札幌市を訪れる人におすすめしたい定番スポット10選
札幌市時計台
札幌市中央区にある札幌市時計台は、札幌の発展を見守り続ける歴史的建造物として札幌のシンボルとなっています。正式名称は「旧札幌農学校演武場」で、1878(明治11)年に北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として、初代教頭であるクラーク博士の構想に基づき建設されました。
赤い屋根と真っ白な壁が印象的な建物で、1階には日本と世界の時計台や札幌の歴史を写真で紹介する映像展示コンピュータ検索や、札幌市内の文化財や北海道の文化財建造物を紹介する文化財コーナー、札幌・北海道の歴史と文化財がよくわかる本が揃えられた資料コーナーなどが設置されています。
2階には時計の仕組みや近代建築などについての貴重な資料が展示されており、時計台の歴史はもちろん、札幌や北海道の歴史、文化を学ぶことができます。
サッポロビール園
札幌市東区にある「サッポロビール園」はあの有名な「サッポロビール株式会社」の所有する複合施設で、サッポロビールや北海道名物のジンギスカンを堪能できるレストランやビアホールのほか、日本国内唯一のビール博物館である「サッポロビール博物館」、ビール園限定商品が購入できるサッポロビール園ガーデンショップなどがあり、色々な楽しみ方をすることができます。
サッポロビール博物館は、無料の自由見学のほか、有料のガイドツアーである「プレミアムツアー」があります。「プレミアムツアー」ではツアー参加者しか味わえない、創業当時の味を復元した「復刻札幌製麦酒」と、サッポロビールの代表商品である「黒ラベル」を試飲することができます。
また、館内にある「スターホール」では北海道限定ビールの「クラシック」や、創業地でつくる札幌開拓使麦酒醸造所の「開拓使麦酒」など、サッポロビール北海道工場、札幌開拓使麦酒醸造所直送のできたてビールを味わうことができます。
さっぽろテレビ塔
札幌市中央区の、札幌のまさに中心に位置するさっぽろテレビ塔は札幌市のランドマークとして親しまれています。地上90.38mから札幌の街並みを一望することができる展望台は定番の観光スポットとなっており、眼下には、四季折々の姿を見せる大通公園と遠くの日本海や、雄大な石狩平野などを背景に、札幌市全域を見渡すことができます。
また、札幌市内で行われるホワイトイルミネーションやさっぽろ雪まつり、YOSAKOIソーラン祭りなどのイベントも一望することができるそうです。
展望台フロアには、展望台でしか買えないグッズなどが並ぶ「スカイショップ」や、さっぽろテレビ塔の人気ゆるキャラである「テレビ父さん」が至るところに登場する休憩スペース「テレビ父さんのほほんパーク」など、さっぽろテレビ塔ならではの楽しみ方をすることができるスポットが盛りだくさんとなっています。
藻岩山(もいわやま)
藻岩山は標高531mの山で、北海道自然100選に選ばれた美しい山です。藻岩山の北側にある森林は、国の天然記念物に指定されている原始林となっており、草木や花々の四季折々の表情をみることができます。また、自然豊かな藻岩山では数々の植物や昆虫が発見されており「モイワイズナ」や「モイナシャジン」などの植物や「モイワウスバカゲロウ」や「モイワハバチ」などの昆虫に「モイワ」の名が付けられています。
約80種類の野鳥や、エゾリスやキタキツネも生息する自然あふれる藻岩山の山頂には展望台施設があり、「もいわ山ロープウェイ」やミニケーブルカーの「もーりすカー」でのぼることができます。
麓にはロープウェイ乗り場である「山麓駅」、中腹にはもーりすカー乗り場やお土産店などが併設された「中腹駅」、藻岩山頂の「山頂駅」には札幌市内の眺望・夜景が眺められる展望台や、世界最高峰のスーパープラネタリウムを体感することができる「スターホール」、札幌市内の一番高いところで絶景を楽しみながら贅沢に食事をすることができるレストラン「THE JEWELS」などがあります。
円山動物園(まるやまどうぶつえん)
札幌市中央区にある「円山動物園」は、1951年(昭和26年)に北海道で初めて開園した動物園です。ほ乳類・鳥類・爬虫類などの動物が約180種飼育されています。2000年以降に、飼育下での自然繁殖が難しいとされるホッキョクグマの繁殖に多数成功しており、ホッキョクグマは円山動物園のシンボル的な存在とされています。
