秋旅おすすめ紅葉が堪能できるスポット
糺ノ森
下鴨神社の境内に位置する糺の森は、参拝のついでに是非ゆったりと散策したいスポットとなっています。東京ドーム約3個分という広大な敷地の中でケヤキなどの様々な木が紅葉し、赤・黄・緑が混ざった美しい秋の森として彩られます。
神社の少し厳かな雰囲気を感じさせるような森の中に流れる二つの小川のせせらぎに耳をすませながら、紅葉の色合いに浸ることができるリラックススポットです。京都の他の紅葉スポットよりも少し見頃が遅く、12月上旬にピークを迎えるので時期遅めの紅葉巡りにはぴったりです。
吉田神社
平安京の守護として造られ、平安時代からの長い歴史を持つ吉田神社は、「厄除け詣」の発祥の地として知られる神社です。毎年2月に3日間かけて行われる節分祭は室町時代から続いていて、現在も全国から数十万人の参拝者が訪れる大きな行事とされています。
広い境内の各所にカエデやモミジが点在しているため、紅葉の時期にもそれほど混雑することなく楽しむことができる穴場の紅葉鑑賞スポットです。吉田山の麓にあるので、山頂への紅葉のグラデーションも共に鑑賞することができます。
梨木神社
京都御所の東に位置し、京都三名水のひとつ「染井の井戸」を保有する、落ち着きのある神社です。萩の名所としても知られている梨木神社では、9月の中旬から下旬にかけて萩まつりも開催されます。
参道から社殿前まで咲き乱れる萩の花の美しさから、萩の葉が黄色に染まって赤いモミジと共に境内を彩るまでの長期間、初秋から晩秋まで移りゆく自然の秋らしさを感じられるのが魅力です。
真如堂(真正極楽寺)
本堂、三重塔、表門などと薄紅色の桜、赤い紅葉の組み合わせの美しさから桜、紅葉の名所として知られているお寺です。紅葉が終わりに近づき、散り紅葉が絨毯のように敷き詰められた境内は普段の静けさとは異なった魅力があります。
また近年、紫陽花が鐘楼の回りや本堂裏の宝蔵や万霊堂付近に、1000株ほど植えられ、梅雨の時期にも紫陽花の美しいスポットとなっています。紫陽花が見頃の時期には本堂へ向かうところにある手水舎にも紫陽花などの花々が上品に浮かべられ、訪れた参拝客を喜ばせてくれます。
大文字山
毎年8月16日に行われる五山の送り火に使われることでも有名な大文字山は京都の街を一望することのできる展望スポットでもあります。山頂からではなく、火床からの眺めが人気です。銀閣寺側にある登山口から上がり、同様に下がっていくのが初心者でも安心なルートだとされていて、気軽なハイキング、プチトレッキングとしても登ることができます。
紅葉の時期は、京都の寺と紅葉を上から見ることができるのはもちろん、大文字山自体の紅葉も同時に楽しむことができるので、登山客も多い人気スポットです。
相国寺
普段は参拝することができない、貴重なお寺である相国寺。春と秋の特別拝観の期間のみ参拝することができます。2018年は9月25日(火) 〜 12月15日(土)の期間、秋の特別拝観として方丈と開山堂・法堂が公開されます。
相国寺が特別拝観を行なっていること自体がそれほど有名ではないために、紅葉の季節に大混雑する京都の中では比較的ゆったりと紅葉を鑑賞することができるスポットです。鐘楼のそばの紅葉が非常に美しく、鐘楼と合わせて写真におさめると秋の京都の魅力が凝縮されたような写真となります。
哲学の道
若王子神社から銀閣寺にかけて琵琶湖の疏水沿いに続いていく散策路です。哲学者である西田幾多郎さんが物思いにふけりながら散策をしたことに由来しています。ただこの道を考えごとをしながら歩いていくだけでも良いですが、道沿いにはふらっと立ち寄りたくなるような素敵なショップやスポットがいくつもあります。
自然が豊かなこの哲学の道では四季折々の彩りを楽しむことができます。秋は美しい紅葉が京都らしさをさらに感じさせてくれるでしょう。道沿いにあるベンチで忙しい日々を忘れ、ゆったりと鑑賞するのがおすすめです。
銀閣寺(慈照寺)
金閣寺と対をなすようにして京都を代表する観光スポットとなっている世界文化遺産「銀閣寺」。室町幕府の8代目将軍足利義政によって金閣寺(鹿苑寺金閣舎利殿)を模して造られたものです。
銀閣寺の境内は自然が非常に豊かで、紅葉も美しいと人気です。錦鏡池にも紅葉が映りこみ、境内をさらに華やかに彩ります。銀閣がわびさびを感じさせるものであるからこそ、紅葉の鮮やかさが際立っています。また、彩られた銀閣寺境内を一望することができる、境内にある月待山の高台からの眺めもおすすめです。
法然院
哲学の道の紅葉を楽しみながら散策している途中に辿り着く法然ゆかりの地です。参道沿いの紅葉や、心身を清めるとされている白い盛り砂「白砂壇」や本堂、方丈庭園を彩る境内の散りモミジは一見の価値があります。
また、入り口すぐにあるかやぶき屋根の山門を額縁に見立てて紅葉をのぞくと、絵のような美しさに出会うことができます。秋季の伽藍内特別公開も11月に行われるので、時期を合わせて訪れてみても良いでしょう。
安楽寺
鎌倉時代に念仏道場「鹿ヶ谷草庵」として造られた安楽寺は、後鳥羽上皇の女官として仕えていた松虫姫と鈴虫姫が念仏に感銘を受け、密かに出家をしたことで上皇の怒りをかってしまう悲劇の舞台でもあることから松虫鈴虫寺という名前でも知られています。
普段は非公開となっていて春と秋の特別公開日のみしか拝観できないということだけでなく、参道の石段とかやぶきの山門を美しい赤で彩る散りモミジを求めて秋には多くの観光客が集まるスポットとなっています。開門直後や閉門直後だと、比較的混雑がひどくないのでおすすめです。
