秋旅おすすめ紅葉が堪能できるスポット
清水寺
桜や新緑、紅葉、雪景色と共に見ることができ、四季の移ろいを感じさせる清水の舞台で有名なお寺です。2019年まで大改修を行なっていますが、清水の舞台の改修中も見どころは多いです。清水の舞台から御所を見下ろすことが無いように目隠しの役割も果たす仁王門や、東山のシンボルとも言われる大きな三重塔など圧倒される建築が楽しめます。
明るい日中はもちろんのこと、紅葉の時期のライトアップは見る人を圧倒させる美しさです。清水の舞台に限らず、鮮やかな朱色が印象的な赤門と呼ばれる仁王門を、周辺の紅葉と一緒に階段の下から見上げたり、高いところから京都の街並みの中に紅葉の彩りを発見したりと様々な角度から紅葉を楽しむことができるスポットとなっています。
円山公園
京都随一の桜の名所として祇園の夜桜など花見の時期に注目される円山公園ですが、紅葉も美しいんですよ。園内にあるひょうたん池に紅葉が映る様子や奥に進んでいく途中の石段にトンネルのようにかかる紅葉は一見の価値があります。
同じく紅葉の美しいスポットとして知られる知恩院、高台寺からも歩いて行くことのできる距離にあり、比較的混雑していないので、ゆったりと楽しむ紅葉巡りの一つとして訪れるのにおすすめです。紅葉シーズンのライトアップは行われていないので明るい時間帯に見にいくのが良いでしょう。
高台寺
高台寺は豊臣秀吉の冥福を祈るために正室であった「ねね」や「北政所」の別名でも知られる高台院によって建立されたお寺です。傘亭や時雨亭といった重要文化財に指定されている茶室を見ることもできます。
紅葉のシーズンには夜間特別拝観としてライトアップも行われ、京都の中でも紅葉シーズンに人気の高いスポットとされています。庭園内の臥龍池や偃月池の鏡のような水面に紅葉が映り込む様子は、幻想的な美しさを感じさせます。また、写真スポットとして人気の高いねねの道から境内へと続く台所坂も鮮やかに彩られます。
知恩院
入り口の三門の迫力に目を奪われる知恩院も紅葉の時期はいつもとは違った魅力を感じさせてくれます。桃山城から移設された黒門や石垣など、紅葉の名勝として知られるスポットが境内に多くあるのが特徴です。
夜間特別拝観ではライトアップも行われるので、日中とはまた異なった幻想的な魅力のある紅葉と国宝や重要文化財の数々が楽しめます。昼夜入れ替え制で、昼から夜にかけてずっと見続けることはできないので、予定を立てる際にはご注意ください。
永観堂 禅林寺
永観堂の名前でよく知られる禅林寺は、京都の中でも屈指の紅葉の名所として、古来より「もみじの永観堂」と呼ばれています。毎年11月には寺宝展が開かれるので、素晴らしい紅葉と併せて秋に訪れる方が多いようです。
11月中旬に最も美しい見頃を迎え、多宝塔や御影堂などを含めた永観堂の庭園全体を鮮やかな赤で彩ります。約3,000本と多くのもみじは地面の散りもみじと合わせて永観堂の境内全体を包んでいるので、ホッと心を落ち着かせるのにおすすめなスポットです。
食欲の秋にぴったりな旬グルメが食べれるスポット
総本家 ゆどうふ 奥丹清水
清水という地名の通り、水が美味しいことから湯豆腐は京都の定番グルメです。気温が下がってきた秋の京都で、心も身体もほんのりと優しく温めてくれる湯豆腐を味わってみてはいかがでしょうか。コースでは木の芽田楽やとろろ汁、胡麻豆腐に精進天ぷらなどといった健康にも良い精進料理が心ゆくまで楽しめます。
また、食べ歩きにぴったりな豆腐まんじゅうも販売されています。おからが入っていて上品な甘さがあり、手も温まるためにこれから寒くなる時期の観光のお供にぴったりです。
金の百合亭
どこか昔懐かしい京都の落ち着いた雰囲気を香りや音楽で感じさせてくれるカフェです。2階にあるために人混みを気にせず、八坂神社の象徴ともされる西楼門をゆったりと眺めながら美しすぎるパフェを味わうことができます。
