大分ってどんなところ?
九州の北東部にあって、東側は伊予灘と豊後水道、北側は周防灘に面しています。内陸部には由布岳やくじゅう連山、そして隣接する熊本県の阿蘇にも続く、高い山々に囲まれた盆地や高原もあります。
海と山、両方の自然に恵まれた大分は、温泉の湧出量・源泉数はともに日本一です。温泉観光地としては、大分の中でも特に多くの温泉が集まる「別府」や、温泉とアート、のどかな田園風景が楽しめる「由布院」が有名で、人気があります。別府以外にそれぞれの地域にも温泉があり、様々な温泉と合わせた観光ができます。
そして、温泉の噴気が出ていて大地のパワーを肌で感じられる「地獄」やその熱を利用した「地獄蒸し料理」、豊かな土地に育まれたおいしい食材やグルメ、貴重な歴史を今に伝える建築や町並みなど、観光スポットも盛りだくさんで、訪れる人を楽しませてくれます。
大分旅行の見どころ
『おんせん県おおいた』の温泉パワーにふれる
大分県は、温泉の源泉数・湧出量ともに日本一を誇る『おんせん県』です。その中でも古くからの温泉観光地「別府」や、田園風景がノスタルジックな「由布院」は特に有名です。
別府では自然の中に湧く温泉の噴気や熱を見て感じられる「地獄」と呼ばれる景勝地を見学する「地獄めぐり」も楽しめ、温泉熱を使ったグルメも味わえます。温泉に入るだけではない体験ができるのも、大分でこそできることではないでしょうか。
そして、県庁所在地の市街地である大分市のJR大分駅の駅ビルの中にも天然温泉のスパがあるほどで、それぞれのエリアごとに必ず温泉があるといっても過言ではありません。都会の温泉やひなびた雰囲気が楽しめる自然に囲まれた温泉まで楽しむことができます。お風呂が温泉という宿泊施設がとても多いのも魅力です。
テーマパークで1日遊ぶ
大分にはテーマパークもたくさんです。海獣たちのショーが繰り広げられる「大分マリーンパレス水族館 うみたまご」や、野生のサルを至近距離で見ることができる「高崎山自然動物園」、車内からアフリカの大型動物たちに餌やり体験もできる「アフリカンサファリ」などでは、普段見ることのできない動物たちの迫力ある姿を間近で見学することができます。
「城島高原パーク」では、日本初の木製コースター「ジュピター」に乗ってスリルと爽快感を味わいましょう。「湯布院フローラルビレッジ」では、メルヘンの世界にひたり、「くじゅう花公園」では大自然と花々に囲まれてリフレッシュするなど、それぞれのテーマパークで、1日満喫することができます。
歴史を感じる古い町並みやスポットを訪れる
臼杵(うすき)市の「臼杵石仏」は、平安後期から鎌倉時代にかけて山の崖や岩壁に掘られた石仏群で国宝です。また、725年創建という歴史を誇る宇佐市の「宇佐神宮」の3つの本殿も国宝に指定されています。どちらも見事な歴史遺産で、信仰の深さを感じさせます。
大分市南部の「今市」は江戸時代の宿場町で、当時、参勤交代の行列が通ったという古い石畳が今も残っています。白壁の古い家が立ち並ぶ「戸次(へつぎ)」では「帆足本家酒造蔵」で幕末から明治にかけての酒造りの様子をうかがい知ることができます。
由布院の「湯平温泉」では、歴史ある古い石畳が温泉情緒をさらに引き立てます。中津を訪れたら、戦国武将・黒田官兵衛ゆかりの「中津城」とその城下町を散策しましょう。
竹田市の「岡城址」は滝廉太郎が作曲した「荒城の月」の舞台となった場所です。城下町の名残が市内のあちこちで感じられます。
また、九州の小京都とも呼ばれる「日田」は、「豆田町」を中心に町人文化が花開いた、江戸時代の天領(徳川幕府の直轄地)です。レトロな町並みを歩けば、その歴史や文化に触れることができます。
大自然の絶景を見に行く
由布院や、日田、九重町、竹田市などは大分でも内陸部にあります。周りは由布岳やくじゅう連山、また、隣接の熊本県の阿蘇とも近く、高い山々が連なる雄大な自然に囲まれています。
九重町にある日本一の高さの吊り橋である「九重“夢”大吊橋」からは、周りの山々や雄壮な滝を眺め、鳴子川渓谷を見下ろすことができます。
滝を裏側から眺めることができる日田市の「慈恩(じおん)の滝」や、夏には滝すべりも楽しめる川遊びスポットの「竜門の滝」など、数多くある滝を訪れて、マイナスイオンをたっぷり浴びながら、森の中で過ごすのもおすすめです。豊後高田市の「真玉海岸」では、夕陽に照らされて美しい海辺の幻想的な絶景を写真に収めてください。
また、中津市から玖珠町にかけて大国川沿いに広がる「耶馬溪(やばけい)」は、九州屈指の紅葉スポットです。奇岩や山々の岩壁が折り重なる山水画のような絶景は必見です。
大分の豊かなご当地グルメを味わう
自然豊かな大分は、その恵みである食材や美味しいグルメがたくさんあります。県内で育まれた黒毛和種の中でも特に優秀なものだけに名乗ることが許される「おおいた豊後牛」は、牛肉ブランドでも全国トップレベルの贅沢な逸品です。
また、家庭の食卓にものぼる大分ではポピュラーな郷土料理「だんご汁」や「とり天」、温泉熱を利用する伝統調理法「地獄蒸し」とスイーツをかけ合わせた「地獄蒸しプリン」、「冷麺」を地元の味に進化させた「別府冷麺」や「焼きそば」の元祖「日田焼きそば」といった麺類まで、ご当地ならではのグルメを心ゆくまで堪能しましょう。
人気の観光エリア
大分・臼杵エリア
大分県の県庁所在地である大分市と、隣りの臼杵(うすき)市を合わせたこのエリアには、自然に囲まれた環境の中で野生のサルの群れを間近に見ることができる「高崎山自然動物園」や海の動物たちによるパフォーマンスが楽しい「大分マリーンパレス うみたまご」など、大分に行ったらぜひ訪れたいスポットがあります。
また、建物自体も芸術的な「大分県立美術館 OPAM(オーパム)」で芸術作品に触れたり、古い町並みを今に残す今市宿の「石畳」、戸次(へつぎ)の「帆足本家酒造蔵」、レトロな建物が目を引く「大分銀行赤レンガ館」、そして、平安から鎌倉時代に自然の崖に掘られた「臼杵石仏」など、古い歴史を感じることができるスポットが数多く点在しています。
大分マリーンパレス うみたまご
大分市と別府市の中間地点、別府湾と高崎山にはさまれた国道10号線(別大国道)沿いにある「大分マリーンパレス うみたまご」は、近代的な建物が特徴的な水族館です。
大分県の海を再現したという、水量1,250tもの大回遊水槽は、見どころの1つです。中央には人工の岩場を作ってあり、サメやエイなどの大型魚から小さな魚まで、90種類1,500尾もの魚たちが暮らしています。場所によって異なる様々な様子が観察できます。
大分県南の海に生息するサンゴを繁殖させて、美しい魚たちが暮らすサンゴ大水槽もあります。また、セイウチの腹筋といったおもしろいパフォーマンスや、イルカたちの大迫力のショーやふれあいも楽しめます。
「あそびーち」は、動物やアートと遊ぶ新感覚のビーチです。砂浜ではイルカを間近に見ることができたり、「サンゴ・めいろ」などアートな遊具で遊んだりすることができます。
うみたまごのオリジナル商品や大分の特産品、お土産などを販売するショップや、カフェテリア、フードコートもあるので、ゆっくり滞在して楽しんでください。
高崎山自然動物園
「高崎山」は、大分市と別府市の境界に位置している標高628mの山で、国内で最大の野生のサルの群れの生息地です。「高崎山自然動物園」として、自然の状態でサルの群れを餌付けしていることから、とても近くでサルたちを観察できます。
