旅の目的はこれ!宇治抹茶グルメ10選
伊藤久右衛門 宇治本店
江戸時代後期から作られ続けてきた伝統ある伊藤久右衛門のお茶は、現代においても気軽に訪れることのできる茶房やネットでの販売を通して宇治茶の魅力を日本中に伝えています。
茶房のメニューの中で人気の高い「宇治抹茶パフェ」は上質の茶葉のみで作られているからこその豊かでまろやかな味わいが特徴です。さらに伊藤久右衛門の宇治抹茶を堪能したい方には宇治抹茶のお団子やわらび餅、コーンフレークなどをのせた盛りだくさんの「よくばり抹茶パフェ」もおすすめとなっています。
パフェやあんみつを注文すると、宇治抹茶の粉が付いてきます。自分の好みにあわせた量の高級な抹茶を堪能できる魅力的なサービスです。
中村藤吉本店 宇治本店
宇治茶のスイーツを満喫するのにおすすめの中村藤吉本店はJR宇治駅の近くにあります。宇治本店は、重要文化財にも指定されている建築や黒松が見事な日本庭園が特徴で、最高の雰囲気の中で抹茶スイーツが味わえると多くの観光客が足を運びます。
人気が高いのは、涼しげな竹の器に入った、見た目も女子好みの「生茶ゼリイ」です。ほうじ茶と抹茶から選べるツヤツヤとしたゼリーや白玉の透明感と食感は一度食べたら忘れられない美味しさです。生茶ゼリイや、宇治のふきよせというデザートプレート、茶そばなどの人気メニューは相性の良いドリンクとあわせてお得に楽しめるセットも用意されています。
「生茶ゼリイ」はもちろん、お茶にこだわった「フィナンシェ」や「濃いめのチョコレート」などお土産にぴったりな商品を店内で購入することもできます。
福寿園 宇治工房
福寿園の宇治工房は、お茶の手もみや宇治茶・抹茶・ほうじ茶作りが体験できる宇治ならではの伝統が感じられる工房です。さらに茶に関わる、器作りや器の絵付け体験、茶道のマナー講座といった体験もできるので、思い出作りにぜひ訪れたいスポットとなっています。
そんな宇治工房にある福寿茶寮は、茶そばや抹茶を贅沢に使ったあんみつやパフェなど宇治茶づくしのゆったりとした時間を過ごせる茶寮です。玉露や煎茶は、スタッフが茶器を使って美味しい淹れ方を説明してくれるので、より一層宇治茶の伝統を味わうことができます。耳を澄ませば聞こえてくる宇治川の川音がさらに茶寮の雰囲気を良いものにしてくれています。
通圓 宇治本店
通圓はなんと平安時代に創業された非常に歴史の長いお茶屋の茶房です。京阪電車宇治駅を出て目の前にあるこのお店は、江戸時代の町家の遺構を残す貴重な建物は非常に趣深く、通りがかるときに目に留まるでしょう。宇治橋のたもとに店を構える通圓ならではの、宇治橋と宇治川の流れを眺めながらいただく抹茶グルメはまた格別です。
パフェ、茶そばなどの単品メニューや茶だんごや最中、あんぱんなどから好きなお菓子を選んで組み合わせることのできる飲み物のセット、さらにはテイクアウトとして気軽に利用できるソフトクリームなど用途に合わせて様々なメニューが揃います。宇治を訪れた際には、この本店以外にはデパートなどにも支店がない通圓で、特別なひとときを過ごしてください。
赤門茶屋
平等院前に続く表参道に店を構える良質な宇治茶の魅力を様々な形で味わうことのできるお店です。本場の宇治金時のかき氷や、心が穏やかになるような甘さの抹茶片栗、ぜんざいなど季節ごとに魅力的なメニューが登場します。
近年東京でも人気のある「抹茶ビール」は、赤門茶屋が発祥。あまり他の店では見かけることが少なく、こちらのお店で飲んでおきたい一品となっています。テイクアウトすることもできるので、平等院の表参道を楽しく散策したい時のお供にぴったりです。
茶房 櫟
このお店では名物の「抹茶フォンデュ」や一番人気の「抹茶パフェ」などの宇治抹茶をたっぷりと使用したスイーツや茶そばの御膳などが揃えられています。抹茶フォンデュには白玉や生麩、最中が添えられていて、濃厚な抹茶餡と粉末状の抹茶をつけて贅沢に味わうことができます。
陽の光が心地よい一階のお座敷からは宇治川を眺めることができ、また店名の由来にもなっている樹齢300年ほどの櫟(くぬぎ)の木が軒先にあります。風情たっぷりの茶房で宇治らしさを満喫できること間違いなしです。
辻利兵衛本店 宇治本店茶寮
石臼で丹念に挽いた宇治抹茶やグラスに入った薫り豊かな玉茶をシンプルに味わうことも、宇治抹茶ぱふぇや抹茶とマロンの相性の良いモンブランで和洋の良いとこ取りをしたスイーツを味わうこともできます。季節限定のパフェや大福、かき氷なども揃い、どれを食べるか迷ってしまいます。
辻利兵衛の抹茶スイーツを茶寮で味わうことができるのはこの京都宇治本店のみです。中庭を眺めながら贅沢に過ごすことのできる花見席やくつろげるソファが並ぶ喫茶スペースなど落ち着ける空間づくりもこだわりを感じさせます。
肉のはりよし
他では味わうことのできないとっておきの抹茶グルメが食べたい方にオススメなのが宇治橋商店街に店を構えている「肉のはりよし」で購入することができる「抹茶コロッケ」です。
