福井ってどんなところ?
福井県は、日本海に面していて、本州のほぼ中央に位置します。北は石川県、東から南にかけては岐阜県、滋賀県、京都府と接しています。県庁所在地の福井市は、東京・大手町と緯度はほぼ同じですが、冬には降雪が多く、気温も低く、日照時間も少ないのが特徴です。
海岸沿いは海流の影響で温暖なことから、真冬の越前海岸には越前水仙とも呼ばれ、県の花である日本水仙が咲きほこります。そして、日本海の荒波に削られた奇岩や断崖などの絶景や美しい夕陽が見られるスポットが数多くあります。
古くから若狭地域の鯖を代表とする海の幸は、朝廷への献上品も含めて京都に運ばれていました。往来の街道は「鯖街道」とも呼ばれ、食材とともに様々な文化も福井に伝えられました。そのため、福井は食文化も奥深く、地元の豊かな食材を使った郷土料理や独特なご当地グルメが味わえます。
また、信仰心が厚いという土地柄もあり、巨大な宗教都市の遺構や神社仏閣も多くあります。また、戦国時代を今に感じさせる武将の住居跡や古城などの歴史スポットもたくさんです。
福井旅行の見どころ
圧巻の絶景!大自然に触れる
西に日本海を望む海岸線が続く福井県。その北部の「越前海岸」は、ひらがなの「く」のような形で、荒波に削られた断崖や洞門、奇岩などが多く点在しています。断崖に日本海の荒波が打ちよせる様子が迫力満点の「東尋坊(とうじんぼう)」や、ちょうど真ん中で西端に位置し、白亜の灯台と越前水仙の群生が美しい「越前岬」をはじめ、たくさんの絶景が待っています。
敦賀半島から南、リアス式海岸の入り組んだ海岸線が続く若狭湾を訪れると、国際的にも認められた美しい海岸「若狭和田ビーチ」、海岸線に5つの色の違う湖が連なる「三方五湖」、海に浮かぶ門のような岩や断崖を下る滝があり江戸時代にはすでに景勝地だったという「蘇洞門(そとも)」も。
日本海に夕陽が沈む光景もすばらしく、特に秋はその美しさが際立つと言われています。福井の海岸線を訪れたら、珍しい大自然の造形美の数々はもちろん、夕陽とのコラボも必見です。
癒しにパワースポット!神社仏閣を巡る
福井は古くから信仰心の厚い人々が多く暮らしていました。そして、その足跡を知ることができる神社仏閣が多くあります。曹洞宗(そうとうしゅう)の大本山で坐禅修行の場である「大本山永平寺」では、大きな杉に囲まれた静寂な空間の中、13世紀から今まで続く禅宗の伝統である坐禅や写経を心静かに体験してはいかがでしょう。
勝山市には霊峰の「白山」を信仰する拠点となった中世の巨大宗教都市「白山平泉寺」が。近年の、発掘調査によりその歴史の一片を現代の私たちも見ることができます。
激動の戦国時代に浄土真宗門主の「蓮如(れんにょ)上人」が北陸に拠点を移し、布教とともに真宗の再興を果たした「吉崎御坊跡」は、観光スポットであるとともに今も往時を偲んで参拝者が訪れる信仰の地です。
七柱の御祭神のご利益を得られる神水「長命水」が湧き出るパワースポットとしても人気の「氣比神宮」も見逃せません。小浜市をはじめとする若狭地域は「文化財の宝庫」とも称されています。「明通寺」本堂と三重塔は国宝、安置されている4体の仏像は国の重要文化財で、貴重な古刹です。
めがねに恐竜!バラエティー豊かなミュージアムや博物館を巡る
福井県は福井市と鯖江市を中心に国産めがねフレームの約95%を製造しています。鯖江市には地場産業のめがねフレーム作りの歴史を紹介し、また約3,000本もの県内メーカーによる最新モデルの展示販売している、福井ならではの博物館「めがねミュージアム」があります。
勝山市は恐竜の化石が発掘されたことで有名な町です。「福井県立恐竜博物館」は、44体もの恐竜骨格や標本、巨大ジオラマがドーム状の展示室に所狭しと展示されている国内最大級の地質・古生物博物館です。はるか昔、恐竜がこの地をかっ歩していたことを感じながら、学び楽しむことができます。こちらも福井ならではのスポットでしょう。
古いお城や遺跡・建築を訪れて、福井の歴史を知る
若狭湾で採れる鯖を代表とする海の幸は、小浜を出発点とする「鯖街道」を通って、古くから京の都に運ばれてきました。「熊川宿」は街道に面する宿場町で、歴史ある建物が並び、道沿いには用水路が流れ、当時の雰囲気を今に伝えています。
かつて自然豊かな一乗谷には、戦国大名朝倉氏の館が建っていました。5代当主の義景(よしかげ)が織田信長によって滅ぼされるまでの103年間、越前を治めており、当時の城下町がほぼ完全な状態で発掘され、再現された町並みとともに見学することができます。
「丸岡城」と「越前大野城」はいずれも織田信長にもゆかりの深い人物によって建てられました。「野づら積み」という自然石をうまく組み合わせて築かれた古い様式の石垣が見られるお城です。
江戸時代に入ると福井藩となり松平家によって治められ、福井城のそばにある別邸「養浩館庭園」では当時の藩主が眺めた景観のすばらしい庭が復原されています。明治初期には欧米の文化を取り入れるために、アメリカ人教師・グリフィスを招きました。「グリフィス記念館」では彼の功績とともに当時の福井の状況をうかがい知ることができます。
敦賀港は、ロシア経由でヨーロッパに向かう航路の表玄関で、外国人技師の設計による「赤レンガ倉庫」が建ち並んでいます。ノスタルジックな雰囲気の建築は、往時の港の繁栄を物語っています。
越前の海の幸・ご当地グルメを堪能!!
