個性あふれるひなまつり
こけしびなまつり
こけしの発祥の地のひとつである蔵王町の「遠刈田」。この町ならではのお雛様が「こけしびな」です。「木地雛」とも呼ばれる木のぬくもりと素朴な味わいが特徴で、形式にとらわれない自由な発想から生まれた、遠刈田こけしの伝統技能で作られています。一般的な雛人形と比べて小さめなので、インテリアとしてもオススメです。
形こそシンプルながら、木目や表情など、それぞれに個性が宿ります。世界に一つだけの1点もの。制作の様子が見学できる実演コーナーや販売コーナーもあります。
手づくりおひな様展
一般から募集した手づくりのおひな様をはじめ、子供たちが作ったかわいらしい作品、そして恒例となったつりびな(つるし飾り)も並び、ひと足早い春を演出します。江戸期から昭和までの時代雛も。音楽イベントや茶会など、様々なイベントも楽しめます。
齋理屋敷(さいりやしき)春の企画展「齋理の雛まつり」
仙南地域の豪商・齋藤家の蔵屋敷で、40畳の座敷に代々伝わるお雛様の段飾りが披露されます。享保雛や古今雛、嫁いできたお嫁さんが抱いていた市松人形など、齋藤家の繁栄の歴史を雛人形を通して垣間見ることができます。広間に荘厳に並ぶ、人形やその道具類の豪華さに圧倒。また、敷地内にある蔵や洋館もめぐって、時間を忘れてしまうかのようです。期間中は、古布と和紙で作る雛カード教室などイベントも多数催され、見て、ふれて、楽しめる雛まつりです。
由緒ある伝統行事
石尊(せきそん)神社 火伏せまつり
「石尊神社」の御神体は日本武尊だと伝えられ、約520年前から「火伏せの神」として信仰されているという歴史のある神社です。
火伏せの水かけ行事が目玉。腰藁姿の厄男たちが、町舘地区を練り歩き、各家に水をかけて火伏せを祈願します。「石尊さまの裸まつり」とも言われている伝統的な祭りです。合わせて江戸時代から伝わる勇壮な「武鎗(むやり)鹿踊り」が奉納されます。毎年3月第2日曜日に行われる、宮城県北部に春を呼ぶ祭りとなっています。
竹駒神社初午大祭
日本三稲荷のひとつである「竹駒神社」の最大の祭事です。旧暦2月初午の日から7日間にわたり、五穀豊饒・商売繁盛・家内安全を願って執り行われ、大勢の参拝客で毎年賑わいます。見どころは、半纏(はんてん)に身を包んだ「竹駒奴(やっこ)」の行列が掛け声も高らかに市内を練り歩く光景です。途中槍を投げ合う妙技「毛槍投げ受け」も見逃せません。
鹽竈(しおがま)神社 帆手(ほて)祭
日本三大荒神輿と呼ばれる帆手祭は、奥州一宮の「鹽竈神社」における早春の神事。元々は正月の神輿洗神事で、火伏祭として始まったものですが、後年海にゆかりのある「帆手祭(ほてまつり)」と呼ばれるようになりました。現在では厄除け、繁栄も祈念して、神輿が市内を御神幸します。
最大の見所は、重さ1tもの神輿が16名の担ぎ手によって、202段もの急な表参道を下りる様子です。市内を渡御し再び表参道を登ります。古くから「荒神輿」として有名。500人を超えるきらびやかなお供、稚児行列を従えた市内の御神幸など、港町塩竈が一日中活気にあふれます。
初春が旬!わかめを堪能
志津川湾牡蠣・わかめまつり福興市
三陸わかめは肉厚で弾力があり、風味豊かで美味しいわかめが育ちます。名物の牡蠣と刈り取りの最盛期を迎えたわかめをテーマにした、今年度最後の福興市。この時期、志津川湾の牡蠣はより一層おいしくなり、会場では蒸し牡蠣や牡蠣鍋など様々な牡蠣メニューが味わえます。また各ブースからは、牡蠣を使った料理はもちろん、わかめのしゃぶしゃぶなども予定しています。
極上!三陸ワカメ刈り体験
春の定番プログラムとして大人気。ワカメの収穫が最盛期を迎えるこの時期に、現役漁師の船に乗って“極上”ワカメを「刈って」みませんか。
体験で採ったワカメは詰め放題で持ち帰れます。3~4月の2ヵ月間だけというレア企画です。漁場体験のあとは漁師さん直伝・プロのワカメ加工方法を体験。一度始めると意外にはまってしまいます。集合場所は「歌津泊浜漁港」です。所要時間は約2時間、事前予約が必要です。
春つげわかめまつり
南三陸に春を告げる「春つげわかめまつり」。「生わかめ・生めかぶの詰め放題」、「わかめ汁試食コーナー」(なくなり次第終了)など、わかめ三昧の美味しいコンテンツです。そのほか、ステージイベントや抽選会なども催されます。