台北市
中華民国(台湾)の首都で最大の都市で、最新の流行、グルメ、伝統的文化や芸術、歴史が集まる活気ある街です。街角には日本語が書いてある所もたくさんあり、親日の方も多く大変親しみを感じる街で、「台湾は初めて」という方でも散策しやすい街です。
台北駅・中山区
台北市の中心である台北駅は各重要都市に繋がる交通の中枢で、台北駅周辺からMRT中山駅一帯はデパートや地下街、ブランド店等が並ぶショッピングエリアでもあります。
萬華・西門町
萬華は台北の発祥地で、清時代に開港の台北初の貿易港。貿易が盛んだった頃の建物「剥皮寮」やパワースポット「龍山寺」があります。そのお隣の街、西門町は「台北の原宿」と呼ばれ、若者のファッションや文化の発信地であり、映画の町としても有名です。
中正区・永康街
中正区は行政機関が集まっているところで、総統府、中正紀念堂があります。近くにある永康街には有名小籠包店やフルツかき氷、茶芸館、牛肉麺のお店が並んでいて観光客にも人気のストリートです。
大稲埕・迪化街
問屋街として栄え、今も古い町並みが残るエリア。縁結びの神様「月下老人」が祀られている「霞海城隍廟」もあり、現在はカフェなども増え若者に人気のスポットです。
信義区・台北101
台北市の副都心である信義区には、台北市政府や台北101、世界貿易センターがあり、金融企業のビル、デパートも多く、最新ファッション、文化の発信地です。
故宮博物院
戦後間もなく、中国大陸より運ばれてきた至宝約68万点が展示されている世界4大博物館の一つでもあります。
士林夜市
MRT剣潭駅の近くにある台北最大の夜市。B級グルメから衣料品までたくさんのお店があり大変賑やか!観光客も多く訪れる所です。
北投温泉区
日本統治時代に発展した温泉地。台北中心地よりMRTで行くことができます。
「中山地下街」は台北駅からMRT中山駅を結ぶ地下街。
店舗の営業は11:00ごろからですが、台鉄台北駅の利用客が多い時間帯には多くのがここを利用しています。
冬場の雨の多いときや夏の暑いときは非常に助かっています!
○ 2023年7 月、MIKI Plazaにリニューアルしました。
龍山寺(Longshan Temple)
No. 211, Guangzhou St, Wanhua District, Taipei City, 台湾 10853
台北を代表する人気の観光地「艋舺龍山寺」は、台北最強のパワースポットとして有名。
福建泉州三邑から渡ってきた人達により創建された「観音菩薩様」を主神とするお寺で、約280年の歴史があります。
正殿には「観音菩薩様」が、後殿には、航海の神様「媽祖」、学問の神様「文昌帝君」、子宝の神様「註生娘娘」、商売・ビジネスの神様「関帝」、恋愛・良縁の神様「月下老人」等も祀られ、仏教と道教が習合しています。
100余の神様が祀られている「艋舺龍山寺」、いろいろなご利益がいただけると地元の人も熱心にお参りしています。
台北霞海城隍廟(Taipei XiaHai City God Temple)
No. 61, Section 1, Dihua St, Datong District, Taipei City, 台湾 103
台北霞海城隍廟は1856年に創建されたもので、城市を守る神様が祀られています。
また、ここには縁結びの神様月下老人も1971年より祀られており、若い人も多くお参りに来ています。
縁結びは成婚を祈願するだけでなく、人生において素晴らしい友達、仕事においても素晴らしいパートナーに巡り合えるようお参りしてください。と廟の方からお話いただき、私もしっかりお参り。
台北101(Taipei 101)
110 台湾 台北市 信義区 台北101
台北のシンボル、台北101。
台北市内が一望できる展望台が人気で、今では欠かせないスポットとなりました。
ビルの高さは約509メートル、地下5階、地上101階、このビルの名前の由来でもあります。