季節ごとに変わるパフェは秋限定のものも人気が高く、9月から10月中旬まではマカロンや砂糖菓子の可愛らしい「月うさぎ」、10月中旬から12月上旬までは東山の紅葉した山々を栗や抹茶で表現した「彩秋」が楽しめます。毎日数量限定の人気商品なので、予約をして行かれるのがおすすめです。
フルーツパーラー ヤオイソ
創業1869年という老舗の果物専門店が、1973年にフルーツパーラーをオープンしてから販売し続けているフルーツサンドは「京都のフルーツサンドといえばヤオイソ」と言われるほどの人気メニューです。大きくカットされたフルーツが優しいパンと生クリームによく合います。
イチゴ、キウイ、パイナップル、パパイヤ、メロンを挟んだフルーツサンドは長年の定番ですが、秋だからこそのフルーツも気になりますよね。柿やラ・フランス、ピオーネなどの秋に旬をむかえる美味しいフルーツをたっぷりと使ったパフェやフルーツサンドを是非味わってください。
京都・時代祭館 十二十二(トニトニ)
フォトジェニックなスイーツが多いことでも人気の高い平安神宮の境内にある文化商業施設です。生麩を使ったぜんざいや田楽のスイーツ、モチモチとした食感の舞妓さんの顔が可愛らしい和風のパルフェなどは秋の京都を感じさせてくれます。
いなり寿司や巾着の中にうどんの入った「神宮うどん」、日本酒を楽しめるスタンディングバー、神戸牛を使ったレストランなどスイーツ以外も充実していて食欲の秋の願望をそれぞれ叶えてくれるようなスポットとなっています。
2018年秋には、2階に秋元康さんが総合プロデュースを手がける劇場も出来上がり、グランドオープンとなります。グルメだけでなく、お土産に劇場まで楽しめる、今年の秋の大注目スポットです。
芸術の秋を堪能できるスポット
フォーエバー現代美術館
2017年にプレオープン、2018年5月3日(木)には開館1周年と共にグランドオープンした草間彌生さんの描く世界観に浸ることのできる新しい美術館です。畳が敷かれているので混雑していなければ、ゆったりと座って鑑賞することもできます。
また、庭園を眺められる縁側や草間彌生さんの代表的な水玉をモチーフにしたあんみつやロールケーキといったスイーツも楽しめるカフェも併設されています。
このフォーエバー現代美術館では、2019年2月まで「草間彌生 永遠の南瓜展」が開催され、貴重な初期作品を含めた全123点が展示されています。芸術の秋を楽しむのに秋の味覚である南瓜はぴったりの題材ですね。
京都国立博物館
古都として長い歴史を持つ京都ゆかりの文化財を展示している博物館です。明治古都館に加えて、2014年9月にオープンした平成知新館は展示替えも多く行われているので、その時々の名品を見ることができます。
2018年の秋は、平安時代から現代まで数多くの刀工が工房を構えた京都ならではの「特別展 京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ」が開催されます。国宝や著名な刀工の作品が京都に集まる、ファンにとってたまらない展示となっています。
京都岡崎 蔦屋書店
本が好きな方におすすめなのがこちらの岡崎にある蔦屋書店の1階と3階です。1階ではスターバックスコーヒーも併設されているため、気になる本を美味しいドリンクと共に楽しむことができます。3階は蔦屋書店がセレクトした「本」と「アート」のギャラリーです。
2階は「京都モダンテラス」というカフェ&レストランとなっていて、モーニングやアフタヌーンティー、ちょっと贅沢なディナーコースまでいつでもお洒落でモダンな京都を楽しめる開放的な空間となっています。また、この蔦屋書店ではレンタサイクルも貸し出されているので、秋の風を感じるサイクリングを軽く楽しむこともできますよ。
京都国立近代美術館
