那須温泉ってどんなところ?
那須温泉郷は、栃木県那須町の北西部にそびえる茶臼岳の山腹に散在する温泉群の総称です。那須連山の主峰・茶臼岳は、那須火山帯が最後に形成した山といわれ、標高は1,915m。栃木県唯一の活火山で、いまなお白い噴煙を上げながら、広大な山麓一帯に豊富な火山性温泉を自然湧出させています。
古代から温泉地としても知られ、開湯1,380年という共同浴場「鹿の湯」は、温泉街の象徴的な存在として今も入浴客でにぎわっています。また、通称「那須七湯」と呼ばれる効能・泉質が異なる7つの湯があります。隣接する那須塩原には、文人墨客にゆかりの深い塩原温泉郷もあります。
また、弓矢の名手として有名な那須与一ゆかりの場所でもあります。御用邸のあるロイヤルリゾートとしても有名な那須は、避暑地としても最適で心身ともに癒やされる観光地です。
那須温泉旅行の見どころ
効能・泉質の異なる温泉巡りをする
「鹿の湯」の源泉発見後、1,380年続く歴史ある那須温泉。通称「那須七湯」と呼ばれる効能・泉質が異なる7つの湯があることから、湯めぐりが楽しめます。
那須七湯
- 大丸温泉(単純泉)
江戸時代の1691(元禄4)年に発見されたと伝えられる。大自然に囲まれた川の露天風呂という独特の風情で、温泉ファンに人気の高い温泉。 - 北温泉(単純泉)
余笹川の源流近くの奥深い谷間にある一軒宿。10×15mの大きな「泳ぎ湯」やもともとは山伏の修験場であった「天狗の湯」などユニークな風呂が知られる。 - 弁天温泉(単純泉)
1884(明治17)年に小林佐秀氏によって再発見された温泉。那須温泉の湯ただれを治す「仕上げの湯」としても知られ、褐色の浮遊物を有する無色無臭の単純泉。 - 高雄温泉(硫化水素・砒素含有酸性明礬泉)
別名「高雄股温泉」とも呼ばれており、江戸時代の万延年間(1860~61)に発見されたといわれている。豊富な湯の花が浮き沈みする白濁した湯は人気。 - 八幡温泉(単純泉)
標高約1,100mの八幡岬にあり、那須連峰を背にして広く那須野が原を一望できる眺望は、那須温泉郷随一のすばらしさといわれる。 - 新那須温泉(単純泉)
大丸温泉の源泉から木管と自然流下を利用した引き湯に成功。近くには那須御用邸がある。 - 三斗小屋(さんどごや)温泉 (単純泉)
那須ロープウェイ山頂駅を降りてから最短でも2時間という登山ルートを経なければたどり着けない奥地にある。
温泉地を大相撲の番付に見立ててランキングした「温泉番付」。初めて作られたのは、江戸時代頃と言われ、東日本の温泉地を「東方」、西日本の温泉地を「西方」とし、温泉の効能の高さを元に、全国100ヵ所近くの温泉を番付していました。
1817(文化14)年の「諸国温泉効能鑑」によると、東方の関脇が那須、西方では城崎で、那須温泉が東日本では草津に次ぐ2番手に格付けされています。総じて上位にランクされていることから、江戸時代から那須温泉が湯治場として高く評価されていたことを窺い知ることができます。
レジャースポットやテーマーパークを満喫する
那須高原の大自然に囲まれた北関東最大級の遊園地「那須ハイランドパーク」をはじめ、子供から大人までわくわくできるスポットがたくさん。
珍しいサル、ゾウライドも楽しめる「那須ワールドモンキーパーク」や約400頭の人懐こい個性豊かなアルパカたちが暮らす「那須アルパカ牧場」など動物とのふれあい体験ができます。
「那須りんどう湖レイクビュー」では、乗馬体験や湖上のジップラインを楽しめます。スイーツ好きなら「お菓子の城 那須ハートランド」は要チェックです。一風変わったものなら、「那須温泉 モンゴリアビレッジ テンゲル」で日本にいながらモンゴル体験をしてみては。
美術館・博物館めぐりを楽しむ
個性的なアートにふれられるのも那須の魅力です。2013年にオープンし話題となった「藤城清治美術館」、ぬいぐるみの美術館「那須テディベア・ミュージアム」。クオリティが高いので大人も十分満喫できます。
ちょっとユニークでトリックを楽しみながら回れる「那須とりっくあーとぴあ」、その美しさで魅了する「那須ステンドグラス美術館」などもあります。
また、ステンドグラスで世界にひとつだけの作品を作ってみたり、仮面・絵皿絵付け体験もできます。
四季折々の木々や花々の移り変わりを体感する
なだらかに続く那須連山の雄大な姿を仰ぎながら、山麓の自然豊かな環境に広がっているのが那須高原。日本百名山のひとつでもある茶臼岳(那須岳)をはじめ、一帯にハイキングコースが整備され、気軽に自然に親しめます。
広々とした牧草地でピクニックしたり、ハイキングをしたり。那須ロープウェイやマウントジーンズ那須のゴンドラからの紅葉狩りも絶景です。
また、随所に花の群生地があり、桜やツツジ、チューリップなど四季折々の色とりどりの花々を楽しめます。
こだわりの宿でくつろぐ
大人数やホテルでもアクティブに過ごしたいなら、総合リゾートホテル「ホテルサンバレー那須」、大切なパートナーや女子旅でのんびり過ごしたいなら隠れ宿「那須温泉 美肌名湯と憩いの宿 茜庵」などリゾート地ならではの特徴や趣向を凝らしたものが揃っています。
那須の新鮮な高原野菜を使ったディナー、季節に応じた懐石料理、那須黒毛和牛などグルメも外せないポイントです。
また、ペット同伴OKの宿が充実しているのも愛犬家には嬉しいですね。自分好みのスタイルに合わせて、身も心も思う存分、リフレッシュしましょう。
那須町エリア
北西に茶臼岳(那須岳)がそびえ、その東側から南東にかけて那須高原と呼ばれるなだらかな傾斜地が広範囲に広がっています。夏でも涼しいことから避暑地としても有名です。
雄大な自然のエネルギーを体感できる景勝地、家族や仲間、そしてペットも一緒に楽しめるレジャースポット、非日常を感じられる美術館など魅力的なスポットが満載です。こぢんまりとした範囲で、距離もさほど離れていないので1日でいろいろ回れるのも嬉しいポイントです。締めには温泉でゆったり癒やされましょう。
鹿の湯
那須を代表する観光スポットで、九尾の狐伝説で有名な「殺生石」のそばにある共同浴場です。
