モエレ沼公園ってどんなところ?
モエレ沼公園は札幌の東区にある大規模な公園で、札幌市の打ち出した「環状グリーンベルト構想」の1つとして2005年にグランドオープンしました。環状グリーンベルト構想とは、札幌の市街地を自然豊かな緑で包み込もうという計画のこと。現在の札幌は街中に緑が溢れていますが、それもこのグリーンベルト構想が関わっているのです。
このモエレ沼公園は、ただの公園ではなく「自然」と「アート」が融合している点で他の公園とは大きく異なります。公園の主な設計は彫刻家のイサム・ノグチが手がけ、園内の各所にはユニークなアート作品が展示されているのが特徴。
モエレ沼公園の壮大な敷地の中に、ポツンと置かれたアート作品たちには少し違和感を覚えるかもしれません。ただこの「違和感」こそが、モエレ沼公園ならではの面白さだと言えるでしょう。
さらにモエレ沼公園は、ゴミ処理場の跡地を利用していることや、雪を活用した冷房システムを導入していることなど、環境への配慮がなされている点も魅力です。「自然」「アート」「環境」の3つの側面からアプローチするモエレ沼公園は、観光客はもちろん地元民にも愛され続けているスポットなのです。
モエレ沼公園がただの公園ではなく、現在のようなアートと融合した形になった経緯は1988年まで遡ります。モエレ沼公園がまだゴミ処理場として利用されていた頃、そこに訪れた彫刻家のイサム・ノグチは、ゴミの舞い散る現場に大きなショックを受けました。
そこでどうにかこの土地を再生できないかと考え「人間が傷つけた土地をアートで再生する」をモットーに、モエレ沼公園の建設事業は始まったのです。
イサム・ノグチの「公園全体が1つの彫刻作品とするように」をスローガンに、日を追うごとに園内にはアート作品が増えるように。2005年、最後に手がけられた「海の噴水」の完成とともに、モエレ沼公園は無事にグランドオープンしました。
現在公園内には、9つのアート作品の他に屋外ステージやスポーツが完備されています。これらの施設はどれも自然にマッチしたユニークなデザインが面白く、札幌市のテーマである「環境と文化」をそのまま表現しているとも言われているのです。
普段はあまり混雑していないモエレ沼公園ですが、イベント時期には多くの人々が訪れます。年間を通して数多くのイベントが開催されるため、札幌市民にとっては馴染み深いスポットだと言えるでしょう。特に夏に開催されるモエレ沼芸術花火大会は、花火、音楽、照明に加え自然が融合する壮大なイベント。札幌市内でも、最大級の盛り上がりをみせます。
さらに秋の涼しくなる頃には、マラソンや自転車ロードレースなどのスポーツ競技が開催されるのも特徴。モエレ沼公園は敷地面積が約188.8ヘクタールと相当広いため、スポーツの大会を開くにはピッタリです。
その他にも春の花観察大会やサクラツアー、冬のホワイトクリスマスなど、モエレ沼公園では四季のイベントが数多くおこなわれます。1年中いつ訪れても楽しめるため、道外からの観光客にとっては訪れやすいスポットだと言えるでしょう。
見どころ
点在するアート作品を巡る
モエレ沼公園に訪れたなら、必ず目に入るのが敷地内に散らばるユニークなアート作品たち。これらの作品を無視しては、モエレ沼公園を楽しむことはできません。アート作品は1つ1つの距離が離れているため、冬期以外の時期はレンタサイクルを利用して回るのがおすすめです。
モエレ沼公園で有名な作品の1つに、テトラマウンドがあります。テトラマウンドは、3本の円柱が互いに支え合うように置かれた展示物で、高さ13m横65mとかなりの大きさです。作品を形成する3本の円柱は、光の当たり具合によって表面が輝く仕様が特徴。青々とした芝生とキラキラ輝くテトラマウンドの組み合わせは、モエレ沼公園の平和な空気を感じさせてくれます。
すぐ横には広場があり、そこではよくイベントが開催され賑わいをみせます。近くにはプレイマウンテンやミュージックシェルなど他の人気作品もあるので、テトラマウンドの近くへ訪れた際には複数のオブジェを合せて見学すると良いでしょう。
桜の木が1,900本植えられたサクラの森は、春になるとたくさんのお花見客で盛り上がりをみせます。その桜の咲き誇る中にひっそりと存在する遊具たちは、小さな子供たちから大人気のアート作品です。