蔦屋書店や、京都国立博物館など平安神宮の近くには数多くの芸術を楽しめるスポットがありますが、企画展ごとに訪れたくなるのがこの京都国立近代美術館です。2018年10月8日(月)までは生誕110年を記念した「東山魁夷展」、ドイツに限らず世界中に影響を与えた総合芸術学校バウハウスの意義に迫る「バウハウスへの応答」が開催されています。
さらに、没後50年を迎える日本とパリで活躍した画家の「藤田嗣治展」が2018年10月19日(金)から控えています。パリの様子を描いた藤田嗣治さんの絵は、ファッション性も高く芸術の秋を感じるのにぴったりです。
京都市美術館
日本画や彫刻、工芸品などの日本の文化の発信地であった古都京都だからこその美術品が所蔵されている京都市美術館では現在、2019年に控えたリニューアルオープンに向けて再整備工事が行われています。1933年に開館して以来、多くの人々に芸術、美術の素晴らしさを伝えてきました。工事中も別館では展覧会が行われていて、入場無料の展覧会も多いためこの秋に訪れるのにおすすめです。
リニューアルオープン後は「京都市京セラ美術館」として日本庭園や現代アートの展示に京都ならではの常設展も加わり、より魅力のある美術館となります。工事中の様子も今しか見られないため、貴重ですよ。
趣を感じよう!レトロな街歩きにおすすめスポット
産寧坂
清水寺へとつながる最も古い参道として有名なのが産寧坂です。三年坂とも呼ばれています。石畳の坂が続く街並みの美しさから、重要伝統的建造物群保存地区に二寧坂と共に指定されています。
産寧坂の坂のふもとには画家・詩人として有名な竹久夢二が愛人である彦乃と暮らしたことを示す「夢二寓居址」と刻まれた石碑が立っています。清水寺に行かれる際は二寧坂から産寧坂、そして清水坂を通って観光の賑わいも併せて楽しんでみてください。
二寧坂
産寧坂を下っていくと見えるのが着物を着て訪れる方も多い、京都らしい街並みの定番「二寧坂」です。二年坂とも呼ばれ、「ここでつまずき転ぶと二年以内に死ぬ」というジンクスもあります。雨の日などは石畳の坂は滑りやすいので気をつけるべきという教えのようなものです。
伝統的な建物や茶屋が並ぶ石畳の坂道は歩いているだけで京都を訪れているというワクワク感に浸ることができます。レトロな土産物店からトレンドの最新お土産が揃うお洒落なお店、食事処まで、新旧問わず揃っているので京都らしい買い物をするのにもおすすめですよ。
花見小路通
三条通りから建仁寺までの約1kmを結び祇園の歓楽街を貫く通りです。ふらっと花見小路通を歩いていると舞妓さんを見かけることも多いです。アスファルトになっていた道を石畳みに変え、電線を地下に埋めるなどの工夫が施されているために京都らしい外観が保たれています。
北はバーやスナック街、南は由緒ある茶屋や料理屋が多いエリアとなっているので京都の落ち着いた雰囲気を楽しむ街歩きでしたら、四条通から建仁寺方向に下るのがおすすめですよ。
祗園白川
花見小路通を進んでいった先にある白川と新橋通に面したスポットがこの祗園白川です。平安時代から八坂神社の門前町として栄えたこの一帯は、その後現代に至るまで舞妓や芸妓と遊ぶお茶屋の多い歓楽街として、テレビドラマの舞台にもなるような街並みを残し続けています。
石畳の道の両側に立ち並ぶ切妻造りのお茶屋は1865年に発生した京都大火の後に建てられたものが多く、見た目も美しいです。桜や紅葉の時期には白川沿いがライトアップされ、昼間とはまた異なった京都らしさを感じさせます。
祗園白川には巽橋という木製の欄干を持つ小さな橋、辰巳大明神という舞妓や芸妓の信仰を集めている神社があり、どちらも祗園を象徴する、無くてはならないものとなっています。
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