山形ってどんなところ?
山形は、その名の通り自然の多いイメージを持つ人が多くいるかもしれません。確かに雄大な自然が広がっており、その自然を感じつつ旅行できるのは山形の魅力の1つです。
しかし、自然だけでなく山形には魅力がたっぷりあります。
- 歴史を感じることができる貴重な文化遺産が多数ある
- 冬には最高の雪景色を拝めるスポットがたくさん
- まるでタイムスリップしたような大正ロマンを感じられるスポット
- 山形ならではのご当地グルメが盛りだくさん
このように、見所は満載です。魅力が多岐にわたっているので、どんなシーンでもぴったり合い、スケジュールが組みやすいのも嬉しいポイントです。
山形旅行の見どころ
自然の豊かさを存分に感じる
なんと言っても、まずはその自然の豊さに驚きます。四季折々の表情を楽しめ、一度行った季節とは違う季節にリピートしたいほど、それぞれ違った素晴らしさを見ることができます。
絶景と言えるスポットが多く、その雄大さには驚くことも多いでしょう。ぜひカメラを持って、絶景を収めに行ってみて下さい。特におすすめなのは「蔵王ロープウェイ」です。このロープウェイは、360度一望できるので、自然を感じるにはぴったりです。
各エリアにある効能豊かな温泉で疲れを癒す
山形では各エリアに温泉があり、旅の疲れや日々の疲れを癒しつつ、旅行することができます。特に「銀山温泉」はおすすめです。大正ロマンを感じる、まるでタイムスリップしたかのような感覚も味わうことができます。
銀山温泉以外にも、天童温泉や姥湯(うばゆ)温泉など様々な温泉があり、それぞれ効能なども異なります。そのため、温泉メインで旅行をするのもおすすめです。場所によっては、宿泊していなくても利用できる温泉や足湯スポットもあるので、気軽に浸かることができます。
美味しいご当地グルメを堪能する
山形には、絶品のご当地グルメが多数あります。
- 定番の玉こんにゃく
- 厳しい基準を潜り抜けた山形牛
- ちょっと珍しい見た目のどんどん焼き
このように、盛りだくさんです。これらのご当地グルメは、山形のどのエリアに行っても味わうことができるため、場所にとらわれずグルメ旅ができます。ご当地グルメをメインにしたイベントも開催されているので、イベントをメインに時期を合わせて訪れるのもおすすめです。
「奥の細道」松尾芭蕉ゆかりの地を巡る
有名な俳諧師である、松尾芭蕉の「奥の細道」を知らない人は、なかなか居ないでしょう。その奥の細道の舞台とされたのがこの山形県です。松尾芭蕉は、山形の随所を巡りつつ、俳句を詠みました。
奥の細道の旅は、とても長かったそうで、なんと約5ヵ月間に渡って旅をしつつ、素晴らしい句を詠んだそうです。そんな松尾芭蕉ゆかりの地が山形にはたくさんあります。
松尾芭蕉のことが好きな人にとっても、歴史に興味がある人にとっても、その地を訪れることは考え深いものがあります。ぜひ、松尾芭蕉が歩いたその地を訪れ、歴史に触れてみてはいかがでしょうか。
春夏秋冬で変わった楽しみ方ができる
山形では自然の豊さが魅力の1つと伝えましたが、それらは春夏秋冬で全く違った表情を見せてくれます。
- 桜の名所が多くお花見を堪能できる春
- 元気いっぱいで青々としている緑を楽しめる夏
- 色鮮やかな紅葉を拝める秋
- 山形最大の魅力でもある素晴らしい雪景色を堪能できる冬
このように1年を通して満喫することができますので、ベストシーズンに合わせて旅行するのではなく、自分のスケジュールに合わせて旅行プランを組み立てることもできます。
村山エリア
初めて山形県を訪れる人にはこの村山エリアをおすすめします。歴史的な建造物や温泉、思い切り遊べる公園や遊園地、立ち寄りたい道の駅やロープウェイなど、バラエティにとんでいて、山形県の魅力をまんべんなく楽しむことができます。
- 奥の細道で有名な立石寺
- 大正ロマン溢れる銀山温泉
- 東北最大級の遊園地リナワールド
このように、定番の観光スポットが凝縮されています。
立石寺
立石寺の正式名称は「宝珠山立石寺」ですが、別名「山寺」とも言われています。「閑さや、岩にしみ入る、蝉の声」という奥の細道の松尾芭蕉の句でも有名です。その歴史は860(貞観2)年まで遡り、とても歴史のあるお寺です。
自然豊かな環境から、四季折々で違った表情を楽しむことができます。仏様が置いてある御堂はいくつかあり、それぞれ趣がありじっくりと見て回りたいスポットです。
- 本堂である「根本中堂 不滅の法灯」
- 松尾芭蕉が句を詠んだ場所ではないかと言われる「せみ塚」
- 絶景を拝むことができる「開山堂」
そのほかにも広い敷地内にはたくさんの御堂があります。事前に見所を押さえてから訪れるのもおすすめです。
銀山温泉
銀山温泉のお宿街は、大正ロマンを感じるノスタルジックな街並みが魅力的です。実は明治時代からある温泉ですが、自然災害などの苦難を乗り越え、昭和初期から盛り上がった温泉街です。
どこか懐かしい思いにふけることができる街並みは、春夏秋冬それぞれ楽しむことができますが、特におすすめなのは「冬」です。一面銀世界の素晴らしい雪景色の中に、ガス灯の明かりがより一層ロマンチックな雰囲気を作り出します。
実は、足湯もあるので気軽に温泉を楽しみたい人にもおすすめです。足湯はベンチに腰をかけながら、その絶景を楽しむことができます。もちろん、宿に泊まりゆっくりと疲れを癒すのも良いでしょう。
霞城(かじょう)公園
霞城公園は、とても広大な山形城跡の都市公園です。三重の堀と土塁で囲まれている姿を今も見ることができます。整備されているため、見た目も綺麗に残っています。その広さから、どちらかというとのんびりと散策したい人におすすめのスポットです。
春には桜の観光名所として有名で、約1,500本もの桜が咲き誇る姿は圧巻です。1986(昭和61)年には国の指定史跡となり、2006(平成18年)には日本100名城に認定されています。