開湯は古く、その発見は約1,300年ほど前の第34代・舒明天皇の御代(630年ごろ)に遡ります。茗荷沢村(みょうがさわむら)に住む郡司の狩野三郎行広が狩りの途中、射損じた白鹿を追いかけ霧雨が谷という深い谷に分け入ったところ、自らを温泉の神と告げる白髪の老翁が現れました。
老翁の進言に従って三郎は鹿を探し、温泉に浸かって矢傷を癒している白鹿を見つけたことから、「鹿の湯」と名付け、現在の那須温泉神社を建立したといわれています。
那須温泉の源泉は63~80度と高く、熱いため、「時間湯」という独特の入浴法が伝えられてきました。浴槽に浸かる前にまず、かぶり湯用の浴槽にタオルをかけた頭を差し出し、柄杓ですくった47度ほどある熱い湯を100~300回後頭部からかぶる「かぶり湯」をします。全国でも数少ない温泉療法の手段で、温泉の薬分を効率よく吸収するとともに、入浴後のめまい、吐き気などの湯あたりを防ぐ効果があるといわれています。
その後は、41、42、43、44、46、48度(女湯には48度がない)の6つの浴槽から好きな温度を選んで入浴します。腰まで1分、胸まで1分、首まで1分を繰り返します。これが「時間湯」で、1度の入浴で全15分程度、1日に4回までが目安になります。なお、石けんやシャンプーは使用禁止です。
泉質は硫黄泉で、皮膚病、婦人病、胃腸病、疲労回復などに効果が期待できます。湯の香りである硫黄臭は那須湯本一帯に漂っており、嗅覚でも湯治気分を大いに盛り上げてくれます。
殺生石(せっしょうせき)
一面に岩石が転がり、荒涼とした風景が広がる景勝地です。「九尾の狐」にまつわる伝説が残る那須を代表する史跡としても知られています。また、1689年、俳人・松尾芭蕉が立ち寄ったと言われ、そばには句碑が建っています。
狐が化身したといれる大きな岩の辺りには硫黄の匂いが立ち込め、独特の雰囲気を醸し出しています。整備された遊歩道は那須高原展望台まで続き、那須湯本温泉からもほど近くの場所にあり、散策の立ち寄りスポットとなっています。殺生石のすぐ下にある温泉が「鹿の湯」です。
毎年5月には、「御神火祭(ごじんかさい)」という火祭りがあり、参加者達は狐の化粧をします。那須温泉神社から練り歩く松明行列、実際のカップルによる神前婚「狐の嫁入り」、九尾太鼓の奉納など他の祭りではあまり見られない独特の光景です。
藤城清治(ふじしろせいじ)美術館 那須高原
影絵作家・藤城清治は、1924年生まれで95歳を迎えても未だ現役として活動を続けています。70年を越える制作活動の集大成として那須高原に開館しました。原点である「生きて演じ動いていること、舞台と観客がひとつになり感動すること」を体感できる劇場型美術館です。
代表作・名作をはじめ、過去最大サイズの横幅6mの巨大水槽を利用した渾身の大作、セットの裏側も見れるミニ影絵劇の回転舞台、天井や壁面、床などの空間に映像が溶け込むプロジェクションマッピングは、まるで作品の中に足を踏み入れたかのような感動が体感できます。
影絵作品約140点に加え、デッサンや貴重な資料など約200点を常設展示。絵本や作品集などの書籍のほか、ポストカードやカレンダー、マグカップなどのグッズも揃っています。メルヘンでロマンティックな藤城ワールドに浸りましょう。
那須高原 南ヶ丘牧場
酪農を中心とした生産・加工・販売まで一貫して行っている観光牧場です。「我が家を訪れるお客様から入場料をいただくことはできない」という初代牧場長の考えから、何と入場無料・駐車場無料で年中無休です。
日本でわずか200頭ほどしかいないと言われる「ガーンジィ牛」を飼育しています。飼育も難しく搾れる牛乳量はとても少ないですが、乳質の良さから原産国イギリスで「貴族と富豪の牛乳」とも言われたほどで、その黄色味がかった色から「ゴールデンミルク」とも呼ばれています。コクがあってクリーミー、それでいてクセも少なくすっきりとした味わいが特徴です。
牧場ならではのおいしい乳製品やアイスクリームだけでなく、牛、羊、ヤギ、馬、ロバなどの動物とふれあったり、アイスクリームやソーセージの手づくり体験をしたり、釣りをしたり、遊んだり。子供から大人までみんなが楽しめる牧場です。
那須高原展望台
標高1,048mに位置する那須高原展望台は、那須高原が一望できるのはもちろん、昼の晴天時においては、八溝山系までも見渡せる大パノラマが広がります。
また、夜は夜景が美しく、2010(平成22)年6月、恋人の聖地に全国で100番目として登録されました。プロポーズをするにも絶好のスポットになっています。
那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)
御代・狩野三郎行広が白鹿を追っていた最中、山中に湧く温泉を見つけたことに由来し、630(舒明2)年に建立されたと伝えられている由緒ある神社です。那須与一が屋島の合戦の折に成就を祈願し、見事に扇の的を射抜いた逸話も存在します。那須湯本バス停より徒歩約1分と好アクセスです。
御祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)で、商売繁盛、家内安全、病気平癒などのご利益があると言われています。また与一の言い伝えから必勝祈願としても人気です。
アジアンオールドバザール
アジアン雑貨や衣類、インテリア、食品等のショッピングやグルメまでこだわった、アジアンミニテーマパークです。
入り口はバリ門で、1歩踏み入れると、異国に来たようなエキゾチックな雰囲気が広がっています。特に女子が大好きな雑貨がリーズナブルに手に入ります。
バリ島料理が堪能できる「ウブドレストラン」では、本格的なナシゴレンやミーゴレンが味わえます。ベトナムやタイ料理を提供する「メコンレストラン」では、生春巻きやグリーンカレーなどアジア好きにはたまらないスポットです。
茶臼岳(ちゃうすだけ)(那須岳)
栃木県の最北端に位置する関東を代表する活火山「茶臼岳」は那須連山の主峰であり、現在もなお白い噴煙を吹きあげています。「那須岳」と呼ぶこともあります。
標高は1,915m、ロープウェイで9合目まで約4分ほどで到達することができ、眼下に広がる大パノラマを堪能できます。さらに山頂までは約50分。歩道も整備されているので、家族連れや初心者でも気楽に登山を楽しむことができます。山頂からは、天気が良いと関東平野を一望できて、まさに絶景です。
