伝統を楽しむスポット
馬見岡綿向神社
馬見岡綿向神社で5月2日 〜 4日に行われる「日野祭」は、八百数十年前に始まった當神社一番の歴史ある大祭りです。
江戸時代の後期頃に造られたとされる、絢爛豪華な曳山車(ひきやま)と軽快な祭り囃子で賑わう湖東地方最大のお祭りで、県指定無形民俗文化財に指定されています。
2日は本祭の宵祭り、3日は本祭で、神輿と提灯の明かりがその雰囲気を盛り上げます。4日は後宴祭で祭典が行われ、巫女の湯立て神楽が奉納されます。
賀茂神社
日本最古の馬の国営牧場に鎮座する賀茂神社は、馬の伝統を守り伝えることから、全国でも随一の「馬・乗馬・競馬」守護として仰がれています。
そんな馬の聖地として知られる賀茂神社では、「足伏走馬(あしふせそうめ)」という神事が毎年5月初旬に行われています。古くから連綿と大切に受け継がれてきた競馬神事で、騎手と馬が木々のトンネルの中の約400mの直線コースを颯爽とすり抜けて競い合う様子は圧巻です。
小日吉神社(こびよしじんじゃ)
滋賀県蒲生郡竜王町弓削にある「小日吉神社」では毎年5月1日に、15歳から25歳の男子が神前の大松明を燃やす神事「火祭り」が行われます。
静かな農村に太鼓と鉦や、花火と竹の音が響き渡り、仕掛け花火や打ち上げ花火が奉納されます。その後、祭りのクライマックスに神前の大松明(三角松明、丸松明)が燃やされる様子は迫力満点。田んぼにゆらめく火の明かりが映る様子は幻想的です。
こどもが主役のイベント
若宮八幡社
若宮八幡社で毎年5月5日に行われる例祭「辻沢の竹馬まつり」は子どものみで行われる例祭です。幼児から中学生までの子どもたちが訪れ、紺かすりの着物を着て、脚絆・手甲を身につけて陣笠をかぶり、参加します。
桐の木でできた馬頭に竹をさした竹馬にまたがり、手綱をひいて地域をねり歩きます。背中にのぼり旗に玉だすきを掛けて馬場を駆け抜けて流鏑馬の神事を奉納します。
礒崎神社
滋賀県米原市にある礒崎神社では毎年5月3日に「磯武者行列」が行なわれます。日本武尊にゆかりのあることから、男児らは武者姿、女児らは稚児姿で巡行する神事です。
9:00頃から武者の準備が行われ、武者姿の男児らにユニークな武者の「顔書き」がなされます。
瀧樹神社
鉦のリズムに由来する「ケンケト踊り」は国の無形民俗文化財に指定されており、毎年5月3日に開催される瀧樹神社の「ケンケト祭」で披露されます。踊りをはやす音頭と派手な友禅模様の着物で長刀踊りを奉納する姿は勇壮で見応えがあります。
祭り当日、男の子たちがお揃いの色鮮やかな衣装を身にまとって各神社にて太鼓と鉦の囃子にのせ、軽やかな長刀踊りを披露します。
みんなで楽しむ!レジャースポット
びわ湖バレイ
標高1,174mの蓬莱山のふもとの斜面にある「びわ湖バレイ」では、5月になると約30万球のスイセンが開花し、広大な斜面一面が黄色に染まります。5月ならではの美しい澄んだ青空とスイセンの黄色のコントラストが見事な景色を作り出します。
また、びわ湖バレイはアウトドア派のメッカと言われており、人気のレジャースポットです。5月は連休も多く、過ごしやすい日が多いのでアウトドアにおすすめの時期。是非、ピクニックに訪れるのもおすすめです。
甲賀の里忍術村
広大な敷地内に志能備神社 忍術博物館・手裏剣道場・からくり屋敷といった施設が点在する「甲賀の里忍術村」は昔ながらの隠れ里の雰囲気を感じられるレジャースポットです。
5月3日には、「ミスくの一&キッズ忍者オーディション」が開催されます。忍者に対する熱い気持ちを発表したり、特技を披露してグランプリを手にしましょう!
南郷水産センター
滋賀県漁連が運営する、魚と遊べる魚のテーマパーク「南郷水産センター」では、5月のGW時期に様々なイベントが行われています。
5月の過ごしやすい気候の中、太陽の下でずぶ濡れになって魚を追いかける「魚のつかみどり」は大人も子どもも白熱できるイベントです。つかみどりした魚はその場で炭火焼にして食べることも出来るので、食育にもおすすめです。
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