そのほかにも、公園内や付近にはたくさんの文化施設があるため、歴史好きな人や子供連れでの旅では歴史を学びながら観光することができて、おすすめです。
文翔館
正式には「山形県郷土館文翔館」という名称の文翔館は、元は県庁舎でした。その姿は美しく、まるで外国に来ているかのようです。様式は、「英国近世復興様式」であり、明治に前の県庁舎が焼失したことから改めて建築されたそうです。
現在は、県政や県議会の歴史的資料が展示されていて、入館料は無料で見学することができます。外からその姿を見るだけではなく、ぜひ中にも入ってみてください。館内も英国風で優雅な雰囲気に包まれています。
歴史に触れることができる、貴重な観光スポットの1つです。
道の駅天童温泉
山形には道の駅がたくさんあります。道の駅天童温泉では、「足湯」が人気です。しかもこの足湯は無料で利用できるので、旅の足の疲れを癒すにはぴったりの場所ですね。
その名の通り、天童温泉に近い駅なので立ち寄る人は多く、地元の人にも人気のスポットです。
この道の駅は、全体が木のぬくもりに溢れています。展示コーナーやイベントコーナーは特に木のぬくもりを感じる造りとなっているので、ほっとした気持ちになるでしょう。食事処や野外には子供が遊べる遊具のコーナーもあるので、子供連れの家族旅行でも安心です。
道の駅寒河江(さがえ)
道の駅寒河江は、チェリーランドという名称で親しまれています。さくらんぼは山形の有名なグルメの1つですが、この道の駅では、「さくらんぼ会館」というさくらんぼの歴史や収穫方法などを学べるコーナーがあります。手作りアイスが特に人気です。
この道の駅はとても広く、複数あるレストランには200名ほど入るので、お昼時でも比較的立ち寄りやすいスポットです。レストランでは、山形の魅力たっぷりな料理を味わうことができます。
レストランだけでなく、物販コーナーも充実しています。山形県内各地の四季折々の名産品・選りすぐりの工芸品が売られています。そのため、お土産を買うのに困っている人にとっては、各地の名産を一気に見ることができて良いでしょう。
山形県総合運動公園
山形県総合運動公園は、とても広大な敷地の公園です。その広さから、体育大会などの運動イベントの開催地として利用されています。スポーツやレクリエーションだけでなく、散策や植物観賞など様々な魅力の詰まった公園です。
- 陸上競技場やサブグラウンド
- いこいの広場
- 屋外テニスコート
- 屋外プール
- 野球場やサッカー場
- 屋内多目的コート
そのほかにも、思う存分運動できる施設が揃っています。一部、無料で利用できる施設もあり、観光者だけでなく、地元の人々にも長く愛されているスポットです。
蔵王ロープウェイ
蔵王ロープウェイは単なる移動手段ではなく、季節ごとに違ったダイナミックな景観を360度一望できるアトラクションのような乗り物です。山形市蔵王温泉の「蔵王山麓駅」「樹氷高原駅」「地蔵山頂駅」を結んでいます。
春から秋にかけては、トレッキングもおすすめです。自然豊かな景観の中のトレッキングでは、気持ちがとてもリフレッシュされます。冬には、スキーやスノーボードはもちろん、樹氷の夜間ライトアップを見るのも幻想的です。
蔵王の景観を楽しむには、もっともおすすめな手段ですので、自然が好きな人はぜひ利用してみてください。
上山城
上山城は、昔「羽州の名城」と称えられていました。実は、幕府により一度取り壊されましたが、現在は堀跡や石垣から当時の歴史を垣間見ることができます。現在は「郷土資料館」として、蘇っています。
上山の歴史や四季を学ぶことができる資料館で、2012(平成24)年には開館30周年を迎えています。魅力は資料館だけでなく、天守閣からは「蔵王連峰」や「温泉街の趣ある家並み」を一望することができます。
日によってはイベントも開催されているので、訪れる前に公式サイトを確認してから行くとより一層楽しめるでしょう。閉館時間は少し早めなので、時間に余裕を持って行くのをおすすめします。
リナワールド
リナワールドは、東北最大級の遊園地です。毎年、3月中旬~11月下旬にオープンします。テーマは水と光で、豊富なアトラクションや美しい庭園、お洒落なカフェスポットなど盛りだくさんなテーマパークです。
子供だけでなく、大人も楽しめる本格派絶叫マシンもあるので、絶叫系が好きな人も飽きずに楽しむことができます。アトラクションだけでなく「ふれあい動物広場」では小動物と触れ合うことができるので、小さなお子様も楽しみやすく、家族旅行にも人気のスポットです。
ワークショップのコーナーでは、工作や料理の手作り体験をすることができます。工作は、ガラス細工やプラスチック粘土、コースター作り、そして料理は、そば打ちやソーセージ作りなどバラエティにとんでいて、どれにするか悩んでしまうほどです。思い出に何か作るのも旅の醍醐味ですので、ぜひ体験してみてください。
庄内エリア
庄内エリアは、出羽三山をはじめとする歴史のある観光スポットが多いです。博物館や昔から受け継がれる倉庫街など、山形の歴史に触れることができるスポットを巡ることで、まるでタイムスリップしたような雰囲気を感じられます。
歴史好きな人や松尾芭蕉が好きな人はぜひ訪れてみてほしいエリアです。そのほかにも山形県唯一の水族館や充実した道の駅もあるので、子供連れの家族旅行でも満足できます。
鶴岡市立加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館は、山形県では唯一の水族館であるため、多くの人でいつも賑わっています。さらにこの水族館は世界記録を持っていることもあり、山形県の人々だけでなく、観光客の中でも人気の観光スポットです。
