和歌山県が初めてならおさえておきたい定番スポット10選
串本海中公園(くしもとかいちゅうこうえん)
「串本海中公園」は、1970(昭和45)年に指定された日本初の海中公園の一つです。マリンパビリオン(水族館)には長さ24mの水中トンネルがあり、頭上をアオザメやマダラトビエイなどが悠々と泳ぐ姿を見れます。また、沖合140mの海中展望塔からは水深6.3mの海底の様子が見ることができ、海中観光船ステラマリスからは世界最北限といわれるテーブルサンゴの群落を観察することができます。
美しい串本の海を忠実に再現した水族館には日本で最長寿のサンゴのほか、串本の海の生き物たちが生き生きと展示され、トンネル水槽ではクロマグロの群泳がみられます。ウミガメの赤ちゃんのタッチングも毎日体験できるのも魅力です。
とれとれ市場
南紀白浜の、西日本最大級の海鮮マーケット「とれとれ市場南紀白浜」は、総敷地面積15,000坪を誇る巨大市場です。日本全国から取り寄せた海産物と紀州の特産品を販売しています。地元の堅田漁業協同組合が経営しているので、味と鮮度は折り紙付きで、価格もリーズナブルなので人気です。迫力満点のマグロの解体ショーに美味しい海鮮グルメがそろっています。海鮮をバーベキュースタイルでお店も人気です。
和歌山ならではのお土産物も充実しています。観光や食事のついでにお土産も調達できます。日本一のパンダ飼育数を誇る「アドベンチャーワールド」からも近いこともあり、パンダ関連グッズも手に入りますよ。
金剛峯寺(こんごうぶじ)
「金剛峯寺」は、高野山真言宗の総本山です。国内最大級の石庭「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」や狩野派の襖絵など見どころが多数あります。高野山は、平安時代のはじめに弘法大師によって、開かれた日本仏教の聖地です。
「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)」というお経より名付けられたと伝えられています。東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。
「総本山金剛峯寺」という場合、金剛峯寺だけではなく高野山全体を指します。普通、お寺といえば一つの建造物を思い浮かべ、その敷地内を境内といいますが、高野山は「一山境内地」と称し、高野山の至る所がお寺の境内地であり、高野山全体がお寺なのです。
白良浜(しららはま)
「白良浜」は、和歌山県の白浜町にある砂浜です。その特徴は、とにかく「白い」砂。真っ白でサラサラです。「クォーツ(石英)」の結晶からなる鉱物なので輝くように白いわけです。近年は、美しい砂浜の維持のため、オーストラリアから輸入した砂を活用しています。
絶好のシーズンの夏にはカラフルなパラソルが咲きみだれ、弧を描く浜辺にそって並ぶ椰子の葉パラソルが、トロピカルムードをより一層盛り上げています。カメラ女子にはたまらない、絵になるスポットです。
和歌山城
城下町和歌山のシンボル「和歌山城」は和歌山市の中心地にあり、白亜三層の大天守閣です。八代将軍・徳川吉宗(暴れん坊将軍)が輩出されています。和歌山城は、紀州を統一した豊臣秀吉によって、1585(天正13)年に築城されました。
虎伏山の頂上に位置し、市街地を四方に見下ろす大パノラマが広がります。現在の天守閣は、戦災後の1958(昭和33)年に再建されたもので、内部には徳川家ゆかりの遺品などが多数展示されています。また、自然豊かな憩いの広場として地元の人々から親しまれています。
奥之院
1200年前、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地「高野山」は、世界遺産としても知られています。なかでも流れる空気が異なるともいわれる「奥之院」は聖地の中の聖地なんです。
弘法大師の御廟がある奥之院までの参道には、樹齢約700年の杉木立がそびえ、皇族、諸大名をはじめ、文人や庶民にいたるまで、あらゆる階層の人々の墓石や祈念碑、慰霊碑が約20万基を超え、建ち並んでいます。その独特で不思議な空間は、近年パワースポットとして注目されています。
なかでも、弘法大師の御廟を礼拝するお堂「燈籠堂(とうろうどう)」、奥之院で一番大きな供養塔の「一番石」は必見です。四国霊場巡礼の同行二人のように、入り口一の橋で弘法大師が参詣者を出迎え、帰りは見送るといわれています。国内のみならず、外国人観光客にも人気です。