風水的に良いとされる場所に建てられ、ビルのデザインも縁起の良い植物「竹」がモチーフで、8階を1層としてるのも「竹の節」をイメージしています。
8階が1層、8層建てになっているのは、「8」という数字の中国語の発音が、お金持ちになる「発財」の「発」の発音に似ているから。
また、「竹の節」のところの雲のようなデザインは「如意」、一番下の節のところの丸いのは「中国の古銭」をモチーフにしています。
要入場料
国立故宮博物院(National Palace Museum)
No. 221, Sec 2, Zhi Shan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111
1949年に中国から台湾に運ばれた至宝の数々を展示している「国立故宮博物院」は、1965年に台北の外双渓というところに落成した、所蔵品の価値の高さでは世界に誇る博物館。
所蔵品は、中国北京の紫禁城にあったものがほとんどで、1924年、清朝最後の皇帝、愛新覚羅溥儀が紫禁城より退去、翌年、紫禁城内の美術品が一般公開されました。
後に、満州から南下して来た戦火から守るために国民政府は所蔵品の数々を運び出し、いったんは南京に後に四川省にて保管しました。
戦後、国共内戦が激化し、南京国民政府は形勢不利となったため、1949年、台湾に移転したと同時に、所蔵品も台湾に運ばれました。
要入場料、月曜日休館。
新北市
台北市を囲む新北市は、山あり、海ありの自然が多い所。歴史ある街並みや、自然スポットも多く、台北からの交通も便利なので日帰りで楽しめますよ!
淡水
スペイン人が築いた「紅毛城」と、美しい夕日で有名なところ。条約港として開港した後、19世紀後半は台湾最大の貿易港となり、今でもその時の名残をとどめています。
九份・黄金博物館園区
金鉱として栄えたエリア。「九份」はノスタルジックな街並みが大変人気。「黄金博物館」には当時の坑道や約220㎏の金塊が展示されています。
十分・ローカル鉄道平渓線
願いを書いて飛ばす天燈上げが有名な「十分」。近くの風景区内には、「十分瀑布」もあります。「平渓線」ではのんびりローカル列車の旅を楽しめます!
三峡老街・清水祖師廟
商業の中継点として栄えた街で、赤レンガのバロック式建築の商店街と、東方芸術の殿堂と呼ばれている「三峽清水祖師廟」が有名。藍染でも知られている所です。
鶯歌老街(陶器街)
陶器有名な街で、老街にはたくさんの陶器のお店が並んでいます。焼き物の色付け体験なども出来ますよ。
台中市
中部台湾の中心都市で交通の拠点でもあり、人口は台湾第2位。工業都市として発展し、最近ではMRTが開通する等、都市開発が今も進んでいます。
台鉄台中駅
2020年に新駅舎の利用が開始され、引退した旧台中駅舎とホーム跡は「台中駅鉄道文化園区」として、イベントなどが行われる憩いの場所に生まれ変わりました。
宮原眼科
以前、眼科として使用された建物をリノベーションし、現在は台中を代表するスイーツのお店となった「宮原眼科」。台湾では定番のパイナップルケーキやヌガーが人気です。
台中公園
1908年台湾縦貫鉄道の開通式典が行われた所で、公園内の「湖心亭」は現在、台中市のマークのモチーフになっています。
柳川エリア
台中市内を流れる重要な河川で、河畔は夜にライトアップされ美しくお散歩にお勧め。付近には「台中文学館」、「林之助紀念館」など新しいスポットがあります。
台中市政府・国家歌劇院エリア
再開発されたエリア。付近の公園も整備され緑も増え、伊東豊雄氏が設計をした「国立歌劇院」も2015年落成、新しい台中のランドマークになりました。MRTも開通しアクセスも便利に。
彩虹眷村(レインボービレッジ)
「眷村」とは、戦後中国大陸から国民党軍として台湾に進駐した軍人村のこと。取り壊し予定の村の塀にぺンキで描かれた絵が「独特でカラフル」と有名になりました!