一体どんな内容で世界記録に認定されたかと言うと、「クラゲの展示種類数」だそうです!つまりこの水族館は世界が認めた「クラゲ水族館」なのです。
クラゲ水族館であるこのスポットの一番の見所は、クラゲがたくさん入っている5mもの大水槽です。大きな水槽の中を優雅に泳ぐクラゲの大群はとても幻想的です。クラゲというと、幻想的で大人におすすめのイメージですが、子供も楽しめるようなショーもあるので、老若男女関係なく満喫できるスポットです。
羽黒山五重塔
羽黒山とは、全国でも有数の修験の山として有名です。山頂には、三山(羽黒山・湯殿山・月山)の神を合祭した社殿である三神合祭殿があります。そして、五重塔はこの山の一番の見所です。
一目見れば、その迫力と厳格かつ神聖な雰囲気に息をのむでしょう。この塔は、国宝にも指定されており、東北では最古の塔と言われています。2,446段の石段と杉並木の続く山道、そこに佇む五重塔の景観は、圧巻です。
五重塔のすぐそばには、樹齢1,000年と言われる巨大な杉の「爺杉」もあります。ぜひその姿も目に焼き付けてください。
山居倉庫
映画「おしん」の舞台にもなった山居倉庫は、庄内エリアのシンボル的な観光スポットです。その歴史は、1893(明治26)年まで遡ります。この倉庫は、米保管倉庫です。
舟で米の積み下ろしをしやすいように、と最上川のすぐ側に山居倉庫は建てられました。米の積出港として栄えた酒田ならではですね。最上川沿いにあるケヤキの並木道の景観も合わさり、風情のある倉庫街となっています。
建築された14棟のうち、なんと12棟は残っており、現在も米保管倉庫として役目を果たしています。一部は「庄内米歴史資料館」となっているため、歴史に触れたい人にはおすすめです。もちろん、映画「おしん」のファンの人にも人気の観光スポットです。
道の駅鳥海
道の駅鳥海(ふらっと)は、国道7号沿いに位置する道の駅で、特産品や新鮮な野菜、鮮魚など地元の魅力が詰まったスポットです。直売所だけでなく、ファーストフード店やそのほか飲食店などにも気兼ねなく立ち寄ることができます。
直売所では、地元の特産品だけでなく、白ナス、コリンキーなどのレアな野菜も売っています。休日には行列ができるほど人気店の「元気な浜店」では、美味しい焼き魚を販売しています。
この「元気な浜店」での焼き魚は、なんと食堂ですぐ食べることもできます。新鮮な美味しさをその場で味わうことができるので、嬉しいですね。大きな道の駅ではないですが、アットホームな雰囲気に包まれているので、近くに行った際には「ふらっと」ぜひ、立ち寄ってみてください。
日和山(ひよりやま)公園
日和山公園は、桜の名所として有名な公園です。そのため、お花見シーズンにはぜひ訪れることをおすすめします。毎年4月中旬には「酒田日和山公園桜まつり」が開催されます。ソメイヨシノをはじめとする桜の数は、なんと約400本にもなり、夜間のライトアップでは幻想的な雰囲気に包まれます。
また、港町の繁栄の歴史を見ることができる遺物も数々あり、風情漂うスポットです。特におすすめなのは、活躍した「千石船」です。2分の1のサイズで細やかに再現されています。
六角灯台越しには、酒田港や最上川河口を一望することができ、特にサンセットが綺麗です。時間に余裕がある人は、お花見だけでなく、夕陽を眺めてみてはいかがでしょうか。
出羽三山神社 三神合祭殿
出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山の3つの山の総称です。この三神を合祭した日本随一、と言われる大社殿がこの出羽三山神社三神合祭殿です。羽黒山の山頂にあり、その姿は迫力があり圧巻です。
どしっと厚みのある2.1mもの萱葺(かやぶき)の屋根には目を奪われます。内部は総漆塗りになっており、迫力だけでなく美しさも備えています。
本殿は何度か火災にあっていますが、現在の姿は1818(文政元)年に再建されたものが引き継がれています。見学には時間を30分以上かけて、ゆっくりとその歴史に触れると良いでしょう。
丸池様
こんなに綺麗なエメラルドグリーンはなかなか見ることができません。絶景や珍しい景観が好きな人にはぜひ訪れてみてほしいスポットです。
丸池様は、訪れる時期や時間帯によっても水面の色が鮮やかに変わる不思議な池です。その理由は光の加減によって、微妙に色が変化するからだと言われています。その美しさからは神秘的なパワーを感じるかもしれません。
直径は20m、水深は5mの湧き水だけでできている池で、しばらく眺めていると底からボコボコと湧き水が出てきます。地元の人からは信仰の場としても愛されていますが、その美しさから観光客にも人気があります。
湯殿山神社本宮
湯殿山神社本宮は、出羽三山の「奥宮」とされています。奥宮とは一つの神社の中でも離れた場所にあるお宮のことです。より自然の中にあるが故に、より神秘的だと言われることが多いです。
このスポットには「写真撮影禁止」「参拝は土足厳禁」というルールが設けられています。それほど厳格な場所なのです。
そして、積雪のため見学できる期間は例年6月〜11月初旬までと限られています。特におすすめは、紅葉が綺麗な秋の観光です。歴史のある佇まいと色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
致道博物館
致道博物館は、山形県の鶴岡市の歴史や文化を知ることができる博物館です。なんとあのミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、★(一ツ星:興味深い)を獲得しています。
博物館の中身だけでなく、外観からも歴史を感じることができます。昔、鶴ヶ岡城の三の丸、庄内藩主酒井家の「御用屋敷」であった建物で、いくつか移築保存されているのです。特に「旧西田川郡役所」は洋館の雰囲気が美しく、思わず写真を撮りたくなる造りです。