その他にも、エゾジカやエゾヒグマ、オオカミなど、北海道ならではの動物の展示飼育も行われており、札幌旅行の際には是非訪れたいスポットとなっています。
園内ではトビやフクロウなどの猛禽類のフリーフライト体験や、植物や昆虫を観察するガイドツアー「森の散策タイム」、飼育員がツアー形式でこども動物園内やバックヤードを案内してくれる「こども動物園ひみつ探検ツアー」などの貴重な体験ができるほか、モルモットのふれあい体験やリスザルのエサやり体験など、動物とふれあう体験をすることができます。
大通公園
大通公園は札幌市中央区の札幌中心部に位置し、美しい木々や花々のほか、四季折々のイベントが行われる会場として多くの観光客や市民から親しまれています。大通西1丁目から大通西12丁目までの長さ約1.5km、面積約7.8ヘクタールの特殊公園です。
園内には92種約4,700本におよぶ樹木や美しい花壇や芝生のほか、遊具や噴水などが設置されており、「交流」「オアシス」「つどい」「フロンティア」「花」の5つのゾーンに分類されています。毎年、5月下旬頃の初夏の時期には「ライラックまつり」、6月上旬には「高知県のよさこい祭り」の鳴子と「北海道のソーラン節」をあわせた「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されます。
また、夏季にはビアガーデンや盆踊りなどを楽しむ「さっぽろ夏まつり」、秋季には「北海道・札幌の食」をテーマに、道内各地の旬の食材、ご当地グルメなどが大通公園に集まるお祭り「さっぽろオータムフェスト」が開催され、たくさんの人で賑わいます。
冬季には日本で最初のイルミネーションとして始まった「さっぽろホワイトイルミネーション」や姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンとの提携30周年を記念してスタートした「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」、そして札幌のお祭りの代名詞「さっぽろ雪まつり」が開催されます。
北海道神宮
北海道神宮は札幌市中央区に位置する神社です。「蝦夷地(えぞち)」から「北海道」へと名が変わった1869(明治2)年に東京で「北海道鎮座神祭」が斎行され、北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなびこなのかみ)の開拓三神(かいたくさんじん)が鎮斎されました。
その御霊代が東京から函館へ、そして札幌へと移され、1871(明治4)年に現在の北海道神宮の社殿が建てられました。境内には「開拓神社」や、鉱山殉職者を慰霊する「札幌鉱霊神社」、北海道拓殖銀行本店の屋上に守護神として札幌神社の祭神を奉斎する神社であった「穂多木神社」が鎮座しています。
白い恋人パーク
札幌市西区にある「白い恋人パーク」は、北海道のお土産の定番である「白い恋人」の製造工場の見学や、アンティークのコレクションやチョコレートに関する展示などを見学することができるテーマパークです。
園内には毎正時に繰り広げられる「チョコレートカーニバル」が人気の「札幌からくり時計塔」や、雨や雪の日も気軽に親子で楽しめる「キッズタウン」、「お菓子つくり体験工房」「ガリバータウン」などのアトラクションがあります。
また、園内を6両編成のミニ鉄道が運行する「白い恋人鉄道」は、おかしのいえやトンネルなど、演出が満載の約10分間の列車の旅を楽しむことができると、大人から子供まで人気のアトラクションとなっています。その他にもキッシュやタルトを楽しめるカフェや、ポテトなどの気軽に食べられる軽食を提供するロンドンバス、ポップコーンショップやチョコレートラウンジなどの飲食店も充実しています。
狸小路商店街
札幌狸小路商店街は北海道最古の商店街のひとつで、最大で7ブロック総延長約900m・店舗数約200軒の全蓋アーケードを持つ商店街です。雨や雪、強い陽ざしなどを気にすることなく快適に買い物をすることができるロングアーケード商店街で、年二回開催される「現金つかみ取り」は狸小路商店街の風物詩となっています。
