みんなが行きたい!山口の定番スポット10選
角島大橋(つのしまおおはし)
2000年に開通した山口県下関市と角島間を結ぶ「角島大橋」は、ベストセラー「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」で世界3位にランクインした事もある日本屈指の絶景スポットなんです!その全長は1,780mで日本第2位の長さを誇っています。通行料金は無料なので、気軽に渡れますね。
この角島大橋の下には、エメラルドグリーンに美しく輝いている海が広がっています。その美しい絶景から、日本のテレビCMやドラマの撮影場所として数多く使用されています!みなさんもこの角島大橋で車のCMを見たことがある人は多いんじゃないかと思います。そして、この角島大橋は、車だけでなく自転車や徒歩でも渡ることができます。海風を感じながらのサイクリングや散歩もおすすめです。
元乃隅稲成神社(もとのすみいなりじんじゃ)
長門市にある「元乃隅稲荷神社」は、「日本で最も美しい場所31」(註:米CNN)に選ばれたこともある人気急上昇中の注目スポット!目の前に広がるコバルトブルーな日本海と、ずらりと並ぶ朱色の鳥居が生み出す神秘的な風景が見ることができます。
丘をくだり海にむかってびっしりと並ぶ朱塗りの鳥居は、1987(昭和62)年からなんと10年もの月日をかけて建てられました。総本数は、縁起のよい123(ひふみ)本で、トンネルは全長100メートル以上。そして、この鳥居のトンネルをくぐり終えた先にある断崖で、大きな音を立てながら波を吹き上げる「竜宮の潮吹き」を運が良ければ見れるかも知れません。
この元乃隅稲荷神社は、地元の漁師・岡本斉の枕もとに真っ白なキツネが現れ「これまでに漁をしてこられたのは誰のおかげか」「われをこの地に鎮祭せよ」と告げられたことがきっかけで、建設されたと言われています。
元乃隅稲荷神社は、日本で一番入れるのがむずかしいお賽銭箱と言われているところも見どころです。裏鬼門の鳥居をよく見てみると、鳥居の上、高さ6メートルの場所にお賽銭箱が設置されているんです。この高いお賽銭箱は、神主さんの思いつきのアイデアで考えられたものだとか。見事、賽銭を投げ入れることができたら願いが叶う言われているので、お賽銭入れに是非チャレンジしてみてくださいね。
錦帯橋(きんたいきょう)
岩国市を流れる錦川にかかる「錦帯橋」は、1673年、両岸に広がる城下町を繋ぐ橋として、岩国藩主・吉川氏によって建造されたものです。5連の木造アーチ橋が織りなす美しい光景は日本三名橋の一つにも数えられていて、国の名勝にも指定されている、山口県を代表する観光スポットとして人気を博しています。
錦帯橋は、この地に橋を何度架けても洪水の度に流されてしまっていて、「流されない橋を」という悲願のもとで研究が重ねられてやっと完成した橋なんです。橋の全長は193.3mあって、錦帯橋を川岸や河原、遊覧船から下から眺めると、橋を支える伝統工法による美しい木組みが見ることができます。一つのアーチでなんと60トンの重さにも十分に耐えられることができるとっても優秀な橋です!