建築物だけでなく、庭園もまた魅力的です。書院造の「酒井氏庭園」は、国の「名勝」に指定されています。そのほかにも貴重な文化遺産が多数貯蔵されているので、歴史に触れてみたい人はぜひ訪れてみてください。
道の駅あつみ
道の駅あつみは、海に面している道の駅です。山形は山のイメージが強いですが、この道の駅では山形の山の魅力と海の魅力を両方味わうことができます。自然豊かな環境から生まれた美味しいご当地グルメやお土産品がたくさん並びます。
もちろん、絶品グルメをその場で食べられる食事処もありますので、休憩にもぴったりです。グルメ以外にも展望室や授乳室、シャワー室まで完備されています。
海に面していることから、日本海に沈む美しいサンセットを拝むことができる癒しスポットでもあります。サンセット前には散策道にて磯遊びをするのもおすすめです。
置賜(おきたま)エリア
置賜エリアは、歴史的な観光スポットが多く、ゆっくりと楽しめるエリアなので大人の旅先としておすすめです。神社や博物館を巡りつつ、疲れた身体を温泉で癒すことができます。
また、ワイナリーや酒造資料館もあるのでお酒好きな人にもおすすめです。お酒のできる過程を知りつつ、美味しいお酒を嗜むことができます。自分の舌で確認して、気に入ったらお土産にするのも良いでしょう。
道の駅いいで
道の駅いいでは、113号線の真ん中あたりに位置する道の駅で、なんと24時間年中無休で開館しています。地元の美味しいグルメを味わえたり、定期的に開催されているイベントなど、楽しみ方はいろいろです。
お土産もたくさん販売されているので、何を買ったら良いのか迷うくらいです。レストランは広く、大人数や車椅子などの人でも利用しやすい環境になっています。
イベントでは、お子様でも楽しめる内容が多いので、家族連れの旅行にもおすすめのスポットです。おすすめの商品は、「糀でつくるフルーツあまざけ」で、こちらは現在、山形県内だとここでしか取り扱いのないというレアな甘酒ですので、ぜひ味わってみてください。
熊野神社
熊野神社の歴史は、なんと672(白鳳元)年まで遡ります。江戸時代〜昭和にかけて何度か改修、再建されており、現在の姿になっています。その歴史の長さを物語る、樹齢約850年の大きなイチョウの木が熊野神社のシンボル的な存在です。
「熊野三山」「熊野皇大神社」と並ぶ、日本三大熊野の1つとされています。そして、通称「熊野大社」と呼ばれ、東北の中でも有名な「縁結びスポット」でもあります。
縁結びで有名なのは、ここの男女の神様は、日本で初めてプロポーズをして結ばれた神様である、と神話に記されていることからきているそうです。そんな縁結びのパワースポットである熊野神社ですので、恋愛祈願したい人はぜひ訪れてみてください。
道の駅白鷹ヤナ公園
道の駅白鷹ヤナ公園は、日本一の観光ヤナ場です。「ヤナ」とは、古くから使われている漁具です。川の岸から杭や石、竹などを用いて、すのこ状の台で水の流れを止めて、魚の流路を断ち、捕獲する仕掛けです。
道の駅白鷹ヤナ公園では、最上川のヤナ場を間近で見ることができます。
- 鯉のぼりが仲良く並ぶ春
- ヤナ場で気持ちの良い風を感じる夏
- グルメイベント「白鷹鮎まつり」を楽しめる秋
- 寒風干し鮎を味わう冬
このように四季折々で異なった楽しみ方ができる、自然とグルメたっぷりの観光スポットです。
上杉神社
上杉神社は、その名の通り、戦国時代の英雄である「上杉謙信」を祀る神社です。1876(明治9)年に建てられ、その後火事でほとんどの建物が焼け落ちてしまうこともありましたが、国からの援助金や米沢市民の労働奉仕により、現在の姿が完成されました。
今も昔も多くの米沢市民から愛されており、初詣やお宮参り、結婚式や安全祈願など、様々な行事で多くの人々が足を運びます。桜の名所としても有名でお花見シーズンも賑わいます。
境内には、文化財が多数収蔵されており、付近には上杉博物館もあるので、上杉謙信を深く知ることができます。
伝国の杜
上杉神社のすぐ近くにある「伝国の杜」は、米沢市上杉博物館です。上杉謙信の深い歴史と美しい舞台芸術の合わさった博物館で、2001(平成13)年にできた比較的新しい建物です。
常設展のため、気兼ねなく訪れることができます。また、この施設は博物館だけではなく、県立の「置賜文化ホール」と市立の「米沢市上杉博物館」の2つが合体しています。
「置賜文化ホール」では、音楽や演劇などのイベントもたくさん開催されています。ホールは502席と大きく、イベントの種類も豊富ですので、地元の人からも人気があります。旅先で催し物を見るのは、思い出にぴったりです。
道の駅たかはた
道の駅たかはたは、高畠の自然たっぷりな景観と美味しい農産物を満喫できる道の駅です。「ふるさと自然のみち」という遊歩道利用者のためのウォーキングセンターが隣接しており、散策も楽しめるスポットです。
農産物はバラエティ豊かで、特に果物が豊富です。ラ・フランス、桃、さくらんぼ、ブドウ、リンゴなどが直売所に並びます。また、それらのフルーツを活かしたジャム、バター、ワインなども魅力的です。
ここにあるレストランでは、ご当地グルメの「縄文ハンバーグ」があります。歴史と健康志向を背景に生み出されたハンバーグで、なんと牛肉を全く使用せず、黒米、麩、かたきびと、一部豚肉の「ダイヤモンドポーク」を使用してできたヘルシーなハンバーグです。
酒造資料館 東光の酒蔵(Toko Sake Museum)
酒造資料館 東光の酒蔵(Toko Sake Museum)は東北最大の酒造資料館です。東光はなんと安土桃山時代の創業で、品質にこだわり、今もなお挑戦し続けている老舗です。
