日光市でおすすめの定番観光スポット9選
日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)
日光東照宮は、1617(元和3)年に徳川初代将軍である徳川家康公を御祭神にまつった由緒正しい神社です。家康は、幼少より苦労を重ねながら戦国乱世を平定し、幕藩体制を確立しました。そして、世の中に秩序と組織を形成し、学問を勧め産業を興し、江戸時代260年間にわたる平和と文化の礎を築き、近代日本の発展に多大な貢献をした人物としてとても有名です。
現在の社殿群は、そのほとんどが鎮座から20年後の1636(寛永13)年に建て替えられたものです。陽明門(国宝)など55棟の社殿群は1999(平成11)年に「世界文化遺産」に登録されています。境内の特徴は、自然の地形を生かした参道や階段を用い、バランス良く配置された社殿群が厳かな宗教的空間をつくりだしていることにあるそうです。さらに建物には、漆や極彩色がほどこされており、柱などには数多くの彫刻が飾られていますが、これらは単なるデザインではなく、信仰形態や学問・思想があらわされていると言われています。
境内には「石鳥居」「五重塔」「神厩舎・三猿」など、たくさんの見どころがありますが、特に日本を代表する最も美しい門として有名な「陽明門(ようめいもん)」は国宝にも指定されており、はずせない見どころとなっています。
輪王寺(りんおうじ)
本堂(三仏堂)・大猷院(たいゆういん)・中禅寺(ちゅうぜんじ)・慈眼堂(じげんどう)・常行堂(じょうぎょうじ)・大護摩堂(おおごまどう)・四本龍寺(しほんりゅうじ)等のお堂や本坊の他、さらに15の支院を統合してできていて、その全体を指して「輪王寺」と総称します。輪王寺の境内地は大きく分けて、標高約630mの「山内」(さんない)と、「いろは坂」を登った標高約1,300mの「奥日光」の2ヶ所となります。
関東の一大霊場として栄える日光山に境内が広がる輪王寺は、明治の頃から東照宮・二荒山神社とともに参詣所とされていて、それぞれの境内は、いつもたくさんの参拝者で賑わっています。また、日光山の総本堂である「三仏堂」は重要文化財に、徳川三代将軍「家光」をまつる霊廟(れいびょう)である「大猷院」は国宝に指定されているなど、輪王寺には歴史的に貴重な建造物が数々あります。
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)
古くから、標高2,486mの霊峰二荒山を神の鎮まりたまう御山として尊崇(そんすう)したことから、御山を御神体山として仰ぐ神社で、日光の氏神様でもあります。御祭神は二荒山大神(ふたらやまのおおかみ)がまつられており、境内は、日光国立公園の中枢をなす日光連山をはじめとして、3,400ヘクタールにもおよぶ広大な御神域を有しています。
「中宮祠」には「男体山大蛇御神像」という黄金の大蛇の像がまつられていて、金運にご利益があると言われています。また、日光連山には「男体山奥宮」「太郎山神社」「志津宮」「赤薙山神社」「女峰山神社」「大・小真名子山神社」が点在しています。
本社(日光市山内周辺)には「滝尾神社」「神橋(しんきょう)」「本社」「本宮神社」「北野神社」「滝尾高徳水神社」があり、その中でも「神橋」は日光の表玄関とも謳われ、重要文化財に指定されています。
華厳ノ滝(けごんのたき)
四十八滝といわれるくらい滝が多い日光周辺で、最も有名とも言えるのが日本三大名瀑にも数えられている「華厳ノ滝」です。中禅寺湖の水が、高さ97mの岸壁を一気に落下する壮大で迫力のある滝で、自然が作り出す雄大さと、華麗な造形美の両方を楽しむことができる人気の観光スポットです。
エレベーターで行ける観爆台からは、まぢかで迫力満点の滝つぼを見ることができます。水しぶきが弾ける豪快な姿は、まさに圧巻です。5月には美しい新緑、6月にはたくさんのイワツバメが滝周辺を飛び回り、1月から2月にかけては十二滝と呼ばれる細い小滝が凍るため滝全体がブルーアイスに彩られるなど、四季折々に違った景色を堪能することができるそうです。
湯西川温泉(ゆにしがわおんせん)
