SNS映えの宝庫!大分定番スポット8選
別府地獄めぐり
別府地獄めぐりは大分県別府市の定番観光地です。「地獄」とは200~300mの地底から噴き出る熱湯・噴気・熱泥のことで、国指定名勝となっています。
コバルトブルーがきれいな「海地獄」と池一面が赤く染まった「血の池地獄」、別府市の天然記念物にも指定される間欠泉「龍巻地獄」と青みを帯びた白色の「白池地獄」、灰色の熱泥が沸騰する「鬼石坊主地獄」、温泉熱を利用しワニ飼育をしている「鬼山地獄」、1丁目~6丁目までさまざまな湯の池がある「かまど地獄」があります。
なお、「海地獄」「血の池地獄」「鬼石坊主地獄」「かまど地獄」には足湯があり、「鬼石の湯」という日帰り入浴施設もあります。アトラクション感覚で温泉を楽しむことができます。
由布院(湯布院)
由布院は大分県の真ん中あたりにある由布市にある観光地です。温泉や和風の町並みが有名なスポットで、外国人観光客も多く訪れます。たくさんの食事処や土産店が並ぶ「湯の坪横丁」や「湯の坪街道」を散策すると、旅先の非日常感に浸ることができます。
徒歩で行ける範囲にたくさんのお店や観光スポットがあるので、お土産を買ったり食べ歩きをしたりウインドウショッピングをしたりと、一日中楽しむことができます。日帰り温泉や宿泊施設も充実しているので、遊びつかれて休息をとりたい時にも便利です。
たくさんの美味しいテイクアウトショップが建ち並んでいるので、是非おなかをすかせていきたいですね。また、由布院駅を出てすぐにある「観光辻馬車」やクラシックカーを改造して造られた観光乗合バス「スカーボロ」で由布院の観光地をゆったりと巡ることもできます。
金鱗湖(きんりんこ)
金鱗湖は由布院の観光スポットとして有名な場所です。訪れる時期や時間で、様々な景観を楽しむことができます。金鱗湖周辺には、グルメスポットや写真スポットなどがたくさんあり、気軽に散策しながら観光できるエリアとなっています。
南東の湖畔には「天祖神社」が鎮座しており、神社の鳥居は金鱗湖のなかに立っています。静かな水面に立つ鳥居は厳(おごそ)かな雰囲気が漂っていて、気温が低い時期の朝には湖面から立ち上る朝霧で幻想的な風景を見ることができます。
また、ご神木の大杉は市の天然記念物にも指定されており、地元の人たちの信仰を集めています。金鱗湖にかかる桟橋は写真スポットとして有名で、混雑しているときは、順番待ちをするほど。由布院に訪れた際には是非立ち寄りたい場所ですね。
宇佐神宮(うさじんぐう)
宇佐神宮は大分県宇佐市にある神社で、全国に約44,000社ある八幡宮の総本社です。国宝や重要文化財などの建造物が数多くあり、境内は国の史跡に指定され、本殿3棟は国宝に指定されています。年間で約150万人が訪れる宇佐神宮はパワースポットとしてとても有名で、ご利益を願う名所がたくさんあります。
本殿へ向う参道に敷かれた石畳には、左右対称に置かれた「夫婦石」があります。独身の人は両足で、夫婦やカップルは手をつないでそれぞれ一緒に片方ずつを踏むと、良縁や夫婦円満のご利益があると言われています。「EXILE」のUSA(うさ)さんが名前にあやかって、ミリオンセラーを祈願したことで一躍有名になった、樹齢800年のご神木の大楠は、触りながら一周するとご利益があると言われてます。
参道から少し離れた場所にある「願掛け地蔵」は誰にも見られずに参拝すると一生に一度だけ願いがかなうと言われています。
耶馬溪(やばけい)
日本新三景に選定されている「耶馬溪(やばけい)」は、大分北部にある中津市から車で約20分ほどの山国川中流域にあります。本耶馬渓町・耶馬溪町・山国町の三つの町からなっており、絶景の紅葉が「一目八景(ひとめはっけい)」として全国的に有名な場所になっています。
