栃木ってどんなところ?
栃木県は、東京の北に位置する県です。関東圏でありながらも、豊かな自然と歴史的な趣を残しているところが最大の魅力です。
- 日光東照宮などの世界遺産
- 華厳の滝などの迫力のある自然
- どうぶつと触れ合えるテーマパーク
等、日常では体験できない雰囲気や癒やしを感じることができます。
関東圏でもあるので、アクセスも良いです。主要な観光エリアまでは都心から約2時間ほどで行けるため、週末に気軽に遊びに行くこともできます。
また、万人の口に合いやすいグルメも豊富です。全国的に有名な佐野ラーメンや宇都宮餃子など、だれが食べてもおいしい!と思えるグルメが盛りだくさんです。
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栃木旅行の見どころ
世界遺産で歴史を感じることができる
栃木県には、歴史を感じることができる名所が多数あります。
日光東照宮や足尾銅山などは日本史で学ぶため、日本人なら誰もが知っている歴史的な観光名所です。また、日光エリアを中心に、保護対象として登録されている建築物や場所も多くあります。
例えば世界遺産の日光東照宮や日本遺産の大谷石、天然記念物の出流原弁天池など、貴重な遺産がいくつも存在します。
ただ綺麗なものを見て美味しいものを食べるだけの旅行も良いと思います。しかし、「歴史を感じる」「歴史を学ぶ」旅行は、改めて日本や自分について考えるいい機会になります。
栃木県は「せっかく旅行をするなら何か学び取りたい!」という人にぴったりな旅行先です。
温泉や滝で疲れを癒すことができる
栃木県は温泉の名所としても人気があります。県内の源泉は約600もあり、関東で屈指の温泉数を誇ります。
最も有名なのは鬼怒川温泉です。鬼怒川を挟むように並ぶ温泉宿からは、美しい鬼怒川を臨むことができます。その他にも那須温泉や塩原温泉など、各エリアに代表的な温泉が存在します。正統派な温泉だけでなく、カピバラ温泉などの一風変わった温泉も魅力です。
また、栃木県は滝が多いことでも有名です。壮大な滝が流れ落ちるのを眺めるだけでも、癒やし効果を感じることができるでしょう。大迫力の華厳の滝から知る人ぞ知る名滝まで様々な滝があり、見る人を飽きさせません。
都心からわずか2時間で行けるマイナスイオンがたっぷりの栃木に、ぜひ足を伸ばしてみてください。
動物や自然と触れ合うことができる
栃木県には、動物や自然と触れ合うことができる場所が多数あります。特に那須エリアには那須どうぶつ王国や那須フラワーパークなど、栃木県を代表するふれあいの場が集まっています。
那須どうぶつ王国では、牛の乳しぼりからバター作りまでを体験でき、流行りの食育を経験することができます。そのため、お子さんを連れて遊びにいくにはぴったりな場所です。
また、どのエリアにも四季折々の植物を楽しめる場所があるのも嬉しいポイントです。どの季節にどのエリアに行っても、綺麗な草花を見ることができます。季節によって移りかわる自然の表情を見るために、何度でも足を運びたくなってしまいます。
栃木は、都会の騒がしさを忘れて自然とふれあいたい人には最適な旅行先です。
おいしいご当地グルメを堪能することができる
栃木県にはおいしいご当地グルメも多数あります。ご当地グルメというと、舌に合わないものも多いと感じる人もいるのではないでしょうか。しかし、栃木には万人受けするご当地グルメがいくつもあります。
特に人気なのは、宇都宮餃子と佐野ラーメンです。どちらも誰が食べてもおいしいと思えるほど、受け入れられやすいおいしさです。そのため全国的にも人気があり、栃木県以外でも食べることができるほど広まっています。
しかし、他の地域で食べるよりも、やはり発祥の地である栃木県で食べるのが一番おいしいです。その理由は、栃木県には良質な水が流れているから。良質な水で作られる料理はどれもおいしく、その土地でしか味わえないおいしさを感じられるのではないでしょうか。
個性豊かなテーマパークを楽しめる
栃木県はテーマパークの宝庫でもあります。「巨大迷路パラディアム」や「新生姜ミュージアム」など、名前を聞いただけで興味をそそられるようなテーマパークがたくさんあります。
有名なのが「東武ワールドスクウェア」で、ライトアップされている様子がインスタ映えすると、若い人を中心に人気が再熱しています。「日光江戸村」も、江戸時代にタイムスリップしたような体験ができると老若男女問わず人気のあるテーマパークです。
「刺激のある体験がしたい」「インスタ映えを狙いたい」という人も、栃木のテーマパークで期待以上の経験ができるはずです。
日光エリア
日光エリアは、栃木県随一の観光エリアです。だれもがよく知る観光地がたくさん集まっています。年間約1,000万人の観光客が訪れる日本でも有数の観光地であり、外国人からも人気が高いです。
日光エリアの魅力は歴史と自然です。「日光東照宮」や「日光山輪王寺」など、古い歴史を持つ有名寺院が数多くあり、厳かな雰囲気を感じられます。
また、「中禅寺湖」や「奥日光名瀑三滝」など美しい景観や自然も多く、日頃の疲れを癒してリフレッシュするには最適のエリアです。
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鬼怒川温泉
鬼怒川温泉は、関東で有数の温泉地です。始まりは江戸時代に遡り、当時は大名等の身分の高い人のみが入ることを許された由緒正しい温泉でした。明治以降に一般の人も入ることを認められてから、人気の温泉地として発展していきました。
鬼怒川温泉の魅力は、泉質と絶景にあります。お湯はアルカリ性単純温泉で、神経痛や疲労回復、健康増進に効果があります。北部にある川治温泉とともに「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と称されるほど高い効能を誇っています。
また、鬼怒川添いに立ち並ぶ温泉宿からは、鬼怒川の自然豊かな絶景を見下ろすことができます。お湯につかりながら鬼怒川を眺めることができる部屋は、早めの予約が必須です。
足尾銅山
1610(慶長15)年に銅が発見されて以来、江戸幕府直営の銅山として栄えた足尾銅山。
やがてその技術と銅の生産量から「日本一の銅山」とも呼ばれました。時代の流れとともに1973(昭和48)年に閉山しましたが、現在は足尾銅山の歴史と仕組みを体験できる観光施設となっています。
関東出身者の中には、子どものころに修学旅行や野外学習で訪れたという人も多いと思います。
銅山の入口から700m地点までは、趣のあるトロッコに乗って進むことができます。
トロッコから降りて進んでいくと、そこには年代ごとにリアルな人形がずらり。当時の作業の様子が再現されています。併設されている資料館では、より詳細な銅を作る過程や足尾銅山の歴史について学ぶことができます。
EDO WONDER LAND 日光江戸村
日光江戸村は、江戸時代をテーマにした文化的テーマパークです。2003年に、外国人にも親しみやすい名称である「EDO WONDERLAND 日光江戸村」となりました。
