大仏・不動明王が開眼され祀られています。
大願寺の本尊厳島弁財天は、相模国[さがみのくに](鎌倉)の江ノ島、近江国[おうみのくに](琵琶湖)の竹生島とともに、日本三大弁財天の一つです。厳島弁財天大祭は毎年6月17日に行われます。年に一度この大祭のときに御開帳され、一般の人も拝観することができます。
大聖院
大聖院は宮島棧橋から徒歩で20分の位置にあり、厳島神社からも徒歩約10分ほどで着きます。
弥山のふもとに位置する寺院で宮島の中では一番歴史のある寺院です。境内には個性豊かでユニークなお地蔵様が沢山いますよ。大聖院の一番奥には「一願大師」はひとつだけ願い事を叶えてくれる大師様がいます。様々な御利益を授かることができるスポットが境内に沢山あります。
真言宗御室派の大本山です。島内仏教信仰の中心となり、弥山の弘法大師が求聞持の秘法を修めた遺跡を管轄しています。観音堂には、十一面観音菩薩像が祀られています。明治維新までは嚴島神社の後園にあった本地堂に祀られていた本地仏で行基作と伝えられています。
紅葉谷公園
紅葉谷公園は宮島港から徒歩20分の位置にあり、厳島神社からも徒歩約5分ほどで着きます。
天然記念物に指定されている弥山原始林の麓にあり、その名のとおり、秋は燃えるような紅葉の美を誇り、宮島の一大名所となっています。公園には約700本の紅葉があります。種類はイロハカエデが約560本ともっとも多く、オオモミジ約100本・その他ウリハダカエデやヤマモミジ等が約40本です。
春から夏にかけて、葉に澱粉質を蓄え、霜が降りる秋になるとアントシアニンという物質に変わり、この量によって、紅葉の良し悪しが決まります。春から夏にかけては緑が清々しく、11月中旬から下旬にかけては紅葉が楽しめます。
荒胡子神社(あらえびすじんじゃ)
厳島神社と五重塔の間にある神社で、厳島神社の境外末社です。石造りの四脚鳥居、瓦葺の拝殿があり、その奥に桧皮葺で朱漆塗の社があります。1441年に創建、もとは大願寺の子院金剛院の鎮守であったといわれています。
日本伝統芸能厳島劇場
2017年にグランドオープンした劇場。1000年受けつがれた日本伝統芸能猿まわしの約20分間の公演が楽しめます。最大キャパシティ100名です。
(※1)厳島神社と宮島の世界遺産登録地域について
世界遺産として登録された区域は、社殿を中心とする嚴島神社と、前面の海および背後の弥山原始林(天然記念物)の森林を含む区域の431.2ヘクタールです。厳島全島の約14パーセントを占める広い範囲にわたっています。〜バッファゾーン(緩衝地帯)は、「厳島全島」及び「宮島町字長浜小名切り突角より同町大字大西町水晶山北部突角を見通す線内の海面」の範囲から、遺産範囲を除いた地域です。
一般社団法人宮島観光協会HPより引用
アクセス情報
- 宮島口駅・フェリー乗り場より
広島駅からはJR山陽本線に約30分乗り、宮島口で下車し、フェリーに乗ります。
フェリーはJRと松大汽船の2種類で、どちらも所要時間・料金は同じです。航路と本数が違い、松大汽船は本数が多く、JRは厳島神社の鳥居により近い航路で島へむかいます(時間限定) - 平和記念公園・原爆ドームより
また、宮島と広島平和記念公園を直行で結ぶ高速船「世界遺産航路」を利用すればスマートに観光ができます。
本島から宮島へは橋がありません。フェリーや船での移動が基本となります。観光エリア内も細い道が多く、駐車場も少ないため、観光目的での車による入島は動きづらいでしょう。本島側のターミナル横に駐車場があります。
よくある質問Q&A
観光の所要時間は?
ランチの人気店は食材がなくなり次第終了であったり、15時以降の夕方にはご飯処が閉まってしまうことも多いです。そのため、昼前の時間に宮島に到着し、厳島神社周辺と表参道商店街を見て、ランチを食べて2時間から3時間で観光を終えるのが一般的といえるでしょう。
弥山頂上を目指したり、水族館に行ったり、神社の潮の満ち引きを楽しみたい方は半日以上の滞在が望ましいです。
弥山登山の所要時間は?
弥山の中腹約250m地点まではロープウェイが利用できます。駅から山頂までは徒歩で約30分で到着します。頂上まで徒歩で登山する場合には3つの登山道によって多少時間が異なりますが、1時間半から2時間ほどで頂上に到着する紅葉谷コースが一般的です。
島内は何時頃まで楽しめますか?
近年の観光客の増加に伴って夜でも営業している店が増えましたが、ほとんどのお土産店や御飯処は昼間の営業が中心です。夜は鳥居のライトアップを楽しみたい方や宮島に宿泊する方だけの観光客になるので人も減ります。
ベストシーズンはいつですか?
宮島のベストシーズンは紅葉が美しくなる秋だといえるでしょう。紅葉の時期はどこの観光地も混雑します。
鹿に餌をあげてもいいの?
鹿せんべいなどを販売している奈良公園とは違い、宮島では鹿への餌やりが禁止されています。
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