カップル観光におすすめな定番スポット10選
竹林の小径
天龍寺や野宮神社、大河内山荘庭園などの嵐山の観光名所を繋いで、約400mにわたって数万本の竹が生い茂るこの小径は、竹林の美しさから国内外問わず多くの観光客が訪れています。着物を着ているのであれば、竹林の緑がより一層着物を華やかにしてくれます。人混みを避けつつたっぷりと写真を撮りたくなるスポットです。
そんな竹林や周辺の観光地をゆったりと楽しみたいカップルには人力車がおすすめです。人力車の利用者だけが入ることのできる竹林のエリアでは、他の人が写ることなく人力車に乗った写真を撮ってもらうことができるので特別な思い出になります。他の人より少しばかり高い位置からの観光は目線も変わって新しい魅力に気付かされるかもしれません。
渡月橋
「月が橋を渡るように見えた」ことから亀山天皇によってこの名前が付けられた、大堰川にかかるこの渡月橋は嵐山のシンボルです。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の日本の美が楽しめる美しい嵐山の風景を渡月橋を入れて写真におさめると日本らしい魅力がより感じられるでしょう。また、灯籠流しやもみじ祭など様々な行事の中心となり、京都の伝統を守る役割も担っています。
嵐山の景観に溶け込むように設計された渡月橋の周辺には食べ歩きにぴったりなグルメも多く、連日多くの人で賑わいをみせています。嵐山に来たからには必ず立ち寄っておきたい定番スポットです。
天龍寺
臨済宗天龍寺派の大本山であり、世界文化遺産にも登録されている天龍寺は敷地の半分以上を曹源池庭園という素晴らしい庭園が占めています。美しい曹源池庭園と四季折々の花や紅葉を大方丈の縁側に座ってゆったりと眺める時間は落ち着いた京都旅行を楽しみたいカップルにぴったりです。天気のいい日の青い空が曹源池に映りこみ、借景となる嵐山と共に境内にいる人々を惹きつけます。
また、法堂の天井一面に描かれた加山又造画伯による「雲龍図」やそのもととなった移築当時の鈴木松年画伯によるもので、特別公開の時期のみ見ることのできる「雲龍図」など、天龍寺が誇る素晴らしい美術も鑑賞する価値があるものです。
大河内山荘庭園
大河内山荘庭園は、昭和初期に活躍した映画俳優である大河内伝次郎が生涯をかけて小倉山に造り上げた豪華な庭園です。庭園内からは嵐山を借景とし、保津川や比叡山、東山など京都の美しい景色を贅沢に眺めることができます。
入場料にはお抹茶とお茶菓子が含まれているので、見事な景色を眺めながらまったりと安らいだ時間を過ごすことができます。茶室でお抹茶をいただく優雅な体験は、大河内山荘庭園からの美しい眺めがあってこそのもの。抹茶に和菓子、京の庭園と美しい周囲の景色となかなか他では味わうことのできない体験になること間違いなしです。
嵯峨野トロッコ列車
嵯峨野トロッコ列車は保津川に沿ってゴトゴトと進む観光列車です。時速は景色を楽しむ余裕のある約25km、さらに景色が美しい場所では速度を落として走るのでトロッコ列車の中からも渓谷の美しい景色をゆったりと眺めることができます。約25分の間はトロッコ列車でしかみることのできない景色が堪能できると、多くの観光客が足を運びます。嵐山からトロッコ列車で、帰りは保津川下りをするというのもまたどちらも違った楽しみ方で移動できるのでおすすめです。
当日販売のみとなっている人気の5号車は窓ガラスのないオープン車両「ザ・リッチ号」という、嵐山の風と音をそのままに感じられる車両になっています。赤と黄色の列車の色合いもレトロな魅力を観光に加えてくれて、二人にとっての素敵な記念となるでしょう。
%ARABICA京都 嵐山
%のロゴがおしゃれな「アラビカコーヒー」。日本では現在京都に藤井大丸店、東山店、嵐山店と三店舗の店を構えていますが、美しい渡月橋や桂川の景色を見ながら美味しいドリンクを楽しめるように店内がガラス張りとなっているのが嵐山店の特徴です。
