軽井沢でははずせない定番スポット10選
旧軽井沢銀座通り
軽井沢観光のマストスポットといえば、軽井沢でもっとも賑やかなメインストリート「旧軽井沢銀座通り」です。歴史のあるお店からメディアに頻繁に取り上げられる人気店まで魅力的なお店が軒を連ねています。食べ歩きしながら、名物「赤バス」が通りを走り、より一層レトロな雰囲気を盛り上げます。
「チャーチストリート軽井沢」は、旧軽井沢にたたずむショッピングモールです。「軽井沢を代表する教会の1つである聖パウロ教会への道」という意味でCHURCH(教会)STREET(道)KARUIZAWAと命名されました。2階建ての建物に、ファッションや雑貨、飲食など約20の店舗が軒を連ねています。大半のお店がわんこ同伴OKですので、愛犬と一緒にのんびりとショッピングやお食事が楽しむことができます。
旧三笠ホテル(きゅうみかさほてる)
1970(昭和45)年、ホテルとしての営業に幕を下ろした「三笠ホテル」は、その10年後、国の重要文化財として指定され、現在でも軽井沢を代表する観光スポットとなっています。 設計・施工が日本人の手による明治後期の純西洋式の木造2階建てホテルで、明治・大正時代を築いた著名人が訪れた面影を今に伝えています。
三笠ホテルという名称は、敷地前方の愛宕山が奈良県の三笠山に似ていることから付きました。外観もさることながら、ロビーやシャンデリア、客室まで当時の細部にまでこだわった造りが見学できます。
ハルニレテラス
軽井沢ホテルブレストンコートの向かいの通りに広がる「ハルニレテラス」は、湯川の清流に寄り添うように自生していた100 本を超えるハルニレ(春楡)の木立を生かしながら、9 棟のモダンな建物を広いウッドデッキでつないだ「小さな街」です。16の個性的なショップ、レストランが、立ち並び、地元の人々にも愛されています。
中軽井沢でもひときわ洗練された人気の観光スポットです。おしゃれな雑貨店やおいしいベーカリー、人気のレストラン、温泉施設「トンボの湯」など一緒に行く人の要望にも合わせて楽しめます。美しい木立を眺めながら散策するも良し、カフェやランチタイムも楽しめます。
カップルやグループ、ファミリーに特にオススメで、おしゃれな雑貨店やショップをめぐったり、軽井沢のグルメを楽しんだりできます。また、ハルニレテラスの周辺には温泉やアートスポットなど、幅広く楽しめるスポットがありますので、合わせて軽井沢観光のプランを組むにも便利です。
雲場池(くもばいけ)
「雲場池」は、上流の御膳水(ごぜんすい)からの澄んだ冷水を源とする、六本辻近くにある静かな池です。愛称「スワンレイク」とも呼ばれており、カラマツやモミジの木々に映え、とても落ち着いた雰囲気の場所です。初夏の緑と空の青さは何とも言えず美しく、秋の紅葉は色鮮やかに雲場池に映し出されます。
水面に映る木々、のどかにたたずむカルガモ、そして軽井沢の気候が織成す情緒豊かな景色。1周約20分ほどの、のんびり散策するのにもってこいの場所です。天皇陛下も、軽井沢を訪れた際は必ず、この雲場池でのお散歩を1~2回は楽しまれるそうですよ。
万平ホテル
軽井沢の歴史と共に百余年の「万平ホテル」は、自然、歴史、そしておもてなしの心が美しく調和する、日本を代表するクラシックホテルです。1894(明治27)年に日本における西洋式ホテルの草分けとして開業しました。
多くの著名人が訪れた老舗ホテルで、ビートルズのリーダー、ジョン・レノンは来日する度に「万平ホテル」に泊まっていました。ジョン・レノンが愛したロイヤルミルクティーは、ファンならずとも有名な話です。ジョン・レノン一家の写真やジョンのお気に入りのピアノ、1972年当時の首相・田中角栄が座ったイスも展示されています。
白糸の滝