山麓は、夏は緑が鮮やかで、秋は美しい紅葉が見られ訪れる人々の心を魅了してやみません。天候によっては、雲海を見ることもでき、その幻想的な風景に目を奪われます。また、山の裏手側から吹き上がる迫力ある活火山の白煙も間近に見られます。
那須ロープウェイ
那須高原のメインストリート「那須街道」を進み、「殺生石」を通過し、ボルケーノハイウェイ(旧那須高原有料道路)を登っていくと、那須ロープウェイ山麓駅にたどり着きます。ここから茶臼岳の9合目まで約4分間で結ばれています。那須塩原駅からはバスで約1時間20分ほどです。
営業期間は3〜11月の8:30〜16:30で、20分間隔の運行となります。ペットもキャリーバッグに入れるなどのマナーを守れば乗車できます。秋の色とりどりの紅葉シーズンはもちろん、それ以外の残雪や高山植物、新芽や新緑の光景も楽しめます。
ホテルサンバレー那須
日帰り入浴もできる多彩な温泉と温水プール、9つのホテルがあり、3世代みんなで楽しめる総合リゾートホテルです。好みや気分、スタイルに合わせた過ごし方を楽しめます。
【宿泊館】
- 宴会場や売店、ゲームコーナーなど充実した館内施設の「本館」
- 総檜の露天風呂も満喫できる優雅な「オリエンタルガーデン」
- ファミリーに人気のアミューズメントが充実した「フォレストヴィラ」
- 広さと高い天井による開放感が抜群の「ザ・コテージ」
- ステンドグラスが輝くチャペルが特徴の「ガーデンスウィート」
- 大自然を感じられる森の中のコテージ「ふくろうの森」
- 2人でちょっと贅沢に過ごしたいなら「クイーンズコリーナ」
- 会議や講演、講習などの多用途で使える「アネックス」
- 木々に囲まれた静かな佇まい、和の情緒が味わえる「山荘」
温泉も備えられ、「湯遊天国」は、温泉の三養(保養・療養・休養)と癒しを追求した施設です。温泉のほかにも塩サウナ、ドライサウナやミストサウナと、サウナの種類も豊富に揃っています。
「アクア・ヴィーナス」は、森林浴×外気浴×温泉浴で五感を満たすアトラクションスパです。ジャグジーバスを中心に、寝湯やアクアポット(洞窟風呂)、シェイプアップバスやエステバスなどおもしろ楽しい温水プール。家族や友人・恋人同士、子供から大人まで存分に遊べるプールは、なんと18種類もあります。
充実したメニューでお腹いっぱいになれるレストランでのバイキング、ロマンティックなイルミネーションなど日常を忘れてのんびりくつろげます。
那須ハイランドパーク
那須の大自然に囲まれた北関東最大級のレジャーランド。那須高原の大自然の中、8大コースターをはじめ、約40種のアトラクションが豊富に揃う他、園内を流れる自然の渓流での魚釣り体験や、山野草散策、源泉かけ流しの足湯などアウトドアエリアも楽しめます。
さらに雨の日でも安心の屋内イベント館では季節ごとに様々なイベントを開催するなど、家族で1日中楽しめます。また、ペットも一緒に入園可能です。最寄り駅は、那須塩原駅です。なお、毎年1月中旬から2月末まで冬季休園となりますので、ご注意ください。
那須ステンドグラス美術館
イギリスコッツウォルズの貴族の館(マナーハウス)をモチーフに五感で楽しめる美術館として建てられました。 パイプオルガンとオルゴールの演奏会が毎日行われています。希少価値の高いものも多く、ステンドグラス美術館としては、日本最大級の規模を誇ります。
館内には、1800年代中心のアンティークステンドグラスが配され、セント・ラファエル礼拝堂の壁一面のステンドグラスは、その美しさに目を奪われるほどです。優しい光とアロマの香り、美しい造形物、パイプオルガンやオルゴールの音色、那須のやわらかな風に包まれた空間で非日常を味わえます。
礼拝堂や教会の美しいロケーションは結婚式にも多く利用されます。
那須サファリパーク
すぐ目の前まで寄ってくる野生動物にエサやりをして楽しむ「体感型サファリパーク」です。ホワイトライオン、トラ、キリン、カバ、サイをはじめ約70種700頭羽の世界の野生動物が主に放し飼いで暮らしています。クルマやライオンバスでめぐります。
ライオンやトラなどの肉食動物は迫力を、キリンやサイは大きさを、小さい動物や赤ちゃん動物は可愛さを、全ての動物が持つ本来の魅力をより身近に感じられます。また、夜行性動物の生態が垣間見られる「ナイトサファリ」も人気です。昼間とは違った、夜にしか見られない動物たちの貴重な姿は必見です。
那須テディベア・ミュージアム
1997年、テディベアをテーマに、ぬいぐるみの美術館「那須テディベア・ミュージアム」が開館しました。テディベアが演じるファッションショーやウェディングシーンのモーションディスプレイ等、約1,000体のテディベアが展示されてあります。
テディベアをテーマにしたのは、それがぬいぐるみの歴史を担ってきたもっともスタンダードな存在であると同時に、こどもの幸せを祈る親の思いを込めて贈られてきた「幸せ」のシンボルでもあったからです。
テディベアを通して、ぬいぐるみが伝える「ぬくもり・やさしさ」と接し、多くの子供たちに人を思いやる優しい気持ちを育んでもらえればという願いがあります。
特別企画展「となりのトトロのぬいぐるみ展」も好評です。緑がいっぱいの中庭を散策したら、テディズガーデンでひとやすみ。ショップの限定グッズも見逃せません。子供はもちろん、大人も童心を思い出させてくれるような心和むスポットです。
那須りんどう湖レイクビュー
那須高原唯一の湖を中心に牧場、乗物が揃ったレジャースポットです。りんどう湖を中心に、大自然に囲まれ、牧場ではエサやり体験やちびっこ乗馬、乳牛の乳しぼりなど、動物と楽しくふれあうことができます。
園内1,000mのコースを動物たちが練り歩くアニマルパレードや各種イベント・ショーも開催されています。りんどう湖の遊覧船では園内や那須高原の景色を楽しむこともできます。日本最長・片道220mで湖上をワイヤーで空中滑空する「ジップライン」も人気があり、子供だけでなく大人も一日楽しむことができる施設です。
