梅を愛でる
彦根城
姫路城などとともに天下の名城の一つに数えられる彦根城。月明かりに浮かぶ姿は特に美しく、琵琶湖八景の1つに数えられています。城内にある、約400本の紅梅や白梅が咲き誇る梅林は、江戸時代には米蔵があった場所です。1950年、彦根城が新日本観光地百選に選ばれたのを記念して植えられました。例年、3月中旬〜3月下旬頃に見頃を迎えます。
呉竹梅林公園
甲良町にある「呉竹梅林公園」は、地元の方の憩いのスポットになっています。見どころは、園内の南高梅や甲州小梅など約230本もの梅です。見頃は、例年3月上旬から中旬頃です。梅まつりも開催され、みたらし団子やたこ焼き屋などの模擬店も出店。レジャーシートやベンチも用意され、家族連れなどで賑わいます。夜になるとぼんぼりが灯るなど、花見にはうってつけのスポットです。
寿長生(すない)の郷
湖国・大津市大石龍門の丘陵地に、自然の景観をそのままに生かした、和菓子づくりの里「寿長生の郷」があります。なだらかな丘陵地に植えられた、約1,000本の城州白梅。3月に一斉に開花し香り漂うなか、真っ白な絨毯を広げたような眺めが見事です。また、桜、椿、紫陽花など、四季折々に、美しい日本の彩りを楽しむことができます。
「花の宴 梅まつり」は例年2月下旬〜3月中旬に開催され、期間中販売される梅を使ったお菓子、梅ジュースなど、春の訪れを味わうこともできます。
一度は見てみたい伝統行事
比叡の大護摩
比叡山に春を告げる「大護摩供大法要」は、毎年3月13日に行われます。年に1回、全国の回峰行者が比叡山に介し、執り行われます。世界平和並びに諸願成就を願います。「伝教大師」(最澄)像の前にもうけられた大釜には、全国からお願いされた護摩木およそ数十万本が、行者の祈りとともに燃え盛る炎に投じられます。当日参加も可能です。
左義長(さぎちょう)まつり
「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」で行われる火祭です。もともと左義長は、中国漢時代の正月行事として行われ、爆竹によって厄除けしたといわれています。
左義長と呼ばれる山車を引いて町を練り歩く行列も見どころの一つ。山車はその年の干支をテーマにしています。「けんか」と呼ばれる左義長同士のぶつかり合いも繰り広げられ、迫力満点です。クライマックスは、左義長奉火が行われ圧巻です。
湖辺(こへん)ルネッサンス~大津のヨシ作戦~ヨシたいまつ一斉点火
「湖辺ルネッサンス 大津のヨシ作戦」のフィナーレを飾る「ヨシたいまつ一斉点火」。3月の「びわ湖開き」の夜、湖辺にヨシたいまつを立て、19:00に一斉点火します。琵琶湖を照らす幻想的な雰囲気に包まれます。琵琶湖の生態系や水質を守るために大切な機能を果たしている、イネ科の植物・ヨシ。そのヨシ保全のため、ヨシ刈や湖辺清掃への支援などが1990年より行われています。
旬のいちご狩りを楽しむ
中川農園
滋賀県長浜市のいちご園です。ビニールハウス6棟、約14,000株のいちごを栽培しています。地面から90cmほど上げて栽培する「高設栽培」なので腰を屈めることなく摘み取れます。摘み取れるのは甘く大粒な「章姫」。有料ですが、練乳やチョコソースも用意されてあります。40分食べ放題のいちご狩りは予約制です。
鹿深(かふか)いちご園(水口テクノスファーム)
滋賀県甲賀市にある、減農薬・有機肥料を使用したこだわり農法で栽培された大規模いちご園。バリアフリー対応で、ハウスの通路を広く、車いすやベビーカーでもいちご狩りが楽しめます。45分食べ放題で、練乳もチョコレートソーズも無料のサービスも行っています。混雑時に備え、直売所のトイレを増設。いちご狩りは事前予約制です。
いちご園フェリーチェ
滋賀県野洲市にある滋賀県最大級のいちご狩りができる農園です。約8,500平米の広大な敷地で、55,000株のいちごを育てています。ハウスの中はいつもポカポカ。休憩スペースがあるので、摘み取ったいちごをテーブルでゆっくり味わうこともできます。通路も十分な広さがあるので、車椅子やベビーカーでも存分に楽しめます。紅ほっぺをはじめとした3種が30分食べ放題で、事前予約制です。