クジラとフク(フグ)と瓦そば。海峡ゆめタワーとリトルプサンと巌流島
山口クジラとフク(フグ)と瓦そば。海峡ゆめタワーとリトルプサンと巌流島
まいど! 本州の最西端に位置する山口県下関市には、おもろいところがぎょうさんありまんねん。 例えば、リトルプサンって、どないでっしゃろ? 関西では、大阪府大阪市東成区、生野区にも韓国・朝鮮のまち「コリアタウン」があり、焼肉やチヂミ、トッポギなどを楽しむことができまんねやけど、下関にも韓国・朝鮮のまち「リトルプサン(コリアタウン)」がありまんねやて。 実際に、プサンとを結ぶ船があり、往来が頻繁のようでんな。 そんな下関では、関門海峡など海に面した場所に位置するさかい、山口県や近海で獲れた新鮮な魚介類を楽しむことのできるお店がぎょうさん並んでまんねん。 この中でも、おかもとさんや一善さんなんて、どないでっしゃろ? 普段では、味わうことができへんようなクジラやフグ(下関などでは、フクという方言)と出会うことができまんねん。 そんな美味しい海鮮料理に舌鼓しつつ、次におすすめしたいのは、山口県名物の瓦そば。 瓦そばっちゅう関西では聞きなれへん言葉やけど、それを追い求めてやってきたのは、一軒の居酒屋。 居酒屋で出された、初めて見る「瓦そば」に驚愕!? そんな下関界隈をご案内いたしまひょ!
西日本旅客鉄道山陽本線、九州旅客鉄道山陽本線の停車駅の一つ。 本州の最西端に位置する下関市内にあり、本州の瀬戸内海側を走る山陽本線と日本海沿岸を走る山陰本線、そして、本州と九州とを結ぶターミナル駅。 1901年、山陽鉄道に所属する馬関駅として開業。 駅名は、当時の市名で赤間関の略称「馬関」に由来。 九州と朝鮮半島との連絡を担う拠点となり、関門連絡船・関釜連絡船の発着駅となった。
歴史
1902年、下関駅に改称。 1902年、山陽鉄道が日本初の鉄道経営ホテル山陽ホテルの営業開始。 1905年、山陽鉄道が関釜連絡船(壱岐丸)を就航。 1911年、下関駅と小森江間で日本初の貨物専用鉄道連絡船の運行開始。 1912年、日本初の特別急行列車の運転開始。 1942年、関門トンネル開通。 駅舎は青色の三角屋根が特徴となった。 明治時代、列車の発車の際に使われていた大型の鈴「振鈴」を保管。
平家踊りの群像
京の都で権勢を誇った平家一門も源氏に追われ下関の壇之浦に辿りつく。 平家踊りは、この戦いで敗れた平家一門の供養の踊りに源を発した。 二上りの三味線と、高低二種類の勇壮な太鼓と空樽からなる囃子方をバックに、七七調を基本とした口説き節の音頭がリード。 踊りは、手を胸より上で交互に繰るような動きを基本としていることから「糸繰り式」と言われ、11拍子という奇数拍子で踊る点が特徴
フグ
下関駅がある下関の名物の一つにフグ(フク)があり、駅構内にはフグが飾られていた。
1977年、大丸(下関大丸)とダイエーを核店舗とする西日本最大の複合商業施設「シーモール下関」が誕生。 ダイエーは撤退し、跡地にはサンリブと専門店が入居する「シーモールest」が開業。
JR下関駅やその付近には多くの飲食店や雑貨店などが並んでいるが、中でも注目なのが、朝鮮半島の食材・雑貨を扱うコリアタウンがあるということ。 下関と釜山とは関釜フェリーで結ばれており、本場から取り寄せた飲食店や雑貨店が多く軒を連ねることから「リトル・プサン」とも呼ばれ、美味しい焼き肉店などを求めて、多くの人が訪れる人気観光地。 そのため、商店街内の一部店舗では韓国ウォン紙幣が使えるとか。
「リトル・プサン」との異名を持つ下関版のコリアタウンの街並みを眺めながらやってきたのは、新鮮な魚介類が豊富に楽しめるお店「おかもと」。 ここでは、新鮮な魚介類が店頭で販売されているだけでなく、店内で実際に食べることも可能。 早速、お店に入って、奥の飲食スペースに行くとしよう。
海鮮丼
1000円から味遭うことのできる海鮮丼には、エビやカニ、イカなどが所狭しと並ぶ。 新鮮な魚介類をいっぱい食べて、日本一の贅沢を楽しもう!
