定番のスポット10選
鋸山(のこぎりやま)

鋸山は標高330mの房総半島南部にある山です。鋸の歯のような険しい稜線からその名がついたといわれ、昔から東京湾に入る船の目印とされていたそうです。室町時代から1982(昭和57)年まで、房州石(ぼうしゅういし)と呼ばれる石材を切り出す石切場として利用されていました。現在も山の中腹には石切場跡が残されています。
房総半島は温暖な気候のため1年を通して山登りができます。ロープウェーなども整備されており、誰でも登山を楽しめるようになっています。
鋸山の名所「地獄のぞき」は山頂付近に位置する高さおよそ100mの絶壁で、天気のいい日には東京湾や、富士山などを見渡すことができます。山頂展望台から降りると日本寺の境内へとつながっており、境内には文化財である大仏様などをお参りすることが出来ます。
マザー牧場

マザー牧場は、子供から大人まで楽しめる国内有数の観光牧場です。房総半島の山々や東京湾、天気の良い日には富士山などの雄大な景色が見渡せる鹿野山(かのうざん)にあり、250ヘクタールという広大な敷地内では豊かな緑や、四季の美しい花々、羊やアルパカなど可愛らしい動物たちとのふれあいを楽しむことができます。
都心から気軽に訪れることができる立地でありながら、約150頭の羊たちの大行進や乳牛の乳搾り体験、乗馬体験や動物へのエサやり体験が可能です。収穫体験のできる農場や体験工房のほか、牧場内には遊園地施設やグランピング施設なども併設されており、一日中楽しむことができるスポットとなっています。
鴨川シーワールド

鴨川シーワールドは千葉県鴨川市にある人気の水族館です。野外プールのオーシャンスタジアムやサーフスタジアムで行われるシャチやイルカなどのパフォーマンスショーが人気で、ダイナミックなパフォーマンスをみることができます。マリンシアターではベルーガ(シロイルカ)の発する音や超音波をリアルタイムに見ることができます。
また、子どもに大人気のクマノミなどをみることができるトロピカルアイランドや、可愛いペンギンたちのいるポーラーアドベンチャーなど様々なエリアに分類されており、水の世界をリアルに再現した展示環境でのびのびと暮らす生き物たちをみることができます。
RECAMP館山

RECAMP館山は南房総の先端にあるキャンプ場です。一年を通して温暖な気候で、多くの花やヤシの木が生い茂っていて南国気分が味わえます。全面が芝生となっているので、裸足で過ごすことができたり、サーフィンができる海まで徒歩5分というアウトドア好きにはたまらないロケーションです。
併設されているカフェでは、100%牛肉のハンバーガーがいただけます。宿泊せずとも利用できるので、ドライブの休憩や海で遊んだ後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
養老渓谷(ようろうけいこく)

養老渓谷は夷隅郡大多喜町にある自然豊かな渓谷で、房総半島随一の温泉郷として知られています。房総半島のど真ん中に位置し、都心から車で約90分ほどで訪れることができます。旅館や日帰り温泉、足湯などが充実しているほか、ハイキングやバーベキュー、渓流釣りなどを楽しめて自然を目一杯満喫できます。
また、四季を通して様々な景色が楽しめるのも魅力。春には黄色いじゅうたんのように咲き誇る菜の花が、夏には星の光のようなホタルの舞、秋には色とりどりの美しい紅葉、冬には梅ヶ瀬渓谷のつららなどを見ることができます。
野島崎(のじまざき)

野島崎は房総半島の最南端に位置する岬です。野島埼灯台の立つこの岬は、千葉県の星空撮影や夕陽のビュースポットとして知られています。岬の少し高い岩の上に設置されている「朝日と夕陽の見えるベンチ」は、青い太平洋と空に映える真っ白なベンチで、実際に座って景色を眺めたり、記念撮影をしたりと人気の観光スポットとなっています。
また、野島崎付近では海底透視船も運航されています。航路はその日の風向きや潮の流れで、船頭さんがおすすめのスポットへ案内してくれて、船の中央に設置された大きなガラス窓からダイビング気分で海底を覗くことができます。
野島埼(のじまさき)灯台

野島埼灯台は、房総半島の最南端の野島崎という岬に立つ日本で2番目に古い西洋式灯台です。八角形と高さ24mの白色コンクリート造りが美しく、「白鳥の灯台」とも呼ばれています。灯台からの眺望は素晴らしく、雄大な風景が四方に広がります。
内部には灯台資料展示室である「きらりん館」を併設しています。灯台の歴史や機能や役割の解説、航路標識業務の紹介などがされており、展示室中央にはガラス工芸品を思わせる美しいフランス製フレネル式レンズが展示されています。
勝浦海中公園海中展望塔