日光江戸村の魅力は、体験型のテーマパークであるという点です。ただ江戸時代の展示を見て回るのではなく、まるで自分自身が江戸時代にタイムスリップしたかのような体験をすることができるんです。
本物の江戸の町のような園内を歩いていると、江戸の町人に出会ったり、劇を見ることができます。
それだけでなく、自分自身も江戸時代の人になりきることもできます。「変身処 時空」では、江戸時代の衣装を貸し出しています。新選組から農民まで様々な衣装が用意されているので、お好みの衣装で江戸を楽しんでみてください。
東武ワールドスクウェア
東武ワールドスクウェアは、世界遺産や有名建築物を再現したミニチュアテーマパークです。
園内には、世界文化遺産に登録されている46点の建築物のミニチュアをはじめ、世界21ヵ国102点の有名建築物のミニチュアが展示されています。
アメリカゾーン、エジプトゾーン、ヨーロッパゾーン、アジアゾーン、日本ゾーンの6つのゾーンに分かれており、1日で世界一周旅行ができます。
四季のイベントも盛んで、特に冬季のイルミネーションは大人気です。ライトアップされた世界遺産は幻想的で、昼とは違う雰囲気に圧倒されます。
最近の人気も手伝って、2017年には東武ワールドスクウェア駅が開業し、駅から徒歩1分で行けるところも魅力のひとつです。
いろは坂
日本の道100選にも選ばれている、日光の定番ドライブコース「いろは坂」。48ヵ所もの急カーブがあることから「いろは48文字」に例えてこの名称になりました。
いろは坂自体は、日光市街と中禅寺湖を結ぶ誰でも入れる普通の道路ですが、その魅力は社内から見渡せる絶景にあります。
いろは坂は第一いろは坂と第二いろは坂から構成されており、標高差は約440mあります。高い方の第二いろは坂にある明智平展望台からは第一いろは坂を見ることができ、その眺めは壮観です。
紅葉の観光名所として有名で、秋季には観光客で道が大渋滞することも。10月中旬~下旬が見頃で、車内から黄色や赤の鮮やかな紅葉を眺めることができます。急なカーブに気を付けて、紅葉ドライブを楽しんでください。
日光東照宮
日光東照宮は、徳川家康公が祀られていることで有名な神社です。
二代目将軍である徳川秀忠によって建てられました。1999年に世界遺産に登録され、現在では東照宮の建築物のほとんどが国宝や重要文化財に指定されています。そのことから海外から訪れる観光客も多く、長期休みは混雑することが多いです。
日光東照宮の魅力はなんといっても豪華絢爛な美しさです。全国から集められた名工が施した、建築の彫刻や極彩色などの優美さには、思わずため息がもれます。
また、関東屈指のパワースポットとしても知られています。徳川家康が祀れていることや豪華さからもパワーが感じられますが、それだけでなく風水的にもエネルギーがみなぎる立地にあるのだそうです。
華厳の滝
華厳の滝は、日本三大名瀑のひとつに選ばれている言わずと知れた大瀑布です。
滝の多い日光の中でも、最も有名な滝だと言えます。高さ97mから中禅寺湖の水が一気に流れ落ちてくる様子は圧巻です。豊かで穏やかな自然と、爆音とともに落下する激しい華厳の滝のコントラストを楽しむことができます。
そのままでも楽しむことができますが、もっと迫力を味わいたい人はぜひエレベータに乗って100m下に降りてみてください。そこにある観爆台からは、真正面から迫力のある滝を眺め、マイナスイオンを感じることができます。
冬季は細い小滝が凍り、滝全体が鮮やかなブルーに染まります。季節によって様々な表情を楽しむことができるのも、華厳の滝の魅力です。
日光山輪王寺
日光山林王寺は、日光山にある世界遺産のお寺です。
輪王寺というひとつのお寺ではなく、15のお堂(支院)や党を総称して日光山輪王寺と呼びます。日光山は766年に勝道上人により開山されました。今から1,200年以上も前に作られたこのお寺は、比叡山や東叡山とともに天台宗三本山のひとつです。
見どころはたくさんありますが、特に徳川三代将軍家光を祀る大猷院(たいゆういん)や逍遥園(しょうようえん)、3万点もの宝物がある宝物殿が有名です。特に本堂でもある「三仏堂」は、日光山最大の木造建造物であることもあり大迫力です。
山仏堂の「山仏」は、有名な千手観音(男体山)・阿弥陀如来(女峰山)・馬頭観音(太郎山)のことです。現在「平成の大修理」中のこの本堂は、2020年にはお披露目される予定です。
竜頭の滝
「竜頭の滝」は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を激しく流れる滝です。華厳の滝、湯滝とともに「奥日光三名瀑」と呼ばれています。また、華厳ノ滝、霧降ノ滝、裏見ノ滝、湯滝とあわせて「日光五名瀑」とも呼ばれています。
滝つぼが大きな岩によって二股に分かれている様子が竜の頭に似ていることから、この名前が付きました。
5月~6月はツツジ、9月下旬頃は紅葉の名所として有名です。観爆台から眺める紅葉と滝つぼの景観は、自然界のみが生み出すことのできる圧倒的な美しさです。四季を通して美しい姿を見ることができる名滝だと言えます。
近くには「龍頭乃茶屋」という落ち着いた雰囲気の茶屋があります。みたらし団子が名物で、食べながら滝を眺めるという風情ある体験もできます。
中禅寺湖
奥日光の入口にある、日光国立公園内の湖です。約2万年前に、湯ノ湖や千手ヶ原の水が男体山の噴火による溶岩でせき止められ、現在の湖になったと言われています。湖水は鬼怒川へとつながっています。海抜高度1,269mと、日本屈指の高さを誇ります。
中禅寺湖で人気なのが遊覧船です。
中禅寺湖を1周する航路と千手ヶ浜コースの2つのコースがあり、それぞれ中禅寺湖周辺の名所を周ることができます。紅葉の季節には「紅葉廻り」と呼ばれる期間限定のコースが出現し、男体山のふもとに広がる鮮やかな紅葉を水上から優雅に眺めることができます。
かつて外国人用の避暑地であったことから、外国人観光客からも人気が高いです。周りにはキャンプ場や温泉もあり、休日は人々で賑わいます。
戦場ヶ原
ラムサール条約にも登録されている、奥日光を代表する湿原です。戦場ヶ原という物々しい名前の由来は、男体山と赤城山の神が中禅寺湖をかけて戦った場であるという言い伝えから来ています。標高約1,400m、広さ400haという広大な面積を誇ります。
現在はハイキングコースとして人気を博しています。湯元温泉から出発し、湯滝→泉門池→青木橋→戦場ヶ原展望台→赤沼分岐→石楠花橋と進み、竜頭の滝でゴールするコースが人気です。
アップダウンが少なく、ほとんどが下り坂なので初心者や高齢の方でも歩きやすいです。
350種類にも及ぶ植物が咲き誇り、豊富な種類の野鳥を見ることもできます。そのため一年中ハイキングを楽しむことができます。
特に6月中旬~8月上旬は、ワタスゲやホザキシモツケが見頃となり人気のある時期です。
那須・塩原エリア