サクラの森に置かれた遊具たちは、すべて身長90cmの子供の背丈に合わせて作られたもの。設計を手がけたイサム・ノグチによると「大人の世界ではなく、背丈90cmの人間が走り回る世界」を想定して作ったそうです。そのため通常の公園にある遊具と比べて、どれも小さなサイズで可愛らしい見た目をしています。
子供たちに人気の遊具は、下水管で作られた「プレイスカルプチャー」、ピラミッドの形をした「オクテトラ」、そして円錐型の「スライドマウンテン」の3つ。これらの遊具は、普通の遊具と違いどのように使えば良いのかわからないユニークな形をしています。
ただそれも設計者の狙いで、子供の想像力に任せるためあえて使い方がわからない形状に設計したのです。このサクラの森は、子供はもちろん大人も童心に帰れるどこか懐かしいエリアだと言えます。
3つ目に紹介するのが、モエレ沼公園を代表する作品とも言える海の噴水です。海の噴水は、モエレ沼公園にある作品の中でも1番最後に作られました。そのためモエレ沼公園を作った関係者にとっては、感慨深い作品だと言えるでしょう。
噴水は直径48mにも及ぶ大きなもので、水しぶきは高さ25mまで上がります。水しぶきが上がった後、うねりながら水面が引いていく様子は圧巻の迫力。この水しぶきが上がってから引くまでの流れは、海の嵐を表現していると言われています。
この海の噴水はただ水しぶきを上げるだけでなく、1日3~4回ほどショートプログラムとロングプログラムに分かれているのが特徴です。残念ながら冬期はおこなわれませんが、夏の暑い時期に見る噴水のパフォーマンスは涼しげで爽快感があります。日が暮れてからは噴水がライトアップされ美しい姿に変わるため、夜にモエレ沼公園へ訪れるのならぜひ見逃さないようにしましょう。
この他にもモエレ沼公園には、多彩な彫刻作品があちこちに置かれています。それぞれの作品に何らかのメッセージが込められているため、そういった設計者の想いに触れながら作品を1つ1つ見ていくと面白いかもしれません。
四季折々の自然を堪能する
アートが有名なモエレ沼公園ですが、季節ごとに美しい自然の景色が楽しめる自然スポットとしても人気を集めています。季節によってまったく雰囲気が異なるため、できることならシーズンごとに足を運びたいところ。
たとえば春であれば、モエレ沼公園は札幌屈指のお花見スポットとして市民からの注目を集めます。特に「サクラの森」と呼ばれるエリアは、1,900本の桜の木が生える花見の名所。ユニークな形をした遊具もあり、小さな子供連れでお花見をするにはピッタリです。
さらに5月には、「サクラツアー」という樹木管理サポーターの人々が桜の咲く森を案内してくれるイベントが開催されこちらも人気を集めます。団体や複数人でワイワイと桜を見たい人は、ぜひこのサクラツアーに参加してみると良いかもしれません。
またこの春の時期は、冬には見られなかった鳥たちにも出会うことができるのが魅力です。春のモエレ沼公園では、うららかな空気を感じながら桜と鳥たちを眺めてはいかがでしょうか。
夏の終わり、そして秋の始まりにおこなわれるモエレ沼芸術花火大会は、札幌でも最大級のイベントでしょう。この花火大会が終わってから徐々に始まる紅葉散策も、モエレ沼公園では外せないイベントだと言えます。モエレ沼公園の紅葉は種類豊富で、銀杏や紅葉などカラフルな色合いを楽しめるのが特徴です。エリアによって紅葉の色が異なるため、ぐるりと園内を散策してみると良いでしょう。
紅葉をじっくり見るなら、モエレ山に登ってみるのもおすすめです。モエレ山の山頂からは、公園全体の紅葉を一気に見ることができます。山の上から見るグラデーションの紅葉は、間近で見るのとはまた違った美しさが感じられるはず。
またこの時期にはウォーキングイベントがよく開催され、ガイドと一緒に紅葉狩りを楽しむこともできます。秋の札幌は暑い夏が過ぎ去り最も過ごしやすい時期ですので、モエレ沼公園のウォーキングでは気持ちの良い風を感じることができるでしょう。
札幌は雪が積もる土地のため、冬になると利用できない屋外施設が増えるのが少し難点。しかしそんな中、モエレ沼公園は冬でも遊べるスポットとして市民から重宝されています。冬のモエレ沼公園は、その他の季節とはまったく違った楽しみ方ができるためぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
まず冬のモエレ沼公園に訪れるなら、ウィンタースポーツに挑戦するのがおすすめです。雪の積もったモエレ山ではスキーやソリができ、標高が低いことから初心者でも十分に楽しめます。ソリや歩きスキー、長靴などを一通りレンタルできるため、遠方からの観光客でも軽い荷物で済ませられるのが嬉しいポイントです。
