まずはここを押さえるべき!山形の定番スポット10選
蔵王(ざおう)温泉スキー場
「蔵王(ざおう)温泉スキー場」は、最長滑走距離9,000m、総面積305haの広さがあり、最大標高は1,660m、コース下までの標高差は880mで、12本のコースと14のゲレンデを備えている、東北で一番大きいスキーリーゾートです。コースレイアウトも豊富で初心者から上級者までだれもが楽しめる環境が整えられています。
また、冬の蔵王では「樹氷」があらわれます。樹氷の間を滑走するコースもあり、自然の造形美を間近で楽しめます。蔵王温泉スキー場では毎年恒例の蔵王樹氷まつりが有名で、樹氷のライトアップはまさに神秘的です。
蔵王ロープウェイ
「蔵王ロープウェイ」は、蔵王温泉にある山道で、蔵王山麓駅と地蔵山頂駅間で運行されています。蔵王山麓駅から樹氷高原駅までの山麓線と、樹氷高原駅から地蔵山頂駅までの山頂線があります。ゴンドラ内は、揺れも少なく快適に過ごせます。ゴンドラから見える景色は、まさに絶景で、感動モノです。
有名なスキーシーズンにみられる樹氷も、ゴンドラからは一望できます。また、冬の樹氷だけではなく、秋には一面の紅葉の眺めも素晴らしく、夏には夜景と星空の中でサマーナイトクルージングが楽しめます。ロープウェイに乗って、山形の大自然パワーを感じましょう。
鶴岡市立加茂(かも)水族館
「鶴岡市立加茂(かも)水族館」は、庄内地方にある世界一のクラゲ水族館です。50種類以上のクラゲを展示しているのは、世界中を探してもここだけです。なんとクラゲの展示種類数でギネス世界記録に認定されたこともあって、別名「クラゲドリーム館」としても親しまれています。
この水族館の、一番の人気コーナー「クラゲドリームシアター」では、直径5m、水量40tの円形型の水槽に約4,000匹のミズクラゲが展示されていて、クラゲの優美さにうっとりさせられます。
霞城(かじょう)公園(山形城跡)
「霞城(かじょう)公園」は、市街地のほぼ中央に位置していて、約35.9haの面積を有する山形城跡の都市公園です。延文元年に羽州探題として山形に入部した斯波兼頼(しばかねより)が築城したのが始まりと伝えられ、現在の城郭は第11代城主最上義光が築いたものが原型とされています。
本丸・二ノ丸・三ノ丸の三重の堀と土塁で囲まれた、全国有数の規模を持つ輪郭式の平城で、出羽の関ヶ原合戦「長谷堂合戦」で城郭が霞で隠れて見えなかったことから「霞ケ城(かすみがじょう)」とも呼ばれていました。昭和61年に国の史跡指定を受け、平成18年には「日本百名城」に認定され、現在では桜と観光の名所として有名になっています。
鶴岡公園
鶴岡市の中心部にあり、かつて庄内藩・酒井家歴代藩主の居城として栄えた鶴ヶ岡城跡に広がるのが、「鶴岡公園」です。お堀や石垣、樹齢数百年の老杉が残っていて、四季を通して美しい花々が咲きます。園内には約730本の桜があり、「日本さくら名所100選」にも選ばれるほど、有名な桜の観光名所にもなっています。
園内には多くの出店が並び賑わいを見せていて、ぼんぼりに照らされて濠面に映る夜桜もとっても美しいです。2010年に公開された、映画『花のあと』のロケ地にもなったところです。
最上峡芭蕉ライン観光舟下り
最上川の流れに身をまかせ、船上から最上峡の四季の景色を楽しめるのが、「最上峡芭蕉ライン観光舟下り」です。船頭の舟唄と名調子な語りを聞きながら、雄大な最上川を下ります。
冬はに1日3便限定で「こたつ舟」が登場します。また、舟下りをしながらの舟中弁当や出発点の船番所、到着店の川の駅でも山形名物やお食事が楽しめます。こたつでぬくぬく温まりながら、最上川を下れるなんてとっても贅沢ですね。
山居倉庫(さんきょそうこ)