人気のアイスクリーム作り体験の他、バター作り体験、クッキー作り体験もあったり、また、セラミック陶器絵付け、キャンドル作り、オルゴール作りなど、世界に1つだけのオリジナルの思い出の品を作るのもおすすめです。
お菓子の城 那須ハートランド
お菓子や乳製品、地酒、ワイン等の販売の他にお菓子作りやいちご狩りなどの有料、無料の体験が多くあり楽しめる、お菓子の城です。
1階工場ではカスタードクリームをふんわりとしたカステラで包んだ菓子「御用邸の月」パレードを、2階工場では「パイ」などの焼き菓子の工程をガラス越しに見学できます。
2010年3月よりリニューアルした「那須 花と体験の森」には、那須の緑や光を愉しみながらくつろげる「心森カフェ」と、お菓子づくりに挑戦できる「リトルパティシエ体験教室」が登場しました。3歳以上から大人の方まで参加できる、お菓子やパン作りの体験です。
また、2階の高原レストランでは美味しいお食事とスイーツをとり揃えています。楽しく学べる、甘いもの好きには堪らないスポットです。
那須クラシックカー博物館
古き良き時代を飾った名車の数々が一堂に揃う博物館です。航空機の格納庫に似ている外観から、「IRON DOME」の愛称で親しまれています。
ハーレーダビッドソンなどのバイクの展示もあります。また、見るだけでなく、実際に触ったり乗り込めるクラシックカーもあり、車好きのマニアはもちろん、そうでなくても楽しめるスポットです。ミュージアムショップには、懐かしのミニカーやモデルカー、ストラップなどの輸入雑貨が揃っています。
1930年の世界スピード記録保持車「MG-EX120」(イギリス)、馬車のような形のド・ディオン社の「ブートン」(フランス)、映画「雨の朝パリに死す」で有名なエレガントな「JAGUAR XK120」(イギリス)など、貴重なコレクションが楽しめます。なかなか見ることができないレアな名車に興奮すること間違いなしです。
那須ワールドモンキーパーク
那須高原にあるふれあい型動物園です。サルを抱っこしたり、一緒に記念撮影ができたりと、動物と近くで触れ合えます。定番のニホンザルの曲芸はもちろん、とっても器用なオマキザル、ネコやインコも芸に挑戦する笑いの連続「アニマルシアター」は毎日開催しています。
ふれあい広場では、 リスザルやキツネザルなど人なつっこいサル達と直接遊べたり、2頭のアジアゾウの背中に乗ることもできる「ゾウの森」もあります。園内には世界中の珍しいサルも含む、50種400頭羽の動物たちが暮らしています。
那須とりっくあーとぴあ
立体的に見える絵画や目の錯覚を利用して楽しく遊ぶ、不思議なトリックアート美術館。3つの美術館からなる、日本最大のトリックアートのテーマパークです。
人間の錯覚を利用することにより、「立体に見える絵画」や「見る角度によってまったく違った印象になる作品」、さらには「中に入ることで錯覚を体感できる作品」等、ちょっと不思議で楽しめる「体験型アート」です。また、作品と一緒に写真を撮ればさらに楽しさ倍増です。
那須温泉 モンゴリアビレッジ テンゲル
那須高原でモンゴル体験ができます。モンゴルの移動式住居「ゲル」や家具はモンゴルより直輸入。民族衣装「デール」、現地の道具や楽器が飾られ雰囲気も抜群です。
ゲルといえども、エアコン、TV、金庫、フロント直通の電話、除湿機、加湿器(冬季のみ)完備で快適です。1部屋最大で6名まで泊まれます。また、テンゲルの夜景はとても幻想的。那須の森の中にライトアップされた真っ白なゲルは他では見ることのできない美しい光を放ち、必見です。
また、食事は、和牛ドライエージングあらびき肉、黒毛和牛肩ロースなどのボリューム満点のバーベキューや冬季限定の1度で2つの味が楽しめる「テンゲルオリジナル二色鍋」などが人気です。
モンゴルの伝統的な楽器「馬頭琴」のコンサートを毎日開催。生演奏の本場の音色を堪能できます。露天風呂や岩風呂、檜風呂までついて、家族や友達同士で盛り上がる特別な一夜を過ごせます。
CANDLE HOUSE chouchou(キャンドルハウス シュシュ)
手作り体験工房とかわいい雑貨やキャンドルも盛りだくさんのキャンドル専門店です。外観もさることながら、店内は定番から珍しいキャンドルであふれています。また、自分だけのオリジナルキャンドルづくり体験が人気。親子や友達同士で楽しみながら、オンリーワンのキャンドルとともに旅の記念にもなりますね。
那須どうぶつ王国
那須の雄大な自然の中、約600頭の動物達がのびのびと暮らしています。屋内施設が中心の「王国タウン」と大自然の中に広がる「王国ファーム」にエリアが分かれ、その間は無料のワンニャンバスで行き来ができるようになっています。
園内では大人気のカピバラ・アルパカなどのかわいい動物たちと直接ふれあうことができたり、鳥や小動物たちによるステージショーも見応えたっぷりです。2019年4月にオープンした「アジアの森」も要チェックです。
愛犬を同伴できるエリアも多く、日本最大級のドッグランもあります。温泉施設「王国温泉」も併設されているので、思い切り遊んだあとは汗を流してくつろぐこともできます。
お土産は、ココでしか買えない「那須薫風堂」のバームクーヘンやミルクジャムがおすすめ。また、レッサーパンダなど那須どうぶつ王国の動物たちの写真が入ったクリアファイルなど、記念に残るアイテムもいいですね。
車いすの方やベビーカーの利用時でも、すべての施設・ショーを楽しめる工夫がされており、入国ゲートでは車いす及びベビーカーの貸し出しも行っています。アクセスには、那須塩原駅などから無料のシャトルバスを利用すると便利です。
那須アルパカ牧場
日本で初めてのアルパカ牧場として誕生しました。11万平方メートルの広大な敷地中、飼育ゾーンの2万5千平方メートルに現在約300頭のアルパカたちがのびのびと暮らしています。人なつっこくて可愛らしい表情のアルパカを見ているだけで心癒されます。
アルパカは、南米アンデス地方の標高3,000m以上の寒い高地に生息する、草や苔を食べるラクダ科の草食動物です。関東でこの高地に似た環境が、この那須高原。冬の気温は-5から-15℃くらい、夏でも涼しく、アルパカが暮らすのに適しています。
