やっぱり外せない!定番観光スポット
伏見稲荷神社
伏見の観光スポットといえば誰もが「伏見稲荷大社」を最初に思い出すのではないでしょうか。トリップアドバイザーによる「外国人に人気の日本の観光スポット」に毎年選ばれている国内外問わず人気の観光名所です。
稲荷山を登る道に続いていく千本鳥居の美しさには誰もが圧倒されるでしょう。人が通っていないタイミングを狙えば、二人のとっておきの記念写真を撮るのにぴったりです。早朝に訪れると、まだ人もそれほど多くないので神秘的な静けさが感じられる写真を撮ることができます。
多くの方が千本鳥居をくぐった先にある奥社奉拝所で引き返してしまいますが、稲荷山を四つ辻まで登った人だけが見ることのできる市内を一望できる景色もまた違った魅力があり、おすすめです。整備された道ではありますが、登って行く予定であれば歩きやすい靴で行きましょう。
平等院
世界文化遺産にも登録されている平等院は、中でも十円硬貨にデザインされている鳳凰堂が有名な人気の観光スポットです。他の寺院の建物とは全く異なった魅力がある鳳凰堂は、あまり寺社に興味がないカップルだったとしても見に行く価値があります。
2014年に改修されたため、さらに金具や塗装などを創建された平安時代に近い形で楽しめるようになりました。極楽浄土を再現したとして創建当時から今まで多くの人々に感動を与えています。十円硬貨を持って鳳凰堂と写真を撮るのがSNSでも見かけることの多い人気の構図となっています。
阿字池に映る鳳凰堂の様子はまるで極楽の宝池に浮かぶ宮殿のよう。境内に咲く季節の花々や紅葉も美しく、季節を変えて何度も訪れたくなる場所となっています。敷地内には平等院ミュージアム鳳翔館もあり、平等院の寺宝や敷地で発掘された平安時代の瓦や土器などが展示されています。
三室戸寺
梅雨の時期または紅葉の時期にぜひ訪れておきたいのは「三室戸寺」です。西国三十三ヶ所巡礼の十番札所としても多くの方が訪れる三室戸寺は、豊かな自然がみせる四季折々の日本の美しさが感じられるスポットです。。古来より「三室戸の紅楓」と称され、宇治十二景の一つにも数えられている紅葉の名所です。紅楓の評判通りの真っ赤な紅葉は、宇治・伏見に訪れた際にぜひみておきたいものとなっています。
またツツジ、あじさい、そしてハスが咲く花の寺としても有名で、別名「あじさい寺」とも呼ばれています。そんなあじさい寺の50種・1万株あるあじさいの中でもハート形のものが近年注目を集めています。場所を教えてもらうことのできないハートマークあじさいは見つけると恋愛成就にご利益があると言われています。二人で協力してハートマークのあじさいを探す時間は、子どもの頃に宝探しをしていた時のようなドキドキ感が味わえるかもしれません。
伏見十石舟
十石舟は、江戸時代からの面影が残る酒蔵や水辺をゆったりと楽しむことのできる遊覧船です。もともとこの十石舟は、伏見から大坂まで酒や米、旅客を乗せて行き来した宇治川・淀川の輸送船として、江戸時代にはじまり明治時代まで利用されてきました。柳の並木やどこか懐かしい日本の風景を眺める時間はなかなか味わうことのできない特別なものです。
花見や紅葉の季節はより一層風情がありますが、まだそこまで知られていない穴場の観光プランなので、周りを気にすることも少なく美しい景色に没頭することができます。十石舟よりも大きく30人ほど乗ることができる三十石船もありますが、二人でゆったりするのであれば三十石船よりも十石舟で静けさを楽しむのがおすすめです。三十石船よりも頻繁に運行しているので利用しやすいというのも魅力的です。
朝霧橋
鮮やかな朱色が目を引く朝霧橋は宇治神社などがある東岸から、宇治川の中洲に浮かんでいる橘島・塔の島、さらに平等院のある西岸までをつないでいる橋です。宇治川のある東岸には源氏物語の宇治十帖においてヒロインである浮舟と彼女を追って宇治を訪れた匂宮の二人を表す「宇治十帖モニュメント」という像も置かれています。ロマンチックな恋物語の舞台を二人で訪れていることに、ふと気付かされるスポットです。
朱色に緑がアクセントの朝霧橋は華やかながらに宇治の風景に溶け込み、また橋から眺める景色は自然と伝統ある建築が融合した非常に美しいものとなっています。天気の良い日についつい写真に撮りたくなるほどの素晴らしい景色を見せてくれる朝霧橋は、平等院や宇治神社の観光の合間に訪れるのにぴったりです。
興聖寺
