
宿坊に泊まって高野山を楽しみ尽くす旅
和歌山宿坊に泊まって高野山を楽しみ尽くす旅
空海が開いたとされる和歌山県高野山。今回は西国三十三所観音満願の記念ということで高野山に行ってきました。とはえい高野山は日帰りでは充分に巡ることが出来ません。ということで今回の高野山は憧れの宿坊に宿泊します。夕食と朝食に精進料理を頂き、早朝から始まるお勤めを体験したいと思います。高野山を十二分に堪能する為と渋滞に巻きこまれない為、自宅を出発したのは午前3時。初日は朝9時には宿となる大圓院にチェックインしたのでありました。 以前高野山の宿坊を下見した際のお話はこちら→https://haveagood.holiday/plans/110344
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高野山のメインスポットはやはりここ、奥の院です。奥の院の入り口までバスを利用すると便利です。奥の院口から奥の院まで片道約2キロ歩くことになりますが、安心して下さい。参道の左右に展開する大小様々な墓地を眺めていると全く退屈しません、あっという間に境内まで到着してしまうでしょう。 この他の写真はこちらからどうぞ→
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奥の院はこの地点から約2キロ
バスで奥の院で下車するとこの地点ですが、奥の院前迄行くともう少し先になります。しかし、せめて往路だけはここからスタートしましょう。
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ズラリ並んだ水かけ地蔵様
横一列ずらりと並んだ水掛地蔵。次から次へ済まさないと行列がどんどん長くなりますよ。
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自分の顔が確認できますか?
深い井戸を覗き込んで、自分の顔が確認できたならなにか良いことがありますよ、という話らしい。流されて見てたのでこれ以上は調べてちょ。
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お食事の時間です
ちょうどこの辺りでお参りしていた時、仏様の食事を届ける行列が出発したところでした。
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大黒様ですね
七福神関係はこの他にも点在しています。専用の台紙もあるそうですから、興味がある方は探してみてくださいね。
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織田信長の公墓らしいのです
高野山参道にはこの他にも豊臣秀吉、石田三成等、様々な武将の名前が存在しますが、本当にほんまもんでしょうか?
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企業系の墓地が面白い
墓で面白いと言っては不謹慎ですが、様々な企業が意匠を凝らした墓石が存在します。写真は江崎グリコ株式会社の墓石。この他にもヤクルト等など多数あります。興味がある方は探してみて。
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可愛い地蔵様が目白押し
墓石ばかりかと思うと実は地蔵様も多く、表情も様々。お気に入りの地蔵様を探すのもありかも。
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大木のウロには何かが・・・
大木のウロに何気なく置かれた小さな地蔵様の姿をあちこちで見かけます。薄暗い奥にはきっと何かが宿っているようなきがしませんか。
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奥の院の御朱印
奥の院の納経所は御朱印だけでなく卒塔婆等様々な受付を行ってる為、意外に時間がかかります。もし、窓口の列が短かったなら先にお願いしても良いのかな。
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今回利用した宿坊です。宿の位置的には街のほぼど真ん中という地の利で選択しました。無料駐車場が道路の対面直ぐの場所にあるのもポイント。
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迫力の襖絵の間
夕食と朝食はこの辺りで頂きます。ここは上座に座るより下座に座った方が襖絵を鑑賞しながら食事が出来て何となく得した気分。
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案外量が多い夕食膳
食事が少ないより多いほうが良いかなと思ってあえて三の膳コースをチョイス。ご飯のおかわりも出来ますし、男性の方でも充分な分量があります。
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ご飯が進む朝食
朝食は一の膳プラスアルファでした。昨晩から何も間食してないおかげでご飯が進むこと。朝っぱらから2回もおかわりしてしまいました。
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本堂です
本堂では早朝5時50分頃から朝のお勤めが始まり、宿泊者も参加出来ます。また宿泊者に外国人も少なくなく、和尚が突如英語で説明始めたのに驚きました。
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大円院の御朱印
大円院のご本尊は阿弥陀如来様です。朝のお勤め後に内陣に入らせていただき直近で拝観することが出来ます。なお御朱印は早めにお願いしておいたほうがいいみたいですね。
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大円院から奥の院方面に少し歩いた右側に立派な建物があります。まず最初に正面を参拝し、右側からぐるりと回廊を進んでいきましょう。回廊最後の地蔵様がむしろメインです。なお、待機している説明したがりのオジサマがいろいろ説明していただけますが、時間が迫ってるときは上手に脱出を。