店内にあるレンタル制のイートインスペースでちょっぴり贅沢に絶景を独り占めするも良し、テイクアウトにして渡月橋の近くで写真を撮るも良し。ガラス張りの店内からはドリンクが出来上がるのを待っている間も嵐山の景色を堪能できます。ドリンクや地面に描かれている%のロゴは着物と一緒に写真におさめるのがおすすめです。
ラテアートの可愛らしいカフェラテやエスプレッソなどこだわりのコーヒー豆を使ったドリンクだけでなく、暑い夏にぴったりの爽やかなレモネードも人気です。
野宮神社
野宮神社は元々伊勢神宮に奉仕する斎王が身を清めるためにこもった聖地で、現在では縁結びや進学にご利益があるとして多くの参拝客を集めています。日本最古の様式とされている黒木鳥居と小柴垣は、平安時代からの趣を感じさせ、源氏物語の「賢木の巻」でも美しく描かれています。
良縁にご利益があるとされる境内の野宮大黒天は女性に人気がありますが、もちろんカップルで訪れるのにもおすすめです。より一層強い縁で二人が結ばれるようにお祈りしておきたいスポットとなっています。
野宮大黒天の近くにあるのは、撫でながら祈ると一年以内に願い事が叶うとされていえう神石「お亀石」です。朱色の鳥居よりも落ち着きを感じさせる黒木鳥居が竹林を歩いている途中に目に入ると、平安時代にタイムスリップしたような趣深さを感じさせてくれます。
常寂光寺
紅葉の名所として和歌にも読まれたことで知られる小倉山の中腹にあり、常寂光土に遊ぶような風情があることからこの名前が付けられました。他の多くの寺院とは異なり、塀がなく開放的であるのが特徴です。四季折々に様々な表情を見せてくれる美しい境内を二人で散策することができます。
山門をくぐり、仁王門や本堂を巡りながら進んでいくと美しい多宝塔に辿り着きます。高さ12mの多宝塔はどこから見上げても絵になり、嵐山の風景を形作ってくれています。また、小倉百人一首を編纂した藤原定家の山荘ともされている時雨亭の跡も境内の見どころの一つです。
保津川下り
京都や大阪に物資を輸送する水運の手段として京都に都が造られるよりも前から利用されてきたという経緯のある保津川下りですが、現在は美しい保津川峡谷の自然を楽しむための遊覧観光として人気を集めています。渡月橋から川を眺めるだけで終わらせたくない、特別な思い出を残したい観光にはぴったりです。
亀岡から嵐山までの約16kmを2時間かけて下っていく中では、大きな岩や山々を抜けていくスリルも感じつつ、自然からエネルギーを感じとることができます。ただ保津川を遠くから眺めるよりも一層圧倒させられる自然の美しさに出会うことができるでしょう。下っている途中で繰り広げられる船頭さんの個性がでる説明も保津川下りの楽しみの一つとなります。
嵐山 よしむら
国産の蕎麦にこだわった「挽きたて・打ち立て・湯がきたて」を味わうことができる蕎麦屋さんです。そばの実が入ったサラダや天丼などとセットになった御膳でしっかりと満喫することも、そばを単品で気軽に味わうこともできます。
京都市内に4店舗ある「よしむら」の本店「嵐山よしむら」は、渡月橋が目の前にあルために窓に面しているテーブルからは圧巻の景色が眺められます。美味しいお蕎麦を求めてランチの時間帯には門のそばまで行列ができるほどの人気店です。そのあとの予定を組んだり、観光の感想を話したりと並んでいる間も二人の会話で楽しく過ごしてくださいね。
ちょっと一息、雰囲気抜群なカフェ
eX cafe
古民家をリノベーションしたこちらのカフェは嵐山駅からすぐ、嵯峨嵐山駅からも徒歩10分ほどと観光の合間でも気軽に行きやすい場所にあります。店の中には枯山水の庭やアートで飾られたお座敷など、京都らしさを感じさせる要素が数多く散りばめられ、室内にいながらも京都を満喫できるカフェとなっています。