高崎山のふもとを通っている国道10号線沿いの公園入口から、山道を7〜8分ほど歩くと餌付けをしている「サル寄せ場」があります。ちょっときつめの上り坂「うさぎさんコース」と、ゆったり歩いてサル寄せ場まで行く遊歩道「カメさんコース」に分かれています。
片道約5分で行けるモノレールの「さるっこレール」もあるので、山道は苦手な方でも大丈夫です。現在、2つの群れ(B群とC群)が、入れかわり、寄せ場にやってきます。大きめのオスザルから小さくてかわいい子ザルまで、いろいろなサルたちをみることができます。
大分県立美術館 OPAM
大分市の「大分県立美術館 OPAM(オーパム)」は、2015年にオープンした美術館です。建物は世界的な建築家の「坂茂(ばんしげる)」氏による設計で、前身の「大分県立芸術会館」が、37年間にわたって収集してきた作品や資料など約5,000点を引きついでコレクションしています。
「豊後南画」の始祖「田能村竹田(たのむらちくでん)」や、近代日本画家の「福田平八郎」や「髙山辰雄」のほか、洋画家の「佐藤敬(けい)」や「宇治山哲平」、大分の伝統工芸である竹工芸の人間国宝「生野祥雲齋」など、地元大分にゆかりのある芸術家の作品を中心に収蔵しています。
様々なテーマに沿った企画展も年間を通じて開催されています。また、開放的な2層吹き抜けのアトリウムにはアート作品も並んでいて、実際に触れることができます。カフェやミュージアムショップと合わせて、気軽に立ち寄れるフリースペースとなっています。
大分銀行赤レンガ館
大分市中心部にある「大分銀行赤レンガ館」は、東京駅や旧日本銀行本店の設計者「辰野金吾(たつのきんご)」氏による設計で、八角形ドームの屋根が特徴のレトロな建築が、都市の中で目立ちます。
もともとは、1913(大正2)年に旧二十三銀行本店として建てられたもので、戦災によって周囲のレンガ壁を残して消失しましたが、1949(昭和24)年に再建されました。また、2018(平成30)年に外観や内装の一部をリニューアルしました。
こだわりの大分県産品を販売する「Oita Made Shop」や、大分を代表するスペシャルティーコーヒー専門店「タウトナコーヒー」もあるので、観光の途中に立ち寄って、旅のお土産を選んだり、ゆっくり過ごすのにもぴったりのスポットです。
今市石畳
大分市の南部にある今市(旧野津原町)は、かつて豊後岡藩の宿場町として栄えました。その町の通りに660m続く石畳の道があります。これが、「今市石畳」で、肥後藩主の加藤清正公が関ヶ原の戦いの功績によって拝領した、豊後鶴崎と肥後(熊本)を結ぶ「肥後街道」の一部です。
江戸時代には参勤交代の際に使われていて、家屋の並ぶ幅約6mの道の中央に、幅約2mの石畳が敷かれています。通り沿いには、後の肥後藩主・細川公の脇本陣や、茶屋代官が建っていました。上町と下町に分けられていた今市宿は、2つの町の境ではクランク状に曲がった道も見ることができます。
また、江戸時代末期の1864年には、勝海舟と坂本龍馬がこの道を通って長崎まで行き来したそうです。大分県内では貴重な石畳が残っていることから、1972(昭和47)年に県指定文化財となりました。
帆足本家酒造蔵
大分市の南に位置する戸次(へつぎ)は、昔から日向街道筋の交通の要所として栄えた町で、今も江戸時代から戦前にかけて建てられた歴史的建造物が残されています。通りには白壁の家が立ち並び、レトロな町並みを散策すれば、歴史を感じることができます。
その一角にある「帆足本家酒造蔵」は、幕末から明治にかけて酒造業で栄えた「帆足家」の酒造蔵です。1775(安政4)年から1972(昭和47)年まで続いた、酒造りの様子を今に伝えています。
現在は、大分市に寄付され、リニューアル後の2003(平成15)年に大分市の指定有形文化財となっています。昔の酒造りの道具や樽、酒瓶などを展示していて、自由に見学することができます。
また母屋の「富春館(ふしゅんかん)」も1863年に立てられた歴史ある建物です。その財力で多くの芸術家の後援もしてきた帆足家には、大分出身の南画家「田能村竹田(たのむらちくでん)」も何度も訪れていて、作品が残されています。現在はギャラリーとして利用されていて、帆足家の所蔵品を鑑賞できるほか、全国のアーティストによる選りすぐりの作品が展示・販売されています。
明治時代の蔵を修復したカフェでは、地元産の野菜を使ったお弁当やパスタ、スイーツなどを味わえます。カフェで提供されているドレッシングやポン酢などは販売もされているので、お土産にしてもいいですね。
臼杵石仏
臼杵市にある臼杵石仏は、山や崖の石壁に彫刻された仏像、つまり「磨崖仏(まがいぶつ)」で、その規模と仏像の数、そして彫刻の質の高さは、日本を代表する石仏群です。地元に伝わる伝説や仏像の様式などから、平安後期から鎌倉時代の作と推定されています。
地名によって「ホキ石仏第1群(堂ヶ迫石仏)」「ホキ石仏第2群」「山王山石仏」「古園石仏」の4群に分けられていて、それぞれに見ごたえがあります。
特に臼杵石仏を代表する古園石仏の「大日如来像」は、とても端正な顔立ちで、日本の石仏の中でも最高傑作の1つといえるでしょう。年月による崩壊破損によって、一度は仏頭が落ちてしまい、体の下の台座に安置されていましたが、保存修復が行われて、1993(平成5)年に見事な姿に復位されました。1995(平成7)年には、磨崖仏としては初めて国宝にも指定されました。
すぐそばの「石仏公園」にあるハス池では、7〜8月にかけて大輪のハスの花が見ごろをむかえます。この時期に訪れたら、石仏とともにハスの花鑑賞も楽しみましょう。
別府エリア
温泉の源泉数と湧出量ともに日本一といわれる「おんせん県」大分の中でも、別府市は温泉にまつわる観光スポットが、特にたくさん集まっています。
温泉情緒あふれる温泉街「鉄輪温泉」をはじめ、レトロな外観が目をひく「竹瓦温泉」など、泉質や趣きがそれぞれに違う温泉をめぐったり、別府観光の見どころの1つである「地獄めぐり」を楽しみましょう。
また、温泉熱で食材を蒸して食べる「地獄蒸し料理」といったご当地グルメも堪能できます。別府エリアを訪れたら、いろいろな温泉の楽しみ方を体験してみてください。
鉄輪むし湯
「鉄輪(かんなわ)温泉」は、別府の中でも湯けむりが特に多く立ちのぼっていて、温泉情緒たっぷりの古くからにぎわってきた温泉です。温泉街の中心地にある「鉄輪むし湯」は、1276年に「一遍上人(いっぺんしょうにん)」によって開かれた歴史の古い温泉で、ここでは独特の「むし湯」に入ることができます。
温泉の噴気で熱した約8畳ほどの石室には「石菖(せきしょう)」という香りのよい薬草が敷きつめられています。その上に10〜15分ほど横たわっていると、サウナのようにたくさん汗をかいてリフレッシュできます。
かつて、詩人の「野口雨情(のぐちうじょう)」が、その香りの素晴らしさを詩に詠んだほどの石菖は、清流沿いにしか群生しないという希少なものです。市営の公共温泉なので気軽に立ち寄ることができますので、ぜひ「むし湯」を体験してみてください。
地獄蒸し工房鉄輪
温泉から出る98℃もの高温の蒸気の熱を利用した「地獄蒸し」は、鉄輪温泉では江戸時代ころからの伝統的な調理法です。「地獄蒸し工房鉄輪」では、その調理法を実際に体験することができます。