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物語仕立になっています
掲げられている額が刈萱堂が出来た経緯が物語使用になっています。身近な文章で構成されているので是非読んで頂きたいところ。
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御朱印です
刈萱堂地蔵尊の御朱印
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昔々、三代将軍家光公が建造したそうです。向かって右側が家康公の御霊屋で、左側が秀忠公の御霊屋。一見色褪せてしまってますが、しっかり着色されていたならまるで日光東照宮内にあってもおかしくないような建造物です。
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こちらは秀忠公
これ以上近くに寄れませんが、精緻な彫刻が施されているのがわかります。
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徳川家霊台の御朱印
拝観料の受付で御朱印を頂けるようなので頂いておきました。真ん中はご存知葵の御紋です。
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高野山奥の院口に近い当寺院には七福神の恵比寿さまがいらっしゃいます。正面左側にはお茶の接待も。
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恵比寿様は一番手前に
よく見るとね、奥の方にも様々な方々がいらっしゃるのです。一通りお参りしておきましょう。
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熊谷寺の表通りに面した堂
こちらはどちらの所属かよくわかりませんが、七福神の毘沙門天様が祀られています。
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奥の院を裏の舞台と称するなら壇上伽藍は表の舞台になります。様々なイベントが行われます。壇上伽藍とは、金堂を中心に据え、2つの塔が左右に展開するという、空海が作ろうとした理想の建物配置だと言われています。 この他の写真はこちらからどうぞ→
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超巨大な根本大塔
写真ではなかなかわかりにくいのですが、とにかく巨大な塔なのであります。写真に撮る際はこれでもかと離れないと上から下までがフレームに収まりません。
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内部は撮影禁止です
写真は出入り口を撮っただけです。たまたま内部が少し写ってるのは偶然。壇上伽藍一番の見どころになります。
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金堂も内部撮影禁止です
この日はむちゃくちゃ暑い日でしたが、建物の内部は床がひんやりとして涼しいのです。思わず寝ぞべって・・・みたかったなー。
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もう一つの塔
根本大塔とは真逆でとても地味。だけど風情はこちらのほうが断然上。残念ながら内部の拝観はできません。
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それ以外では一番派手
大師さま、この場合は空海を指すのですが、空海様がメインで利用していたと言われるのがここ、御影堂です。
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ぐるぐるぐると回しましょー
腰の位置に突き出た棒を押してぐるぐる回します。これで内部に収められた経を読んだことになります。要するに「マニ車」ですね。
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根本大塔の御朱印
根本大塔の大日如来の御朱印
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金堂の御朱印
金堂の薬師如来の御朱印
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拝観無料なのでズカズカと入らせて頂きます。どうやらビルマ関係、ぶっちゃけ戦争関連ですね。詳しく読んできませんでしたが、慰霊の建物ではないでしょうか。
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見逃すには惜しいスポット
参拝する右側には占い数珠、そして奥には戒壇めぐりなど。参拝するだけで済ませるには惜しいのです。
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高野山の街道には面白いもの、不思議なもの、そして美味しいものがいっぱい存在します。時間があれば全て立ち寄って、見て聞いて、触ってみて味わってみたいのですが、そんな事してたら100メートル進むのに一日必要です。表通りだけではなく裏の道とか探索対象がいっぱいあります。
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護摩焚きの焚き木だそうです
とある商店の倉庫に山のように積まれていたこちら、店頭にはその姿がありません。尋ねると焚き木として使用するんですって。
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ゲストハウスがあるんですね
外国人専用なんでしょうか、日本人は駄目なのかな。
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何屋さんでしょうか
難しい文字の書物でしょうか? 怪しい雰囲気がプンプン、なんて言ったら怒られるかしらん。
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エスニックなカフェ