日本海では冬になるとズワイガニが各港で水揚げされます。越前港を筆頭に福井で水揚げされるオスのズワイガニは「越前がに」と呼ばれ、福井のご当地ブランドとなっています。漁獲解禁の時期には、飲食店や宿泊施設で新鮮な越前がにを味わいましょう。
ブランド牛肉「若狭牛」も見逃せません。飲食店で、ステーキ・しゃぶしゃぶなどの肉料理で楽しんだり、「若狭牛コロッケ」などのお惣菜で味わってみても。旅の思い出にお土産や贈り物にも喜ばれる福井グルメです。
伝統的な保存食「鯖のへしこ」は、独特の風味が特徴で、お酒のお供にもぴったり。ボリュームタップリの「ボルガライス」や「ソースカツ丼」はご当地メニュー。福井を訪れたら、ぜひ味わってみたいものです。
小浜市の「御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館」を訪れて、若狭小浜の食文化に触れ、郷土料理や地元の食材を使ったメニューを堪能してもいいですね。
福井市エリア
福井平野に広がる福井市は、福井県の県庁所在地で、福井の玄関口の1つであるJR北陸本線「福井駅」があります。戦国時代には朝倉氏が治め、市の南東に位置する一乗谷では当時の朝倉氏の館をはじめ、町並みが遺跡としてほぼ完全な姿で発掘されました。
江戸時代から明治時代初期に藩が廃止されるまでは、越前松平家の治める福井藩の城下町として栄えました。今もその歴史を伝えるスポットが数多く残っています。
また、日本海に面した越前海岸沿いには、亀の姿に似た「亀島」など、様々な形をした奇岩もあり、眺望スポットとなっています。
一乗谷朝倉氏遺跡
福井市の南東約10kmに位置する「一乗谷」には、越前を5代103年に渡って治めていた戦国大名・朝倉氏の城下町だった「一乗谷朝倉氏遺跡」があります。武家屋敷や寺院、道路に至るまで、ほぼ完全な状態で発掘され、国の三重指定(重要文化財・特別史跡・特別名勝)も受けている、とても貴重な歴史スポットです。
5代当主義景(よしかげ)は文化人としても優れていて、一乗谷文化が花開きましたが、同盟を組んでいた北近江の浅井氏とともに織田・徳川軍と激突し、1573年の利根坂の戦いで大敗、義景は自害、朝倉氏は幕を閉じたのです。
義景が住んだ館跡や庭園をはじめ、史実を元に当時の町並みをリアルに再現した「復原町並」など見どころもたくさんで、散策しながら見学すれば、まるで戦国時代にタイムスリップしたような感覚になれるでしょう。周りの自然も豊かで、桜や新緑、紫陽花、紅葉、雪景色と四季によって移り変わる景色も楽しめます。
養浩館(ようこうかん)庭園
「養浩館庭園」は、江戸時代に福井を治めた福井藩主松平家の別邸だった場所で、福井城本丸の北東約400mの外堀の土居に接しています。城下を流れる豊富な芝原上水を池に引き込んでいたことから、当時は「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と呼ばれていました。
数寄屋造りの屋敷と庭園、水の景色が見事に調和した「回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)」です。建造物は1945(昭和20)年の福井空襲によって一度焼失しましたが、1982(昭和57)年に国の名勝に指定されたことから、江戸時代の文献や戦前の古写真、発掘調査などを元に約8年に渡る復原整備が進められ、1993(平成5)年から一般公開されています。
かつての藩主と同じ目線で庭を眺められるように復原された座敷から、四季折々の風景を楽しんでゆったりとした時間を過ごしてみてください。
グリフィス記念館
「グリフィス記念館」は、福井藩の教師として明治時代初期に招かれ活躍したアメリカ人「ウィリアム・エリオット・グリフィス」が暮らした洋館をよみがえらせた建物で、鮮やかなライトグリーンの外壁とベランダやポーチ、そしてなまこ壁という、凝ったデザインの外観が目をひきます。
館内では、グリフィスと郷土の偉人たちの肖像写真や、グリフィスが書いた手紙などが展示されているほか、パネルや実物、タッチモニターなどによる功績の紹介・展示が行われています。福井とグリフィスとの関係を中心に、明治維新という節目を迎えた福井の歴史の流れに思いを巡らすことができます。
亀島(がめじま)
越前海岸沿いには様々な面白い形の岩が見られます。松蔭町の沖に浮かぶ「亀島」は、亀が海に向かって泳ぎ出すような姿をした小島です。近隣にある糸崎町の「育王山糸崎寺」の御本尊である「千手観音」が亀に乗って渡ってきた後、その亀が島になったという伝説が残っています。亀島を望む対岸には遊歩道も整備されていて、散策や釣りを楽しめるスポットとなっています。
坂井市・あわら市エリア
福井県北部に位置する坂井市、そしてあわら市。日本海に面する海岸線では、波の浸食による断崖絶壁が約1kmも続く福井随一の絶景スポット「東尋坊(とうじんぼう)」や、美しい小島が浮かぶ景勝地「越前松島」に建つ「越前松島水族館」などがあり、すばらしい景色と観光が一緒に楽しめます。
また、中世には信仰の中心地となった「吉崎御坊跡」や、織田信長の命により築城されたという古城「丸岡城」など歴史スポットも。「エンゼルランドふくい(福井県児童科学館)」では子どもと一緒に科学を楽しく学びましょう。あわら温泉を訪れたら、町のシンボル「あわら温泉 芦湯」で旅の疲れを癒してください。
東尋坊(とうじんぼう)(坂井市)
坂井市三国町にある「東尋坊」は、日本海の波の侵食によって作り出された断崖絶壁が、海岸線約1kmに渡って続く景勝地です。国の名勝にも指定されていて、福井でも特に人気の高い観光スポットとなっています。また、夕陽が日本海に沈む景色も美しく、ロマンティックな絶景スポットとして有名です。
長い岩の柱が無数にそそり立つ荒々しい岩肌は、「輝石安山岩の柱状節理」といって、世界にも東尋坊を含め3ヵ所しかないという、地質学上もとても貴重な場所で、東尋坊の先端にある「雄島」とともに国の天然記念物に指定されています。
高さ約25mにもおよぶ断崖に荒波が打ち寄せる様子は、迫力満点です。遊覧船に乗れば、水面から断崖絶壁を見上げたり、「ライオン岩」「ロウソク岩」といった奇岩など、自然の造形美を間近に眺めることができます。
また、海抜100m、地上からの高さ55mの「東尋坊タワー」からは、東尋坊はもちろん雄島、遠く能登半島や白山連峰まで、360度の大パノラマで眺められます。
エンゼルランドふくい(福井県児童科学館)(坂井市)
坂井市春江町にある「エンゼルランドふくい(福井県児童科学館)」は、未来を担う子どもたちが遊びを通じて科学や文化に触れられる福井県立の施設です。宇宙飛行士の毛利衛さんが名誉館長で、年間約50万人もの来場者が訪れる人気スポットとなっています。
館内には遊びや体験を楽しみながら科学への好奇心を心を育む工夫がつまった「展示エリア」、北陸最大級の直径23mのドームスクリーンで映像やプラネタリウムが楽しめる「ドームシアター」、身近な科学をテーマにした「サイエンスショー」、恐竜の形をした屋内遊具「プレイザウルス」など、子どもはもちろん大人も一緒に楽しめます。