湯西川温泉は壇ノ浦の合戦に敗れて逃れてきた平家落人が、河原に湧き出る温泉を見つけ傷を癒したと伝えられている歴史の古い温泉です。温泉地名の由来となった湯西川の渓谷沿いに、旅館や民家が立ち並んでいます。湯量豊かな温泉を楽しめるだけでなく、川魚や山の幸、野鳥・鹿・熊・山椒魚の珍味などの四季を感じる地元料理や、みそべら等を囲炉裏でじっくり焼いて頂く落人料理などを心ゆくまで堪能することができます。
1月下旬から3月中旬には「かまくら祭」が開催され、河川敷に約1,200ものかまくらが作られ、ろうそくの明かりが灯る週末の夜は特に幻想的な風景を望むことができるそうです。
春から夏には青々とした美しい新緑、秋は色とりどりの紅葉、冬は雪景色にかまくらと、四季折々の風景を楽しむことができるおすすめのスポットです。
江戸ワンダーランド日光江戸村
「日光といえば」の定番レジャースポット「江戸ワンダーランド日光江戸村」は、江戸時代をテーマにしたテーマパークです。関所をくぐり街道をすすむと、宿場町やにぎやかな商屋街などの風情あふれる町並みが広がります。それだけではなく、ちょんまげを結った江戸人たちがあちこちを歩いていて、江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
芝居小屋をはしごしたり、江戸の職業を体験してみたり、忍者や弓道体験など様々な楽しみ方をすることができます。「変身処 時空」では、侍や町人、殿様や花魁などの様々な江戸人へ変身することができます。江戸人になりきって、身も心も江戸時代を楽しんでみてはいかがでしょうか。
東武ワールドスクウェア
東武ワールドスクウェアでは、47の世界遺産を含む、世界の有名建築物102点が1/25サイズの縮尺でリアルに再現されています。国会議事堂、ギリシャのパルテノン神殿、アメリカの自由の女神やホワイトハウスなど、一日で世界一周旅行をした気分が楽しめます。
また、園内には身長7㎝の小さな住人が14万人住んでいます。ビルのショーウインドウにマリリン・モンロー風のマネキンがいたり、コロッセオの近くでは「ローマの休日」の撮影が行われていて、そして万里の長城には三蔵法師の一行、日本の夏祭りには寅さん風のバナナの叩き売りなど、個性的な住人がたくさん住んでいるそうです。そんな小さな住人を探してみるのも楽しみのひとつとしておすすめです。
園内には撮影スポットのサインが点在しています。ここに立って矢印の方向を向くと、素晴らしい景色を望むことができるそうです。プロのカメラマンになった気分で、園内をまわりながらとっておきの世界一周写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)
鬼怒川温泉は江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたといわれる由緒正しき温泉です。明治以降に一般開放されてからは、多くの観光客が訪れるようになり、鬼怒川渓谷沿いにはたくさんの旅館やホテルが建ち並ぶ関東有数の大型温泉地として発展しました。お湯は神経痛や疲労回復、健康増進に効くというアルカリ性単純温泉で、肌にも優しい軟らかな泉質です。
鬼怒川の渓谷を挟んだ温泉街からは、美しい絶景を見下ろした客室や豊富な湯量を持つ温泉旅館などがたくさん立ち並んでいます。北側の川治温泉とともに「傷は川治、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と称されたと言われ、そのお湯の良さにリピーターが多数いるそうです。魅力的なレジャー施設なども多く、夏はファミリーやグループ客でにぎわいます。
周辺には日光江戸村や東武ワールドスクウェアなどの観光スポットも点在しているので、あわせて訪れるのもおすすめです。
奥日光湯元温泉
788(延暦7)年に日光山輪王寺を建立した勝道上人が発見し、それ以来湯治場として長い間親しまれてきた湯元温泉は、森と湖に抱かれた静かな温泉街です。硫化水素型の単純硫黄泉で泉温は49.3~78.9度ほど有り、中性~弱酸性です。日本で4番目に濃い硫黄温泉といわれ、乳白で肌ざわりの良いお湯が評判となっています。源泉のお湯の色はエメラルドグリーンですが、地上で空気に触れることにより乳白色に変わって行くそうです。
