初めての函館観光はここ!定番スポット10選
函館山
函館を訪れた方にまず行ってほしいのが、ここ「函館山」です。函館市の南西の端にある函館山からは函館市と近郊を一望でき、ミシュランガイドブックで三つ星を獲得した「極上の夜景」を楽しむことができます。函館山は12の山々が連なってできており、牛が寝そべったような外観から「臥牛山(がぎゅうざん)」とも呼ばれています。山麓には登山ルートも整備されているので、山歩きも可能です。
ロープウェイがあるので、絶景をのんびりと楽しみながら山頂に行くことができます。山頂にはレストランやティーラウンジがあるので、景色を眺めながら美味しい料理を楽しむ贅沢な時間を過ごせます。夜景を見ながら食事できるのでデートスポットにも良さそうです。
ショップでは函館山でしか手に入らないオリジナルグッズをはじめ、北海道の銘菓などバラエティー豊かな商品が揃っているのでぜひ覗いてみてください。最近では函館山から見る夜景の中から「ハート」を見つけることができると想いが叶うという「函館夜景ハート伝説」が、話題になっています。
五稜郭公園(ごりょうかくこうえん)
星形の城郭「五稜郭公園」は国の特別史跡に指定されています。戊辰戦争最後の戦い、箱館戦争の舞台であり、榎本武揚や土方歳三達が率いる旧幕府軍の最後の砦となったことで知られています。2010年、郭内にあった江戸幕府の役所「箱館奉行所」が復元されました。
10年かけて約1万本の桜の木が寄贈・植樹され、現在では約1,600本が花を咲かせています。桜の散り際には堀の水面が花びらで覆いつくされる「花筏(はないかだ)」を見ることができ、開花時期とは違った趣で楽しむことができます。堀の外周は1,800mほどの遊歩道になっており、桜だけでなくツツジやスイレンなどの花々も目を楽しませてくれます。四季折々の美しい景色が楽しめるスポットです。
また、五稜郭公園を眼下に眺望できる「五稜郭タワー」はぜひ昇っていただきたいスポットです。107mの高さからは五稜郭の星形全体を見渡すことができます。天井と壁面がガラス張りの展望台1階は様々なイベントが開催されていて、2階部分ではジオラマやグラフィックで五稜郭の歴史を知ることができるようになっています。
湯の川温泉
「湯の川温泉」は、函館空港から車で約5分、路面電車でも気軽に行ける温泉地でそのアクセスの良さから多くの観光客が訪れる人気の観光地です。かつて「函館の奥座敷」とも呼ばれ、1453年に発見された湯が今日まで続いています。幕末には旧幕府軍の傷病兵も利用していたという歴史もあります。泉質は無色透明でさらりとした塩化物泉で、日量7,000トンの湯量を誇っています。
温泉街を散策すると歴史スポットや老舗の名店、人気カフェなど見どころがたくさんあります。松倉川や津軽海峡の風景も風情たっぷりです。医薬と温泉の神、大巳貴命(おおなむちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)をまつっている「湯倉神社」があり、樹齢350年のオンコの木も見どころのひとつです。無料開放された足湯もありますので、湯の川散策で疲れたら足湯で一息ついてみてはいかがでしょうか。
金森赤レンガ倉庫(かねもりあかれんがそうこ)
「金森赤レンガ倉庫」は、1909(明治42)年に建築されたベイエリアに建つ函館の代表的な観光地です。1988年にショッピングモール、イベントホール、ビアホールとして全面リニューアルしました。「函館ヒストリープラザ」「BAYはこだて」「金森洋物館」の3つのエリアに分かれていて、飲食店やお土産ショップなどが軒を連ねています。
「函館ヒストリープラザ」は明治の浪漫と新しい文化の雰囲気が楽しめ、レンガ造りの倉庫を当時の面影のまま利用しているガラスミュージアムショップ「函館浪漫館」などがあります。「BAYはこだて」はオルゴール専門店「函館オルゴール堂」や函館近海で獲れたイカの墨で染めた製品を販売している「シングラーズ」など個性的なショップが入っています。
