広島ってどんなところ?
広島県は南は瀬戸内海に面し、北西部には中国山地が広がる、自然あふれる県です。その中心地、広島市は政令指定都市にも指定されており、人口が多く活気あふれる場所であり、平和記念公園や原爆ドーム、広島城など歴史に関する観光地が多くある場所でもあります。
また、広島市から比較的近い距離に厳島神社で有名な宮島があります。牡蠣の屋台やもみじまんじゅうのお店が多くあり、手軽に食べ歩きを楽しむこともできます。広島に来たら必ず寄りたい鉄板の観光スポットのひとつです。
瀬戸内海に面した、安北・安芸と呼ばれる地域では、瀬戸内海で獲れる新鮮な魚介を楽しむことができたり、美しい海を見ながらのサイクリングができます。他にも中国山地を中心とする備後の地域があり、緑に囲まれた豊かな大地が特徴です。様々な国立公園や、庭園や丘陵地がある場所です。
グルメはやはりなんといっても牡蠣と広島風のお好み焼きが人気です。獲れたて新鮮の牡蠣をその場で提供してくれる屋台から、牡蠣を使った料理をたくさん提供しているお店まで、様々なお店が牡蠣を売りにして展開しています。
また、生地の中に焼きそばを入れて具材を重ねながら作っていく、広島風お好み焼きも人気のソウルフードです。ソウルフードというだけあって、様々な場所にお店が立ち並んでいます。お店によって特徴が異なっているので、どの広島風お好み焼きを食べようか、迷ってしまうほど。大阪のお好み焼きとは全く異なっている広島県ならではの味を楽しむことができます。
他にも、瀬戸内海で水揚げされた新鮮な魚介を使ったグルメも人気が高いです。寿司や海鮮丼、刺身など、その港に揚がるものを使って作られる料理は絶品です。
広島といえば、野球チームの「カープ」の本拠地球場である「MAZDA Zoom-zoom スタジアム広島」も忘れてはなりません。ファンなら絶対訪れたいスポットです。
広島旅行の見どころ
歴史を感じる
広島駅から路面電車で15分ほどの場所にある平和記念公園。ここには戦争の悲惨さを伝えるための平和記念碑が建っています。この記念碑が通称「原爆ドーム」です。原爆ドームは、1996(平成8)年の12月に核兵器のもたらす甚大な被害を後世に伝える建築物として世界文化遺産に登録されました。
この原爆ドームは元々、1915(大正4)年に広島県の地産品を販売するために建てられた施設でした。広島県美術展覧会や博覧会も行われ、街のシンボル的な存在として人々に親しまれていました。戦争を経て現在は、建物の外壁と骨組みだけの姿で核兵器の威力を伝える存在として、その場所に在り続けています。
原爆ドームのすぐ隣には広島の「過去」「今」「未来」に想いを馳せることができるような工夫が凝らされた施設「おりづるタワー」もあります。グルメや楽しい観光スポットももちろん旅の醍醐味ですが、広島を訪れたなら1度はそれらを見て、平和について深く考えてみたいですね。
しまなみ海道をサイクリング
しまなみ海道とは、瀬戸内海に浮かぶ島を7つの橋で渡ることができる海道です。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長60kmもの海道は、緑あふれる島や青い海が織りなす風景を楽しみながらサイクリングを楽しむことができます。
サイクリングの道中では、瀬戸内海を一望できる絶景スポットを眺めたり、村上海賊ゆかりの地を巡ったり、島に暮らす人たちとの交流をしたり、と様々な楽しみ方ができます。また、レモンの産地として有名な瀬戸内海ですが、そのほかにローストチキンやコロッケなどのグルメもあります。それぞれの島のグルメを楽しんでみるのもいいですね。
潮風に吹かれながら、瀬戸内の美しさを満喫してみてはいかがでしょうか。
大久野島でうさぎと触れ合う
瀬戸内海に浮かぶ小さな島、大久野島は、別名うさぎ島と呼ばれています。その名の通り、ここには約700羽の野生のうさぎが自由に暮らしています。
可愛らしいうさぎとのんびり触れ合うことができる癒しの島ですが、実はこの大久野島、戦時中に秘密裏に毒ガスの研究がされていた島で、地図から名前が消されていた島でした。戦後70年経った今でも当時の研究所の施設がそのまま残されており、平和学習をすることができます。
そういった背景のある島ですが、新鮮な魚介や地産品を使ったグルメや、のんびりとした島の雰囲気は日々の忙しさを忘れさせてくれること間違いなしです。
瀬戸内の海の幸を楽しむ
広島といえば牡蠣が有名ですが、牡蠣の他にも、年間通してたくさんの海の幸が楽しめます。瀬戸内海には漁港がたくさんあるので、水揚げされたばかりの新鮮な魚介が気軽に食べられます。鯛めしやイカの活き造り、新鮮なネタのお寿司、海の旨味が詰まったあら汁や海鮮丼。バラエティ豊かな海の幸に、どれを食べようか目移りしてしまいます。
漁港の他にも、新鮮な魚介が楽しめる小料理屋さんや居酒屋さんが多くあります。お酒を飲みながら海鮮を楽しむことができるお店や、お得なランチプランがあるお店もたくさんあります。自分のお気に入りもお店を探してみるのもいいかもしれません。
中国山地でトレッキングする
広島といえば海のイメージが強いかと思いますが、中国山地があるために実は緑がとても豊かな県でもあるんです。
豊かな緑の中にいると癒されて、元気が出てくる。そんな経験がありませんか?実はこれは「森林セラピー」といって科学的にも証明されている療法です。この「森林セラピー」を提供できる「森林セラピー基地」「森林セラピーロード」は全国に62ヵ所もあるのですが、なんと広島県安芸太町は初めて森林セラピー基地に認定された場所でもあるんです。里山のガイドさんと一緒に大自然に囲まれて広大な自然を静かに、ゆったりと楽しむことができます。
さらに、産地直送の新鮮な農産物を扱うお店も多く、中国山地の豊かな自然の中で育てられた野菜や果物、花や米などを購入することができます。農薬使用履歴は完全に記録され、地元生産者の顔が分かるように販売されているので、安全性も抜群です。新鮮な大地の恵みを味わってみるのもいいですね。
広島市エリア
広島県の中心地、広島市。JR広島駅があり、アクセスが便利であることが特徴です。ここに観光拠点としてホテルを取れば、比較的どのエリアにもスムーズに行くことができ、便利です。