興聖寺は、道元禅師が開いた道場が元となっている曹洞宗の寺院です。興聖寺石門から山門に至る200mばかりの緩やかな参道がよく知られています。この参道は脇を流れる小川のせせらぎが琴の音に似ていることから琴坂と呼ばれ、四季折々の美しさで参拝客を魅了します。特に秋には、琴坂がカエデによって赤く彩られた「紅葉のトンネル」が非常に美しいと多くの観光客が訪れ、人気の紅葉名所となっています。
琴坂を通って、まばゆい白が目に止まるアーチ型が珍しい唐風龍宮造りの山門を潜ると、静寂に包まれた庭園や本堂などの建築が日々の喧騒を忘れさせてくれます。毎年10月に開催される「宇治茶まつり」の主会場でもあり、宇治らしい魅力が詰まったスポットです。
東福寺
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相次いだ火災によって本堂や方丈は明治以降と新しい建物ではありますが、禅寺の三門としては日本最古と言われている国宝の三門など中世の建物が現存しているところもあります。敷地内の美しい渓谷「洗玉澗」に架かる「偃月橋」や境内で一番高いところに位置する「通天橋」、入り口からすぐのところにある「臥雲橋」といったいくつかの橋からはそれぞれ異なった魅力ある景色が眺められ、カップルでの観光を素敵に彩ります。また、市松模様が印象的な北庭や星座を表現した東庭など個性豊かな庭園が東西南北にあり、見るものを楽しませてくれます。
東福寺は紅葉の名所としても非常に有名で、毎年多くの人々が訪れています。洗玉澗が紅葉の時期になると赤や黄に色づき、臥雲橋の回廊から洗玉澗越しに通天橋までを眺めたり、通天橋の中央にある張り出し舞台からまるでカエデの雲海の上を歩いているように感じられる景色を楽しんだりすることができます。
たま木亭
素材選びから焼き上げまで、全ての工程にこだわって出来立てを提供しているため、百貨店やネット通販では購入することができません。そのために連日、わざわざ購入するために訪れた人々やたま木亭のファンが開店前から列を作っています。宇治で朝早くから観光を始めるのであれば、確実にゲットしておきたいパン屋さんです。
店内にずらっと並ぶ商品の中で人気なのが「パンシュー」です。ゴロゴロとした角切りベーコンとじゃがいも、ガーリックバターを風味豊かなハード生地で包んだものとなっています。他にも、ハード系から菓子パン、お惣菜パンまで種類豊富に揃っているので欲張って色々と購入したくなりそうです。
宇治市源氏物語ミュージアム
宇治は源氏物語の最後「宇治十帖」の舞台でもあります。そんな宇治に来てもまだ源氏物語の内容がぼんやりとしているカップルが訪れておくべきスポットといえば「宇治市源氏物語ミュージアム」です。こちらは主人公の光源氏や「宇治十帖」の世界、平安の文化の魅力に触れることができるミュージアムとなっています。常設の展示室では実物大の牛車や平安時代の調度品のレプリカ、源氏物語の中でも登場した平安時代の代表的な建築様式である寝殿造の六条院の縮小模型が展示されています。
2018年の夏に2ヶ月ほどかけてリニューアルを行い、「垣間見」などの源氏物語に登場した文化が疑似体験できる展示やモニターと同じポーズを決めると物語について詳しく学ぶことのできるパネルなど新しく楽しめるコンテンツも用意されました。源氏物語に詳しくなくてもわかりやすいように工夫されているので、宇治観光の際には気軽に足を運んでみてください。
醍醐寺
太閤秀吉が開いた「醍醐の花見」という言葉とともに、美しい桜が特に有名な醍醐寺は、秋の「醍醐の紅葉狩り」も含めて美しい日本の四季が感じられるスポットです。霊宝館のしだれ桜や、弁天堂のある林泉での紅葉の赤が水面に映り込む趣深い光景など広大な敷地だからこそゆったりした気持ちで自然を鑑賞することができます。
また、京都市内最大の寺院として世界文化遺産にも登録されている醍醐寺は古都としての京都の歴史を伝承していてお寺としての価値も非常に高いです。上醍醐・下醍醐・三宝院とエリアも分かれている醍醐寺には国宝の金堂や五重塔など見どころとなる建物も多くあります。寺宝が多く収蔵されている霊宝館は春と秋に特別公開されるので時期を合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
京都の味覚!雰囲気の良いカフェ
福寿園 宇治工房 福寿茶寮