「地獄蒸し釜」にザルに乗せた食材を入れてフタをすれば、塩分を含んだ温泉蒸気で一気に蒸されて、食材本来の旨味が味わえる、シンプルでヘルシーな「地獄蒸し料理」ができ上がります。海鮮やお肉、野菜などの食材は、施設内で購入できるので気軽に楽しむことができます。
また、施設内には高温の温泉を冷却する装置のモニュメントや「飲湯場」、鉄輪温泉や近隣に点在する「地獄」の情報や鉄輪温泉の歴史などを紹介する「展示コーナー」もあります。隣接する「ポケットパーク」では「足蒸し」や「足湯」も楽しめます。
竹瓦温泉
JR別府駅から歩いて約10分の「竹瓦温泉」は、唐破風(からはふ)作りの豪華な屋根が特徴的な、1879(明治12)年に創設された、歴史ある市営温泉です。その外観から、別府温泉のシンボルになっています。
創設当時は竹屋根葺きで、その後瓦葺きの屋根に改修されたことから、その名が付いたそうです。現在の建物は1938(昭和13)に建てられたもので、天井の高いロビーに昭和初期の面影が残されています。
普通浴のほか、浴衣を着て砂場に横たわると「砂かけさん」が温泉熱で温まった砂をかけてくれる「砂湯」も楽しめます。
別府海浜砂湯
別府市の北に位置する「上人ヶ浜(しょうにんがはま)」は、鎌倉時代の1276年に一遍上人が上陸した場所といわれています。海岸沿いには温泉が湧き出ていて、その一角には市営の「別府海浜砂湯」があります。
「砂かけさん」に温泉の熱で温まった砂を、足先から首元までしっかりかけてもらって、砂に埋まった状態で15分ほど横たわっていると、汗がたっぷり出ます。潮風を感じて波の音を聞きながら、「砂湯」体験を楽しんでください。
海地獄
別府の鉄輪・亀川地区は、千年以上も昔から熱湯や熱泥、噴気が出ていたことから、かつては人々が近寄ることのできない場所でした。そしてこのような場所を「地獄」と呼ぶようになったのです。
「海地獄」は、別府の地獄の中でも最大で、今から約1,200年前の鶴見岳の噴火でできた熱泉です。神秘的なコバルトブルーの池が、まさに海のようですが、その泉温は98℃という高温です。2009(平成21)年には「血の池地獄」「白池地獄」「龍巻地獄」と合わせて、国の名勝に指定されました。
周りの自然も豊かです。春には桜やツツジ、夏にはスイレンや温泉熱を利用した温室で育った熱帯性植物の大鬼蓮(おおおにばす)、秋には紅葉、そして冬には白い湯けむりが立ちこめ、時には雪景色と、四季折々の風景が楽しめます。
源泉100%掛け流しの「足湯」や海地獄を見下ろす山手には、家内安全・商売繁盛・交通安全のご利益があるという「白龍稲荷大神」もあります。売店では、海地獄の温泉を粉末にした「入浴剤」やお土産、地獄でゆでた「温泉たまご」も販売しています。
城島高原パーク
湯布院、別府のどちらからも車で約15分の場所にある高原リゾート施設が「城島高原パーク」です。約100万坪の広大な敷地には遊園地のほか、ホテル、レストラン、18ホールの本格的なゴルフ場まであります。
遊園地には、6万本の米松を組み上げた日本初の木製コースター「ジュピター」をはじめとする様々なアトラクションが30種類以上そろっています。絶叫系アトラクションから小さな子どもでも楽しめるようなものもあるので、家族みんなで楽しめます。
遊園地の一角には、展望足湯「花草香(はなそうか)」も併設されていて、絶叫マシンや高原の風景を眺めながら、リラックスできます。ホテルの温泉は、日帰りでの利用も可能ですので、遊園地で楽しんだあとは、温泉でゆったりとした時間を過ごしてもいいですね。
由布院エリア
「由布岳」や「黒岳」など、1,000m級の山々に囲まれた「由布院盆地」を中心としたこのエリアには、「由布院温泉」や「湯平温泉」などの豊かな温泉、広がる田園風景や「金鱗湖」「狭霧台」など自然の景色が堪能できるスポットがたくさんです。
温泉はもちろんですが、おしゃれなショップや施設、そして、町中には、馬が蹄の音を響かせながら引く「観光辻馬車」など、普段の忙しさを忘れさせてくれるような、ゆったりとした旅が楽しめます。
ゆのつぼ温泉
由布市湯布院町の「金鱗湖」周辺にある「由布院温泉」は、温泉湧出量は全国第3位、源泉数も全国第2位を誇っています。由布岳のふもとの「湯の坪街道」は、通り沿いにお土産店やご当地グルメが味わえる飲食店が立ち並ぶ、人気の観光スポットです。周囲には老舗温泉旅館や共同浴場も数多くあります。
「ゆのつぼ温泉」は、湯の坪街道から少し入った大分川沿いにあります。歴史の古い共同浴場で、江戸時代の文献にもその名が残っているほどです。今の建物は、1995年に再建されたものです。男湯女湯ともに、浴室の床や壁には御影石、また湯ぶねのフチにはヒノキを使っていて、落ち着いた雰囲気で温泉を楽しむことができます。
大分川沿いは、湯布院の田園風景や四季折々の景色を楽しめ、散策にもぴったりの場所なので、途中立ち寄って、温泉につかって癒やされてください。
狭霧台展望所
「狭霧台(さぎりだい)」は、「やまなみハイウェイ(県道11号)」の由布市から別府市に向かう途中の、由布岳のふもとに位置していて、標高約680mの高さから由布院の町並みが一望できます。「やまなみハイウェイ」は九州でも有数のドライブコースですが、展望台には売店やトイレもありますので、休憩スポットとしても利用できます。
「阿蘇・くじゅう国立公園」の中にあって、周囲の雄大な自然もすばらしく、春から夏にかけては「由布岳」の緑と空のコントラストが美しく、秋にはたくさんのススキが風にゆれ、そして冬には雪景色、と季節によって様々な景色が楽しめます。
特に秋から冬にかけては由布院盆地が朝霧に包まれる幻想的な風景が見られるベストスポットとなっていることから、多くの人が撮影に訪れます。
金鱗湖
由布院を代表する観光スポットの1つ「金鱗湖(きんりんこ)」は、湖底から清水とともに温泉もわいていると言われていて、年間を通じて高い水温を保っています。そのため、冬の早朝には湖面から湯気が立ちのぼり、とても幻想的な景色を眺めることができます。
金鱗湖という名前は、明治初期の儒学者「毛利空桑(もうりくうそう)」が、湖を泳ぐ魚のウロコが夕日に輝くのを見て、名付けられたそうです。湖畔には散策路もあるので、由布院の豊かな自然を眺めながらゆっくり散策してみてください。
観光辻馬車
由布院の町では馬が引く「観光辻馬車」が、30年以上前からめぐっていて、今では名物となっています。JR湯布院駅前から佛山寺、宇奈岐日女(うなぐひめ)神社、そして駅前に戻るルートで、所要時間は約50分です。
のどかな田園風景の中を、馬車に揺られて、日常から離れる旅の醍醐味を味わってください。馬車の定員は10名ですが、人気があるので満席になることもあります。予約は当日のみ、JR由布院駅隣の「由布市ツーリストインフォメーションセンター」で受け付けています。
湯布院フローラルヴィレッジ
JR由布院駅から歩いて約15分の「湯布院フローラルビレッジ」は、英国風テーマパークです。世界一美しい村ともいわれているイギリスのコッツウォルズ地方の町並みを再現しています。コッツウォルズの自然とともに人々が暮らす雰囲気や、映画「ハリーポッター」の世界を彷彿とさせる建物がメルヘンチックでかわいいです。
