秋旅おすすめ紅葉が堪能できるスポット
二条城
徳川家康が将軍家の宿泊のために建てたお城で、世界文化遺産にも登録されているスポットです。江戸から明治へと時代が変化する「大政奉還」が行われた場所でもあります。二の丸御殿では、襖絵の美しい部屋の数々を歩くと鶯の鳴き声のような音が聞こえる日本ならではの「うぐいす張り」の廊下を歩きながら鑑賞して行きます。
二条城には江戸時代の二の丸庭園、明治時代の本丸庭園、昭和時代の清流園という3つの庭園がありますが、その中でも国の特別名勝にも指定されている二の丸庭園は池泉回遊式で動きを感じさせる美しさで多くの人を魅了する庭です。京都の秋らしい紅葉を石垣や城と合わせて楽しむことができるのは寺社では出来ない、二条城だからこその魅力となっています。
神泉苑
神泉苑はもともと平安京遷都の際に作られた禁苑と呼ばれる宮中の庭でした。二条城を築城する際に敷地の大部分が二条城へと組み込まれたため、現在は16分の1ほどの大きさになってしまいましたが、組み込まれる以前は八町もの大きさがある豪華な庭だったとされています。
神泉苑の中にある朱色に塗られた見た目も美しい「法成橋」は願い事を1つだけ念じながら渡り善女龍王社にお参りすると願いが叶うとされているパワースポットです。この橋がかかる大きな池は神泉苑が面している御池通の名前の由来にもなっています。入場料などもかからずに紅葉を法成橋や池と一緒に楽しむことができる、秋におすすめなスポットです。
食欲の秋にぴったりな旬グルメが食べれるスポット
錦市場商店街
京都の旬が揃う錦市場は時期にかかわらず訪れておきたい定番スポットです。「京の台所」とも呼ばれ、観光客や修学旅行生で賑わう観光名所となっています。古き良き日本の商店街の賑やかさを感じられるスポットとして外国の方々にも人気があります。
390mの通りの中で、京野菜や漬物、豆腐、旬の食材などを中心に、食べ歩きに買いたい出来立てのグルメや、土産物として持ち帰りたい食材が並び、ついつい1店舗ずつ立ち止まってしまいます。アーケード商店街となっているので雨の日にも傘をささずに歩くことができるのも気軽に行きやすい理由です。寒さが増してきたこの時期には練り物屋さんであつあつの棒天ぷらを食べたりするのもおすすめです。
ROCCA&FRIENDS papier kyoto
可愛らしいビジュアルのスイーツやドリンクで大阪・京都を中心に人気を広げているROCCA&FRIENDSによって手がけられたサンドイッチ専門店です。本店でも人気の高いフルーツサンドや京都らしい具材を使ったたまごサンド、創作デリサンドが並びます。
味も見た目もサンドとの相性バツグンのドリンクも「オリジナルパンナコッタタピオカスムージー」や「タピオカスムージーソーダ」といった他では味わえないようなものが多く揃うのが特徴的です。イートインはワンドリンク制で、サンドとセットにすると100円引きになるようなサービスもあるのでどちらもあわせて味わってみてください。
手鞠鮨と日本茶 宗田
見た目も非常に可愛らしい手鞠鮨が食べられるお店として2018年4月のオープン直後から人気を集める手鞠鮨のお店です。一枚板の大きな木を使ったテーブルをはじめとし、京都らしい落ち着きと高級感を組み合わせた店内では季節ごとの手鞠鮨と月替わりの日本茶を満喫することができます。
様々な旬の食材を一口サイズで味わうことのできる昼の手鞠鮨セットは、魚介はもちろん、肉や稲荷といった変わり種も揃えられ、最後はモナカと日本茶で締めることができます。セットには天ぷらやおばんざいを追加することもできるので、お腹いっぱい食べたいという方にもおすすめです。
遊形 サロン・ド・テ
京都の高級旅館として知られている「俵屋旅館」がプロデュースしている洗練されたカフェです。店内は中庭や器に和を感じさせつつ、北欧のアンティーク家具が置かれていることでモダンな雰囲気に仕上げられています。