橋の一帯は、春は桜、秋は紅葉の名所としても知られています。特に川の西側には周辺の公園を含めて約3,000本の桜があり、例年3月末~4月初めの満開の時期に合わせて、桜に包まれる錦帯橋を一目見ようと多くの人が押し寄せます。夜桜とライトアップされた橋の様子も必見です。
秋芳洞(あきよしどう)
「秋芳洞」は山口県美祢市の東部に広がる、カルスト台地・秋吉台の地下100~200mにある鍾乳洞です。総延長は10.3kmにもおよび、一般観光用に整備されているのは約1kmですが、鍾乳洞としては日本最大規模を誇っています。秋芳洞では、数十万年もの時間をかけて自然が作りあげた美しい鍾乳石や石柱などを随所に見ることができます。
中でも、注目したいのが「黄金柱」と「百枚皿」です。「黄金柱」は、高さ15mにもおよぶレース状の層が幾重にも重なった柱で、そのスケールに圧倒されます。「百枚皿」は、500以上の“皿”が棚田状に並んでいて、神秘的な雰囲気が感じられます。
洞内を進むと自然の神秘に触れることができる鍾乳石が次から次へと登場するので、飽き知らずで1kmをどんどん進めます。途中にベンチも設置されているので、休憩しながら進みましょう。
千畳敷(せんじょうじき)
「千畳敷」は、日本海に面した向津具半島の付け根部頂上にある草原です。標高333mの山上に広がる草原で、日本海の水平線や麓の町並みを望む360度一大パノラマを楽しむことができます。視界をさえぎるもののない雄大な景色で、目の前に青く広い空、眼下に日本海が広がります。
千畳敷にあるカフェ「キッチンカントリー」は、屋根の上が展望台になっています。ここからは、また一段と広範囲に海を見渡すことができるので、お見逃しなく!窓に向かって設けてあるカウンター席からの眺めも最高なので、ぜひここでの食事も楽しんでください。
瑠璃光寺(るりこうじ)
「瑠璃光寺」は、山口市にある曹洞宗の寺院です。国宝の五重塔を中心として、境内は香山公園と呼ばれていて、桜や梅の名所にもなっています。大内氏の全盛期文化を伝える寺院であり、「西の京・山口」を代表する観光名所です。
国宝の五重塔は、大内文化の最高傑作といわれていて、室町時代、1442年頃に建立されたものです。屋外にある五重塔としては日本で10番目に古く、京都の醍醐寺・奈良の法隆寺のものとならび日本三名塔の一つに数えられています。この五重塔、夜間は毎日ライトアップされて、日中とは違う、また幻想的な雰囲気を醸し出すので、夜に行ってみるのもおすすめです。
防府天満宮(ほうふてんまんぐう)
「防府天満宮」は、学問の神様として崇められている菅原道真を祀った神社で、京都の北野天満宮、福岡の太宰府天満宮と共に日本三天神と呼ばれています。その中でもこの防府天満宮は、三社の中でも最も古い歴史を持っています。
道真公は丑年生まれ、そして亡くなったのも丑の日ということで、生前も牛を可愛がられていたため、天満宮の門前には神牛が必ず設置されています。願いを込めてやさしく撫でれば、その願いが叶うと言われているので、訪れた際は忘れずに撫でてあげてくださいね。
秋吉台サファリランド
「秋吉台サファリランド」は、美祢市にある広々とした園内にエリアごとに放し飼いにされた動物たちを車で巡回しながら観察して行く体験型動物園です。1978(昭和53)年に開園してから、山口県内をはじめ県外からも来園者が訪れる人気のサファリランドとしても有名です。
コースでは大型の動物とも間近で会えるので迫力は満点。エサやりバスに乗車すれば、車体に取り付けられたエサを立ち上がって食べようとする姿などを見ることができます。園内は軽食のほかに、食事をしながらレッサーパンダを見られるレストランなど充実しています。
家族連れに一番人気なのが「動物ふれあい広場」です。ウサギをはじめ、カピパラやハリネズミなどの小動物と触れ合うことが出来るため、子どもから大人まで楽しく動物と触れ合って楽しむことができます。
別府弁天池