霧峰林家花園
1800年代後半に建てられた台湾五大豪族の一つである「霧峰林家」の邸宅で、中国式建築が大変美しく、台湾で最大規模の邸宅です。
台中駅
No. 1, Section 1, Taiwan Boulevard, Central District, Taichung City, 台湾 400
台中は中部台湾の中心都市であり、交通の拠点でもあります。
現在の「台鉄台中駅」は2016年より利用されている新駅舎で、旧駅舎は1917年に落成した「辰野風」建築で国定古跡に指定されています。
宮原眼科(Miyahara Ophthalmology)
No. 20號, Zhongshan Rd, Central District, Taichung City, 台湾 400
日本の方にも大人気のスイーツ店。
台中駅からも大変近く、無論商品のチーズケーキ、パイナップルケーキなどとても美味しくてパッケージも可愛いいのが人気の理由!
日本統治時代に眼科として利用していた建物で、戦後は台中市衛生院として利用もされたいました。
1999年の地震で建物の、二階の壁や屋根の一部分が落ち、一時は危険建築に指定されていました。
現在はレトロな内装の人気スイーツ店に生まれ変わり、国内外の人たちの人気を集めています。
台中文学館
No. 38號, Lequn Street, West District, Taichung City, 台湾 403
台中は、日本統治の時代から文学や芸術が盛んなところでした。
台湾文芸連盟や台湾文化協会は台中を中心とし、当時の作家や芸術家の活動の場所となっていました。
戦後もそれは続き、現在も、台湾文学の発展の中心地として「文化都市」と呼ばれています。
台中文学館では、文学、芸術の魅力を発信する拠点となり、子供たちが文芸に触れられるスペース、文芸セミナー、展示などを行っています。
月曜日休館。
林之助紀念館
No. 158號、162號, Section 2, Liuchuan W Rd, West District, Taichung City, 台湾 403
台中出身の画家である「林之助」の記念館。
「林之助」は、戦前、日本へ行き「日本帝国美術学校(今の東京武藏野美術大学)」で絵画を学び、1941年、太平洋戦争勃発のため、台中に戻り台湾で美術活動を行いました。
戦後は「台中師範学校(今の国立台中教育大学)」で教員を務め、美術の教科書を編集、また、美術の交流・活動の場所として自ら喫茶店を経営するなど、中部台湾の芸術を支えた重要人物でもありました。
晩年は、息子さんと一緒にアメリカへ移民。
移民した後も、展覧会を行うなど芸術活動を行い、台湾との間を行き来していたそうです。
日、月曜日、台湾祝日休館
彩虹眷村(Rainbow Village)
408 台湾 Taichung City, Nantun District, 春安路56巷25號
カラフルアートで大人気の観光スポットレインボービレッジ。
以前は国民軍の住居でしたが、建物の老朽化などの理由に取り壊しされる予定でした。
2008年、ここで暮らしていた「黄おじいさん」が壁にペンキで思いついた絵柄を描き始め、路地の中にも、地面にも描かれていきました。
描いた理由が「退屈だったから」というのがおちゃめ。
それがSNSなどで話題となり、多くの人から建物を保護する声が高まり取り壊し計画は中止、世界中から人が集まる観光地となりました。
霧峰林家宮保第園区
No. 26號, Minsheng Road, Wufeng District, Taichung City, 台湾 413
1746年、中国の福建漳州から台湾に渡ってきた「林家」。
三代目の「林甲寅」は生活の拠点を霧峰としここ一帯の開拓を始めました。
後に、大地主となり商いを営み資産を得た「林家」は、1837年に四代目で「林甲寅」の長男「林定邦」の「下厝」と次男「林奠国」の「頂厝」の二つの家系に分かれ、「下厝」は軍人として成功をおさめ、「頂厝」は教育、文化に影響力を持つ家系となります。
分かれた後、ともにこの地に邸宅を築きますが、「宮保第」は「下厝系統」の邸宅群の一つで、1858年に造られ、その後も増築されていきました。