都心といっても、交通の便が良いだけではありません。世界遺産である原爆ドームや、広島城など、近くに観光スポットがたくさんあります。観光初日は広島市から観光をスタートしてみるのもいいかもしれませんね。
縮景園
縮景園は、広島市内中心地に位置している名園です。歴代藩主に愛され、今もなお市民や観光客に親しまれている庭園です。1619(元和5)年に福島正則(ふくしままさのり)が信濃国川中島(かわなかじま)に移封された後、紀州和歌山から浅野長晟(あさのながあきら)が新しい広島藩主として入国しました。
この縮景園は、その翌年、浅野家の別邸として造られたもので、「泉邸(せんてい)」の名でも親しまれています。明治以後も、縮景園は引続き浅野家の別邸とされていました。戦時中、大本営が広島城内に置かれた時には、ここが副営となり、園内にある清風館を、明治天皇の居所にあてられてられました。さらに、1913(大正2)年に園内に観古館が設置されました。
その後、観賞が許されるようになり、さらに1939(昭和14)年に浅野家がこの庭を広島県に寄付してからは、広く一般にの人々に解放され、年間通してたくさんの人が訪れる観光名所になりました。
庭園の造りは、中央の池を跨虹橋によって二分し、茶室や小亭、山、川、島などを巧みに配置し、小径を通って園内を回遊することのできる回遊式庭園になっています。これは、江戸時代の諸大名の大庭園に多く見られる形式で、各部分が季節ごとの変化に富んでいて、都心で気軽に四季を感じることができる場所です。
広島城
広島城は、毛利輝元が築いたお城です。毛利輝元は、豊臣秀吉の政権を支える五大老の一人として知られており、豊臣秀吉が天下を統一すると、新しい建築様式の城を作るために尽力しました。それがこの広島城で、水や交通の便の良い場所に作る、近代城郭を意識した建築様式である「平城」というタイプのお城です。
築城後、関ヶ原の戦いに惜しくも敗れてしまった毛利輝元は、「周防・長門」へ転封になります。その後広島城は、福島氏、次いで浅野氏が居城していました。
昭和に入り築城以来の天守閣は国宝に指定されましたが、原爆によって倒壊してしまいます。その後、1958(昭和33)年に外観復元、1989(平成元)年には築城400年を機に内部改装を行ない、現在は武家文化をテーマとした歴史博物館となっています。
原爆ドーム
1996(平成8)年に世界遺産に登録された原爆ドーム。核兵器の威力や戦争の恐ろしさを後世までに伝えるための重要な建築物です。唯一残っている外壁と骨組みが尚更戦争の悲惨さを訴えています。
おりづるタワー
おりづるタワーは、2016年に世界遺産である原爆ドームの隣に新しくオープンした観光スポットです。お土産ショップや、カフェが併設されていてる商業施設ですが、屋上フロアは「ひろしまの丘」と呼ばれるウッドデッキの展望スペースになっていて、屋上からの景色を楽しむことができます。
中でも見どころは、このタワーのシンボルと言える「おりづるの壁」です。なんと、こちらの「おりづるの壁」では過去の来場者が折った鶴がそのまま蓄積されており、外からその様子を眺めることができるのです。自分で折った折り紙の鶴をタワーの壁の隙間に落とし、平和への祈りをささげてみましょう。
湯来温泉(ゆきおんせん)
湯来温泉は、「広島の奥座敷」といわれる名湯です。広島県内最大の温泉地ですが、静かで落ち着いた雰囲気があり、閑静な温泉街の中でゆったりと過ごすことができます。その昔、渓流のほとりで傷ついた白鷺が傷を癒しているところに泉源があったという逸話も残っているほど、癒しのパワーが強い温泉です。
温泉の実力も備えながら、四季折々のイベントも多いのが魅力です。3月1日に「清流の女王」と言われるアマゴの漁の解禁が解禁され、釣り人に人気のスポットになります。5月には新緑の中のハイキング、初夏にはカジカの声や自然繁殖したホタルが飛ぶ姿を見ることができます。
秋は紅葉狩りのできる石ヶ谷峡や加下峡、山岳登山などは外すことのない絶景ポイントです。都心からのアクセスも比較的良く、気軽に自然と癒しを感じることができる温泉地です。
三瀧寺
広島市の北西の三滝山の谷間に位置する三瀧寺は、滝と自然を楽しむことができる癒しの場所として人気の観光スポットです。
三滝山は古く茶人の上田宗箇が城下の茶室の借景として松を植えた山として宗箇山とも呼ばれています。境内には、県の重要文化財の朱色の多宝塔があり、塔内には国の重要文化財である木造阿弥陀如来坐像が安置されています。また、春は桜、秋は紅葉の名所として知られていて、花を愛でに来る人たちもたくさんいます。11月中旬からは毎年もみじ祭りを開催しており、この期間は茶室と庭園でお茶会を楽しむこともできます。
宮島周辺エリア
広島代表の観光スポット、宮島。あの有名な厳島神社をはじめとする、歴史に根ざした観光スポットや、牡蠣などの海の幸を楽しめるお店、食べ歩きを楽しむことができる商店街、さらに、瀬戸内海の海の生物を観察できる水族館まであるんです。観光スポット自体はコンパクトにまとまっていますがじっくり回れば丸1日いても楽しむことができる場所です。
広島駅からフェリーが発着する宮島口駅までは30分ほどの場所にあり、アクセスしやすいのも嬉しいですね。潮風に吹かれながらフェリーに乗って行くことで、より一層テンションが上がること間違いなしです。
厳島神社
1400年の歴史を持つ、言わずと知れた神社です。松島・天橋立と並び日本三景「安芸の宮島」として知られていて、1996(平成8)年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。
始まりは推古天皇の時代、593年に佐伯鞍職(さえきくらもと)という人によって建てられたとされています。御祭神は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)が高天原(たかまのはら)で剣玉の御誓(うけい)をされた時に御出現になった神々です。この神々は、御皇室の安泰や国家鎮護、また海上の守護神として古くから信仰されています。