「別府弁天池」は、美祢市にある、1985年に名水百選に選定された湧水のひとつです。池の源となっている湧水は別府弁天池湧水と呼ばれており、カルスト特有のカルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。コバルトブルーの湧水池周囲は50mほどで、水深は最深部で4mもあって、毎秒186リットル、毎分11トンの澄みきった水が湧き出ています。
ミネラルを多く含むんでいるので、水に光が差し込むと太陽光の吸収と反射の関係で、とてもきれいなコバルトブルーに輝きます。この別府弁天池は、なんと飲むことができます!採水地での飲用はもちろん、駐車場付近に水汲み場があって、そこでペットボトルにいれて持ち帰りもできます。
水温は約14度で、カルシウムの含有量は20ppmと、冷たく美味しい。また、別府弁天池は、「長寿が保たれる」「財宝をさずかる」という2つの言い伝えがあり、パワースポットとしても定評があります。ぜひ足を運んでみてください。
湯田温泉
その昔、けがをした白狐が傷をいやしていたという『白狐伝説』が伝わる「湯田温泉」は、山口県の瀬戸内海側の中央に位置するため、高速道路や国道からのアクセスが良く、山口県観光の拠点として人気の温泉地です。
湯田温泉は、白狐伝説より「白狐の湯」ともいわれ、いたるところでかわいらしい白狐のマスコット「ゆう太」くんに出会えます。JR湯田温泉駅前にある巨大な「ゆう太」くんオブジェは、人気写真スポットにもなっています。
湯田温泉は、アルカリ性単純温泉で、肌にやわらかいお湯は美肌効果があり、湯上がりはすべすべになると女性に人気です。街の随所にも足湯が設置されているので、足湯散歩もおすすめです。カフェ「狐の足あと」では、入館無料で、館内にある3種類の足湯が満喫できるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
山口で楽しく孤島旅!おすすめ島スポット3選
青海島
長門市にある、北長門海岸国定公園の中心に位置する「青海島」は、周囲約40kmで、別名「海上アルプス」と称されています。大自然が削り上げた洞門や断崖絶壁・石柱など数多くの奇岩・怪岩などの芸術作品が多く、まさにスケールの大きい自然美術館です。
そんな青海島の景色を、陸上からは青海島自然研究路を散策しながら、海上からは青海島観光遊覧船に乗って楽しむことができます。青海島は、スキューバダイビングの良質なスポットとしても人気があります。青海島特有の地形や希少な浮遊系生物などを見ることができる青海島クルージングを楽しみましょう。
祝島
瀬戸内海に浮かぶ「祝島」は、山口県の南東に浮かぶ小島で、上空から見ると”ハート型”をしていることで有名です。古来は航海の安全を守る「神の島」として崇められていたそうです。
祝島の見どころに、「石積みの練塀」と「平さんの棚田」があります。石積みの練塀は、練った土と石を交互に積み上げていき、表面を漆喰で固めて造られたもので、島のあちこちで見られます。平さんの棚田は、一段の高さが最大で9mにもおよぶ巨大な石垣で、まるで城壁のようにそびえる三段の棚田が造られています。
祝島は「猫島」の一つにも数えられていて、島を歩いているとかわいい島ネコに出会えますよ。祝島で、のんびり癒やしの空間を楽しみましょう。
周防大島
山口県の南東部に位置する「周防大島」は、瀬戸内海では3番目に大きな島であり、冬でも温暖な気候で柑橘類の栽培が盛んなことから「みかんの島」とも呼ばれています。さらに、ハワイとの歴史上の結びつきから、「瀬戸内のハワイ」とも称され、現地の文化や風習が島の風土に深く根付いています。
夏になるとアロハシャツを着こなした人々で溢れ、土曜には美しく優雅なフラダンスを楽しむのが定番になっています。絶景ビーチにヤシの木が並ぶ光景は南国そのもの、グルメやレジャーなどハワイ的なお楽しみ満載です!周防大島でハワイ気分を味わいましょう。