全国に「白糸の滝」と名のつく滝は沢山ありますが、幅の広さや湾曲したフォルム、人を優しく受け入れてくれる雰囲気をあわせもった滝です。湯川の水源にあるこの滝は、高さ3 m、幅70mの岩はだより数百条の地下水が白糸の如くに落下し、実に美しい滝です。絹糸のような水が幾重にも降り注いでいます。
湾曲した水面がなんともステージのようで、さながら透明度の高い水で織り成すショーを見ているようにも感じられます。例年、夏季の1ヶ月間、大自然の漆黒に浮かぶ幻想的なプロジェクションマッピング「軽井沢・白糸の滝イリュージョン」が開催されています。
12月中旬〜3月まで、白糸の滝から湧き出す天然水を利用した優雅で神秘的な人工の氷柱を見ることができます。白糸の滝自体が氷柱になるわけではありません。春はさわやかな新緑に包まれ、夏の季節には滝しぶきと涼風が訪れる人々を楽しませ、秋はまばゆいばかりの紅葉が十分に目を楽しませてくれます。
セゾン現代美術館
「セゾン現代美術館(旧高輪美術館)」は、1962年東京高輪に開館しました。その後、1981年に高輪美術館を新たな構想で軽井沢に移転し、開館10周年を迎えた1991年には、美術館の設立目的や活動方針の根拠を占める「現代美術」を館名に表示し、セゾン現代美術館と改称して現在に至っています。
「緑の中の美術館」をコンセプトとした、軽井沢の自然に溶け込む数寄屋造りのような設計は、日本を代表する建築家・菊竹清訓(きくたけきよのり)によるもので、庭園は、緑の中を川のせせらぎを聴きながら彫刻作品を巡る回遊式で、全体の基本プランは1981年の開館に合わせて、 彫刻家の若林奮(わかばやしいさむ)により作成されました。
セゾン現代美術館のコレクションは、20世紀初頭から今日までの世界の現代美術と対象とする500点余あります。マン・レイやパウル・クレー、現在活躍中の若手作家まで、国内外の現代美術を収集・展示しています。庭園は散歩道も整備され、彫刻作品を設置、カフェ、ミュージアムショップ併設されています。
軽井沢・プリンスショッピングプラザ
軽井沢駅南口側の広大なエリアに展開するショッピングモールです。自然豊かなロケーションの中に、有名ブランドのアウトレット、インテリア、雑貨、アウトドアなど約200もの多彩なショップがそろっています。「軽井沢アウトレット」といえば、プリンスショッピングプラザを指しますが、純粋にはアウトレットのみではなく、通常の正規品販売の店舗もあります。
2015年春の北陸新幹線開通で、関東圏だけではなく北陸の人々からの人気を集めています。「3世代で快適に楽しく過ごせるショッピングモール」をテーマに、ウェスト・イースト間の回遊性を高めるとともに、ゆったりとお食事や休憩できるフードコートがあります。
軽井沢高原教会
教会の街・軽井沢のなかでも由緒ある歴史を持つ「軽井沢高原教会」は、古くからキリスト教文化が息づくこの地で1921(大正10)年から時を重ねてきました。「芸術自由教育講習会」を原点に誕生し、北原白秋や島崎藤村ら当時の文化人が集った歴史を持つ教会です。誰もが自由に集い語り合う精神は今なお受け継がれ、礼拝に挙式にと多くの人が訪れ、世代を越えて親しまれています。
また、毎週日曜日(13:30〜)には日曜礼拝が行われています。教会横の牧師館は、ここで挙式したふたりや家族の祝福に満ちた写真が並ぶ、幸せを感じられる人気のスポットです。
軽井沢タリアセン
「軽井沢タリアセン」は軽井沢町の南に位置する塩沢湖を中心として、美術館や遊戯施設、レストラン、ショップなどが集まった総合的リゾート施設です。「タリアセン」とは、ウェールズ語で、直訳すると、「輝ける額」という意味です。語源はケルト神話に由来し「知恵者」であり芸術をつかさどる妖精「タリエシン」から、といわれています。