那須・塩原エリアは自然あふれる穏やかなエリアです。動物や自然と触れ合うことができる場所が多いので、アクティブな観光がしたい人に特にオススメのエリアです。
紅葉の観光名所が多く、秋は一段と賑わいます。秋以外も四季折々の草木を楽しむことができるので、いつ来ても自然を満喫することができるでしょう。
また、子どもが喜ぶテーマパークやペットOKの観光地も充実しています。そのため家族旅行で訪れるには最適のエリアです。
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那須高原(展望台・南ヶ丘牧場)
那須連山の東山麓に広がる自然豊かな高原です。温泉旅館や美術館等、レジャー施設が数多く存在する観光地です。
特に人気なのが「那須高原展望台」と「南ヶ丘牧場」です。那須高原展望台は標高1,048mに位置し、晴れた日には八溝山系も見ることができます。夜は夜景が美しく、恋人の聖地としてちょうど100番目に登録されました。プロポーズの名所にもなっています。
南ヶ丘牧場は、標高700mに位置する馬や羊等と触れ合うことのできる観光牧場です。
特に人気なのがソフトクリームです。ガーンジィ牛という、日本で200頭しかいない牛からとったミルクは、ご当地牛乳グランプリで金賞を受賞しました。この牛乳で作られてソフトクリームを、この南ヶ丘牧場で食べることができます。
那須ハイランドパーク
那須ハイランドパークは、関東最大級の遊園地です。「那須ハイ」という愛称で親しまれています。那須高原の大自然の中、約40種類のアトラクションが楽しめます。絶叫系から子ども向けのアトラクションまで豊富にそろっているので、どの年代からも人気です。
特徴は那須高原という大自然を活かしたイベントです。園内には渓流が流れており、魚釣り体験をすることができます。季節ごとに山野草散策など様々なアウトドアエリアも楽しめます。屋内アトラクションも充実しているので、雨や雪の日でも思いっきり遊ぶことができるのも魅力的です。
テーマパークには珍しく、ドッグランやドッグカフェ、さらには犬と泊まれるホテルまで併設されています。ぜひわんちゃんを連れて遊びに行ってみてください。
那須フラワーワールド
那須フラワーワールドは、那須高原に広がる花々が楽しめる観光型植物園です。那須連峰を背景とした美しい花のグラデーションは、那須高原だからこそ実現できた美しさで、まるで絵画のようです。
季節によって開花する花が異なり、四季を楽しむことができます。
- 5月 チューリップ・アネモネ
- 6月 ポピー・ルピナス
- 7月 バラ
- 8月 サルビア・ユリ
- 9月 マリーゴールド・ケイトウ
- 10月コスモス
季節ごとの変化を楽しみに、毎シーズン訪れるリピーターも多いそうです。
特に5月のチューリップは有名で、インスタグラム等のSNSで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。200種20万本の鮮やかなチューリップはまさにフォトジェニックで、思わずカメラを向けたくなります。
那須どうぶつ王国
那須どうぶつ王国はテーマパーク型動物園です。東京ドームの約10倍という広大な園内には、600頭以上の世界の動物たちが暮らしています。「王国タウン」と「ファーム」の2つのエリアから構成されており、2019年には新施設「アジアの森」がオープンしました。
那須どうぶつ王国はただの動物園ではなく、一風変わったイベントを行っています。そのひとつが「カピバラの湯」です。温泉につかりながら可愛いカピバラを眺めることができるという、温泉の多い栃木らしいイベントです。
温泉とカピバラの組み合わせは癒し効果抜群で、日頃の疲れが一気に吹き飛びます。
また、「ザ・キャッツ」という猫だけのショーもあります。気まぐれな猫が果たしてショーを成功させることができるのか、必見です。
マウントジーンズ那須の那須ゴンドラ
那須ゴンドラは、スキー場として有名なマウントジーンズにかかるゴンドラです。ゴンドラに乗って標高1,400mの空中散歩を楽しむことができます。
見どころは、四季を通して那須高原の様々な表情を楽しむことができるところです。
- 冬 一面の銀世界
- 春 水仙・ゴヨウツツジ
- 夏 山ユリ
そして最も絶景となるのが秋です。紅葉の名所としても知られるマウントジーンズには、秋になると一面が紅葉色に色づきます。あまりの紅葉の美しさから「紅葉ゴンドラ」という愛称もあるほどです。上から見下ろす紅葉はまさに絶景です。
さらにこのゴンドラ、わんちゃんと一緒に乗ることもできるんです。山頂にはドッグランもあるので、ぜひ愛犬と一緒に山頂から見る大パノラマを楽しんでください。
茶臼岳
「茶臼岳」は栃木の最北端にある活火山です。那須連山の主峰であり、現在も噴煙をあげる迫力のある山です。
茶臼岳は登山初心者や家族連れに優しい山です。標高1,915mと比較的低く、山頂まで歩道も整備されており、気楽に登ることができます。それでもきつい人は、那須ロープウェイもあるのでそちらをオススメします。ロープウェイの終着地点から山頂までは30~40分程度で行くことができます。
山頂からは、360度の大パノラマを堪能することができます。晴れている日は雲海も見ることができ、幻想的な景色に感動するでしょう。運が良ければ白煙が上がっている様子も間近で見ることができます。また茶臼岳も、紅葉の名所です。見頃9月下旬~10月上旬です。
那須りんどう湖レイクビュー
那須高原唯一の湖であるりんどう湖を中心にとしたレジャー施設です。牧場と遊園地のいいとこどりをしたような、子どもが喜ぶテーマパークです。
牧場では動物とのふれあいが楽しめます。牛の乳しぼりや乗馬など、体験型のふれあいが多く良い経験になります。またバター作りやアイスクリーム作りなどの食育にも力を入れていることから、家族連れが多く訪れます。
アトラクションで大人気なのがジップラインです。片道220mと日本最長の長さを誇るジップラインは、スリル満点。湖の上をジップラインで走る爽快感はやみつきになります。秋にはりんどう湖の水面に紅葉が映り、混雑しない空の上から優雅に紅葉狩りができます。
9月から12月にかけて行われる、水を使ったイルミネーション「フェスタ・ルーチェ」も毎年人気のイベントです。
宇都宮エリア
栃木県の県庁所在地「宇都宮市」がある宇都宮エリアは、都市と自然が調和するエリアです。便利な都市でありながら、自然豊かな公園や歴史を語る資料館も残っており、肩ひじ張らずに楽しめる場所です。
特に魅力的なのがグルメです。ご当地グルメで有名な「宇都宮餃子」はその名の通り宇都宮が発祥であるため、美味しいお店が多く立ち並びます。また、農業が盛んな宇都宮ではいちごの生産量も多く、特にジューシーなとちおとめは全国的にも大人気な品種です。
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大谷資料館
宇都宮の特産品である大谷石の歴史に関する資料館です。大谷資料館は2018年に日本遺産に認定されました。大谷石の採掘が始まった江戸時代中期から順に、採掘方法や道具についての資料を展示しています。
