長崎ってどんなところ?
九州の北西端に位置する長崎県は、鎖国時代の中でも、日本で唯一、海外に港が開かれ、さまざまな人や文化が行き交いました。その文化交流の中でも、日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」が混じり合い、長崎文化を象徴しています。
そもそも、名物となった長崎ちゃんぽんの由来を辿ると、そこにも異国の文化交流があります。中華料理店の主人が、お金のない中国からの留学生に、安くて栄養のある物を食べさせたいという思いで、いろいろな食材を入れて生まれたと言われています。多彩で多様な、交易の地ならではのグルメの成り立ちです。
イベントも盛んで、1万5千個ものランタンが灯る華やかな「ランタンフェスティバル」、380年余の伝統を誇る「長崎くんち」、国内外の帆船が大集合する「帆船まつり」があります。ちゃんぽん・皿うどんはあまりにも有名ですが、三方を海に囲まれているため、新鮮な海の幸も堪能できます。
隠れキリシタンの歴史が残る教会、日本で唯一西洋に開かれていた出島。また、坂本龍馬をはじめとした、幕末の舞台の一つでもあります。原爆投下の歴史から、被爆の悲惨さを決して忘れることのない平和の尊さを後世に語り伝えてもいます。
長崎旅行の見どころ
世界遺産を巡る
歴史的情景が生まれた舞台として世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」や2015(平成27)年、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録された軍艦島を巡ってみませんか。
信徒発見の舞台となった大浦天主堂、外海の出津集落(そとめのしつしゅうらく)、外海の大野集落(そとめのおおのしゅうらく)には、隠れキリシタンの歴史が刻まれています。日本の近代化を支えた海底炭鉱の島「軍艦島」での多くの建物が崩壊している光景は、繁栄と衰退の歴史を物語っています。
異国情緒あふれる街を散策する
オランダの町並みを再現した人気のテーマパーク・ハウステンボスをはじめとし、9棟の洋風建築が集まる「グラバー園」は海外のような映画に出てくるセットのようなフォトジェニックな光景が広がっています。神聖な雰囲気に包まれる「大浦天主堂」には美しいステンドグラスや白いマリア像があります。
また、中華街も外せません。赤のランタンで彩られるランタンフェスティバルは必見です。また、角煮まんじゅうなど食べ歩きも楽しみのひとつです。日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」が交わった長崎文化は、まるで日本とは思えないような見どころがたくさんです。
ダイナミックな夜景を堪能する
稲佐山から見るパノラマ夜景は「1,000万ドルの夜景」と称され、函館山(函館市)、摩耶山掬星台(神戸市)と共に日本三大夜景に数えられています。
長崎の街は「坂の町」とも言われ、変化に富んだ地形。そこから照らし出される灯りがダイナミックかつ幻想的な光景をつくりあげています。日本夜景遺産に認定されている大パノラマスポット「鍋冠山公園展望台」、坂本龍馬像のある公園として有名な「風頭山公園展望台」、また、浦上天主堂や眼鏡橋のライトアップは日中とはまた違った表情を見せてくれます。
歴史ある温泉でリラックスする
雲仙温泉、小浜(おばま)温泉、平戸温泉、島原温泉など長崎には温泉が豊富です。乳白色の硫黄泉が特徴の雲仙温泉は、約350年の歴史を誇る古湯があります。橘湾に面し潮風香る温泉地「小浜温泉」は、日本屈指の名湯で、目の前に広がる海を眺めながらゆっくり浸かることができます。観光の合間の心身の癒やしにピッタリです。
島巡りができる
かつて「かくれキリシタン」の島であった五島には、約50軒の教会があり、世界文化遺産の集落が見どころです。白砂の美しいビーチが多い壱岐は、遺跡や史跡などの歴史スポットが多く、また、農業や漁業が盛んで食べ物も美味しいです。なんと韓国を望める国境の島・対馬は、珍しい動植物も生息しています。飛行機やフェリーでアクセスできる島々の奥深い歴史を探ってみましょう。
長崎市周辺エリア
鎖国時代、唯一開かれた出島、オランダ坂から続く洋館群、新地中華街など異国情緒たっぷりで長崎を代表するスポットが集まるエリアです。世界新三代夜景を望める稲佐山も見逃せません。
2015年に世界遺産登録を果たした「軍艦島」は、ツアーでのみ上陸可能です。名物・ちゃんぽんも本場で味わってみましょう。
稲佐山
標高333mの山で、神戸、札幌と共に「日本新三大夜景」の地であり、長崎夜景の顔と言える存在で、夜景鑑賞は一見の価値ありです。日中も晴れた日には、長崎市街地はもちろんのこと、雲仙、天草、五島列島まで大パノラマが眺めることができます。
稲佐山山頂へは、ロープウェイでも行くことができます。展望台は円筒形の360度形。丘陵部に輝く住宅光や道路照明は天空の星のように瞬き、観る人々のイマジネーションやインスピレーションを刺激してくれます。ロマンティックで幻想的な、まさに「1,000万ドルの夜景」です。
長崎ロープウェイ
2011(平成23)年、世界的工業デザイナーの奥山清行氏率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」によって、これまでのゴンドラとは全く異なる、斬新なフォルムに生まれ変わりました。全面クリアなゴンドラで、空中散歩が楽しめます。淵神社駅から稲佐山駅まで約5分、15~20分間隔で運行しています。
稲左山山頂からは市内全景を望むことができ、日中天候の良い日は雲仙・天草・五島列島までも遠望できます。世界新三大夜景に認定された夜景も見逃せません。
グラバー園・オランダ坂
国指定重要文化財の旧グラバー住宅・旧リンガー住宅・旧オルト住宅を核に、市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元したものです。当時の生活が垣間見え、居留地時代にタイムスリップしたような感覚になります。
園内は長崎独特の坂の地形のため、動く歩道やエスカレーターを設けてあり、壁泉・石畳による回遊道路がめぐらされています。ビュースポットでもあり、特に、最も高台にある「旧三菱重工造船所第2ドックハウス」からの景観は圧巻です。港内を行き交う船の音が間近に聞こえてくる旧リンガー住宅前庭や、旧グラバー住宅前からの景色もオススメです。
また、いつ訪れても四季折々の花々を愛でる喜びを味わえます。夜のグラバー園は、昼間とは雰囲気が違い、7月中旬から10月初旬は、旧グラバー住宅をはじめとした洋館群がライトアップされます。
特に女子に人気なのが、ハートの形をした敷石で「カップルでこの石に手を重ねると幸せになれる」「触れて願いごとをすれば恋が叶う」などいずれも恋愛に関する伝説を持っています。
オランダ坂は、石畳の坂道で、出島に住むオランダ人の影響からか、開国後も長崎の人々は東洋人以外を「オランダさん」と呼んでいた為、「オランダさんが通る坂」という意味で呼んでいたと考えられています。現在は、主に活水学院下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂を指します。