おかもと版の海鮮スペシャル「おかもと丼」
おかもと名物のおかもと丼には、これでもか!っちゅうぐらいの、魚・魚・魚が所狭しと並んでいる。 そんな丼の中には、イカ、タコ、エビ、カニ、イクラ、アジ、タイ、ブリ、白魚、サーモンなどが入って2500円。
刺身
くじらなどの下関名物がいっぱい詰まった刺身。
いかにも大衆食堂的な雰囲気漂う一善さん。 店先に並んだ看板のメニューには、クジラとの文字が。 一昔前まで、どこのお店でも味わうことのできたというクジラは、今や貴重な存在。 やっと、下関で出会えたクジラを求めて、早速お店の扉を開けてみる。
クジラと初めて出会えた感動を胸に。クジラカツ定食
ご飯に汁物、そして、小鉢が並んでいる中、メインのクジラは写真左上に。 クジラがカツとなったクジラカツ定食。 早速、味わってみましょう!
関西から遠く離れるたびに、何か珍しいもの・滅多に口にすることのできないような名物、特産物が食べたくなる。 下関では特に、フグ(地元ではフクと呼ばれている)やクジラが有名で、多くの店舗で提供されている。 また、実際の屋根瓦を使用して調理された瓦そばも名物で、多くの店舗で楽しむことができる。 そのうちの一つが、下関駅からすぐの場所に店舗を構える。
長州鶏の瓦焼き
山口県の一部として名高い長州の地名が由来となった長州鶏を使用した長州鶏の瓦焼き。 酒のつまみにちょうどいい長州鶏は地元名産で、瓦との相性も抜群。
瓦そば
山口県の名物といえば、瓦そば。 こちらも、長州鶏の瓦焼きと同様に実際の瓦の上に乗せられて出てきた。 つゆにつけて味わうそばも絶品。
くじらのたたき
ふぐもおすすめであるが、やっぱり、下関といえば、クジラ。 ここでは、クジラの竜田揚げもあるが、クジラ本来の姿を見ながら味わいたいと思い、注文したのは、くじらのたたき。 きちんと味付けされて出てきたくじらのたたきには、生臭さがまったくなく、後味もさっぱりしていた。
ゆずきちササワー・ハイボール
ビールに飽きてきたころに注文したのは、山口県長門産ゆずきちを使用した「ゆずきちササワー・ハイボール」。 ほろ酔い気分で味わうハイボールや肴で今宵の気分は最高潮に。
福岡名物焼きラーメン
最後の〆には炭水化物!? 福岡では焼きカレーや焼うどんが名物として知られているが、福岡名物焼きラーメンを味わうことにした。 焼うどんはうどんの麺を鉄板の上で焼き上げるので、焼うどんにはスープがないように、焼きラーメンにもスープというものが存在しなかったが、味はしっかり麺一本一本にしみ込んでいて、酔った舌も大満足となったようで。
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JR下関駅を降りるといろんな看板が並んでいる中、気になった文字が、「瓦そば」。 「え?瓦そばって何やねん?」。 そんな疑問から、瓦そばと出会うため、下関駅前のグリーンモール商店街、別名、リトルプサンと呼ばれるコリアタウンを歩いてみる。
瓦が熱いのでご注意ください?
やっと見つけました。 これが、瓦そばです。 ホンマに、一般住宅で目にするような屋根瓦の一枚がお皿となって、上に、焼き立てのそばが乗っている。 焼肉やステーキのお店で、「鉄板が熱いのでご注意ください」は聞いたことあるけれど、「瓦が熱いのでご注意ください」とは初めて聞いた。 何かと初めて尽くしの下関で、初めての瓦そばを口にする。 うまい!