潮岬(しおのみさき)
本州最南端の地として知られる「潮岬」には、「潮岬灯台」があり、1873(明治6)年の初点灯以来、海上交通の要所として沖行く船を照らし続けています。明治初期の江戸条約によって建設された洋式灯台の一つで、歴史的価値が高いAランクの保存灯台に指定されているほか、「日本の灯台50選」に選ばれています。また、2018年には日本ロマンチスト協会より「恋する灯台」の認定を受けました。
眼下には太平洋の大海原が広がり、改めて海の壮大さを実感できます。
友ヶ島(ともがしま)
紀淡海峡に浮かぶ南国の別天地「友ヶ島」は、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4島の総称名です。加太港から定期船(20分)で渡る「沖ノ島」では、太平洋戦争終結まで使われた軍事要塞が残され、砲台跡も点在しており、それらをめぐるハイキングコースが人気です。
純白の姿がコバルトブルーの海に見事に映える洋式灯台、第2砲台跡をはじめ、展望台、第3砲台跡、桟橋をめぐります。風光明媚な散策コースとしても人気があります。
島内中央部には、湿地帯植物が群生しており、約400種もの植物を見ることができます。また、古い歴史をもつこの島は、役の行者に始まる修験道にまつわる史跡や行場も現存します。夏場は家族連れでの磯遊びやキャンプなどに最適です。
ポルトヨーロッパ
「ポルトヨーロッパ」は、和歌山県和歌山市にある「和歌山マリーナシティ」内のテーマパークです。日本にいながら、まるで海外のような街並みを散策できるとあって、カメラ女子に大人気の撮影スポットになっています。
本場アメリカの映画会社の優れたエンターテイメントノウハウを生かしています。中世の地中海の港街をモチーフにしており、石畳やレンガ造りなどの美しいヨーロッパの街並みと合せて、パーク内には落差22mの激流をまっさかさまに滑り落ちるウォーターライドや遊園地ゾーン「パークパシフィーク」もあり、大人から子供まで楽しめるアトラクションも魅力です。
フランスの街並み、イタリアの港街、スペインの古城を巡って、ちょっとした旅気分を味わいませんか。
円月島(えんげつとう)(正式:高嶋)
白浜のシンボルとして親しまれている「円月島」は、正式には「高嶋」といい、臨海浦の南海上に浮かぶ南北130m、東西35m、高さ25mの小島ですが、島の中央に円月形の海蝕洞(かいしょくどう)がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれ親しまれています。
円月島に沈む夕陽は「和歌山県の夕日100選」に選ばれており、日の沈む夕景の美しさは格別で、夏は6時30分頃、冬は4時30分頃です。独特のぽっかりと空いたまるい穴に沈む夕陽は、眺める角度によって、夕陽がちょうど穴の中に納まって見える瞬間があり、なんともフォトジェニックなスポットです。
絶対にはずせない世界遺産4選
那智の滝
那智山の奥山、大雲取山から流れ出る本流にいくつもの流れが重なり合い、ついには原生林を切り裂くように落下しているのが高さ・水量ともに日本一の「那智の滝」です。熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝は、「一の滝」とも呼ばれ日本三大名滝の一つです。
落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの落差日本一で、熊野の山塊、その奥方より流れ落ちる姿は圧巻で、大晦日にはライトアップも行われます。銚子口の岩盤に切れ目があって、三筋に分かれて流れ落ちるところから、「三筋の滝」ともよばれています。
高野山
弘法大師・空海が真言密教の道場として開山した「高野山」は、日本を代表する真言密教の「聖地」です。標高約900mの山上には、金剛峯寺を中心に117もの寺院が立ち並んでいます。なかでも「壇上伽藍(だんじょうがらん)」は、弘法大師が最初に開いた真言密教の根本道場で金道、根本大塔など整然と並ぶ伽藍が見ものです。
弘法大師は「奥之院」に生き続け、世の中の平和と人々の幸福を願っているという「大師信仰」が生まれ、現在も高野山は、僧侶たちが修行を続ける学びの場であるとともに、多くの人々の信仰を集めています。お昼ご飯を精進料理で味わえたり、宿坊での修行体験もできることから、国内のみならず海外からの観光客にも人気です。山内の世界遺産をじっくり見学してみましょう。
熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
「熊野本宮大社」は、全国3,000社以上を数える熊野神社の総本宮です。「熊野」とは、和歌山県南部から三重県南部の地域を指し、和歌山県南部に「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」の「熊野三山」と呼ばれる3つの大きな神社があります。「熊野本宮大社」の主祭神は、家津美御子大神(スサノオノミコト)です。歴史をさかのぼると、古代本宮の地に神が降臨したと伝えられています。
1889(明治22)年の大洪水により、大斎原(おおのゆはら)は大きな被害を受けました。当時は能舞台などもあり、今の8倍の規模を誇っていましたが、1991(明治24)年に上四社が現在地へ移されました。今、大斎原には中四社、下四社、境内摂末社の神々がまつられています。
2011(平成23)年9月、紀伊半島大水害により、当社は再び大斎原や瑞鳳殿(ずいほうでん)などに大きな被害を受けましたが、2014(平成26)年には瑞鳳殿が再建されるなど以前にも増した復興を遂げ、現在に至ります。
熊野古道(大門坂)
日本三大古道の一つ「熊野古道」を通る「大門坂」は、熊野詣(くまのもうで)で栄えた当時の面影を特に美しく残しており、熊野古道のなかでも、もっとも美しい道といわれています。聖地「那智山」へと全長約600メートル、高低差約100メートルの石畳が続きます。
古の関所跡や霊場への入り口といわれた「振ヶ瀬橋(ふりがせばし)」、登り口にそびえる樹齢約800年の「夫婦杉」などが、参詣者を出迎えます。かつて坂の到着地点に大きな門があったことから、「大門坂」と呼ばれています。
古来より、多くの参詣者たちを受け入れてきた熊野古道の大門坂は、その面影をもっとも色濃く今に残している場所です。木々の間から差し込むほのかな日の光りはなんとも幻想的です。
ゆったり癒やされる温泉6選
勝浦温泉
「勝浦温泉」は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された熊野三山のひとつ「熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)」や「那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)」、日本一の落差を誇る「那智の滝」がある那智山の麓の海沿いに湧く温泉地です。
2014年に日本ジオパークに認定された「南紀熊野ジオパーク」のジオサイトの一つでもあります。 100以上の源泉と豊富な湧出量を誇り、旅館・ホテルには、太平洋を望む洞窟の露天風呂や、静かな湾内に面した露天風呂などの名物温泉もあります。
また「那智勝浦町」は日本有数の生マグロの水揚高を誇る「まぐろの町」です。温泉と海の幸をお楽しみください。温泉とあわせて、熊野那智大社や那智の滝に向かう石畳の熊野古道「大門坂」にも訪れてみましょう。
湯の峰温泉
「湯の峰温泉」は、熊野詣において湯垢離場(ゆごりば)として栄えた、1800年前に発見されたと言われる日本最古の湯です。古の人々は熊野詣の旅の途中、湯の峰で湯垢離を行い、聖地でのみそぎと旅の疲れを癒しました。今も昔ながらの温泉情緒を残し、湯の町の風情を感じることができます。
日によって一日七回も湯の色が変わることがあるといわれている、伝説の天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は、参詣道の一部として世界遺産に登録されています。湯の峰温泉公衆浴場と併せて楽しめ、周辺には、九十九王子のひとつである神社の「湯の峰王子」や、「小栗判官伝説の史跡」などみどころが随所にあります。
川湯温泉
「川原を掘ればたちどころにお湯が湧く」という全国でも珍しい、和歌山県田辺市にある「川湯温泉」は、自分だけのマイ露天風呂が満喫できます。川底から絶えず湧き出す70度以上の源泉に、熊野川の支流大塔川が混ざり合って、ほど良い温泉ができあがります。
夏は、川遊びで冷えた体を温め、冬になれば広大な大露天風呂「仙人風呂」が利用できます。冬の風物詩と呼ばれ親しまれる「仙人風呂」は12月から翌年2月までの期間限定です。川のせせらぎを聞きながら、ゆったりつかれる「川湯温泉」を一度体験してみてはいかがでしょうか。