安芸守となった平清盛(たいらのきよもり)が篤く崇敬し、1168(仁安3)年に寝殿造の様式を取り入れた御社殿に修造しました。清盛の官位が上がるにつれ平家一門のみならず、1174(承安4)年に後白河(ごしらかわ)法皇の御幸(ごこう)、1180(治承4)年3月と9月に高倉上皇の御幸(ごこう)があるなど、多くの皇族・貴族が参詣され、都の文化がもたらされました。
厳島神社に対する篤い信仰は、平家から源氏の世になっても変わることなく、室町時代の足利尊氏や義満、戦国時代の大内家、毛利家などからも崇拝されました。そして、現代においてもその信仰は変わることなく、国内外からたくさんの観光客がそのご利益にあずかろうと参拝しに来るパワースポットとなっています。
神社周辺にはたくさんのカフェが軒を連ねているので、参拝後の休憩にはもってこいです。また、もみじまんじゅうを扱うお店も多くあるので、食べ比べてみるのもいいですね。
宮島表参道商店街
宮島のメインストリートといえばここ、宮島表参道商店街です。別名、「清盛通り」とも呼ばれていて、昔から続く老舗店や、インスタ映えしそうな最新スイーツのお店まで、様々なお店が軒を連ねる、食べ歩きスポットです。おなじみのもみじまんじゅうやあなご飯、店頭で焼きたての牡蠣を食べられるお店、ソフトクリームなどが食べられる甘味処までなんでも揃う観光スポットです。
中でも商店街の真ん中に位置している「宮島の大杓子」は、重さ2.5t、長さは7.5mもある商店街のシンボルです。なぜこんなに巨大な杓子が置いてあるのかというと、実はしゃもじは宮島の名産の1つなんです。
厳島神社を建設した名残で、木工細工を得意とする職人さんが昔から住んでいて、「宮島細工」として有名なんです。このしゃもじも宮細工の1つとされていて、丁寧に作られたしゃもじはお土産としてもとても人気が高いものです。
大聖院
大聖院は、真言宗御室派(総本山仁和寺)の大本山です。実は宮島にある寺院の中で最も長い歴史を持っています。806年に空海が宮島に渡り開いた寺院で、皇室との関係も深いのです。鳥羽上皇勅令の祈願道場になっていた歴史もある、格式高い寺院です。
大聖院に祭られている仏様は、十一面観世音菩薩をはじめとする数々の観音菩薩、不動明王、三鬼大権現、七福神、一願大師などがあります。家内安全・商売繁盛のご利益があるとされていて、年間約50万人の参拝者がこの大聖院を訪れます。
宮島桟橋から歩いて20分ほど、対岸の町並みを臨むことができる眺めのいい場所にあります。大聖園には桃山時代の築庭として有名な庭園がありこの庭園では、豊臣秀吉が歌会を開いていたことでも有名です。閑静な庭園と眺めの良さが特徴です。
宮島水族館
宮島水族館は、厳島神社からすぐ近くの場所にある瀬戸内海有数の水族館で、通称「みやじマリン」です。世界遺産の厳島神社があるため、景観に配慮した和風建築になっている珍しい水族館です。「いやし」と「ふれあい」がコンセプトで、瀬戸内海の海の生き物を中心に350種類以上13,000点以上を展示しています。
「癒しの海」ゾーンは普段瀬戸内海で見ることができる魚から、珍しい魚まで、たくさんの魚たちが泳ぐ水槽があります。「生きもののからだと暮らし」ゾーンは、海の生き物の進化を順を追って見ることができます。他にも「せとうち研究」ゾーンや「宮島の干潟」ゾーンなど、合計10のゾーンに分かれています。
海の生き物をより身近に感じてもらえるような参加型の展示を行っていて、海獣エリアでは、トドやアザラシ、コツメカワウソなどの可愛い動物にたくさん会うことができます。
中でも人気は瀬戸内海のクジラと呼ばれているスナメリです。ゆるい顔がなんとも可愛らしくて癒されますが、瀬戸内海の食物連鎖の頂点に君臨している哺乳類でもあるんです。見た目はイルカに似ていますが、背びれがないのが特徴で、白くてつるんとしたフォルムとゆったり泳ぐ姿が人気の秘密です。
また、ライブプールという屋外プールではアシカショーが毎日開催されています。アシカたちの大迫力のショーが人気を博しています。
大野瀬戸
日本三景の1つ、宮島を背景に広がる大野瀬戸は、波静かでおだやかなオアシススポットです。牡蠣の名産地としても知られ、収穫シーズンになると水揚げ風景を見ることができます。
また、潮の干満により、この一帯は小魚の宝庫として釣り好きの人には人気のスポットです。季節に応じて、ギザミやメバル、チヌ、など種類の魚が群れをなし、観光釣り船の姿も多く見受けられます。
少し離れた場所に鳴川海岸という海岸があり、ここでは夏になるとボードセーリングなどのマリンスポーツや海水浴ができ、こちらも人気のスポットです。静かな海岸でゆったり過ごして見るのもいいかもしれませんね。
安芸エリア
安芸エリアは、自然と文化が根ざしているエリアです。
御手洗町並み保存地区や西条酒蔵通りなど、昔ながらの街並みが今もなおそのままの姿で残されていたり、戦艦「大和」を中心とする様々な戦艦について学ぶことができる大和ミュージアムがあります。
また、大平山公園からは瀬戸内海を一望することができ、絶景ポイントとして人気のスポットです。
大和ミュージアム
大和ミュージアムの通称で知られている、呉市海事歴史科学館です。あの有名な戦艦「大和」を建造した日本一の海軍工廠の町として栄えた呉市。戦後は世界最大のタンカーを数多く建造するなどしました。この呉市のおかげで日本は、戦後約10年ほどで世界一の造船国として発展したのです。
ミュージアム内は、戦艦「大和」の10分の1モデルをはじめ、人間魚雷「回天」や零式艦上戦闘機62型などの実物資料が展示されています。他にも船を中心とした科学技術の原理を学ぶことができるコーナーや、操船シュミレーターなどがあり、船の操縦を体感できる展示も充実しています。
屋外には戦艦「大和」をモチーフにした公園があり、家族揃って楽しむことができるスペースがあります。また、毎週土日には科学イベントを開催。サイエンスショーや工作教室、ワークショップなど多彩なプログラムを準備しているので、お子さんの夏休みの自由研究などにも役立ちそうですね。
御手洗町並み保存地区
ゆったりとした時間が流れる風待ちの港町として栄えていた呉市御手洗地区です。1994(平成6)年、重要伝統的建造物群保存地区として国から選定されました。
御手洗地区は17世紀の中頃に形成されて以来、江戸時代の約200年間を経て昭和初期に至るまで、瀬戸内海交通の中継港として発展し、今もなおその街並みが残されています。土地が狭いため数度にわたって埋め立てられた御手洗地区は、大小の商家や茶屋、船宿、住宅、神社、寺院などが混在し、集落中心路、集落連絡路、小路などが網の目のように巡っています。