また、青の洞門や羅漢寺、耶馬渓橋、猿飛千壺峡(さるとびせんつぼきょう)など自然や歴史と触れ合うことのできる観光スポットが数多く点在しています。紅葉が有名な観光地であることから、特に秋のシーズンは観光客で賑わいます。
知る人ぞ知る写真スポットとして「御霊(ごりょう)もみじ」があり、紅葉の季節には八坂神社の参道に美しいもみじのじゅうたんが現れます。山国川の中流域にある、川沿いにそびえ立つ岩峰や奇岩群は、耶馬溪を代表する風景となっています。
九州自然動物公園アフリカンサファリ
九州自然動物公園「アフリカンサファリ」は、大分県宇佐市にある日本最大級のサファリパーク形式の動物園です。およそ70種、1,300頭の動物が飼育されており、約6kmのサファリロードを自家用車や「ジャングルバス」に乗車して野生動物を観察する「動物ゾーン」と、ウサギやモルモットなどとのふれあいを楽しめる「ふれあいゾーン」(散策エリア)の2種類のエリアがあります。
「ジャングルバス」は野生動物に餌をあげながら移動するオリジナルの生態観察バスで、子供たちに大人気となっています。大きく開放感のある窓ごしに見るライオンやキリンは迫力満点で、直接餌を与える際のドキドキ感は大人も子供も楽しめます。他にも園内では、ウサギやモルモットなどの小動物から犬や猫、カンガルーともふれあうことができます。
高崎山自然動物園
高崎山自然動物園は、大分県大分市最西部の別府市との境界にある高崎山にあります。ここでは野生のニホンザルに餌付けをしているため、動物園のサル山と違い、オリのない山に暮らしているサルが観光客のすぐそばまでやってきます。山の中にあるサルの寄場に行くには歩いて行くこともできますが、「さるっこレール」というかわいい名前のモノレールに乗って行くこともできます。
人間のように暮らす姿を楽しく観察しつつ、職員さんのおもしろいサルの解説を聞くことができます。自然や動物と触れ合えて、家族みんなで楽しめるスポットです。ちなみに、公式HPでは日々スタッフブログが更新されており、読んでいるとブログに登場するおサルさんに会ってみたくなります。
うみたまご
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、大分県大分市の高崎山のすぐ近くにあります。別府湾を望む海沿いの水族館で、海の中にいるような感覚を味わうことのできる潮流式の大回遊水槽やサンゴ大水槽などがあります。水量が1,250トンもある大回遊水槽ではサメやエイなど迫力満点の大型魚をはじめ、90種1,500尾の魚を見ることができます。
また、屋外には別府湾に溶け込むような大きな水槽がある「大タッチプール」があります。大分の海の様々な魚たちが泳いでいて、直接触れ合うことで海の生き物たちの触感や匂い、温度を感じることができます。
また、新施設の「あそびーち」は「動物とあそぶ×アートであそぶ」がテーマの新感覚ビーチで、まるでガラスのない水族館のように自然のままの海の生き物たちと触れ合って楽しんだり、アートな遊具で遊ぶことができます。小さな子供さんから大人まで楽しむことができる施設です。
大分の絶景を楽しむスポット6選
九重連山(くじゅうれんざん)
九重連山は大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にかけて広がっています。日本百名山の一つに数えられ、一帯は阿蘇くじゅう国立公園に指定されています。標高約1,700m級の山々が連なっており、「九州の屋根」とも呼ばれている九重連山には、絶景スポットがいくつも点在しています。
日本百名道に選ばれる「やまなみハイウェイ」は北は由布院、南は熊本県阿蘇郡南小国町を結ぶ約1時間のドライブコースで、九重連山の絶景やレジャー、温泉や高原グルメが楽しめます。雄大な景観を眺めながらのドライブは季節を問わず楽しむことができます。