町並みの中には、MINIやライレーといった英国のビンテージカーも駐車しているので、ぜひ町並みと一緒に写真におさめましょう。
可愛いフクロウが出迎えてくれる「フクロウの森」や、名作「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫が住む森をモチーフにした猫カフェ、可愛い魔女が登場する童話に出てくるようなベーカリーショップもあります。
ほかにもテーマ性のあるショップがいろいろあって、施設内を散策しながらショッピングも楽しめます。歩き疲れたら、100円で入れる源泉かけ流しの足湯でリフレッシュしてください。また、女性限定の「レディースホテル」もあって、窓からはヴィレッジの町並みが眺められます。
湯平温泉
由布院の中心地から車で約20分の、花合野川沿いが中央に流れる山あいにあるのが「湯平温泉」です。約300年前の江戸時代享保年間に造られた、約500mの石畳の坂道が温泉街のシンボルです。趣きのある石畳の両脇には温泉やお土産店、宿などが30軒ほど建ちならんでいます。
石畳の通りからは、川にかかる橋や、長い石段や古い神社につながる小路がたくさんあります。また、温泉街には「金の湯」「中の湯」「砂湯」「銀の湯」「橋本温泉」とそれぞれに違う作りの共同浴場もあります。温泉めぐりをしながら、ゆっくり町歩きするのもいいですね。
花合野川周辺では、5月下旬から6月上旬にかけて数百匹のゲンジボタルが舞う姿を見ることができます。また、7月下旬には石畳の通りに全長300メートルもの青竹の「とい」を設置して「石畳大そうめん流し大会」が開催されます。観光客でも気軽に参加できるイベントです。
ジャズとようかん
JR由布院駅から歩いて約10分の「ジャズとようかん」は、カフェと雑貨、ギャラリースペースのあるセレクトショップです。『旅と音楽、そして雨を愛する』お店ということで、そのテーマにそったものが販売されています。
中でも表面にピアノの鍵盤が描かれた「ジャズ羊羹」は、見ためも華やかで人気です。ワイン漬けのドライイチジクが入った甘さ控えめの洋風の羊羹で、コーヒーやワインにも合うように作られています。
また、ジャズ羊羹に合う「雨の珈琲」や、音符・鍵盤などのイラストが入ったお店オリジナルのカップなどの陶器も販売されています。
大分北部(中津・宇佐・豊後高田)エリア
中津市、宇佐市、豊後高田市など周防灘に面する大分北部エリアには、城下町として発展する中心となった「中津城」や日本の八幡社の総本宮「宇佐神宮」といった歴史を感じさせるスポットや、車の中から野生動物たちの暮らしを間近に観察できる「アフリカンサファリ」といったレジャースポットもあります。
そして、九州でも有数の紅葉スポットの「耶馬溪(やばけい)」にある「一目八景展望台」、夕日の絶景スポット「真玉(またま)海岸」などのフォトジェニックなスポットも見逃せません。
一目八景展望台
中津市と玖珠(くす)町にまたがる「耶馬溪(やばけい)」は、まるで山水画のような巨石や奇岩が織りなす渓谷美を眺めたり、古い仏教文化に触れたりすることができるスポットです。今から200年ほど前、江戸時代後期の歴史家で文人の「頼山陽(らいさんよう)」が「耶馬渓」と名づけました。
山国川(やまくにがわ)流域に広がる広大な景勝地で「本耶馬渓」「耶馬溪」「深耶馬溪」「奥耶馬渓」「裏耶馬溪」の各エリアに分かれています。春には新緑が美しく、晩秋には大分はもちろん、九州でも屈指の紅葉スポットとしても有名な、人気の観光地です。
「一目八景」は、耶馬溪入口から玖珠町に向かって奥深く分け入った場所に位置する岩峰が迫るような渓谷の「深耶馬溪」の中心にあります。「群猿山」や「夫婦岩」「烏帽子岩」「海望嶺」といった周囲の岩々が一望できることから、そう名付けられています。
周囲に旅館や蕎麦屋が立ち並ぶ「一目八景展望台」から、その景色が堪能できます。川向こうにある遊歩道まで足を伸ばせば、展望台からとはまた違う眺めも楽しめるので、散策しながら絶景を味わってみてください。
中津城
中津のシンボルである「中津城」は、豊臣秀吉から豊前6郡を拝領した黒田官兵衛が、山国川の河口だったこの地に築城したのがはじまりです。その後、細川氏、小笠原氏そして豊平氏とその城主は変遷しました。
明治時代になると廃藩置県によって御殿だけを残して取り壊され、そして1877年の西南戦争でその御殿も焼失してしまいましたが、1964(昭和39)年に現在の天守閣が再び建造されました。
城内では、歴代藩主の陣羽織などの衣装や、徳川家康直筆の書など、奥平家に伝わる家宝や歴史資料などが展示・一般公開されています。
アフリカンサファリ
宇佐市でも別府市寄りの、JR別府駅から路線バスで約50分の場所にある、九州自然動物園「アフリカンサファリ」は、日本最大級のサファリパーク型動物園です。広大な敷地内には、約70種1,400頭羽もの動物たちが暮らしています。
「動物ゾーン」では「ジャングルバス」に乗車すれば、ライオンやトラ、キリンといった大型野生動物たちに窓越しでの餌やり体験をしながら、迫力ある姿を間近に観察することができます。マイカーで来園して、乗入れすることも可能です(有料のガイドDVD貸出しが必須)。
「ふれあいゾーン」では、カンガルーやウサギ・モルモットなどの動物たちとのふれあい体験が楽しめます。ほかにもミニチュアホース乗馬体験や、世界中の珍しいネコや小型犬とのふれあいが楽しめるサロンなど、たくさんの動物たちに出会うことができます。
施設内には、大型のファミリーレストランをはじめ、園内を散策しながら味わう軽食やスイーツなどをテイクアウトできるグルメスポットや、オリジナルグッズや大分のお土産、珍しいアフリカ民芸品などを購入できるショップもあります。
宇佐神宮
全国には神社が約11万あり、そのうちの約4万あまりは「八幡社」で、その総本宮が宇佐市の「宇佐神宮」です。725年に応神天皇のご神霊である「八幡大神(はちまんおおかみ)」をまつる一之御殿を建てたのがはじまりといわれています。
また、二之御殿には「比売大神(ひめのおおかみ)」、三之御殿には応神天皇のご母后である「神功皇后」がまつられています。3つの本殿は国宝にも指定されています。
境内は太古からの原生林に囲まれていて、春にはソメイヨシノ、夏にはハスの花が咲きほこるなど、風情豊かです。西参道にある屋根のついた神橋の「呉橋(くれはし)」、南中楼門(勅使門)など、大分県の有形文化財にも指定されている貴重な建築が数多く建っています。
広大な敷地内には、八幡大神が現れたとの伝説がある「菱形池」や、それぞれにご利益のある多くの摂社もあるので、散策を兼ねて周りの景色を楽しみながらおまいりしてください。
真玉海岸
豊後高田市の「真玉(またま)海岸」は、大分県内で唯一、水平線に沈む夕陽を見ることができる場所といわれていて「日本の夕陽百選」にも選ばれた海岸です。
特に日が暮れる時刻と干潮が重なると、干潟のしま模様のような陰影と夕陽のオレンジ色のコントラストが幻想的です。その景色を求めて、多くのカメラマンや観光客が訪れるフォトジェニックスポットとなっています。
日田(ひた)エリア
日田(ひた)は、北部九州のほぼ真ん中に位置していて、古くから九州の交通の要衝(ようしょう)だったことから、江戸時代には幕府の天領(直轄地)でした。今もその名残りが「豆田町」の町並みなどから感じることができ、「九州の小京都」とも呼ばれています。