屋外には、アスレチックができる大型遊具やすべり台などが設置された広い芝生広場、大きな日時計、ビオトープの池などがあり、自然に親しみながら遊ぶことができます。
越前松島水族館(坂井市)
坂井市三国町の「東尋坊」から北東へ続く海岸線にあって、美しい小島が点在する「越前松島」の一部を利用した「越前松島水族館」。ここでは、イルカショー、ペンギンたちのおさんぽタイム、3D立体シアターといったアトラクションのほか、サメやタコに触れられたり、ウミガメに餌を与えたり、と様々な楽しい体験ができます。
マンボウ、カワウソなどのキュートな生き物、コンペイトウ、クリオネといった冷たい海に暮らす生き物など、様々な海の生き物たちにも出会えます。また、普段見られない水族館の裏側がのぞけるガイドツアーや、営業終了後の水族館に泊まれるプレミアム企画など、年間を通じて面白いイベントも開催されています。
雄大な日本海を眺めながら食事ができる展望レストランやオリジナルグッズが販売されているお土産ショップもあり、施設内の海岸ではバーベキューも楽しめます(※要予約、冬季は除く)。
丸岡城(坂井市)
桃山時代の1576年、織田信長の命により柴田勝家の甥・勝豊によって築かれた「丸岡城」は、国の重要文化財です。江戸時代以前に建設された天守が残っている城「現存十二天守」の中でも、最古の建築様式を誇ります。
石垣にも「野づら積み」という古い様式が見られます。隙間が多く粗野な印象ですが、排水が良いことから大雨でも崩れにくいと言われています。1979年には築城400年を記念して、周囲を含めて日本庭園式の「霞ヶ城公園」として整備されました。
「霞ヶ城」とは丸岡城の別名で、春には園内に植えられた数百本の桜が満開となり、その名の通り、花霞に古城が美しく映えます。
あわら温泉 芦湯(あわら市)
福井県の最北端に位置する「あわら温泉」は、宿から田園風景が見える風光明媚な温泉街です。今から140年近く前、水田にかんがい用の井戸を掘っていたら、暖かい塩泉がわき出たのが始まりです。それぞれの施設に温泉井戸があることから、温泉成分の少しづつ違うお湯が楽しめます。
えちぜん鉄道「あわら湯のまち駅」から歩いて3分ほどの、温泉街の中心に建つ「あわら温泉 芦湯」は、営業時間は7時〜23時(年中無休)、無料で入れる「足湯」です。明治〜大正期の歴史的建築物「つるや旅館の展望室」を模した造りを屋根に施した数寄屋風の建築は、町のシンボルとなっています。
熱さの違う5つの浴槽には、現在は入手困難でとても貴重な福井県産の石「笏谷(しゃくだに)石」を使っているという贅沢さです。冷却装置は設けておらず、建屋の前に設置された「湯畑」で自然冷却された源泉そのままの温泉を足湯で楽しめます。
吉崎御坊跡(あわら市)
かつて浄土真宗の本願寺第8代門主だった「蓮如上人(れんにょしょうにん)」は、比叡山延暦寺との対立を逃れて、あわら市吉崎の北潟湖を望む吉崎山を北陸での布教の拠点に選び、山上にはそのために建てた坊舎がありました。
蓮如は吉崎で浄土真宗の再興を果たしましたが、戦国時代の世の流れで、わずか4年2ヵ月でこの地を離れることになり、その後、朝倉軍によって破壊されてしまいました。
中世の遺構も多く残っている「吉崎御坊跡」は、国の史跡にも指定されています。山上には蓮如上人の行脚姿の銅像も建てられ、往時を偲んでいます。現在でも全国からの参拝者が多く訪れるスポットです。
鯖江市・越前町・池田町エリア
福井市の南に位置するこのエリア。国産めがねフレームの9割以上を作っている福井でも、製造の中心地となっている鯖江市の「めがねミュージアム」では、日本のメガネフレーム製造の歴史を知り、最新国産めがねを手に入れることができます。
また、越前海岸随一の景勝地「越前岬」では日本海の雄大な景色を楽しみ、池田町の「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」では、日本最大級の森の中での様々なアドベンチャーが体験できます。
めがねミュージアム(鯖江市)
福井県は「福井市」や「鯖江市」を中心に日本製めがねフレームの製造の約95%を占めていて、世界最高品質として国内はもちろん、海外へも送り出している「めがねの産地」です。鯖江市にある、産地ならではの施設「めがねミュージアム」では、様々な角度から福井のめがねについて知ることができます。
館内の「めがね博物館」では、1905年からはじまった福井のめがね製造の歴史や手仕事の技、江戸から昭和にかけてのめがねの形の移り変わりなどが紹介されています。福井県内約40社のメガネメーカーの最新モデル3,000本以上を展示販売している「めがねShop」では、プロの眼鏡士が一人一人に合わせためがね選びをサポートしてくれます。
めがねの形のストラップ作りや、産地の職人さんと一緒に自分だけのめがねを作れる体験ができる「体験工房」もあります。
ほかにも自家焙煎コーヒーとケーキが味わえる「MUSEUM CAFE」では、ゆったりとした時間が過ごせます。鯖江市内の名菓子店の厳選スイーツをはじめ、ルーペ、ネックレス、ピアス、耳かきなど、鯖江のめがね加工技術を応用して作られた商品も販売されているミュージアムショップ「Sabae Sweets」ではお土産選びを楽しみましょう。
越前岬(越前町)
越前町の最北部に位置する、日本海に突き出た「越前岬」は、波に削られた岩礁が多くあって、高さ130mものそそり立つ断崖に、日本海の荒波が打ち寄せるダイナミックな景色が眺められる、越前海岸でも有数の景勝地。「東尋坊」と同じく「日本の夕陽百選」にも選ばれた夕陽の美しいスポットです。
展望台からは東尋坊や敦賀半島も一望できます。岬の突端には1940(昭和15)年建造の歴史ある「越前岬灯台」が。真っ白なその姿は岬のシンボルとなっています。また、この一帯は越前水仙の群生地で、毎年12〜1月になると可憐な花が咲き誇ります。
ツリーピクニックアドベンチャーいけだ(池田町)
池田町にある「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」は、日本最大級の冒険の森です。全長約1kmのワイヤーケーブルで森の上空を鳥のように移動する「メガジップライン」、木々の間にあるスリル満点の空中アスレチックを体験できる「アドベンチャーパーク」、足羽川の源流全長2.1kmの川下りを楽しむ「アドベンチャーボート」など、大人も子どもも一緒に様々なアクティビティが楽しめます。
体を思い切り動かした後は、バーベキューを楽しんで。バーベキュー用の備品は完備されていて、食材も選べるので、手ぶらで大丈夫です。池田町産の食材を使ったご当地メニューが味わえるカフェもあり、テイクアウトして園内の好きな場所で食べることもできます。
ミニキッチンとユニットバスも付いたコテージでの宿泊や、樹間に浮かぶデッキにテントで宿泊することもできます。川の音や森の風を感じながら、友人や家族とのんびり過ごすのもいいですね。
永平寺町・勝山市・大野市エリア