必見はアートスポットです。絵本のような愛らしいイラストに癒される「ペイネ美術館」、軽井沢にゆかりのある画家・深沢紅子による「深沢紅子野の花美術館」、堀辰雄、有島武郎などゆかりの作家たちの書斎や別荘足跡をたどる「軽井沢高原文庫」があります。静かな森の雰囲気ともあいまって、心穏やかな時間が流れます。他では買えないオリジナル商品もそろっています。
敷地内には、散策途中に休憩できるレストランやカフェも点在しており、湖畔でのんびり過ごすのもオススメです。また、周囲の広大な森の中にはテニス・パターゴルフ・アーチェリー・ゴーカートなどのアトラクションも楽しめます。
家族で楽しめるレジャースポット3選
軽井沢アイスパーク
2013(平成25)年4月に日本最大級の通年型カーリングホールがオープンしました。カーリングホールは国内の主要大会や国際レベルの大会が開催可能な通年型の施設です。公式な大会だけでなくカーリング初心者の方向けの体験レッスンやカーリング愛好者向けの大会も開催されます。
館内にある「ふれあいホール」は隣接のスケートリンクとカーリングが観戦できる快適な空間となっています。カーリング競技会場として、今後さまざまなイベントや各種大会の開催を予定しております。
ライジング・フィールド軽井沢
「ライジング・フィールド軽井沢」は、アウトドアリゾートとして、キャンプを始めとした自然体験活動を通年楽しめます。キャンプフィールドは、全く初めてキャンプに挑戦する方でも楽しめるフィールドから、ベテランの方が楽しめるフィールドまで、特色のあるフィールドをそろえています。
プレイフィールドは、浅間山を一望できる広大な芝生の広場から、川遊びができる小川、自然散策路、ニホンリスの森まで、ありのままの自然を満喫できる環境です。ファシリティー(施設)は、センターハウスに、受付、売店、レンタル等を配置している他、各フィールドには、キャンプベースとして、キャンプに必要なトイレ、食糧庫、炊事棟を整えてあります。
軽井沢絵本の森美術館
ミュージアム・パーク「ムーゼの森」にある美術館です。西洋で生まれ、300年以上の歴史に彩られた絵本文化。1990年に開館した「軽井沢絵本の森美術館」では、絵本の始まりから現代の作品までを、原画や初版本、古典絵本など約6,600点の貴重な資料とともに展示しています。
第一展示室と図書館は山小屋を思わせ、第二展示室は、小さなお城のような可愛らしい建物です。テラス席のあるティールームも居心地が良くゆったり過ごせます。「ふしぎの国のアリス」など世界中で愛されている名作の初版本にもふれられる、絵本好きにたまらないスポットです。
ショップ「絵本のお店」では海外の絵本やグッズなどを購入することもできます。また、園内にはイギリス人ランドスケープデザイナー、ポール・スミザーが監修した「ピクチャレスク・ガーデン」が広がります。
一日遊べる星野エリアのスポット4選
星野温泉 トンボの湯
長野県・軽井沢の星野エリア内にある源泉かけ流しの日帰り温泉施設です。星野温泉の歴史をくむ、源泉かけ流しの立ち寄り湯です。「トンボの湯」の全ての湯船は、源泉かけ流しで、源泉の循環・ろ過は、一切していません。湯船には良質な温泉が良質なままあふれています。そのまま飲める飲泉はかけ流しの証です。豊かな自然の恵みを身体の中からも楽しめます。
源泉を濾過(ろか)しない為に、湯船には湯の花が舞っています。湯の花の多さは温泉成分の濃さの証といわれます。檜が香る内湯と花崗岩が連なる露天風呂は和を基調とするシンプルでモダンなたたずまいになっており、湯あがりには、「カフェハングリースポット」で軽井沢高原ビールやソフトクリームを堪能できます。
ピッキオ
「ピッキオ」は、軽井沢を拠点に野生動植物の調査研究および保全活動を行うと共に、自然の不思議を解き明かすエコツアーや環境教育を行っているエコツーリズムの専門家集団です。軽井沢の自然を愛した先人たちの思いを引き続き1992年に誕生しました。