米どころ庄内のシンボルである「山居倉庫(さんきょそうこ)」は1893(明治26)年旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫です。米の積出港として賑わった酒田の歴史現在にも伝えられており、白壁、土蔵づくり12棟からなる倉庫群のうち、9棟は現在も農業倉庫として使用されています。NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケーション舞台にもなったところです。
とても雰囲気がよく、夕涼みの散歩におすすめです。休日の昼間はツアー客で賑わっているので、ぜひ裏手をゆっくり歩いて倉庫の周りをゆっくり歩き、趣を感じてみてはいかがでしょうか。夏に、期間限定で夜のライトアップも行われ、また種類がとても多い土産物屋さんとしても有名です。
高畠(たかはた)ワイナリー
山形は、さくらんぼだけではなく、ぶどうの生産量も多いことはご存知でしょうか。山形の中でもぶどうの名産地として知られる高畠(たかはた)町に、地元のぶどうにこだわって醸造する「高畠ワイナリー」があります。ワイン製造過程の見学場所は、ところどころがガラス張りになっていて、製造過程をポイント毎に見学できます。充実したワインの試飲、販売のコーナーもあり、ワインが好きな人にはたまらない場所ですね。
また、高畠ワイナリーは外国を思わせるぶどう畑と建物の風景に、たくさんの花々たちが飾られていて、思わず写真を撮ってしまいたくなるスポットです。四季折々の花たちに癒されながら、高畠ワインのテイスティングや食事、定期的に開催されるイベントを楽しむことができます。
七日町御殿堰(なのかまちごてんぜき)
「七日町御殿堰(なのかまちごてんぜき)」は、約400年前の山形城主・鳥居忠政によって、城のお濠の水源・生活用水・農業用水の確保のために作られた水路の一つ”御殿堰”が流れるスポットとして2010年に誕生しました。木造の町屋と明治・大正時代の蔵を活用した山形らしい雰囲気のある空間はが広がっています。そして、なんとその豊かな街並みは、グッドデザイン賞や東北建築賞をはじめ7つの賞を受賞しています。
七日町御殿堰には、老舗の茶屋から呉服店、蕎麦屋、カフェ、和雑貨屋、フェラーリのデザイナーとして知られる奥山清行さんのショップなどいろいろあります。七日町御殿堰には、おいしいお蕎麦屋さんがたくさんあるので、散策途中にぜひ立ち寄ってみてください。
おすすめのお蕎麦屋さん
高橋フルーツランド
山形県は、ご存知の通り、全国生産量の約7割を占めるさくらんぼ王国です。県内には400ヶ所以上もさくらんぼ狩りができる農園があります。そのなかでも、一躍有名なのが「高橋フルーツランド」です。
高橋フルーツランドはさくらんぼ狩りだけではなく、季節によってぶどう狩り、フランス狩りなどの様々なカテゴリーのフルーツ狩りを楽しむことができます。さくらんぼの季節は、5月下旬から7月上旬までです。そしてさらに、高橋フルーツランドの横には、カフェ「HATAKE Cafe」も併設されているため、フルーツ狩りを楽しんだ後はこちらで一服することもできます。。
まだまだあるおすすめさくらんぼ狩りスポット
静かでのんびりできる山形の温泉スポット5選
銀山温泉(ぎんざんおんせん)
山形で一番人気の温泉スポットが「銀山温泉(ぎんざんおんせん)」です。NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで一躍脚光を浴び、全国的に有名になったところです。銀山温泉は、大正ロマンの風情あふれる温泉郷が特徴で、日が暮れると温泉街にガス灯が灯ってさらにロマンチックになります。
大正末期から昭和初期にかけて建てられた洋風木造多層建築の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べていて、ひとつひとつの宿がそれぞれ趣のあるたたずまいで、温泉街を眺めているだけでも大正時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな気分にさせてくれます。共同浴場や足湯などもあって、散策の楽しさもアップさせてくれます。「あいらすげーな」というお店では、袴のレンタルしているのでハイカラ気分を味わって、食べ歩きするのもおすすめです。