平和公園・長崎原爆資料館
原爆落下中心地の北側にある平和公園は、悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界平和への願いを込めてつくられた公園です。毎年8月9日の原爆の日には、平和祈念式典がとり行なわれ、全世界に対して平和宣言がなされます。
長崎市民の平和への願いを象徴する高さ9.7m、重さ30tの青銅製の平和祈念像が鎮座しています。制作を手掛けた長崎出身の彫刻家・北村西望氏は神の愛と仏の慈悲を象徴とし、天に伸びる右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばした左手は「平和」を表し、閉じた瞼は「原爆犠牲者の冥福を祈る」という想いを込めました。
また、平和公園の一角、平和祈念像の前方にある「平和の泉」は、被爆者たちの痛ましい霊に水を捧げて、めい福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いが込められています。
あわせて訪れたい「原爆資料館」では被爆の惨状をはじめ原爆が投下されるに至った経過、被爆から現在までの長崎の復興の様子、核兵器開発の歴史、そして核兵器のない平和希求までがストーリーを持たせわかりやすく展示されています。当時の写真を見ると、目覚ましい勢いで復興した長崎と長崎市民の逞しさが伝わってきます。真の平和について今一度考えてみましょう。
長崎新地中華街
唐船専用の倉庫を建てるために海を埋め立てられた新地でしたが、今では横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつとなっています。東西南北全ての入り口に中華門が立つ、縦横あわせて約250mの十字路で、通りには中華料理店等が軒を連ねています。
冬のランタンフェスティバルでは、赤色のランタン(中国提灯)が湊公園や通りを彩り、異国情緒ただよう幻想的な世界へと誘います。
端島(はしま)(軍艦島)
小さな海底炭坑の島は、岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋コンクリートが立ち並ぶその外観が軍艦「土佐」に似ているところから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
島は急成長を遂げ、最盛期の1960(昭和35)年には約5,300人もの人が住み、なんと当時の東京都区部の9倍もの人口密度に達したほどでした。小中学校や病院など生活は全て島内で賄えるようになり、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていました。
端島炭坑の石炭はとても良質で、隣接する高島炭坑とともに日本の近代化を支えましたが、主要エネルギーが石炭から石油へと移行したことにより1974(昭和49)年に閉山、島は無人となりました。
2009(平成21)年4月、一般人の上陸が可能になり、現在では軍艦島上陸ツアーで軍艦島を訪れることができます。 「廃墟の島」が今でも人々の好奇心を掻き立てるのは、島全体が繁栄当時のまま残っていることにあります。
ツアーでは、主力坑だった第2竪坑跡や、端島炭坑の中枢であったレンガ造りの総合事務所、1916(大正5)年に建てられた日本最古の鉄筋コンクリート造の7階建て30号アパートなどを見学通路から見ることができます。
2015(平成27)年7月5日世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 ~製鉄・製鋼、造船、石炭産業~」として正式登録されました。
島へ上陸するには各船会社が運航しているツアーに参加する必要があります。ただし、天候等により上陸できない場合がありますので、乗船に関する予約等は、各船会社までお問い合わせください。
長崎ペンギン水族館
巨大なペンギンのオブジェが迎えてくれる長崎ペンギン水族館は、地球上に生息する18種類のペンギンのうち、9種類約180羽が飼育されています。ペンギンは種類ごとにそれぞれ強い個性があり、飼育種類が日本で一番多いことから、一同に観察することができます。
今では長崎の冬の風物詩として全国のペンギンファンに親しまれている「ペンギンパレード」の発祥地でもあります。深さ4mの国内最大級のプールをジェット機のように泳ぎ回るペンギン達も見ものです。
また、森に囲まれた池や川、海浜からのアプローチにも配慮した「自然体験ゾーン」もあります。潮風を感じながらのシーカヤックも体験できます。
大浦天主堂
大浦天主堂は、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調で、現存するものでは国内最古の教会です。戦争前に建てられた教会は天主堂と呼ばれていました。
正式には、「日本二十六聖殉教者聖堂」と言い、1862年に26人の殉教者たちが聖人に列せられたのを受け、捧げられました。そのことから、正面は殉教の地である西坂に向けて建てられています。設計指導者はフランス人宣教師・フューレとプティジャンの両神父です。
浦上の潜伏キリシタンが訪れ、信仰を告白したことで信徒発見の舞台となったことから歴史的価値も非常に高いです。また、聖堂内を飾るステンドグラスは華麗で、約100年前のものもあります。
2018年、ユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
伊王島
長崎市内から2011年3月に開通の伊王島大橋を渡り、気軽に行けるリゾートアイランドです。「やすらぎ伊王島」から改称し、リニューアルした、新しいエンターテインメントリゾート「i+Land nagasaki(アイランド ナガサキ)」は、食事、海水浴やマリンアクティビティ、天然温泉なども楽しめる施設で宿泊も可能です。
最先端のデジタルアートを駆使した体験型マルチメディア・ナイトウォーク「ISLAND LUMINA(アイランド ルミナ)」は、森の中で繰り広げられる光と映像のナイトアドベンチャー。約1kmのコースを歩きながら、物語の世界観を体感することができます。
日本初の鉄造六角形の洋式灯台である「伊王島灯台」からは雄大な五島列島を望むことができます。
出島
出島は、長崎市の海に浮かぶ人工島で、鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口でした。明治期にその役割を終え、陸地の中に埋もれ、人々の記憶からも消えかけていましたが、今から約60年前に長崎市が復元に着手しました。
現在の出島は、大きく4つの時代の遺構や建物等を見ることができ、オランダ商館員の住居や貿易品を保管する蔵、日本人役人の詰所など当時を彷彿させるかのようです。
かつて海に面していた水門、西側ゲートから入ると19世紀初頭の江戸時代から幕末開国後、明治へと時代をたどることができ、東側ゲートからであれば、明治から幕末、江戸へと時代を遡ることができます。
長崎港沿いのベイエリアに広がる複合商業施設の「長崎出島ワーフ」、徒歩約5分ほどのところには長崎新地中華街があります。