福井県の内陸部に位置するこのエリアでは、かつての恐竜が生きていた時代を肌で感じられる勝山市の「福井県立恐竜博物館」や中世の巨大宗教都市の痕跡「白山平泉寺」、13世紀から続く座禅修行の場「大本山永平寺」、北陸の小京都として発展した城下町の中心「越前大野城」など、人類の有史以前の古い時代から戦国時代まで、幅広く福井の歴史や文化を知ることができます。
大本山永平寺(永平寺町)
「大本山永平寺」は、曹洞宗(そうとうしゅう)の開祖・道元禅師(どうげんぜんじ)によって、1244年に開かれた坐禅の修行道場です。境内は約33万平方mという広大さで、七堂伽藍(しちどうがらん)を中心に大小70あまりの建物が並びます。
樹齢700年といわれる老杉に囲まれた静寂な雰囲気は、まさに霊域と言えるでしょう。現在も、多くの修行僧が、早朝に起きることから始まり、日夜厳しい修行に励んでいて、参拝者はその様子をうかがい知ることができます。
山の斜面に建てられていて、階段も多いので、歩きやすい靴などで参拝することをおすすめします。座禅や写経など、禅寺ならではの体験もできます。また、併設の宝物館「瑠璃聖宝閣」には、道元禅師が正しい座禅を広く人々に勧めるために、その意義や作法などを書き記したもので、直筆と伝わる国宝「普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)」をはじめ、貴重な宝物が展示されています。
福井県立恐竜博物館(勝山市)
勝山市北谷では1989〜1999年の期間、恐竜化石発掘調査事業が行われ、恐竜をはじめ数々の脊椎動物の骨や歯、足跡などが見つかりました。その中には恐竜の連続歩行の足跡の化石や、完全な形をとどめた肉食恐竜の「カギ爪」など、国内初の発見もありました。
そして2000年、恐竜を中心とした国内最大級の地質・古生物博物館である「福井県立恐竜博物館」がオープンしました。44体もの恐竜骨格をはじめ、千数百本もの標本や大型の復元ジオラマなどが所狭しと並ぶ常設展示のほか、様々なテーマの企画展なども開催されています。子どもから大人まで恐竜について学びながら楽しむことができる施設です。
また、恐竜のフィギュアやステーショナリーなどのオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップ「DINOSTORE(ディノストア)」や、恐竜に因んだメニューがあるカフェ&レストラン「DINOCAFE(ディノカフェ)」も併設されています。
白山平泉寺(勝山市)
石川と岐阜にまたがる標高2,072mの霊峰「白山」は、古くから信仰の対象となってきました。勝山市の「白山平泉寺」はその白山信仰の越前での拠点として、717年、泰澄によって開かれたといわれています。
戦国時代には最盛期をむかえ、6,000の坊院(僧侶の住居)、8,000人もの僧兵がいたと伝えられています。当時、国内最大規模の宗教都市となりましたが、1574年に一向一揆勢に攻められ、全山が消失しました。
10年後に一部再興されたものの、境内は苔に覆われ、その大部分は山林や田畑の下に埋れました。1989(平成元)年からはじまった発掘調査で、当時の遺構がそのまま平泉寺町平泉寺区の地中に埋れていることがわかりました。
全体の規模は200haと広大なため、発掘はまだまだ途中の段階です。発掘調査が行われた「南谷坊院群発掘地」からは、中世の遺跡としては国内最大規模の河原石を使った石畳道、たくさんの坊院跡が発見され、宗教都市として計画的に整備されていた当時の様子をうかがい知ることができます。
現在は「白山神社」となっている拝殿や本社に続く杉木立と美しい苔に囲まれた参道は、神秘的な雰囲気です。かつて、木曾義仲が戦勝祈願に訪れたり、源義経と弁慶が奥州平泉に逃れる途中に立ち寄ったとの逸話が残っています。
他にも全山焼失にも耐えたという樹齢約450年の「若宮八幡宮の大杉」、泰澄に白山へと登ってくるようお告げをくださった女神が現れたという「御手洗池(みたらしいけ)」などもあり、往時の姿がしのばれます。
越前大野城(大野市)
大野市北西部の大野盆地にある標高約249mの亀山に建つ「越前大野城」は、織田信長の部将・金森長近のよって1576(天正4)年から4年の歳月をかけて築かれました。土台となる石垣は自然石を積み上げた野づら積みです。
現在の天守は、絵図や同時代の城を参考にして1968(昭和43)年に再建されたもので、内部には歴代城主の遺品などが展示されています。長近は道路とともに上下水道も整えた城下町も作り上げました。以来、商業と文化の中心地として栄え、「北陸の小京都」とも呼ばれています。
晩秋から春にかけては、気象条件によって大野盆地に雲海が広がると、越前大野城だけが浮かんで見える日があることから「天空の城」としても注目されています。前日に雨が降るなど湿度が高いこと、前日の日中と翌日朝方の気温差が大きいこと、風が弱いこと、など、数々の気象条件が合わないと見られない絶景です。
敦賀市・美浜町・若狭町エリア
福井県の中央に位置する敦賀市には、日本海に面した歴史の古い「敦賀港」に建つノスタルジックな佇まいの「敦賀赤レンガ倉庫」や、神々のご神徳が宿る神水が湧き出ているパワースポット「氣比神宮」があります。
また福井南西部の日本海に面する美浜町や若狭町には大自然の神秘ともいえる、海水と淡水が入り混じった「三方五湖」や、その5つの湖を山の上から一望できる「レインボーライン山頂公園」、湧き出る清水と苔が美しい「瓜割の滝」、戦国時代から江戸時代にかけての宿場町の町並みが残る「熊川宿」など、写真映えも間違いなしの景観スポットがたくさんです。
敦賀赤レンガ倉庫(敦賀市)
「敦賀港」は、古くから天然の良港として、そして明治から昭和初期にかけては、ロシアを経由して大陸ヨーロッパへの表玄関として栄えてきました。「敦賀赤レンガ倉庫」は、1905年に外国人技師の設計により石油貯蔵庫として建てられたもので、数年前までは昆布貯蔵庫としても使われており、2009年には北棟・南棟・煉瓦塀が国の有形文化財にも登録された貴重な建築物です。
2015年には、リニューアルされ、新たな形で楽しめる施設となりました。北棟の「ジオラマ館」では、明治後期から昭和初期の敦賀の町並みを鉄道と港のジオラマで再現。南棟は「レストラン館」で、赤レンガ倉庫のノスタルジックな佇まいと空間の中、敦賀の豊かな山海の幸を使ったメニューを味わうことができます。
レストラン館の前には開放的なオープンガーデンも。シンボルツリーのケヤキや四季折々の植物を配置されたイングリッシュガーデンで、園路には赤レンガと共に、市民の思いがこもったメモリアルレンガ53個が敷かれています。海風を感じながら散策を楽しむことができます。
氣比(けひ)神宮(敦賀市)
敦賀市にあり「越前一の宮」「北陸道の総鎮守」とも称される「氣比神宮」は、食物を司る御主神「伊奢沙別命(いざさわけのみこと)」のほか六柱の御祭神をまつる、歴史の古い神社です。衣食住や海上安全、延命長寿など様々なご利益があると言われています。地元の人たちには親しみを込めて「けいさん」と呼ばれています。