また「九重“夢”大吊橋」は高さが173mもある日本一高い歩行者専用橋で、歩いて渡ることができます。橋の上からは日本の滝百選に選ばれた震動の滝(しんどうのたき)の雄滝や雌滝、紅葉で有名な九酔渓(きゅうすいけい)の絶景が見られます。大自然を是非体感してみてはいかがでしょうか。
真玉海岸(またまかいがん)
真玉海岸は大分県豊後高田市にある「日本の夕陽百選」に選ばれた、美しい夕陽を見ることができる海岸です。大分県で唯一、水平線に沈む夕陽を目にすることができることで知られています。
最干潮時にも海水が全てなくならず、水が少し残ってできた干潟が夕陽に映えて、黄金に輝く水面が織りなす幻想的な風景が見られます。夕日に染まる干潟の波紋はとても美しく、日本にこのような景色があったことが新鮮に感じられます。
また、近くには「チームラボギャラリー真玉海岸」があります。世界的に活躍するデジタルアート集団チームラボの作品で、現在常設されている作品は全国的にほとんど例がありません。会場は元縫製工場を利用して作られており、「時間の花」を思い起させるような空間が常設されています。アーティスティックな時間を過ごしたい方におすすめのスポットです。
由布川峡谷(ゆふがわきょうこく)
由布川峡谷は大分県別府市と由布市にまたがる景勝地です。由布岳と鶴見岳の間を流れる由布川に続く長さ約12kmの峡谷で、髙さ15~60mもある峡谷にさまざまな場所から糸のように滝が流れ落ちる、美しい絶景を望むことができます。
水の浸食によって作り出された、なめらかで迫力ある岩肌がおりなす幻想的な光景は「東洋のチロル」と称されるほど美しいとされています。
四季折々に彩られる由布川峡谷の絶景を求めて、年間を通してたくさんの観光客が訪れます。 別府市側の椿入口と由布市側の猿渡入口があり、どちらも川辺まで下りることができます。
稲積水中鍾乳洞(いなづみすいちゅうしょうにゅうどう)
稲積水中鍾乳洞は大分県豊後大野市にある日本最大級の水中鍾乳洞です。3億年前に形成されたともいわれる、神秘的な鍾乳洞を歩いて楽しむことができます。洞内には水中鍾乳石や珊瑚石、まるいお椀が壁をくりぬいたようなくぼみが天井に伸びていく「ベルホール」や、重力とは無関係に、あらゆる方向に曲がりくねって成長する鍾乳石「ヘリクタイト」などが見られる、世界的にも珍しい鍾乳洞となっています。
洞内の気温は年中16度前後となっていて、夏の暑い時期に行っても洞内は涼しく感じられます。全長1kmになることが報告されていますが、今もなお鍾乳洞の研究・調査が進められているそうです。今後も新発見があるかもしれません、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
白水ダム
白水ダムは大分県竹田市の郊外にある絶景を望めるスポットです。深い山里の中にある小さなダムですが、その優美な水の流れから「日本一美しいダム」と紹介される、知る人ぞ知る人気のダムだと言われています。一般的な豪快に放水するダムとは違い、下から見上げると、流れ落ちてくる水がまるで白いレースのようにも絹のようにも見えるきめ細やかな美しさが魅力です。
白水ダムは、右岸と左岸がありそれぞれで見える景観が違います。右岸は、ダムより高い位置にあるため貯水池全景を望むことができるスポットとなっており、左岸は、ダムの下の位置からなめらかに流れ落ちてくる水の流れが見えるスポットとなっています。
右岸と左岸はダムの前から見ると近くに見えますが、それぞれを行き来するには7、8kmも迂回しなければならないそうなので、注意が必要です。ちなみに右岸はとある焼酎会社のCMロケ地として使われたことでも有名で、そのCMでこのダムを知って訪れる方も多いようです。