南紀白浜温泉(なんきしらはまおんせん)
日本三大温泉のひとつで、古くから温泉地として知られた「白浜温泉」は、万葉集や日本書紀にも紹介され、斉明天皇や天智天皇らがはるばる都から湯治に訪れた温泉で、日本三古泉のひとつとしても数えられています。温泉地というイメージの湯けむりがただよっている光景はなく、源泉の湯を宿や共同浴場、家庭へと送る送湯管を道路に設置しています。
レジャー施設や白良浜が人気の白浜温泉ですが、万葉の昔からの温泉もたくさんあります。代表的な「崎の湯」「牟婁の湯」のほか、白良浜を眺める「白良湯」、白良浜で水着を着たまま入る露天風呂「しらすな」など、いろいろな魅力の外湯があります。また気軽に楽しめる無料の足湯もありますので、まさに温泉三昧の一日を過ごせます。
龍神温泉(りゅうじんおんせん)
「龍神温泉」は、1300年ほど前に、役行者小角(えんのぎょうじゃおづぬ)が発見し、弘法大師が開湯されたと伝えられる温泉です。江戸時代に紀州徳川家藩主が湯治を行うために建てられた宿も残る、静かな山間の温泉地です。
また島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、「日本三美人湯」としても有名です。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)で、肌あたりも良い柔らかな湯で、肌がツルツルとして、しっとり感があります。また、特に冷え性、神経痛、肩こり等に効果があるといわれています。
崎の湯
万葉の昔から「湯崎七湯」の中で唯一残っている歴史ある湯壷で、雄大な太平洋が間近にせまる露天風呂が「崎の湯」です。海ぎわの露天風呂として名高く、湯船から海はほぼ一体、岩に打ち寄せる波を感じながら入浴できます。温泉にたちこめる、硫黄と潮の香り、波の音、太平洋をゆっくりと渡る船、お湯だけでなく、大自然にどっぷり浸かった開放感にひたれます。
塩分濃度が高く、ミネラルを多く含む泉質でお肌もツルツルになります。女湯には檜風呂も併設されています。売店で売っている「いでゆ反対たまご」は普通のゆでたまごとは逆で、黄身よりも白身が半熟になっておりスプーンでいただきます。
大自然が生み出したフォトジェスポット4選
千畳敷(せんじょうじき)
和歌山県西牟婁郡白浜町にある「千畳敷」は、その名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤です。瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩は第3紀層の砂岩からなる大岩盤で、打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。
特に、千畳敷からみえる太平洋の景色は壮大で、夕日がさらに美しく映えます。見渡す限りの広大な海と自然によって作り出された千畳もの岩盤とのコントラストは一度見る価値があります。
三段壁(さんだんべき)
千畳敷の南海岸にそそり立つ高さ50mの断崖「三段壁」は、その昔、漁師たちが通りゆく船や魚の群れを見張った場所「見壇」に由来するといわれています。大岩壁は、南北2kmにわたって展開され、岩肌に打ち寄せる黒潮が激しくぶつかり合うダイナミックな光景には、自然の迫力を感じずにいられません。
2016年、恋人の聖地「南紀白浜/三段壁」として選定されました。全国では140カ所、和歌山県では和歌山マリーナシティについで2カ所目の恋人の聖地となりました。これを機会に三段壁展望台近辺にはハートのモニュメントを設置したり、郵便ポストをピンク色に変えたりと恋人の聖地にぴったりなイメージとなっております。
ハートのモニュメントには二人の愛を誓う南京錠をつけることができます。日頃伝えていない「愛」や「感謝」の気持ちを旅の記念に投函してみてはいかがでしょうか。
あらぎ島
和歌山県の有田川町にある「あらぎ島」は、2013(平成25)年に国の重要文化的景観にも指定され、日本の棚田百選に選定されている名勝です。自然が生み出した美しい造形は、まさに有田川町のシンボルとも言えます。「あらぎ島」といっても島ではありません。
四季折々に美しく移り変わる風景がみどころです。なかでも、秋頃の稲穂がたわわに実った棚田は、圧巻です。有田川を挟んだ対岸に、展望台を設置しています。写真愛好家にも人気のスポットです。