1丁目から7丁目までずらりと店舗が並ぶ商店街では、なまこ専門店からクレープ店、ラーメン屋さんにたんす屋さんと様々なジャンルのお店と出会うことが出来ます。散策しているだけでも楽しいので、観光スポットとして県内外からのお客さんで賑わっています。
なかでも7丁目南にある「タヌキスクエア」は夜カフェや居酒屋・バルなどおしゃれな飲食店の集まるグルメスポットとして話題になっています。飲食店だけでなく「占い」や「水タバコ」を楽しめる店舗もあり、個性的な店舗が集まっているので若者を中心に人気のスポットとなっているそうです。
羊ヶ丘展望台
羊ヶ丘展望台は北海道らしい雄大なパノラマビューと「BOYS BE AMBITIOUS(少年よ、大志を抱け)」と刻印された、札幌農学校の初代教頭であったウィリアム・スミス・クラーク博士の像を見ることが出来ます。「丘の上のクラーク」というテーマのもと作られたクラーク博士の像は、札幌観光のシンボルとされており、有名な定番観光スポットとなっています。
クラーク像の掲げた右手は「遥か彼方の永遠の真理」を指すとされており、台座には大きな夢や希望を「大志の誓い」として用紙に書いて投函することができるポストが設置されています。羊ヶ丘展望台にある「羊ヶ丘レストハウス」では、北海道名物の「生ラムジンギスカン」や「ラム丼」「蝦夷鹿串」などを堪能することができるので、合わせて訪れるのもおすすめです。
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札幌市青少年科学館
札幌市厚別区にある「札幌市青少年科学館」ではプラネタリウムや天体観望、科学などに関する展示を見ることができます。1階はドーム直径18m、座席数200席の、光学式・デジタル式プラネタリウムで約一億個の星の世界を楽しむことができるプラネタリウムや、振り子の原理を利用した展示物、熱気球の仕組みを実用化した展示物、工作室などがあります。
2階には宇宙冒険の疑似体験ができる「スーパードリームライド」や、直径約20mの大きな地球を模したドームを中心に、宇宙・太陽系・地球・北海道に分かれた4つのコーナーで宇宙の誕生から北海道の成り立ちまでを学ぶことができる「天文・地球科学コーナー」などがあります。
また、「低温展示室」はマイナス10度に保たれている部屋で、北国の冬の生活に深く関わっている「つらら」や「樹氷」などのほか、「南極の氷」を見ることができるそうです。3階には電気や磁力、てこの原理やロボットの仕組みを理解できるコーナーなど、様々な展示がされています。
札幌国際スキー場
札幌国際スキー場は札幌市南区に位置し、初心者や子供から上級者までスノーアクティビティを楽しむことが出来るゲレンデです。さらさらのパウダースノーでスキーやスノーボード、ソリなどの雪遊びを堪能することができます。レンタルも充実しており、スキーセットやスノーボード、ウェアも揃っているので手ぶらで訪れても楽しむことができるそうです。
また、施設館内には無料の休憩所やパウダールーム、スポーツ用品の売店の他、未就学児童のお子様と保護者の方が無料で休むことができるキッズルームや貸切専用スペースなども完備されています。
国営滝野すずらん丘陵公園
札幌市南区に位置する「国営滝野すずらん丘陵公園」は、北海道唯一の国営公園です。400ヘクタールの敷地内には、四季折々の花畑や、大型遊具が並ぶ「こどもの谷」、ねずみのみちやローラーすべり台がある「滝野の森ゾーン」、落差26mで「日本の滝百選」にも選ばれた「アシリベツの滝」の他、「鱒見の滝」「不老の滝」「白帆の滝」が見られる「渓流ゾーン」などがあります。
春から秋にかけてはチューリップやコスモスなどの色とりどりの花々を楽しむことができ、冬季はゲレンデで国内最大級の直線200mを滑り降りるチューブそり滑りや、森の中を散策するスノーシューなどを楽しむことができます。
サンピアザ水族館
サンピアザ水族館は札幌市厚別区にある水族館で、約200種、約10,000点の海洋生物が飼育展示されています。海水魚、淡水魚のほかにペンギン、アザラシ、カワウソなどが飼育されており、メインである回遊水槽「青い海」には約2,000匹の様々な魚たちが泳いでいます。