「金森洋物館」にはヨーロッパの生活文化をテーマにしたショップが集まっていて、金森倉庫の形をしたパッケージのクッキーなどオリジナル商品が販売されているセレクトショップ「あおい森」や北海道内の銘菓が豊富に販売されている「セーラーズ・マーケット」や「プティト・フルール」などがあります。
はこだて自由市場
「はこだて自由市場」は飲食店の経営者や地元の料理人も仕入れに来るプロ御用達の市場で、鮮魚店や青果店など約40軒が立ち並んでいます。プロが仕入れに来るほどの品質の高さで、市民や観光客で賑わっているスポットです。とくに魚介類の豊富さには定評があるようです。
市内でも一軒しかないイカの専門店、創業60年余りの「富田鮮魚店」では、老舗のイカ専門店が目利きした新鮮な函館のイカを、その場で食べることができます。どのお店でも刺身などその場でお造りにしてもらえるので、市場内の休憩スペースで食べることができます。新鮮な魚介類を食べられるのは函館旅行の醍醐味ですね。全店舗が地方発送にも対応しているそうなので、お土産を送るのも良さそうです。
函館アリーナ
「函館アリーナ」は湯の川温泉近くにある、スポーツ大会やコンサート、催しなどを開催できる最大収容約5,000人規模の多目的施設です。2015年に開館しました。アリーナの他、スタジオ、トレーニングルームや未就学児のみ利用できるキッズルームなどがあります。
メインアリーナとサブアリーナの間にある1階ホールには、GLAYによるこけら落とし公演後、メンバーから函館市に送られたサイン入りギターなどが2016年から飾られています。ギターはHISASHIさん使用のモデルで、4人のサインが入っています。また、サイン入りのTシャツや4人のコメントが書かれた色紙も展示されています。
そのほか、小田和正など函館アリーナを訪れたアーティストゆかりの品も展示されているので、函館散策の途中に覗いてみてはいかがでしょうか。市電「函館アリーナ」電停下車、徒歩で約2分の近さです。
トラピスチヌ修道院
「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」は1898(明治31)年に日本初の女子観想修道院として創立されました。通称「天使園」とも呼ばれています。函館山と中心市街地を挟んで対面している高台にあります。1927年に現在の聖堂が再建され、前庭や売店併設の資料室の見学をすることができます。
半円アーチの窓やレンガの外壁など、ゴシックとロマネスクが混在するデザインが印象的な建物です。こちらで販売されている、添加物を一切使用せずに作られた素朴な味わいのマダレナケーキやクッキーがお土産に人気となっています。また、毎年クリスマスには一般公募により聖堂でのミサに参加することが可能です。
立待岬(たちまちみさき)
「立待岬」は津軽海峡に面し、函館山の南東に突き出ている断崖絶壁の岬です。その海抜は約30mにもなり、快晴の日には津軽海峡を一望する絶景の景色を楽しむことができるスポットです。夜はイカ釣りの漁火を間近に眺めることができ、ロマンティックな雰囲気です。かつて、異国船を監視する要所であり、明治時代には函館要塞の背後を防御する要塞が築かれていました。
広場の一角には北海道の花であるハマナスがたくさん植えられている「はななす公園」が整備されていて、夏には香りのいいピンク色のハマナスの花が咲きほこります。夏季限定ですが「はまなす」という売店も営業しています。岬の手前には与謝野寛・晶子の歌碑が建てられています。市電「谷地頭」電停より徒歩約15分で行くことができます。
元町公園(もとまちこうえん)
「元町公園」は1982年に開園した洋風公園で、園内には現在元町観光案内所として活用されている「旧北海道庁函館支庁庁舎」や「旧開拓使函館支庁書籍庫」などの文化財建造物が点在しています。この函館の歴史が凝縮された元町公園からは函館港を一望できるので、函館の散策に疲れたら絶景を眺めながら休憩するのにオススメのスポットです。
この元町公園は函館が「はこだて」と呼ばれるようになった由来の場所でもあります。室町時代、元町公園のペリー提督来航記念碑のある広場付近に箱型の館を建てたことから、「箱館」の名がついたそうです。初夏にはバラが咲き誇る名所としても知られており、たくさんの人々が訪れています。