養翠園(ようすいえん)
「養翠園」は紀州徳川家第十代藩主・徳川治寶(とくがわはるとみ)により造営された、松を主体とした約33,000平方メートルにおよぶ大名庭園です。1818(文政元)年から8年の歳月をかけて築きました。江戸中期を代表する庭園の池は、海水を取り入れた汐入りの池で全国的に珍しく、四季折々の花木が訪れる人々に季節を感じさせます。数奇屋造りの養翠亭や茶室も見どころです。
和歌山ならではの景勝を楽しむスポット3選
九龍島(くろしま)
「九龍島」は、古座川の河口から約1kmに位置する、周囲2kmほどの島で普段は無人島ですが、夏休みシーズンは観光客でにぎわいます。九龍島と書いて「くろしま」と読みます。この島はかつて「源平の戦い」で活躍した熊野水軍の居城があったとされており、九龍島神社には漁業の守り神・弁財天がまつられています。
海賊の住み処と呼ばれる洞窟や、珍しい亜熱帯性原生のタブ樹の群落が見られる自然の宝庫でもあり、吉野熊野国立公園にも指定されています。また、九龍島のすぐそばには鯛の形に似ていることからその名がついた「鯛島」もあります。現在は無人島で、某テレビ番組の無人島生活ロケでも利用されました。
夏休みシーズンになると、海水浴客や釣り人、シーカヤックやダイビングなど、レジャー観光に訪れるスポットとしても人気です。
橋杭岩(はしぐいいわ)
串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱がそそり立っています。海の浸食により岩の硬い部分だけが残り、あたかも橋の杭だけが立っているように見えるこの奇岩には、その昔、弘法大師と天の邪鬼が賭をして、一夜にして立てたという伝説もあります。
吉野熊野国立公園地域にあり、国の天然記念物に指定されています。目の前にある「道の駅 くしもと橋杭岩」で、ドライブの休憩に立ち寄って、海と岩のダイナミックな光景を楽しむこともできます。
南部梅林(みなべばいりん)
「南部梅林」は、南高梅の産地・みなべ町にある梅林です。南部川河岸のなだらかな山々に見渡す限りの梅林が続きます。毎年1月下旬から3月初旬まで開園されます。
入園門までには、梅干し・漬物・など地元農家のお店が期間限定で出店しており、中でも大人気なのが、さつまいもを原料とした梅林名物「かたやまのいももち」です。とっても柔らかく、あんこ入りとなしが選べます。梅林開園期間中のみの限定販売なので、「いももち目当て」の観光客も大勢います。
友達や家族でわいわい楽しむスポット3選
アドベンチャーワールド
「アドベンチャーワールド」は、「人間(ひと)と動物と自然とのふれあい」をテーマに全世代の方が楽しめる動物ふれあいテーマパークです。
パンダファミリーに会える「ブリーディングセンター」「PANDALOVE」、陸の動物が暮らす「サファリワールド」、海の動物パフォーマンスが見れる「マリンワールド」、遊園地の乗り物が楽しめる「プレイゾーン」など、動物たちとの出会い、ふれあい、感動が待っています。
アドベンチャーワールドといえばパンダ!というくらい有名ですが、バンドウイルカやホッキョクグマ、ペンギンなどの海の動物や、ライオン、トラ、チーターといった肉食動物もいて見ごたえ抜群です。遊園地も併設されているので一日楽しめます。
くじらの博物館
世界一のスケールを誇る「くじらの博物館」には、鯨の生態や捕鯨に関する学習・教育資料などおよそ1,000点におよぶ貴重なものが展示されていて、わが国捕鯨発祥の地として昔から現代までのおよそ400年の歴史を目の当たりに見ることができます。
館内は、1階から3階まで吹き抜けで、セミクジラやホッキョククジラなどの骨格標本、実物大のセミクジラの模型が迫力満点です。屋外にはプールがあり、クジラやイルカのショーも見られます。
鷲ヶ峰(わしがみね)コスモスパーク
「鷲ヶ峰コスモスパーク」は、その名のとおり9月末から10月初旬になると辺り一面にコスモスが咲き誇り、大自然との美しいコントラストを楽しむことができる公園です。360度パノラマが広がる鷲ケ峰の頂上からの展望はまさに圧巻です。
天気が良ければ遠くは淡路島、四国まで見渡すことができます。紀伊水道に沈む夕陽の美しさも楽しめます。また、鷲をイメージした「コスモスと風の館」や子供が遊べる遊具も完備してあります。また、コスモスだけでなく、春にはツツジの名所としても知られています。