この地下採掘場跡は、2万平方mもある大空間です。深いところで地下60mの深さがあり、当時の採掘の規模の大きさがわかります。地下に入ると独特でミステリアスな雰囲気に圧倒されます。
資料館でありながら、最近ではカップルの聖地となっているのだとか。その理由は、資料館のすぐ横にある「愛の泉」にありました。
いかにも恋人の聖地らしいネーミングの愛の泉には、縁結びの神様が祀られています。大谷石の「硬い石」とかけて、ここに訪れるカップルは「固い意志」で結ばれると言われています。
八幡山公園
宇都宮市の中心部に位置する、都会とは思えないほど自然豊かな公園です。園内には宇都宮タワー、アドベンチャーU、動物舎等、子どもから大人まで楽しめる施設が盛りだくさんです。
特に有名なのが、宇都宮タワーとアドベンチャーUです。宇都宮タワーからは宇都宮市内全体を見渡すことができます。年末年始とお花見シーズンは夜になるとライトアップされ、お祭り気分が盛り上がります。アドベンチャーuには、子どもが喜ぶ大型複合遊具がたくさんあります。特に人気なのが迫力満点な本格的なゴーカートです。
また、八幡山公園は花の名所としても有名です。園内に植えられた約700株のツツジと約800本の桜は、春には満開に咲き誇り見る人を楽しませます。
松が峰教会
松が峰協会は、日本では珍しい双塔を持ったカトリック教会です。上智大学を設計したスイス人の有名建築家マックス・ヒンデルによって設計され、国の登録有形文化財にも指定されています。
そのほとんどが宇都宮特産品である大谷石の作りで、大谷石建築としては現存最大級のロマネスク・リヴァイヴァル建築と言われています。敷地内はもちろん、協会の中に入って見学することもできます。
コンサートなどのイベントも頻繁に行っており、休日はバロック式オルガンの音色が辺りに響いています。地元の結婚式場としても人気の高い協会です。
毎週日曜の10:00からはミサが行われ、誰でも参加することができます。20:30になると外観がライトアップされ、昼とは違うロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。
足利・佐野エリア
足利・佐野エリアは、観光地の数は多くないものの、ひとつひとつの質が高く集客力が高いエリアです。佐野エリアにある佐野厄除け大師は関東を中心に絶大な知名度を誇り、年末年始は日本各地から参拝客が集まります。
足利エリアにある あしかがフラワーパークは日本で唯一「世界夢の旅行先10選」に選ばれており、世界各国から観光客が訪れます。たくさんの場所を歩き回るのではなく、良いものだけを味わいたいという大人の旅行にはぴったりのエリアです。
佐野厄除け大師
佐野厄除け大師は、関東三大師のひとつです。
初詣に行く神社として関東地方中心に知名度があり、年末年始には100万人以上もの参拝客が訪れるそうです。正式名称は「惣宗寺」ですが、ホームページにもこちらの名前で記載されているくらい「佐野厄除け大師」という名前が浸透しています。
その名の通り、厄除けに強いお寺です。如意輪観世音の化身といわれる高層が、長きにわたって厄除けを祈願していたことに由来しています。境内には厄除け関連のお守りがたくさん販売されています。また、おみくじ発祥の地としても有名であるため、初詣にはぴったりの神社です。
佐野市の中心にあり、周りに佐野ラーメンや耳うどん等の佐野名物のお店も多くあります。佐野市観光物産も目の前にあり、お土産も買うことができます。
あしかがフラワーパーク
あしかがフラワーパークは、日本最大規模の植物園です。アメリカのCNNから、日本で唯一「世界の夢の旅行先10ヵ所」に選出され、外国人観光客も多く集まります。
季節によって見ることができる花は様々です。
- 5~6月 バラ・クレマチス・しゃくなげ・花菖蒲
- 夏 アジサイ・スイレンなど
- 秋 20,000株のアメジストセージ
とくに有名なのが樹齢150年を超える大藤です。この大藤は日本発の女性樹木医である塚本こなみ氏によって植えられ、初めての大藤移植成功例になったという縁起のいい大藤です。春には1ヵ月にわたって4色の大藤が楽しめます。
また、冬季に行われるイルミネーションイベント「光の花の庭」は、日本3大イルミネーションに認定されています。
足利織姫神社
産業振興を祈願して建立された、1,300年の歴史を誇る神社です。足利市は織物が特産で、この神社には七夕の言い伝えである天御鉾命と天八千々姫命(織姫と彦星の守り神)が祀られています。
もともと地元で人気の産業振興のご利益がある神社として知られていましたが、現在は縁結び神社としても有名です。その理由は、祀られている織姫の織物が、縦の糸と横の糸が重なることで作られているからです。
なんともロマンチックな由来のあるこの神社は、2014年に「恋人の聖地」「日本夜景遺産」にも認定されました。社殿や神楽殿は日本文化遺産に認定されており、その美しさから多くのドラマや映画のロケ地になっています。
織姫にちなんだ可愛らしい御朱印帳も人気です。
出流原弁天池湧水
出流原弁天池は、磯山公園内にある出流川の源です。栃木県の天然記念物に指定され、さらに環境省の「日本名水百選」にも選ばれているほどの名水です。
その魅力は、水を一目見るとわかります。出流原弁天池の水は、水の底で泳ぐ鯉の模様まではっきりと見ることができるほど透明度が高いです。澄んだ水に、心も洗われるでしょう。
池の源流は古生層石灰岩の割れ目から湧き出す清水で、地下には地下洞窟もあるとも言われています。出流原弁天池は弁天様を祀る森の中にあるため、神聖な雰囲気を感じることができます。
すぐ近くには商売繁盛のご利益がある磯山弁財天もあるので、セットで訪れてみてください。弁財天は蛇の化身であると言われていることから、この2ヵ所には蛇のオブジェ多数飾られています。
栃木のご当地グルメ
宇都宮餃子
栃木といえば宇都宮、宇都宮といえば宇都宮餃子。栃木で最も有名であると言える、全国的にも人気のご当地グルメです。商標登録もされている、言わずと知れたブランド餃子です。
「宇都宮」餃子というくらいなのだから、何か宇都宮の特産品を使って作られているのではないか?と思いますよね。しかし、宇都宮餃子には明確な定義はなく、宇都宮で作られている餃子はすべて宇都宮餃子なのです。
宇都宮餃子の特徴は野菜が中心であるということです。一般的な餃子は肉を中心とした肉汁あふれる餡ですが、宇都宮餃子はネギやキャベツなどの野菜が中心でヘルシーです。
宇都宮市内だけでも200店舗もの餃子を扱うお店があるので、きっとお気に入りの餃子を見つけることができます。
佐野ラーメン
コシの強い面とさっぱりとしたスープが特徴の佐野ラーメン。その美味しさの秘密は、発祥の地である「佐野市」にあります。
佐野市の水は、日本名水百選である「出流原弁天池の湧水」に代表される良質の水です。そんな最高品質の水を使ったラーメンが美味しくないわけがありません。また、佐野市の気候は湿度の低い冬と蒸し暑い夏を特徴としており、これも美味しいラーメンの源とされています。