また「いいちこ日田蒸溜所」や「小鹿田焼(おんたやき)の里」では、自然に恵まれた日田ならではの産品を手に入れてみてはいかがでしょう。「慈恩(じおん)の滝」まで足を伸ばせば、滝の流れ落ちる様子を裏側から見る体験もできます。
慈恩の滝
日田市天瀬(あまがせ)町と玖珠郡玖珠(くす)町の境にある「慈恩(じおん)の滝」は、上段20m、下段10m、合わせて落差30mの二段落としの滝です。また、滝の裏側に行くことができる歩道があって、別名「裏見の滝」とも呼ばれています。
滝を時計回りで一周すると幸せを呼ぶといわれていて、大蛇伝説も残されているスポットです。JR久大本線の「天ヶ瀬駅」の一駅隣りの「杉河内(すぎかわち)駅」から歩いて約5分と、大自然の絶景スポットに気軽に訪れることができます。
豆田町
江戸時代に天領だった日田の中でも、代官所のお膝元にあった「豆田町」は、各地からの大名や商人が集まる町としてにぎわいました。昔ながらの商家や土蔵が多く建ち、江戸時代の町並みが残されています。
2004(平成16)年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選ばれています。古い町並みを散策しながら、観光できるスポットとして人気です。人力車に乗ったり、着物をレンタルしての町歩きも楽しめます。「天領日田おひなまつり」など、日田で開催される様々なイベントの中心地ともなっています。
小鹿田焼の里
「小鹿田焼(おんたやき)の里」は、江戸時代中期の1705年に「柳瀬三右衛門」によって、日田市北部の高塚山のふもとに開かれた小鹿田焼の窯元が集まる里です。「小鹿田焼」は、川の水を利用した「唐臼(からうす」で土を砕き、まきをを燃料とした昔ながらの登り窯で焼いて作り上げる陶器です。10軒の窯元が家族でその伝統技法を守り続けています。
その素朴な風合いは、日用的に使える器として親しまれています。自然に囲まれた、唐臼の音が響く里を歩きながら、窯元巡りを楽しんでください。
いいちこ日田蒸留所
大分麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類の「いいちこ日田蒸留所」では、日田市の澄んだ空気や自然がもたらす水を利用して原酒を製造しています。そして、実際に稼働している仕込タンクや蒸留機など、本格焼酎の製造から貯蔵までの様子を見学することができます。
自然の中にある蒸留所の遊歩道を散策したり、試飲ショップではここでしか飲めない限定酒のテイスティングを楽しんだり、お土産として購入することもできます。
九重・竹田エリア
熊本県との県境に位置する、九重(ここのえ)町や竹田市は、「くじゅう連山」や遠くには阿蘇の山々が望める、大自然に囲まれた風光明媚なエリアです。
日本一の高さを誇る「九重“夢”吊大橋」や季節ごとの花がいっぱいの「くじゅう花公園」からは、周囲の山々の景色とともに観光が楽しめます。また滝すべりが楽しめる「竜門の滝」では夏のレジャーを楽しみ、「筋湯温泉」で旅の疲れをいやしてリラックスできます。
また「岡城址」では、お城の古い石垣を眺めながら、唱歌「荒城の月」の世界を感じることができます。
九重“夢”吊大橋
筑後川水系の源流域を流れる鳴子川渓谷にかかる「九重“夢”大吊橋」は、長さ390m、高さ173mで、歩道専用の吊り橋としては日本一の高さを誇ります。橋の名前は5,890点の一般公募の中から選ばれました。
吊橋の目の前には、龍神伝説がある「振動の滝・雄滝」や「雌滝」があります。また、標高777mの大吊橋を渡れば、途中、足元には鳴子川渓谷の原生林が見下ろせ、遠くには雄大な「くじゅう連山」も望むことができます。
四季を通じて大自然の絶景が楽しめますが、初夏は新緑が美しく、また、紅葉の時期には渓谷が赤く染まり、特に見ごたえがあります。大型バスも停まる中村エリア側入り口にある売店「天空館」では、お土産をはじめ地元産の農産物や加工品などを販売しています。
また、パテに「おおいた豊後牛」や「九重“夢”ポーク」といった地産の食材を使ったご当地グルメ「九重“夢”バーガー」や、濃厚ミルクソフトとおいしい素材を組み合わせた、様々な味のご当地ソフト「ドリームソフト」も味わえます。
筋湯温泉 うたせ場
「筋湯温泉」は九重町に数多く点在する温泉郷の1つで、桶蓋山(わいたさん)の山麓の標高約1,000mの場所にあります。958年に温泉が開湯されたとの記録が残っている、歴史の古い温泉です。神経痛やリウマチなど『筋の病に効く』とのことから、その名が付けられたそうです。
温泉街の中心にある4つの共同浴場のうちの1つが「筋湯温泉 うたせ湯」です。約2mの高さから温泉のお湯が落ちる「うたせ湯」が18本も並んでいて、『日本一のうたせ湯』として有名です。うたせ湯はマッサージ効果があって、肩こりや腰痛といった筋肉の疲れに良いといわれていて、近隣の九重連山を訪れる登山客や冬のスキー客にも人気があります。
「うたせ湯」の裏には、緑に囲まれた「いこいの広場」があって、無料の「足湯」も併設されています。近くを流れる川のせせらぎの音を聞きながら、旅の疲れをいやしてください。
龍門の滝
九重町の「龍門の滝」は、松木川沿いの竜門寺の境内にある、落差26m、幅40mの二段落としの豪快な滝で、国定公園にも指定されています。夏には滝すべりができるスポットとしても人気で、天然のウォータースライダーを楽しむために、多くの行楽客が訪れます。
滝すべりに必要なマットのようなウォーターボードは、滝の入り口にあるお土産店で貸し出ししています(有料)。キャンプ場もあるので、夏のレジャーを思う存分満喫することができます。
周辺は初夏の新緑や秋の紅葉の名所でもあります。竜門の滝を中心に開かれた「龍門温泉」もあって、無色透明のお湯は、美肌の湯ともいわれるアルカリ単純泉です。夏はもちろん、季節を問わず、温泉と合わせて訪れてみてください。
くじゅう花公園
竹田市の久住(くじゅう)高原にある「くじゅう花公園」は、春のチューリップやネモフィラ、夏のラベンダー、秋のコスモスなど、季節ごとに約500種類300万本もの花々が咲きほこる公園です。花々の背景には「くじゅう連山」や遠くに「阿蘇五岳」も望むことができ、美しい大自然の絶景を楽しむことができます。
また、地元産のイノシシ・シカの肉を使ったジビエ料理や旬の野菜を使ったメニューをバイキングで味わえるレストラン、ジェラートショップなどのグルメスポットのほか、お土産を販売しているショップ、ドライフラワーを使った手作り体験ができるお店もあります。
岡城址
JR豊後竹田駅から車で約5分の高台にある「岡城址」は、滝廉太郎作曲の中学校唱歌「荒城の月」のモチーフとなった場所です。少年時代、竹田市で過ごした滝廉太郎は、岡城址に登って遊んだ印象が深かったとされています。二の丸跡には、滝廉太郎像も建てられています。
郷土の武将・緒方三郎惟栄(これよし)が、源義経を迎え入れるために1185年に築城したと伝えられていて、1594年以降は、明治に至るまで中川氏が治める岡藩の城となりました。現存する城郭は、初代藩主中川秀成(ひでしげ)公によって造られたものです。
本丸跡からはくじゅう連山、近戸門跡からは阿蘇山や城下町を一望できます。城内には桜の木がたくさんあり「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所です。また、秋には紅葉の名所としても有名で、歴史を感じながら四季折々の風景が楽しめます。