杵築城(きつきじょう)
杵築城は大分県大分市と別府湾を挟んだ北向かい、国東(くにさき)半島の南端部に位置する杵築市にあります。杵築市は九州の小京都と言われ、街並みのいたるところで江戸の風情がただよっていて、武家屋敷や石畳の坂道の景色が特徴的な海辺の城下町です。
町並みに広がる時代を感じる建物や石畳は、現代に復元や再現されたものではなく、当時のまま残されているそうです。歴史を含めて昔のままの雰囲気を大切に、つくられたものでない風情ある街並みをあえて残した景色が杵築城下町の魅力です。
また、この地は坂が多く、随所に凹凸があることから日本唯一の「サンドイッチ型城下町」と言われており、ぐるりと散策できるほどコンパクトな町並みとなっています。そんな杵築市にある「杵築城」は、日本一小さいお城といわれています。
レトロな大分を楽しむスポット2選
豊後高田「昭和の町」
大分県豊後高田市に「昭和の町」があります。豊後高田市の中心商店街が「昭和の活気を蘇らせよう」とスタートし、年間約40万人の来訪者を迎える商店街になりました。昭和30年代以前に建てられた古い建物が7割も現存する町を散策していると、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな気分を味わえます。
まさに「昭和のテーマパーク」で、レトロなお店がならんだ町並みは懐かしくてあたたかい気持ちになります。また、赤いレトロな郵便ポストが出迎えてくれる「昭和ロマン蔵」には、時代を感じるオート三輪車や自転車、自動車の数々がズラリと並んでいたり、年代問わず車が好きな方がわくわくしてしまう場所になっています。
昭和ロマン蔵「北蔵」には木造りの机や椅子、教卓、古びた日本地図や地球儀など昭和の学校や教室を再現したコーナーがあり、SNS映えする写真を撮影することができます。様々なレトロなものが展示されており、見ているだけで楽しくなれるスポットです。
ラクテンチ
「ラクテンチ」は大分県別府市にあるレトロな雰囲気が満載の遊園地です。最近、別府市長が温泉のPRとして「湯~園地(ゆ~えんち)」計画を公表したことで話題になりました。ラクテンチの本物の観覧車やジェットコースターに温泉計12トンを張って、奇抜な温泉遊園地のイメージ動画を制作し「動画の再生回数がもし100万回を超えたら、責任を持って実現します」と、市長自らが公約したものです。
この動画はまたたく間に拡散され、2017年には実際に3日間限定で「湯~園地(ゆ~えんち)」計画が実行されました。そんな話題性抜群のラクテンチは遊園地と動物園と温泉を一緒にしたような施設で、一日中楽しむことができます。
また、園内で大人気のアヒルの競争は昭和25年から続くラクテンチの名物となっています。日本唯一の二重式観覧車、屈指の急勾配を誇るケーブルカーにも乗ることができます。
大分グルメめぐり5選
関サバ・関アジ
瀬戸内海と太平洋の境界に位置する豊予海峡で漁獲され、大分県大分市の佐賀関で水揚げされる関サバと関アジは水産品の高級ブランドとして知られています。海域の環境から肥育がよく身が締まっており、佐賀関の伝統「一本釣り」で魚にストレスをかけず美味しさを保ちながら釣り上げ、全国でも珍しい「面買い(つらがい)」という取引方法で買い付けられます。
その後、鮮度を長持ちさせる手法「神経締め」を施された魚はとにかくこまやかな作業で鮮度と美味しさが守られているため、関サバは刺身として頂くことができます。
大分県内では、たくさんの飲食店で提供されている名物ですが、別府市の有名観光ホテル「杉乃井ホテル」では、高級ブランドの関サバや関アジを比較的お安く味わうことができます。大分名物の温かい温泉に浸かって新鮮な関サバや関アジを堪能する、贅沢な時間を過ごせること間違いなしです。