ピッキオ(picchio)とは、イタリア語でキツツキを意味します。森にくらす野鳥の名をもち、「森と森に生きる動植物を未来に残していきたい」と強く願っているそうです。
心おどる動植物との出会いをサポートし、そのおもしろさや不思議さにふれるネイチャーツアーを開催しています。時には被害をもたらすこともあるツキノワグマについて、その行動を徹底的に調査し、彼らとの共存の在り方を提案します。そして森には未来に残す価値があることを日本国内はもとより世界に示していきます。
野鳥の森ネイチャーウォッチング、氷上の星空ウォッチング、親子のリバートレッキングなど都会ではなかなか体験できない、軽井沢ならではのプログラムが用意されています。
村民食堂
長野県・軽井沢の星野エリア内にあるレストラン「村民食堂」は、信州の新鮮素材で、気取りなく、美味しくもてなすカジュアルダイニングです。昼は定食メニューで、夜はアラカルト料理で信州のお酒と一緒にいつでもお楽しみいただけます。
小説家・堀辰雄は、その作品の中で軽井沢を「美しい村」と呼びました。村民食堂は、この美しい村を訪れる人々をおいしくもてなすダイニングです。季節の素材をひと工夫した定食や、一品料理を味わえます。「トンボの湯」の近くなので、温泉帰りにもお立ち寄りください。
石の教会内村鑑三記念堂
まるで太古からこの地にたたずんでいるかのように、周囲に溶け込み、自然との融合を感じさせる「石の教会 内村鑑三記念堂」です。この教会は、明治期のキリスト教者・内村鑑三が唱えた「無教会思想」をもとに誕生した教会です。
石のアーチがいくつも重なり合い、建築史に残る希少なデザインが特徴的かつ魅力で、堂内にはアーチから自然光が差し込み、荘厳な雰囲気に満ちています。十字架も祭壇もないこの教会は、形式にとらわれないふたりの誓いの場にふさわしく、キャンドルに導かれて始まる幻想的なキャンドルウェディングは、デイタイムとは異なるおもむきがあります。
地下には内村鑑三の資料展示室があり、直筆の書や貴重な写真を閲覧することができます。
軽井沢で味わいたいおいしいもの4選
川上庵
山あいの清らかなおいしい水は、そばづくりには絶好の環境です。「川上庵」の蕎麦は厳選したそば粉を使用し、特注の石臼で自家製粉した粗挽きの二八蕎麦です。細めに切られ、辛めのつゆとの相性もよく、口いっぱいに広がる豊かな風味と喉越しを味わっていただきます。
軽井沢のそば屋さんといえば、まず間違いないお店と言えるでしょう。そばは細いながらも力強いコシが特徴です。江戸時代から歴史のある長野県川上村をはじめ、県内外から良質のそばの実だけを使用しています。
信州の地酒もそろい、酒魚も充実していますので、酒をちびちびやりながら最後はそばで〆るなんていうのも粋な楽しみ方です。一見、そば屋にいる感覚を忘れてしまいそうな、ジャズの流れるカフェ風のお店です。
ブランジェ浅野屋 軽井沢旧道本店
パン好きなら知らない人はいないと言えるほどの有名店です。「浅野屋」の歴史は1933年から始まり、伝統的な製法のパンつくりを受け継いでいます。スペイン製の石窯で焼いたパンは、外はカリッ、中はもちもちの食感です。
使用している石窯はスペイン製の「オルノヒラトリオ」というもので、穴あきレンガを約3,000個ほど組み合わせたものです。フランスパンやドイツパンなどを主に焼いています。約30席程度のイートインスペースもあります。ぜひ、その場で焼きたてを食べてみたいものです。その他ビーフシチューや信州産の商品や旬の食材を使用した商品を季節ごとに約70種類ほどご用意しております。
軽井沢ちもと