資料館内は、明治時代の酒蔵を感じることができる風情漂う空間になっています。特に仕込み蔵は、広くて趣があるので、映画などのロケ地としても活躍しています。もちろん、お酒の試飲や購入もできるので、お酒好きな人にはおすすめです。
入館料は、大人1人350円と比較的安価なので気軽に見学できるのも嬉しいポイントです。オンラインでお酒を購入することもできますが、せっかく見学するのであれば、直接お買い物をするのも思い出にぴったりですね。
姥湯温泉(うばゆおんせん) 桝形屋(ますがたや)
姥湯温泉 桝形屋は、絶景を拝むことができる「露天風呂」です。一度は、自然溢れる景色の中、温かい温泉に浸かってみたいですよね。この露天風呂が開湯したのは、なんと1533(天文2)年なのです。
そんな歴史のある桝形屋は、標高1,300mの秘境にあります。その高さが故に、開放感と素晴らしい景観を楽しめるのです。春は鮮やかな新緑、夏は避暑地として、秋はやっぱり紅葉、とその時期によって異なった表情を見ることができます。
露天風呂に少し抵抗がある人でも内風呂もあるので、訪れやすいでしょう。内風呂も含め、すべてが「源泉かけ流し」です。
米沢城址(松が岬公園)
米沢城址(松が岬公園)は、米沢城の跡地で、現在は公園になっています。その歴史は、1238(暦仁元)年まで遡ります。長井時広が建城したと言われており、その後は、伊達・蒲生・直江・上杉の諸氏の居城したお城です。
現在の公園では、「桜の名所」としても有名です。1952(昭和27)年より、市都市計画として公園に整備され、「約200本」もの桜が植えられました。春には素晴らしい景色を堪能できます。
さらに上杉謙信たちの像もあり、その歴史を感じることもできます。米沢駅からタクシーで5分の距離なので、アクセスしやすいです。駅からバスも出ていますので気軽に訪れることができます。
高畠ワイナリー
高畠ワイナリーは、毎年多くの人で賑わう人気のワイナリーです。1990(平成2)年に創業されました。高畠の風土を活かしたこだわりのワインを造っています。さらに契約栽培の方々と協力して「ぶどう」にもこだわっているそうです。
各種コンクールにて、多くの賞を受賞している高品質なワイナリーです。外観も美しいワイナリーで、思わず写真を撮りたくなる様な美しさです。
特におすすめは「まほろばの貴婦人」という商品で、日本人の舌に合う、最高の極上甘口ワインだそうですので、ワイン好きな方はぜひ味わってみてください。
最上エリア
最上エリアは、他の観光エリアに比べると比較的観光客が少なく、ゆっくりと静かに楽しむことができます。雄大な自然を感じることができるスポットや歴史的建造物もあるため、少し長めの滞在で、ゆったりとした旅行計画を立てると良いでしょう。
スキー場もあるので、冬に訪れる際にはウインタースポーツを満喫できます。家族旅行や大人数での旅行にもぴったりです。
最上峡芭蕉ライン観光株式会社
最上峡芭蕉ライン観光株式会社では、最上川の舟下りを体験することができます。その名の通り、松尾芭蕉ゆかりの地を巡ることができ、効率よく巡りたい人にはおすすめです。
最上川のゆっくりとした流れに乗って、船から眺める景観はとても美しいです、雄大な自然と感じつつ、松尾芭蕉の旅したルートをぜひ満喫してみてください。
景観だけでなく、船内では軽食を楽しむことができます。特におすすめなのは「あゆの塩焼き」です。1時間ほどの船旅ですが、きっと飽きることなく時間を過ごせるでしょう。
最上公園(あじさい園)
あじさいというと、梅雨の時期を彩る日本の代表的な植物です。そんなあじさいを思う存分眺めることができるのが、この最上公園のあじさい園です。なんと園内には約25,000本ものあじさいが咲いています。
早めに咲く様なので、見頃は7月上旬くらいまでだそうです。青や紫の美しいグラデーションは、幻想的な空間を作り出します。
あじさい以外にも、最上公園全体の緑も美しく、睡蓮もあるので、ぜひ公園内を散策してみてください。思わず写真を撮りたくなるスポットがあるでしょう。
幻想の森
幻想の森は、その名の通り自然が作り出した幻想的な森です。神秘的な空間で、太陽の木漏れ日や一帯に広がる大きな木々の姿は、まさに圧巻です。
特に見所である「土湯の森」の杉は、樹齢1,000年を超えると言われています。幹周りは15mを超える巨木です。
まるで物語の世界に入り込んでしまったかのような、不思議な感覚を味わうことができます。撮影ポイントがたくさんあることから、写真好きな人に特に人気の観光スポットです。
やまがた赤倉温泉スキー場
やまがた赤倉温泉スキー場は冬限定で開放されます。恵まれた雪質で、コースもバリエーションが豊富なので人気です。初心者コースから上級者コースまであり、子供から大人まで楽しめます。
場内にはランチを楽しめるレストランも複数あり、のんびりと満喫することができます。キッズデーやレディースデーなどお得に遊べる日もあるので、公式サイトをチェックしてから行くと良いでしょう。
赤倉温泉駅からバスでアクセスできるので、車を持っていなくても訪れやすい立地です。
共同浴場 せみの湯
共同浴場「せみの湯」は、瀬見温泉で、内湯、ふかし湯、露天風呂までも楽しめる温泉好きにはたまらないスポットです。
内湯は「なごみの湯」と言い、高温と適温の2種類があるので、自分の好みにあった温度で浸かることができます。また、水をあまり加えていないので、源泉に近い状態をたもっています。
全身で浸かるのはちょっと・・・という人でも気軽に入ることができる「足湯」もあるので、気軽に立ち寄りやすいです。さらには、「温泉卵」を作るスペースもあり、旅の思い出にはぴったりですね。
旧有路家(きゅうありじけ)住宅
旧有路家住宅は、重要文化財に指定されている最上町所有の建造物です。山形の東部に古くから存在する茅葺の寄棟(よせむね)造りで、屋根がとても特徴的です。とても大きな民家であり、江戸時代の初期くらいの創建と言われています。