元々は旅館に宿泊した人しか食べられなかった名物の「俵屋のわらび餅」は本わらび粉、黒糖、水だけを使ったまさに「ほんまもん」。2,000円を超える値段に驚くかもしれませんが、食べてみるとあまりの美味しさに納得がいくでしょう。口直しに白湯や甘納豆、ぶぶあられを付けてくれるサービスも京都の心意気を感じさせてくれます。
Cafe Bibliotic Hello
店の前にある大きなバナナの木が目に止まる老舗のブックカフェです。町家を改装して作られた店内の天井まである大きな本棚は、雰囲気をさらにおしゃれにしてくれています。読書の秋を満喫するスポットとしても十分に楽しめます。
併設されている「ハローベーカリー」は夜も23時までと遅くまで営業しているのでカフェ利用の後に買って帰るのにぴったりです。季節のフルーツをたっぷりと使ったタルトやスムージー、ペイストリーで秋の食欲を思う存分に満たしてください。
ツアーやレンタカー・宿を探す
芸術の秋を堪能できるスポット
つくるビル
2012年に築50年のビルをリノベーションしてオープンしました。4階建てとなっているこのビルの3,4階には建築士からデザイナーまでジャンルの異なるクリエイターたちがアトリエ、ショップとして入居しています。
1階は「toiro」という名前がつけられ、クリエイターたちと直接会話を楽しみながら作品を購入することができるスペースです。2階にあるカフェやギャラリースペースでは展覧会やワークショップ、映像作品の上映会なども開催され、日本のこれからのアートを形作っていくアーティストたちの場所として提供されています。
京都国際マンガミュージアム
京都市と京都精華大学による日本のマンガ文化の魅力を伝えるミュージアムです。江戸期の戯画浮世絵から明治・大正昭和初期の雑誌、戦後の貸本から現在の人気作品、海外のものまで、約30万点が揃うこのミュージアムでは、博物館と図書館どちらの要素も組み合わせた形として、マンガ資料を収集、保管、公開しています。
自由に読むことのできる約5万冊のマンガ本が置かれている「マンガの壁」やプロによるマンガ制作の実演が見られる「マンガ工房」、さらにワークショップなどイベントの開催もあるので何度来ても楽しみ方が広がるスポットとなっています。1年間行き放題となる年間パスポートもあるので観光目的の方だけでなく、近くに住んでいる方も気軽に楽しむことができます。
うめぞの CAFE&GALLERY
俵型のみたらし団子で有名な茶屋「梅園」の店舗では唯一のこだわりが詰まったGALLERYが併設されたカフェです。1〜2週間ごとに変わるGALLERYの展示ではアクセサリーや器、雑貨の販売も行われていたりもします。他では出会えないであろう素敵なアートに出会えるかもしれないというドキドキ感が訪れるごとに味わえるのが魅力です。
うめぞのCAFE限定メニューの「抹茶のホットケーキ」は、注文を受けてから作られるほかほかホットケーキで京都産の宇治抹茶の濃厚な香りが楽しめるスイーツです。ホットケーキの上には黒糖バターとこしあんがのせられ、塩気と甘みがどちらもバランス良く楽しめます。
book&things
骨董品のお店などが軒を連ねる縄手・古美術街の路地奥にある古書店です。洋書のアートブックや写真集などを中心に芸術関連の古書を取り扱っていて、国内ではほとんど手に入らないような貴重な本を見つけることもできます。
町屋造りの建物となっていて、店内は畳が敷かれているのが他の書店とは異なっている特徴です。履物を脱いで畳に上がることによって、リラックスした気持ちで本と向き合うことができます。
京都府京都文化博物館