その美しい風景に目が離せない!山口の絶景スポット6選
周南コンビナートの工場夜景
『日本五大工場夜景』の一つに数えられている、山口県周南市の「コンビナート工場夜景」は、山口県の中央に位置する周南市の南側全域が石油コンビナートとなっています。その景色の迫力はすごいもので、宇宙ステーションのような異世界感を醸し出しています。
普段滅多に見ることができない、ギラギラと光った世界、一度は見てみたいものですね。陸上や海上から工場夜景を鑑賞するツアーが組まれているので、そちらもぜひ利用してみてください。
須佐ホルンフェルス
日本海沿岸、萩市須佐にある、不思議で美しい「須佐ホルンフェルス」は、日本海の紺碧な海に灰褐色と黒いストライプ模様が見事なコントラストを醸し出しています。ホルンフェルスとは、変成岩の一種で熱によって変成された接触変成岩のことです。
そして、須佐湾に訪れたなら利用してほしいのが、”須佐湾遊覧船”です。漁師さんが操縦するイカ釣り漁船や瀬渡し船で日本海を遊覧できます。須佐湾で唯一陸から行けない名勝地「屏風岩」を海から見ることができます。海のエメラルドグリーンがとても綺麗ですよ。遊覧船を楽しんだ後は、ご当地名物の「活きイカ」を食べてお腹を満たしましょう。
東後畑の棚田
長門市の油谷は棚田が多い地域として知られており、本州最西北端の向津具半島を中心に棚田地帯が広がっています。通常は山間部にあることが多い棚田ですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、眼下に日本海や油谷湾を望むことができます。「東後畑の棚田」もそのひとつで、海が望める棚田として絶景の撮影スポットになっています。
沈みゆく夕日と、棚田に映り込む光景は絶景ものです!夕方からの時間帯を狙って訪れる人々もたくさんいます。年間を通じてきれいな棚田ですが、田に水を張り始める5月初旬から田植えが終わる6月中旬頃が特におすすめです。
秋吉台
山口県中央部美祢市にある「秋吉台」は、北東方向に約16km、北西方向に約6kmの広がりを有する総面積54平方キロメートルの広大な石灰岩の台地です。東側地域が特別天然記念物・国定公園に指定されており、「日本最大級のカルスト台地」として知られる、山口県有数の絶景スポットです。
「カルスト台地」とは、石灰岩などで構成された大地が雨水や地下水によって侵食されてできた地形です。大地を突き破る無数の石灰岩柱が独特の景観を作り出し、不思議な自然の造形美を楽しむことができます。その壮大な風景を一望にできる展望台「秋吉台カルスト展望台」は、360度見渡すことができ、どこまでも続く緑の大草原と無数の石灰岩が織りなす景観は見ものです!
城山歴史公園
上関の長島にある「城山歴史公園」には、早咲きの河津桜が約160本植えられており、桜の名所として人気を博しています。毎年、桜の見頃に合わせて、桜まつりが開催されており、期間中はうどん、甘酒などの屋台や上関町の特産品販売コーナーも設けられます。
桜だけではなく、斜面には黄色い水仙が植えられていて、ピンク色の桜とのコントラストが美しくなっています。河津桜を楽しみながら、早春の城山歴史公園と瀬戸内海の風景を満喫しましょう。
きららビーチ焼野
瀬戸内海に面したビーチ「きららビーチ焼野」は、『日本の夕陽100選』にも選ばれており、瀬戸内海に沈む赤く染まる夕陽の素晴らしい景色を眺められるスポットとして人気です。このきららビーチ焼野には、海水浴シーズンにたくさんの人々が訪れます。シャワーやトイレも完備されていて、近くには温泉施設もあるので、使い勝手抜群です。
さらに、きららビーチ焼野の中央突堤に向かう広場に「幸せの鐘」が設置され、鐘を鳴らしたり、写真を撮ってSNSに投稿したり、カップルスポットとしても好評です。日中の青空と海や幸せの鐘に夕陽が落ちるところをバックに撮って、イイ写真をゲットしましょう。