また例年開催されるソリ大会は、参加者が仮装して挑むなどかなりの盛り上がりを見せるのが面白いポイント。冬のモエレ沼公園は、雪が積もる札幌ならではの遊びができる北海道らしいスポットだと言えるでしょう。
ガラスのピラミッド内を散策する
ガラスのピラミッドは、モエレ沼公園を象徴する建築物だと言っても過言ではありません。数あるアート作品の中でも知名度が高く、公園の拠点場所としても利用されます。ガラスのピラミッドは「HIDAMARI」という名前が付けられ、2003年に開館しました。
建物に使われているガラスは外の環境が反映される仕組みで、青々とした晴天の日には美しい空が、雪の日には寒々とした空がガラスに映し出されるのです。建物の中にいながらも、空や周囲の自然と一体化した気持ちになれるのがこのガラスのピラミッドの面白さでしょう。
ガラスのピラミッドは、よく見るとピラミッド型の三角錐ではないことがわかります。見る角度によって印象が異なるため、1度建物の周りを1周してみると面白いかもしれません。
入り口すぐ近くの館内案内掲示板を見ると、この建物が1階から3階まであることがわかります。館内は1階がレストランと天井にかけて吹き抜けになったアトリウム、そして3階がイサム・ノグチのギャラリーという構成です。床や壁は全体的に白で統一され、アトリウムには余計なものが一切置かれていないシンプルな内装。白い床にガラス窓から光が差し込み、平和な空気が流れます。
1階から3階までは吹き抜けで開放感があり、あまり大きな建物でないにもかかわらず窮屈さを感じさせません。ガラスのピラミッドへ訪れたら、まずはこのデザイン性の高さに注目してみると良いでしょう。ただ椅子に座り、外の景色を眺めているだけで癒されるはず。
また階段あるいはエレベーターで屋上へ行けば、モエレ沼公園の自然を一望することもできます。館内と屋上のそれぞれにベンチが置かれているため、公園散策に疲れた際の休憩スポットとして利用するのもおすすめです。
館内にはいくつか観光客向けの施設があるため、訪れた際はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。まずレストランの「L’enfant qui rêve(ランファン・キ・レーヴ)」ですが、ここでは地元で採れた食材を使ったフレンチ料理を提供しています。
さらに「panier(パニエ)」というテイクアウトショップでは、ランチボックスやおにぎりセットなどピクニックにピッタリのメニューを購入することが可能。モエレ沼公園周辺は飲食店が少ないため、ここで腹ごしらえをすると良いでしょう。
また館内のショップではモエレ沼公園の限定グッズを購入でき、アートが有名なモエレ沼公園らしいデザイン性の高いインテリアグッズやファッション用品が手に入ります。イサム・ノグチの関連書籍も販売されているため、アートに興味のある人にとっては面白く感じるかもしれません。
イサム・ノグチに関してより深く知りたい人は、3階のギャラリーに足を運んでみてください。ここではモエレ沼公園の設計からイサム・ノグチ本人の功績など、ざっくばらんに知ることができます。ガラスのピラミッド「HIDAMARI」は目で見て楽しめるのはもちろん、食事やショッピングもできるモエレ沼公園の拠点場所だと言えるでしょう。
モエレ山から街を一望する
モエレ山は、モエレ沼公園で最も大きい造形物です。この山は人工的に作られたもので、不燃ゴミや土を積み上げることによって生まれました。高さ62.4mと低いため、山登り初心者でも軽々と山頂まで登れるでしょう。
ぐるぐると回りながらなだらかな道を通るコースと、一直線にまっすぐ登るコースが計5つあり、どのコースを通るにしても麓から山頂までは10分程度で辿り着きます。モエレ山は標高が高くはありませんが、頂上が展望台になっていて街を一望できる絶景スポットとしても人気です。
展望台の幅は2,004cmで、これは2004年がイサム・ノグチの生誕100周年で完成年だということが関係しています。せっかくモエレ沼公園に訪れたなら、このモエレ山頂上からの景色も一緒に楽しんではいかがでしょうか。札幌ドームや石狩湾など、札幌の街を構成する数々の施設や自然を目にすることができます。