眼鏡橋
日本初のアーチ式石橋として有名な、長崎の外せない観光スポットです。17世紀、長崎の町並みは拡大され護岸を構築し、ほぼ現在の中島川が形づくられました。このころは、キリスト教禁教の時代であり、唐文化の導入により興福寺などの仏寺が次々と建立されました。
1634(寛永11)年、興福寺の黙子如定禅師が架設し、長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mで、国の重要文化財に指定されています。
川面に映った影が双円を描き、メガネに見えることから名がついたと言われ、「日本橋」「錦帯橋」と並び日本三名橋に数えられます。橋下へ降りて、橋のたもとの飛び石から川面に映る「まるい眼鏡」でSNS映えショットを狙いましょう。
近年では、中島川護岸にあるハートストーンが、恋愛成就のパワースポットとして人気を集めています。
風頭(かざがしら)公園
長崎の港を見下ろす風頭山にあり、ハタ揚げの名所として市民に親しまれている公園です。春は桜、初夏にはあじさいが咲き、花見の名所としても知られています。
園内には、幕末に近代日本の夜明けのために奔走した坂本龍馬の銅像が威風堂々と建ち、龍馬ファンにとっては必見のスポットです。また、近くには、写真家・上野彦馬の墓、長崎のハタ(凧)資料館もあります。
日が落ちると、手前に街が見え、光が近い夜景を楽しむことができます。
佐世保・ハウステンボス周辺エリア
長崎の北部・大村湾の北橋に位置するハウステンボスは、今は日本のみならず海外でも人気のテーマパークです。レンガの建物、花々、運河が広がり、日本ではないような錯覚を覚えます。
長崎県内第2位の人口を有する佐世保エリアは、軍港として発展を遂げ、日本で初めてハンバーガーが作られたと言われています。アメリカの影響を感じられるご当地グルメ・佐世保バーガーもぜひ食べてみたいものです。
ハウステンボス
日本一の広さを誇る九州で一番人気のテーマパークで、1年中楽しめる6つの王国が展開しています。東京ドームの33個分という広大な敷地には、風車やレンガ造りの17世紀のオランダの町並みが広がり、その間を運河が流れる様子がヨーロッパを思わせるウォーターフロントリゾートとなっています。
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花の王国
広大な敷地に、日本最多、九州最大級レベルのこの街でしか見ることのできない美しい花々と出会うことができます。 -
光の王国
広大なガーデンや樹木にシーンごとにイルミネーションがきらめき、季節ごとの光のスポットが登場します。 -
ゲームの王国
アトラクションはおよそ44種類。懐かしのものから未来ゲームまで体験することができます。世界初の450度空間VRや、世界最高・最速・最長を実現したVRジェットコースターなど、注目のVRアトラクションも揃っています。 -
音楽とショーの王国
クラシックからポップミュージックまで、またホテルでもコンサートを毎日開催。音楽とショーがあふれています。 -
健康と美の王国
健康チェックをしたり、1人1人に合った健康方法やサプリメントのアドバイスを受けることができます。 -
ロボットの王国
2015年に「変なホテル ハウステンボス」をオープン以来、変なレストランやロボットの館など最先端のロボットの世界を楽しむことができます。
九十九島水族館 海きらら
リゾートパーク・九十九島パールシーリゾートにある、美しい海中世界を再現した水族館です。地球上には約20,000種、日本の海には約3,500種の魚たちが生息しています。そのうち、九十九島近海には約1,000種の魚たちが生息しています。
また、大小208の島が点在する九十九島の複雑な地形は多くの生物を育んでいて、クラゲ類100種以上、沿岸のカニ類60種以上、貝類120種など魚以外の生き物の種類や数が多いことも確認されています。
太陽の光が降り注ぐ屋外型大水槽「九十九島湾大水槽」、光と音楽、映像が交響する癒しの空間「クラゲシンフォニードーム」、可愛いイルカたちと心ふれあう「九十九島イルカプール」など魅力あふれる施設で海の仲間とふれあい、癒やしの時間を過ごせます。
波佐見(はさみ)
陶磁器の町で知られる波佐見には、やきものに関するスポットが集結しています。「大新登窯跡(おおしんのぼりかまあと)」は、発掘調査の結果、全長が約170m、窯室が39室と世界最大の登り窯であることがわかりました。
また、やきものの失敗品の捨て場「物原(ものはら)」からは、江戸時代の庶民向けの器「くらわんか」が大量に出土し、大量生産を究極まで推し進めた、波佐見窯業を象徴する重要な窯と言えます。
やきもの公園の小高い丘にある「世界の窯広場」では、古代から近世にかけての世界を代表する珍しい窯が12基再現されています。また、公園の一角にある「陶芸の館」では、2階が資料館になっており、くらわんか碗やコンプラ瓶など波佐見焼の400年の歴史的史料や波佐見焼の工程、伝統工芸士などの作品まで幅広く展示紹介されています。1階では、波佐見焼を中心に地元の特産品を販売。ろくろや絵付け体験などもできます。(要予約)
世界第2位の巨大登り窯「中尾上登窯跡(なかおうわのぼりがま)」、窯元「筒山太一窯(つつやたいちがま)」見学など、陶器ファンにはたまらないエリアになっています。
展海峰(てんかいほう)
目の前に九十九島が180度のパノラマで広がる人気の展望台です。海上に多くの島が点在する様は絶景です。展望台下の園地には、3月から4月の春には菜の花、10月はコスモスが咲き誇り、満開の時期は特に大勢の人でにぎわいます。
戸尾(とのお)市場街・とんねる横丁
国道35号に沿って「とんねる横丁」があり、すぐそばに戸尾市場という商店街があります。大正時代から佐世保の台所として市民に親しまれてきました。
とんねる横丁は、戦時中の防空壕をそのまま生かして作られた市場で、戸尾市場は、近辺の東シナ海より水揚げされた海産物をはじめ、水産加工品、青果、日用雑貨、衣料などの店が軒を並べています。焼け跡から復興を始めた人々の逞しさを今に伝えています。
古き良き昭和のにおいがしてきそうな、レトロ感たっぷりの人情味溢れる商店街。当時の背景に思いを馳せながら、ふらりと歩いてみたいものです。
西海(さいかい)エリア
県西部に位置し、長崎市方面から佐世保の玄関口となるのが「西海橋」です。長崎市や佐世保市からアクセスしやすく、観光の合間に少し足を伸ばして立ち寄りたいものです。オランダ村は約40年前のオープン当時、その話題性から人気を博しました。また、自然も多く残るこのエリアには、滝や鍾乳洞などみなぎるパワーを体感できる名所が点在しています。
長崎オランダ村
美しいオランダの港を再現した小さな街のテーマパークです。入場無料で気軽な観光が楽しめます。
1983年にオープンし、2001年に閉園しましたが、2016年に復活しました。異国情緒あふれる街と海を見ながら、ちょっとお洒落なランチやスイーツを堪能したり、映画館やゲーム、風景写真などでリフレッシュしたりといろんな楽しみ方があります。
さほど混んでいないので、オランダにいるかのような空間で映える写真を撮るのもオススメです。
七ツ釜鍾乳洞