麺は「青竹打ち」という独自の製法で打たれています。青竹打ちだと麺に気泡が入り、短時間でゆでることができ舌ざわりが良くなります。まるでわんたんのようななめらかな食感はやみつきになります。
1988(昭和63)年には「佐野らーめん会」なるものが発足するほど愛されるご当地ラーメンです。
ゆば
ゆばは京都のイメージも強いですが、日光のご当地グルメでもあります。京都のゆばは「湯葉」ですが、日光のゆばは「湯波」と書きます。日光エリアの旅館の食事では、必ずと言っていいほど振舞われます。
ゆばとは、大豆を煮込んで豆乳を作る際にできる、薄い膜のようなものです。大豆から作られているので栄養抜群で、精進料理としても知られています。美肌にも良いので、日光の温泉と湯葉のセットは美容に最適です。
日光の湯葉の特徴は、そのボリュームです。京都の湯葉は平べったい形ですが、日光の湯葉は何重にも重なっており豪華な見た目です。そのため歯ごたえもしっかりあります。ゆばを揚げて作った「ゆばあげまんじゅう」など、シンプルゆえにアレンジ料理も豊富です。
ソースカツ丼
ソースカツどんは足利市で不動の人気を誇るB級グルメです。あまり知られていませんが、ソースカツ丼の発祥の地は足利市なんです。
足利のソースカツ丼は、お米から違います。栃木県産のコシヒカリを使っており、ふっくらとした食感がソースカツによく合います。カツはヒレカツを使っており、とても柔らかく子どもでも簡単に噛み切ることができます。
足利市内には数十店舗ものソースカツ丼店があり、その味はお店によって様々です。ソースの辛さやキャベツの有無など、お店によって独自のこだわりがあり同じソースカツ丼とは思えないほどです。
バラエティが豊かなので、飽きずに毎日でも食べられます。ソースが濃厚なお店が多いので、特に男性から人気の高いご当地グルメです。
耳うどん
耳うどんは、佐野市仙波で古くから食べられている郷土料理です。その名前の通り、うどんの麺が耳のような形をしています。初めて食べる人は少しびっくりするかもしれません。
うどんというよりは、どちらかというとすいとんに近い食感です。もちもちとした麺に濃いめのつゆが絡んでパクパク食べられます。お出汁もしっかりしているので、濃い味が好みの人にはたまらないうどんです。
佐野市仙波では、耳うどんを食べることは厄払いだと信じられており、お正月に食べることが多いそうです。耳うどんの耳は、悪魔の耳の形を模倣しており、これを食べてしまえば悪魔を退治できるということだそうです。
また、耳をなくすということは、悪口や悪い噂を聞かなくなるという意味もあり、災いに巻き込まれなくなるのだとか。
しもつかれ
「ロックンロール県庁所在地」の歌詞で、栃木を紹介するワードとして使われているので、なんとなく聞いたこともある人も多いのではないでしょうか?しかし、名前は知っていても見た目や味は想像もつかないという人も少なくないと思います。
しもつかれは、鮭の頭と野菜の切りくずなどを酒麹で煮詰めたものです。材料のラインナップを見ただけでなんとなく察しがつくかもしれませんが、かなり独特な見た目をしています。
見た目と同様、味も独特で、好き嫌いが大きく分かれる郷土料理と言われています。魚料理が好きな人は気に入るかもしれません。栃木県内では、お酒の肴やごはんのおともとして一般の食卓で食べられています。
食べる人によって味の感想が大きく異なるので、ぜひご自身の舌でどんな味なのか確かめてみてください。
けんちん汁
けんちん汁は、那須地方の郷土料理です。もともとは精進料理として食べられていましたが、現在では一般的な食卓でもよく食べられています。発祥の地である那須地方では、冠婚葬祭のときに出てくることが多いそうです。
根菜やこんにゃく等の滋味深い味わいの食材を使っているけんちん汁は、食べた人をなんだか懐かしい気持ちにさせます。肉を入れずに、野菜だけのうま味が溶け込んだ汁はほっとする味です。お味噌汁と違い、豆腐はちぎって入れるのがポイントです。
また、栃木は小麦粉の産地でもあるので、けんちん汁にうどんを入れる「けんちんうどん」も誕生しました。栃木県産の野菜と小麦粉をつかったけんちんうどんは、他の地域では食べられない優しい味です。
かんぴょう
栃木県のかんぴょうは、なんと全国シェアが98%と、圧倒的な生産量を誇ります。かんぴょうとは、夕顔の実を細く割いて天日干ししたものです。かんぴょうの歴史は古く、300年も前から食べられています。
今でこそかんぴょう巻きや煮物等でよく食べられていますが、江戸時代では高級食材とされており高貴な身分の人しか食べられなかったそうです。約8kgの実から200gしか作ることができないので、高級品として扱われていたのも納得です。
食物繊維やミネラルが豊富に含まれているので、美容や健康に良いとされています。栃木県内のお店でも食べられますが、お土産でもよく販売されているので、持ち帰って自宅でも栃木の味を楽しんでみてください。
いちご(とちおとめ・スカイベリー)
栃木は、日本一のいちごの生産量を誇ります。県内には日本で唯一の「いちご研究所」があるほど、いちごの栽培に力を入れています。
そんな栃木で作られるいちごはどれも絶品です。その代表品種が「とちおとめ」。とちおとめは日本で最も食べられているいちごです。大きな実と酸味の少ない甘さは、誰をも虜にする味です。
とちおとめに次いで人気なのが、「スカイベリー」という品種です。2014年に作られたばかりの新しい品種ですが、いちごとは思えないほどの大きさで人気が沸騰しました。スカイベリーのリーフパイはお土産にも人気です。
栃木県内にはそれぞれの品種が食べられるいちご狩りもあるので、気になる品種があるところにぜひ行ってみてください。
大田原牛
大田原牛は、大田原市で育てられている高級肉です。
大田原牛と認定される条件は以下の2つです。
- 日本食肉格付協会が定める肉質ランクの頂点『A5』を取得していること
- 霜降りの度合いを表すBMSが10以上であること
那須の自然あふれる専用農場でのびのびと育てられて牛は、ストレスがかかっていないため驚くほど柔らかいです。また、通常よりも長めに熟成されているため、焼き上げるとジューシーで、口に入れるととろけます。
塩コショウだけで食べるのはもちろん、贅沢にハンバーグにしても美味しく召し上がれます。最高の肉質と最上級の霜降りは、栃木でしか味わえません。大人な旅行のプチ贅沢にどうぞ。
栃木への主要エリアからのアクセス・所要時間
ここでは栃木県の最も主要な駅である宇都宮駅までのルートをご紹介します。
栃木県内に空港はないため、最寄りの空港は羽田空港と仙台空港です。
北海道から
-
羽田空港から行く
新千歳空港 → 羽田空港(飛行機で約1時間35分)- ルート1
羽田空港 → 東京駅(電車で約20分)
東京駅 → 宇都宮駅(新幹線で約50分) - ルート2
羽田空港 → 宇都宮駅(高速バスで約2時間50分)