テレビCMなどで見かけるのは、白色のアルパカですが、毛色は白・ベージュ・茶・黒など、アルパカによって異なります。初夏の毛刈り前は、毛のボリュームがピークを迎え、「もふもふ」のアルパカを見ることができます。
ふれあい広場やお散歩広場で、アルパカたちと直接ふれあったり、リードを持って一緒にお散歩したりして、より愛おしく感じられます。
売店では、アルパカの毛を使ったオリジナルのキーホルダー、ピアス、携帯ストラップが人気。その他、かわいいアルパカの絵が入ったクッキーなどもお土産におすすめです。
Mt.JEANS マウントジーンズ那須
冬はスキー場として、春から秋にかけては那須連山の自然と大パノラマを楽しむことができる那須高原ゴンドラが運行されます。
4月中旬頃から、黄色や白など約10万球の水仙がゲレンデを埋め尽くします。5月中旬〜6月中旬は、国内最大級約3万本、純白のゴヨウツツジが咲き誇る花のトンネルが見事です。ゴヨウツツジ散歩道は1周約45分。展望台からの景色も圧巻です。
また、秋の9〜11月は絶景の色鮮やかな紅葉が楽しめます。遊歩道も整備されていて、のんびり散策をしながら山の景色を間近で楽しむことも。
真夏の山頂は、正午の平均気温が22度前後と涼しく快適です。また、天然芝のドッグランがあり、ワンちゃん連れの方にも人気があります。ゴンドラはペット乗車可能でカフェも利用できます。
那須温泉 美肌名湯と憩いの宿 茜庵
那須岳の絶景に抱かれ静かに時を刻む全3棟の隠れ宿。各棟には、本物の温泉を贅沢に掛け流した露天風呂が備えられています。旬の素材を活かした創作懐石、血行もよくなると評判の美肌温泉が自慢の宿です。
離れのお部屋で、何もしない贅沢と静寂を愉しめ、これ以上ない極上のラグジュアリーな時間を過ごせます。
また、子供のいる子育てファミリーにも配慮されてあり、赤ちゃんにも安心して楽しく過ごしてもらいたいという思いで、離乳食や携帯ミルクをはじめ、ベビーバス、前掛け、お昼寝用布団など赤ちゃん用アメニティも多数用意されています。ミキハウス主催「ウェルカムベビーのお宿」で認定されました。
那須塩原市エリア
那須塩原の魅力は、なんといっても温泉。皇族や文豪から愛された泉質豊かな「塩原温泉郷」、古くから湯治場として知られる下野の薬湯「板室温泉」を有します。
また、渓谷や景勝地など豊富な自然に包まれ、子供から大人までファミリーで楽しめるレジャースポットが点在しています。
那須千本松牧場
東京ドーム178個分の広大な広さを併せ持った栃木県那須塩原市にある、入場無料・駐車場無料の、広大な観光牧場です。牧場内で、土づくり、牧草づくりからこだわって育てている乳牛は約500頭、1日約8tの生乳を生産しています。
かわいい動物とのふれあいや乗馬・ジェルキャンドル作り・バター作りなどの体験や牧場秘伝タレが美味しいジンギスカン。デザートには自社工場直送の風味豊かなソフトクリームが絶品です。敷地内の源泉かけ流しの「千本松温泉」や無料で利用できる「足湯温泉」でリラックスするのもオススメです。一日楽しめる自然いっぱいの牧場です。
塩原温泉
栃木県北部の広大な那須野が原から、 北西の方角に連なる山中に分け入った箒川(ほうきがわ)の渓谷沿いに連なる、重曹泉や硫黄泉など、様々な泉質や効能をもつ温泉が集まった那須塩原の温泉郷です。さわやかな自然が広がり、夏の避暑地としても人気です。
塩原温泉郷は大網、福渡(ふくわた)、塩釜、塩の湯、畑下(はたおり)、門前、古町、中塩原、上塩原、新湯、元湯と呼ばれる11湯の総称です。開湯1,200年の歴史があり、平安時代より多くの人々に愛されています。150以上もの源泉があることから「源泉遺産」とも言われ、様々な泉質、温度の温泉が毎分約1万リットルもの湯量で湧き出しています。
竜化(りゅうか)の滝
塩原の代表的な滝で、3段になって流れる様子が竜が登っているように見えることからこの名前が付きました。
国道沿いにある駐車場から遊歩道が整備されており、途中に「抛雪(ほうせつ)の滝」、「風挙(ふうきょ)の滝」も見られ、特に新緑・紅葉の季節がオススメです。たっぷりのマイナスイオンでパワーチャージしましょう。駐車場から竜化の滝までは片道約20分で行くことができます。
塩原もの語り館
「塩原」を知りたい人におすすめの施設で、塩原温泉の見どころ、食事処など観光情報全般も紹介しています。塩原の歩みや、塩原を愛した文人墨客の足跡、文化人、自然など映像などで知ることができます。
2階では、箒川沿いの美しい景観を望みながらの食事や文豪にちなんだオリジナルドリンクでのんびりできます。当時の背景を思い描きながら文学散歩を楽しんでみてはいかがでしょう。足湯もあるので休憩がてら寄ってみるのもいいですね。
那須ガーデンアウトレット
ファッション、ファッショングッズ、スポーツ&アウトドア、ライフスタイルグッズ、レストランなど約160店舗が集まるアウトレットモールです。
その他、子供が無料で遊べるキッズガーデンや、ドッグカフェを併設した広大な敷地のドッグラン、那須の特産品やお土産が揃うロコマーケットなどアウトレットのお買物以外にも楽しめ、老若男女、愛犬まで満足できます。年中無休で駐車場無料。黒磯板室インターからは約3分、「那須塩原駅」西口より無料シャトルバスで約10分です。
もみじ谷大吊橋
塩原ダム湖に架かる全長320mの大吊橋。ワイヤーロープを横に張ることにより吊橋の強度を高める無補剛桁(むほごうげた)歩道吊橋で、この構造の橋としては日本一の規模を誇ります。橋の上からは塩原渓谷の雄大な自然の眺望が美しく、特に紅葉の時期は湖面に映る山々の彩りがさらに見事な景観を作り出しています。
プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット「恋人の聖地」に選ばれ、杉の丸太を削り上げた「クマタカ」のオスとメスのシンボルモニュメントと、ハート型のベンチがあります。フォトスポットに最適です。
橋の入り口にある「森林(もり)の駅」では、ブレスレットなど「恋人の聖地」グッズをはじめ、栃木銘菓、竹細工・木工品などの工芸品も販売しています。レストランには、ご当地グルメ「スープ入り焼きそば」もあります。
烏ヶ森(からすがもり)公園