館内1階には子供たちに大人気のカクレクマノミなどが展示されている「サンゴ礁のサカナたち」やウツボやドチザメなどが展示されている「暖かい海のサカナ」、人気者のクリオネなどが展示されている「寒い海のサカナ」などの展示のほか、磯にすむカニやヒトデと実際に手でふれあうことができる「タッチングプール」などもあります。
2階にはピラルクーなどの珍しい淡水魚や、可愛らしいペンギンやアザラシ、コツメカワウソなどが展示されていて、ふれあいタイムなどのイベントも開催されています。
サッポロさとらんど
サッポロさとらんどは札幌市東区にある農業体験交流施設です。都市と農業をつなぐ田園テーマパークであるサッポロさとらんどでは様々な体験をすることができます。5月~11月上旬までは季節の新鮮野菜を自分の手で収穫することができ、収穫した野菜を加工することまで体験できる「栽培収穫加工体験」などもあります。
また、バター作りやソーセージ作りなどの体験で農業と食をテーマに学習することができる「手づくり体験」や、ヤギや羊にえさをやってふれあえる「ふれあい牧場」なども設けられています。園内には全27ホールのパークゴルフ場もあるので、様々な楽しみ方をして過ごすことが出来るスポットとなっています。
北海道開拓の村
「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて建築された、北海道各地の歴史的な建造物を54.2ヘクタールの広大な敷地に移築・復元・再現した野外博物館です。「山村群」「漁村群」「市街地群」「農村群」の4つのエリアに分類されており、それぞれの展示からは北海道の開拓にあたった人たちの知恵と努力を見ることができます。
年間を通して様々なイベントが開催されており、冬季は開拓期当時の人々の冬のくらしを体験することができる「冬の生活体験」が開催されています。マントや角巻、雪靴などの防寒具を身にまとって開拓期の人々の気分で村内を見学したり、竹スキーや木でできたスキー、ソリなどで遊んで冬の楽しさを満喫することができます。
ノースサファリサッポロ
札幌市南区にある「ノースサファリサッポロ」は、70種類以上の動物たちとふれあえたりエサをあげたりすることができる体験型テーマパークです。ほかでは中々体験することの出来ないキツネの抱っこ体験や、ライオンやキリン、ナマケモノなどのエサやり体験など、様々な形で動物たちとふれあうことができます。
「スーパープレミアム体験」では迫力満点の「ワニにエサやり体験」や大型ニシキヘビやオオトカゲなどの大きな爬虫類へのエサやり、ベンガルトラに大接近してエサを与えることができる「ベンガルトラデンジャラスフィーディング」など、ドキドキの体験をすることができるそうです。
また、新しくオープンした「アニマルグランピング」は、北海道の大自然の中で動物たちと一緒にグランピングができるという夢のような体験をすることができます。フサオマキザルと過ごしたり、珍しいマイクロブタと一緒に遊んだり、庭にアルパカがいたりと、様々な動物や爬虫類たちとのんびりと過ごすことができると話題になっています。
札幌市で絶景を楽しめるスポット3選
幌見峠(ほろみとうげ)
幌見峠は名前の通り、札幌市街を一望することができるスポットです。頂上には約5,000株ものラベンダーが植えられたラベンダー園があり、7月中旬から8月上旬頃は鮮やかな紫のじゅうたんと札幌の街並みを合わせて楽しむことが出来ます。ラベンダーの甘い香りに包まれながら、刈り取り体験をすることも可能です。
また、夜になると美しい札幌市街の夜景を一望することが出来ます。頂上に設置されている幌見峠展望駐車場は眼下に美しい夜景を望みながらロマンティックなひとときを楽しむことができると人気のビュースポットとなっています。
定山渓(じょうざんけい)
北海道・道央エリア屈指の温泉地でもある定山渓は札幌市南区に位置し、周辺にはオルゴールや運河で有名な小樽、世界屈指のパウダースノーを楽しむことが出来るニセコ、地獄谷の観光で知られている登別温泉や日本最北の動物園である旭山動物園のある旭川など、北海道の代表的な観光スポットが近接する利便性の良い観光地です。
温泉を楽しめるのはもちろん、秋季には色とりどりの紅葉を楽しむことができる人気の紅葉スポットでもあります。定山渓には真っ赤な美しい吊橋「二見吊橋」や、札幌随一の紅葉の景勝地と言われる「豊平峡ダム」など、見どころがたくさんあります。日帰り温泉や足湯も充実しているので、美しい景色を眺めながら心も体も癒されてみてはいかがでしょうか。