- ルート1
-
仙台空港から行く
新千歳空港 → 仙台空港(飛行機で約1時間5分)
仙台空港 → 仙台駅(電車で約25分)
仙台駅 → 宇都宮駅(新幹線で約1時間15分)
仙台から
-
新幹線で行く
仙台駅 → 宇都宮駅(約1時間15分) -
高速バスで行く(約6~8時間)
仙台駅前 → 水戸駅前
水戸駅前 → 宇都宮駅前
東京から
-
新幹線で行く
東京駅 → 宇都宮駅(約50分) -
高速バスで行く
羽田空港前 → 宇都宮駅前(約2時間50分)
名古屋から
- 新幹線で行く
名古屋駅 → 東京駅(約1時間40分)
東京駅 → 宇都宮駅(約50分)
大阪から
-
新幹線で行く
新大阪駅 → 東京駅(約2時間30分)
東京駅 → 宇都宮駅(約50分) -
飛行機と鉄道で行く
大阪空港 → 羽田空港(飛行機で約1時間5分)
羽田空港 → 東京駅(電車で約20分)
東京駅 → 宇都宮駅(新幹線で約50分)
福岡から
-
飛行機と鉄道で行く
福岡空港 → 羽田空港(飛行機で約1時間40分)
羽田空港 → 東京駅(電車で約20分)
東京駅 → 宇都宮駅(新幹線で約50分) -
飛行機と高速バスで行く
福岡空港 → 羽田空港(飛行機で約1時間40分)
羽田空港 → 宇都宮駅(高速バスで約2時間50分)
空港・新幹線の停車駅「宇都宮駅」を紹介
栃木県には空港がない
栃木県には空港がありません。そのため栃木県まで飛行機で行くためには、栃木最寄りの空港を利用することになります。
最寄りかつ栃木までのアクセスが良い空港は「羽田空港」と「仙台空港」です。
最寄り駅である羽田空港から、栃木県の主要エリアへのスタンダードな行き方はこちらです。
-
日光エリア
羽田空港 → 新宿駅(電車で約45分)
新宿駅 → 日光(鉄道で約2時間) -
那須・塩原エリア
羽田空港 → 東京駅(電車で約40分)
東京駅 → 那須塩原(新幹線で約1時間15分) -
宇都宮エリア
羽田空港 → 東京駅(電車で約20分)
東京駅 → 宇都宮駅(新幹線で約50分)
宇都宮駅
宇都宮駅は宇都宮市の中心に位置する駅で、利用者数は栃木県内で1位です。東北新幹線・山形新幹線の停車駅でもあり、栃木県の入口ともなっています。在来線は宇都宮線・湘南新宿ライン・烏山線、日光線が利用できるため各観光地にアクセスしやすいです。
住宅街であるため、休日はショッピングをする家族が目立ちます。西口には昔からの住民、東口には新しく越してきた住民が多いそうです。駅には「パセオ」というショッピングモールが併設されており、日中はとても賑わっています。
所説ありますが、駅弁が最初に発売された駅だと言われています。
日光駅
日光駅は、日光線の終着駅であり、日光エリアの玄関のひとつです。関東の駅100選にも選ばれている有名な駅です。目の前に東武日光駅もありますが、日光駅はひとつの観光地と言ってもいいくらい特徴があるのでぜひ寄り道してみてください。
その特徴は、大正ロマンを感じさせるその姿。もともと洋館として建てられた日光駅は、ヨーロッパ風の建築デザインで日本の奥ゆかしさと西洋風のモダンな美しさを兼ね備えています。中にはなんと明治時代の豪華なシャンデリアも残っており、本当に駅にいるのかわからなくなってしまうほどです。
入り口にある竜の絵の下で手を叩くと、龍から鳴き声のような共鳴音が聞こえてきます。日光に来た記念にやってみてください。
栃木の年間イベント情報
佐野厄除け大師で初詣(1月)
佐野厄除け大師は、関東人の定番の初詣神社です。初詣に行く神社ランキングで栃木県内で1位であることはもちろんのこと、全国でも11位と高い人気を誇ります。
スポット情報でも記載したように、厄除けに強くおみくじの発祥地でもあるので、新年を迎えるにはぴったりの神社です。佐野厄除け大師では除夜の鐘を聞くことができるため、31日から行くことをオススメします。
また、屋台が大規模なことでも有名です。大晦日から徐々に出店されはじめ、1月には多くの屋台が賑わいます。チョコバナナや焼きそばなどの定番はもちろんのこと、佐野市名物の佐野ラーメンも食べることができます。
厄除けまんじゅうという佐野厄除け大師らしいおまんじゅうもあるので、新年の厄除けをだと思って食べてみてください。
湯西川温泉 かまくら祭り(2月)
かまくら祭りは、湯西川温泉で行われる雪祭りです。日本夜景遺産「歴史文化夜景遺産」に認定されている由緒あるイベントです。メイン会場の観光施設「平家の里」を始め、7つの会場で大々的に行われます。
かまくら祭りでは、その名の通りかまくらの中を見学したり、かまくらの中でバーベキューをすることもできます。大きな雪の滑り台で遊ぶこともでき、子どもから大人まで楽しむことができます。
特に人気なのが、「沢口河川敷のミニかまくら」です。数百個にものぼる小さなかまくらが点灯されている様子は、幻想的で時間を忘れてしまうほどです。その美しさから「死ぬまでに一度は見たい絶景」にも選ばれています。
岩船山高勝寺大縁日(3月・9月)
岩船山高勝寺大縁日は、毎年3月と9月に行われる大規模な縁日です。「とちぎの祭り100選」に選ばれています。会場となる岩船山高勝寺は、子授・子育・安産の地蔵信仰で有名です。
第4代将軍徳川家綱は、岩船山に願をかけてできた子だと言われています。その言い伝えもあり、秋と冬の彼岸には全国各地から安産祈願や供養のために多くの参拝者が訪れます。その時期に合わせて行われる7日間の縁日は、毎年多くの人で賑わいます。
また600段の岩山を登ると、関東平野を一望することができます。境内県指定文化財である三重塔や仁王門等も楽しめるので、縁日のついでに立ち寄ってみてください。
天平の花まつり(4月)
下野氏にある「天平の丘公園」で行われるお祭りです。天平の丘公園は桜の名所として有名で、お祭り時期には綺麗な桜を見ることができます。
桜の種類も多種多様で、3月下旬から4月下旬にかけて淡墨桜、滝桜、石割桜、山高神代桜、ウコン桜が順々に咲き誇ります。特に園内各地に咲き誇る八重桜は壮観です。470本もの桜を1ヵ月にわたり見ることができます。
天平の花まつりでは、子どもも大人も楽しむことができるお祭りです。ステージではキャラクターショーが行われ、園内を列車で回ることもできます。また、大人には落ち着いた雰囲気の古民家カフェが人気です。カフェでスイーツを楽しみながら桜を鑑賞することができます。
益子陶器市(5月・11月)
毎年春と秋に開催される陶器市です。販売店約50店舗と約500のテントが立ち並び、益子焼や美術品、日用品等を販売しています。現在では期間中に30万人が訪れるという大人気イベントです。
益子焼の起源は、1853年に遡ります。現在の栃木県益子町に窯が作られ、そこで作られた食器や花瓶が益子焼として普及することになりました。
益子陶器市は特定の会場が決まっておらず、街全体のイベントとなっています。そのため下町のような温かい町の雰囲気を感じられるイベントになっています。出店されているテントでは、作家さんや窯元の職人さんと直接会話を楽しむことができます。