古くから、このような素晴らしい建築技術があったのかと感心してしまうでしょう。一般公開されているので、建築に興味がある人はぜひ見に行ってみてください。
そして、この住宅は「松尾芭蕉」が「奥のほそ道」に記しているとされています。松尾芭蕉が2泊3日滞在し、その印象を謳っているのです。当時、芭蕉が感じたその感覚をタイムスリップしたように感じることができる貴重な観光スポットでしょう。
湯前神社
湯前(ゆのまえ)神社は、1187(文治3)年にあの武蔵坊弁慶により発見された瀬見温泉の守り神がまつられており、そのお湯は源義経の子「亀若丸」の産湯としても使われたとされています。
小さな神社のため、付近の観光スポットと一緒に巡ることができます。付近には、瀬見温泉があり、温泉に癒されつつ歴史に触れるのもおすすめです。
全身浸かることはできませんが、境内の中には「足湯」があります。旅で疲れた足を労ることができるのは嬉しいポイントです。
山形のご当地グルメ
玉こんにゃく
山形と言えば、この「玉こんにゃく」を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。また、この「つるん」とした玉こんにゃくの魅力から、好物である人も多いでしょう。
山形では、古くからこんにゃく芋がよく採れたそうです。そしてこの山こんにゃくは、家庭で手作りしていた名残で、現代まで伝えられています。そんな歴史の深いご当地グルメなのです。
山形では、多くのお店で食べることができますが、実はこんにゃく専門店もあります。ぜひ出汁の染みた美味しい玉こんにゃくを味わってみてください。
芋煮
芋煮は山形では伝統の家庭料理の1つです。「芋煮会は何回やった?」というのが秋の挨拶になるほど、山形県民にとっては身近なご当地グルメです。家庭だけでなく、職場や友人など人が集まるところにはこの「芋煮」はあるのです。
芋煮の起源は、なんと江戸時代まで遡り、現在の牛肉スタイルになったのは明治の初期頃と言われています。そんな歴史のあるグルメだからこそ、ぜひ山形を訪れた際には味わってみたいものですね。
実はこの芋煮にも「こんにゃく」が入っています。やはりこんにゃくは山形のグルメには欠かせない材料の1つのようです。
麦切り
麦切りとは、私たちにとって親しみの深い所謂「うどん」のことだそうです。山形の中でも、庄内地方に昔から愛されているこの細いうどんなのですが、実は庄内地方では「うどんとは違うもの」として認識されているそうです。
細いのにコシがある歯応えが特徴的で、他の素材を邪魔しない素朴な風味です。温かく食べるのも、冷たくさっぱりと食べるのもどちらにも合っており、季節を問わず、多くの人に愛されています。
どんどん焼き
どんどん焼きは、なんとも食欲をそそる屋台グルメです。大正時代、もんじゃ焼きが屋台グルメとして流行った際に、もんじゃ焼きの生地の緩さが持ち帰り用に不向きとされ、もっと生地を固くしっかりとしたものにするべく出来上がったのがこの「どんどん焼き」です。
なぜ「どんどん」かと言うと、当時お客様を屋台に引き寄せるために太鼓をどんどん鳴らしていたからと言われています。
どんどん焼きは、箸に巻かれているスタイルが一風変わっており、ファストフードのような手軽さが魅力的です。
冷やしラーメン
今でこそ、夏にはさっぱりとした「冷やしラーメン」を目にすることも多くなりましたが、実はその発祥は山形であると言われています。その歴史は、60年以上も前からであり、山形では古くから夏の定番グルメとして愛されてきています。
冷やし中華とも全く違い、醤油ラーメンの冷たいバージョンのようなイメージです。スープには冷たい氷が浮かんでおり、より一層冷たさを維持できます。麺は太めで食べ応えがありますが、夏バテの際にもこのさっぱり感でスルッと食べやすいでしょう。
現在の山形では、醤油味以外にも様々な冷やしラーメンが販売されていますので、ぜひ探してみてください。
山形牛
山形牛は、いわゆる黒毛和牛の1つです。時間をかけて、自然豊かな山形で丁寧に育てられた山形牛は、非常に良質な脂身が魅力的です。
脂身が苦手な人でも、ぜひ一度味わってみてほしい逸品です。山形では食べられる飲食店は多数あります。厳しい基準と生産者の愛情が詰まった山形牛ですので、訪れた際にはぜひ堪能してみてください。
山形だし
山形だしは、ご飯のおともにぴったりのご当地グルメです。その材料は、ミョウガ、きゅうり、ナス、生姜など夏野菜が主となっています。これらを荒くみじん切りにして、醤油と鰹節で味付けをした、シンプルながら素材の味を存分に楽しめる一品です。
ご飯にはもちろん合いますが、そのほかにも麺や冷奴、お酒のおともにも合う万能なグルメです。野菜を多く使うことから、栄養価も高く、地元の人々にも長く愛されています。
山形への主要エリアからのアクセス・所要時間
北海道から
- 飛行機
新千歳空港 → 山形空港:約1時間20分
仙台から
-
電車(JR仙山線)
仙台駅 → 山形駅:約1時間20分 -
高速バス
仙台駅西口 → 山形駅前:約1時間7分
東京から
- 新幹線(JR東北新幹線)
東京駅 → 山形駅:約2時間45分
名古屋から
- 鉄道(JR東海道新幹線+JR東北新幹線)
名古屋駅 → 山形駅:約4時間33分(東京駅乗り換え)
大阪から
- 飛行機
伊丹空港 → 山形空港:約1時間15分
福岡から
- 飛行機+電車
福岡空港 → 山形駅:約4時間40分(仙台空港乗り換え)
山形空港・新幹線の停車駅山形駅を紹介
山形空港
山形空港は国内線の場合、東京、大阪、名古屋、北海道と繋がっています。直行便で行くことができるので、該当の地域から訪れる際には便利です。空港内では、郷土料理を楽しむことができるレストランやお土産屋さんも充実しています。