1645年に建立された高さ36尺(10.9m)の朱塗りのムロの大鳥居は、広島県の厳島神社、奈良県の春日大社とならび「日本三大木造大鳥居」の1つに数えられていて、国の重要文化財です。
境内の手水舎の近くには、702年に御祭神が七柱とされた際の修営の時に噴出したと伝わり、神々のご神徳が宿る神水「長命水」が湧き出ています。近年はパワースポットとして境内の名所の1つになっています。
三方五湖(みかたごこ)(美浜町・若狭町)
美浜町と若狭町にまたがり、若狭湾の海岸沿いに点在する「三方湖」「水月湖(すいげつこ)」「菅湖(すがこ)」「久々子湖(くぐしこ)」「日向湖(ひるがこ)」の5つの汽水湖が、「三方五湖」です。湖は全てつながっていますが、その面積と水深、塩分濃度が異なることからその色合いが違い、「五色の湖」とも呼ばれています。
コイ科のハス、ナガブナなど、生息範囲が限られた貴重な固有の魚類が生息していることと、塩分濃度の違いから多様な魚類が生息していることから、2005年にラムサール条約湿地としても登録されている、希少な場所です。
レインボーライン山頂公園(美浜町・若狭町)
美浜町から若狭町にかけて走る約11㎞の有料道路「レインボーライン」の途中、リフト・ケーブルカーで上がった場所にある「レインボーライン山頂公園」。展望台のほか、野外彫刻、バラ園、など、景色とともに散策などが楽しめるスポットです。
東の展望台は「三方五湖」を一度に眺めることができる唯一の展望台です。また、その先に広がる日本海や越前岬、敦賀半島まで見渡すことができます。絶景を眺めながら足湯に入ったり、カウンターテラスでゆっくり過ごしてください。
西の展望台では、願い事を陶器の小さなお皿に書いて投げる「かわらけ投げ」ができます。「一社両拝」といい、北側と南側の両方から参拝できるという珍しい「和合神社」は、公園の中央近くにあって、男女・夫婦仲の円満にご利益があるといわれています。公園は「恋人の聖地」にも選ばれていて、カップルで訪れるのにもぴったりのロマンティックスポットです。
熊川宿(若狭町)
小浜から京都へ向かう若狭街道(鯖街道)の「熊川宿」は、1589(天正17)年に領主・浅野長政が交通と軍事の重要地点であったこの場所を諸役免除の宿場町としたことから発展しました。街道に面して、町屋の中に土蔵が見られたり、町屋の建て方にも違いがあったりと、様々な様式の歴史ある建物が混在しながら並んでいるのが特徴です。
奉公所や番所の跡や社寺などもあります。かつての熊川村役場だった「宿場館」には、熊川ゆかりの古文書や古地図、資料などが保存展示されています。
昔ながらの用水路「前川」が街道沿いに流れているのも景観に風情を与えています。豊富で流れの速い用水路の水は、各家ごとにある水利施設「かわと」にも引き込まれています。国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている町並みは、当時の繁栄ぶりをしのばせます。
瓜割(うりわり)の滝(若狭町)
若狭町のJR小浜線「上中駅」から歩いて約15分ほどの場所にある「瓜割の滝」は、山あいから湧き出る清水が夏でも瓜も割れるほど冷たいことからその名が付きました。「全国名水百選」にも選ばれている名水です。
滝の周りには森が広がり、岩には苔が群生していて、神秘的な光景です。また、周囲は「若狭瓜割名水公園」となっていて、滝のそばには、白山信仰の祖で「白山平泉寺」開祖の泰澄が開いたという「天徳寺」や、瓜割の水を使った飲み物や地元特産の「くずまんじゅう」、地元産の野菜などの販売や食事が楽しめる「名水の里」もあります。
あずまやのある庭園では、桜や新緑、紅葉など四季折々の景色を楽しめます。特に6月ごろには、1万株ものアジサイの花が見ごろをむかえ、訪れる人を魅了します。
小浜市・おおい町・高浜町エリア
蘇洞門(そとも)(小浜市)
内外海(うちとみ)半島の先端にある、波の浸食によってできた洞門や奇岩、断崖、滝などが約6kmに渡って見られる景勝地です。江戸時代中ごろの「小浜城下蘇洞門景観図」にはすでに小浜の風景とともに描かれており、古くから絶景スポットとして知られていたことがうかがえます。
2つ並んだ「大門」と「小門」は、岩の中が波によって抜け落ち柱状の岩が残り、船が通れるほどの広さがあるダイナミックな洞門です。ほかにも根元より頭の部分が大きく鎌の柄の様に見える岩「鎌の腰」、断崖を流れ落ちる美しい「白糸の滝」、同じサイズの亀が2匹おぶさっているように見える「夫婦亀岩」など、見どころもたくさんです。
蘇洞門を巡る遊覧船は、小浜港の「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」発着で毎日運航(周遊約1時間)しています。クルージングを楽しみながら、ダイナミックな絶景を間近に眺めてください。
御食国(みけつくに)若狭おばま食文化館(小浜市)
小浜は、古来より朝廷に若狭の海の幸や塩を献上する「御食国」の中心地となってきました。京都へと鯖をはじめとする魚介類を運んだ「鯖街道」の出発点として、また、日本海航路の拠点の1つとしても発展してきたという歴史もあります。
「御食国若狭おばま食文化館」は、若狭小浜地域の食にまつわる歴史や文化、郷土に伝わる料理などを紹介・展示しているほか、食文化を支えてきた若狭塗、若狭めのう細工をはじめとする数々の伝統工芸品の販売、箸研ぎや紙漉き体験などを行なっています。
併設の「濱の湯」では、屋外エントランスにあって小浜湾を眺めながら入れる無料の足湯をはじめ、館内の小浜ゆかりの4つの湯めぐりで心身ともにリラックスできます。また、郷土料理をはじめとする小浜の地産地消メニューが充実したお食事処では、目の前に広がる小浜湾を眺めながらゆっくりと食事を堪能してください。
明通寺(小浜市)
JR東小浜駅から約5kmほど、松永川の上流の、奥まった谷の尾根の上にある「明通寺」は、806年、征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)によって創建されました。長年、戦ってきた蝦夷たちの魂を弔うために建てたと伝えられています。
檜皮葺きの屋根の「本堂」と均整のとれた外観が美しい「三重塔」は国宝です。また、本堂に安置されているご本尊の「薬師如来」をはじめとする4体の仏像は平安後期の作で、国の重要文化財に選ばれています。
杉の巨木に囲まれた境内には、樹齢500年以上というカヤの大木がそびえ立っています。また、春の桜や初夏の新緑、アジサイ、秋の紅葉、そして冬には雪景色と、移り変わる四季の風景を眺めることができます。
きのこの森(おおい町)
おおい町にある「きのこの森」は、町の特産品である「きのこ」をモチーフにしたテーマパークです。「きのこタワー」はパークのシンボル。タワー内のシースルーエレベーターに乗って高さ30mの展望台まで一気に上ります。展望台からは連絡橋を通って全長460mの巨大滑り台「ビッグスライダー」へ。スタート地点からきのこの森が一望できます。