また、日光山輪王寺別院の温泉寺にも温泉を引き、誰でも入浴できるというめずらしい温泉で人気のスポットとなっています。
四季折々の楽しみ方のできる湯元温泉ですが、特に冬は雪景色を眺めながら入浴できる「雪見露天風呂」や、日本夜景遺産「ライトアップ夜景遺産」に認定された「雪灯里」などを楽しむことができるのでおすすめです。
日光市で遊べるレジャースポット5選
とりっくあーとぴあ日光
「とりっくあーとぴあ日光」は、全天候型のトリックアートテーマパークです。見て、触れて、写真を撮って遊べる美術館で、館内には目の錯覚を利用した様々な仕掛けがいっぱいあります。人間の目の錯覚を利用した「立体的に見える絵画」や「見る角度によって印象が変化する作品」など、平面(二次元)のものを立体(三次元)的に描き表す手法を使った不思議なアートを楽しむことができます。
館内にはテーマ別に作品が展示されていて、「檻のない動物園」や「水のない水族館」などでは、動物や魚が飛び出してきたかのような臨場感あふれる写真を撮ることができます。屋外にも「恋人の聖地」モニュメントやトリックアートモニュメント「空を描く絵筆」など、見どころがたくさんあります。
ただ見るだけではなく、ポージングをして面白い写真を撮ることもできるので、小さな子供から大人まで楽しむことができます。また「VRお化け屋敷」や「謎解きゲーム」などのイベントも開催されているそうです。
光徳牧場
光徳牧場は日光国立公園内に位置する、広さ約3万平方メートルの牧場です。大自然に囲まれた牧場には牛や馬が放牧され、のんびりとした牧歌的な風景を楽しむことができます。また、絞りたての牛乳や濃厚なアイスクリームが好評で、遠方から訪れる観光客もいるそうです。
牧場内にある散策路沿いには、周囲約300mと小さいながらも美しい沼「光徳沼」がひっそりとたたずんでいます。新緑の時期や紅葉の時期など、四季の移ろいを感じながらのんびりと牧場の景色を楽しんで散策してみてはいかがでしょうか。
近くには「戦場ヶ原」や「湯ノ湖」などの観光スポット、日帰り入浴が可能な「光徳温泉」などもありますので、合わせて訪れるのもおすすめです。
日光ストロベリーパーク
日光ストロベリーパークでは、とちおとめ・紅ほっぺなど・やよいひめなどのメジャーな品種や、話題の新品種「スカイベリー」など、様々な種類のいちご狩りを体験することができます。30分食べ放題で、練乳は無料となっています。
「とちおとめ」は栃木で生まれた甘いいちごで、形の良さ・色の鮮やかさはもちろん、粒が大きくて果肉がやわらかい、とってもジューシーないちごです。「紅ほっぺ」は甘みと酸味のバランスに優れ、果肉がやや固くしっかりとした食感が特色です。「やよいひめ」は上品な薄紅色が特徴で、しっかりした果肉は甘みと酸味のバランスが良く日持ちもいいいちごだそうです。「スカイベリー」は2011年に生まれた新品種で、ボリューム感と瑞々しさが特色。栃木の「いちご研究所」が育て上げた、最上級のプレミアムいちごと言われています。
霧降高原(きりふりこうげん)
霧降高原は赤薙山(あかなぎさん)の斜面に広がる、標高約1,200mの高原地帯で、周辺にはレストランや宿泊施設、カップルやファミリーで楽しめるレジャー施設なども充実しています。年間を通して豊かな自然を堪能できる霧降高原は高山植物の宝庫で、ニッコウキスゲの群生地として知られています。
霧降高原にある「日光霧降高原チロリン村」では、日光の天然氷に地元産のとちおとめやブルーベリーなどの手作りシロップを使った評判の日光天然カキ氷を楽しめるほか、エアーガンやアーチェリー、エアーライフル、パターゴルフなど大自然の中でレジャーを満喫することができます。
また、霧降隠れ三滝の「丁字ヶ滝」「玉簾の滝」「マックラ滝」など、見どころがたくさんあります。
さかなと森の観察園
「さかなと森の観察園」は、中禅寺湖のほとりにある水産研究・教育機構の広報施設です。研究所の敷地の一部が公開されており、河川や湖沼などにすむ「さけ・ます類」について学ぶことができるそうです。園内では、幻のさかなと言われる「イトウ」や、中禅寺湖にしかいない「レイクトラウト」を始め、様々な種類のさけ・ますの仲間や、チョウザメなどを観察することができます。