焼き物のこだわりを聞くのも楽しいですよ。
とちぎあじさい祭り(6月)
大平山県立自然公園を会場に、あじさいの開花に合わせて行われるお祭りです。大平山は、あじさいや紅葉の名所として有名です。
見どころは「あじさい坂」。この坂は太平山神社への表参道に続く約1,000段の石段です。その名の通り、イベント時期には坂の両脇に西洋あじさい、額あじさい、山あじさいなどの約2,500株のあじさいが色鮮やかに咲き誇ります。
あじさいを見ながら進んでいくと、あっとうまに1,000段も登り終えてしまいます。見頃は6月下旬から7月上旬です。
入園無料で誰でも参加することができます。雨の時期で石段がすべりやすいので、歩きやすい靴で参加することをオススメします。期間中は琴や尺八のコンサートや二胡の演奏会、あじさいにちなんだ各種コンテスト等のイベントも開催されます。
山あげ祭り(7月)
那須の烏山市にある八雲神社付近で行われる、450年の歴史を誇るお祭りです。
その特色は、豪華絢爛な野外歌舞伎舞です。市街地に作られた仮設の舞台で、歌舞伎や神楽等の余興を行います。場所を移動しながら1日に6回行い、そのたびに舞台を解体新設するという、他に類を見ない珍しいお祭りです。
3日間の合計移動総長は20kmにも及びます。真夏の灼熱の中、舞台開演のために一致団結して大変な作業を繰り返す若者の姿には胸が熱くなります。
2016年には、国指定重要無形民俗文化財である祭礼行事「山・鉾・屋台行事」のひとつとして、ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。毎年7月の第4土曜日を含む金曜日、土曜日、日曜日の3日間で行われます。
わたらせ・サマー・フェスタ足利花火大会(8月)
足利市で行われる「わたらせサマーフェスタ」のクライマックスを締めくくる花火大会です。この花火大会、なんと明治時代から続いているという伝統と歴史のある大会です。関東屈指の規模を誇り、主に関東圏から多くの観覧者が訪れるため「50万人の夕涼み」という異名もあります。
打ち上げ数は約25,000発ととても多いです。尺玉や仕掛花火、日本の名玉大玉花火など様々な種類の花火が打ち上げられ、見る人を楽しませてくれます。
特に注目なのがフィナーレです。約800mの「大ナイアガラ」と「ワイドスターマイン」が同時に打ち上げられる様子は圧巻です。
毎年8月第一土曜日の19:00から打ち上げが開始されます。
鬼怒川温泉餃子祭り(9月)
鬼怒川温泉近くにある、東武ワールドスクウェアの特設会場で行われるグルメイベントです。鬼怒川温泉と宇都宮餃子の魅力を多くの人に知ってもらうために始まりました。
2004(平成16)年に開始された比較的新しいイベントですが、口コミで人を集め今では大行列ができるほどの人気イベントです。
出店は「宇都宮餃子会」に加盟している有名餃子店です。老舗から行列店まで、このイベントひとつで様々な店舗の餃子を味わうことができる大変お得なイベントです。
全店舗一皿4個で250円という一律料金なので、値段を気にせず楽しむことができます。餃子以外にも、頭が痛くならないと評判の、日光天然氷を使ったかき氷も食べることができます。
鹿沼秋まつり(10月)
江戸時代から続く伝統的なお祭りです。2日間にわたり、陽明門と呼ばれる26台の豪華な彫刻屋台が練り歩くお祭りです。その歴史と特色から、2003年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
このお祭りは、別名「ぶっつけ祭り」とも呼ばれます。お囃子が共演することをぶっつけと言います。毎年3~7台の彫刻屋台が交差点に集まり、お囃子を披露する瞬間が一番盛り上がるメインイベントです。
寒い秋でも温かくなるような、若者たちの熱気と活気を感じられる熱いイベントです。激しく優雅なお囃子の音色が夜まで響き渡ります。
とちぎ秋まつり(11月)
2年に1度開催される、栃木市最大のお祭りです。華やかな人形山車が蔵の街を練り歩きます。
明治7年から慶事や祝典に開催されてきたこのお祭りは、商人が心意気と財力で作り上げてきた小江戸らしいお祭りです。小粋な雰囲気を残しながら、現代に受け継がれてきました。
見どころはなんといっても豪華な人形山車です。華やかな金糸銀糸の刺繍を施した江戸型の人形山車は、見る人を圧倒させます。
お祭りで繰り出される9台の山車は、なんと江戸末期から明治時代にかけて作られた伝統のある山車を使っているそうです。9台中6台が栃木県指定の有形民俗文化財になっています。
山車とお囃子の共演は、このお祭りで最高潮の盛り上がりを見せます。
光の花の庭(12月)
あしかがフラワーパークで冬季に開催されるイルミネーションイベントです。
長崎の「ハウステンボス光の王国」、北海道の「さっぽろホワイトイルミネーション」とともに、日本三大イルミネーションとして認定されています。また「関東三大イルミネーション」のひとつでもあります。
450万球もの光の花が、園内を明るく彩ります。あしかがフラワーパークの名物である大藤にも、花房を模した紫の明かりが灯されます。その幻想的な様子はまさに「奇跡の大藤」そのもの。
他にも5,000本の「光のバラ」や、サンタクロースが空を飛ぶ「スノーワールド」、「レインボーマジック」なども人気です。
期間中は平日 21:00まで、土日祝日は 21:30 まで開園しています。幻想的な花のファンタジーワールドへぜひ一度行ってみてください。
栃木観光の移動手段
電車
電車移動は、最もリーズナブルに手軽に移動できるためオススメです。乗り方は他の県と変わらないのでいつも通り利用することができます。また、栃木は駅から観光地が近いことが多いので、電車移動だと歩きも少なく楽に移動できます。
宇都宮エリアや主要観光地付近だと電車の本数や種類も多く便利です。以下が栃木県内を走る路線の一覧です。
- JR
- 東北本線
- 両毛線
- 湘南新宿ライン
- 烏山線
- 日光線
- 東北新幹線
- 水戸線
- 東武鉄道
- 日光線
- 宇都宮線
- 鬼怒川線
- 佐野線
- 伊勢崎線
- 真岡鐵道
- 真岡線
- 野岩鉄道
- 会津鬼怒川線
- わたらせ渓谷鐵道
- わたらせ渓谷線
特に東武鉄道は、宇都宮や日光、佐野等の観光地に行く際に便利な路線です。
SL大樹
東武鉄道が約半世紀ぶりに復活させたSL列車です。日光エリアにある下今市駅から鬼怒川温泉駅までの区間を走行します。東武ワールドスクウェア駅等、主要な観光地を回るので観光するにはうってつけの観光列車です。
子どもを中心に大人気のSL大樹ですが、白煙とSLらしい独特な音をあげて走る様子は、大人もわくわくしてしまいます。約35分間の走行で、栃木らしい自然豊かな風景と有名観光地を眺めることができます。
運行は土日が中心なので、事前にホームページから運行確認をお願いします。1日3往復の限定走行で全席指定なので、事前予約は必須です。1ヵ月前から予約できますが、夏休みは予約開始と同時に売り切れてしまうこともあるのでお早めに。