食欲の秋にぴったりな旬グルメが食べれるスポット
ヤオイソ 烏丸店
創業1869年という老舗の果物専門店「ヤオイソ」の支店として同志社大学の隣に店を構えているのが烏丸店です。1973年にフルーツパーラーをオープンしてから販売し続けているフルーツサンドは「京都のフルーツサンドといえばヤオイソ」と言われるほどの人気メニューです。大きくカットされたフルーツが優しいパンと生クリームによく合います。
イチゴ、キウイ、パイナップル、パパイヤ、メロンを挟んだフルーツサンドは長年の定番ですが、秋だからこそのフルーツも気になるところ。柿やラ・フランス、ピオーネなどの秋に旬をむかえる美味しいフルーツをたっぷりと使ったパフェやフルーツサンドを是非味わってください。
加茂みたらし茶屋
下鴨神社から歩いてすぐのところにあるみたらし団子発祥の茶屋です。下鴨神社にあるみたらし池に湧き出す水玉の形がみたらし団子の形となりました。5つの団子は人間の五体を表していて、人形(ひとがた)として神前に捧げ、無病息災の祈祷を受けた下鴨神社のお祭りに由来したものです。
しっかりとしたお団子に黒砂糖をベースにしたタレが良く合い、3本を1人でも軽くペロリと食べることができます。繁忙期には行列ができるほどの人気店ですが、持ち帰りにすることもできるので下鴨神社参拝のついでにふらっと立ち寄るのにおすすめです。
Pomme
哲学の道を歩いている途中の通り沿いにある赤いリンゴの看板が目印のカフェ。どこかヨーロッパの街並みに足を踏み入れたような京都であることを忘れさせる外観や店内が目立ちます。フランスでリンゴを表す店名のこのカフェはその見た目や名前の通り、リンゴを使ったスイーツが人気のお店です。
一番人気のアップル&シナモンケーキは生のリンゴを贅沢に使っているもの。旬を迎える秋から冬にかけて、身体も温まるオリジナルアップルティーなどのドリンクと一緒に味わってみてください。
アカツキコーヒー
一乗寺の一角にある落ち着いた雰囲気の小さなコーヒー専門カフェです。エスプレッソ用とカプチーノ用とでグラインダーを使い分けるほどのこだわりのある、柔らかな甘みをもつエスプレッソとコーヒーが人気となっています。
美味しいコーヒーは京都で人気の高いナカガワ小麦店のパンを使ったサンドイッチやトーストによく合います。スイーツの中では特に人気の高い季節限定のパフェは、11月末まで秋らしい「モンブランのパフェプレート」が提供されています。大きなフクロウのクッキーが食べる前から気分を和ませてくれる一品です。
下鴨デリ
下鴨神社のそばにある、自然の恵みをたっぷり取り入れた種類豊富なお惣菜が魅力のデリカテッセンです。毎日20種類以上の季節野菜たっぷりのデリが並ぶショーケースはどのデリにするか次々に目移りしてしまうほどに魅力的です。ランチセットはパスタやカレー、キッシュといったお好きなメインに3種のデリが選べて非常にお得なものとなっています。
店内でランチやスイーツを食べることもできますが、デリやランチはテイクアウトする方も多いです。好きなデリを少しずつ持ち帰ることのできるデリボックスはテイクアウトしておかずの足しにしてみたり、鴨川や大文字山でのピクニックに持ち寄ったりするのにおすすめです。
芸術の秋を感じるスポット
恵文社 一乗寺店
本好きなら一度は聞いたことのあるほどに有名な「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」として国内外問わず多くの読書家たちが訪れる書店です。スタッフたちの手によって一つ一つ選び抜かれた本が並びます。
イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界で一番美しい本屋10」に選ばれたほどの恵文社一乗寺店は、ジャンル別ではなく、テーマや相関性を考えて「編集する」ように書棚が作られているのがレイアウトの特徴としてあげられます。目当ての本を探しているうちに次々と新たな本の魅力に気づいていく、自分にとって特別な本との出会いが体感できるような書店です。
京都御苑
京都御所や仙洞御所、京都迎賓館を囲んだ非常に広い敷地を持つ公園です。江戸時代には多くの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいたところでしたが、都が東京に移り、戦後となってから国民公園として利用されるようになりました。
自然が豊かな庭園として散策におすすめなだけでなく、テニスコートやグランドもあり、歴史ある場所でのスポーツを楽しむこともできる公園となっています。野鳥も多くいるので、バードウォッチングに興味のある方にもおすすめです。
私設図書館
哲学の道を銀閣寺の方まで歩いていった先にあるのが、1973年に開館して以来、多くの学生たちに利用されてきた「私設図書館」です。学生運動の余波が残る時代に本好きの溜まり場としてオープンしたこの私設図書館は、現在お菓子や飲み物を自由に持ち込むことができる有料自習室のようなスポットとなっています。
静かにすることだけがルールとなっているこちらでは、日曜や祝日も深夜12時まで開館し、パソコンの電源も設置されているだけでなく、コーヒーを飲むこともできるので散策の休憩としての利用にぴったりです。ガヤガヤとした観光地の中でつかの間の自分一人の時間を楽しみ、集中することができるのが魅力となっています。
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