ただ提供された宇治茶の味を楽しむだけでなく、自分で体験することでより一層思い出深い宇治旅行となるのではないでしょうか。そんな観光にぴったりなのが福寿園です。福寿園の宇治工房は、お茶の手もみや宇治茶・抹茶・ほうじ茶作りが体験できる宇治ならではの伝統が感じられる工房となっています。さらに茶に関わる、器作りや器の絵付け体験、茶道のマナー講座といった体験もできるので、二人で試してみたいコースを選んでみてください。
そんな宇治工房の中にある福寿茶寮は、茶そばや抹茶を贅沢に使ったあんみつやパフェなど宇治茶づくしのゆったりとした時間を過ごせる茶寮です。玉露や煎茶は、スタッフが茶器を使って美味しい淹れ方を説明してくれるので、より一層宇治茶の伝統を味わうことができます。耳を澄ませば聞こえてくる宇治川の川音がさらに茶寮の雰囲気を良いものにしてくれています。
通圓 宇治本店
驚くべきことに平安時代に創業された非常に歴史の長いお茶屋の茶房「通圓」です。京阪電車宇治駅を出て目の前にあるこのお店の特徴でもある、江戸時代の町家の遺構を残す貴重な建物は非常に趣深く、通りがかるときに目に留まるでしょう。宇治橋のたもとに店を構える通圓ならではの、宇治橋と宇治川の流れを眺めながらいただく抹茶グルメはまた格別です。注文してから出てくるまでの間はお喋りに花を咲かせることはもちろん、静かに景色に没頭することもできます。
パフェ、茶そばなどの単品メニューや茶だんごや最中、あんぱんなどから好きなお菓子を選んで組み合わせることのできる飲み物のセット、さらにはテイクアウトとして気軽に利用できるソフトクリームなど用途に合わせて様々なメニューが揃います。宇治を訪れた際には、この本店以外にはデパートなどにも支店がない通圓で、長い歴史が受け継がれた特別なひとときを過ごしてください。
中村藤吉本店 宇治本店
JR宇治駅の近くにある中村藤吉本店の宇治本店は、贅沢なカフェ時間を過ごしたいカップルにおすすめのお店です。重要文化財にも指定されている建築や黒松が見事な日本庭園が特徴で、重厚感のある最高の雰囲気の中で抹茶スイーツが味わえると多くの観光客が足を運びます。
豊富なメニューの中で特に人気が高いのは、涼しげな竹の器に入った可愛らしい見た目が印象的な「生茶ゼリイ」です。ほうじ茶と抹茶から選べるツヤツヤとしたゼリーや白玉の透明感と食感は一度食べたら忘れられない美味しさです。生茶ゼリイや、宇治のふきよせというデザートプレート、茶そばなどの人気メニューは相性の良いドリンクとあわせてお得に楽しめるセットも用意されています。
「生茶ゼリイ」はもちろん、お茶にこだわった「フィナンシェ」や「濃いめのチョコレート」などお土産にぴったりな商品を店内で購入することもできます。パフェや暖簾などにも描かれている「まると」と呼ばれているロゴが入った商品も思い出として残すのにおすすめです。
伊藤久右衛門 宇治本店
江戸時代後期から作られ続けてきた伝統ある伊藤久右衛門のお茶は、現代においても気軽に訪れることのできる茶房やネットでの販売を通して宇治茶の魅力を日本中に伝えています。
茶房のメニューの中で人気の高い「宇治抹茶パフェ」は上質の茶葉のみで作られているからこその豊かでまろやかな味わいが特徴です。さらに伊藤久右衛門の宇治抹茶を堪能したい方には宇治抹茶のお団子やわらび餅、コーンフレークなどをのせた盛りだくさんの「よくばり抹茶パフェ」もおすすめとなっています。パフェやあんみつを注文すると、宇治抹茶の粉が付いてきます。自分の好みにあわせた量の高級な抹茶を堪能できる魅力的なサービスです。
抹茶そばやうどん、にしんそばなどご飯系のメニューも京都らしく抹茶を楽しめるものが揃っているので、どちらかが甘いものが苦手でも入りやすいお店となっています。
辻利兵衛本店 宇治本店茶寮
辻利兵衛の抹茶スイーツを茶寮で味わうことができるのは辻利兵衛の店舗の中でもこの京都宇治本店のみです。美しい中庭を眺めながら贅沢に過ごすことのできる花見席やくつろげるソファが並ぶ喫茶スペースなど落ち着ける空間づくりもこだわりを感じさせます。
石臼で丹念に挽いた宇治抹茶やグラスに入った薫り豊かな玉茶をシンプルに味わうことも、宇治抹茶ぱふぇや抹茶とマロンの相性の良いモンブランで和洋の良いとこ取りをしたスイーツを味わうこともできます。見た目の可愛らしさも格別のパフェは新茶やさつまいも、大粒の苺や焙じ茶などその時期にしか味わえない季節限定の商品も人気です。他にも季節限定のメニューは大福やかき氷など種類豊富に揃い、どれを食べるか迷ってしまいます。
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