Wi-Fiも完備されているため、飛行機を利用する前のちょっとした時間でも過ごしやすいです。もちろん、展望デッキもあるのでぜひ見てみてください。
日によってはイベントも多数開催されており、子供も参加できるイベントがほとんどのため、小さなお子様でも楽しめます。
山形駅
山形駅は新幹線が停まるため、非常に多くの人が利用しています。駅ビルは「S-PAL山形」といって、レストランや雑貨店などはもちろん、お土産にぴったりなグルメも多く販売しています。
旅の最終日に、新幹線に乗る前にお土産を買いたい人も多いですよね。日持ちするお菓子類やご当地グルメで有名な「玉こんにゃく」も販売しています。
ぜひ、駅も旅の1つの観光スポットとして、楽しんでみてください。
山形の年間イベント情報
1月
川西元旦マラソン大会
川西元旦マラソン大会は、毎年元旦に開催される、新春の朝日を浴びながら走りきるマラソン大会です。コースは川西町内です。部門は、3kmの部、5kmの部、ジョギングの部と3つに分かれています。
もちろん、一般の人も参加できるので、マラソン好きな人はぜひ参加してみてください。参加費は、3kmとジョギングの場合は1,000円、5kmの場合は2,000円です。
参加者全員に参加賞として、抽選によるプレゼントもあります。5kmに参加した場合には、Tシャツのプレゼントもあり、老若男女問わず、毎年多くの人が参加している人気イベントです。
2月
やまがた雪フェスティバル
やまがた雪フェスティバルは、毎年1月末から2月初旬にかけて最上川ふるさと総合公園内にて開催されます。雪フェスティバルというと雪のイベントをイメージしますが、雪だけでなくなんと真冬の「花火」も楽しめるイベントです。
シンボルとなっている雪像は圧巻です。山形の味を楽しめる屋台村やイルミネーション、雪だるまコンテストなど、様々な楽しみ方ができる盛りだくさんな内容です。
山形の雪を楽しみたい人は、ぜひ参加してみてください。
3月
村山市のひなまつり
村山市のひなまつりは、その名の通り雛祭りのイベントです。一番の見所は、長さ50mもの雛壇に並ぶ約5,000体の「段々ロングな雛まつり」です。雛人形がたくさん並ぶその光景は圧巻です。
この雛人形たちは、全国から寄贈されており、それぞれ表情や色合いも少しずつ違ってとても魅力的です。園児たちが作った手作りの可愛い雛人形もあり、思わず微笑んでしまうような雰囲気になっています。
4月
天童桜まつり
天童桜まつりは、春の風物詩として毎年桜の木の下で行われるイベントです。桜の名所として有名な「舞鶴山」を中心としてたくさんのイベントが催されます。
- 人間将棋
- 美しいしだれ桜の夕べ
- 天童花駒おどりフェスティバル
- 子ども将棋大会
どれに参加しようか悩んでしまうほどですが、大人も子供も楽しめるので、家族旅行にはぴったりなイベントです。
5月
山形まるごと館 紅の蔵 十日市
山形まるごと館紅の蔵では、毎月10日に「十日市」を開催しています。直売所では特産品の販売や、旬の食材を使った絶品グルメの振る舞い、また季節別で体験教室などの様々なイベントを催しています。
山形駅から徒歩約10分というアクセスの良さから、毎月人気のイベントです。10日前後でご旅行の際にはぜひ、グルメを楽しみに行ってみてください。
6月
果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会
「さくらんぼマラソン大会 」とは?と不思議に思う人も多いかと思いますが、こちらは、マラソンを通じて、有名なさくらんぼ「佐藤錦」の発祥の地である山形県東根市を盛り上げていこうという趣旨のマラソン大会です。
さくらんぼ生産量日本一である地域にて、市民が一体となり真剣な戦いを盛り上げます。定員は12,000名となっており、毎年多くの参加者で賑わいます。
参加賞は嬉しい「さくらんぼ」とおにぎり、そして記念Tシャツももらえます。ファミリー部門もあるので、親子で参加したい人にもおすすめです。
7月
東北花火大会
東北花火大会は、山形県の米沢市松川河川敷にて行われる花火大会です。花火の内容や規模感は東北屈指と言われています。地元の人も観光客からも多くの人から愛されており、毎年賑わいます。
見所は、200mの大ナイアガラやスターマインなど豪華な花火がたくさんあるところです。なんとその総数は、約3,000発にもなります。
クライマックスには、豪快な20号玉も打ち上げられ、夏の風物詩としてふさわしい最後を見せてくれます。
8月
山形大花火大会
山形大花火大会は、山形駅からタクシーで25分ほどとアクセスしやすいこともあり、とても人気の花火大会です。有料観覧会場も設けられているので、いい席から美しい花火を眺めたい人は早めに予約をしましょう。
打ち上げ数は、なんと最大20,000発という規模です。毎年テーマがあり、それに伴った花火が打ち上げられるので、テーマを考えつつ見ると、より一層楽しむことができます。
山形最大級の花火大会で、当日はインターネットやテレビでリアルタイムで生配信されるほどです。
9月
最上祭り
最上祭りは、毎年9月に2日間にわたって開催されます。そのうちの1日は花火も打ち上げられ、たくさんの人で賑わいます。御神輿は、町内を練り歩き、子供たちも参加してみんなで協力している姿を見ることができます。
- 最上音頭パレード
- 華やかなステージショー
- 各地区のオリジナリティあふれる仮装行列
様々なイベントは2日間に凝縮されています。地元の人が多いですが、観光客の人でも楽しめる内容ですのでローカルさを感じつつ満喫してみてください。
10月
もがみ大産業まつり
もがみ大産業まつりは、山形の最上地方を存分に楽しめるイベントです。最上の物産が一堂に集まるので、グルメ好きな人はぜひ行ってみてください。最上グルメを五感で感じることができます。