また大波止、石橋、高燈籠、石垣護岸、雁木等、港町の生活上必要な土木的建造物が当時のまま現存しているものもあります。インスタ映えしそうな古い街並みの中を散歩してみてはいかがでしょうか。
西条酒蔵通り
東広島市に位置する西条は、広島県屈指の銘醸地として有名です。
江戸時代に作られた細長く連なる宿場町は「酒蔵通り」としてその町並みを残しています。酒蔵の赤レンガの煙突、白い漆喰の壁、千本格子の町屋造りが目にもいやされるスポットです。そしてその所々にお酒の仕込み水として使用する井戸が無料開放されています。
酒本巡りは、1つ1つの酒本の距離が離れいていたりするのですが、ここ西条は1km圏内になんと7つもの酒蔵があるんです。昔ながらの街並みを散歩しながらお酒を楽しむことができちゃいます。
さらに、地元の東広島市観光協会ボランティアガイドの方にによる西条ガイドのサービスもあります。美味しいお酒と美しい町並みを1度に楽しむことができるスポットです。
大平山公園
大平山公園は、とびしま街道の最初の島にあたる、下浦刈しまの大平山にある公園です。見どころは、何と言っても瀬戸内の絶景を楽しめること。
大平山の標高は275mで、麓から山頂まで歩いて1時間半ほどです。もちろん、山頂までは車で登ることもできるので、お手軽に絶景を楽しむこともできます。また、春には桜の名所としても有名で、多くのお花見客が訪れるスポットでもあります。
ハイキングをして、瀬戸内の絶景を見ながらピクニックを楽しむのもいいかもしれません。
旧海軍兵学校
旧海軍兵学校は、1888(明治21)年に東京、築地から移転してきた海軍将校養成の基地です。移転してきて以来、当時の若い人たちの憧れを集めていた基地です。現在では、海上自衛隊の幹部候補生学校や、第1術科学校などになっています。
教育参考館には、旧海軍の資料が約16,000点が保存されていて、そのうちの1,000点が展示されています。神風特攻隊員たちの遺品など、戦争の波に飲まれた若い人たちの息遣いが感じられます。旧海軍兵学校の見学は無料ですが、見学時間が決まっているので注意が必要です。
そしてもう1つの見どころは、海軍カレーを味わうことができるというところです。見学者控室のある江田島クラブ1階のレストラン江田島で食べられる海軍カレーは本場の味。ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
芸北エリア
広島県の中でも、自然あふれるエリアが芸北エリアです。
初心者から熟練者まで登山を楽しむことができる山があったり、日本屈指と呼ばれている明鏡があったりと、自然の中の美しさに触れることができるスポットが多いのが特徴です。また、毛利元就の墓など、歴史を感じながら死産の中を歩くことができるスポットもあるのでおすすめです。
三段峡
日本屈指と言われている名峡、三段峡。全長16kmにも及ぶ渓谷では、美しい緑と水の中で思い切り自然を楽しむことができます。中でも五大景観と呼ばれている黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝は見ごたえ十分です。
特に春の新緑と秋の紅葉の時期の美しさは、大自然がつくりだす芸術品そのもの。時間、天候、季節によりまた違った景色が楽しめるのも魅力の1つで、峡谷美だけでなく多種多様な植物群と遊歩道から古木、巨木を見ることのできる日本唯一の峡谷です。
深入山
深入山(しんにゅうざん)は、山全体が草原に包まれたなだらかで美しい山です。3つのコースからなる登山口は初心者から熟練者まで幅広く楽しむことができます。
山頂には、360度の大パノラマが待ち受けています。北には臥竜山や大山、西に恐羅漢山、南に瀬戸内の野呂山まで見渡せます。山頂までは所要時間は約1時間ほどで到着できるので、比較的気軽に自然を楽しむことができます。近くには宿泊施設やキャンプ場もあり、本格的に自然とふれあうことも可能です。
また、毎年4月には約100haを焼き尽くす「深入山山焼き祭り」が行われます。文字通り山に火をつけて燃やすのですが、古くはワラビ山や肥草山として利用するために行われていて、今もなお伝統行事として残っている行事です。
毛利元就の墓
毛利元就は、室町時代後期から戦国時代にかけての安芸の国人領主で、後の戦国大名です。たった1代で中国地方のほとんどを統一した実力派の大名として知られています。晩年に3人の息子に「三本の矢」のたとえ話をしたという逸話があることで有名です。
毛利元就は、中国地方をほぼ平定した1571(元亀2)年に、75歳で没しました。そんな彼の墓標には、菩提寺の洞春寺が建立されました。墓前の石灯籠の中には、吉田の名医土生玄碩や広島藩主浅野吉長から寄進されたものもあります。
標樹近くに「贈従三位大江朝臣元就卿御墓」の墓碑があり、毎年7月16日には、現在の71代目毛利家当主を招き、墓前祭が行われています。歴史に思いを馳せながらゆったりと散策できる観光スポットです。
備後エリア
備後エリアも自然を満喫するにはもってこいのエリアです。
年間通して様々な草木を楽しむことができる世羅高原農場では、様々なテーマに沿った広場があり、大人から子供まで楽しむことができます。他にも、日本の四季を感じながら周遊できる日本式庭園の三景園や桜や紅葉の名所として有名な高見山なども備後にあります。
世羅高原農場
世羅高原農場では、季節折々の花畑を楽しむことができます。
春はチューリップが有名です。300品種75万本に及ぶチューリップを、畑ごとにデザインを変えて植栽していて、様々な花模様を楽しむことができるんです。中でも、カラフルなチューリップを使って表現された「花絵」は圧巻のひと言です。
夏はひまわりが人気です。広島県のメインスタジアムである、マツダスタジアムよりも広い丘一面を、50品種110万本のひまわりが黄色く染め上げます。背の高い大きなひまわりに囲まれて写真を撮れば、インスタ映え間違いなしです。
秋はダリアが咲き誇ります。550品種という西日本最大規模のダリアは、色とりどり、形も様々で、見ていて飽きることがありません。中でも直径30cmをこえる超巨大輪の品種は驚きの豪華さです。