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思わず写真を撮ってしまいたくなる?!フォトジェニックなスポット8選
山口サビエル記念聖堂
山口市金古曽町にある、「山口サビエル記念聖堂」は、1952(昭和27)年にサビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられたものです。惜しくも1991(平成3)年に火災により焼失してしまいましたが、1998(平成10)年に再建されました。2本の高い塔を背負う斬新な形は、「水」「光」「テント」を全体テーマに建築されています。
1階はキリスト教伝来の足跡を紹介するクリスチャン記念館があり、サビエルの手紙など貴重な資料も見ることができます。1時間ごとに時を告げる鐘の音を聞きながら、ゆったりと雰囲気を楽しんでください。不定期にパイプオルガンの演奏会も開催されるので、チェックして出かけましょう。
金魚ちょうちんの街
柳井市の古市・金屋地区は、「金魚ちょうちんの街」とも言われていて、江戸時代の商人が商売と生活を営んだ商家の街並みを金魚ちょうちんが彩っています。ここの地区は、江戸時代に4度も大火に見舞われたため、防火のために白壁でうだつを備えた商家が立ち並ぶようになりました。白壁・うだつの街並みは現在にも色濃く残り、ほぼ同じ高さの商家が立ち並ぶ、綺麗な並びの街並みです。
金魚ちょうちんとは、金魚の形をしたちょうちんで、柳井市の代名詞にもなっています。つぶらな瞳と丸いおちょぼ口の顔がとってもユーモア!江戸時代に、柳井の商人が青森のねぶたを参考に、地元の織物である柳井縞を用いて、子供が親しみやすいものを創ろうとした結果、金魚ちょうちんが誕生しました。金魚ちょうちんが泳ぐメルヘンな街並みを見に行きましょう。
萩城城下町
「萩城城下町」は、山口県萩市にある国指定史跡です。そんな萩市は、1604年に毛利輝元が萩城を築城後、260年間にわたって36万石の城下町として栄えた日本有数の史跡都市です。2015年7月には、明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されました。
萩市の町並みには、重厚な武家屋敷や夏みかんが見える土塀、なまこ壁、鍵曲など城下町の風情を感じることができます。萩城城下町の一番のおすすめは、なまこ壁のあるこの通り「菊屋横丁」です。ここは、日本の道100選にも認定されている風情のある通りです。こういう通りは歩くだけでワクワクしそうです。歴史ある古い街並みを散歩するのはいかがですか。
雲林寺(猫寺)
萩市むつみにある「雲林寺」には、大小さまざまな猫の置物をはじめ、猫みくじや猫の御守、猫の絵馬などがあり、「猫寺」と呼ばれ親しまれています。正門の階段では、木彫りのネコと招きネコがお出迎えしてくれます。
境内は本当に猫だらけです。様々なフォルムの猫たちがいて、猫好きな人にはたまらない場所です!萩市むつみは、夏はひまわりロード、秋は紅葉がきれいなスポットとしても人気なので、一緒に楽しんでください。
萩反射炉
反射炉とは、西洋で開発された金属溶解炉のこと。反射炉は佐賀藩、萩藩のほか、伊豆国、薩摩藩、水戸藩、鳥取藩などで作られました。萩市にある、「萩反射炉」は、記録では試験炉の操業が確認されたのみで、実用炉の存在は認められず、現存する反射炉は試験炉であったという見方が有力視されているそうです。
全体の高さは11.5mあり、頂上に向かって9mまでは安山岩と赤土を使用していますが、先端部分は大きなレンガを使用しています。現在、遺構が残っているのは静岡県の伊豆の国市韮山と萩市の2基のみで、萩市に残っているものは煙突の部分のみであり、試験炉ではありますが自力による近代化初期の資産としてとても重要なものです。歴史ある建造物に思いを馳せてみてはいかがですか。
角島灯台公園