ハムカツやコーンコロッケなど昔ながらの商品が並ぶ中で目を引く抹茶コロッケは、ほっくりとしたジャガイモや玉ねぎといったコロッケらしい具材に抹茶が混ざり、ほんのりとしたハチミツの甘さが際立つ相性バツグンの組み合わせとなっています。
京阪宇治駅前 駿河屋
京阪宇治駅の目の前に店を構える駿河屋は昭和初期から観光土産の定番としても、近隣の方の手土産としても愛されている老舗の和菓子屋さんです。
駿河屋の看板商品でもある名物の「茶だんご」は地元宇治の抹茶とこだわりの米粉を贅沢に使用した上品な味わいで人気を集めています。日持ちは2日間と短いですが、宇治抹茶の和菓子として宇治らしいお土産としても最適です。
また、茶だんごと並んで駿河屋の定番商品とされている抹茶やニッキのういろうの上に大納言小豆を贅沢にのせたモチモチとした食感が特徴の「みなづき」も茶だんごと詰め合わせにして購入するのにおすすめです。
シェ アガタ
シェ・アガタの看板商品である、宇治抹茶をふんだんに使用した「挽きたて抹茶の贅沢テリーヌ」は毎年9月から翌年の5月末まで限定で販売される、多くのメディアでも紹介されている大人気商品です。あまりの人気に一時店頭販売を休止したこともありました。
現在も店頭販売の数は限られているので、朝早くから並んでゲットするのがおすすめです。お茶屋が作るものとはまた違った目線で出来た宇治抹茶スイーツは、人気店でありながらも地域に密着した温かみのあるものとなっています。
フォトジェニックな観光スポット
伏見稲荷大社
トリップアドバイザーによる「外国人に人気の日本の観光スポット」に毎年選ばれている人気の観光名所です。稲荷山を登る道に続いていく千本鳥居の美しさには誰もが圧倒されるでしょう。京都らしい写真を撮りたい女子旅には欠かせないスポットとなっています。早朝に訪れると、まだ人もそれほど多くないので神秘的な静けさが感じられる写真を撮ることができます。
多くの方が千本鳥居をくぐった先にある奥社奉拝所で引き返してしまいますが、稲荷山を四つ辻まで登った人だけが見ることのできる市内を一望できる景色もまた違った魅力があり、おすすめです。抹茶スイーツをいっぱい食べるためのエクササイズにもなりそうです。
稲荷茶寮
伏見稲荷大社に訪れた際には是非とも、新しく出来た境内にある無料休憩所「啼鳥菴」でゆったりとした時間を過ごしてみてください。その「啼鳥菴」の中にオープンした稲荷茶寮は、伏見稲荷大社御用達として多くの人に愛されている、明治時代から続く老舗「椿堂茶舗」の新店舗です。
人気は赤い鳥居や狐、稲穂といった可愛らしいデコレーションが写真映えすること間違いなしの「稲荷パフェ」です。椿堂の抹茶を使うだけでなく、白玉やお米を使ったお菓子も入った日本の甘味を、眺めの良い池のほとりで楽しむことができます。
平等院
世界文化遺産にも登録されている平等院は、中でも十円硬貨にデザインされている鳳凰堂が有名な人気の観光スポットです。2014年に改修されたため、さらに金具や塗装などを創建された平安時代に近い形で楽しめるようになりました。極楽浄土を再現したとして創建当時から今まで多くの人々に感動を与えています。十円硬貨を持って鳳凰堂と写真を撮るのがぴったりです。
阿字池に映る鳳凰堂の様子はまるで極楽の宝池に浮かぶ宮殿のよう。境内に咲く季節の花々や紅葉も美しく、季節を変えて何度も訪れたくなる場所となっています。敷地内には平等院ミュージアム鳳翔館もあり、平等院の寺宝や敷地で発掘された平安時代の瓦や土器などが展示されています。
三室戸寺
西国三十三ヶ所巡礼の十番札所としても多くの方が訪れる「三室戸寺」は、豊かな自然がみせる四季折々の日本の美しさが感じられるスポットです。中でも人気が高いのは秋、そして梅雨の時期です。古来より「三室戸の紅楓」と称され、宇治十二景の一つにも数えられている紅葉の名所です。紅楓の評判通りの真っ赤な紅葉は、宇治・伏見に訪れた際にぜひみておきたいものとなっています。
ツツジ、あじさい、そしてハスが咲く花の寺としても有名で、別名「あじさい寺」とも呼ばれています。そんなあじさい寺の50種・1万株あるあじさいの中でもハート形のものが近年注目を集めています。場所を教えてもらうことのできないハートマークあじさいは見つけると恋愛成就にご利益があると言われています。女子旅だからこそ、ハートマークのあじさいは見つけたいところですね。
朝霧橋
鮮やかな朱色が目を引く朝霧橋は宇治神社などがある東岸から、宇治川の中洲に浮かんでいる橘島・塔の島、さらに平等院のある西岸までをつないでいる橋です。宇治川のある東岸には宇治十帖のヒロインである浮舟と彼女を追って宇治を訪れた匂宮の二人を表す「宇治十帖モニュメント」という像も置かれています。
朱色に緑がアクセントの朝霧橋は華やかながらに宇治の風景に溶け込み、また橋から眺める景色は自然と伝統ある建築が融合した非常に美しいものとなっています。ついつい写真に撮りたくなる素晴らしい景色は平等院や宇治神社の観光の合間に訪れるのにぴったりです。