他にもバーベキューを楽しむことができる農場レストランがあります。農場限定グルメとして人気のせらバーガーなども味わえる人気レストランです。他にも、ハーブティーが美味しい花カフェやお子さんも楽しめる体験メニューやイベントも盛りだくさんの農場です。
三景園
三景園は、広島空港開港を記念して1993年に造られた、築山池泉回遊式庭園です。広島県の山渓谷、瀬戸内海の風景をモチーフに庭園化したもので、広島の里や山や海をテーマに3つのゾーンに分かれています。
1つ目は、自然林を生かした山のゾーンです。高低差約14mの「三段の滝」があり、自然の迫力を間近で感じることができます。
2つ目は、里のゾーンです。竹林、梅林、ため池(里の池)、もみじ谷があり、広島の里山をイメージした豊かな大地を楽しむことができます。
3つ目は、瀬戸内海を表した海のゾーンで、大海に中島群と橋、そして、宮島を連想させる数寄屋風水上建築の「潮見亭」等があります。この3つの景色を楽しむことができることから「三景園」と名付けられているのです。
季節折々のイベントも豊富で、3月には梅まつり、5月には新緑まつり、ぼたん祭り、ツツジ祭りがあり、11月にはもみじ祭りがあります。中でも6月に開催されている花まつりでは、約100種類、10,000本の紫陽花が咲き乱れている姿を楽しむことができるんです。年間通して花を楽しむことができる魅力的な観光スポットです。
香山ラベンダーの丘
香山ラベンダーの丘は、世羅高原農場と同じ、世羅郡世羅町にある観光農園です。「風になって、香りの中で、あなたに出会う」というコンセプトで作られた花畑は周りを緑の山々に囲まれていて、自然を感じることができる癒しスポットとして人気です。
一面の花畑だけではなく、カフェも併設されていて、季節を意識したスイーツやハーブティーを楽しむこともできます。中でもラベンダーを使ったラベンダーソフトは、淡いうす紫色の可愛らしいソフトクリームで、インスタ映え間違いなしです。他にも、ラベンダーの香りのするサシェや石鹸などのお土産も豊富です。
ラベンダーの見頃は6月中旬から7月下旬ですが、4月から5月はアイスランドポピー、8月から9月にはブルーベリーが楽しめます。
国立公園高見山
高見山は、標高283mの山の国立公園です。しまなみ街道の中でもビュースポットとして人気の観光場所です。展望台からの眺めは、瀬戸内海随一を誇っていて、因島大橋や瀬戸の島々を一望でき、天気の良い日は四国連山まで望むことができます。
山頂から続く遊歩道「瀬戸のうたみち」は文学の散策路、春は桜の名所として人気で、毎年多くの観光客が訪れます。また北斜面には向島洋らんセンターへと続く遊歩道が展開し、豊かな自然を楽しむことができます。
桜はもちろん、秋は紅葉の名所としても知られています。他にも、朝日や夕日、そして夜には尾道の夜景を楽しむこともできちゃうんです。季節や時間によって様々な景色を見せてくれる高見山。ぜひ頂上からの眺めを楽しんでみてはいかがでしょうか。
備北エリア
こちらも山や公園などの自然を感じるスポットが多いエリアです。
中でも備北丘陵公園は中国地方で初めての国営公園で、中国山地の里山の様子が保存されている場所があったり、アスレチックを楽しむことができる場所があるのが特徴です。
備北丘陵公園
備北丘陵公園は、全国で11番目、中国地方では初の国営公園です。園内はいくつかのエリアがあり、売店や食堂のある「中の広場」や、中国山地のふるさと景観が再現されている「ひばの里」、春から秋にかけてたくさんの花が咲く「花の広場」などがあります。
中でも人気なのは「花の広場」で、季節ごとに様々な種類の花を楽しむことができます。春はチューリップやネモフィラ、夏はヒマワリやアヤメ、秋はコスモスなどが広場一面に咲き誇る様子は思わず写真に収めたくなってしまいます。
他には、「林間アスレチックコース」、「サイクリングコース」、「ディスクゴルフコース」、グラウンドゴルフや桜が楽しめる「つどいの里」、思いっきり遊べる「大芝生広場」、ありのままの自然の残る「いこいの森」などがあります。サイクリングやゴルフ、カヌーやツリークライミングなど、多彩なアスレチックやスポーツを、大人から子供まで楽しむことができます。
吾妻山
吾妻山は、比婆道後帝釈国定公園にある標高1,239mの山です。イザナギノミコトが、比婆山に眠るイザナミノミコトへ「ああ、吾が妻よ」と呼びかけたという言い伝えがあるほど、日本の創世記から歴史として記録が残っている、パワースポットとしても人気の観光場所です。
山にはブナの原生林が茂り、イワカガミなどの高山植物が群生していて、登山をする人たちを楽しませてくれます。山腹には、休暇村吾妻山ロッジがあり、登山やハイキングの基地として利用できるので、安心ですね。
大自然に囲まれて、自然のパワーをもらってみるのもいいかもしれません。
しまなみ海道エリア
瀬戸内海に面したエリア、しまなみ海道エリア。ここでは海の幸を堪能することができるお店や、瀬戸内海の絶景を楽しむことができる絶景ポイントなどが多くあります。
サイクリングコースとしても有名なエリアなので体力に自信のある方はぜひ自転車を使って瀬戸内海を満喫してみてはいかがでしょうか。
亀老山展望公園
亀老山展望公園(きろうさんてんぼうこうえん)は、標高307.8mの山にある瀬戸内海国立公園です。パノラマ展望台ブリッジからは、世界初、三連吊橋「来島海峡大橋」と日本三大急潮のひとつ「来島海峡」の潮流を臨めます。また、晴れた日には四国山脈の中に連なる西日本最高峰「石鎚山」を眺める事ができます。
実はそれだけではありません。夜には来島海峡大橋のライトアップや今治市の夜景も楽しむことができるんです。時間によって様々な表情を見せる景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。
広島のご当地グルメ
もみじまんじゅう
広島のお菓子といえばこのもみじまんじゅう。もみじをかたどった生地の中にあんこが入った、全国的に有名なお土産です。しかし、なぜもみじの形をしているのか、気になったことがある人も多いのではないのでしょうか。