旧支庁庁舎の横には、私財を投げうって都市形成に貢献した函館の「四天王」、今井市右衛門、平田文右衛門、渡辺熊四郎、平塚時蔵の像が建っています。
函館朝市
函館駅から徒歩1分という近さにあり、約250店舗が軒を連ねている「函館朝市」は、函館観光では外せない定番のスポットです。海産物をはじめ、野菜や果物、お菓子や珍味まで函館のありとあらゆる味覚が集合しています。終戦直後に近隣町村の農家が果物や野菜を持ち込んで函館駅前で立ち売りしていたのがルーツとなり、規模の拡大に伴って1956年に現在地に移転しました。
路面店の集まっている朝市大通り、朝市仲通り、巴通りのほかに、どんぶり横丁市場やえきに市場、函館朝市ひろばといった施設があります。500円で味わえる丼が人気の「えきに市場」では、活いか釣りを楽しめる釣り堀もあります。函館ならではの体験は良い思い出になりそうです。
約20店舗が軒を連ねる「どんぶり横丁市場」は新鮮な魚介類が味わえるお店のほかにも市内有名ラーメン店などがあり、観光客に人気です。函館特産のイカを手早くさばいて提供するイカ刺しやイカソーメンを味わえるお店もありますよ。冬期間や悪天候でも屋内でゆっくりできるスポットです。
ちょっと知的な旅!函館の歴史体感スポット7選
青函連絡船記念館摩周丸(せいかんれんらくせんきねんかんましゅうまる)
かつて北海道と本州を隔てる津軽海峡で就航していた青函連絡船「摩周丸」を利用した博物館船です。1988(昭和63)年に青函トンネルが開業したのに伴い青函連絡船は惜しまれつつ廃止されましたが、濃い青色の船体が特徴の「摩周丸」は資料展示と船内見学のできる観光名所として生まれ変わりました。JR函館駅近くの岸壁に係留していて、往年の姿を懐かしむ人々が訪れています。
その高性能ぶりから「海の新幹線」とも呼ばれていた摩周丸の館内は操舵室、無線通信室などが現役当時のままの形で残されているので、港町・函館の歴史に触れることができます。元船長など乗務員によるガイドツアーが無料で行われています。ガイドツアーは3日前までの予約が必要です。
函館市北方民族資料館
「函館市北方民族資料館」は、1926年に建設された旧日本銀行函館支店の建物を活用した資料館です。館内ではアイヌ民族をはじめとする北方民族の衣装や生活用品が展示されています。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2011」で一つ星を獲得しています。
館内は7つの展示室と展示ホールに分かれていて、展示ホールには幕末から明治初めにかけてのアイヌの生活が描かれた「アイヌ風俗12カ月屛風」や可愛らしいコロポックルが飾られています。、また、展示室の6・7は旧日本銀行函館支店の応接室や支店長室を活用しているので、壁側のタイルなどで当時の雰囲気を感じることができます。
アイヌ民族の伝統的な楽器ムックリ「口琴(こうきん)」の製作・演奏体験や、伝統的文様の切り紙細工体験なども開催されているので、楽しみながら歴史を体感できるスポットです。開館時間は4~10月は9:00〜19:00、11~3月は9:00〜17:00となっており、入場料は一般300円、学生・生徒・児童は150円となっています。
函館八幡宮
谷地頭から坂を上ってすぐの場所にある「函館八幡宮」は1445(文安2)年に創建され、1880(明治13)年に現在の場所へ移りました。境内は函館山の樹林に囲まれ、津軽海峡を見下ろす絶景を見ることができます。開拓・航海・漁業の守り神とされていて、地元の人々からは「八幡さん」の愛称で呼ばれています。また、ここで開催される「函館八幡宮例大祭」は函館の夏の風物詩になっています。
1918(大正7)年に完成した現在の社殿は「聖帝八棟造り」と言われる本殿、幣殿、拝殿が連続した形式で、ゆるやかに曲線を描いて広がる堂々とした屋根の造りが素晴らしいと評判です。
市立函館博物館