旧軽銀座の奥にある「軽井沢ちもと」の一番のオススメは「ちもと餅」です。独自の製法により創製した銘菓で、 精選した原料に黒砂糖、くるみをからめた、美容、栄養的にも優れた逸品です。
また、 天然氷を使用したかき氷も様々なメニューがあり、人気です。 店頭ではテイクアウトもできますので、昔から軽井沢土産にも愛される名店としても有名です。せっかくなら、どちらも制覇してみてはいかがでしょうか。
Bon Okawa 軽井沢チョコレートファクトリー
Bon Okawa 軽井沢チョコレートファクトリーはカラフルで可愛いチョコレートとラスクのお店です。本場ベルギーチョコレートを使用した、こだわりの商品が多数そろっています。
店内工場スペースでは、「チョコレートボール」や「ベイクドショコラ」などの商品を製造しており、「できたて」「焼きたて」の商品を販売しております。チョコレート専用の工場があり、店内からガラス越しに製造工程を見学することもできます。
厳選されたカカオ豆を使用したベルギー産のチョコレートからは、本場ならではの伝統製法により生み出される気品あふれる香り、豊かな味わいを楽しめます。また、店内イートインスペースではソフトクリームの販売もしていて、 無料カフェもあるので、ショッピングの後には軽井沢の自然を満喫しながら休憩することもできます。
スイーツでまったりできるカフェ3選
ミカドコーヒー 軽井沢旧道店
1948年、東京・日本橋に創業のコーヒ-ロースターです。軽井沢にはその4年後の1952年に出店し、 喫茶店と自社焙煎したコーヒー豆を販売しています。ミカドコーヒーの「コーヒーゼリー」(1963年)、 「ミカド珈琲のモカソフト(R)」(1969年) は、50年以上名物メニューとして親しまれています。
旧軽井沢名物・ミカド珈琲の「モカソフト」は、甘さ控えめでオススメです。その他、モカプリンやモカロール、コーヒーラスクなど珈琲店ならではの、こだわった商品がそろっています。
珈琲館 旦念亭(たんねんてい)
軽井沢駅から徒歩2分という便利な場所にありながら、緑いっぱいの庭でティータイムを楽しむことができます。聞こえて来るのは小鳥のさえずりとテラスを吹き抜ける爽やかな風の音。まるで時間が止まってしまったような気分に浸れます。
軽井沢のおいしい水からじっくり抽出する「水出しコーヒー」は、香り高く人気の一品です。もう一つの看板メニュー「チョコレートケーキ」と共に味わってみてください。甘さひかえめの自家製のチョコレートケーキは、材料や作り方すべて企業秘密なので、ここでしか食べられません。
また、食事メニューとして、「懐かしのナポリタン」や、デミグラス仕立てのまろやかなソースにホロホロ牛肉と大きめ野菜のビ―フシチューもあります。
映える話題のフォトジェスポット3選
室生犀星記念館(むろおさいせいきねんかん)
金沢三文豪のひとり、「室生犀星」の生家跡に建つ記念館です。2002(平成14)年に開館しました。「室生犀星」は、大正期から昭和中期にかけて活躍した、日本文学を代表する詩人・小説家です。代表作「杏っ子」「木漏れ日」は軽井沢を舞台としています。
1889(明治22)年、金沢に生まれた犀星は、養父母のもとで育ち、高等小学校を中退して12歳で働きはじめました。文学への思いを募らせて20歳で単身上京、生活苦にあえぐなかで数々の詩をつくりました。
不遇な出生をのりこえて描かれた犀星文学は、故郷の山河に対する深い思いや、小さな命、弱いものへの慈しみの心があふれ、人生への力強い賛歌ともなっています。金沢を舞台とした作品を数多く残しています。犀星の作品や直筆の原稿、遺品などを多数展示しています。
軽井沢ニューアートニュージアム
JR軽井沢駅から目抜き通りを真っ直ぐ、約7分程そぞろ歩いた通り沿いに、「軽井沢ニューアートミュージアム」があります。 総ガラス張りの建物とカラマツ林をイメージした白い柱が館の内外に林立する様が特徴的な新しい美術館です。