数多くある中でも人気の高いメニューは、自分自身で団子を目の前にある七輪であたため、出来立てを頬張る「ほくほくお団子セット」です。シンプルな白い団子とヨモギの団子の二種類に好みに合わせて甘さ控えめのみたらしやふっくらとした小豆を付け、美味しいお抹茶と共に味わえます。
また、多くのメディアでも取り上げられている人気の、竹炭を練り込んだ「京黒ロール くろまる」はお土産として一本贅沢にテイクアウトすることも、店内で美味しいドリンクと合わせて味わうこともできます。美味しい京スイーツを素敵な店内で味わう至福のひと時を過ごすのにぴったりのお店です。
嵯峨野湯
嵐山の最新モダンカフェとして人気を集めている「嵯峨野湯」はJR山陰本線の嵯峨嵐山駅から大通りを1分ほど歩けば着くというアクセスの良いお店です。名前の通り、昔ながらの銭湯をリノベーションしたカフェとなっています。
壁のタイルはもちろん、蛇口もそのまま残っていますが、白でまとめた店内のインテリアとしてバランスが取れているのが不思議と魅力的です。銭湯の古き良き魅力はそのままに、洗練された温かみのある店内に仕上がっています。
豆腐とおからが練りこまれた驚くべきほどにふわふわのパンケーキや木の板に乗せられた豆腐を混ぜて食べるお豆腐パスタなど優しい味わいのメニューが多く、見た目も味も大満足の長居したくなるカフェとなっています。
嵐山おぶう
丁寧に石臼でひかれた宇治の抹茶をふんだんに使用した高級抹茶スイーツが味わえるお店です。渡月橋の目の前にあるため、店内からの眺めも素晴らしく、2階のカフェスペースからは嵐山を一望することができます。2階から見ることで渡月橋から見るのとはまた違った景色が楽しめるカップルにおすすめのカフェです。
一番人気はまるで抹茶そのものを食べているような濃さが魅力の「特選濃茶パフェ」となっています。通常の二倍の分量を使用した宇治抹茶にうっとりとする贅沢な時間が過ごせます。また、同じく濃厚な味わいの「特選濃茶あんみつ」や、「ふわとろ湯葉たま丼」といった食事のメニューも揃っています。
思い出を形にするスポット
キモノフォレスト
2013年に「はんなり・ほっこりスクエア」としてリニューアルオープンした、京福電鉄嵐山線、“嵐電”の嵐山駅。美味しいグルメや土産物のお店が多く並ぶはんなり・ほっこりスクエアのシンボルとなっているのがインテリアデザイナー・森田恭通さんが手がけた「キモノフォレスト」です。
和風かつモダンな友禅を使用したポール約600本は訪れた際についつい写真を撮りたくなってしまうほどの美しさ。ライトアップされるとより一層幻想的な風景が広がります。カップル旅行の記念として残す写真を撮るのにぴったりなスポットです。
嵐山駅のパワースポットとされている「龍の愛宕池」にもライトアップの光が映し出され、観光客の心を癒してくれます。龍の愛宕池に流れている霊峰・愛宕山の伏流水に手を浸すと幸せが訪れると言われているので、訪れた際には二人で試してみてください。
京都嵐山オルゴール博物館
スイスの時計職人によって作られた「世界最古のオルゴール」をはじめとした貴重なアンティーク・オルゴールから新作のオルゴールまで数多く展示されています。スタッフによる解説やオルゴール、からくり人形の実演もあり、満足度の高い博物館となっています。一階はオルゴールの演奏を聴きながらヨーロッパ風の空間に浸ることのできるカフェスペースとなっているので、落ち着いたひと時を過ごすことができます。
入場料金は大人一人1,000円となっていますが、カップルで訪れると二人で1,500円になる「カップル割」や、さらに頰にキスすることで適用される「ラブ割」ならば二人で1,000円になるといった面白い割引もあります。二人でお得にオルゴール博物館を楽しんでみてはいかがでしょうか。