約3,000万年前、海底より隆起してできたと言われており、その材質と生成年代の新しさで他の鍾乳洞とは全く異なる特徴を持つ、世界でも稀な鍾乳洞です。
見学可能な天然記念物保護洞・清水洞を中心としたエリアには35ヵ所の洞穴が発見されており、今なお、その全容を確認できていません。
また、洞穴内は通年15℃前後に保たれ、洞の奥に湧き出る澄んだ湧水の流れとともに清浄な空気に満ちた空間を創りだしています。「地底探索ツアー」も実施しています。
つがね落としの滝
岩背戸渓谷の下流域に位置する「つがね落としの滝」は、高さ約20m程で左右は深山となり大岩石におおわれており、水は曲折しながら巨岩を流れ落ちていきます。なめらかに流れ、実に美しく壮観です。
「つがね」とは付近に棲息するモクズカニのことで、それが水の流れとともにこの滝に落下するため、この名が付けられたと伝えられています。小さなトンネルを抜けるとそこは、夏でも涼しく避暑地にピッタリで、さわやかな清流の滝ハイキングが楽しめます。
西海橋
佐世保市と西海市をつなぐ、全長316m、海面からの高さ43mのアーチ式の橋です。建築当時は、この型式の橋としては世界第3位で、東洋一の大きな橋でした。
なんといっても日本三大急潮のひとつに数えられる針尾瀬戸の急流と雄大なうず潮が圧巻です。広大な大村湾の海水が干潮の際、一度にこの狭い針尾瀬戸(幅わずか200mほど)を通過する様は迫力があり、特に春と秋の大潮での潮流は見事で毎年「うず潮まつり」が開催されます。春の「うず潮まつり」では橋周辺に約1,000本の桜が咲き誇り、桜とのコントラストを楽しめます。
長崎バイオパーク
日本初カバの人工哺育で有名な動物園です。およそ30万平方メートルの敷地内には、ラマ、カバ、カピパラをはじめ、ワラビーやリスザルなどが自然のままに生活しており、直接ふれあうことができます。生きものたちとの楽しい体験の数々を豊かな自然とともに思う存分に満喫できるのが魅力です。
動物が生活している本来の生態系になるべく近づけるために造り上げられた環境の中で、動物たちが自由に暮らす「生態展示」方式を採用しています。
また、熱帯気候を再現したフラワードームや昆虫館など充実した施設と多彩なイベントでゆっくり楽しめます。
雲仙・島原・小浜エリア
普賢岳や国見岳、妙見岳など三岳五峰の8つの山で構成されている雲仙岳。雲仙岳の裾野に湧く雲仙温泉など、由緒ある名湯と併せて訪れたいものです。雲仙岳を背景に海辺に面したのが小浜温泉。美しいサンセットと新鮮な魚介も堪能できて、身も心もゆったり癒やされます。島原城など城下町の風情が漂う島原エリアも必見です。
雲仙地獄
雲仙地獄は、雲仙温泉街観光のメインスポットで、雲仙の古湯と新湯の間の白い土(温泉余土)におおわれた一帯です。キリシタン殉教の舞台となったところでも知られ、大叫喚(だいきょうかん)、お糸、清七など30余りの地獄があり、噴気孔から真っ白い水蒸気がもくもくと噴き上がる様子は、恐ろしげな地獄のような景色と言えるでしょう。
このエネルギー源は、橘湾の海底のマグマ溜りだと考えられています。ここから発生した高温高圧のガスは、岩盤の裂目を通って上昇し、その途中で化学変化を起こし、いったん高温熱水となります。その沸騰によって生じたガスが、激しい噴気となって現れ、雲仙の温泉はこのガスとまわりの山からの地下水が混ざり合って生成されたものです。
足を置くと地熱や噴気を体感できる休憩所「雲仙地獄 足蒸し(あしむし)」など「体験する地獄」になっています。シューシューと音を立てながら吹き出す噴気の最高温度は何と120℃。辺り一帯には、強い硫黄臭が漂っています。自然の雄大さや火山の恩恵を全身で体感できます。
雲仙温泉
明治の頃に外国人の避暑地として開かれた国際的な観光地でもある雲仙温泉。その温泉街は古湯・新湯・小地獄の3つに分かれ、雲仙地獄の湯けむりが漂う街並みに旅館街がゆったりとつづいています。
雲仙は元来「温泉」と書いて「うんぜん」と読まれていた歴史を持つ地域です。そのお湯は硫黄を含んだ強い酸性泉で、温泉療法が盛んなヨーロッパでも見られない温泉です。
硫黄、つまり強い酸性なので殺菌効果、湿疹やしもやけ、切傷などの皮膚病全般に効果が期待できます。また美肌効果もあり、その他、慢性のリウマチ、糖尿病、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進にも適していると言われています。体の芯からリフレッシュできます。
小浜温泉足湯 ほっとふっと105
2010(平成22)年2月にオープンした小浜の新名所です。小浜温泉100%の足湯の全長は、小浜温泉の源泉温度105℃にちなんで、日本一長い105mです。絶景のサンセットが望める「腰掛け足湯」のほか、足裏のツボを刺激する「ウォーキング足湯」、愛犬と足湯を楽しむ「ペット足湯」もあります。
夕暮れの一面オレンジ色に染まる時間、橘湾に沈む夕日を見ながら浸かる足湯はなんとも贅沢な気分にさせてくれます。隣接の蒸し釜では季節の野菜、海産物を蒸して食べられるので、ゆったりした後にぜひ味わってみたいものです。
島原城
安土・桃山様式の建築様式が美しい名城・島原城は、島原藩主・松倉重政が、1618年から7年余の歳月を費やして築きました。「森岳」などと呼ばれていた小高い丘を利用したことから、別名・森岳城とも言います。南北に連なる連郭式平城で、外郭は周囲約4kmの長方形で塀をめぐらし、城門が7ヵ所、平櫓が33ヵ所ありました。
内郭は堀にかこまれた本丸・二の丸を設け、その北に藩主の居館である三の丸が続きます。本丸には安土桃山式建築の粋を集めた総塗り込めの五層の天守閣をはじめ、3ヵ所に三層櫓がそびえ立つ豪壮堅固な城構えでした。
1874年に廃城となり、以来、文字通りの荒城となっていましたが、1964年に天守閣が復元されたのをはじめ、次第に昔の面影がよみがえり、白亜五層の天守閣は島原のシンボルとなっています。
現在、城内の建物は、島原の乱にまつわる多くの史料を展示している「キリシタン史料館」、日本彫塑界の巨匠で文化勲章を受賞した郷土出身の芸術家の「北村西望記念館」などとして活用されています。
かづさイルカウォッチング
船に乗って野生のイルカが鑑賞できる体験です。早崎海峡には、300頭の野生のイルカが定住していて、1年中会うことができます。遭遇率はなんと99%です。天気・波の高さ・イルカの場所・見れる数など条件によって変わります。
イルカは移動するため、毎回見るポイントは違います。群れている時やジャンプする時など、時間は決まっていませんが、自然のままの姿は感動ものです。船上なので、小さなお子様やお年寄りも安心で、所要時間は約60〜80分です。波が2m以上時は安全確保のため出航しません。
諫早(いさはや)・大村エリア
自然が豊富に残るエリアです。美しいビーチやマイナスイオンたっぷりの渓谷でパワーチャージ。園内には樹齢600年以上の大楠、重要文化財の眼鏡橋など見どころたくさんの「諫早公園」でのんびり散策もオススメです。フルーツを模ったバス停を探しながらのドライブも楽しそうです。
轟峡(とどろききょう)