昼のモエレ山からは札幌の景色が一望できますが、あえて夜に訪れてみるのもおすすめです。あまり知られてはいませんが、モエレ山は夜景がよく見えることから、札幌の夜景スポットとしても密かに注目を集めています。通常夜景スポットといえば、JRタワーやテレビ塔など入場料金を取られる施設が多いもの。しかしモエレ山は、無料で札幌の夜景を堪能できるのが魅力です。
360度街を見渡すことができ、特に西の方角に見える丘珠(おかだま)空港の光はキラキラと幻想的な美しさを見せてくれます。夜景を見にモエレ山へ訪れる人はまだまだ少ないため、他の夜景スポットより混雑しない点が魅力でしょう。ただ夜間は足下が暗いため、山に登る際は注意を払う必要があります。
モエレ山の他に、さらにもう1つ「プレイマウンテン」という山があります。プレイマウンテンは高さ30mとモエレ山よりさらに低く、小さなお子様を連れて山登りをするにはピッタリの高さです。モエレ山よりも高さは低いものの、山頂からは札幌市内を一望することができます。
プレイマウンテンは石段が99段あり、その見た目は古代ピラミッドのよう。この独特の雰囲気は、モエレ沼公園の芸術的な雰囲気をより強めている効果があります。石段は登っているだけでワクワクするようなデザインですので、ぜひモエレ山に加えてこのプレイマウンテンも登ってみてはいかがでしょうか。
その他にもモエレ沼公園では、ガラスのピラミッド屋上が見晴らしの良い絶景スポットとして人気を集めています。モエレ沼公園に訪れた際は、園内を散策しつつこういった絶景スポットにも立ち寄ってみると良いかもしれません。
公園内のランチスポット
レストラン L’enfant qui rêve(ランファン・キ・レーヴ)
ランファン・キ・レーヴは、モエレ沼公園の名物スポット「ガラスのピラミッド」内で営業中です。地元の食材を使ったフランス料理は、新鮮で体に優しいヘルシーさが魅力。店内からはモエレ山の壮大な景色を眺めることができ、美味しい食事と美しい景色の両方を楽しめます。
ガラス張りのお店は高級感があり、記念日のディナーなど大切な日に訪れるのにピッタリでしょう。ただ冬期は休業のため、訪れる時期には気をつける必要があります。
テイクアウトショップ panier(パニエ)
パニエは、ランチボックスやおにぎりセット、カレーライスなどの料理をテイクアウトできるお店。お店の中ではなく、公園の芝生の上でピクニックをしたい人におすすめです。夏期には北海道のミルクを使ったソフトクリームが販売され、小さなお子様から大人まで幅広い客層からの人気を集めます。
パニエもランファン・キ・レーヴ同様に冬期休業のため、4月から11月の時期に訪れるようにしましょう。
モエレ沼公園のイベント情報
さっぽろキャンドルナイト
さっぽろキャンドルナイトは、夏至に合わせて開かれる夏のイベントの1つ。ガラスのピラミッドの電気を消灯し、キャンドルを灯す穏やかな催し物です。暗闇の中でゆらゆら揺れるキャンドルの灯りは、穏やかでどこか落ち着く空間を作りあげます。
モエレ沼芸術花火大会
モエレ沼芸術花火大会は、札幌夏の風物詩とも言えるイベントで、毎年9月の始め頃に開催されます。花火に合わせて流れる音楽は、懐かしの名曲から流行の曲まで、あらゆる年齢層に対応するのが特徴です。
打ち上げ花火には3D演出がなされ、立体感のある花火を見ることができます。モエレ沼公園の広い敷地を利用したこの花火大会では、他の花火大会にはないダイナミックな光景に出会えるでしょう。
モエレのホワイトクリスマス
モエレ沼公園では、クリスマス時期になるとコンサートが開催されます。札幌から著名な音楽家たちが集まるこのコンサートは、クリスマス気分をたっぷり味わえるイベント。ジャズやクラシックなど、おしゃれでクリスマスらしい演奏を聴くことができます。
またこの時期にはガラスのピラミッドの前庭がキャンドルで照らされ、より一層ロマンティックな雰囲気を醸し出すのも魅力です。
おすすめの周辺スポット
モエレ沼公園から車で10分圏内でいけるランチ
とんかつ家族
とんかつ家族は、モエレ沼公園からも近い評判のとんかつ屋。ここでは備長炭で揚げた、カラッとした衣が癖になるとんかつを味わえます。とんかつ定食だけでなく牡蠣フライ定食や海老フライ定食など、他の揚げ物メニューを頼むことも可能。
ランチには、ライス、味噌汁、キャベツがおかわりし放題で、モエレ沼公園で遊んでお腹を空かした後には嬉しいサービスです。
ビハニ 東苗穂店