角島の西端に位置する公園「角島灯台公園」の園内には、明治初期に建てられたシンボルの「角島灯台」があります。1876(明治9)年に初点灯した洋館造りの灯台は高さ29.6mあり、らせん階段を上って踊り場まで行くと日本海を一望できます。朝日や夕日を背景に立つ角島灯台は、美しいシルエットで一見の価値ありです。
かつての職員の宿舎を活用した「灯台記念館」では、角島の歴史や日本各地の灯台を紹介しています。その他、展望台や雑貨店、休憩所などもあり、公園でゆっくり過ごすことができます。
松下村塾(しょうかそんじゅく)
萩市にある「松下村塾」は、幕末期に吉田松陰が主宰した私塾です。1842年に、松陰の叔父である玉木文之進が自宅で私塾を開いたのが始まりで、1857年の松陰が28歳のとき、これを継ぎ主宰することになりました。
長州藩の藩校である明倫館が武士しか入校できなかったのに対し、松下村塾は身分の低い足軽や中間、農民たちも学ぶことができました。そのため従来の教育機関では学ぶことのできない人々が松陰の下に集まり、そのなかから高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文など、明治維新の原動力となる多くの逸材を育ちました。歴史的にも重要な場所を覗きにいきましょう。
海峡ゆめタワー
下関市にある、灯台をイメージした「海峡ゆめタワー」は、全長153mあり、全面ガラス張りの展望台からみる眺めは目を奪われるほどの美しさ。関門海峡や瀬戸内海、九州の山々まで見渡せ、360度の雄大なパノラマを堪能できます。
太陽が反射し、キラキラと水面が輝く日中や、夜になると611灯ものライトがタワーを美しくライトアップしてくれるなど、時間ごとに楽しみ方もさまざまです。曜日や季節によってタワーのライトアップの色も変化するので、曜日別で見ても楽しめますね。
海峡ゆめタワーは、山口県で初となる「恋人の聖地」に認定され、恋人たちが愛を誓うデートスポットとしても人気です。訪れた際には、まずは恋人の聖地に来た記念撮影をしましょう。
山口の伝統に触れよう、体験型スポット2選
山口ふるさと伝承総合センター/大内塗体験
「山口ふるさと伝承総合センター」では、山口市に伝わる伝統工芸の一つである”大内塗の箸づくり”を体験できます。大内塗体験・実演コーナーのほか、歴史資料、ゲンジボタル資料の展示もあります。入館料は無料なので、こちらもぜひ楽しんでいってください。
日用品として、自分用にも、お土産にしても喜ばれる世界に一つだけの箸を作ってみましょう。体験は要予約なので、忘れずに!
萩焼会館/萩焼体験
「萩焼会館」では、皆萩焼の伝統と技を体験できる”陶芸体験教室”が開催されています。約400年の伝統を誇る萩焼ですが、窯元や小売店が100軒程度あり、芸術品から日用の器までさまざまな作品が造られています。
体験は、絵付け体験、手びねり体験、電動ろくろ体験の3種類あります。自分のアイデア次第で、いろいろな形をつくることができます。自分のオリジナル作品を作りましょう。
駆け回って遊びつくそう!山口のレジャー施設4選
唐戸市場
山口県下関市の「唐戸市場」は、寿司好きには“夢の国”とも言える場所です。週末のみ開催される「活きいき馬関街」。この期間は、一般開放された市場内に屋台が並び、その日あがった魚の握りや海鮮丼などを購入することができます。
並ぶネタはどれも新鮮で、金額以上のクオリティです。寿司のテーマパークといえるスポットですね。天気が良ければ、唐戸市場の外で関門海峡を眺めながら食べられます。お腹いっぱいお寿司をいただいたら、穴場である唐戸市場の屋上で、芝生に寝転がって一休みするのもおすすめです。
海響館
総水量2,400トン、65の水槽に魚など500種20,000点の水族たちが展示されている「海響館」は、下関にあった水族館を2001年に改築した水族館です。下関駅と唐戸地区を結ぶ地区”あるかぽーと”にあり、メインコンセプトを「海のいのち・海といのち」として、下関らしいフグの展示からペンギンの展示まで、さまざまな取り組みを行っています。ふぐの展示に関しては、なんと世界一とも称されています。