人工芝の「ちびっこゲレンデ」、簡単に乗れる4輪自転車コースの「ムーンカート広場」は、子供専用の遊具です。フィールドアスレチックなどの遊戯施設もあって、体を動かしながら楽しめます。
「きのこものしり館」は、約120種類もの世界のきのこや珍しいきのこのレプリカが展示されている博物館です。2階には、チームラボによる映像体験施設があります。自分が書いた絵が動き出す「お絵かきタウン」と、テーブルに手や物を置くと小人たちがいろいろな動きをする「小人が住まうテーブル」が体験できます。また、きのこをはじめとするおおい町の特産品販売コーナーもあります。
芝生の広がる「多目的広場」では、みんなでお弁当を広げたり、ゆっくり昼寝したり、軽くスポーツを楽しみましょう。ほかにも「陶芸館」では陶芸や絵付け体験ができます。バーベキューハウス「食うまっしゅ」やラーメンやスナックなどの軽食を提供する「きのこ茶屋」などの食事スポットもあります。
若狭和田ビーチ(高浜町)
高浜町には、約8kmにわたる白い砂浜に8つの海水浴場があります。中でも「若狭和田ビーチ」は、2016年、アジア初の国際環境認証「BLUE FLAG」を取得した、抜群の透明度と遠浅の海、白い砂浜が美しい、人気のビーチです。
海水浴開設期間には、水難救助員やライフセーバーが常駐しており、子どもから大人まで安心して夏のレジャーが楽しめます。海岸に約1km続く松林「青の松原」と若狭富士ともよばれる「青葉山」が織りなす景観もすばらしいスポットで、「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
福井のご当地グルメ
越前がに
「越前がに」は、福井県で水揚げされたオスのズワイガニのことで、その漁の歴史は全国で水揚げされるズワイガニの中でも最も古く、唯一、皇室への献上ガニともなっています。甘く引きしまった肉質とコクのあるカニ味噌が魅力の、冬の味覚の王者です。
越前海岸沿岸の海はズワイガニが生息するのに適しています。そして、漁場まで船で約1〜2時間と近いことから、漁獲されたカニは船内の海水の入った水槽に入れられて、生きたまま帰港し、新鮮で美味しい状態で市場に出回ります。
また、メスのズワイガニのことは「せいこがに」と呼ばれ、サイズはオスの越前がにより小さいのですが、外子(卵)と内子(卵巣)の味わいが格別で人気です。越前町の越前港のほか、三国港、敦賀港、小浜港が水揚げ港となっています。そして、ブランドの証として爪には黄色いタグが付けられています。
食べ方は、茹でガニがポピュラーですが、産地ならではの刺身やしゃぶしゃぶ、焼きガニ、炊き込みご飯など様々。定番のカニ料理のほかにもカニを使ったパスタやリゾットなど、その種類も幅広いです。
地元の飲食店はもちろん、ホテルの食事などでも提供されています。毎年11月6日から3月20日まで(せいこがには11月6日から約2ヵ月間)と漁獲解禁期間が定められているので、冬に福井を訪れたら、新鮮な越前がにを、ぜひ味わいたいですね。
鯖のへしこ
「へしこ」は福井の伝統的な保存食で、魚の糠(ぬか)漬けです。脂ののった鯖を使った「鯖のへしこ」は特に有名で、地元の飲食店などで味わえるほか、福井のお土産としても人気です。若狭(現在の小浜市と周辺地域)は古くから鯖の漁獲地で、京都に鯖などの海産物を運搬した街道は「鯖街道」とも呼ばれています。
糠をつけたまま焼けば、香ばしさとともに独特の風味が味わえます。薬味とともにご飯に乗せてお茶漬けにしても。軽く水洗いして糠を落としてからそのまま酢醤油で食べれば、お酒のおつまみにもピッタリです。
若狭牛
福井県内各地で飼養されている「若狭牛」。特に県北部に位置する坂井市では多く育てられています。明治時代から食べられてきた歴史を持つ牛肉は、脂質(サシ)の入り方が細やかで、肉質は柔らかく風味も豊かです。その品質には厳しい規格があって、5段階に分かれる肉質等級の中でも4等級以上のみが「若狭牛」として販売されるのです。
ステーキや焼肉などシンプルに焼くのはもちろん、牛刺しやしゃぶしゃぶにすれば、更に若狭牛の肉の甘みや旨味を感じられます。また若狭牛と地元産の野菜で作った贅沢な「若狭牛コロッケ」といったお惣菜も販売されています。
福井県内の飲食店などで味わえます。また、若狭牛販売店を訪れて、お土産や贈り物として選んでもいいですね。
ボルガライス
オムライスの上にカツを乗せて、特製のソースをかけた「ボルガライス」。越前市武生(たけふ)地区で昔から食べられてきたご当地グルメですが、その名前の由来も発祥のお店も定かではありません。
今では福井県内の洋食店はもちろん、カレー専門店、中華料理店などの飲食店で提供されていて、それぞれに味のバリエーションも豊かです。カツも豚肉、牛肉など、お店によって違いがあります。
ソースカツ丼
「カツ丼」はトンカツをご飯にのせて玉子でとじたものがポピュラーですが、福井ではカツ丼といえば「ソースカツ丼」で、県民に愛されているご当地グルメです。揚げたてのカツをウスターソースベースのタレにつけ、タレをかけた熱々のご飯の上に乗せるというシンプルなメニューは大正時代に考案されたそうです。
地元のスーパーではお弁当として売られていて、気軽に食べられます。また、ソースカツ丼を提供している飲食店も多くあるので、福井を訪れたら、ぜひ味わってみてください。
油揚げ
福井県では「油揚げ」が食卓に多く登場し、欠かせない食材の1つとなっています。その購入金額と消費量は全国でもトップクラスというほど。油揚げといえば、「うす揚げ」を思い浮かべる方も多いでしょうが、福井で油揚げといえば「厚揚げ」を指すのが一般的です。
福井県は、あわら市には浄土真宗中興の祖である「蓮如上人」が信仰が広めた「吉崎御坊」もあったことから、信仰があつい土地柄です。催事の際には必ず油揚げ料理が供されていたほか、お祝いの席でも使われたことから、一般家庭でも油揚げを食べる習慣が広がりました。
みそ汁や煮物はもちろんですが、炒め物、ステーキなど様々なメニューに使われています。厚揚げを香ばしくカリッと焼き上げたものに大根おろしをのせて醤油をかけて食べる「厚揚げ焼き」は家庭ではもちろん、居酒屋などでも必ずみられる定番メニューです。
福井への主要エリアからのアクセス・所要時間
福井県には、空港と新幹線の駅がないことから、飛行機を利用する場合は石川県の小松空港から連絡バスで福井に向かいます。新幹線を利用する場合は、北陸新幹線で石川県の「金沢駅」もしくは東海道新幹線で滋賀県の「米原駅」から、在来線に乗り換えが必要です。
大阪方面からであれば、金沢・富山方面とを結ぶJR特急「サンダーバード」も。また、高速バス、フェリーなどを利用するアクセス方法もあります。
飛行機を利用する
各地から石川県・小松空港までの所要時間
- 新千歳空港から:約1時間30分(1日1便)(ANA)
- 仙台空港から:約1時間10分(1日1便)(IBX/ANA共同)
- 成田空港から:約1時間15分(1日1便)(IBX/ANA共同)
- 羽田空港から:約1時間5分(1日10便)(ANA、JAL)
- 福岡空港から:約1時間25分(1日4便)(IBX/ANA共同、ORC/ANA共同、ANA)