北海道大学イチョウ並木
東京ドーム38個分ともいわれるほどの広大な敷地を有する北海道大学は、大学構内にある並木路が紅葉の名所として観光スポットとなっています。構内の北13条通り両側、東西約380mにわたる並木路には約70本ものイチョウの木が植えられており、例年10月下旬から11月上旬にかけて美しく黄葉します。黄金のトンネルのようになる光景は感動の絶景で、この季節に札幌を訪れた際はぜひとも立ち寄ってほしい紅葉スポットです。
また、イチョウが色づく時期の10月下旬頃に開催される「北大金葉祭(こんようさい)」にあわせて夜間はイチョウ並木が美しくライトアップされます。昼間とはまた違う素敵なイチョウ並木の光景を楽しむことができるのでおすすめです。
札幌市でアートを感じられるスポット4選
モエレ沼公園
札幌市東区にある「モエレ沼公園」は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが基本設計を手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められたそうです。東京ドーム約40個分にもなる広大な敷地には、幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの施設が整然と配置されています。
中でも公園の文化活動の拠点となる施設「ガラスのピラミッド」は公園を象徴するモニュメントとなっており、全体がガラスで作られたピラミッドは四季折々の公園の風景と一体になったかのような感覚を楽しむことができます。
また、園の中央に設置された「海の噴水」は直径48mの大きな噴水で、間欠泉のように最大25mまで噴き上がります。そのダイナミックな動勢は「水の彫刻」と呼ぶにふさわしい美しさだそうです。
石山緑地
かつて建材に最適とされた札幌軟石の産出地であった札幌市南区にある「石山緑地」は、支笏湖(しこつこ)に向かう国道453号沿いに位置します。札幌軟石の巨大な石切り場跡を再生させ、公園となった石山緑地は、テニスコートや展望テラスが設置された「北ブロック」、岩肌が露出した特異な景観を望むことができる「南ブロック」に分けられています。
南ブロックには石造りのコロシアムをイメージさせる「ネガティブマウンド」や、なだらかな丘に立方体の石がちりばめられ、壁面の穴から落ちたかのような錯覚を与える「午後の丘」など、北海道在住の彫刻家集団である「サンク」によるユニークなアート空間が広がっています。
札幌芸術の森
札幌芸術の森は、北方の新しい芸術・文化の創造を目指して札幌市南区に1986(昭和61)年にオープンしました。園内には札幌や北海道ゆかりの作家による優れた作品など約1,500点を鑑賞することができる「札幌芸術の森美術館」や、工芸作品の常設展示、染・織工房や工芸にまつわる展覧会が開催される「工芸館」があります。
そのほかにも、起伏に富んだ緑豊かな自然のなかに広がる「札幌芸術の森野外美術館」、芸術の森の中央に位置し、休憩や飲食に利用することができる「芸術の森」などの施設があります。貸し工房も充実しており、それぞれに必要な設備や用具が備えられた工房では陶芸や木工、版画や染色などを初心者からプロまで幅広く行うことができます。
北海道の豊かな自然の中で様々なアートを身近に感じることができる、おすすめのアートスポットです。
space1-15(スペースイチイチゴ)
札幌市中央区にある一見普通の古いマンション「シャトー・ル・レェーヴ」は、部屋ひとつひとつがお店になっていて、20を超える小さなショップが入っているクリエイターが集まるマンションです。作家の工房兼ショップなどから北海道唯一のアイテムなどを扱うライフスタイルショップなど、様々なお店が入っています。
「まじめにモノづくりをしている若者たちに世の中に認められるチャンスをつくってあげたい」という思いから生まれたspace1-15は、徐々に話題となり訪れる人や入店希望の問い合わせが絶えない人気スポットとなっています。週末を中心として営業、午後から開店し、インターホンを押して入るというスタイルを最初から今まで変わらず続けているそうです。
様々なクリエイターの幅広いアートに触れて、新しい発見をしてみてはいかがでしょうか?