烏ヶ森は標高297mの丘で、東北本線・西那須野駅より北西約2kmにあり、桜、ツツジ、アジサイなどの花の名所として知られています。大きな池と自然が溢れる癒やしのスポットで市民の憩いの場ともなっています。
園内には日本庭園、フランス庭園、全国県木園などが整備されており、丘の上からは那須野が原を一望することができます。
大田原市エリア
栃木県の北東部に位置し、那須塩原市、さくら市、矢板市、那須町、那珂川町のほか、茨城県や福島県にも隣接しています。日本有数の鮎の宝庫の清流・那珂川と箒川を挟み、日本の原風景が残されているスポットが点在します。最寄り駅の那須塩原駅から車で約10分ほどです。
源平屋島の合戦の英雄で弓の名手「那須与一」ゆかりの地として知られ、俳聖「松尾芭蕉」が「おくの細道紀行」で最長逗留した地でもあり、雲巌寺や大雄寺などの古刹が残る数多い歴史文化遺産のあるエリアです。
雲厳寺(うんがんじ)
江戸時代の俳諧師・松尾芭蕉も訪ね、この地で「木啄も 庵は破らず 夏木立」の句を残しています。筑前の聖福寺・紀州の興国寺・越前の永平寺と並んで禅宗の日本4大道場の一つです。山門の正面にある朱塗りの反り橋を渡って石段を登ると、正面に釈迦堂、獅子王殿が一直線に並ぶ代表的な伽藍配置となっています。
禅の修行のための道場ですが、一般の方でも自由に拝観が許されています。なお、周辺は駐車場がほとんどありませんので、公共交通機関でのアクセスがオススメです。
女優・吉永小百合さんが出演するJR東日本のテレビCM「黒羽の芭蕉篇」の撮影地で話題になりました。
なかがわ水族園
「那珂川から世界の川、そしてあこがれの海へ」をテーマに300種2万尾の生き物たちと出会える、日本でも珍しい淡水魚をメインとした川の水族館です。
北関東屈指の清流「那珂川」は、天然鮎のメッカとして多くの釣り人に愛され、鮎の漁獲高日本一を誇ります。水遊園では、鮎の生体展示をはじめ、鮎にちなんだ体験講座やイベントなどを開催しています。
太陽と緑の魚のコラボレーション鑑賞、巨大水槽によるアマゾン川の再現、直接触ることができる「タッチング水槽」など海の水族館とはまた違った魅力が人気です。
那須野ヶ原ファーム
16万坪の緑溢れる丘陵と雄大な景観の中で、自然を生かした循環型農業によって野菜や果樹の栽培を行っています。季節ごとの美しい自然を眺めながら、新鮮な野菜をたっぷり使ったお食事も味わえます。日常を忘れ、ゆっくりと時間が流れていくような、ひとときが過ごせます。
黒羽城址(くろばねじょうあと)公園
黒羽城は、1576(天正4)年に大関・高増(たかます)が築城し、北那須最大の規模の山城でした。現在、城郭の跡は土塁、空濠、水濠などが保存されており、当時の面影を残しています。
本丸跡に立つと、那須、日光連山が一望でき、眼下には那珂川の清流があり、城址公園として親しまれています。また、4月にはさくらまつり、6月下旬から7月上旬には6,000株のアジサイが咲き、「芭蕉の里くろばね 紫陽花まつり」が開催され多くの観光客で賑わいます。周辺には、名刹「大雄寺(だいおうじ)」などもあって、歴史をたどる周遊散策コースとしても人気です。
大田原城跡(龍城公園)
大田原城は、1545(天文14)年、大田原資清(すけきよ)によって築城され、町島水口より移り住み、以来1871(明治4)年の廃藩置県に至る326年間、大田原氏の居城でした。
1600(慶長5)年、徳川家康は関ケ原合戦の前、奥羽の情勢からこの地を重視し城の補修を命じました。更に徳川3代将軍・家光は、1627(寛永4)年常時玄米千石を城中に貯蔵させ奥州の鎮護としました。
廃藩置県後の1886(明治19)年には、長野県渡辺国武(大蔵大臣)の所有になりましたが、1937(昭和12)年家督を継いだ渡辺千冬(司法大臣)が大田原町に寄贈したのを受けて公園として整備しました。本丸跡は広場になり、春は桜やツツジが見事です。また、市街や那須連山も眺められます。
那須神社
杉並木の中に立つ荘厳な神社。社宝には、那須与一が奉納したといわれる太刀や1642(寛永19)年の建立と推測される楼門などがあり、春と秋の例大祭に奉納される永代々神楽、獅子舞の行事なども有名です。特に敬老の日の例大祭では、弓の名手として知られる与一にちなんだ「流鏑馬」が行われます。
本殿と楼門は、国重要文化財、更におくのほそ道風景地名勝にも指定されました。隣接している道の駅「那須与一の郷」には、那須家に代々伝わる資料の展示がある「那須与一伝承館」が併設されています。併せて訪れてみましょう。
那須温泉のご当地グルメ
スープ入り焼きそば
その名の通り、炒めたてのソース焼きそばをどんぶりに入れ、しょうゆ味のスープを注いだ、那須のご当地グルメです。
見た目はラーメンのようで、食べると焼そばのような感覚、しょうゆ味とにソース味が融合した独特の風味です。ありそうでなかなか無い一品は、一度食べたら癖になること間違いなしです。
しもつカレー
栃木県の郷土料理「しもつかれ」とは、豆類、大根、人参、鮭の頭、酒粕を長時間煮込んだ料理のことで、カレーと組み合わせたのが「しもつカレー」です。
お店によってスープカレーやグリーンカレーだったり、ライスだけではなくうどんやそば、パスタなどアレンジが異なります。
とて焼
昔、「とて馬車」に使われていたラッパ型のクラクションを模った食べ物で、見た目はクレープのようです。外側の生地は、カステラのような甘さでやや厚めになっています。
中の具は、果物や生クリームなどのスイーツ系野菜やお肉などのおかず系など個性派が揃います。鶏もも肉をメインとした「チーズチリチキンとて」、珈琲ゼリーの入った「和珈琲とて」、蕎麦と揚げた舞茸の天ぷらの「そば舞とて」など片手で食べられる手軽さも食べ歩きにピッタリです。湯めぐりの合間に楽しんでみましょう。
那須温泉への主要エリアからのアクセス・所要時間
電車
新幹線「なすの」で東京から那須塩原駅まで約75分
新幹線「やまびこ」仙台から那須塩原駅まで約75分
那須塩原駅から
東北本線で黒磯駅まで約15分、那須温泉までバスで約35分
那須温泉までバスで約1時間
高速バス
那須ハイランドパーク号
東京駅から那須の大型レジャー施設へ乗り換えなしで快適アクセスです。定員42名の座席指定、トイレ付き車両になっています。
【料金】