リアス式海岸の自然美があふれる勝浦市鵜原地先は、寒流と暖流の接点となっていて、海の生物が豊富に生息しています。勝浦海域公園の中心となる施設として、沖合い60mの位置に海中展望塔があります。東洋一の規模を誇る高さ24.4m、水深8mの海中展望室からは、季節ごとに色々な魚や海底の様子を見ることができます。自然観賞館であるため何が出てくるかは分かりませんが、時には大きなサメなども姿を現すそうです。
神秘的な海底の世界を覗いたあとは、太平洋の海原が陽光に輝き、水平線が丸く見える様子を望むことができる海上展望室で絶景を満喫することができます。
勝浦朝市

勝浦名物の勝浦朝市は、400年以上も続いている歴史ある名所として多くの人に親しまれている日本三大朝市の一つです。人情味あふれる勝浦の顔として行われている朝市は、観光客や地元の方々でいつも賑わっています。およそ70軒の店が立ち並んでおり、午前6時頃から11時頃まで出店されています。
地産の野菜や新鮮な海産物が手に入るほか、勝浦のソウルフードである「勝浦タンタンメン」などの名物グルメも楽しむことができます。ここでしか味わえない地元の味を堪能しながらのんびり散策してみてはいかがでしょうか。
沖ノ島

館山湾の南端に位置する沖ノ島は周囲約1kmほどの小さめの無人島です。砂浜で陸続きとなっていて、歩いて上陸することができます。周辺の海は水質がとても綺麗なためサンゴも生息しています。夏になると海水浴、シュノーケリング、素潜り、磯遊びなどを楽しむことができます。
また、島内は観光用の遊歩道が整備されていて1時間ほどで一周できます。島を散策すると沖ノ島宇賀大明神社というひっそりと佇む神社に出会うことができます。冒険気分で無人島体験をしてみるのもおすすめです。
房総半島で遊ぶなら!レジャースポット2選
アニマルワンダーリゾウト

アニマルワンダーリゾウトは、千葉県のほぼ中央に位置する市原市にある新しいリゾート型動物園です。「市原ぞうの国」エリアと「サユリワールド」エリアの2つから成り立っています。
市原ぞうの国では国内最多飼育数のゾウ10頭をはじめ、カピバラやカバなどの動物たちが暮らします。ゾウのショー観覧できるほか、草食動物たちにおやつをあげたりとふれあいを楽しむことができます。サユリワールドでは人間と動物の共存をテーマにしていて、大小様々な動物達が自由に暮らしています。癒しのどうぶつたちとの究極のふれあいが楽しめますよ。
園内はギフトショップや、木々に囲まれながら食事を楽しめるレストランなども併設されています。
千葉県立房総のむら

千葉県立房総のむらは県立の体験型博物館です。房総の伝統的な生活様式や技術が体験できたり、県内各地から出土した考古遺物などの展示がされています。五感を通して、房総地方に古くから伝わる文化や歴史への理解を深めることができる施設です。
館内は歴史と自然を学ぶ「風土記の丘エリア」と「ふるさとの技体験エリア」(有料)に分かれています。江戸時代後期から明治初期にかけての房総の商屋や、旅館の外観を再現した総合案内所などが再現されていて、まるでタイムスリップしたかのような気分を楽しむことができます。
房総半島のパワースポット4選
香取神宮

香取市にある香取神宮は出雲の国譲りの神話に出てくる神様である、経津主大神(ふつぬしのおおかみ)を御祭神としてまつる神社です。家内安全、産業指導の神、海上守護、縁結、安産、心願成就の神として信仰されています。
境内には1700(元禄13)年に徳川幕府によって造営された、国の重要文化財である本殿のほか、本殿とともに造営され、楼上の額の字を東郷平八郎が書いたとされる「楼門」、経津主大神をまつる「奥宮」があります。
浪切不動院(なみきりふどういん)

山武市の石塚山にある浪切不動院は、山の中腹の岩石上に造られた目を引く真っ赤な本堂が魅力です。江戸時代初期の重厚な建造物で、山武市成東の美しい町並みを一望することができます。
元禄の頃に、漂流した漁船を本堂の灯りが導き無事に難を逃れたことから長く崇拝されたという伝えがあり、海の守り神として信仰を集めています。
洲崎神社(すさきじんじゃ)

洲崎神社は、天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)を主神、天太玉命(あめのふとだまのみこと)と天富命(あめのとみのみこと)を相殿神としてまつる神社です。安産・航海安全・豊漁・五穀豊穣・厄除開運・交通安全の守護神として信仰されています。
標高110mの御手洗山に位置することから、境内からは太平洋や山々を一望することができます。また、浜鳥居からは富士山や夕日を見ることができます。
清澄寺(せいちょうじ)