とり天
天ぷら衣を身にまとった独特の食感の、大分絶品ご当地グルメ「とり天」は今や全国でもポピュラーなメニューです。大分県別府市にあるお店「レストラン東洋軒(とうようけん)」では、そのとり天の元祖を頂くことができます。創業1925(大正15)年の老舗レストラン「東洋軒」はとり天発祥のお店で、三代に渡り脈々と受け継がれる味は創業当時のまま県内外の方々に愛され続けています。
国産鶏のもも肉を使用したとり天は、衣がサクサクで一度食べるとやみつきになるそうです。大正天皇の料理人も務めた創業者が大分県初のレストランとして開業した、とても歴史があるお店です。テレビや雑誌でも度々紹介されるほどの人気店、大分県を訪れた際は是非一度は立ち寄りたいですね。
山椒郎(さんしょうろう)
「山椒郎」は大分県由布市にある日本料理店です。オーナーシェフを務めるのは「ゆふいん料理研究所」の代表・新江憲一さんで、JR九州の列車「ななつ星in九州」の料理を監修された経歴の持ち主です。また、店舗の建築や設計、内装などはJR九州のデザイン顧問であり、ななつ星号をデザインした水戸岡鋭治さんによるものです。
大分県産の食材をふんだんに使った料理はどれも絶品で、その味を求めてたくさんの方が訪れます。なかでも人気なランチメニューは30種類以上の野菜が色鮮やかに散りばめられた、見た目にも楽しい「合わせ箱」です。
木箱の蓋を開けると、豊後牛や大分特産の冠地鶏とともに湯布院育ちの新鮮な野菜が美しく敷き詰められています。大分名物豊後牛を味わえる「豊後牛ステーキランチ」も人気で、絶妙な加減で焼き上げたステーキに湯布院の野菜がたっぷり添えられています。また、夜には絶品の季節のコースも味わうことができます。
スヌーピー茶屋
大分県由布市に「スヌーピー茶屋」があります。スヌーピーと和を融合したテーマカフェで、限定カフェメニューがどれも可愛くてSNS映え抜群です。全国に数店舗点在しているのですが、ここ由布院店限定で食べられる「スヌーピーとり天重」はスヌーピーのかたちの大根浅漬けが乗った大分名物のとり天重に、由布院ならではの「かぼす」や「しいたけ」が添えられている人気メニューです。
他にもハンバーグやパスタ、カレーやお子様ランチなどスヌーピー好きな方だけでなく大人から子供まで楽しめるメニューがたくさんそろっています。それぞれ色々な可愛いスヌーピーが添えられていて、食べるのがもったいないくらい、写真を撮りたくなります。
デザートやドリンクメニューも満載で、可愛らしいスヌーピーのマシュマロが浮いたラテは大人気です。テイクアウトメニューも充実しているので、由布院を散策中に是非寄ってみたいスポットとなっています。
地獄蒸し工房鉄輪(じごくむしこうぼうかんなわ)
「地獄蒸し工房鉄輪」は、大分県別府市にある「地獄蒸し料理」を体験できる施設です。「地獄蒸し料理」とは摂氏98度、100%地熱エネルギーの温泉噴気を利用した、鉄輪では江戸期頃から用いられていた伝統の調理法です。鉄輪温泉めぐりからそのまま行けるので、観光に訪れた人々で賑わうお店となっています。
待ち時間にはすぐ横にある足湯でのんびり待つこともでき、徒歩5分以内に立ち寄り湯も点在しているので温泉に入ってから訪れるのにも便利な立地です。
野菜や卵、エビなどお好みの新鮮食材を蒸すことが可能で、食材は持ち込みをすることもできます。温泉の噴気であつあつに蒸しあがった食材は、甘みが増してとても美味しいと評判です。昔ながらの調理法で自然の恩恵を感じ、お腹も心もいっぱいに満たすことができる大分県ならではのスポットとなっています。
「日本一のおんせん県」大分で温泉めぐり3選
潮騒の宿 晴海