園内にある「おさかな情報館」は、海洋や水産、さかなの生態などについて楽しく遊びながら学べる施設として、小・中学生たちに好評のスポットとなっています。他にも数々の研究成果を解説するパネルや、宮内省時代の古文書、魚の写真や標本などを展示している「資料館」や、冷たい水の中を泳ぐ魚と直接ふれあえるタッチプール「ふれあい体験小屋」などが設置されています。
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自然あふれる日光市の絶景スポット5選
竜頭ノ滝(りゅうずのたき)
「竜頭ノ滝」は、日光三名瀑の一つとされる奥日光を代表する滝です。男体山の噴火によってできた溶岩の上を、210mにわたって流れ落ちる滝で、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流爆です。滝つぼの近くが大きな岩によって二分されており、その様子が竜の頭に似ていることからこの名がついたといわれているそうです。
5月~6月は赤紫色のトウゴクミツバツツジが咲き誇り、新緑に映えて美しい光景を望むことができます。また、9月下旬ごろからは紅葉の名所として人気の観光スポットとなっており、モミジやシナノキなどで様々な色に彩られた美しい景観が楽しめます。
龍王峡(りゅうおうきょう)
2,200万年ほど前の海底火山の活動によって噴出した火山岩が、鬼怒川の水の流れによって徐々に侵食され、現在のような景観になったといわれるのがこの「龍王峡」です。龍がのたうつ姿を思わせるような迫力のある大景観は、山間の温泉地である川治温泉と鬼怒川温泉の間に渡り、約3kmにもなるそうです。
ハイキングコースも整備されており、「自然探究路」はさまざまな色や形の岩々、千変万化の景観、動植物との出会いなどが楽しめる、虹見の滝から川治温泉露天風呂までの全長6km、およそ3時間の散策コースとなっています。四季折々の龍王峡の景色を楽しみながら、のんびりとハイキングをすれば心身ともにリラックスできること間違いありません。
戦場ヶ原(せんじょうがはら)
「戦場ヶ原」はこの地が中禅寺湖をめぐって、赤城山の神と男体山の神が争った「戦場」だった、という神話が名前の由来といわれています。400ヘクタールの広大な面積を誇る戦場ヶ原は、かつて湖であったものが湿原化したものだそうです。2時間ほどで歩けるハイキングコースなどもあり、湿原をぐるりと囲むように自然研究路が整備されています。
約350種類にも及ぶ植物が自生し、たくさんの野鳥が見られることでも有名で、男体山を背景に広大な湿原を見渡せる絶景の展望ポイントが各所に設置されていて、四季折々の変化に富んだ壮大な自然を体感することができます。一年を通して楽しめる、ワタスゲやホザキシモツケは6月中旬~8月上旬に見頃を迎え、9月下旬~10月上旬には草紅葉を楽しむことができます。
湯滝(ゆだき)
湯滝は湯ノ湖の南端にある高さ70m、長さ110mの滝で、湯川をせき止めて湯ノ湖をつくった三岳溶岩流の岩壁を湖水が勢い良く流れ落ちます。滝壺に降りることができ、その近くにある観爆台からは迫力ある姿を眺めることができるそうです。戦場ヶ原から北上するハイキングコースの途中にあるので、戦場ヶ原を訪れた際はぜひ足を運びたいスポットです。
湯滝の周辺には「湯滝レストハウス」があり、囲炉裏で焼いた新鮮な鮎と美味しいお団子などを楽しむことができます。また、うどんやおそば、定食などを頂くことができるお食事処もあり、ハイキングの休憩や、バードウォッチングや写真撮影の拠点として利用することができます。
憾満ヶ淵(かんまんがふち)
憾満ヶ淵は男体山から噴出した溶岩によってできた荒々しい流れを見せる大谷川の小渓谷です。 川岸にたくさんの巨岩がある憾満ヶ淵は古来より不動明王が現れる霊場である景勝地として伝えられており、その不動明王の真言(しんごん)の最後の句「かんまん」を唱えるように川の流れが響くことからその名がついたといわれています。
南岸には化地蔵(ばけじぞう)とよばれる約70体の地蔵群があり、数えるたびに数が違うといういわれからその名がついたそうです。また上流の絶壁には「弘法大師の投筆」と呼ばれるスポットがあり、弘法大師が筆を投げて彫りつけたという伝説のある「かんまん」の梵字(ぼんじ)が刻まれています。地蔵群の対岸には春の美しい新緑に始まり秋の色とりどりの紅葉、そしてたくさん並んだ地蔵たちが雪をかぶるまで、四季折々の美しい風光を楽しむことができる「日光植物園」があります。