主に日本の戦後から現在までの優れたアートを、新しい視点から日本の現代アートとして再領域化し、国際的な評価にたえうる諸作品を、広く国内外に普及してゆくことを目的として誕生しました。
美術館の設計は建築家・西森陸雄によるもので、さわやかな高原リゾート地・軽井沢に心地よく溶け込んでいます。ミュージアムの1階はフリースペースで、入場無料です。1階にはショップがあり、他では手に入らないおしゃれなアイテムが揃っています。
軽井沢ショー記念礼拝堂
旧軽井沢銀座商店街を通り抜けた木立の中にたたずむ「軽井沢ショー記念礼拝堂」は、1888(明治21)年に、「軽井沢の恩父」と呼ばれる宣教師として日本に派遣された、アレキサンダー・クロフト・ショーによって創設された教会です。教会前にはショーの銅像があります。
現在の礼拝堂の原形は、1895(明治28)年に軽井沢最初の教会建造物として建立され、1922(大正11)年までに増改築を行いほぼ現在の形になりました。その後、修復を重ねながら今日に至っています。聖公会系の教会として現在でも活動しており、軽井沢を訪れる人々の心の憩いの場として、年間通じて開放されていて、訪れた人誰もが礼拝できるようになっています。
時間があったら寄りたい穴場スポット3選
浅間山
長野・群馬両県にまたがる「浅間山」は、日本を代表する標高2,568mの活火山です。古くから、度重なる火山活動によって育まれた浅間山は、四季折々素晴らしい雄姿を見せ、軽井沢の象徴となっています。高山植物、高山蝶、野生動物など貴重な生物が現在でも多数生息しています。
なお、小浅間山や石尊山(せきそんさん)へは登山道が整備されており、浅間山と緑豊かな自然を親しむことができます。また、バードウォッチングにも最適です。山頂からの眺望は素晴らしく、白根山、妙義山、荒船山、八ヶ岳、 日本アルプス、そして遥か富士山も望むこともできます。
気象庁は「100年活動度または1万年活動度が特に高い活火山」として、ランクAの活火山に指定しており、火山活動レベルに応じた、入山規制が行われています。雄大な姿を実際に目にすると、果てしない大地のエネルギーを体感できます。
軽井沢観光会館
木造でクラッシックな外観の「軽井沢観光会館」は、総合案内所で、旧軽井沢商店街のシンボル的存在となっています。1階ホールは、軽井沢の観光情報や宿泊施設の紹介などを行っており、散策やショッピングの合間の休息スペースを併設しています。
また、休憩スペースには、観光客には嬉しい無線LANホットスポットにもなっており、無料でインターネットに接続できます。公衆トイレは1回100円の有料で24時間利用可能です。身障者無料の障害者用トイレ・着替室・おむつ交換所も備えてあります。2階には鉄道ミニ博物館があり、無料で観覧できます。
軽井沢聖パウロカトリック教会
1935年に英国人宣教師「ウォード神父」が献堂したことに始まる歴史ある教会です。建築は、近代建築のパイオニアの一人であるアントニン・レーモンドの設計で、現在もカトリックの教会として活動しています。
欧州風の板張りと三角屋根にコンクリートを組み合わせ、素朴さと洗練が同居するなんとも美しい教会です。レーモンドが日本に残したモダニズム建築のひとつです。神の愛を説く神聖な空間は日々開かれており、催しなどがない場合は一般の入堂見学も可能です。毎週週末になると結婚式の光景がよく見かけられます。
Holidayユーザーによるおすすめプラン10選
あわせて読みたい観光コラム
【長野観光】12月はここをチェック!
12月の長野は、スキーやイルミネーションをはじめ、心まで温まる温泉など冬を堪能できるスポットがたくさんあります。情報をチェックしてお出かけの参考にしてくださいね!