1999年の地震で損傷しましたが、現在は修復を行い見学ができるようになりました。
要入場料
日月潭(南投県)
台湾の中心地南投県には台湾を代表する景勝地の湖「日月潭」があります。初代総統「蒋介石」も愛したと言われる風光明媚な「日月潭」は先住民「サオ族」の文化にも触れることができ、日本統治時代より栽培が始まった紅茶の産地としても有名です。
日月潭(水社)・向山旅客センター
日月潭にはサオ族の魂が宿っていると言われている「拉魯(ラル)島」があり、「水社港」から湖を1周するクルーズ船も出ています。また、向山旅客センターを出発地点として、湖畔ハイキング、サイクリングを楽しめる所です。
文武廟
黄色の屋根瓦が大変美しく、日月潭を見下ろすことが出来る「文武廟」。学問の神「孔子」とビジネスの神「関羽」が祀られています。
玄奘寺
「三蔵法師」を祀っているお寺で、「三蔵法師」の遺骨と金の仏像が奉安されています。ここからの日月潭の景色も美しいですよ。
九族文化村
台湾先住民をテーマとしたアミューズメントパーク。その文化に触れることが出来る他、約2,000株ある桜祭り(2月ごろ)も有名です。また、日月潭から九族文化村に繋がるロープウェイも人気です。
紅茶工場
日本統治時代に栽培に適した地として紅茶栽培が始まりヨーロッパにも輸出をしていました。今も茶葉農園がたくさんありおいしい紅茶を楽しめます。
日月潭は台湾のほぼ中央にある台湾最大の湖。
日月潭には邵(サオ)族の最高の祖霊地「ラルー島(珠子山)」という小島があり、これを境に東側が「太陽」、西側が「月」の形をしているのが名前の由来になっています。
また、日月潭は素晴らしい景色のみならず、日本統治時代にこの水源を利用した水力発電所が建設され、現在も発電がおこなわれているんです。
台湾を代表する景勝地の日月潭。いつも幻想的な違った姿が見られる大変魅力的なところです。
玄奘寺
No. 389號, Zhongzheng Rd, Yuchi Township, Nantou County, 台湾 555
1965年に設立された「三蔵法師」を祀っているお寺で、「三蔵法師」の遺骨と金の仏像が奉安されています。
また、日月潭の周辺の観光スポットでは最高点にあるので、ここからの日月潭の景色を望む人も少なくありません。
九族文化村は、台湾原住民のテーマパーク。
台湾には現在政府が認定している民族が16民族あり、まだ認定されていない民族もあります。
ここがオープンした際、まだ9民族の分類しかされていなかったため名称が「九族文化村」に。
園内は各民族の紹介やイベントだけでなく、アミューズメントワールドもありアトラクション等も楽しめます。
要入場料。
台南市
台南は「台湾」の名前に由来する場所で、台湾で最初に開拓、建設が始まり、台湾の歴史を語るには欠かせない所。ゆったりと時間が流れる台南では、歴史とグルメ、台北とはちょっと違った魅力がたくさんありますよ!
台鉄台南駅付近
台南駅裏口にある成功大学内には、昭和天皇が皇太子時代に植樹したガジュマルの木があり、近くにはお泊りになったと言われる「旧台南知事官邸」や以前の台南庁長の宿舎「旧台南庁長官邸」、大正時代に造られた「台南公園」等があります。
市内古跡エリア
約370年にオランダ人によって建てられた台南のシンボルスポット「赤嵌楼」や、鄭成功を記念して建てられた「延平郡王祠」、学問の神「孔子廟」、90年前のデパート「林百貨」、1916年に建てられた「旧台南州庁」等があり、歴史散歩を楽しめます。
安平古蹟エリア
台湾の地名の由来の地で、以前この地名は「大員」と呼ばれ、その発音から「台湾」になったと言われ、台湾の近代歴史が始まった場所。ここにはオランダ人が建てた「安平古堡」、砲台跡の「億載金城」、貿易商の建物「徳記洋行」、その倉庫だった「安平樹屋」等、小さな所ですが多くの古跡が残っている所です。
保安駅周辺
保安駅は今でも現役の木造駅舎の駅。付近には製糖工場を再利用し、太鼓パフォーマンスを行っている「十鼓仁糖文創園區」と創立者のコレクションを展示している私立美術館「奇美博物館」があり、どちらも見ごたえありです!