下関を代表する名物の一つとして知られている海産物のフグ(フク)やくじら、瓦そばを中心とした料理を味わうことができる。
ふぐ
ふぐでは、ふぐ刺しをはじめ、唐揚、雑炊、ふくちりなどがある。
くじら
くじらでは、くじら刺身、ベーコン、竜田揚げなどがある。
瓦そば
瓦そばは一般住宅で目にするような屋根瓦の一枚がお皿となって、上に、焼き立てのそばが乗っている。
平安時代、源平合戦において、平家追討のため西国へ下った源義経が、武運の守護神・富士浅間神社の御祭神・大歳御祖大神に戦勝を祈願。 義経は平家が布陣する彦島を望む有明山(大歳山・円山)に富士の小松を植え、篝火を焚き、二日二夜の沐浴して潔斎を行い、祈念を込めた桑の弓矢をもって平知盛の率いる平家軍に開戦の矢文を放った。 平家軍は源範頼の軍勢と義経軍に敗れ、義経率いる源氏軍が勝利。 四軒の漁民が義経の祈願のありさまを畏敬して神祠を祀ったことが由来となった。 武運長久の神として親しまれるようになり、明治維新の際には奇兵隊旗揚げの軍旗を奉納。 1862年、大鳥居は白石正一郎が攘夷必勝を祈念して奉納した。
高杉晋作と奇兵隊の偉業を讃えるモニュメント「風の予言者 高杉晋作と奇兵隊」が建立。 高杉晋作を支える岩は奇兵隊士を表現。 高杉晋作がつかんでいるのは「幕末の風雲」。
イルミネーション
夜間になるとイルミネーションが出現。
「あの光は何やねん?」。 そんな不思議な光を探して、たどり着いた場所は、山口県国際総合センター。 ここでは、会議・展示施設があるとか。 通称は海峡メッセ下関。 海峡ゆめ広場に隣接する土地に建設された。 1996年、海峡ゆめタワーが開業。 海峡ゆめタワーは高さ153mの展望塔となっていて、地上143mの高さにある展望フロアからは、下関市内を一望できるとか。 また、西日本の自立型タワーの中では最も高いとか(ただし、超高層ビルを含めた展望室の高さを比較した場合、大阪市の梅田スカイビル空中庭園展望台が170mで西日本一)。
展望フロアから
展望フロアから下関市内を一望。 また、宮本武蔵と佐々木小次郎の 決闘で有名な巌流島も見渡すことができる。
展望フロアから
海峡ゆめタワーの近くには港があり、船が入港・出向する瞬間を見ることができる。
恋人の聖地
恋人の聖地として知られ、展望フロアの一角には、ハート型のイルミネーションが期間限定で展示されている。
レストランから
海峡ゆめタワー内にはレストランがあり、下関市内を一望しながらお食事を楽しむことができる。
長州鶏ステーキ
長州鶏は海や山に囲まれた山口県長門市近郊が産地。 長州鶏は放し飼い「平飼い」で飼育。 長州鶏は3種のハーブ(タイム、セージ、ローズマリー)が飼料にブレンドされているとか。
ゆめたん
海峡ゆめタワーで活躍するマスコットキャラクター。 性格は、明るく元気で、食いしん坊。 海峡ゆめタワーから見える関門海峡の景色と下関の街が好き。 「ゆめたん」はタワーを離れ色んな街にお出かけしているとか。 「ゆめたん」の丸い頭には、いろんな夢がつまっていて、いつも夢が叶うことを願っているため、出会った人は夢が叶うとの噂もあるとか。
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下関市を代表するターミナル駅の一つである下関駅から少し離れた場所にいくつもの飲食店や居酒屋などが立ち並ぶ繁華街が見えてくる。 店内は2階の奥にあり、まずは階段を上っていく。 扉を開けてみると、店内にはカウンター席やテーブル席、座敷があり楽しみ方も様々。 ここでは下関名物の刺身やふぐ、鉄板焼き、串ものなどを味わうことができ、地元の常連客を中心ににぎわっているとか。入店当時、店内は比較的に空いていたので、カウンター席に座り、アルコールと刺身を注文した。 カウンター席の目の前には厨房などがあり、店員さん数人との会話も弾む。
会話も弾む
アルコールと刺身を口にしながら、 「今日はどちらから?」 「関西から来てまんねん」 「関西のどのあたり?」 「生まれは大阪でんな」 「へー、大阪ですか」 数人の店員さんも大阪にゆかりがあるらしく、大阪など関西の話題を中心に盛り上がった。 たこ焼きと玉子焼き(明石焼き)の発祥の話から、大阪と広島のお好み焼きの話、方言(大阪府下でも船場言葉や摂津弁、河内弁、泉州弁があること)など。
下関名物
下関の名産の一つであるフグ(地元ではフク)の唐揚を食べながら。 さらには、兵庫県の瀬戸内海から日本海にかけての地域柄の話や京都の話など多岐にわたり、あっという間に時間が過ぎていきました。 このお店には初めて行きましたが、初めてでも十分に楽しめるアットホームのような雰囲気がここにはありました。
大正時代、天皇即位の記念として造園された。 現在、下関市内最古の公園として知られ、春には花見客でにぎわう。 山頂付近からは関門海峡を見渡すことができる。 また、園内には高杉晋作の備前焼の陶像が建立されている。 元々、1943年に銅製で建立されたが、戦時中の金属回収令に従い供出されたため、備前焼で再建された。 高杉晋作とは江戸時代に活躍した長州藩士の一人で、奇兵隊などを結成し、倒幕に向けて奮闘した。