「市立函館博物館」は、緑豊かな函館公園内にある総合博物館です。自然科学から美術工芸や考古学、歴史、民俗に関する多数の資料が収蔵・展示されています。その歴史は古く、1879(明治12)年に開拓使函館仮博物場(旧函館博物館一号)が開場したことに始まり、日本の地方博物館の先駆け的存在とも言われ、現存する全国最古の博物館として保存されています。その後、1966年に市立函館博物館本館が総合博物館として開館し今に至ります。
館内では縄文時代から現代までの函館の歴史について学ぶことができ、国指定重要文化財であり日本最大量を誇る中世の「志海苔(しのり)古銭」や開拓使函館仮博物場内で使用されていた日本最古の展示ケースなど貴重なものも多数展示されています。常設展示は何度でも観覧を楽しめるよう年に数回入れ替えられ、企画展ではその年のタイムリーな話題に合わせて企画展示を行われています。
開館時間は4~10月は9:00〜16:30、11~3月は9:00〜16:00で入場料は一般100円、小学生~大学生50円となっています。
函館護國神社
函館山ロープウェイ山麓駅近くにある「函館護国神社」は、1869(明治2)年に箱館戦争で殉職された政府軍の兵士をまつる招魂社として創建されました。現在では、縁結びの宮としても知られています。社殿は1942(昭和17)年に造営され、流れるようなカーブを描いた屋根が特徴的な旧内務省制定の護国神社様式です。
函館山を背にした緑の芝生では、夏場になるとキタキツネの親子が遊んでいる姿が見られることもあるようです。毎年5月にある例大祭では、雅楽や舞楽、松前神楽が上演されています。
実行寺(じつぎょうじ)
「実行寺」は1700年代半ばの創建とされる日蓮宗の寺院です。箱館開港後にはロシア領事館としても利用されていました。現在の建物は1918(大正7)年に建てられており、境内には「日仏親善函館発祥記念碑」などの碑が多数あります。
史実の舞台にもなっていて、1854年には来航したペリー一行の写真班の宿舎として利用され、1855年フランスの軍艦シビル号が入港した際には疾病を患う水兵の養生所にも使われていました。バス停「称名寺通」 下車、歩いて4分の場所にあります。
称名寺(しょうみょうじ)
1644年に創建された「称名寺」は1881年に現在地に移りました。市内においては高龍寺に次ぐ歴史の深さで、歴史のさまざまな場面に登場するお寺です。箱館奉行交代の際には仮本陣、開港当初にはイギリスやフランスの仮領事館、箱館戦争の際には新選組残党の屯所が置かれていました。境内には初代箱館館主・河野政通の供養碑、新選組副長の土方歳三とその隊士の供養碑など偉人の墓碑がずらりと並んでいます。
宝物室には北海道内最古の板碑であり、道指定有形文化財「貞治の碑」や函館山七福神のひとつである「毘沙門天」、市指定有形文化財である「円空仏」などが展示されていて、無料で見学することができます。初夏になると境内に咲き誇るアジサイの花も見どころです。
函館市のフォトジェニックスポット4選
函館ハリストス正教会
「函館ハリストス正教会」は、日本初のロシア正教会聖堂です。函館を代表する歴史的建造物で、白壁と緑色の屋根のコントラストが特徴的です。現存する聖堂は1916年に建てられ、1983年に国の重要文化財に指定されました。美しい音色を奏でる鐘があり、市民からは「ガンガン寺」の愛称で親しまれています。その鐘の音は「日本の音風景100選」にも認定されています。
レンガ造りの建物の壁は白色の漆喰塗仕上げ、屋根には緑色の銅板が用いられています。屋上には冠型のクーポル(ドーム状の小塔)が6つあって、それぞれに十字架が添えられています。正面玄関の上にそびえる八角形の鐘塔に取り付けられている鐘は現在5代目となり、毎週末に1回あたり3~5分間にわたり美しい鐘の音を鳴り響かせています。
函館市旧イギリス領事館
1913年に建てられ、1934年まで領事館として使用されていた「函館市旧イギリス領事館」は、1992年に改装して開港記念館として一般開放され、その後2009年に体験型展示に重きを置いて全面リニューアルされました。3代目領事リチャード・ユースデンが使用していた当時を再現した領事執務館と家族居室では調度品に触れたり、椅子の腰を掛けたりすることができます。