多良岳県立公園の南東部、多良岳に水源を発する「轟渓流」は、大小30余りの滝を連ねる県下有数の清流で、川遊びやキャンプなど避暑地としても人気です。虹をかけて流れ落ちる「楊柳(ようりゅう)の滝」、落水の爆音とどろく「轟の滝」などマイナスイオンあふれた自然の宝庫です。
周囲に広がる轟の森林も「水源の森百選」に指定されています。ホタルやカジカ、サワガニ、ヤマメなど動植物が豊富で、銀鈴渓ルートなどの遊歩道から滝を見ながら歩き、自然探索ができることなどからパワースポットとしても有名です。
フルーツバス停
諫早市内中心部から国道207号を佐賀方面に向かう途中の道路脇に突如あちらこちらに出現するフルーツをかたどった可愛らしいバス停。イチゴやメロン、ミカンなど全5種類16基のフルーツを模したバス停は、国道沿いを中心に設置されてあり、道路は「ときめきフルーツバス停通り」と呼ばれています。
1990年に開催された長崎旅博覧会で、当時の小長井町が訪れる人たちの心を和ませるために整備したものです。アイデアの元になったのは、グリム童話「シンデレラ」の「カボチャの馬車」だとか。何個の果物を見つけられるか楽しんでみてはいかがでしょうか。また、写真映えすること間違いなしのフォトスポットです。
結の浜マリンパーク
人工海水浴場としては県内屈指の規模を誇り、サラサラの砂と透き通る海が美しいレジャービーチです。海水浴場前方に見える島は、その形から「亀島」と呼ばれ、海をまるで悠々と泳いでいるかのように見えます。
2013年には、初めて、絶滅危惧種の「アカウミガメ」がこの砂浜に産卵に訪れ、約70匹ものふ化が確認されました。
駐車場、軽食販売、バーベキューセットの貸し出しと食材販売など設備も充実しています。クラゲ防止網や遊泳上級者向けの沖に浮いている浮島等もあります。
「田結(たゆい)」という地名にちなみ、人と人の心が結ばれる美しい浜になることを願い命名されました。
平戸・松浦エリア
長崎県の北西に位置しする平戸市は、日本の陸路(離島除く)の最西端に位置し、大きく分けると「平戸島」「生月島」「的山大島」「度島」「九州本土の一部(田平町)」から成ります。
平戸島は本土と「平戸大橋」で繋がっており、平戸島と生月島は「生月大橋」で繋がっていて、車で行くことができます。遣隋使、遣唐使の時代は中国大陸に渡る際の寄港地として使われ、鹿児島で布教をしていたフランシスコ・ザビエルも訪れました。歴史を物語る建物や史跡が残されていて、歴史とロマンにふれられるエリアです。
平戸大橋
2010(平成22)年4月より通行無料になった平戸大橋は、本土と平戸を結ぶ鮮やかな朱塗り大橋です。橋は全長665m、トラス吊橋構造で主塔間465.4m、幅10.7m、海面上30mに吊られています。昼間は赤く美しい橋が夜になるとイルミネーションが灯り、平戸の瀬を幻想的に彩ります。
平戸城
平戸は日本で最初にポルトガル貿易が行われた港町。その平戸を治めた松浦氏が江戸時代居城としたのが亀岡に立つ平戸城で、別名亀岡城とも呼ばれます。城の建築方法としては珍しい山鹿流(やまがりゅう)によって建てられました。城内には、「環頭の太刀」を始め、松浦家ゆかりの武具や文化財、史料などを展示しています。
天守閣からの眺めが絶景で、黒子島の原生林(天然記念物)や平戸大橋が望め、平戸のシンボルとなっています。
2019年1月から大規模改修が行われ、一部の櫓を閉鎖しています。なお、2019年10月以降は天守閣等の改修が始まり、工期は2021年3月までを予定しています。お出かけの際は、事前に営業時間を確認してください。
平戸温泉うで湯・あし湯
平戸桟橋バス停のすぐそばにあり、無料で利用できます。うで湯は全国的にも珍しく、またあし湯より気軽に利用できることもあり人気です。
平戸温泉のヌルヌルとした肌触りは美肌効果があるといわれていて、別名「美人の湯」ともいわれています。また、神経痛や筋肉痛、やけどなどにも効能が期待されます。観光客を中心に一日およそ300人が利用するほど人気のスポットで、市街散策の休憩におすすめです。
諸島(壱岐・対馬・五島)エリア
日本の西端に位置する長崎県には、日本最多の971の島があります。朝鮮半島との間に飛び石のように浮かぶ「壱岐」と「対馬」、東シナ海上に鎖状に連なる「五島」は、古代より日本と大陸を結ぶ「海の道」の要衝であり、地理的に大陸や朝鮮半島に近いことから、融和と衝突の最前線にありました。
対馬は、韓国の釜山までわずか50km、島の89%が山林で、白嶽や龍良山には、国の天然記念物に指定されている原始林が残っています。一方、壱岐は、対馬とは対照的に山地が少ない平らな島です。朝鮮半島で作られた土器、中国の貨幣、人の顔をした人面石など国内外の多様な遺物が出土しています。
最澄と空海は、804年の遣唐使船に乗って五島から唐へと渡り、最新の仏教の教えを学んで帰国しました。その後最澄が天台宗を、空海が真言宗を開いたことは有名で、対馬・五島には、彼らに関する伝説が残っています。
壱岐イルカパーク【壱岐】
島の北端にある天然の入江を仕切って造られた海浜公園です。イルカがゆったりと過ごす様子が見学できるほか、至近距離でイルカと触れ合えることで人気で、2019年4月にリニューアルオープンしました。
以前から人気の、イルカに魚をあげたり、触れたりして遊ぶことができる「ふれあい体験」に加え、イルカと一緒にシュノーケリングやダイビングを楽しむこともできるようになりました。
敷地内にはカフェスペースが新設。壱岐の特産品「壱岐牛」や地元の旬の食材を使ったフードメニューに加え、特に女性が喜ぶ、長崎県初出店のパンケーキ専門店のパンケーキやアサイーボウルなどが揃っています。
猿岩【壱岐】
黒崎半島の先端にある高さ45mの海蝕崖の玄武岩です。そっぽを向いた猿の横顔にそっくりなユニークな形は、改めて自然の造形に驚かされます。特に夕日を背景とした猿岩のシルエットが美しく、さらに迫力を増します。
壱岐島誕生の神話によると、「壱岐の国は生き島である。神様が海の中でこの島をお産みになったとき、流されてしまわないようにと8本の柱を立てて繋ぎました。その柱は折れ残り、今も岩となって折柱(おればしら)といわれている」とあり、その8本のうちのひとつが猿岩です。
駐車場脇の壱岐市のアンテナショップ「お猿のかご屋」には、岩にちなんだお猿グッズもあります。
和多都美(わたづみ)神社【対馬】
御祭神は、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で、本殿正面の5つの鳥居のうち2つが海中にそびえ、潮の干満により、その様相を変え、遠く神話の時代を偲ばせる荘厳で神秘的な雰囲気を漂わせています。海幸山幸伝承と竜宮伝説に彩られた古社です。
また社殿の裏には、巨樹・巨木が林立し、遊歩道も完備されており、マイナスイオンにあふれています。
韓国展望所【対馬】
韓国まで約50㎞の至近距離にある上対馬町は、まさに「国境の町」で、気象条件が良ければ韓国釜山市の街並が望めます。
展望所は、地理的にも歴史的にも深い関係にある韓国の古代建築様式を取り入れて建造されており、展望台についてはソウルのパゴダ公園にある多目的施設を、ゲートについては韓国国際ターミナル(釜山)の入口ゲートをそれぞれモデルにしています。
