おさえておきたい桜の名所
青葉山公園(仙台城跡)の桜
伊達政宗をはじめとする伊達家の居城跡で、石垣や復元された大手門脇櫓(わきやぐら)を見ることができる史跡「仙台城跡」。「仙台市博物館」付近を中心に約480本の桜が楽しめます。見頃の4月中旬~下旬頃には、大手門脇櫓と桜が織りなす情緒あふれる景観が広がります。
また、フォトスポットとして有名な本丸跡に立つ伊達政宗公騎馬像。桜を背景にした騎馬像との構図は、仙台観光らしさ溢れる1枚としてぜひおさえておきたい場所です。
三神峯(みかみね)公園の桜
仙台市の公園の中で、最も多い約750本の桜の木があります。ソメイヨシノやヤエザクラ、シダレザクラなど、早咲きから遅咲きまで約50種類あり、サクラの名所として知られています。4月上旬から下旬まで1ヵ月近く花見を楽しめる貴重なスポットです。
榴岡(つつじがおか)公園の桜
仙台のお花見の定番として外せない「榴岡公園」。仙台駅から一番近い歴史ある会場で、約365本の桜が咲き乱れます。
街の中心部にありながら、広々とした敷地に芝生広場や噴水、野外音楽堂、歴史民俗資料館などがあり、普段は街の喧騒を感じさせない空間が広がっています。毎年4月初旬から5月初旬にかけてさくらまつりを開催。伝統の仙台すずめ踊りやお花見ライブのほか、露店も並び賑わいます。日没から21:00頃までちょうちんのライトアップも行われ、一層幻想的です。
桜だけじゃない!春の花々
泉ヶ岳 ミズバショウ
仙台の北方、泉ヶ岳の麓に広がっています。県内でも規模が大きく、仙台市天然記念物にも指定されている「ミズバショウ群生地」。小ぶりでかれんなのが特徴。至る所にかわいらしい花を咲かせ、例年4月上旬から下旬が見頃です。水性植物や多くの野鳥も見られ、訪れる人の目を楽しませてくれます。森林浴を兼ねて、ぜひ訪ねてみてください。
花自然植物園 泉ボタニカルガーデン チューリップ
四季折々の草花が楽しめる、七北田ダム湖畔の“花自然植物園”。バラやクレマチス、アジサイ、シャクナゲ、山野草など、季節ごとに楽しめます。4月は、ツツジやシャクナゲとともにチューリップが見頃を迎えます。およそ7万平方メートルと広大な敷地内には、遊歩道で繋がる展望広場や子供広場などもあります。小型犬であればペットも入園可能です。
なお、開園期間は4月中旬〜11月頃までとなっていますので、ご注意ください。
みやぎ蔵王えぼし すいせん
新緑の「みやぎ蔵王えぼしリゾート」のゲレンデ上に、30種類以上約50万株の「すいせん」が一面に咲き誇り、訪れる人々を魅了します。東北では最大、全国的にも見ても屈指の規模で、一斉に咲き誇る様は壮観。また、よい香りも放ち、癒されることでしょう。
4月中旬から5月まで開催される「すいせん祭り」は、蔵王高原に春を告げる、恒例のイベント。祭りの開催期間中はロープウェーも毎日運行されています。鮮やかなビタミンカラーとよい香りで、春の訪れを体感しましょう。
気軽に参加できるイベント
さくらんぼ種飛ばし仙台グランプリ
真っ赤に色づいて食べごろを迎える温室育ちの「東根さくらんぼ」。さくらんぼの種を勢いよく吹き飛ばして、その飛距離を競うイベントです。最高記録はおよそ20mだとか。
スプリングフェスタ 塩釜公演
毎年、春の大型連休に開催されているシリーズ企画。よさこい鳴子踊りやフラダンスなど、各種ジャンル団体がステージを彩り盛り上げます。また当日は、しおがま市民まつり、奥州一之宮鹽竈神社花まつり神輿渡御が開催されます。