開港ミュージアムではペリー来航から開港するまでの歴史を学べたり、木樽のスコープで動画を見ることができます。開港記念ホールにある、ペリーのたどった航路や世界地図がダイナミックに描かれたカーペットも見どころです。「函館ハイカラスクエア」では開港当時の町並みに自分の顔を映し出して、一風変わった記念写真を収めることもできます。
1階のティールームでは本場イギリスの紅茶や焼き菓子などが用意され、「クィーンズメモリー」では英国雑貨を購入することができます。中庭には60種153株のバラ園があるので、雰囲気たっぷりの写真が撮れそうですね。
カトリック元町教会
「カトリック元町教会」は1859年に創建され、1923年に現在の建物が再建されました。元町の代表的風景である教会群の一角を占めています。12世紀のゴシック建築様式が用いられており、高くそびえる尖った屋根の大鐘楼が特徴的です。横浜と長崎に建立するカトリック教会と並んで、国内では最も古い歴史を持っています。
聖堂内の中央祭壇、副祭壇や両壁にある14景の十字架の道行きはローマ教皇ベネディクト15世から贈られたものです。また、聖堂の裏には高さ1.5mの聖母マリア像をまつる「ルルドの洞窟」では毎年5月と10月に信者が祈りをささげています。
函館聖ヨハネ教会
「函館聖ヨハネ教会」は、1874年に宣教活動を始めた英国聖公会の教会として、道内の先駆けとなりました。1878年に最初の教会が建造され、現在の聖堂は1979年に完成しました。中世期におけるヨーロッパの教会にならった工法が用いられた近代的なデザインで、四面の白壁に十字架をあしらい、茶色の十字架をした屋根が印象的な建物です。
教会に隣接している牧師館は2006年に新築され、その趣深い造りは異国情緒漂う函館の町並みに馴染んでいます。函館市都市景観賞を受賞しており、見どころの一つです。
函館市で疲れを癒す!ヒーリングスポット2選
函館市熱帯植物園
「函館市亜熱帯植物園」は湯の川温泉街の一角にある「サル山温泉」で有名なスポットです。多角形の園内では約300種3,000本の熱帯植物が生い茂り、12月から5月頃までは温泉に浸かるサルの姿を見ることができます。サル山の向かいに入園者は自由に利用できる屋根付きの足湯があるので、寒いときには温まりながら休憩ができます。
ガラス張りの「温室」は冬でもあたたかく過ごせ、タイミングがあえば収穫された果実類をふるまわれることもあるようです。また、砂場やバッテリーカーなど幼児向け遊具も充実しています。
水無海浜温泉(みずなしかいひんおんせん)
函館市恵山岬にある「水無海浜温泉」は、全国でも珍しい海辺の天然露天風呂です。恵山火山の熱源により温泉が海岸に湧き出して、海の中に湯舟があるダイナミックな温泉は癒されること間違いなしのスポットです。太平洋と一体化しているので、潮の満ち引きで入浴可能時間が変わりますのでご注意ください。また、オープンな環境なので水着は必須アイテムです。男女別の脱衣所はあるようです。
異国情緒あふれるベイエリアでショッピングスポット2選
はこだて海鮮市場本店
「はこだて海鮮市場本店」は、観光名所のベイエリアにあるお土産専門店です。新鮮な海産物のほかに北海道内の名産品など約2,000品が並んでいます。市電「十字街」電停から歩いて約5分というアクセスの良さも魅力です。店内は通路も広く、段差のないバリアフリーになっているのでゆっくりと買い物を楽しめます。車いすやベビーカーでも安心ですね。
屋台風の休憩コーナーでは軽食類が手ごろな価格で味わえます。ホタテやつぶ、いかのゴロゴロ焼きなど目の前で焼いてもらえるので、焼き立てを味わえますよ。
はこだて明治館
「はこだて明治館」は、1911年に建てられた函館郵便局を利用した複合商業施設です。観光スポットのベイエリアの開港通りに面していて、市電「十字街」電停から歩いて5分ほどで行くことができます。ガラス製品やワイン、雑貨やスイーツなど多種多様なみやげ店が揃っており、「手作りオルゴール工房」や「サンドブラスト体験工房」では世界に一つだけのオリジナル工芸品を作る体験ができます。