- 那覇空港から:約2時間5分(1日1便)(JTA)
小松空港からは、東京発着便に合わせてJR福井駅東口のバスターミナル行きの連絡バスが運行しています。所要時間は約1時間です。
新幹線・鉄道を利用する
各地からJR福井駅までの所要時間
- 東京駅から新幹線利用(米原駅経由):約3時間15分(東海道新幹線「ひかり」+北陸本線特急「しらさぎ」)
- 東京駅から新幹線利用(金沢駅経由):約3時間10分(北陸新幹線「かがやき」+北陸本線特急)
- 名古屋駅から新幹線利用(米原駅経由):約1時間30分(東海道新幹線「ひかり」+北陸本線特急「しらさぎ」)
- 名古屋駅から特急利用:約2時間5分(北陸本線特急「しらさぎ」)
- 大阪駅から特急利用:約1時間50分(特急「サンダーバード」)
※「ひかり」は、米原駅に停車しない場合もあります。
高速バスを利用する
各地からの所要時間
-
東京駅八重洲南口から福井駅東口まで:約8時間20分(1日3便)(京福バス/福井鉄道バス共同、JRバス関東)
東京駅八重洲南口→バスタ新宿→敦賀IC→武生IC→鯖江IC→福井IC→福井北IC→京福タクシー車庫前→福井駅東口 -
名古屋・名鉄バスセンターから福井駅東口まで:約2時間50分(1日8便)(京福バス、福井鉄道バス、名鉄バス)
名鉄バスセンター→名古屋駅→敦賀IC→武生IC→鯖江IC→福井駅東口 -
大阪梅田から福井駅東口まで:約3時間30分(1日3便)(京福バス、福井鉄道バス、阪急観光バス)
大阪梅田(阪急三番街)→新大阪→千里ニュータウン→名神高槻→大山崎→京都深草→敦賀IC→武生IC→鯖江IC→福井駅東口 -
近鉄なんば駅西口から小浜・道の駅若狭おばま まで:約3時間50分(1日2便)(福井鉄道バス/近鉄バス共同)
近鉄なんば駅西口(OCATビル)→大阪駅前(地下鉄東梅田駅)→大阪国際空港(伊丹空港)→きのこの森→道の駅シーサイド高浜→本郷駅前→小浜駅前→道の駅若狭おばま
京福バスHP(高速バス)
福井鉄道HP(高速バス)
名鉄バスHP(高速バス)
阪急観光バス(高速バス)
近鉄バスHP(高速バス)
フェリーを利用する
- 北海道・苫小牧東港から敦賀まで:約20時間(1日1便)
- 北海道・苫小牧東港から敦賀まで(秋田、新潟経由):約31時間(週1便、土曜日発)
(秋田からは約20時間、新潟からは約12時間)
JR福井駅を紹介
福井市中央1丁目にある「JR福井駅」は、石川県金沢市の「金沢駅」と滋賀県米原市の「米原駅」とを結ぶ在来線「北陸本線」の駅の1つです。私鉄のえちぜん鉄道(東口側)、福井鉄道(西口側)の駅も隣接していて、路線バスの発着所もあり、乗り継ぐのにも便利です。
駅1階のショッピングセンター「プリズム福井」では、福井のお土産選びを楽しめるほか、グルメスポットもあります。駅前には恐竜のモニュメントが置かれています。
また、西口側には福井市観光案内所「ウェルカムセンター」があります。円筒形の建物が目印です。福井市内外の観光情報の提供や、福井鉄道、京福バスの各種きっぷ販売、宿泊先への手荷物配送、レンタサイクルの貸出など、さまざまなサービスがありますので、旅行のスタートに、ぜひ足を運んでみてください。
福井の年間イベント情報
2月
永平寺 冬の燈籠まつり
毎年2月末に開催される、大本山永平寺のライトアップイベントです。境内にある5つの伽藍「山門」、「瑠璃聖宝閣(るりしょうぼうかく)」、「唐門(からもん)」、「報恩塔(ほうおんとう)」、「鐘楼(しょうろう)」がライトアップされるほか、竹燈籠や雪燈籠が並び、雪深い永平寺が幻想的な雰囲気に包まれます。
4月
丸岡城桜まつり
丸岡城は城郭一帯に数百本の桜が植えられていて、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。毎年4月に開催される「丸岡城桜まつり」では、期間中、丸岡城がライトアップされ、約300本ものボンボリが夜桜を照らし出し、昼間とはまた違った雰囲気で花見が楽しめます。土日にはステージイベントや物産市なども開かれます。
5月
河和田塗 越前漆器祭り
約1,500年の歴史を持つ鯖江市の特産品「越前漆器」。河和田地区はその一大産地で、ここで作られる越前漆器は「河和田塗り」と呼ばれています。毎年5月のゴールデンウィークに河和田地区の「うるしの里会館」で開催される「河和田塗 越前漆器祭り」では、産地ならではの漆器即売のほか、絵付けや箸づくり体験、コンサートなど、様々なイベントが行われます。
美浜・五木ひろしふるさとマラソン
美浜町では毎年5月、町出身で名誉町民の歌手・五木ひろしさんをゲストに招いてのマラソンイベントが開催されます。若狭湾の風光明媚な海岸線沿いのコースで、潮風を感じながら楽しく走ることができます。県内外から多くのランナーが参加する人気の大会です。
7月
若狭たかはま漁火想(いさりびそう)
毎年7月、高浜町の海岸を中心に開催されるイベントです。地元住民のほか来訪ボランティアも参加して、夕方、砂浜や街中に1万個以上ものキャンドルを並べるところから始まります。会場のすぐ近くの水面で開花する水中花火は迫力満点。半円形の美しい姿で夜の海を明るく照らします。
コンビニなどで市販されている「玩具花火」だけを使った花火師集団「櫓龍(やぐらドラゴン)」による、圧巻の花火パフォーマンスショーも必見です。また、会場内には地元の食材や美味しいものにこだわった屋台村も設営されます。
8月
三国花火大会
坂井市三国町の九頭竜川河口にあって、えちぜん鉄道「三国港駅」からも徒歩で行ける「三国サンセットビーチ」を会場に、毎年8月11日に開催される「三国花火大会」は、連続して花火が打ち上がるスターマインや最大2尺の打ち上げ花火など、約1万発もの花火が夏の夜空を華やかに彩ります。
特に、ビーチならではの水中花火は大会の名物で、毎年、多くの観覧客でにぎわいます。
9月
東尋坊夕陽ハートカクテル
「東尋坊」は、日本海に沈む夕陽の美しいスポットとして有名で、デートスポットとしても人気です。秋は1年の中でも最も夕陽が美しく映える季節と言われています。毎年、9〜10月の夕方に開催されるイベント「東尋坊夕陽ハートカクテル」では、ライブ演奏やサンセットクルーズを楽しみながら、夕陽と海が織りなすロマンチックな絶景を眺められます。
11月
越前かにまつり
「越前かにまつり」は、「越前がに」の水揚げの約7割を誇る越前町で、毎年11月、越前がにの解禁日(11月6日)の後に開催される、福井県最大のカニの祭典です。お祭りの目玉は、特においしいと言われるズワイガニのメス「せいこがに」が丸ごと1杯入った数量限定のカニ汁。
また、会場では、地元の鮮魚店による、獲れたての越前がにをはじめとする新鮮な魚介類の即売のほか、海鮮グルメの屋台や抽選会など、様々なイベントが行われます。産地で新鮮な越前がにをお得に手に入れることができます。
12月
越前海岸水仙まつり
越前海岸は、兵庫県・淡路島、千葉県・房総半島と並び、「日本水仙」の群生地です。その面積は約60〜70haと日本最大を誇り、この地域で咲く日本水仙は特に「越前水仙」とも呼ばれ、福井県ならびに越前町の花にも指定されています。