釜山の夜景もとても美しく、トイレ・駐車場等も整備されているため、観光スポットとして人気です。アクセスにはレンタカーがあると便利です。
三井楽(みみらくのしま)【五島】
五島市には、文化庁から認定された日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成資産が3つあり、「明星院本堂」と「白石のともづな石」そして、三井楽です。
五島市三井楽町の海岸域及び海域のことを指し、景観が持つ鑑賞上の価値・学術上の価値が高いことから国の名勝に指定されています。空海と遣唐使ゆかりの地としても知られている辞本涯(じぼんがい)、柏崎、高崎高原、長崎鼻などがあります。
五島キリシタンの信仰を最も長く刻んだ地「三井楽」にある、ステンドグラスの美しい三井楽教会。1797年大村藩の迫害から逃れてきた隠れキリシタンは、この地でひっそりと信仰を続けました。ゴシック様式の木造教会が完成したのは1880年。1971年には老朽化ため、現教会に建て替えられました。
モダンなモザイク模様の壁画は、貝殻や陶器など色鮮やかで、教会内部のステンドグラスも細部に亘り見事な作りと色の配色が絶妙です。ちなみに、入って右側のステンドグラスはキリストの誕生から復活までを、左側は五島のカトリックの歴史が描かれています。
蛤浜(はまぐりはま)海水浴場【五島】
新上五島(しんかみごとう)町にある白い砂浜と遠浅の海、日本であることを疑ってしまうような美しさです。満潮のときにはゆらゆらと揺れる水面、干潮のときには白い砂浜、朝には水面に浮かぶ霧、赤く燃える日の入り、静かに目まぐるしく変化する自然の姿が目の前に広がります。
7月には海開きイベント「蛤浜で遊ぼデー&白砂の芸術祭」が開催され、バナナボートやビーチフラッグ、スイカ割り大会などたくさんの人で賑わいます。
ビーチハウスやシャワーを完備しているのも嬉しいポイントです。近くには「有川青少年旅行村」があり、キャンプやバーベキューなどが楽しめます。
長崎のご当地グルメ
ちゃんぽん
明治時代から長崎で愛されていた地元を代表するグルメの1つです。エビやイカなどの魚介類、肉、野菜、かまぼこと具だくさんであることと、太い麺が特徴です。特有のコシを出すため、麺の原料である小麦粉に「唐あく」(炭酸ナトリウム90%)を加えているのが特徴です。長崎以外で唐あくがなかなか手に入らないことから、ちゃんぽんの旨味の秘訣とも言われています。
長崎ちゃんぽんが食べられるお店は数多くありますが、なかでもオススメは、ちゃんぽん発祥として知られる「四海樓(しかいろう)」、全国的に名の知れた老舗「江山楼(こうざんろう)」、宝来軒別館などが有名どころです。
皿うどん
長崎ご当地グルメの王者・ちゃんぽんに次いで、人気の皿うどんは、パリパリの細麺やもっちり太麺、盛られる具もさまざまで、餡があったりなかったりと、お店によって特徴があります。諸説ありますが、ちゃんぽんを出前するために、汁を片栗粉で餡にしたとも言われています。
一般的に甘めの味付けになっていて、長崎では酢やウスターソースなどをかけたりします。
五島うどん
五島列島で作られている五島うどんは、細いながらもコシが強く、切れにくく、なめらかでのどごしのよい食感が人気です。讃岐うどん、稲庭うどんと並んで日本三代うどんに数えられます。
素材は、肌に良い、と注目を集める椿油。そして美しい海水を蒸発させて作った塩。そして、島の魚・あごからとれるあっさりとした、だしでいただきます。
佐世保バーガー
長崎県佐世保市で提供されること、手作りのバーガーであることが条件の佐世保バーガー。全国的にも知名度があがり、長崎旅行の際は、一度は食べておきたいソウルフードです。アメリカ文化の影響を受けた佐世保らしい一品とも言えます。
見た目はボリューミーで通常のバンズよりよりもかなり大きく、一つ一つ完全手作りのため、大きさもまちまちです。サンドするのは国産牛100%のパテ、黒豚、ベーコン、チキンカツ、オムレツなどお店によって個性にあふれ、バラエティに富んでいます。テイクアウトが主流で、車の中や、公園など見晴らしの良いところで仲間やファミリーなどで食べるのがおすすめです。
長崎への主要エリアからのアクセス・所要時間
飛行機
東京から
約1時間40分
名古屋から
約1時間25分
大阪から
約1時間15分
長崎空港から長崎駅までバスで約40分
新幹線
東京から
- 約7時間:東京駅から博多まで新幹線のぞみ、博多駅から長崎駅までJR特急かもめ
名古屋から
- 約5時間30分:名古屋駅から博多まで新幹線のぞみ、博多駅から長崎駅までJR特急かもめ
大阪から
- 約4時間30分:新大阪駅から博多まで新幹線のぞみ、博多駅から長崎駅までJR特急かもめ
広島から
- 約3時間:広島駅から博多まで新幹線のぞみ、博多駅から長崎駅までJR特急かもめ
福岡から
- 約1時間50分:博多駅から長崎駅までJR特急かもめ
バス
名古屋から
- 約11時間30分
大阪から
- 約10時間
福岡から
- 約2時間30分
車
広島から
- 約5時間30分:広島駅から山口JCT、鳥栖JCTを経由して長崎道・ながさき出島道路で長崎駅前まで
福岡から
- 約2時間:博多から、太宰府I.Cを経由して長崎道・ながさき出島道路で長崎駅前まで
長崎空港・長崎駅を紹介
長崎空港
大村市に位置し、羽田と成田・伊丹と関空・中部国際空港・羽田から神戸経由の離発着があります。発着地と飛行機の便数が限られてしまうため、福岡まで飛行機で、空港からは、鉄道やバスという手段も使われます。
そのほか、沖縄(1日1便)、長崎県内は、対馬、壱岐、五島福江へのフライトがあります。
また、1階には、「ハウステンボス案内デスク」があり、ハウステンボスへのアクセス、場内ホテル、イベントなどの案内してもらうことができます。
長崎空港からの所要時間
- 長崎駅までバスで約45分
- ハウステンボスまでバスで約1時間
- 雲仙温泉までバスで約1時間30分
- 長崎港(軍艦島行きフェリーなど)までバス約40分と徒歩10分で計50分ほど
長崎駅
JR長崎本線の始発・終着駅である「長崎駅」。大型商業施設「アミュプラザ」や駅構内の「かもめプラザ」が人気のスポットになっています。高架橋広場を挟んで路面電車の電停やバスセンターがあり、観光拠点の一つにもなっています。駅前の県営バスターミナル2階「長崎県物産館」も品揃えが豊富でおみやげ選びにもってこいです。
長崎の年間イベント情報
1月
のもざき水仙まつり
長崎半島の先端にある野母崎地区の「水仙の里」で行われます。野母崎の美しい海と軍艦島を望む小高い公園に、約1,000万本の水仙が見事に咲き誇ります。
環境省の「かおり風景100選」にも長崎県内で唯一選ばれており、美しい花と香りが楽しめるイベントです。期間中の土日祝日は、来場者に水仙の花束のプレゼントも。また、周辺の飲食店では特別海鮮メニューをご用意しております。
2月
長崎ランタンフェスティバル
中国の旧正月を祝う行事「春節祭」を起源とする、長崎の冬の一大風物詩です。長崎新地中華街をはじめ、湊公園、中央公園、眼鏡橋周辺、浜市・観光通りアーケードなど長崎市内の中心部に約15,000個にも及ぶ極彩色のランタン(中国提灯)や、大型オブジェが幻想的に飾られ、街を鮮やかに彩ります。