このイベントは大人気で、手に持ちきれないくらい、ご当地グルメを買い占めるお客様もいるそうです。グルメだけでなく、ステージショーなどもあり、飽きずに過ごすことができます。
そして、開催地である新庄駅には、駅構内に新庄まつりの「山車」が飾られており、その姿は美しく迫力があります。立ち寄った際には、ぜひ山車も見に行ってみてください。
11月
山形県最上町大産業まつり×奥州統一芋煮の陣
このイベントは、ご当地グルメの「芋煮」が食べたい人にはぜひ行って欲しいイベントです。なんと、宮城・秋田・福島・山形という東北4県の芋煮を味わえるのです。
最後には、1番おいしいと思った芋煮に投票をして、芋煮の優勝が決まります!同時開催の産業祭りの方では、最上町の農産物が多数販売されており、芋煮以外にも食を楽しむことができます。
奥州統一芋煮の陣は、「岩手宮城内陸地震」からの復興を祈って、始まったそうです。ぜひ参加して、東北のみなぎるパワーを感じてみてください。
12月
蔵王樹氷まつり
蔵王樹氷まつりは、世界的にも有名な山形のスノーモンスターと称される「蔵王の樹氷」がピークとなる時期に合わせて開催されるイベントです。
この雄大で美しい雪の芸術品をみようと、毎年多くの人で賑わいます。12月という時期にも関わらず、冬空に華やぐ花火も拝むことができます。
開催時期は年末です。特におすすめなのは、「樹氷ライトアップ」で、夜の空を背景に輝く姿はなんとも幻想的な空間を作り出しています。蔵王ロープウェイに乗って、その景観を楽しむことができます。
山形観光の移動手段
電車
山形の観光スポットは駅から近いところも多いです。電車で移動することで、山形の豊かな自然をより一層感じつつ観光することができます。また、車での移動が苦手な人にとっても電車移動は有り難いですよね。
電車での観光は、途中の駅で下車して少しフリーなスケジュールで楽しめるのも魅力の一つです。子供連れの旅行や友達との旅行で、散策しつつ楽しみたい人には特におすすめです。
バス
山形では電車の種類が多くありますが、一部観光スポットでは駅からのバス移動が必要です。バス停は駅付近にあり、観光スポットからバス停も近いので、利便性が高いです。
駅で降りて、バスでぐるっと観光スポットを巡り、また同じ駅に戻ってくる、そんな観光も可能です。近場を散策したい人にはバスは小回りが効くので、おすすめです。
レンタカー
山形には観光スポットが多いため、自分の気になる観光名所だけをピンポイントで巡りたい時などには、レンタカーですと自由に移動ができるので、おすすめです。駐車場の確認は必要ですが、駐車場を完備しているスポットも多いため比較的移動はしやすいです。
デートなどで決まったスポットへ行きたい時やあまり歩くのが得意ではない場合などには、レンタカーが最適でしょう。
お得なフリーチケット
小さな旅ホリデーパス
土日祝など、期間限定で使用できるエリア内の快速や普通列車において、1日間乗り降り自由のフリーチケットです。
【料金】
大人:2,720円
子供:1,350円
【有効期間】
1日
【発券所】
フリーエリア内のJRみどりの窓口
【公式サイト】
https://www.jreast.co.jp/
もっちぃ親子・孫乗り放題きっぷ
フラワー長井線全線乗り放題、大人1名と小学生以下2名まで、乗車日当日限り有効のフリーチケットです。
【料金】
1枚:1,000円(大人1名と小学生以下2名まで)
【有効期間】
有効期限は発行日より6ヵ月以内
【発券所】
赤湯駅、宮内駅、長井駅、荒砥駅、車内
【公式サイト】
https://flower-liner.jp/ticket/
やまがた1日乗車券
山交バスの1日フリーチケットです。
【料金】
大人:1,000円 子供:500円
【有効期間】
1日
【発券所】
バスの車内または、該当の宝くじ売り場
【公式サイト】
http://www.yamakobus.co.jp/jyousyaken.html
山形のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
電車でどのくらいかかりますか?
鉄道(主に新幹線)での移動はそれぞれ下記の通りです。
- 東京:約2時間45分
- 名古屋:約4時間33分
- 仙台:約1時間20分
その他の都道府県からは基本的には飛行機移動となり、下記の通りです。
- 北海道:約1時間20分
- 大阪:約1時間15分
山形の気候はどうですか?
山形は、海沿いの沿岸部と内陸部で異なった気候です。山形は、4つのエリアに分けることができますが、それぞれのエリアの気候について見ていきましょう。
- 最上エリア:降水量が多く、冬は豪雪地帯です。
- 庄内エリア:基本的には雨が多く湿度の高いエリアですが、冬は雪は少なめです。
- 村山エリア:夏は暑いエリアで、雨も雪も少なめです。
- 置賜エリア:夏は暑く、冬は豪雪地帯です。
基本的に、春夏秋冬楽しめる場所ですが、気候のことを考えると春か秋が旅行しやすいと言えるでしょう。リピートするのであれば、夏や冬に「山形らしさ」を存分に感じるのも良いかもしれません。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
山形は縦に長い県なので、エリア毎に違った楽しみ方ができます。エリア周遊をするのであれば、3泊以上をおすすめしますが、エリアを絞る場合には、1泊や2泊の弾丸旅行でも楽しむことができます。
松尾芭蕉のゆかりの地を巡る場合には、少しスポットが点在しているので、余裕を持ったスケジュールで旅行すると良いでしょう。山形観光の公式サイトには、松尾芭蕉に関連するスポットが詳しく載っているので、旅行の前に確認しておくと、スケジュールが組みやすくておすすめです。