蔵王温泉
なんと開湯は1,900年前の西暦110年とも言われる、日本屈指の古湯が「蔵王温泉」です。蔵王温泉のお湯は、湯量が豊富で、pH1~2という強酸性の硫黄泉が特徴です。日本一酸性が強い「玉川温泉」と肩を並べるほどで、レジオネラ菌さえも生息できない“湯ヂカラ”を持っています。硫黄泉には、お肌・血管の若返りと殺菌・美肌効果があると言われています。
豊富な湯量を誇る自然湧出の温泉なので、温泉街に漂う硫黄の匂いで旅の気分も高めてくれます。蔵王でウィンタースポーツを楽しんだ後は、蔵王温泉につかって疲れをとってください。
かみのやま温泉
「かみのやま温泉」は、開湯560年余りの歴史を誇る温泉地です。会津の東山、庄内の湯野浜と並び、「奥羽三楽郷」と呼ばれ、古くは城下町・宿場町としても栄えました。 湯町・十日町・新湯・高松・葉山・河崎・金瓶の6地区から構成されており、城下町の風情や蔵王連峰を一望できる眺望など、地区によって異なる雰囲気を楽しむことができるため、湯めぐりをするに最高の場所です。
かみのやま温泉の湯は、無色透明で、わずかに鉱物臭と塩味がする弱アルカリ性の温泉です。癖がなく、さらりとした湯ざわりで、 赤ちゃんでも安心して入ることができる優しい温泉です。保温・保湿効果も高く、メタケイ酸と呼ばれる美肌成分も多いことから、肌に弾力や潤いを与えてくれます。
姥湯温泉(うばゆおんせん)
「姥湯温泉(うばゆおんせん)」は、山形県米沢市にある温泉で、大日岳の山麓、大昔の噴火口跡に温泉があり、標高1,300mと高所に位置しています。山道を10km行った山奥に姥湯温泉はあり、日本を代表する秘湯のひとつになっています。
青みがかった白濁湯が特徴で、 内湯は男女別の檜風呂、露天風呂は混浴の大露天風呂と女性専用風呂があります。岩肌が眼前にそそりたつ、大自然の中の露天風呂に圧巻されます。温泉好きなら一度は訪れてみたいスポットですね。
肘折温泉(ひじおりおんせん)
「肘折(ひじおり)」という名の由来には、肘を折った老僧がこの地のお湯に浸かったところたちまち傷が癒えたという説をはじめ、諸説が縁起として語り継がれています。
温泉街を流れる銅山川の上流、肘折ダムの直下にある源泉公園は、飲泉所や足湯がある人々の憩いの場になっています。石造りの「源泉ドーム」では源泉の自噴する様子を見ることができます。その肘折温泉の泉質は、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉。食塩や重曹・炭酸ガスの相乗効果による高い効能で、古くから湯治場として愛されています。
心を清め、ご縁を導く寺・神社スポット6選
宝珠山立石寺(ほうしゅやまりっしゃくじ)
山寺の呼び名で親しまれているお寺の、正式名称は「宝珠山立石寺(ほうしゅやまりっしゃくじ)」といい、860年に清和天皇の勅願によって慈覚大師(じかくだいし)が開いた、天台宗のお山です。正面の大きな建物は、国指定重要文化財の根本中堂です。
松尾芭蕉の文集『おくのほそ道』で有名な句の一つに、”閑さや岩にしみ入る蝉の声”がありますが、これは山寺の「せみ塚」で詠まれたものです。「せみ塚」は、あまり知られていない穴場スポットなので、宝珠山立石寺に向かう際には、ぜひ訪れてほしいところです。
出羽三山(でわさんざん)神社(出羽神社)
出羽三山(でわさんざん)とは月山・羽黒山・湯殿山を合わせた総称で、古修験道の山として古くから信仰を集め、出羽三山全体がパワースポットとされています。「出羽三山神社」の中の一つ、羽黒山の「羽黒神社」には、全国的にも珍しい三神合祭殿、国宝の五重塔、2,446段の石段、そして樹齢300~500年ともいわれる杉が生い茂っていて、見どころが満載なスポットです。
