
日光の滝などを眺める日帰り旅
栃木日光の滝などを眺める日帰り旅
栃木県日光市は、世界文化遺産に認定されたエリアがあり、近年は外国人の観光客も多くなりました。 今回は、東武日光駅もしくは日光駅から、徒歩圏内の日帰り旅を御提案いたします。日光市は水が豊富なことから、滝の数が48もあり、観光名所にもなっています。 御紹介した滝すべてを1日でまわることはできませんが、「今日はここへ行こう」、「次回はあそこへ行こう」という感覚で御笑覧いただければ幸いです。 なお、鉄道のダイヤ、運賃、料金などにつきましては、市販の時刻表、もしくはJR東日本、東武鉄道のホームページで御確認ください。
1929年10月1日に開業し、海抜538メートル地点に所在しています。今では“日光、世界文化遺産の玄関口”となっています。 現在の駅舎は、1979年に日光線全線開業50周年を記念し、山小屋をイメージした三角屋根の建物に改築。1999年、「関東の駅百選」に選定されました。 次からはオススメの列車を中心に、御案内いたします。
臨時快速
毎年ゴールデンウィークと紅葉の季節に運行し、急行〈りょうもう〉で活躍していた1800系(赤い電車)を起用されています。乗車券のみで利用できるため、乗客から好評を得ています。 2014年度の下りは春日部―東武日光間と下今市―東武日光間、上りは東武日光―浅草間で運転されています。
特急スペーシア〈けごん〉、臨時特急〈スペーシア日光〉
特急スペーシアは、JRのグリーン車に匹敵する快適な座席、気兼ねなく過ごせる個室席があります。特急料金と個室料金は平日用と休日用の2種類があります。 特急スペーシアの運転本数は、浅草―鬼怒川温泉間の〈きぬ〉、新宿―鬼怒川温泉間の〈スペーシアきぬがわ〉が多く、東武日光方面へは、途中の下今市で各駅停車に乗り換えです。 臨時特急〈スペーシア日光〉は、新宿―東武日光間を結ぶ列車で、多客期のみの運転です。
特急〈日光〉
新宿―東武日光間を結ぶ列車です。座席のシートピッチを広くとり、向かい合せにしても、快適にくつろげます。このほか、2号車を除く各車両に大型荷物置き場(ベビーカーやゴルフバックなどに対応)、3~5号車にパウダーコーナー、2号車に多目的室(授乳、おむつ替え、着替えなどに対応)があります。 なお、新宿―鬼怒川温泉間の特急〈きぬがわ〉、八王子―東武日光間の臨時特急〈はちおうじ日光〉もあります。
臨時特急〈きりふり〉
浅草―東武日光間を土休に運転。車内設備(リクライニングしない座席、トイレがあっても洗面所なしなど)や性能がほかの特急より劣るので、特急料金を安く設定されているのが特徴です。
臨時特急〈スカイツリートレイン〉
おもに土休運転の列車です。座席の頭上に展望窓を設け、流れる車窓を別の角度からでも満喫できます。この列車の東武日光行きはありませんが、東武日光17時36分発の浅草行きはあります。 座席は、車窓を満喫できるペアスイート(2人掛け)、一般席ともいえるシングル(1人掛け)とツイン(2人掛け)があります。
快速〈AIZUマウントエクスプレス号〉
おもに鬼怒川温泉―会津若松間を結ぶ列車です。1日1往復は、東武日光―会津若松間の運転なので、鬼怒川温泉などへ向かう場合、下今市で乗り換える必要はありません。 写真の赤い車両は、リクライニングシートを装備し、特急なみの居住性が特徴。普通乗車券のみで利用できます。
東京スカイツリータウン2周年記念樹
ホームの中庭に「東京スカイツリータウン2周年記念樹」があります。木はヤオツツジで、2014年7月2日に植樹されました。今後の成長が楽しみですね。
東武日光駅前の水
東武日光駅前には、「日本一の水」と称する“ミネラルウォーター”があり、無料で利用できます。 暑い季節などは、カラのペットボトルを持参するといいでしょう。
JR東日本日光線の駅で、明治時代に建設された白亜の木造駅舎が特徴です。“今様(いまよう)”の東武日光駅と異なり、“古き良き風情”は、貫録があります。 1997年、東武日光駅よりも2年早く「関東の駅百選」に選定されました。 こちらも“日光、世界文化遺産の玄関口”です。
日光駅ホワイトルーム
日光駅の2階は、「日光駅ホワイトルーム」で、かつては1等車(現在のグランクラスに相当)の乗客専用待合室でした。 現在は多目的広場として開放されています。
東武バス日光営業所の歩道(JR東日本日光駅と東武鉄道東武日光のあいだ)に、『JR新宿・東武日光直通特急乗り入れ記念』のモニュメントがあります。 JR東日本と東武鉄道との特急列車による相互直通運転は、2006年3月18日にスタートしました。
神橋は北緯36度45分1.22秒、東経139度36分25.84秒に位置する木造の反り橋です。808年に完成した当初は、15年に1度架け替えられていました。 神橋は有料で渡ることができます。まれに一般客の受付を一時休止し、日光二荒山神社で結婚式を挙げる新郎新婦とその親族らがゆっくり歩き、新しい生活の門出を祝福します。
神橋交差点付近にあります。今から1200余年前に日光開山の祖勝道上人が、この地に清水を発見したもので、男体山(なんたいさん)系の湧き水です。以来、修験者が神仏に供えた霊水と伝えられ、“日本で、もっともおいしい水”として、定評があります。
三佛堂(さんぶつどう)の金剛桜は、樹齢は約500年。1936年12月16日、国の天然記念物の指定を受けました。
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若子(じゃっこ)神社の敷地内に、寂光の滝があります。高さ50メートル、幅6メートルで、「布引きの滝」「七滝」という別名を持ちます。弘仁11年(820年)に弘法大師空海がこの地を訪れ、滝尾(たきのお)神社(現・若子神社)を開き、寂光の滝で修行をしました。 寂光の滝の轟音は、涼しい風を与えてくれます。霧降の滝や華厳の滝に比べれば、規模は小さいものの、自然の澄んだ空気を吸い込んでみてはいかがでしょうか。
左右に滝があり、「Twin falls」といいたくなりますが、“ホンモノ”は右側です。ここは地下水から流れ落ちる滝もあり、見応えがあります。 大きな滝の中央には、お地蔵さんらしきものがあり、どのようにして設置したのかが気になるところ。まるで“滝の神”に映ります。流れ落ちる水でしばらく涼み、澄み切った音を聴きましょう。
夜鳴き石は公道の中央にあるので、ドライバー泣かせです。幅員が異なるため、進行方向左側は歩道、右側は車道に分離されています。
国道120号線花石町交差点付近にあります。 昔は蓮華石を含め、7つの大きな石がありました。子供がこの石で遊び姿が多かったことから、「お坊石」とも呼ばれ、“子供の守護神”として、長く親しまれたそうです。
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