鴨川市にある清澄寺は、日蓮宗の大本山として知られる「日蓮宗四霊場」のひとつです。1682(天和2)年に完成した「摩尼殿(まにでん)」と称されるお堂は、知恵や学力のご利益で知られる本尊がまつられています。その他にも、境内にある「千年杉(清澄の大スギ)」は国の天然記念物に指定されている大きな杉の木で、長寿のパワースポットとして人気が高いそうです。
また、本土で最初に初日の出を眺められるとされるのが、この清澄寺のある清澄山で、「初日の出日本一」のスポットとして知られています。
絶景スポットだらけ!厳選ビューポイント6選
亀岩の洞窟

君津市にある亀岩の洞窟は、ジブリの世界のような神秘的な写真スポットとしてSNSで話題になりました。自然豊かな清水渓流広場にある、ぽっかりと開いた洞窟で、その中に差し込む光がまるでスポットライトのように川面を照らします。条件が揃うと反射した光がハートの形にみえるため多数のメディアで紹介されています。
その名の通り、亀に似た岩があり、平水時には、はっきりと亀の形を見ることができるそうです。川辺まで下りることができるそうなので是非探してみてはいかがでしょうか。
大山千枚田(おおやませんまいだ)

鴨川市にある大山千枚田は、面積約3.2ヘクタールの急傾斜地に大小375枚の田んぼが階段のように連なる棚田です。自然と人々の営みが育んだ貴重な文化的景観といえます。日本で唯一雨水のみで耕作を行っている天水田であり、動植物も貴重なものが多く生息するなど生態系や環境の保全となっています。
春から夏にかけては水の張った田んぼが朝日や夕焼けを反射する、美しい田園風景を望むことができます。また、収穫の時期を迎える秋頃には黄金色に輝く稲穂がずらりと並ぶ、棚田ならではの美しい景観が広がります。
房総フラワーライン

房総フラワーラインは、房総半島南部の千葉県道257号と国道410号、及び千葉県道297号の一部の道路を指す愛称です。早春から夏まで、色とりどりの花々が道沿いを彩るドライブロードとして知られ、海岸沿いを走る約46kmの道路沿いに季節の花々が咲き乱れます。
1月から春にかけては菜の花、夏にはマリーゴールドなど、色鮮やかな花を眺めながらドライブやツーリングをすることができるため、日本の道100選にも選ばれています。周辺には観光スポットも点在しており、あわせて訪れることができます。
海ほたるパーキングエリア

海ほたるパーキングエリアは全長650mの木更津人工島に建設されたパーキングエリアです。世界的にも珍しい、周辺を360度海に囲まれ、海に浮かぶ海ほたるパーキングエリアは、5階建てで構成されていて、1階から3階までは駐車場、4階・5階はレストランや売店の入る営業施設となっています。
東京湾のパノラマビューを360度眺めながら、レストランやフードコートで食事をしたり、お土産や海産物が買える売店でショッピングをしたり、足湯なども楽しむことができます。5階の展望デッキでは、記念撮影用のオブジェなどが用意されているため、富士山やスカイツリーなどを眺めながらフォトジェニックな写真を撮影して楽しむこともできます。
仁右衛門島(にえもんじま)

仁右衛門島は南房総の沖合い約200mに浮かぶ、30,000平方メートルほどの島です。千葉県指定の名勝に指定されており、新日本百景の地としても選ばれています。情緒あふれる手こぎ二丁櫓の赤い船で渡船できます。
島には松尾芭蕉などの著名な人々の句碑や歌碑が残されています。周囲には紺碧の海が広がっていて、春には磯遊び、夏には青く澄んだ海での海水浴を楽しむことができます。また、島内では四季折々の色鮮やかな花々や珍しい草木を見つけることができます。
GAKE
GAKEはいすみ市岬町にある、太平洋を一望することが出来るロケーション最高のカフェです。「海と空しか見えない崖の上の小さなカフェ」として人気のGAKEでは、コーヒーや紅茶、ケーキなどを味わいながら美しい空と海の広がる絶景を楽しむことができます。
お店の敷地内にある庭にはテラス席も用意されており、潮風や雄大な自然を体感しながらカフェタイムを楽しむことができるそうです。すぐ下は海となっており、波の音を聞きながら贅沢な時間を過ごせること間違いありません。
心ときめくフォトジェニックスポット3選
鋸山美術館(旧:金谷美術館)