五重塔は、現在の塔は600年ほど前に建てられたもので、東北では最古のものになっています。素木造り、柿葺、三間五層の歳月を重ねたその美しい姿は、杉木立の間にあってさらにその存在感を増しています。その五重塔を過ぎると全長約1.7km、2,446段もの階段が見えてきます。とっても長いので歩きやすい靴を履くのをおすすめします。
鈴立山若松寺
「鈴立山若松寺」は、今から約1300年前の奈良時代に行基菩薩が開山した霊場です。 地元の方をはじめとする参拝者からは、「若松観音」の呼び名でも親しまれています。そんな若松寺ですが、近年では恋愛成就、縁結びなどのパワースポットとして女性を中心に大変人気を集めていて、芸能人や有名人なども良縁祈願に訪れることでも知られています。
お寺の境内には、「縁福大風鈴(えんぷくだいふうりん)」という良縁と幸福の鐘があって、縁結びの強力なパワースポットとしても知られています。2人で鳴らしても1人で鳴らしても、おなじくらいのご利益があるそうです。また、「むかさり絵馬」といって、江戸時代より最上川沿いに伝わるあの世での結婚式の絵馬がたくさん飾られています。交通事故・戦争・病気・水子等の理由で結婚せず亡くなった子のため、親や兄弟又は親戚の者が描き、供養するようです。
上杉神社
「上杉神社」は、明治9年上杉謙信、上杉鷹山を祭神として、米沢城本丸跡に建立されました。その名からわかるように、戦国の英雄、上杉謙信公を祀るメインスポットです。上杉謙信と言えば、越後の龍・軍神と称されるほど戦上手な戦国武将として有名です。武田信玄と戦った「川中島の戦い」は特に有名で、義を重んじた生き方も相まって人気の武将です。
本丸跡には、上杉謙信に関係がある著名人の銅像や石碑が建てられていて、有名な撮影スポットとなっております。甲冑を身に付け、陣中で指揮する凛々しい姿で飾られていて、故郷である越後を向いています。また、上杉神社の隣には、「稽照殿(けいしょうでん)」と呼ばれる宝物館があり、ここには、上杉家の遺品である131点もの重要文化財をはじめ、重要美術品を含む多数の収蔵品が展示されています。謙信ファンにはたまらないスポットですね。
良向寺 出塩文殊堂(でしおもんじゅどう)
山形市西部の村木沢地区にある良向寺の「出塩文殊堂(でしおもんじゅどう)」は、通称「あじさい寺」と呼ばれていて、毎年、梅雨の時期になると、515mある参道の石段の両側に、40種2,500株ものあじさいの美しい花が一斉に咲き誇ります。あじさいの季節にあわせて「むらきざわあじさい祭り」が開催されるので、祭りの開催時期に合わせて訪れてみてください。
出塩文殊堂のすぐ手前の奥には夫婦杉があり、元は2本の杉が合わさって1本になった珍しい木だそうです。出塩文殊堂に訪れた際にはこちらも見てほしいポイントです。
唐松観音堂(からまつかんのんどう)
山形と仙台を結ぶ国道286号線沿い、馬見ケ崎川の右岸にある「唐松観音堂(からまつかんのんどう)」は、平安時代の後期に建てられたもので、切りだった崖にあるため大変美しく、山形市を代表する観光名所の1つとしても名高いスポットです。
江戸時代には、京都にある清水寺を模してお堂が造られました。お堂の朱色がとても鮮やかです。荘厳な作りから昔から山形にくらす人々の信仰の対象でもあるそうです。
市街地からはだいぶ離れているので、行くなら車かバスをおすすめします。駐車場には、「日本一の芋煮会」で使われた大鍋が展示されています。秋には、唐松観音堂周辺は芋煮会の会場として多くの人で賑わいます。
山形の自然が織りなす絶景スポット7選
ドッコ沼
蔵王の散策道にある、静かな高原にひっそりとたたずむ神秘の沼「ドッコ沼」は、湖面がエメラルドグリーンに輝きます。ドッコ沼の静かな佇まいが、透き通る湖水の水面に映されています。林立するブナの幹と若葉の緑のコントラストが眩しく、透き通る水面の映りが心身を癒してくれます。
ブナ林や高原の登山道には高山植物が咲き誇り、小さくて可愛い花たちを楽しむことができます。湖の中には鱒が泳いでいますが、ここでは、釣り禁止なのでそれだけ気をつけてくださいね。
いろは沼