- 東京駅〜ホウライ・千本松駐車場 片道 2,700円 往復 4,620円
- 東京駅〜那須ハイランドパーク、那須サファリパーク入り口ほか 片道 3,400円 往復 5,960円
那須・塩原号
バスタ新宿から王子駅を経由して、那須温泉まで毎日運行。乗り換えなし、1日4往復で、料金もリーズナブルです。
【所要時間】
約3時間20分〜約5時間(便によって異なります)
【料金】
片道 3,600円 往復 6,270円
最寄駅 黒磯駅・新幹線の停車駅 那須塩原駅を紹介
黒磯(くろいそ)駅
那須温泉のある栃木県には空港がないため、電車やバス・レンタカーなど陸路での移動がメインとなります。最寄り駅となるのは、JRの黒磯駅で、栃木県那須塩原市本町にあります。また、駅から那須温泉まではバスで約35分ほどです。
那須塩原駅
東北新幹線「なすの」の停車駅になっています。すべての停車駅は、東京、上野、大宮、小山、宇都宮、那須塩原、新白河、郡山です。「やまびこ」の停車駅でもありますが、2、3時間に1本の停車となりますので、注意が必要です。
また、那須塩原駅から那須温泉までは電車やバスで約1時間ほどでアクセス可能です。
那須温泉の年間イベント情報
1月
太子祭(たいしさい)
建築の神様として聖徳太子を祀る大田原神社で行われる新春恒例の「太子祭」は、江戸中期から建築業者の仕事始めの儀式として続いています。
当日は、建築業関係者が境内の聖徳太子碑前に参列し、建築作業の安全や商売繁盛を祈願します。大工10人が烏帽子(えびし)と赤い狩衣(かりぎぬ)の装束で木やり唄に合わせ、長さ4m、直径40cmのスギの丸太を抱えて参道から登場します。
伝統の建築技術を鋸(のこぎり)・手斧等の道具を使った古式豊かな「釿始之儀」はほとんどみることができない儀式です。
2月
那須温泉映画祭 NASU ONSEN FILM FESTIVAL
那須温泉にしかできない真冬の映画祭は、ちょっと変わった楽しい鑑賞スタイルです。那須地域の宿泊施設が上映会場となって、映画にちなんだ見方、宿泊施設の特色を打ち出した見方で楽しみます。
4月
伊王野(いおうの)桜まつり
伊王野お城山で行われます。伊王野地区の伝統芸能である「千本杵餅つき」が行われ、つきたての餅が無料でふるまわれます。
「千本杵餅つき」の由来は、奥州平泉にいた源義経は挙兵した兄、頼朝のもとに馳せ参じる途中、伊王野(上郷)の地で愛馬・太夫黒が足を痛めてしまい、困った義経は里人の案内で馬頭観音が祀られていることを知り、常陸坊海存(ひたちぼうかいそん)に平癒の祈祷を命じました。
すると、太夫黒は回復し、義経はお礼に御堂を建てるようにと里人に金銭を与えました。喜んだ里人が餅をついて出立を祝い、この餅つき唄が今に伝承され、馬頭観音の開帳の折りに唄われていると言われています。
大田原屋台まつり
大田原市の中心市街地で開催される春の伝統行事です。この祭りは、江戸時代の大田原神社の例大祭で、大田原藩のみこしを奉納した7町内の当番町が引き回したのが起源といわれています。花や鳥、唐獅子などが彫り込まれた華やかな屋台が練り歩く様は見応えがあります。
初日の宵まつりでは、午後7時から金燈籠交差点に豪華絢爛な9台の屋台が集まり、お囃子の競演「ぶっつけ」は、必見。屋台同士をぎりぎりまで近づけ迫力満点です。
2日目の本まつりは、中心市街地のメイン通りをおまつり広場として9台の屋台の引き回し、午後6時から再び「ぶっつけ」が行われ、威勢のよい太鼓や笛の競演で、祭りはクライマックスとなります。
5月
茶臼岳(那須岳)開山祭
那須連山の登山シーズン幕開けを告げる「茶臼岳(那須岳)開山祭」は、茶臼岳山頂・1,915mの「那須嶽神社」で行われます。
毎年5月8日、登山者の安全を祈願するものです。アルプホルンの演奏で登山者を迎え、那須温泉神社(なすゆぜんじんじゃ)の宮司による神事の後、南月山などを回る山行に出発し、春の那須連山を楽しみます。那須ロープウェイ山頂駅では、金剛杖(数量限定)をプレゼントも。なお、閉山は11月頃です。
8月
与一まつり
大田原市恒例の夏祭りで、中心部の目抜き通りを歩行者天国にして行われます。源平屋島の戦いで扇の的を射落とした「那須与一」を称える、与一とゆかりのある大田原ならではの一大イベントです。
出陣式では三献儀福原餅つき唄が披露され、つきあげられた餅が与一公に献上されます。昼の部の見どころは勇壮な武者行列。甲冑(かっちゅう)姿の与一公をはじめとする武将や女官、小学生が扮した子供武者など約350人が通りを練り歩き、歴史絵巻を再現します。
夜の部は市民や企業参加による「与一踊り」。通り全体を使ってあでやかかつ賑やかに繰り広げられます。
那須りんどう湖花火大会
那須りんどう湖レイクビューで8月と9月のトータル約10日間、開催されます。真上にあがる大迫力のスターマイン、湖面を彩る幻想的な水中花火・水上花火はりんどう湖ならではの美しさで、各日3,000発の花火が彩ります。
9月
那須九尾(きゅうび)まつり
「余笹川ふれあい公園」で、顔は白く、金色の毛並、9つの尻尾を持つ「白面金毛(はくめんきんもう)九尾狐」太鼓の演奏や九尾みこし、九尾よさこいなど九尾の狐伝説にちなんだ様々なイベントが開催されます。多くのアトラクションや露店が出店し、多くの観光客で賑わいます。
塩原温泉古式湯まつり
塩原温泉街で開催される秘祭、豊かな温泉の湧出を祈願する伝統行事です。1659(万治2)年に塩原温泉発祥の地である元湯が土砂に埋もれ、温泉の湧出が一時途絶えましたが、当時の領主や塩原の人々が復興を願い祈りを捧げ、再び湧き出るようになりました。この故事にならいお湯への感謝と、末永い塩原の繁栄を祈る祭りです。
当日は、元湯から汲み取られた「御神湯(ごしんとう)」を塩原の鎮守「塩原八幡宮」に奉納します。また、各地区に奉納するため、狩衣や白装束を身にまとった人々による「分湯行列」が練り歩き、「湯っ歩の里」にて古式ゆかしい「分湯の儀」が執り行われます。
約20軒ほどの宿泊施設の日帰り入浴の無料開放「温泉ふるまい」も楽しみの一つです。
10月
那須温泉神社例大祭
約1,380年の歴史を有し、那須温泉に古くから伝わる儀式として、毎年2日間にわたり那須温泉神社で行われます。