大分のご当地グルメ
おおいた豊後牛
大分の恵まれた自然の中で育てられた黒毛和種の「豊後牛」のなかでも、大分県内で最も長く肥育されたもののうちで、肉質等級が2等級以上のものだけを「おおいた豊後牛」と呼びます。きめ細やかな霜降り肉で、噛めば肉汁と甘みが口の中に広がり、とろけるようなまろやかな味わいが特徴です。
大分県内の専門店や飲食店、宿泊施設などで味わうことができます。焼肉やステーキをはじめ、様々な牛肉料理で楽しんで、贅沢な気分を味わってください。
とり天
「とり天」は、大分では知らない人はいないと言ってもいいほどの、定番の大分ご当地グルメです。家庭の味であることはもちろん、定食屋、居酒屋からお弁当店にいたるまで、多くの飲食店のメニューの1つとなっています。
昭和の初め、別府の老舗レストランのシェフが考案したといわれていて、食べやすいサイズに切った鶏肉に天ぷらの衣をつけてカラッと揚げたシンプルなとり天に、ポン酢とお好みで練りカラシをつけて食べます。
だんご汁
「だんご汁」は、小麦粉に塩と水を加えてこね、手で薄く延ばして帯状にした「だんご」を、里芋やにんじん、ごぼう、しいたけなどの季節の野菜と一緒に味噌仕立ての汁に入れて作ります。大分を代表する郷土料理の1つで、飲食店のメニューにはもちろん、家庭の食卓にも登場します。
大分各地の飲食店で食べられるほか、お土産としても販売されています。旅の途中で食べて、また持ち帰って自宅で野菜と合わせて作っただんご汁を、旅の思い出とともに食べてもいいですね。
地獄蒸しプリン
「地獄蒸し」は、温泉から噴出する高温の蒸気熱を利用した調理法です。もともとは、野菜や肉などの食材を調理するものですが、近年は「地獄蒸しプリン」も作られています。温泉の成分をたっぷり含んだ濃厚な味わいが魅力です。「地獄蒸し」料理が楽しめる別府では、ご当地スイーツとして販売されています。
別府市の標高350mの高台にあって、湯の花小屋が多く立ち並ぶ「明礬(みょうばん)温泉」にある「岡本屋売店」は、1988(昭和63)年から地獄蒸しプリンを作り続けています。
1つ1つ手作業で作っていて、定番のカスタード、コーヒー、抹茶キャラメル、バナナなどいろいろな味のプリンが楽しめます。季節によって限定の味も登場したり、地獄蒸しプリンを使ったパフェなども味わえます。
別府冷麺
「別府冷麺」は、地元の人なら誰もが知っている、別府のご当地グルメです。別府は戦後、中国大陸から引き揚げた人々が多く移り住んだ土地で、その中の満州から引き揚げてきた人たちが、満州の朝鮮民族が食べていた「冷麺」を広めたのがはじまりといわれています。
麺に加える小麦粉を増やしたり、スープを和風ダシにして、チャーシューには牛肉を使い、キムチはキャベツにと、日本人の舌に合わせた味に改良して、本家の冷麺から独特の発展を遂げたのが「別府冷麺」です。
夏はもちろん冬でも冷麺を頼む人が多いことから、別府市内の飲食店では1年中食べることができるお店も多いです。それぞれのお店が独自の味で提供してくれるので、食べ比べしてみても楽しいですね。
日田焼きそば
日田市のご当地グルメ「日田焼きそば」は、もやしとネギ、豚肉といったシンプルな具材と、麺を鉄板でカリカリになるまで焼くのが特徴です。もやしのしゃきしゃき感と、香ばしい麺に甘辛いソースがからんで、絶妙な味わいが楽しめます。
日田市内には「日田焼きそば」を提供してくれるお店が20件以上もありますが、「想夫恋」は、日田焼きそばの元祖のお店です。
1957(昭和32)年に初代の「角安親」氏が考案した「日田焼きそば」は、その当時、まだ「焼きそば」という言葉がなかったことから、現在の「焼きそば」の由来になっているともいえます。使用する生麺ともやし、豚肉、ソースも一貫して自社工場で作っている、というこだわりです。
大分への主要エリアからのアクセス・所要時間
飛行機を利用する
関東・中部・近畿エリアからであれば、飛行機で大分空港へ向かい、大分の各エリアに行くのが最も便利です。大分空港からは大分交通の空港バスで大分各地へ向かいます(大分空港〜湯布院間は亀の井バスとの共同運行)。
福岡空港から大分へ向かうことも可能です。福岡空港からは福岡市営地下鉄で博多駅まで移動して(所要時間約5分)、JRに乗り換えて大分各地に向かいます。また、福岡空港や博多駅隣りの「博多バスターミナル」から大分各地への高速バスも運行しています。
詳細は、各交通機関のホームページにてご確認ください。
大分空港HP
大分交通HP
亀の井バスHP
福岡空港HP
JR九州HP
西鉄くらしネット(バス情報)
福岡市営地下鉄HP
全国各地から大分空港までの所要時間
- 東京・羽田空港から:約1時間40分(ANA、JAL、ソラシドエア・ANA共同運行)
- 東京・成田空港から:約1時間55分(Jetstar)
- 名古屋・中部国際空港から:約1時間10分(IBEX・ANA共同運行)
- 大阪・伊丹空港から:約1時間(ANA、JAL、IBEX・ANA共同運行)
大分空港から大分各地までの所要時間
- 大分市まで:約1時間5分(空港特急バスエアライナー)
- 別府まで:約50分(空港特急バスエアライナー)
- 由布院まで:約55分(湯布院高速リムジンバス)
- 中津まで:約1時間30分(県北快速リムジンバス)
- 宇佐まで:約1時間(県北快速リムジンバス)
- 豊後高田まで:約50分(県北快速リムジンバス)
- 臼杵まで(臼杵ICまで):約1時間40分(県南快速リムジンバス)
全国各地から福岡空港までの所要時間
- 北海道・新千歳空港から:約2時間30分(ANA、JAL、SKY、Peach)
- 東京・羽田空港から:約2時間(ANA、JAL、SKY、SFJ)
- 東京・成田空港から:約2時間(ANA、JAL、Peach、Jetstar)
- 名古屋・中部国際空港から:約1時間30分(ANA、Jetstar、IBEX、SFJ)
- 大阪・伊丹空港から:約1時間20分(ANA、JAL、IBEX)
- 大阪・関西国際空港から:約1時間15分(ANA、Peach、Jetstar)
- 沖縄・那覇空港から:約1時間40分(ANA、JTA、SKY、Peach)
福岡(博多駅)から大分各地への所要時間(JR利用)
- 大分駅、別府駅まで:2時間〜2時間30分(特急「ソニック」・特急「にちりんシーガイア」)
※別府〜大分間は約10分 - 由布院駅まで:2時間10〜20分(特急「ゆふいんの森」・特急「ゆふ」)
- 中津駅まで:1時間10〜40分(特急「ソニック」・特急「にちりんシーガイア」)
- 宇佐駅まで:1時間35〜55分(特急「ソニック」)
- 日田駅まで:1時間15〜30分(特急「ゆふいんの森」・特急「ゆふ」)
- 九重・豊後中村駅まで:約2時間(特急「ゆふ」 ※当駅停車は1日2本)
- 竹田・豊後竹田駅まで:3時間30分〜4時間(特急「ソニック」+豊肥本線在来線)
博多バスターミナル・福岡空港から大分各地への所要時間(高速バス利用)
- 大分・要町(大分駅前高速のりば)まで:博多バスターミナルから約2時間40分
- 別府・別府北浜まで:博多バスターミナルから約2時間45分、福岡空港(国際線ターミナル前)から約2時間