横文字のCAFEにプラスして金色に輝く仏像がディスプレイ。調度品もエスニックなのでしょうか。どなたか確認をよろしく。(他力本願)
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本屋の店頭はご覧の通り
高野山の最重要人物である空海氏の本でウィンドウが埋まり尽くしています。ちなみに宿の部屋に漫画版があったので読み倒しました。一応。
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睡蓮ですね
通常6~7月辺りに咲く筈の睡蓮がまだ咲いています。通常の蓮ではないです、睡蓮です。
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紫陽花が咲いてるんですよ
最初目を疑ったのですが、とっくに枯れている筈の紫陽花が8月半ばでもまだ見ることが出来ます。
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般若湯が売ってるぞ
土産で購入した般若湯。これは酒じゃないんだぞ、ただの「湯」だからな。まさか高野山で堂々と般若湯が売られているとは。般若湯をよく理解できない方は調べてみましょう。
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昼食でたまたま入った食堂。眺めたら満席だったけど丁度入れ違いで座れてラッキーだったのです。メニューはごく日本的な麺類と丼類。でも、注文した親子丼がシンプルながらしみじみと美味しかったのでした。難点は回転が悪いところかな。食べてる人より待ってる人の方が多いのです。
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入りやすい店なんです
とても入りやすいお店のせいか、店名「三星」のせいかw。客の半数はYOU達でした。
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別の場所でバラで購入できなくて残念だと思ってたら、ここではバラで購入できました。しかも店頭でイートインさせてもらい充分に味わうことが出来ました。出来たての麸がモチモチでとても柔らかく、中の甘さ控えめの餡とベストマッチでした。
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本店じゃないみたいですね
熊谷寺の近くの道路対面にある当店は本店ではないみたい。もしかするとバラで購入できなかった店がもしかして本店?
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今から昼食を食べに行こうという時に何やってんでしょう。名物ごま豆腐の食べ比べみたいなことをやってしまいました。わざわざプレーンなごま豆腐を入れるところがミソです。
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最初はプレーンから
最初に基本を覚えておくと味の変化がよくわかります。特に黒蜜ときな粉の最強タッグは定番ですね。
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是非味わっていただきたい逸品。この他にも店頭にはいろーんな和菓子が並んでいて、どれもこれも試したくなりますが、とりあえず今回はこの三品に絞りました。手前の葛まんじゅう、奥の焼き餅も美味しかったですが、真ん中のくるみ餅が良かったですね。
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この誘惑に勝てますか?
老舗和菓子店に並んだ様々なお菓子。店内にはイートイン出来る大きなテーブルがありお茶のサービスがあります。購入した手をぜひ味わって。
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実は前回高野山の下見に来た際にも昼食として頂いたお店。名物釜飯は味噌汁とゴマ豆腐と漬物が付いたシンプルなセット。一見少ないように見えるけど量的に充分なんです。もれなくお焦げが付いて超美味しい。
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いつも満席
正直な話、回転が悪いのです。というのも、注文してから釜飯を炊くので最低でも30分は必要。その待ち時間に大門を観光する時間が充分にあります。
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釜飯は数種類から選べます
常備するレギュラーの釜飯はもちろんですが、季節限定のメニューや、壁には「時価」と書かれた恐ろしいメニューも存在します。
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釜飯のお店は大門に近い高野山の端。ここから中心部に行くのにはバスが便利ですが、本数が少ないんですね。バスの待ち時間に丁度いいのがお向かいのお餅屋さん。お店の中で座って頂けますからのんびり出来ます。
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半分以上がYOUです
ここからバスを利用する半分以上がYOUでした。ここから乗って一気に奥の院まで行く事ができて便利。
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正確には高野山に到達する手前にある不動様。横の道を通る際に立派な像があるなと思い今回帰りの際に立ち寄ることに。一旦ドライブインの方に停めて専用の橋を利用して向かいます。思ったとおり巨大で立派な不動様です。
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不動前のドライブイン
上からドライブインを見ると景色がいいんですね。少々暑かったのは玉に瑕。
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ドライブインで休憩を
高野山は行きも帰りも急坂と急カーブが連続します。途中、一休みできるところで休んでおいたほうが良いです。
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