初日の夜には、巫女が鹿の湯の源泉から忌湯(いみゆ)を汲み取る「湯汲祭(ゆくみさい)」は、末永く温泉が湧き出るようにとの願いを込めています。その忌湯を奉持者により神前へと奉納する「献湯祭(けんとうさい)」は温泉へ感謝し、健康・商売繁盛を祈願します。巫女による「浦安の舞」が厳粛に奉納され、祭りに華を添えます。
2日目には、古式に従い「献幣祭(けんぺいさい)」が行われ、那須温泉神社本殿前で、那須町無形文化財「大沢の獅子舞」が奉納されます。温泉の恵みに感謝し、1年の無事を祈るお祭りです。
那須野巻狩まつり
武将・源頼朝が1193(建久4)年4月、勢力を天下に知らしめるため、那須野ヶ原一帯で大きな巻狩(狩猟)を行いました。この巻狩が「那須野巻狩」と呼ばれたことにちなんだものです。
初日は、那須塩原駅西口駅前広場で、「大将鍋出陣式」が行われます。入魂式、巻狩踊りの披露、大小の神輿・直径2.2mの大将鍋を乗せた山車によるパレードが行われ、祭りを盛り上げます。
2日目の会場は、那珂川河畔運動公園で、巻狩の情景を連想させる勇壮な「巻狩太鼓」の演奏、多くの市民による巻狩踊り大会、本物の馬を使った巻狩ショーなどが行われます。
また、肉・野菜・キノコなどふんだんな食材を巨大な鍋で煮込んだ「巻狩鍋」。当時、巻狩で獲れた鹿・猪などの肉を大きな鍋で煮たという史実に基づき、現代風にアレンジされたものです。10個の鍋を使い、およそ9,000食を振る舞います。
11月
大根ぶらさげ祭り
11月から旬を迎える「塩原高原大根」のすばらしさを周知し、実際に食べて楽しんでもらうキャンペーンの一環です。市道沿い約400mの街路灯など約30ヵ所に、2、3本ずつを荒縄で縛った特産の高原大根約300本をぶら下げます。
標高が高く涼しい塩原では、夜と昼の寒暖の差が大きくなり、この気候の中で育まれる塩原の代表的な野菜といえば、首都圏の市場でも高い評価を得ている「塩原高原大根」です。
協賛する宿泊施設や直売所などでは、塩原高原大根を使った料理が提供されるなど、大根にちなんだイベントが盛りだくさんです。
那須温泉観光の移動手段
バス
観光にはバス路線が充実していて便利です。宿泊でのプランの場合、那須塩原駅や黒磯駅から各宿泊施設の最寄り停留所まで往復無料運行もあります。利用には2日前までに宿泊施設への予約が必要です。
那須高原観光周遊バス「きゅーびー号イエローLine・レッドLine(4月〜11月までの期間限定)」
【料金】
1回乗車券 大人・子供 500円
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イエローLine
道の駅那須高原友愛の森→ホテルエピナール那須→NCACAO→繭の里入口→那須高原清流の里→那須遊膳→那須サファリパーク→南ヶ丘牧場→藤城清治美術館→ホテルサンバレー那須→那須湯本温泉那須町観光協会前→新那須→一軒茶屋→東急ハーヴェストクラブ那須→那須ステンドグラス美術館→那須テディベアミュージアム→ロイヤルホテル那須→那須りんどう湖レイクビュー→那須ワールドモンキーパーク→人力車&昭和レトロ館→那須とりっくあーとぴあ→お菓子の城那須ハートランド→サッポロビール那須森のビール園→チーズガーデン那須本店→道の駅那須高原友愛の森 -
レッドLine(4月〜11月までの期間限定)
道の駅那須高原友愛の森→那須ビレッジ→那須ハイランドパーク→TOWAピュアコテージ/NOZARU→南ヶ丘牧場→藤城清治美術館→ホテルサンバレー那須→新那須→那須湯本温泉那須町観光協会前→那須高原ビジターセンター→八幡崎→那須平成の森→マウントジーンズ那須→那須どうぶつ王国→那須アルパカ牧場→那須フラワーワールド→大沢→ホテルエピナール那須→道の駅那須高原友愛の森
※1便のみホテルエピナール那須から出発、3便は逆回りとなります。
お得なフリーチケット
那須高原観光周遊バス「きゅーびー号イエローLine・レッドLine(4月〜11月までの期間限定)」1日乗車券
道の駅那須高原友愛の森を起点に9時から運行。フリーパスを使えば1日乗り放題、乗り降り自由なので、那須高原の主な観光スポットを効率よくリーズナブルに回れます。また、フリーパスがあれば当日に限りバス停車施設や立寄り温泉入浴の特典が受けられます。
【運行時間】
9:00〜17:23
【料金】
大人 1,000円 子供 500円
運行ルート
那須温泉のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
新幹線でどのくらいかかりますか?
東京から、新幹線で停車駅の那須塩原駅まで、約75分。仙台からも同じく約75分です。また、那須塩原駅から電車あるいはバスで約1時間ですので、約2時間半ほどかかります。
那須温泉の気候はどうですか?
冬の気温は-5から-15℃くらいの那須高原は夏でも涼しいのが特徴です。避暑地としてもよくメディアで取り上げられます。また、3月〜11月頃まで四季折々の花々を楽しめます。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
関東や東北からであれば、新幹線などを使って約2〜3時間程度で行くことができます。思い立ったら気軽に週末旅行が楽しめます。那須温泉をメインとするのであれば1泊2日で楽しめるでしょう。近辺の、那須塩原や大田原まで足を伸ばしてみるのもオススメです。
ペット同伴でも楽しめますか?
那須は、ワンちゃんに優しいお店やレジャースポットが多く、ペットにもフレンドリーで快適なリゾート地なのです。また、ペットも一緒に泊まれる宿泊施設もあります。
【愛犬とおでかけできる主なスポット】
- 那須とりっくあーとぴあ
- 那須どうぶつ王国
- 那須ガーデンアウトレット
- 那須ハイランドパーク
- 那須高原 南ヶ丘牧場
- 那須りんどう湖レイクビュー
- 那須ゴンドラ
- 那須千本松牧場
- 那須ステンドグラス美術館
- 那須テディベア・ミュージアム
- アジアンオールドバザール
- 那須クラシックカー博物館
- 那須アルパカ牧場
- Mt.JEANS マウントジーンズ那須
- お菓子の城 那須ハートランド