蔵王の散策道に、大小数十個もの沼で構成される「いろは沼」があります。亜高山の湿地帯らしい植物の群生に出迎えられ、季節ごとにことなる表情を見せてくれます。特にワタスゲ、トキソウ、キンコウカといった可憐な花々が視界いっぱいに咲き乱れる様子に、トレッキングやハイキングの疲れも吹き飛ばされます。
また、都市部ではなかなか見られないトンボや蝶も、いろは沼ではゆうゆうと飛び交っています。 エリア内には木歩道や休憩所も設置されていて、快適な山歩きが楽しめます。
玉簾の滝(たますだれのたき)
玉簾の滝(たますだれのたき)は、およそ1,200年前に、弘法大師が神のお告げにより発見し命名したとされている、山形県随一の高さ63m、幅5mの直瀑です。周辺には、杉の大木があり、マイナスイオンがあふれていることからパワースポットとしても大人気です。
また、夜間には、ライトアップも実施され、日中とは違う幽玄な世界を見ることができます。1月中旬から2月上旬の寒さが厳しい季節には、なんと滝がそのまま凍ってしまう氷瀑を見ることもできます。63mの大きな滝が氷漬けになるなんて、自然の力を感じさせられますね。
十六羅漢岩(じゅうろくらかんいわ)
「十六羅漢岩(じゅうろくらかんいわ)」は、浦海禅寺21代の寛海和尚という方が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、1864年に地元の石工たちを指揮して、なんと5年もの年月をかけて1868(明治元)年に22体の磨崖仏を完工させたものです。
22体が固まって掘られているのではなく、あちこりに散りばめられています。22体のすべてを見つけるのは難易度が高いのですが、訪れた際には、22体すべてを頑張って探し出してみてください。
胴腹の滝(どうはらのたき)
「胴腹の滝(どうはらのたき)」は、日本百名山の一つ、標高2,236mの鳥海山の中腹にあります。はるか昔から、鳥海山には鳥海山大物忌神社と月山神両神の不思議で魅力的な伝説が多く伝えられています。胴腹の滝の水の神秘もその一つとされています。伏流水が湧き出す中に建てられている「胴腹滝不動堂」は、古い記録によれば、胴腹滝は人の身体一切を守るとされ、安産の神として崇められています。
丸池様(まるいけさま)
鳥海山の麓にひっそりとたたずむ神秘の泉「丸池様(まるいけさま)」は、直径約20メートル、水深5メートルのエメラルドグリーンがとっても美しい池です。湧き水だけで満たされているので、思わず引き込まれそうなほどな透明感です。そして、水面のエメラルドグリーンですが、光の加減によって、さまざまな表情を見せてくれます。
たまにですが、池の底からポコポコと水が湧いてくる様子も見ることができます。あまりの神秘的な美しさに時が過ぎるのを忘れてしまいそうですね。
弥陀ヶ原湿原(みだがはらしつげん)
「弥陀ヶ原湿原(みだがはらしつげん)」は、月山は八合目に位置する湿原です。弥陀ヶ原は、日本でも有数の高山植物の宝庫としてよく知られており、標高1,400m付近のなだらかな湿原を整備された木道で一周約60分ほどの空中の自然散策ができます。
7月から8月にかけてニッコウキスゲやミズバショウなど130種類以上の花が咲き誇ります。また、9月下旬には、湿原が黄色に染まる草紅葉も見どころでを迎えます。散歩道にはもってこいのスポットですね。
山形で今ホットなスイーツスポット6選
最上川千本だんご
山形県の北東部に位置する大石田町には、行列ができる団子屋さん「最上川千本だんご」があります。「最上川千本だんご」は、1日に1,000本売ったことから名付けられ、毎日お団子を求めるお客さんで溢れています。硬くなるのでその日のうちに食べることが条件のお団子屋さんで、昔ながらの製法にこだわり。賞味期限1日のもちもちの団子をいただけます。
あんこ、ごま、ずんだをたっぷり塗った定番のものをはじめ、焼きみそバターや雪見だんごなどのオリジナルのものまで、たくさんのメニューが用意されているで、うれしいことにどれを食べようかとっても悩みものですね。