千年余の都として優れた文化を生み出し続けてきた京都の歴史と文化を今に伝える博物館です。歴史、考古学や民族文化、美術や映画、アニメに音楽と、京都に関わる文化芸術が分かりやすく展示されています。平安建都1200年記念事業の一環として1988年に開館しましたが、2011年に「ほんまもん」を体感できる博物館としてリニューアルし、「京の歴史」「京のまつり」「京の至宝と文化」の3つのゾーンに分けられた展示や企画展が楽しめるようになりました。
また常設展や企画展などの総合展示に限らず、様々な切り口によって特集された映像が上映されるフィルムシアターやイベントが開催されるホールやミュージアムギャラリー、小中学生のための学習イベントも行われているので観光客も地元の人たちも楽しめるようなスポットとなっています。
趣を感じよう!レトロさに浸るスポット
フランソア喫茶室
京都を古くから見守り続けてきた京都喫茶文化の象徴とも言えるようなお店です。豪華客船のキャビンをイメージした内装や、照明、飾られている絵画は1934年に創業されて以来、変わらず使い続けられています。その内装・外装両方の歴史的な価値から国の登録有形文化財にも指定されました。
ステンドグラスからの光を感じながら、クラシックの流れるクラシカルな店内でこだわりのコーヒーとケーキを楽しんでみてください。レモンの酸味がすっきりと食べやすいレアチーズケーキも人気ですが、シャルロットポアールという洋梨を使ったババロアが秋にぴったりでおすすめです。
喫茶ソワレ
河原町の賑やかな通りを少し曲がったところにあるレトロモダンな外観を今も残す老舗の喫茶店です。1階は青いライトで暗く、2階は外からの光も入って明るい店内となっています。東郷青児さんが好んで通っていたことでも知られ、グラスやコースター、ショップカードなど至る所に彼の絵が多く使われています。
そんなソワレの数多くあるメニューのなかでも、カラフルな美しさが宝石のような「ゼリーポンチ」や色とりどりの6種から好きな味が選べるクリームソーダが人気です。店全体で統一感のある、幻想的なレトロ空間は現代の京都にいることを忘れさせてくれます。
イノダコーヒ 本店
京都のコーヒーショップときいてイノダコーヒを思い出す方は多いのではないでしょうか。チェーンで展開しているイノダコーヒの本店では町家づくりの外観はもちろん、照明やインテリアから他のお店では味わえないレトロで上質な空間が感じられます。
京都の美味しいお水で淹れられたネルドリップコーヒーは創業以来守り続けられてきた味わいです。店舗によって異なるモーニングの中でも本店の「京の朝食」は多くのメディアに取り上げられる、人気を誇るものとなっています。サラダやタマゴ、ハム、フルーツがのせられたメインのお皿にクロワッサンやジュース、珈琲がついているセットで昔ながらの洋食への憧れなどを感じさせるようなメニューとなっています。本店は朝早く7時から営業しているので観光をスタートする前に是非立ち寄ってみてください。
喫茶マドラグ
「喫茶セブン」という50年以上続いた老舗の喫茶を店ごと受け継いで2011年にオープンした、京都の喫茶文化を今に継承している喫茶店です。鉄板ナポリタンやトロトロポークライスなどレトロ感のある洋食が雰囲気の良い店内で楽しめます。
こちらのお店の名物は何と言っても「コロナの玉子サンドイッチ」。閉店してしまった洋食屋コロナの名物であった玉子サンドイッチを継いでほしいという願いを叶えるべく、店主さんが昔食べた味やコロナのマスターによるレクチャーに少し改良を加えて作り上げたものです。卵を4つ使ったボリュームたっぷりのだし巻き玉子はマスタードやオリジナルデミグラスソースと一緒にふんわりとした食パンで挟まれています。
ツアーやレンタカー・宿を探す
Holidayユーザーによるおすすめプラン
あわせて読みたい京都観光コラム
[article:id:376]