「潮騒の宿 晴海」は大分県別府市にある、大分の「食」と「湯」を楽しめる人気の宿です。人気の温泉は、大浴場が1階と最上階8階に2つあり、どちらも別府湾の絶景を望むことができます。館内のお風呂は、客室露天風呂も含めて全て源泉掛け流しとなっており、湧出量世界屈指の別府温泉を心ゆくまで楽しむことができます。
1階の大浴場「潮騒の湯」は通称・海抜0mと呼ばれるほど海に近く、潮騒を聞きながらゆったりとくつろげるお風呂となっています。湯船に肩まで浸かると、まるで海に浮いているかのような開放感あふれる景色を味わうことができます。
また、最上階8階の「昇陽の湯」は宿泊者専用の大浴場で、晴れた日は四国まで見渡せる絶景のお風呂となっています。夜は、別府湾の向こうにきらめく夜景と海面にできる月の道を楽しみながら贅沢な時間を過ごすことができます。
ひょうたん温泉
「ひょうたん温泉」は大分県別府市にある、五感で楽しめる温泉施設です。こちらの温泉には「砂場」があり、大人から子供まで砂遊び気分で砂風呂を楽しめます。また、浴衣を着て入る混浴は、男女問わず、時間制限も無くゆったり過ごせるので、家族やお子さん連れで訪れるのにもおすすめです。
また、貸切家族風呂が全部で14部屋もあり、電話予約OKの内湯・露天風呂タイプが10部屋、来店時予約のみの露天風呂タイプが4部屋で、14タイプどちらを選んでも「むし湯」が付いています。
男女別の大浴場にはそれぞれ8種類のいろいろな形の温泉があります。男湯の見どころは大正時代からある19本の瀧湯(たきゆ)で、その圧巻の湯量で東洋一の瀧湯と言われているそうです。一方の女湯は露天風呂で、滝のように豪快に流れ込む源泉で身も心も満足することができます。すべて源泉かけ流しとなっており、広々としているのでゆったりと温泉を楽しむことができます。
竹瓦温泉(たけがわらおんせん)
「竹瓦温泉」は大分県別府市にあります。1879(明治12)年に創設された、歴史ある温泉です。竹屋根葺きの浴場でその後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。
一見、温泉とは思えないほど歴史を感じる重厚な建物は1938(昭和13)年に建設されたもので、唐破風造(からはふづくり)の豪華な屋根は圧巻です。その外観から、別府温泉のシンボル的な存在となっています。昭和初期のイメージを残した天井の高いロビーは、湯上りに休息できる場所となっています。
また、体を芯から温めてくれると評判の砂風呂は、浴衣を着て砂の上に横たわると砂かけさんが温泉で温められた砂をかけてくれます。歴史を感じる温泉で、ゆったりとノスタルジーに浸ってみてはいかがでしょうか。ちなみに、もちろん源泉かけ流しとなっています。
スピリチュアルを体感しよう!大分パワースポット2選
米神山(こめかみやま)
「米神山」は大分県宇佐市にあるパワースポットです。いつ何の目的で配置されたのか不明なストーンサークルがあり、神霊をまつった祭祀遺跡(さいしいせき)かと思われますが定説はいまだないそうです。麓にある巨石の環状列石は「佐田京石(さだきょういし)」と呼ばれ、山に点在する環状列石は「月の谷」「陽の谷」と呼ばれています。
京石が置かれた時代や目的など未解明の部分が多いパワースポットですが、米神山は霊山聖地として有名です。不思議なエネルギーに満ちた場所だと言われていて、超古代の巨石文化遺跡として全国各地より全国からスピリチュアルなパワーを求めて訪れる人がいるそうです。毎年春には、宇佐神宮の巫女が巨石の前で舞う「米神山巨石祭」という神事も行われています。
富来神社(とみくじんじゃ)