バス
駅から少し距離がある場合は、バスも利用してみましょう。日光江戸村等の主要観光地には「日光江戸村駅」のように目の前にバスが止まる場合が多く、便利です。
基本的に他の県のバスの乗り方と変わりません。エリアにもよりますが、主要エリアである宇都宮は原則後払い方式です。ICカードも使用できますが、一部田舎は現金のみの場合があるのでバスに乗る際は小銭も用意しておきましょう。
バスの良いところは、外の景色を思う存分眺めることができる所です。窓側に座って、栃木の自然豊かな景色を楽しんでみてください。有名観光地行のバスは混雑することが多いため、あらかじめ時間に余裕をもって利用するように心がけましょう。
レンタカー
車の運転ができる人であれば、レンタカーもオススメです。電車やバスの時間を気にせず自分のペースで移動できるので便利です。特に、紅葉シーズンはぜひ車を借りていろは坂へ行ってみてください。いろは坂は車でしか行けない絶景紅葉スポットです。
観光地までの距離が遠く、山道も多い栃木はレンタカーの需要も高く、いたるところに車を借りることができる場所があります。しかし、夏休み等の長期休みや紅葉の見頃である秋は、早くに車の予約が埋まってしまうため早めの事前予約が必須です。
また、織姫神社のように駐車場に数台しか駐車できないというところもあるので、事前に目的の観光地の駐車台数についても調べておきましょう。
お得なフリーチケット
まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパス
日光・鬼怒川エリアの鉄道とバスが乗り降り自由になるチケットです。
エリア内であれば、他社の電車も利用することができます。
【含まれるもの】
- 日光・鬼怒川エリア内の電車乗車券
- 日光・鬼怒川エリア内のバス乗車券
- 指定の施設や乗り物が割引料金で利用できる割引券
【料金】
浅草~鐘ヶ淵、押上、小村井~亀戸、多々良~東武和泉、田島~佐野、本中野~小泉町、増尾~新鎌ケ谷の場合
※利用区間により料金が異なるため詳しくはホームページをご確認ください
大人:6,260円
子供:3,150円
【有効期間】
4日
【発券所】
- 東武線各駅の駅窓口(ただし、東上線、押上、渡瀬、治良門橋、相老、赤城、野州大塚、板荷、下今市~東武日光・新藤原間の各駅および駅員無配置駅では発売していない)
- 東武線主要駅の定期券発売機能付自動券売機
- 浅草駅旅行センター
- 東武トップツアーズ、JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行各支店
※一部の駅によっては発売していない時間帯があります。
【公式サイト】
http://tabi.tobu.co.jp/ticket/
世界遺産めぐり手形 東武バス
日光エリアでバスをよく利用する場合に便利なチケットです。
【含まれるもの】
- 世界遺産めぐりバス : 全区間
- 東武バス : JR・東武日光~蓮華石
【料金】
大人:500円
子供:250円
【有効期間】
1日
【発券所】
- 東武日光駅ツーリストセンター
- JR日光駅「みどりの窓口」
【公式サイト】
http://www.tobu-bus.com/pc/service/ticket/sekai_isan.html
那須高原フリーパス券 東野交通
那須エリアを周るのに便利なフリーバスチケットです。
【含まれるもの】
- 那須塩原駅 / 黒磯駅~那須ロープウェイ山麓駅
※「キューピー号」には使えません
【料金】
大人:2,600円
子供:1,300円
【有効期間】
2日
【発券所】
- 黒磯営業所(黒磯駅西口)
- 那須塩原駅観光案内所
- 那須塩原市観光局
- 塩原温泉観光協会
- 那須塩原駅で発車待機中のバス車内
【公式サイト】
https://www.kantobus.co.jp/topics/topics.php?id=472
大谷観光一日乗車券 関東自動車
宇都宮エリアを周る際に便利なフリーバスチケットです。
大谷資料館にも無料で入ることができます。
【含まれるもの】
- JR宇都宮駅~大谷・立岩間の路線バス一日乗車券
- 大谷資料館入館券
- 大谷寺(大谷観音)拝観券
- 大谷地区と宇都宮中心街の協力施設・店舗における特典サービス
【料金】
大人:1,750円
中学生:1,200円
小学生:600円
【有効期間】
1日
【発券所】
- 宇都宮駅前定期券センター(JR宇都宮駅西口チサンホテル南)
- 観光案内所(JR宇都宮駅2階)
【公式サイト】
https://www.kantobus.co.jp/topics/topics.php?id=90#topicpath
きぶな一日乗車券「ぎょうざ食べ歩きっぷ」 関東自動車
飲食店の割引券もついたフリーチケットです。
餃子300円分の券がついたチケットがお得です。
【含まれるもの】
- 市内循環バス「きぶな」全区間
- 関東バス : JR宇都宮駅~東武宇都宮駅
- 飲食店での割引き特典
- 餃子券300円分
【料金】
餃子券付き
大人:500円
餃子券なし
大人:300円
子ども:150円
【有効期間】
1日
【発券所】
- 宇都宮駅前定期券センター(JR宇都宮駅西口チサンホテル南)
【公式サイト】
http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2019/04/19219.html
栃木のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
鉄道でどのくらいかかりますか?
宇都宮までの鉄道での移動は下記の通りです。
仙台:約1時間15分
東京:約50分
名古屋:約2時間40分
大阪:約3時間30分
札幌、福岡からは飛行機移動になり、どちらとも約1時間30分ほどで最寄りである羽田空港に到着します。
栃木の気候はどうですか?
栃木県の気候は気候は東日本型で、夏は蒸し暑く冬は乾燥した風が吹きやすいのが特徴です。
年間の平均気温は平地で12℃~14℃と温暖ですが、山地では7℃~9℃とぐっと冷え込みます。また、冬は昼と夜の寒暖差が激しく、平地での寒暖差は10℃~14℃と大きくなります。
おすすめの観光時期は、春と秋です。理由は、春と秋は比較的気候が穏やなことと、栃木は桜と紅葉の名所が多いからです。夏は激しい雷雨が多いため、旅行に行くには避けた方が無難です。
冬は男体山からの空っ風の影響により那須エリア等は厳しい寒さであるため、行くとしたら防寒必須です。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
行きたいエリアが1エリアである場合は、1泊2日でも楽しむことができます。しかし、複数エリアに行きたい場合や、温泉でまったりした場合は2泊3日をオススメします。
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