海岸沿いの斜面一帯に白く可憐な越前水仙が咲きほこる12月中旬から1月にかけて、毎年開催される「越前海岸水仙まつり」は、2019年には第45回目を迎えた伝統あるイベント。越前町・南越前町・福井市にまたがる越前海岸沿いを中心に、越前水仙のプレゼントや特産品の販売など、楽しいイベントが催されます。
福井観光の移動手段
鉄道
福井県の主な観光スポットを訪れるのであれば、福井県の広範囲をカバーしている鉄道を利用しての移動が便利です。駅からは、路線バスや車、レンタサイクルなどを使って移動します。JRは、北陸本線、小浜線が県を縦断するように走っています。また、北陸本線の越前花堂(えちぜんはなんどう)駅から内陸部の九頭竜湖(くずりゅうこ)駅までを結ぶ越美北線も走っています。
また、私鉄の福井鉄道とえちぜん鉄道もJR福井駅で連絡しています。福井鉄道は、途中、西鯖江を経由して田原町(たわらまち)駅と越前武生駅までを結びます。えちぜん鉄道は、あわら温泉・三国港方面へ向かう三国芦原線と、永平寺口・勝山方面へ向かう勝山永平寺線があります。2つの私鉄は田原町駅で乗り入れています。
路線バス
JR福井駅を中心に福井県内の各エリアへ向かう路線バスがあります。また各エリア内を走るコミュニティバスもあり、路線バスを利用して旅をすることもできます。JRと路線バスを組み合わせての移動もできます。
福井県内には京福バスと福井鉄道バスが走っています。お得なフリーパスなどもありますので、うまく活用してください。また、京福バスでは、福井駅東口と大本山永平寺とを結ぶ直通バス「永平寺ライナー」も毎日運行しています。
車(マイカー・レンタカー)
福井県は高速道路が県内のほとんどの地域をカバーしているので、車を使っての旅行も便利です。近隣の県からの旅行であればマイカーを使って、また、主要な駅や空港でレンタカーを借りてもいいでしょう。レンタカーを利用するのであれば、事前にインターネットで予約しておくのがおすすめです。
広範囲をめぐる旅行や、公共交通機関が通っていない観光スポットを訪れたい時、家族連れや友人など少人数の旅行であれば、時間や周りに気を使わなくていいのも車での旅の魅力です。運転免許証、必要であればETCカードも忘れずに旅に出かけてください。
タクシー
乗り換えが不安だったり、運転ができない場合、小さい子どもと一緒の家族旅行など、他の移動手段を使うのが難しいのであれば、タクシーが便利です。少人数の旅行であれば、観光タクシーなどをチャーターして観光スポットをめぐってもらっても。普通のタクシーで定員4名、また、定員9名のジャンボタクシーでの観光プランを設定しているタクシー会社もあります。
レンタサイクル
福井県では、福井市をはじめ各エリアの駅や観光案内所などに、レンタサイクルの貸出スポットが数多くあります。駅周辺はもちろん少し遠い場所まで、サイクリングを楽しみながら観光してもいいですね。電動アシスト自転車など各種自転車を準備してある貸出スポットもあります。レンタサイクル貸出スポットの詳細は下記HPでご確認ください。
お得なフリーチケット
福井鉄道・えちぜん鉄道 共通1日フリーきっぷ
土曜日・日曜日・祝日に福井を訪れて、福井鉄道とえちぜん鉄道を利用して旅をするなら両方の鉄道が1日乗り放題なので便利です。切符を何度も購入する手間も省けます。また、西武福井店で様々な特典が受けられる「ノリトク」の対象乗車券となっていて、こちらのフリーきっぷの呈示で利用することができます。
【料金】
大人 1,400円
こども 700円
【利用日】
土曜日・日曜日・祝日、または会社が指定する日(ただし三国花火大会当日(8月11日)は使用不可)
【有効期間】
1日
【発売場所】
福井鉄道・えちぜん鉄道各有人駅および乗務員より購入可能
【公式サイト】
https://fukutetsu.jp/train/tickets1.php
http://www.echizen-tetudo.co.jp/fare/1day.html
http://www.echizen-tetudo.co.jp/fare/noritoku.html
京福バス休日フリーきっぷ
土曜と休日、年末年始(12月30日 〜 1月3日)に、京福バスの一般路線バス(ほやほや号を含む)が、1日乗り降り自由なフリー切符です。
【料金】
大人 1,000円
こども 500円
【利用日】
土曜日・休日、年末年始(12月30日 〜 1月3日)
※利用日の日、月のスクラッチ部分を削って利用
※高速バス・永平寺ライナー・一乗谷朝倉特急バス・スキージャム直行バス・小松空港連絡バス・コミュニティーバスは利用不可
【有効期間】
1日
【発売場所】
バス車内
福井駅東口バスチケットセンター
福井駅西口ウェルカムセンター
丸岡バスターミナル
大野案内所
坂井営業所
芦原温泉駅案内所
【公式サイト】
https://bus.keifuku.co.jp/rosen/ticket/
福井鉄道バス(福鉄バス)土・日・祝日1日フリー乗車券
土・日・祝日、年末年始(12月30日 〜 1月3日)に、福井鉄道バス全路線で1日乗り放題のフリー乗車券です。何度も乗り降りしたり、大人片道500円以上の区間で往復してもお得に乗車できます。
【料金】
大人 1,000円
こども 500円
【利用日】
土曜日・日曜日・祝日、または会社が指定する日
※高速バス・コミュニティバスや催事用バスは利用不可
【有効期間】
1日
【発売場所】
バス車内
福鉄バスチケットセンター
福井鉄道各有人駅(西鯖江・神明・浅水・赤十字前・田原町)
【公式サイト】
https://fukutetsu.jp/bus/tickets1.php
福井のおすすめ旅行プラン10選
よくある質問Q&A
福井駅まで新幹線・電車でどのくらいかかりますか?
福井には新幹線の駅がありません。東京駅からは東海道新幹線で滋賀・米原駅にて北陸本線特急に乗り換えて約3時間15分、または北陸新幹線で石川・金沢駅にて北陸本線特急「しらさぎ」に乗り換えて約3時間10分の所要時間です。
名古屋駅から新幹線利用の場合は、滋賀・米原駅で北陸本線特急「しらさぎ」に乗り換えて約1時間30分、特急「しらさぎ」で向かうのであれば約2時間5分かかります。大阪駅からは特急「サンダーバード」が出ています。所要時間は約1時間50分です。
福井の気候はどうですか?
県庁所在地の福井市は、東京・大手町とほぼ同じ緯度にありますが、冬場は気温が低く、日照時間も少なく、降雨量・降雪量は東京の5倍ほどとかなり多いです。海岸沿いは海流の影響で暖かく、県南部は福井市がある北部に比べると雨や雪は少なく、比較的温暖です。旅行の際は雨具を準備し、冬に訪れるのであれば、防寒をしっかりしましょう。
何泊くらいが最も楽しめるでしょうか?
狭い範囲の観光スポットを巡るのであれば、1泊2日でも十分楽しめるでしょう。いくつかのエリアを訪れたり、ゆっくり温泉や観光スポットを楽しみたいのであれば、2泊することをおすすめします。