日光市で歴史を学べる観光スポット2選
平家の里
平家落人の伝説の地として古くから伝えられてきた湯西川温泉にある「平家の里」は、多くの秘話や伝説に満ちた落人たちの生きざまや生活様式を、後世に永く保存継承する拠点として復元された施設です。「種々伝えどころ」エリアにある郷土文化伝習館では、湯西川地方に古くから伝わる伝統芸能や民話などの伝承が行われています。「調度営みどころ」エリアには民芸品加工所があり、木杓子作りの道具や機織機、山の生活用具など当時の生活をうかがい知ることができる道具などが展示されています。
また「よろず贖(あがない)どころ」エリアには甘味処があり、「栃もち」や「おしるこ」などの甘味のほかに、香りのいい「そばがき」など、平家落人自慢の味を頂くことができます。お土産処では湯西川で生産された新鮮な農産物や山菜加工品などを購入することができます。
古河掛水倶楽部(ふるかわかけみずくらぶ)
1875(明治8)年創業の古河鉱業が足尾銅山の隆盛期に、銅山を訪れる華族(日本の貴族階級)や政府高官を招いて、接待や宿泊などに使用した迎賓館です。大正初期に改築された古河掛水倶楽部の建物は、外観は洋風で、内部は和洋それぞれの様式を用いた木造建築となっています。館内には大正13年製の歴史あるピアノや、国産第1号のビリヤード台などが展示されており、当時の華やかな様子をうかがい知ることができます。
また、昔の電話を体験することができる日本初の民間電話「銅山電話のミニ資料館」も公開しており、貴重な明治・大正・昭和期の銅山電話設備の展示を見学することができます。
スピリチュアルを体感できるパワースポット2選
滝尾(たきのお)神社
二荒山神社本社の西に約1kmのところにある「滝尾神社」は、子授け・安産の神様として知られる二荒山神社の別宮です。二荒山神社の主祭神である、大己貴命(おおなむちのみこと)の妃神(きしん)・田心姫命(たごりひめのみこと)がまつられています。本殿裏には「三本杉」の巨木が立っており、石鳥居や石灯籠を建てて石柵を巡らした一画があります。田心姫命の降臨したところとして伝えられており、神聖な雰囲気がただよっているそうです。
また滝尾神社に伝わる「運試しの鳥居」と言われる神事は、鳥居の小さな穴に石を3回投げひとつでも穴を通ったら良いことがあるといわれているそうです。他にも笹に願を込めると縁が結ばれるといわれている「縁結びの笹」や、子宝に恵まれ安産になるという「子種石」などのご利益スポットも人気となっています。
中禅寺(ちゅうぜんじ)
中禅寺は、世界遺産である「日光山輪王寺」の別院で、784(延暦3)年に日光開山「勝道上人(しょうどうしょうにん)」によって建立されました。ご本尊である「十一面千手観音菩薩」は国の重要文化財に指定されており、勝道上人が中禅寺湖上に見た千手観音の姿を桂の立木に彫ったと伝えられているそうです。子年の方を一生お守りする仏様とされる「十一面千手観音菩薩」は諸願成就の御利益があると言われており、諸々の願い事を成就してくださるそうです。
また、不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王が安置された御祈祷の道場である「五大堂」からは中禅寺湖を望む景色を見られるそうで、心をふるわせるほどの絶景と言われています。
中禅寺の参道をまっすぐ進んだ先の右手には「身代わり瘤(みがわりのこぶ)」があります。大きな木の地面から1mくらいのところに、大きな「瘤」があり、悪いところや痛いところを触ってから瘤に触れると、身代わりになってくれると伝えられているそうです。
日光市おすすめグルメスポット6選
手打そばうどん 旭屋食堂
東武日光駅前、JR日光駅からも徒歩3分という利便性の良い立地の「旭屋食堂」では、美味しい手打ちそばやうどんを食べることができます。また、日光名物の「ゆば料理」も手軽に食べられるため、日光観光に訪れた観光客にも人気のお店となっています。