実は、もみじは広島県の県花で、そのもみじをかたどって作られたのです。ふんわりしっとりのカステラ生地の中には、なめらかなあんこが入っていて、一口食べるとカステラ生地の優しい甘みとあんこの甘みが口いっぱいに広がります。子供から大人まで、世代を問わずたくさんの人に愛されているお菓子です。
現在では、定番のあんこの他にも、生地にメープルシロップを練りこんだものや、中にチョコレートが入ったもの、チーズが入ったもの、季節限定のものまで、たくさん種類があって選ぶのも楽しくなってしまいます。
家族や友人、会社へのお土産にすれば喜ばれること間違いなしですが、自分用にいくつか買って食べ比べてみるものいいかもしれません。
広島かき
広島で外せないグルメ、牡蠣。通常冬が旬なのですが、ここ広島では、なんと年間通して牡蠣を食べることができます。それだけではありません。かきを使った料理もたくさんあり、それらを満喫することができます。
牡蠣といえば、生で食べる生牡蠣と焼いて食べる焼き牡蠣を想像される方が多いと思いますが、牡蠣フライや牡蠣の炊き込みご飯、他にも様々な料理に使われています。牡蠣料理を求めて、グルメ旅行をしてみるのも楽しいかもしれません。
広島風お好み焼き
広島のソウルフード、広島風お好み焼き。聞いたことはあるけど、実際どんなものなのか、あまりよく知らない方も多いのではないでしょうか。
大阪のお好み焼きと、どう違うのかというと、大阪のお好み焼きは細かく切ったキャベツや具材を生地に入れて混ぜて焼く、「混ぜ焼き」が主流なのに対して、広島のお好み焼きは生地や卵、肉などを切らずに重ねて焼いていく「重ね焼き」が主流です。さらに、中華そばやうどんといった麺が重ねられることが多いのが特徴で、味付けこそ似ていますが、完成した形は全く違います。
重ねて焼いているため、カットすると断面が層のようになっています。ソースや生地、重ねるものはお店によって様々です。見た目のインパクトも大きい、広島風お好み焼き。色々なお店を巡って食べ比べてみてはいかがでしょうか。
宮島あなご飯
宮島観光の定番グルメ、「あなご飯」。あなごの骨からとった出汁に味をつけて炊いたり、タレを染み込ませたりしたご飯の上に、じっくりと焼き上げた穴子を盛り付けた地元グルメです。
1897(明治30)年に開業した旧宮嶋駅の駅売弁当として販売されたことが始まりで、ご飯の上にびっしりと敷き詰められた穴子は見た目からも美味しさが伝わってきます。このインパクトのある駅弁は、全国的にもとても人気で、駅弁日本一に表彰されたこともあるほど。
タレや焼き方は、お店によって異なっていて、まさにその店の味が出るところです。気軽に駅弁で食べるもよし、お店でじっくり味わうのもよし、その日のスケジュールに合わせて楽しむことができるグルメでもあります。
鞆の浦鯛めし
福山市の鞆の浦では、たくさんの鯛が漁れることから、鯛めしが有名です。
冬に外洋で育った鯛が、初夏になると産卵のために波が穏やかな瀬戸内海に集まります。この鯛を狙って行われるのが「鯛しばり網漁」です。約380年前の江戸時代に始まったとされているこの漁法は、網で鯛を囲い、一気に引き上げるというもので、現在では無形民俗文化財に指定されているほどです。
このような漁法で水揚げされた鯛は、新鮮なうちにお店に届けられて調理されます。よって、鞆の浦には鯛を扱うお店が軒を連ねているんです。
また、鞆の浦は「都市景観100選」や「美しい日本の歴史的風土100選」などにも選定されているほどの美しい街並みが保存されているエリアでもあります。美しい風景と鯛料理を一緒に味わいたいですね。
広島へのアクセス・所要時間
飛行機
広島行きの飛行機が発着しているのは、主要都市では東京・仙台です。大阪・京都・名古屋・神戸などには発着していないので注意が必要です。
- 東京ー羽田空港からの場合:約1時間25分(ANA/JAL)
- 東京ー成田空港からの場合:約1時間40分(ANA(BEXエアラインとのコードシェア便)/春秋航空)
- 仙台からの場合:約2時間(IBX/ANA)
- 北海道からの場合:約1時間20分(ANA/JAL)
新幹線
広島の新幹線停車駅は広島駅です。主要都市からは1時間30分〜4時間程度で到着することができます。広島駅は広島市の繁華街近くに位置していますので、到着後すぐに観光をスタートすることができます。
- 東京駅ー広島駅:約4時間(のぞみ)
- 大阪駅ー広島駅:JR新大阪駅から約1時間30分(さくら/のぞみ/みずほ)
- 京都駅ー広島駅:約1時間40分(のぞみ)
- 名古屋駅ー広島駅:約2時間20分(のぞみ)
- 神戸駅ー広島駅:新神戸駅から約1時間20分(さくら/のぞみ/みずほ)
- 福岡駅ー広島駅:JR博多駅から約1時間10分(さくら/のぞみ/みずほ)
高速バス
広島へ行くのに、1番リーズナブルなのが高速バスです。夜行バスを使用すれば寝ている間に広島に到着することができるのが大きな魅力ですね。
- 東京駅ー広島駅:東京駅八重洲南口から約11時間35分(ニューブリーズ号(小田急バス・中国JRバス))
- 大阪駅ー広島駅
- 大坂駅JR高速バスターミナルから約7時間20分(青春ドリーム広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 大坂駅JR高速バスターミナルから約6時間30分(山陽ドリーム広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 大坂駅JR高速バスターミナルから約4時間50分(青春昼特急広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 大坂駅JR高速バスターミナルから約5時間(山陽道昼特急広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 京都駅ー広島駅
- 京都駅烏丸口約8時間40分(青春ドリーム広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 京都駅烏丸口約6時間10分(青春昼特急広島号(西日本JRバス・中国JRバス))
- 名古屋駅ー広島駅:名古屋駅新幹線口から約9時間15分(広島ドリーム名古屋号(JR東海バス・中国JRバス))