期間中は毎日各会場で、龍踊り、中国雑技、二胡演奏など中国色豊かなイベントが繰り広げられます。
九十九島かき食うカキ祭り・冬の陣
九十九島パールシーリゾートでは、カキのシーズンが始まる11月に「九十九島かき食うカキ祭り・秋の陣」、2月に「九十九島かき食うカキ祭り・冬の陣」を開催します。
小粒ながらも濃厚でぷりっぷりの「九十九島かき」をセルフバーベキューで楽しめる、大人気のイベントです。会場の大芝生広場には、焼き台およそ400台が並び、地元の水産加工品などを販売する出店も集合します。
殻付き生カキ約1kg、木炭、軍手・カキ開けナイフセットを購入し、セルフバーベキューで旬の九十九島かきをたっぷり堪能できます。焼き台の使用は無料。飲食物の持ち込みはできません。
ハウステンボス チューリップ祭(〜4月)
ハウステンボス中に色鮮やかなチューリップが咲き誇ります。その数は、日本最多700品種・九州最大級の100万本で、春の訪れを感じさせてくれる人気のイベントです。
例年3月下旬から4月上旬が見頃になっています。満開のチューリップを堪能しましょう。
3月
西海橋春のうず潮まつり
大村湾の出入口となる針尾瀬戸を臨む、「西海橋公園」。園内にはソメイヨシノやオオシマザクラなどの桜があり、春には一斉に見頃を迎えます。
また、日本三大急潮といわれる瀬戸には、いくつもの渦が巻き、周辺で約1,000本の桜が満開になります。渦巻く潮流と、桜との見事なコラボレーションです。イベント期間中は屋台などが出店されるほか、様々なイベントも盛り沢山なので、小さなお子様からお年寄りまで楽しめます。
4月
長崎帆船まつり
港町・長崎の長崎港に国内外から大型を含む数々の帆船が集結する日本で随一の帆船イベントです。2000年の日蘭交流400周年を記念してスタートしました。
期間中は、帆船が真っ白な帆を一斉に広げる「セイルドリル(操帆訓練)」、普段見られない船内を見学できる「船内一般公開」、帆船に乗って長崎港内をクルーズする人気の「体験クルーズ」などの帆船をメインとしたイベントの他、ヨットやロープワーク(縄結び)教室などの体験型イベントなども充実しています。夜になると帆船がライトアップされ、ロマンティックムード満点です。
そのほかにも、参加型のイベントや物産市など、国際都市長崎ならではの大いに盛り上がる5日間です。
稲佐山つつじまつり
ゴールデンウィークに開催され、約8万本のつつじが咲き誇る光景は圧巻です。カラオケ大会、ハタ揚げなどイベント満載です。
波佐見陶器まつり
窯元・商社約150店が大集合、多くの買い物客、やきものファンで賑います。本会場はやきもの公園広場、第2会場が波佐見・有田インター広場です。通常の3~4割引での販売もあるほか、出店者と対話しながらの器探しもまた、陶器まつりならではのお楽しみです。
女性に人気のオシャレでモダンなふだん使いの器から伝統意匠の逸品まで、手にとってじっくりと選べます。大型テントがあるので、雨天時も安心です。バスツアーなども実施され、県内外から大勢の人で賑わいます。
また、ロクロ・鋳込み・絵付(有料)など、やきものの産地・波佐見町ならではの貴重な体験ができます。波佐見焼は形にはまった技法は無く、時代のニーズに合わせて作られ、大小さまざまな形があり、和柄や北欧風の柄などバラエティー豊かです。
雲仙市・小浜温泉湯まつり花火大会&小浜温泉湯祭り
雲仙市・小浜温泉の春の風物詩です。見どころの花火大会では、橘湾の夜空を大輪の花火が埋め尽くします。春の花火もまた風情があるものです。また、「湯祭り」では、天然の温泉の恵みに感謝して神事を行い、神輿や出し物、温泉街ではパレードが行われます。
6月
五島長崎国際トライアスロン大会
毎年五島で開催されている「五島長崎国際トライアスロン大会(通称:バラモンキング)」は、トライアスリートたちがAタイプ(日本選手権)、Bタイプ(五島長崎)で、感動、興奮、そして熱いレースを展開します。この日は五島がバラモンキング一色です。アイアンマン達の熾烈な争いは必見です。
7月
ながさきみなとまつり
市民や観光客が港に集い、まつりを通して長崎の海と港のすばらしさを再認識してもらうことを目的に、毎年7月に開催されている長崎の夏を代表するお祭りです。
打ち上げ花火は2日間で合計10,000発、長崎ペーロン選手権大会も開催されます。長崎港でペーロン競漕が行われたのは、1655(明暦元)年のこと。長崎地方では、大漁祈願のためにするもの、竜神まつりと称するもの、「足あらい」と称して田植の済んだ後に行うものなどいろいろですが、現在は6月初めから8月中旬頃まで各地、各町内で実施されています。
そのほか、ステージイベントや飲食出店など、子どもから大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
8月
長崎の精霊流し
毎年8月15日に行われる精霊流しは、盆前に死去した人の遺族が故人の霊を弔うために手作りの船を造り、船を曳きながら街中を練り歩き極楽浄土へ送り出すという長崎のお盆の伝統行事です。
各家で主に竹、板、ワラなどで造られる船は大小様々。船首(みよし)には家紋や家名、町名が大きく記されます。飾り付けには故人の趣味などを反映させたり、町内合同でもやい船を出したりと、8月になると細部にまでこだわった様々な造りかけの船が路上に多く見られるようになります。
当日は夕暮れ時になると町のあちらこちらから鐘の音や「ドーイドーイ」の掛け声が響き渡ります。爆竹も鳴り、行列は夜遅くまで続きます。一見、しっとりと厳かに行うというイメージをもたれがちですが、華やかなイベントです。
アメリカンフェスティバル in SASEBO
アメリカ海軍と佐世保の友好のきっかけとして、1985年から開催され、通称「アメフェス」と呼ばれています。世界のグルメ屋台やステージイベントはもちろん、スペシャルゲストショー、3on3やフットサルなど参加型のスポーツ交流、花火の打ち上げなど内容盛りだくさんです。会場は、ニミッツパーク、佐世保公園です。
島原温泉ガマダス花火大会
島原外港を舞台に繰り広げられる島原半島最大の花火大会。「ガマダス」とは島原の方言で「がんばる」という意味です。普賢岳の噴火被害の復興を祈願して始まりました。
大玉打上5号~15号玉、次々に上がる約3,000発の花火が島原の夜空を彩り、多くの露店が立ち並び、毎年たくさんの人々で賑います。
9月
鬼木棚田まつり
実りの秋。黄金色の稲穂と、真っ赤な彼岸花が秋の訪れを知らせます。「鬼木の棚田」は日本の棚田百選にも選ばれていて、毎年9月には黄緑色の稲穂と真っ赤な彼岸花の鮮やかな景観が見られる、人気の観光スポットです。
まつりの見所は棚田に並ぶ個性豊かなかかし達、枝豆の収穫などのイベント盛り沢山で、大鍋の田舎汁振る舞いや、餅まきもあります。
さいかい丼フェア
西海市と地元の飲食店が開催する「丼めし」の祭典です。自然豊かな西海市で捕れた新鮮な、えびすタコ・うず潮カキ・アラカブ(カサゴ)。西海ポーク・長崎和牛・大島トマト・原口みかんなど、海の幸・山の幸をふんだんに盛り込んだ欲張りな丼めしが「さいかい丼」です。ここでしか食べられないレアものです。