- 由布院・由布院駅前まで:博多バスターミナルから約1時間50分〜2時間10分、福岡空港(国際線ターミナル前)から約1時間35〜45分
新幹線+JR特急を利用する
大分県には新幹線の停車駅がないことから、本州から電車を利用して、中津や別府、大分などの日豊本線沿いのエリアに向かう場合は、北九州市の小倉駅で新幹線からJR特急に乗り換えるのがおすすめです。また、由布院や日田などの久大本線沿いのエリアへは、福岡市の博多駅で乗り換えになります。
大分駅まで(小倉駅乗り換え)
- 東京駅から:約6時間10分
- 名古屋駅から:約4時間20分
- 新大阪駅から:約3時間35分
- 広島駅から:約2時間10分
別府駅まで(小倉駅乗り換え)
- 東京駅から:約5時間50分
- 名古屋駅から:約4時間
- 新大阪駅から:約3時間15分
- 広島駅から:約1時間50分
中津駅まで(小倉駅乗り換え)
- 東京駅から:約5時間30分
- 名古屋駅から:約3時間40分
- 新大阪駅から:約2時間55分
- 広島駅から:約1時間30分
由布院駅まで(博多駅乗り換え)
- 東京駅から:約7時間30分
- 名古屋駅から:約5時間50分
- 新大阪駅から:約4時間50分
- 広島駅から:約3時間30分
日田駅まで(博多駅乗り換え)
- 東京駅から:約6時間40分
- 名古屋駅から:約5時間
- 新大阪駅から:約4時間
- 広島駅から:約2時間40分
フェリーを利用する
大阪〜別府間、神戸〜大分間は「フェリーさんふらわあ」が運行しています。自家用車での大分旅行も可能です。詳細はフェリーさんふらわあHPにて、ご確認ください。
- 大阪から:約11時間50分
大阪さんふらわあターミナル第1(大阪南港コスモフェリーターミナル)→別府観光港 - 神戸から:約11時間20分
神戸港(六甲アイランド)-大分港
別府まで:大分市内からJR特急で約10分
湯布院まで:大分市内からJR特急で約50分、高速バスで(湯布院ICまで)約60分
日田まで:大分市内からJR特急で約100分
日田まで:湯布院からJR特急で約50分
竹田まで:大分駅からJR特急で約60分
大分空港、大分の主要駅を紹介
大分空港
大分県国東(くにさき)市にある「大分空港」は、高速バスを利用して、大分の各エリアまで1時間から1時間30分ほどで行くことができる、大分旅行の起点の1つです。1階には到着ロビーと出発カウンター、2階には出発ロビーや待合室のほか、お土産などを販売するショップがあります。
また、3階には関アジ・関サバや城下ガレイなど大分の海の幸が味わえる寿司店や、空港を離発着する飛行機を眺めながら食事ができるレストランなどのグルメスポットもあります。ウッドデッキ調のテラスや植物も植えられている展望デッキからは、空港の様子はもちろん、天気がよければ遠く四国まで望むこともできます。
JR大分駅
大分市の「JR大分駅」は、福岡県北九州市の小倉駅から宮崎駅を経由して鹿児島中央駅とを結ぶ「日豊本線」、福岡の久留米駅と大分駅を結ぶ「久大本線」、熊本駅と大分駅を結ぶ「豊肥本線」の3つのJR在来線が合流している駅です。
駅ビルの「JRおおいたシティ」もあります。ビル内にはファッション、雑貨やインテリア、映画館、飲食店など、200を超える店舗が集まった商業施設「アミュプラザ大分」や、改札前には大分のお土産やお弁当などが豊富にそろった「豊後にわさき市場」が入っています。
駅ビル8階の「シティ屋上ひろば」には、JR九州のマスコット犬「クロちゃん」がデザインされた、ひろばの外周をぐるっと一周するミニトレイン「くろちゃんぶんぶん号」が走り、「くろちゃんカフェ」もあります。
また、伝統建築様式で建てられたひろばのシンボル「夢かなうぶんぶん堂」、大分市内にある豊後一ノ宮「柞原(ゆすはら)八幡宮」のご分霊を受けた、旅の安全や出世開運などのご利益があるといわれている「鉄道神社」などもあって、アミューズメント感あふれる展望広場となっています。
さらに駅直結の「JR九州ホテル ブラッサム大分」、地上80mの露天風呂もあって日帰り入浴も楽しめる天然温泉「CITY SPAてんくう」も併設されています。ショッピングやお土産探しはもちろん、温泉、宿泊まで、いろいろ楽しめて便利です。
JR別府駅
別府観光の旅の起点に便利な「JR別府駅」は、福岡・博多駅とを結ぶ人気の観光列車「特急ゆふいんの森号」の始発・終着駅です。駅コンコースの両側には、別府や大分のお土産店や、ご当地名物も味わえる飲食店など、40以上のお店が並ぶ「えきまち1丁目別府」があるので、旅の最後にまとめてお土産を選んだり、別府の名物グルメを堪能してもいいですね。
JR由布院駅
由布院観光の玄関口である「JR由布院駅」は、大分県出身の建築家・磯崎新(いそざきあらた)氏が設計した、黒で統一されたシックでモダンな雰囲気の木造駅舎です。高さ12mの吹き抜けロビーに、改札口がないという、日本でも珍しい開放感あふれる駅の造りとなっています。
駅構内には、待合室とアートギャラリーを兼ねた「由布院駅アートホール」もあって、写真展や工芸品展などのさまざまな企画展が、ほぼ月替わりで開催されています。1番線ホームの奥には有料の足湯(特製ミニタオル付き)があるのも『おんせん県』ならではでしょう。
駅隣りには「由布市ツーリストインフォメーションセンター」もあります。観光案内のほか「観光辻馬車」やクラシックな観光乗合バス「スカーボロ」の予約・受付、レンタサイクル貸し出し、手荷物の預かりなども行っています。
大分の年間イベント情報
1月
ホーランエンヤ
豊後高田市は江戸時代、肥前(現在の長崎県)島原藩の領地だったことから、年貢米を船で献上していました。その航海の安全と豊漁を祈願してはじまったのが「ホーランエンヤ」です。新年を祝う伝統行事で、毎年1月、市内を流れる桂川一帯で開催されます。
お祭り当日は、装飾を施した宝来船に、締め込み姿の若者たちが漕ぎ手として乗り込みます。そして『ホーランエンヤ エンヤサノサッサ』という掛け声をあげながら、河口の「琴平宮」から1kmほど上流の「若宮八幡宮」まで、川をさかのぼっていきます。
途中、漕ぎ手の若者が冬の川に飛び込んで、川岸で見守る観客からのご祝儀を受け取りに行く様子も見られ、その勇ましい姿には観客からも歓声が上がります。宝来船や旧市役所前ではお祝いの紅白餅が観客に向かってまかれるので、ぜひ、新春の福をつかみましょう。
2月
天領日田おひなまつり
江戸時代に天領だった日田は、九州随一といわれるほどの繁栄を極めていました。日田の旧家には絢爛豪華なひな人形やひな道具が今も数多く残されていることから、毎年2月中旬から3月末までのおひなまつりの期間になると、豆田町や隈町の旧家や資料館で一斉に公開されます。
春の訪れを告げるお祭りに訪れて、昔ながらの風情ある町並みを散策しながら、ゆったりとおひなさま見物を楽しみましょう。
6月
耶馬溪ホタル観賞コンサート
中津市の「耶馬溪(やばけい)」には、毎年6月ごろになると、山国川の清流沿いの多くの場所でホタル観賞ができます。耶馬溪ダム記念公園「渓石園」では、毎年ホタルの舞う時期に「耶馬溪ホタル観賞コンサート」が開催されます。
フォルクローレ、日本の唱歌、アメリカンポップスなど多彩な音楽を、開放的な雰囲気の中で楽しむことができます。
7月
べっぷ火の海まつり