腰掛庵(こしかけあん)
「腰掛庵(こしかけあん)」は名前の通り、椅子に腰掛ける喫茶室が人気の和菓子店です。絶品のわらび餅とかき氷を求めて山形へ旅行する人が後を絶たず、以前は5時間待ちも発生する大混雑になった事もあります。混乱防止の為に喫茶室は廃止になり、本店は箱入り和菓子のテイクアウト専門になっています。食べログの和菓子ランキングで全国4位にランクされていて、京都以外では日本一の人気と実力を誇る和菓子店なのです。
「腰掛庵」のかき氷は、あまりの人気に何度も中止を余儀なくされていて、今では期間限定で販売されることがあります。そんな伝説級のかき氷は並んででも、一度は食べてみたいですね。
CHOCOLATE Lab.YAMAGATA(チョコレートラボやまがた)
「CHOCOLATE Lab.YAMAGATA(チョコレートラボやまがた)」は、2016年4月にオープンした、ニューヨーク発の有名チョコレートショップ「ジャックトレスチョコレート」のチョコレートパウダーを使ったドリンクを提供する、日本で唯一のチョコレートドリンク専門店です。
チョコレートラボのドリンクメニューのなかでも、人気なのは「ホットチョコレート」です。ドリンクに使うチョコレートパウダーは、定番の「クラシック」、さまざまなスパイスが大人な風味の「スパイシー」、まろやかでミルキーな味わいの「ホワイト」の3種類があり、チョコレートそのもののおいしさを際立たせるため、材料はいたってシンプルになっています。
この店舗では、山形産のものを使った商品がたくさんあります。コースターやトレイも山形の職人さんによるものだそうで、店内のいたるところに「MADE IN 山形」が見かります。
やまり菓子舗
「やまり菓子舗」は、1909年の創業以来100年以上の歴史をもつ老舗の和菓子屋さんです。1965年に行われた、第16回全国菓子大博覧会には金賞を受賞するなど山形の名店として知られています。
「やまり菓子舗」の栗蒸し羊羹は、2018年9月に放送された、『マツコの知らない世界』の栗スイーツの世界特集で、絶品の栗スイーツのなかのその一つとして紹介されるという、折り紙付きの美味しさで、幻の栗蒸し羊羹と言われている商品です。一本一本手作りの数量限定で、栗が旬を迎える秋に時期のみの販売のため入手困難で、毎年すぐに予約完売するそうです。お取り寄せでも購入できるので、興味を持った方は注文してみてください。
山形に来たなら食べるべき郷土料理7選
芋煮
山形の名物で主に秋に食べられる郷土料理として知られるのが「芋煮」です。醤油ベースの芋煮が代表的ですが、実はこれといった決まりはなく、県内でも味が異なるのが話題となっています。主な材料は地元産の里芋、牛肉、コンニャク、ネギの4つ。山形の地酒やおいしい地元の水、米沢牛で作られる極上の芋煮は山形県民でなくとも誰もが好きになるホッとする味わいの郷土料理です。
9月中旬には、山形市内の馬見ヶ崎川河川敷で、直径6mの大鍋で約3万食を作る、日本一の芋煮会フェスティバルも行われています。毎年15万人もの観光客が訪れる大イベントで、大型重機を使って作る芋煮は迫力満点!具材には芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、味付け醤油700リットル、水6トンという、ものすごい量の材料を使って作られます。スケールもおいしさも日本一と評判です。
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玉こんにゃく
山形は昔からこんにゃく芋の栽培が盛んで、また食べることでも有名であり、こんにゃく年間消費量が全国で1位になっているんです。こんにゃくは板こんにゃくや糸こんにゃくが一般的で、「玉こんにゃく」は山形独自のものです。そのため、地元では愛着を込めて玉こんにゃくを”玉こん”と呼んでいます。