海響館は、一般展示やイルカショーの会場などがある「本館」と、ペンギン展示に特化した「ペンギン村」の2つの施設から構成されています。関門海峡を再現した瀬戸内海水槽では、トンネル状で海底散策気分が味わえ、目の前に関門海峡が広がるアクアシアターでは、イルカとアシカの共演によるパフォーマンスが開催されています。
リフレッシュパーク豊浦
一年通して四季折々の花々や昆虫観察を楽しむことができる「リフレッシュパーク豊浦」は、お子様からご年配の方まで三世代に渡って人気のスポットです。植物エリア・昆虫エリア、そして遊具広場のある遊びエリアを一日たっぷり満喫できます。
遊具広場では複合遊具やドラゴンが火を吹いた姿をモチーフにしたローラー滑り台、さらに子供用の滑り台やシーソーもあるので安心して楽しむことができます。また、5月の連休中は子供祭り、7月はチョウチョ、トンボ、カブトムシなどの展示室を開放。10月のコスモス祭りと、季節の催し物も要チェックです。自然いっぱいの園内でまさしく心身リフレッシュしましょう。
ときわ公園
山口県宇部市にある「ときわ公園」は、面積約100ヘクタールにおよぶ常盤湖を中心に広がる緑と花と彫刻に彩られた総合公園で、山口県初の『登録記念物(名勝地関係)』に登録されました。さらに、2016(平成28)年に常盤湖が『世界かんがい施設遺産』に登録されています。
また、NHKが募集した「21世紀に残したい日本の風景」で、総合公園としては全国で第1位にランキングされました。園内には四季折々の花が咲き、自然を満喫できるほか、動物園、遊園地、サボテン温室、石炭記念館など、いろいろな楽しみ方ができる公園になっています。国の都市に先駆けて行われたモニュメント(野外彫刻)の展覧会場としても有名です。
地元の名店を紹介!山口の地元グルメ3選
【瓦そば】『川棚温泉 元祖 瓦そば たかせ』
「瓦そば」は、山口県下関市豊浦町発祥の麺料理で、熱した瓦の上に茶そばと具材を載せて、温かいめんつゆでいただきます。その瓦そばをいただくのなら、瓦そばの元祖である『たかせ』がおすすめです。
使われる茶そばはお店によって色々ですが、たかせの茶そばは良質な宇治抹茶が練り込まれており、抜群の風味が特徴です。その上に牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろし、レモンが乗っています。下関市豊浦町川棚の別のお店でも瓦そばをいただけますが、本家本元にかなう店はいまだにないそうです。
【山賊料理】『いろり山賊』
山間に突如出現する『いろり山賊』は、山口県民で知らない人はいないというほどの名店です。そのいろり山賊では、「山賊料理」をいただけます。山賊料理とは、山賊が食べていそうな料理ということらしいです。
いろり山賊では、三大名物があります。その中でもいちばんの人気メニューが「山賊焼」。若鶏を炭火で焼いたもので、串を持って豪快に頬張っていただきます。その他、赤ちゃんの顔ほどの大きさの「山賊むすび」、ダシにこだわった「山賊うどん」があります。多いときで1日4,000人以上が訪れるというから驚きですね。
【宇部ラーメン】『味の三平』
「宇部ラーメン」とは、宇部市を中心とした濃豚骨ラーメンです。宇部ラーメン3か条として、1. 茶濁濃豚骨である、2. 強い豚骨臭がする、3. 中太の柔らかい麺を使用と定義されているそうです。宇野ラーメンのおすすめ店として今回は、『味の三平』を紹介します。
味の三平は、大将を筆頭に、女性従業員で支える老舗人気店です。1968(昭和43)年の開店時から継ぎ足し続けて作られている、伝統の〝呼び戻し豚骨スープ〟はシンプルでありながらも、ひたむきでぶれることがない味が人気です。メニューはラーメンとチャーシュー麺だけですが、何度も行きたくなるお店だと評判です。
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