カップル観光におすすめな定番スポット10選
銀閣寺(慈照寺)
食べ歩きグルメやお土産の店が立ち並ぶ賑やかな参道を歩くと辿り着くのが、金閣寺と対をなすようにして京都を代表する観光スポットとなっている世界文化遺産「銀閣寺」。室町幕府の8代目将軍足利義政によって金閣寺(鹿苑寺金閣舎利殿)を模して造られたものです。
銀閣として知られる観音殿に限らず、向月台や銀沙灘といった白砂を立体的に盛り上げて造られているアート、国宝に指定されている東求堂、さらには豊かな自然で彩られた紅葉の時期にも評判の高い錦鏡池など見どころは境内に数多くあります。趣のある「侘び寂び」の魅力は時間を忘れて没頭できます。
哲学の道
銀閣寺周辺の観光に歩きたい定番の「哲学の道」は若王子神社から銀閣寺にかけて琵琶湖の疏水沿いに続いていく散策路です。哲学者である西田幾多郎さんが物思いにふけりながら散策をしたことに由来しています。
ただこの道を考えごとをしながら歩いていくだけでも良いですが、道沿いにはふらっと立ち寄りたくなるような素敵なショップやスポットがいくつもあります。自然が豊かなこの哲学の道では春は桜、夏は新緑やホタル、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の彩りを楽しむことができます。道沿いにあるベンチに座って、川の流れを感じながら二人でゆったりするのにぴったりです。
下鴨神社
下鴨神社は正式名称を賀茂御祖神社と言い、河合神社や縁結びの相生社と共に糺ノ森の自然に囲まれた穏やかさのある神社となっています。干支ごとに守護神が祀られ、自分の干支のお社にお参りをする言社はいつもと違って親しみを持ってお参りできるかもしれません。
また、みたらし団子の由来となった御手洗池では、水につけると文字が浮かび上がり自分の運勢を占うことのできる「みずみくじ」をすることができます。浮かべてみるまでわからないドキドキ感が楽しめます。
下鴨神社で販売されているお守りの中でも人気の高い「媛守」は、華やかなちりめんを用いて一つ一つ柄や柄の入り方が違うために、女性の心願成就へのご利益がある世界に一つだけのお守りとして人々を魅了します。男性用の「彦守」も合わせて二人でそれぞれ購入するのにおすすめです。
相生社
糺ノ森を通り、下鴨神社まで向かう途中に目に入る相生社は、縁結びに強い効果があるとされている、カップルのためのパワースポットです。「産霊神」をご祭神としているこの相生社はこじんまりとしていながらも、昔から縁結びのご利益を求めて参拝客が絶えません。
絵馬の奉納と二礼二拍手をした後に、御神木である「連理の賢木」からのびている「御生曳の綱」を両側から二回同時にひくというのがカップルのための参拝方法です。結婚式場としての人気も高い下鴨神社の境内にある相生社だからこそ、強いご利益が期待できそうです。
加茂みたらし茶屋
せっかくの京都で昔ながらの和スイーツが食べたいという方におすすめなのが、下鴨神社から歩いてすぐのところにあるみたらし団子発祥の茶屋です。下鴨神社にあるみたらし池に湧き出す水玉の形がこのみたらし団子の形のモデルとなりました。5つの団子は人間の五体を表していて、人形(ひとがた)として神前に捧げ、無病息災の祈祷を受けた下鴨神社のお祭りに由来したものです。
一つ一つが小さめな可愛らしいみたらし団子は、しっかりとした食感のお団子に黒砂糖をベースにしたタレが良く合い、3本でもペロリと食べることができます。繁忙期には行列ができるほどの人気店ですが、持ち帰りにすることもできるので下鴨神社参拝のついでにふらっと立ち寄って二人でシェアするのにもぴったりです。
鴨川デルタ
高野川と賀茂川の交わる三角州「鴨川デルタ」は鴨川の出発点であり、映画のロケ地としても使われる雰囲気の良いデートスポットです。川を渡る際に利用する飛び石は、亀や千鳥の形をしているものもあり、子供の頃に感じていたようなワクワク感を与えてくれます。
下鴨神社のあるパワースポットとして有名な糺ノ森のそばにあるので、天気のいい日には参拝のついでに鴨川デルタでまったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。近くにあるベーカリーやスイーツ店でテイクアウトし、プチピクニックに利用するのもおすすめです。
出町ふたば
明治時代から続く出町柳の老舗和菓子店「出町ふたば」は、看板商品である「名代 豆餅」を求めて毎日列ができている人気店です。もち米を二度に分けてつくことによりきめ細やかな生地となる羽二重餅に、こだわりの詰まった食感のアクセントとなる赤えんどうを練りこみ、熟練の職人があんを詰めていきます。
日持ちが当日中と短いにも関わらず、地元の方が手土産としても利用する不動の人気を誇る定番のお店なので、夜のおやつ用や最終日にお土産として、並んででも買う価値があります。
恵文社 一乗寺店
読書好きの文化系カップルに是非訪れるべきなのが、国内外問わず多くの読書家たちが訪れる書店です。イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界で一番美しい本屋10」に選ばれたほどの恵文社一乗寺店は、スタッフたちの手によって一つ一つ選び抜かれた本が、ジャンル別ではなく、テーマや相関性を考えて「編集する」ように並べられています。