玉こんにゃくは家庭でもよく作られていて、玉こんにゃくを作るときは、水は使わずしょうゆだけで煮るのがおいしくするコツです。煮上がったら熱々のままで串に差して、からしをつけて食べるのが抜群においしいです。山形に訪れた際には、地元の味をアツアツでいただきましょう。
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冷やしラーメン
冷やしラーメンとは、その名の通り冷たいラーメンです。麺もスープもひんやり冷たく、氷入りで提供されることもあります。冷やし中華との異なる点は、通常のラーメンと同様に器にたっぷりのスープに麺が浸されているところです。スープは醤油味が一般的で、冷やし中華ほどの酸味がないのも特徴です。暑いのはぴったりの一品ですね。
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ひっぱりうどん
「ひっぱりうどん」とは、山形県内陸部、特に村山地方におけるうどんの食べ方の一つで、茹で上がったうどんを釜や鍋からすくい上げて、そのまま納豆やサバ缶などで作ったたれで食べる(かける・つける・絡める)スタイルのうどんです。
ひっぱりうどんの「ひっぱる」の意味は、釜からうどんを引っ張るから、納豆の糸をひくからなど諸説あるそうです。地方によっては「ひきずりうどん」「ひっぱりあげうどん」「つっぱりうどん」などと呼ばれています。
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寒鱈汁
重さ7~10キロにもなるという大きな「タラ」をまるごと汁に入れて味わう山形県庄内の郷土料理「寒鱈汁」は、味噌をといた鍋で肝を煮込んで味を出し、しばらく煮たら身を入れ、そして最後に白子を入れて味を調えて完成です。このまま食べるのもおいしいですが、本場の味を味わいたいのならば、庄内では常識という岩ノリをトッピングしてください。
「鱈汁」は一年を通して食べらていますが、冬に産卵期を迎える「タラ」が特に美味なことから「寒ダラ」と呼ばれ、その「寒ダラ」で作った「寒鱈汁」を食べるが庄内に住む人々の冬の楽しみになっています。
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納豆汁
山形をはじめとした東北地方の一部では、納豆をすり鉢でとんとんとくだき納豆ペーストを作って味噌汁へ投入する「納豆汁」が親しまれています。江戸時代の与謝蕪村をはじめとして、正岡子規や高浜虚子などの俳人が「納豆汁」を題材とした俳句を詠み、現在でも納豆汁は冬の季語として知られていることから、当時は東北地方以外でもポピュラーな料理だったことが伺えます。
納豆には、たんぱく質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素がすべて含まれ、第6の栄養素といわれる食物繊維も豊富で、「納豆汁」は、滋養強壮や栄養補給として、厳しい冬をのり越すためによく食べられています。
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粕汁
酒処の山形の隠れた名品で、酒かすを利用した汁物が「粕汁」です。いちょう切りにした大根と地産の打ち豆を酒かすで煮込み、塩鮭を加えて深みをだします。打ち豆とはやわらかくした大豆を打ってつぶし、乾燥させたもので、つぶれた豆に旨みがしみ込みホクホクの食感が楽しめます。
日本酒の産地ならではの芳醇な酒かすの風味と塩鮭が出すコクがたまらない一品です。「借りものをしないで、かす(粕)ことができるように」と縁起を担いだ料理としても親しまれています。
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Holidayユーザーによるおすすめプラン11選
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