また、「函館和洋モダン貸衣裳館はこだて明治館店」では約10分で本格的な和装やドレスなどを着付けしてもらうことができます。女性の衣装は400着以上もあるそうです。選ぶのも楽しそうですが、衣装のまま外出することができるので、異国情緒あふれるベイエリアでフォトジェニックな写真を撮影するのも楽しそうですね。
函館グルメといえば!グルメスポット5選
ひかりの屋台大門横丁
「ひかりの屋台大門横丁」は、函館駅前の繁華街にある屋台村です。居酒屋をはじめ、寿司やかに料理、天ぷらなどの和食のほか、韓国料理やジンギスカンなど様々な味を楽しめるお店が26店舗あります。
カウンター席のみの小さなお店が多いので、一人でも気軽に入ることができ、お店の方やお客さん同士でコミュニケーションができるそうです。ガイドブックに載っていないようなとっておきの観光情報を仕入れられるかもしれませんね。
千秋庵(せんしゅうあん)総本家宝来町本店
函館「千秋庵総本家宝来町本店」は、1860年に創業した老舗菓子店です。秋田藩士だった初代店主が開港で賑わう函館で菓子売りを始めたのが始まりで、“千秋”とは現秋田市の中心部の呼称で、故郷を懐かしみ屋号としたそうです。店内には大正時代から使われている大きな壁掛け時計や昭和初期に作成された店周辺の地図などがあり、伝統的な雰囲気を感じられます。
大正時代から受け継がれている「どらやき」や昭和の初めから作られている「元祖山親爺」など歴史あるお菓子が人気です。和菓子だけでなく、創業150年を記念して作られた「函館フィナンシェ」や「函館林檎パイ」など洋菓子も販売されています。店内には腰掛けられるスペースもあるので、その場でお菓子を味わうこともできます。
ラッキーピエロ ベイエリア本店
函館発、ご当地ハンバーガーレストランといえば「ラッキーピエロ」です。ラキピ、ラッピとも呼ばれる人気のレストランで、ご当地バーガーランキング(註:日経PLUS1)で堂々の1位を獲得したこともある全国でも注目のお店です。
こちらのお店の魅力は何と言ってもワンダーランドのような楽しい雰囲気です。カラフルな看板が出迎えてくれて、17店舗のそれぞれが違ったテーマを持った個性あふれる作りになっています。ちなみに、観光地の多いベイエリアにあるこちらのお店のテーマは「森の中のメリーゴーランド」となっていて、ブランコの席や木馬があり、森の中にいるような雰囲気です。
もちろん雰囲気だけでなく、ハンバーガーの美味しさも人気の1つです。注文を受けてから作り始める「オーダーメイドシステム」なので、できたて熱々の状態で味わえます。王道メニューの「チャイニーズチキンバーガー」の他にも、店ごとにユニークなハンバーガーがあるので、それぞれのお店をはしごしてみるのも楽しそうです。ラッキーピエロオリジナル商品も販売されていますよ。
アンジェリックヴォヤージュ
「アンジェリックヴォヤージュ」は函館山のふもとにある、小さくて可愛らしいお菓子屋さんです。こだわりの素材で丁寧に作られた看板商品の生トリュフ「ショコラヴォヤージュ」をはじめ、すべてのお菓子にエピソードや紹介文が書かれていて、生産者と店主のこだわりを感じられます。
こちらでぜひ味わっていただきたいのが、賞味期限30分という、スペシャルなクレープです。賞味期限30分なので、お店を訪れた人だけしか味わえないクレープをぜひ味わってみてください。
五島軒本店(ごとうけんほんてん)
「五島軒本店」は、1879年に創業した老舗洋食レストランです。ロシア料理、パンの店として創業し、その後西洋料理店として地元の人々に親しまれてきました。本店旧館は異国情緒あふれるレトロな建物で、国登録の有形文化財になっています。
「五島軒といえばカレー」という評判もあるほど、伝統の味のカレーが人気で、「イギリス風ビーフカレー」や「インド風チキンカレー」「リッチ鴨カレー」など多彩なカレーが味わえます。薬味もらっきょう、福神漬けのほかにピーナッツやオニオンスライスなどいろいろあるので、好みのトッピングで食べるとより楽しめそうです。なお、ディナータイムはフレンチフルコースのみの予約受付です。