鋸山美術館は2010年3月に金谷美術館の名称でオープンしました。町おこしに取り組む富津市金谷の芸術のシンボルとして親しまれ、10周年を機に千葉県の名山である鋸山の名を冠した「鋸山美術館」に名称を変更しました。
館内には美術愛好家の方々が長年かけて収集された作品や、作者のご家族が受け継いでこられた作品などが展示されています。美しい房州石造りの美術館でまったりと過ごしながら現代美術作品にふれてみてはいかがでしょうか?
佐原の町並み(さわらのまちなみ)

香取市に位置する佐原は、かつて利根川水運の中継基地として栄え、現在も江戸情緒あふれる古い町並みが残る「千葉の小江戸」と呼ばれる場所です。重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並みは、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しむことができます。
街に流れる小野川を舟に乗って散策することができ、風を感じながら陸上とはひとあじ違った風景をのんびりと楽しむことができます。また、お休み処 ぶれきめらでは、珍しい醤油味のジェラートが販売されています。
市原湖畔美術館

市原湖畔美術館は市原市南部に位置する、高滝湖の湖畔に建てられた美術館です。現代アートを中心とした企画展や、銅版画家である深沢幸雄氏の作品の展示、体験型ワークショップなどが開催されています。敷地内には展望塔が設置されており、高さ28mから高滝湖を眺望することができます。
展示されている作品を楽しめるだけでなく、館内にはオリジナルのグッズなどが販売されているミュージアムショップや房総の食材を使用したピザを中心とした食事を楽しめるレストランなどが併設されています。
房総半島グルメ満喫!おすすめ5選
保田漁協ばんや
保田漁協ばんやは安房郡鋸南町にある漁協直営の食堂です。房総沖で獲れた新鮮な海の幸を味わうことができます。
活きのいい漁師料理をお得な価格で楽しむことができるばんや本館では、新鮮な刺身盛りや白いごはんに合う金目鯛の姿煮、大振りでプリプリの海老を味わえる海老天重のほか、房総名物のふるさと料理であるさんが焼きなど、房総半島ならではのメニューも味わうことができます。
本格的な海鮮料理を堪能することができる「ばんや新館」では、港の景色をながめながらゆったりと新鮮な海鮮たっぷりのコース料理や季節の料理、宴会料理などを楽しむことが出来ます。
道の駅 和田浦WA・O!
道の駅 和田浦WA・O!は南房総市にある国道128号の道の駅です。地元の新鮮な農産物や海鮮を購入することができる直売所兼お土産処で買い物を楽しめたり、和田浦名物のクジラを使用した新鮮なクジラ料理や地魚料理を堪能することができるお食事処「和田浜」で食事を楽しむことができます。
和田浜では、季節の地魚刺身や名産のサザエ、クジラなど和田浦の味覚をとことん味わうことができる人気ナンバーワンの「和田浜御膳」や、南房総を代表する人気の郷土料理である「房州名物料理さんが焼き定食」などをリーズナブルなお値段でいただけます。
さすけ食堂
[f:spot_image:id:282117]
富津市金谷にあるさすけ食堂では、感動する食感と話題の「黄金アジフライ」を味わうことができます。メディアなどでも紹介される有名店で、行列必死の人気店です。
金谷漁港の近海で獲れる黄金アジを使った刺身やなめろうなどの海鮮料理や、栄養素が高く、ねばりけが特徴の「かじめ海草」を麺に練り込んだカジメラーメンも人気のメニューとなっています。
なかでも「さすけ定食」はアジフライと刺身を両方楽しむことができる、お店で人気ナンバーワンのメニューでおすすめです。
PIZZERIA BOSSO
市原湖畔美術館内にあるPIZZERIA BOSSOは、房総の食材を贅沢に使用したイタリアンレストランです。ガラス張りの店内からは高滝湖が一望することができ、雰囲気も抜群のお店となっています。
お店で人気なのが、旬の地元食材を高温の薪窯で焼き上げたピッツァで、「ピッツァボッソ」は房総の四季を表した4種類の味が一枚で楽しめます。
その他にも野菜の窯焼きや工夫を凝らしたドルチェなどもあり、コースで料理を楽しむことも出来ます。
木村ピーナッツ 本社
館山市にある木村ピーナッツ本社では、千葉県の名産品であるこだわりのピーナッツを使った豊富なラインナップの加工食品などを購入できるほか、メディアでも話題の絶品「ピーナッツソフトクリーム」を味わうことが出来ます。
一度食べたら忘れられない特別な味と人気のピーナッツソフトクリームは、濃厚なピーナッツの香りと味わいがたまらない美味しさで色々なグルメサイトでも高評価の嵐となっているそうです。千葉ならではの味を楽しみたいならおすすめです。