じゃこ天とは
「じゃこ天」とは、揚げかまぼこの1種として知られる愛媛のB級グルメです。宇和島市の名産品で、愛媛県内の飲食店や道の駅など様々な場所で購入できます。愛媛県近郊で獲れたホタルジャコや小魚をすりつぶし、小判型に形を整えてから揚げるシンプルな料理です。
じゃこ天の特徴は、さつま揚げなどほかの揚げ物料理と比べて歯ごたえがあること。調理過程で適量の塩を混ぜることで、噛み応えのある弾力を生み出します。また、小魚以外にもゴボウや野菜を加えるなど、風味を良くするための工夫を取り入れているお店も少なくありません。
さらに、カルシウムやミネラルが豊富に含まれていることもじゃこ天の魅力の1つでしょう。小魚の皮や骨などもすべてすりつぶして使用するため、一般的な魚のすり身と比べて栄養価が高いと言われています。
また、愛媛でじゃこ天を味わいたい方は、職人の手さばきが見学できる直売所や工場へ訪れてみるのもおすすめです。たとえば宇和島市の「島原かまぼこ」ではガラス越しに加工作業を見学でき、職人がすり身を丁寧に練り上げる手さばきにはつい感動してしまうほど。
愛媛にはじゃこ天の加工過程を見学できるスポットがたくさんあるので、ただ飲食店で味わうだけでは物足りない方はぜひ足を運んでみてください。
じゃこ天の食べ方・アレンジ方法
バリエーション豊かなアレンジが存在するじゃこ天ですが、最もスタンダードな食べ方は購入したじゃこ天をオーブンやフライパンで焼いて味わう方法です。焼き上げることで揚げたての風味が復活するため、自宅でじゃこ天を味わう方などはぜひ実践してみてください。
また、マヨネーズやポン酢、しょうが醤油などをつけて味わう方も多くいます。お酒のつまみにもぴったりだと評判のため、居酒屋でじゃこ天を注文する方は試してみてはいかがでしょうか。さらに生でそのまま味わったり、玉ねぎスライスを添えたりなど、お好みでいろいろな食べ方やアレンジに挑戦してみるのも良いでしょう。
そのほかにもじゃこ天の進化形に「じゃこカツ」という、じゃこ天をパン粉で揚げた料理も愛媛では人気です。じゃこカツは飲食店や道の駅などで販売されているため、興味がある方はじゃこ天と合わせてぜひ注文してみてください。
実際に食べてみた!
今回行ったお店は「郷土料理 五志喜(ごしき) 本店」
松山市駅から歩いて約10分ほどの場所にある「郷土料理 五志喜 本店」。江戸時代創業の老舗で、愛媛の郷土料理を堪能できます。店内は130席ほどありますが、ランチタイムには行列ができるほど人気です。事前に予約をしておくと、待ち時間が短縮できるのでおすすめです。
コメント
温かいじゃこ天を、大根おろしとポン酢醤油でさっぱりと頂きました。塩っけが効いていたので、お酒のアテにもぴったりです。小魚の食感が少し感じられ、独特の歯応えが病みつきになります。シンプルな味付けが万人受けすること間違いなしです。