東苗穂(ひがしなえぼ)のビハニでは、本格的なネパールカレーが堪能できます。ここではペーストタイプのカレーとスープカレーの2つから選べるため、札幌のご当地料理が食べたいならスープカレーを選ぶのがおすすめです。
香辛料がしっかりと効いたカレーは、日本のカレーとはまた違う本格的な味わい。ナンのおかわりが無料なのも、嬉しいポイントです。
さとらんど レストラン「はるにれ」
モエレ沼公園の隣にあるさとらんどは、農業を学び体験できるレジャー施設です。このさとらんど内にあるレストラン「はるにれ」では、北海道の食材を使った料理が味わえます。メニューは、ラーメンやカレー、定食など定番のメニューがほとんど。田園に囲まれた眺めの良いレストランでは、より一層料理が美味しく感じられるはずです。
モエレ沼公園と合わせて観光におすすめ
サッポロさとらんど
サッポロさとらんどは、モエレ沼公園の隣にある農業を体験できる施設です。ここでは野菜の収穫やバター作り体験など、ただ見るだけでなく実際に参加することができます。
また牧場では山羊や馬などの動物たちが生活し、えさやりをすることも可能です。収穫やえさやりは冬期にはおこなわれていませんが、冬期のサッポロさとらんどでは雪遊びができ小さな子供からの人気を集めます。
モエレ天然温泉 たまゆらの杜
モエレ天然温泉は、モエレ沼公園で思いっきり体を動かした後におすすめのスポットです。天然温泉の他にも露天風呂や電気風呂、遠赤外線塩サウナなど、疲れた体を癒してくれる効果があります。温泉以外にも岩盤浴やマッサージ室、レストランなど施設は豊富ですので、温泉に浸かった後はゆっくりと過ごすことが可能です。
サッポロビール博物館
モエレ沼公園から札幌の中心に戻る際、車を利用する人であればサッポロビール博物館を通過する人も多いでしょう。サッポロビール博物館は、札幌を代表する観光スポット。ここではビールの歴史を学べるだけでなく、実際に試飲をすることもできます。建物自体も趣があり見ているだけで面白いため、モエレ沼公園で遊んだ後は寄ってみると良いかもしれません。
アクセス情報
モエレ沼公園付近には電車が通っていないため、地下鉄とバスを乗り継ぐのが主流の交通手段です。
地下鉄東豊線「環状通東駅」からバスで行く場合
- 【東69】あいの里教育大駅行きバス乗車、モエレ沼公園東口にて下車
- 【東79】中沼小学校通行きバス乗車、モエレ沼公園東口にて下車
- 【東61(ビ61)】中沼小学校通行きバス乗車、モエレ沼公園西口にて下車(積雪時は利用不可)
地下鉄南北線「北34条駅」、地下鉄東豊線「新道東駅」からバスで行く場合
- 【東76】「中沼小学校通」行きバス乗車、モエレ沼公園西口にて下車(積雪時は利用不可)
よくある質問Q&A
公園を一周するのにどのくらい時間がかかりますか?
モエレ沼公園の外周は約3.75kmで、1周するのには徒歩で1時間半から2時間程度かかります。レンタサイクルを利用すれば、これよりも短時間で1周できるでしょう。公園内の道には傾斜がほとんどないため、体力のない人や小さなお子様連れでものんびりと歩きながら散策することができます。
冬期も通常通り開園していますか?
モエレ沼公園は年間を通して営業しているため、冬でも訪れて遊ぶことはできます。ただ海の噴水やモエレビーチなどは、夏期限定の施設のため冬期は利用ができないためご注意ください。冬のモエレ沼公園は、歩くスキーやソリ、スノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめるのが魅力です。
基本情報
モエレ沼公園
【入園時間】
- 東入口ゲート:7:00〜22:00(入園21:00まで)
- 西入口ゲート:7:00〜19:00
- 南入口ゲート:7:00〜19:00
【駐車場情報】
- P1(東側):4月13日から11月20日(7:00〜19:00)
- P2(中央):通年(7:00〜22:00)
- P3(南側):4月16日から11月20日(7:00〜19:00)
- P4(西側):4月20日から11月20日(7:00〜19:00)
- 南口駐車場:大規模イベント時のみ(7:00〜19:00)
駐車場は無料で利用できます。
【レンタサイクル情報】
冬期はレンタサイクルの利用ができないためご注意ください。営業期間・時間についてはこちらで確認してください。
【住所】北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
【問い合わせ先】モエレ沼公園ホームページはこちら