さらに、ただ食べるだけでなく、「スタンプラリー」「インスタキャンペーン」など、西海市をより楽しめるイベントも。里山・里海の風景を楽しみながら、創意工夫に富んだ丼を味わってみましょう。
10月
ハウステンボス 光の王国(〜5月)
日本最大1,200万珠のイルミネーションが輝き、幻想的な夜の空間を演出します。光が流れ落ちる「光の滝」、虹色の光が幻想的な「光と噴水の運河」、宮殿に映し出される「宮殿3Dプロジェクションマッピング」など圧倒的な規模による美しい世界に魅了されます。
長崎くんち
380年の伝統を持つ、長崎市民の氏神・鎮西大社「諏訪神社」の祭礼行事です。「くんち」とは、秋祭りを意味する九州北部地域の言葉です。毎年10月7日から10月9日までの3日間、県内外からたくさんの観光客が訪れる、長崎を代表する秋の大祭となっています。
1634(寛永11)年、2人の遊女が諏訪神社神前に謡曲「小舞(こめえ)」を奉納したことが始まりと言われています。江戸時代より豪華絢爛な祭礼として評判だった「奉納踊」は国指定重要無形民俗文化財に指定されています。龍踊り(じゃおどり)と呼ばれる龍の舞や、獅子踊(ししおどり)の迫力も必見です。
踊りを奉納する町を「踊町(おどりちょう)」と言い、7年に1度、出番がまわってきます。勇壮華麗な演し物にアンコールを意味する「モッテコーイ」のかけ声が響き、熱気は最高潮に達します。
平戸くんち城下秋まつり
平戸城下旧町地区(中心市街地)一帯において、平戸くんち合わせて土日に行われる「食べ歩き型イベント」です。中心市街地商店街を歩行者天国にして、市内の飲食店や団体の約50店舗が出店します。
そのすべてのメニューが1品300円(秋まつりチケット3枚)で味わうことができます。ステージイベントや散策ラリーなどもあり、子どもから大人まで一日中楽しめます。旧城下町の風情を取り戻した平戸の景観と食文化を楽しむ絶好の機会です。
11月
光の庭園 in グラバー園(〜2月)
世界遺産「旧グラバー住宅」が3Dプロジェクションマッピングと夢のコラボレーション。また、園内全域は約30万球のイルミネーションで彩られ、クリスマス前後には特大ツリーも登場します。異国情緒あふれる長崎のベイエリアがイルミネーションやライトアップでロマンチックに彩られ、光と音の幻想的な世界に包まれます。
おおむら秋まつり・ご当地自慢グルメフェア in おおむら
大村の郷土芸能の披露や、地元の工芸品・土産品などの特産物や工業製品を広くアピールするおまつりです。同時に「ご当地自慢グルメフェア in おおむら」が開催されます。
ご当地グルメのおおむらあま辛黒カレーは、その名の通り見た目は真っ黒。甘さと辛さが混じり合う癖になる味です。そのほか、押し寿司の大村寿司なども食べることができます。
そのほか、物産販売、音楽やダンスの披露など、楽しいイベントが盛りだくさん。また、おおむら秋祭りも、「三城子供太鼓」や国指定重要無形民俗文化財の「寿古踊大村龍踊」などが披露されます。
平戸天然クエ(あら)まつり(〜12月)
あらは別名を「クエ」といい、大きいものでは重さ30kgにもなる、幻とよばれるほどの高級巨大魚です。養殖が難しい為、なかなか市場には出回りません。平戸は全国でも有数のクエの名産地です。
秋から冬にかけて脂が乗って特においしくなります。刺身、塩焼き、煮物と調理法はさまざまですが、特にあら鍋は秀逸、「鍋の王様」にふさわしい最高の旬の料理です。期間中宿泊施設、飲食店で贅沢なあら鍋、あら料理を味わうことができます。手頃な値段で味わえるのも本場ならではの特権です。
12月
ハウステンボスカウントダウン
毎年恒例の大晦日から年明けにかけ、スペシャルライブやカウントダウン花火などで新年の幕開けを盛大に祝います。参加予定であれば、イベント時だけのスペシャルチケットを早めに購入しましょう。
長崎観光の移動手段
路面電車
どことなく風情があって安くて便利な路面電車。4つの路線があり、各路線は5~8分間隔で運行されています。待ち時間が少なく、どこまで乗っても120円。乗り降り自由な1日乗車券はさらにお得です。
【料金】
- 大人 120円、小人 60円
1日乗車券 大人 500円、小人 250円
バス
長崎バスと長崎県営バスがあります。目的に合わせて上手に活用しましょう。
定期観光バス
長崎市内の主要な観光スポットを巡るので、短時間で観光したい人にオススメです。
- 長崎よかとこコース
- まるごとながさき車窓コース
- 花月の宴と夜景鑑賞ツアー
観光タクシー
長崎市内を知り尽くしたドライバーに任せて効率よく回りましょう。坂の多い長崎の街も快適に巡ることができます。
【料金】
- 2時間 8,000円
- 3時間 12,000円
- 4時間 16,000円
【詳細】
長崎バス観光
お得なフリーチケット
路面電車1日乗車券
観光案内所など市内約50ヵ所で販売しています。車内での販売はありませんのでご注意ください。
【料金】
- 大人 500円、小人 250円
モバイル乗車券
スマートフォン画面を利用した乗車券。1日乗車券と24時間乗車券があります。
【公式サイト】
詳細はこちら
長崎市内観光1日乗車券(バス)
主に青と赤のラインのボディが目印の「長崎バス」のお得なチケットです。長崎市内指定利用区間内であれば、1日に何度でも乗り降りできます。
【料金】
- 大人 500円、小人(小学生まで) 250円
【発売場所】
- 長崎市総合観光案内所(長崎駅構内)
- 浜屋百貨店プレイガイド
- 長崎バス総合サービスセンター(新地)
- ココウォークバスセンター
- 長崎バス各営業所
- 長崎バス観光本社(滑石)
長崎のおすすめ旅行プラン10選
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よくある質問Q&A
飛行機でどのくらいかかりますか?
東京から約1時間40分、名古屋から約1時間25分、大阪からは約1時間15分です。
長崎の気候はどうですか?
年間を通して、温暖で寒暖差が小さいのが特徴です。ただし、冬の気温は平均4度前後と冷え込みが厳しく、雪が降ることはあまりありませんが、厚手のものを羽織ったり、手袋やマフラーなどで防寒対策は行いましょう。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
世界文化遺産の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を巡るなら丸一日、軍艦島の上陸観光であれば丸一日とかかることから、移動を考慮すると2泊3日が理想的といえます。
また、長崎空港から対馬空港へは搭乗時間約40分。対馬で一泊する観光もオススメです。
軍艦島観光をするのに適した時期はいつごろなのでしょうか?
軍艦島へ上陸するには各船会社が運航している軍艦島上陸ツアーに参加する必要があります。ただし、天候等により上陸できない場合があります。軍艦島に接岸する場所、ドルフィン桟橋の波高50センチ以上で上陸不可となり、特に、夏から初秋にかけての台風シーズンは影響を受けやすいです。上陸率が高いのは、天候が安定している春や初冬がオススメです。
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