二人の本の好みは別々だとしてもある程度の時間を決めて、それぞれ没頭した成果を購入してみるのも楽しめます。目当ての本を探しているうちに次々と普段は手に取らない新たな本の魅力に気づいていく、自分にとって特別な本との出会いが体感できるような書店です。
京都御苑
京都御所や仙洞御所、京都迎賓館を囲んだ非常に広い敷地を持つ公園です。江戸時代には多くの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいた場所でしたが、都が東京に移り、戦後となってからは邸宅も取り除かれ、国民公園として利用されるようになりました。
自然が豊かな庭園として散策におすすめなだけでなく、テニスコートやグランドもあり、歴史ある場所でのスポーツを楽しむこともできる公園となっています。野鳥も多くいるので、バードウォッチングに興味のある方にもおすすめです。観光の合間に自然を楽しむスポットとしてデートにも気軽に利用できます。
詩仙堂丈山寺
詩仙堂は江戸初期に活躍した文人・石川丈山によって造られた山荘跡で、現在は曹洞宗の寺院でもあるために丈山寺とも呼ばれています。
正式名称はでこぼこした土地に建てた住居という意味の「凹凸窠(穴編に果)」(おうとつか)ですが、中国の漢晋唐宋の詩家三十六人の肖像を狩野探幽に描かせた、“詩仙の間”を中心としているところから詩仙堂と名付けられています。
書院から眺める庭園の景色は四季折々の花々や苔、新緑や紅葉といった自然が非常に美しく、訪れた人々の心を癒します。ししおどしの音を聞きながらゆったりと過ごす時間は修学旅行とは違う京都にしたいカップルにおすすめです。
ちょっと一息、雰囲気抜群なカフェ5選
WIFE&HUSBAND
鴨川のそばにあるWIFE&HUSBANDは夫婦で経営されている珈琲焙煎所です。夫婦だからこその温かさを感じさせるインテリアや店の雰囲気がカップルにぴったりなカフェとなっています。
店内で味わうハニーチーズトーストは、モッツアレラチーズをベースに少しブルーチーズを入れた大人の味わいのトーストと甘いハチミツのバランスが絶妙です。豆の品種にもこだわった美味しい珈琲とあわせて朝から贅沢なモーニングを味わうのにおすすめです。
また、天気の良い日にはコーヒーやお菓子を鴨川の近くで楽しむピクニックも人気です。木の質感がピクニックらしい小さなテーブルや椅子の貸し出しもしているので、色々と用意することなく気軽にフォトジェニックなピクニックを楽しめます。普段とは違うピクニックで相手の新たな魅力に気づけるかもしれませんね。
アカツキコーヒー
一乗寺に店を構える落ち着いた雰囲気の小さなコーヒー専門カフェです。エスプレッソ用とカプチーノ用とでグラインダーを使い分けるほどのこだわりのある、柔らかな甘みをもつエスプレッソとコーヒーが人気となっています。
美味しいコーヒーは店内で提供される、京都で人気の高いナカガワ小麦店のパンを使ったサンドイッチやトーストによく合います。季節ごとに味も見た目も変化する可愛らしいパフェなどのスイーツも人気を集める理由の一つです。静かな店内では喧騒を忘れてゆったりとしたひと時に身を委ねることができます。
茂庵
森の小径を抜けながら吉田山を登って行くと辿り着くことのできる古民家風のカフェです。月替りのスイーツやランチメニューと居心地の良い空間を求めて決してアクセスが良いとは言えないにも関わらず、多くの人々が訪れます。
大正時代に数奇者である谷川茂次郎によって建てられたこの茂庵は茶道を嗜んでいた谷川らしさを今もなお残し続けています。1階にはお茶室があり、2階のカフェでは靴を脱いで入店します。2階から眺める窓の外には美しい緑や大文字山などの景色が広がり、ゆったりとした時間を過ごすことができる店内が特徴です。
茶寮 宝泉
美しい庭園を眺めながら極上の和菓子を食べることができる優雅な雰囲気の茶寮です。席を通された時から用意されている丹波産の黒豆を使ったしぼり豆とほうじ茶からは日本のおもてなしの心が感じられます。
ここを訪れたら是非味わいたいのが「わらび餅」。注文を受けてから作られるという作りたてのわらび餅は本わらび粉と砂糖、水のみで作られた非常にシンプルなものです。しかし、本わらび粉でしか出せない滑らかで柔らかな食感とほのかな甘みはここでしか味わえない贅沢な一品であることを感じさせてくれます。
時間が経つごとにすぐ食感が変化してしまう繊細な和菓子だからこそ、作りたてを茶寮でいただく醍醐味が伝わります。本わらび粉特有の黒さの残る透明感のあるわらび餅と緑の美しい庭園は、京都の魅力の詰まった時間を過ごすのにぴったりです。
みつばち
ほっこりとした温かみのある店内でいただけるあんみつが人気の甘味処です。こだわりのあんみつには、天草をじっくり煮込んだ自家製の寒天に黒蜜や小豆、塩気がアクセントとなる赤えんどう豆やあんずがのせられています。
夏季限定で販売されるあんずシロップたっぷりの「特製あんず氷」もリピーターが多く、午前中に品切れになるほどの人気っぷりです。寒い季節にはこだわりのあんこをたっぷりと使用した温かいぜんざいなど、時期に合わせた魅力のつまった和菓子が好きなカップルにぴったりの甘味処となっています。
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