別府の夏最大のイベントである「べっぷ火の海まつり」は、毎年7月下旬に開催されます。屋台や露店などがたくさん並び、様々なイベントも催されます。最終日の「納涼花火大会」はお祭りのクライマックスで、別府湾をバックに迫力ある花火のショーが繰り広げられます。
8月
湯布院映画祭
毎年8月、湯布院町で開催される「湯布院映画祭」は、1976年に始まった日本で一番古い映画祭です。ボランティアによる実行委員会による運営で、町内外から集まった実行委員と湯布院町内の方々が協力して、映画祭が開かれています。
前夜祭では、JR由布院駅前に特設された野外会場での無料上映が行われます。そして映画祭期間中は、テーマに沿った映画の上映や、映画監督や俳優など豪華なゲストによる舞台挨拶、ゲストを交えてのシンポジウムやクロージングパーティーまで、その内容も盛りだくさんです。
10月
民陶祭
日田市の「小鹿田焼(おんたやき)の里」で、例年10月の第2土曜・日曜日に開催される「民陶祭」では、小鹿田焼の全ての窯元が開放され、作り上げられた器がそれぞれの窯元の軒先にたくさん並べられます。毎年、多くの焼きもの愛好家が集まり、里がにぎわいます。
11月
たけた竹灯籠「竹楽」
大分県は日本一の竹の産地です。竹細工などの伝統工芸が盛んですが、近年その需要が減少してきたことから、観光など地域の活性化も合わせて行うために、竹田市では「たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」というお祭りが開催されるようになりました。
毎年11月の第3週目の金・土・日の3日間に渡って行われるこのお祭りでは、城下町の観光スポットにたくさんの竹灯籠が並び、灯りが灯された光景がとても幻想的です。「観音寺」へ向かう古い石段に約3,000本もの竹灯籠とライトアップされた紅葉のコラボは、このイベントの一番の見どころです。
同じく毎年11月に開催される「うすき竹宵」「日田市千年灯り」とともに、大分三大竹祭りの1つとされています。
大分観光の移動手段
電車
大分県は各エリアが離れていますので、JR在来線の沿線であれば、移動は電車を利用するのが便利です。特急列車であれば、移動時間も短縮できます。また、ローカル線で車窓の風景を眺めながらゆったりとした旅を楽しむこともできます。
福岡から日田・湯布院・大分・別府に向かうのであれば、内装もモダンな人気の観光列車「特急ゆふいんの森」で移動するのも特別感があっていいですね。
レンタカー・マイカー
大分各エリア間は、車であれば高速道路・有料道路などを利用すれば1〜2時間ほどで移動することができます。広範囲で旅行したいときや、JRや路線バスなどが通っていない観光スポットに行きたいのであれば、車が便利です。
家族や友人、カップルなど少人数の旅行であれば、時間や周りに気を使わないドライブ旅もいいですね。主要な駅の近くにはレンタカー店もありますので、レンタカーを利用してもいいですし、近畿方面からの旅行ならフェリーでの船旅と合わせて、自家用車で大分に向かってもいいでしょう。
レンタカーであれば、旅行前にインターネットなどで予約がオススメです。運転免許証は忘れずに携帯して旅に出かけましょう。
路線バス
大分各エリア内を走る路線バスもあります。大分市内では「大分きゃんバス」という中心市街地を循環するバスも運行しています。目的地までの足として使っても、フリー乗車券などを利用して、観光名所を効率よく巡ってもいいですね。
タクシー
小さいお子さん連れだったり、運転できない、など他の移動手段の利用が難しい場合であれば、タクシーが便利です。観光地では、タクシードライバーが簡単なガイドをしてくれる観光プランや、チャーターして観光地をめぐってもらえる観光タクシーを設定しているタクシー会社も多いので、上手に利用しましょう。
レンタサイクル
自転車が好きだったり、体力に自信があるのであれば、レンタサイクルもあります。駅の近くや観光案内所などにレンタルできるスポットがあります。電動サイクルなど各種自転車を準備しているレンタルスポットもあります。
風を感じ風景を楽しみながら町を巡ることができます。自転車をこいだ後は、温泉でゆっくり疲れをいやしてもいいですね。利用する予定があれば、事前に予約しておくとスムーズです。レンタルする場合には身分証明書等の提示が必要な場合もありますので、忘れず携帯しましょう。
お得なフリーチケット
大分きゃんバス 1日乗車券
「大分きゃんバス」はJR大分駅からまちなか、大分県立美術館、大分市立美術館を循環しているるコミュニティバスです。その1日乗車券は、区間内乗り放題のほか、大分市美術館、アートプラザ、大分県立美術館(OPAM)の窓口で提示すれば、美術館の展示を団体割引料金で観覧できます(一部の展示では割引対象にならない場合あり)。また、、アートプラザでは、オリジナルポストカードがもらえます。
【料金】
- 大人(中学生以上)200円
- 小人(小学生以下)100円
【発売場所】
大分バス総合案内所(トキハ本店1階)
大分交通大分駅前バスセンター(大交セントラルビル1階)
【公式サイト】
http://www.city.oita.oita.jp/o171/machizukuri/kotsu/1505442959092.html
亀の井バス フリー乗車券「MyべっぷFree]
別府温泉や湯布院の観光に便利な路線で使えるフリー乗車券で、別府市内の亀の井バスのすべての路線バスが乗り放題になります。「ミニ」と「ワイド」でエリアが選べます。
【料金】
- 1日ミニフリー乗車券
大人900円
学生700円
小人450円 - 2日ミニフリー乗車券
大人1,500円
小人750円 - 1日ワイドフリー乗車券
大人1,600円
小人800円 - 2日ワイドフリー乗車券
大人2,400円
小人1,200円
【有効期間】
1日または2日
【発売場所】
亀の井バス北浜バスセンター
亀の井バス鉄輪待合所
亀の井バス湯布院駅前バスセンター
別府駅総合観光案内所
別府交通センター
フェリーさんふらわあ窓口
【対象エリア】
- ミニフリー乗車券
別府市内全線
内成棚田
城島高原 - ワイドフリー乗車券
別府市内全線
内成棚田
城島高原
湯布院
アフリカンサファリ
【公式サイト】
http://www.kamenoibus.com/otoku.php
大分のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
飛行機でどのくらいかかりますか?
大分空港までは、東京・羽田空港から約1時間40分、中部国際空港からは約1時間10分、大阪・伊丹空港からは約1時間かかります。
大分の気候はどうですか?
平野部は本州と気候に大きな違いはありませんが、標高の高い場所や内陸部では気温が平地と比べて低くなり、冬には積雪や道路が凍結することもありますので、気をつけましょう。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
1つのエリアのみであれば1泊でも楽しめます。いくつかのエリアをめぐるのであれば2泊以上するのがおすすめです。時間に余裕を持って観光や温泉、レジャーも楽しめます。
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