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北海道グルメを堪能!札幌のおすすめグルメスポット6選
札幌らーめん共和国
札幌市中央区JR札幌駅前の商業施設「エスタ」10階レストラン街にある「札幌らーめん共和国」は札幌らーめんの人気店が集まるフードテーマパークです。「北のラーメンフロンティア」をテーマに掲げ、北海道のラーメン文化の殿堂づくりを目指す札幌らーめん共和国には、札幌を中心に厳選を重ねた有力ラーメン店8店舗が道内各地から集結し、その味を競い合っています。
国内有数のラーメン激戦区である札幌で、北海道各地の歴史と文化に育まれてきた、道内有数のラーメン店の味を一度に楽しめることができるおすすめのグルメスポットです。施設内にある「札幌ら~めん開拓舎」は道内の名店のラーメンを取り揃えたお土産ショップで、オリジナル商品をはじめ、よりすぐりの北海道土産を購入することができます。
カフェ森彦
札幌市中央区にある「カフェ森彦」は裏路地にある一見ふつうの木造民家ですが、札幌で話題となっている大人気のカフェです。珈琲好きが集う「またいきたくなるカフェ」として人気で、札幌市内には森彦プロデュースのカフェが数店展開しており、どれもコンセプトが違う店舗は様々なシーンで使い分けができるそうです。
自社工場でこだわり焙煎された珈琲豆を使用した、森彦オリジナルの珈琲を求めて来店する人が多く、そのこだわりの美味しい珈琲を愛するリピーターが絶えないそうです。珈琲の他に、オーガニック小麦を使用したもっちりとやわらかい食パンにチーズをたっぷりのせたチーズトーストや、しっとりとした程よい甘さの「ガトーフロマージュ」などのメニューも楽しむことができます。
日本清酒(株) 千歳鶴酒ミュージアム
千歳鶴酒ミュージアムは札幌市中央区にある「千歳鶴」の酒づくり文化を発信し、SAKEのあるライフスタイルを提案するコミュニケーション空間です。国内各地だけでなく、海外からの観光客もたくさん訪れるスポットで、館内には酒づくりの歴史やこだわりにふれられる展示コーナーや試飲カウンターなどが設置されています。
おなじみの銘柄から蔵元限定酒や季節限定酒まで千歳鶴の多彩なラインナップが並ぶ直売店コーナーや、千歳鶴の命ともいえる仕込み水を試すことができるコーナーなど、千歳鶴の奥深い世界を存分に楽しむことができます。
また、10名以上の団体の場合は、冬季を除く時期に酒蔵「丹頂蔵」の工場見学が可能で、予約するとスタッフによる酒づくりの工程の説明を聞きながら、無料で工場内を見学してまわることができるそうです。
札幌市中央卸売市場
札幌市中央卸売市場は場外市場に約60店舗が軒を連ねており、毎日隣の中央卸売市場から新鮮な北海道の海の幸や山の幸が仕入れられ、格安で提供されています。北海道のグルメを堪能するならここにくれば間違いない、と言われる札幌随一のグルメスポットです。
10ブロックに分けられた場内には個性いっぱいのお店が並んでおり、北海道ならではの鮭やカニ、生うになどの鮮度抜群の海産物が並ぶ鮮魚店や、道産品のメロンやじゃがいもなどの農産物専門店、ジンギスカンに最適な生ラムなどを扱う精肉店などの専門店の他、市場の寿司店として全国に名が通っている寿司店や北海道の海の幸満載の食堂などのお食事処もたくさん並んでいます。
ひげのうし
北海道といえばジンギスカン。ジンギスカンは、北海道遺産のひとつに選定された、北海道の郷土料理です。札幌市中央区にある「ひげのうし」はジンギスカン専門店で人気のお店で、ミディアムレアで柔らかな生ラムを味わうことができます。
店舗で扱っているラム肉には「ジンギスカン肩ロース」のほか、脂身がのってジューシーな「プレミアムラム」やマトン(二歳以上の羊)を使用した「リブロース」などがあります。また、ショートロインという部位を使用した「生ラムの厚焼きステーキ」は赤みでありながらとてもきめが細かく、口の中でとろけるようなやわらかさが特徴で、ゆず胡椒と一緒に頂く絶品のステーキです。
中でも「生ラムのフィレ肉」はテンダーロインと呼ばれる、一頭の羊からたった2本しか取れない希少部位を使用したお肉で、羊の部位のなかでも一番高級なテンダーロインは旨みが濃縮されており、非常に人気の高いメニューとなっているそうです。
スープカレー GARAKU
北海道の名物グルメ「スープカレー」の専門店であるGARAKUは、都内にも進出している人気店です。豚骨や鶏肉、あめ色になるまで炒めたたまねぎや香草、完熟トマトなどの約30種類の具材を使用して手間ひまをかけて作ったスープに、21種類のスパイスをブレンドしたGARAKU秘伝のスパイスと和風だしを絶妙に融合させたスープカレーはまさに絶品で、たくさん入ったお肉や野菜などの具材もぺろりと食べられてしまうほど美味しいそうです。
上富良野ラベンダーポークの豚しゃぶや、炙り生ラムなど北海道ならではの食材を使用したメニューもあり、様々なトッピングや辛さも選ぶことができるので、自分だけのお気に入りのスープカレーを選ぶことができます。