- 福岡駅ー広島駅:
博多駅バスターミナルから約4時間50分(広福ライナー(JR九州バス・中国JRバス・広交観光・中国バス))
車
車で広島駅に向かった場合、そのまましまなみ海道をドライブしたり、車ならではの楽しみ方ができるのがいいですね。
- 大坂駅ー広島駅:中国吹田ICから中国吹田IC→中国自動車道約20分→神戸JCT→山陽自動車道約3時間→広島IC→国道54号線・県道37号線約20分→広島駅
- 京都駅ー広島駅:京都南ICから→名神高速道路・中国自動車道約40分→神戸JCT→山陽自動車道約3時間→広島IC→国道54号線・県道37号線約20分→広島駅
広島空港・新幹線の停車駅広島駅を紹介
広島空港
広島の最寄りの空港、広島空港。1階が到着ロビー、2階が発着ロビー、3階が展望デッキになっています。展望デッキからは様々な飛行機の離発着を眺めることができます。昼間はもちろん、夜間フライトの様子を眺めることができる夜もおすすめです。
また、飲食店も充実していて、ファミリーレストランやカフェ、お好み焼き屋さんまでたくさんあります。他にも広島のお土産を取り扱っているお店もあるので、買い忘れたものがあっても安心です。
広島駅
広島の主要駅、広島駅。駅直通の商業施設として、ASSEやekieがあります。お土産やレストラン、その他様々なアパレルショップやデリのコーナーなど充実のショップラインナップです。
広島の年間イベント情報
1月 大元神社百手祭り
百手祭りは、厳島神社の御弓始と大元神社の百手と呼ばれる的射の行事が一緒になったもので、的に向かって矢を射る年中行事です。
2本の矢を射って1手と数えるのですが、これを百手、つまり200本の弓矢を射る御弓始の儀式です。厄払い、悪鬼退散、五穀豊穣、豊漁など、さまざまな願いを乗せた矢が、凶事に見立てた的のカワラケ目掛けて飛んで行きます。
2月 宮島かき祭り
冬の味覚といえばやはり「かき」!いくつかあるかき祭りの中でも、「宮島かき祭り」は、実は広島県内で最初に開催された「かき祭り」なんです。毎年、かきが一番おいしくなる2月の第2土・日に開催しています。かきフライはもちろん、ほかにも、かきの土手鍋や、かき雑炊、かき入りお好み焼きなど多種多様なかき料理を楽しむことができます。
3月 国営備北丘陵公園水仙ファンタジー
3月中旬に毎年開催される、このイベントは、日本最大級の水仙の本数と品種が揃うお祭りです。約700品種・170万本の水仙が、丘一面に咲き誇ります。
4月 世羅高原農場チューリップ祭り
世羅高原農場チューリップ祭りは、15,000平方メートルに20万本のチューリップを使った日本最大のチューリップのお祭りです。毎年変化するチューリップ畑のデザインは、何度でも見たくなること間違いなしです。
5月 ひろしまフラワーフェスティバル
ひろしまフラワーフェスティバルは、広島と世界を結ぶ平和の花の祭典です。広島市中区の平和記念公園と平和大通り一帯を主会場に、毎年ゴールデンウィークの時期に開催されるこのお祭りは、たくさんの人を動員する、人気のお祭りです。「花と平和」をテーマに、花車という花をたくさん積んだ山車が平和大通りを通ります。
6月 尾道造船株式社進水式
広島県尾道にある、尾道造船所。ここでは、1年間に約10隻、船を船台から海面に滑り下ろす進水を行なっています。
進水式とは、新しい船を初めて水に浮かべる儀式です。この儀式の中でも最も重要なのが「支綱切断」です。支綱と呼ばれるロープは、日本酒の樽に繋がれていて、このロープを斧で切断することで、日本酒が船体に叩きつけられ、船が進水する仕組みです。
この「支綱切断」に使われる斧は悪魔避けとしての力があると信じられています。また、支綱は縁起物として安産のお守りに使われることもあります。
大きな船が轟音を立てて水に入る光景は圧巻です。
7月 花の森ローズフェスタ
世羅高原農場では毎年7月にローズフェスティバルと称してバラの植栽を楽しむことができるイベントを開催しています。35品種7,100株のバラが一面に咲き誇る景観はまさに圧巻です。
8月 吉舎ふれあい祭り
毎年8月15日に町の中心部にある親水公園一帯で行われる「吉舎ふれあいまつり」。馬洗川に灯籠を流すお祭りです。灯籠は、伝統的なものあり、ユーモラスなものあり、それぞれこの日のために、アイデアや趣向をこらしてつくられた灯ろうばかりです。川面にファンタジックな世界がゆらめきます。
9月 備北コスモスピクニック
国営備北丘陵公園で毎年開催される秋の花の祭典。約180万本のコスモス・約20万本のジニア・約10万本のケイトウの秋の花々が咲き誇ります。週末はイベントを多数開催する、魅力的なイベントです。総本数約210万本の秋の花を楽しむことができます。
10月 瀬戸内海しまなみ海道スリーデーマーチ
世界に誇る多島美や芸予の島々と先端技術の粋を集めた長大橋群が織りなす海の道「瀬戸内しまなみ海道」。ここで、心と体の健康づくりと豊かな自然や歴史、文化、とふれあうことができるウォーキング大会です。
11月 大聖院もみじ祭り
もみじの名所として有名な大聖院。期間限定で、名僧・高僧の墨跡展、チベット仏教の弥勒菩薩像をはじめ、仏具・曼荼羅を公開します。
12月 厳島神社鎮火祭り
厳島神社で大晦日に行われる行事、鎮火祭り。広島では大晦日の行事として広く知られています。
「火難避け」として行うお祭りで、神社で斎火(いみび)と呼ばれる神聖な火を灯し、祭壇を設けます。祝詞を唱えた後に、松明に火を移し、その後御笠浜に設けた斎場の大束に火を移します。宮島に住む人たちはここで、各々用意した松明を持ち寄り、火を分けてもらうのです。
御神火を点火した松明は家に持ち帰り、これを神棚にお供えしておくと、その1年間は火難を避けることができると言われています。
広島観光の移動手段
路面電車
レトロなラッピングが人気の路面電車。広島の様々な観光名所をつないでいます。各種のお得な乗車券にもほとんど適応していて、観光の最も大きい移動手段です。入り口と出口が別々になっているので乗り降りの際には注意が必要です。
バス
電車と同じぐらい万能な観光の足、路線バス。降りる際に料金を支払う、後払い制で、スイカなどの交通系ICカードも使用することができます。
タクシー