人気はこのお店発祥の「元祖湯波らーめん」で、10数種の具材をゆばで巻き、蒸して揚げた特製のゆばを2本のせたボリューム有る一品だそうです。他にも香辛料たっぷりの特製カレーライスなども頂くことができます。2階が食事処となっており、1階は土産物店になっているので、お食事ついでに日光土産を買うこともできておすすめです。
珈茶話(かしわ)
日光市今市にある「珈茶話」は、リクエストに応じて作ってくれるラテアート「デコラテ」がSNSでも人気となっています。3Dの立体的な動物や似顔絵など、様々なリクエストに応えてくれるそうです。公式HPにはデコラテ作品を使った「デコラテしりとり」も掲載されており、バリエーションの豊かさと画力にびっくりすること間違いありません。
四代目氷屋徳次郎「日光天然の氷」を使用したかき氷は、別添えの自家製シロップをかけて頂けるほか、リキュールをかける「オトナカキ氷」を楽しむこともできます。また、食材から製法までこだわり抜いた「日光山フレンチトースト」は数量限定の大人気メニューとなっています。
揚げゆばまんじゅうのさかえや 東武日光駅前店
日光駅前にある「さかえや」では、日光名物のゆばを揚げまんじゅうで頂くことができます。1958(昭和33)年に創業されたさかえやの自家製オリジナル商品である「揚げゆばまんじゅう」は、日光名物のゆばと厳選された豆乳を練りこんだ「日光ゆばまんじゅう」に、衣をつけてカラっと油で揚げた、まんじゅうの甘みと衣のサクサク感がマッチしてたまらない美味しさが人気です。黒糖を使用した「黒糖揚げゆばまんじゅう」も並んで人気の商品となっています。
食べ歩きにぴったりな揚げゆばまんじゅうのほかに、日光天然の氷を使用したカキ氷も提供されており、日光観光の際は散策のお供にうってつけのグルメスポットとなっています。
コーヒーハウス ユーコン
コーヒーハウス「ユーコン」は、中禅寺金谷ホテルから徒歩3分ほどにある、ログハウス風のコーヒーハウスです。奥日光へのドライブの際にとても利便性の良い立地となっており、観光に訪れた人などで賑わう人気店です。
大正時代(初期)のレシピを基に再現された、レトロな味わいのカレー「百年カレー」をビーフやチキン、鴨などのバリエーション豊かな食材で楽しむことができます。また、「若鶏と木の子クリームシチュー ユーコン風」はカンパーニュをくりぬいた器にたっぷりとクリームシチューが注がれており、目でも楽しめるメニューとなっています。
他にも大きめのクロワッサンにスモークサーモンとクリームチーズを贅沢にサンドしたカナディアンサンドや、那須豚のジャンボン・ド・パリとチーズのサンドをバジルソースで頂くサンドイッチなど、こだわりの喫茶店メニューを、美味しいコーヒーや紅茶とともに堪能することができます。
日光珈琲・御用邸通
「日光珈琲」は豊かな香り漂う自家焙煎スペシャリティコーヒーと、日光連山から湧き出る豊かな水に恵まれた土壌で育った、新鮮な地元食材を使用したお食事を楽しむことができるカフェです。趣のあるたたずまいの日光珈琲では、コーヒーの香りに包まれた落ち着ける店内でゆったりとした時間を過ごすことができます。
県内に数店舗展開している人気店で、オリジナルブレンドの深い味わいが楽しめるコーヒーの他、日光の天然氷を使用したカキ氷や、黒カリー、オムライスなどの美味しい喫茶メニューを味わうことができます。
シックで大正ロマンあふれるお店は、写真映えも抜群で観光に訪れた際は是非訪れてみて頂きたいおすすめスポットです。
明治の館
明治の時代の息吹を今に伝える石造りの洋館レストランである「明治の館」は、蓄音機を日本に初めて紹介したアメリカの貿易商F.W.ホーンの別荘として閑静な日光不動苑に建造されました。文明開化が織りなした気品溢れる空間で明治の時代が作り上げた極上の洋食を楽しむことができます。
一番人気は「オムレツライス」で、ケチャップ味の濃厚なチキンライスにふんわりトロリとした卵、手間ひまをかけて作られたデミグラスソースがたっぷりかけられていて、絶妙な美味しさだそうです。また、ハンバーグやビーフシチューなどのライスに良く合う肉料理や、鱒のムニエルや帆立のバターソテーなどの魚料理も充実しているほか、日光名物のゆばを使ったサラダや日光まいたけのバター炒めなど、日光ならではのメニューも味わうことができます。