大分の金運スポットと言われる「富来神社」は大分県国東市にあります。国東市には「開運ロードとみくじ」という、いかにもご利益がありそうなエリアがあり、なかでも八坂社(富来神社)は宝くじ当選祈願の有名スポットとして知られています。1,200年の歴史ある神社で、順路に従って鳥居をくぐると本殿が現れます。神殿の中にも入ることができます。
また、本殿横に「運玉唐獅子(うんだまからじし)」なる看板が見えますので、順路にそって進んでいくと雄の唐獅子の石像が現れます。こちらの獅子は厄除け・子宝にご利益があるそうです。そしてその奥にさらに進むと雌の運玉唐獅子の石像が現れます。
この「運玉唐獅子」は八坂社の最強開運スポットと言われており、まるい御玉に触れると、子孫繁栄・祈願成就のご利益があるとのことです。特に開運財宝成就については甚大(じんだい)なパワーがあると言われています。是非祈願してみてはいかがでしょうか。
こんな大分もいかが?ディープな穴場スポット4選
沈堕発電所跡(ちんだはつでんしょあと)
沈堕発電所跡は、大分県豊後大野市にあるディープなスポットです。水墨画家の雪舟が室町時代に描いた「鎮田瀑図(ちんだばくず)」のモデルとなった、沈堕の滝(ちんだのたき)の下流にあります。滝の落差を利用した水力発電所で、1909(明治42)年に建設されました。現在は九州電力の取水堰(しゅすいせき)が作られており、水力発電所としての機能は果たさず石組みの遺構を残すだけとなっています。
沈堕発電所は廃墟となっても水路と水槽部分、発電所と排水口などの施設の位置がわかりやすく残っており、産業遺産として知られる観光スポットです。重厚な石積み造りにはう草や苔が何とも言えない雰囲気で、全国の遺跡や廃墟好きな方々を魅了します。ゲームの世界のような、非現実な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ととろのバス停
つづいて、大分のディープスポットは大分県佐伯市にある「ととろのバス停」です。「ととろ」は大分県佐伯市宇目に実在する地名で、かつて「ねこバスの里」として一躍脚光を浴びました。木造の素朴なつくりのバス停には「となりのトトロ」に出てくるキャラクターたちが可愛らしく描かれています。
路線バスの路線廃止に伴って佐伯市のコミュニティバスのみが停まるバス停となり、現在は静かに佇んでいます。バス停の近くには、訪れた人々が記念に残したトトロ人形が木の枝などに並ぶ「ととろの森」があります。森の中から本当にトトロや猫バスが出てきそうなくらいのんびりとした風景が素敵なスポットとなっています。
宇佐のマチュピチュ
マチュピチュといえばペルーにあるインカ帝国の遺跡ですが、なんと大分県宇佐市にもマチュピチュが存在します。その名も「宇佐のマチュピチュ」は展望台も設置されており、宇佐の景勝地として親しまれるスポットとなっています。
円錐形の山と美しい棚田が織りなす景色はまさに空中都市マチュピチュのようで、国道387号そばの展望所からは遮るものなく景色を観賞することができます。宇佐市も「南米のマチュピチュは遠いけど、宇佐のマチュピチュなら近い」とうたう、近場の「宇佐のマチュピチュ」に是非一度は訪れてみたいですね。
田染荘(たしぶのしょう)
田染荘は大分県豊後高田市にある景勝地です。2010(平成22)年に国の重要文化的景観に選定され、2011(平成23)年12月にはユネスコ未来遺産に登録されました。1,200年もの歴史を持つこの荘園は、昔ながらの田園風景を色濃く残しています。水を張った水田の水面に映り込む景色も美しく、ベストショットを収めようと訪れる観光客が多いそうです。
また、のどかな田園風景に囲まれる小崎地区では、田舎暮らしや農作業体験などができる農家民泊の受け入れも行っていて、そば打ちや竹細工、わら細工、こんにゃく作りなどの体験ができるそうです。里山料理を味わいながら、ゆっくりと流れる里の時間を満喫することができます。