小さなお子さんと一緒だったりや目的地の近くまで歩かずに行きたい、という場合は少し料金はかかってしまいますがタクシーが便利です。タクシードライバーさんから、おすすめの観光スポットについて尋ねてみるのもいいかも知れません。
レンタカー
長距離の移動を予定している場合や、路線バスの通っていないところにも行きたいのであれば、レンタカーを利用するという手段もあります。友達や家族と水入らずで楽しむことができるのもレンタカーの大きな魅力の1つです。
お得なフリーチケット
一日乗車乗船券
広島・宮島観光にぴったり。電車乗り降り自由のお得な乗車券です。「一日乗車乗船券」は宮島ロープウエーと宮島口もみじ本陣でうれしい優待特典もあります。宮島ロープウェイの割引や、宮島口もみじ本陣に行くと、もみじまんじゅうがもらえたり、お得な特典がある乗船券です。
【料金】
大人840円、小児420円 ※障害者等割引はありません。
【有効期限】
券面に記載の有効期間中で乗車日当日に限る(スクラッチ式)
※券面に記載の有効期間を経過しますと、未使用のものでも無効となりますのでご注意ください。
【販売場所】
電車車内乗務員(運転士・車掌)、広島駅電車案内所(路面電車のりば)、電車定期券窓口、広島市内主要ホテルなど
【対象エリア】
広電電車全線+宮島松大汽船(宮島口~宮島航路)
【公式サイト】
http://www.hiroden.co.jp/ticket-pass/bargain-tickets/oneday.html
一日電車乗車券
【料金】
大人600円、小児300円
【有効期限】
券面に記載の有効期間中で乗車日当日に限る(スクラッチ式)
※券面に記載の有効期間を経過しますと、未使用のものでも無効となりますのでご注意ください。
【販売場所】
電車車内乗務員(運転士・車掌)、広島駅電車案内所(路面電車のりば)、電車定期券窓口、広島市内主要ホテルなど
【対象エリア】
広島電鉄全線
【公式サイト】
http://www.hiroden.co.jp/ticket-pass/bargain-tickets/oneday.html
広島たびパス
広島電鉄電車・バス・船舶(宮島航路)で利用できる、広島観光に便利な乗車券です。1日券、2日券、3日券など、滞在期間に合わせて選べるのも嬉しいですね。
【料金】
- 1dayパス:1,000円
- 2dayパス:4,000円
- 3dayパス:5,000円
【有効期限】
- 1dayパス:1日
- 2dayパス:連続する2日間
- 3dayパス:連続する3日間
【販売場所】
広島駅南口交通案内所、JR広島駅新幹線口1階 バスきっぷ売り場(交通案内所)、広島バスセンター等
【対象エリア】
電車:広島電鉄全線(市内線、宮島線)
船舶:宮島口-宮島(宮島松大汽船、JR西日本宮島フェリー)
- 1dayパス:広島市内・宮島エリア
- 2dayパス:広島県西部・北部+岩国エリア
- 3dayパス:広島県内+岩国エリア
【公式サイト】
http://www.hiroden.co.jp/ticket-pass/bargain-tickets/travel.html
呉市内中心部一日乗車券「1Day呉パス」
呉市内の電車やバスに乗り放題の乗車券です。呉市美術館や大和ミュージアムなどの観光スポットの入場料が割引対象なので、お得に観光を楽しむことができちゃいます。
【料金】
大人500円、小児250円
【有効期限】
券面に記載の有効期間中で乗車日当日に限る(スクラッチ式)
※券面に記載の有効期間を経過しますと、未使用のものでも無効となりますのでご注意ください。
【販売場所】
広島電鉄呉市営業所を中心とする、各営業所やホテルにて販売しています。
【対象エリア】
呉市市内中心部
【公式サイト】
http://www.hiroden.co.jp/ticket-pass/bargain-tickets/kure-center.html
呉市エリア限定「一日乗車券」
広電バスの呉エリア全線が乗り放題になる1日乗車券で、呉市域の回遊にはとても便利でお得な乗車券になっています。
【料金】
大人1,300円、小児650円
※障害者等割引適用(大人650円、小児330円)
【有効期限】
券面に指定した日のみ有効
【販売場所】
広島電鉄呉市営業所を中心とする、各営業所やホテルにて販売しています。
【対象エリア】
広電バスの呉エリア全線
【公式サイト】
http://www.hiroden.co.jp/ticket-pass/bargain-tickets/kure-area.html
広島のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
新幹線でどのくらいかかりますか?
東京から広島駅までは約4時間、名古屋(中部)から広島駅までは約2時間20分、大阪から広島駅までは約1時間30分ほど、神戸からは約1時間20分、福岡からは約1時間10分ほどかかります。
広島の気候はどうですか?
別府温泉は、本州と気候に大きな違いはありません。しかし、中国山地などの山で、標高が高いところでは、気温が平地に比べて低くなります。気温の変化が激しい場所でもあるので、温度調節のしやすい羽織りものを持っていくことをお勧めします。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
3泊4日ほどあれば全てのエリアを網羅でき、ゆったりと観光することができると思います。
トレッキングをするのに適した時期はいつごろなのでしょうか?
中国山地で山に登って楽しむのは広島の魅力的な楽しみ方の1つです。主に春から秋にかけて楽しむことができますが、比較的気候の穏やかな春や初夏、秋がおすすめです。
秋なら紅葉も一緒に楽しむことができることが多いので、色とりどりに染まる山々を楽しみながらトレッキングしたい方は秋がおすすめです。
春/夏/秋/冬はどのように楽しむのがおすすめですか?
広島県は年間通して楽しむことができる観光地です。春は国立公園や庭園の桜や花畑が楽しめますし、夏は瀬戸内海で海水浴や、しまなみ海道をサイクリングするのもいいと思います。秋は気候が安定しているので、様々な場所に出かけて紅葉を楽しむこともできるし、冬は牡蠣が旬を迎えます。