台南駅
No. 210, Qianfeng Road, East District, Tainan City, 台湾 701
台南は亜熱帯のため冬も比較的暖かく過ごしやすい所。
夏は暑いので散策の際は水分補給を!
さて、台鉄台南駅の駅舎は1936年に建てられた国定古跡。
当時は2階部分はホテルで宿泊もできました。
現在、当時同様宿泊、食事が出来るようにリノベーション工事が、また、線路の地下化工事もおこなわれています。
台南知事官邸
No. 1號, Weimin St, East District, Tainan City, 台湾 701
「旧台南県知事官邸」は1900年に「台南県知事」の公邸と建設されたもので、1923年に昭和天皇が皇太子の時に行った「台湾行啓」での「台南」の宿泊地でもあります。
皇太子裕仁親王だけでなく、20名近い皇族が「台南」に立ち寄った際にはここを利用したそうです。
戦後は、中華民国政府が接収し、台南市地政事務所、東区公所などとなり、1998年に文化資産に登録、現在では観光スポットの一つになっています。
月曜日休館
林百貨 Hayashi Departmental Store
No. 63號, Section 2, Zhongyi Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
1932年に開業したデパート。台湾の近代化が開始し、林百貨は当時台南のラウンドマークとなり、前の通りは台南の銀座通りとも呼ばれていました。店内には南台湾で初めてエレベーターも設置され、みんなの憧れの場所となりましたが、アメリカ軍の空襲を受け終戦を迎え廃業。戦後、この建物は塩工場、警察派出所などになった経歴があります。約30年間空きビルでしたがその間台南市史跡に指定、大掛かりな修復工事が行われ、2014年再び林百貨としてよみがえりました。
安平古堡
No. 82, Guosheng Rd, Anping District, Tainan City, 台湾 708
オランダ東インド会社が、東アジア貿易の拠点を築こうと(台湾の離島)澎湖島に要塞等を建設しましたが、明朝による撤去命令のため、1624年に安平に上陸。
1627年、防御要塞として「熱蘭遮城(ゼーランディア城)」の建設を開始し、1934年に完成しました。
1662年、中国大陸から来た鄭成功が、「熱蘭遮城(ゼーランディア城)」を攻撃しオランダ人を駆逐、「鄭氏政権」の居城となりましたが、後の清の時代では政治の中心ではなくなり、火薬庫などとして使われ、イギリス軍からの攻撃を受けた後は廃墟となりました。
日本統治時代に再建が行われ、戦後、「安平古堡」と呼ばれるようになりました。
清朝が統治していた時代の1874年に築造された、当時、最新の技術を導入した台湾最初の洋式砲台跡。
1874年、宮古島の島民が首里へ年貢を納めた後、宮古島に帰る途中台風に遭い台湾南部に漂着、上陸した後54人が殺害されたため、日本政府は清国に通達せず台湾出兵を行いました(牡丹事件)。
侵略行為を受けた清朝政府は、今後の防御のためこの「二鯤身砲台(億載金城)」を造りました。
要入場料。
德記洋行 (台灣開拓史料蠟像館)
No. 108, Gubao Street, Anping District, Tainan City, 台湾 708
「洋行」とは、中華圏人と西洋人とで行う貿易商社のこと。
1858年の天津条約で開港した後、多くの外国の商社が台南・安平に会社を設立、ここ「徳記洋行」は1845年創立のイギリスの貿易会社が1867年に建てたもので、主にお茶の葉を輸出、他にも糖や樟脳を取り扱い、保険と銀行の代理業務も行っていました。
日本統治時代になると、台湾総督府により樟脳などの専売が開始、また、安平港に土砂が溜まり貨物船の停泊も困難となったため、外国の商社は撤退していきました。
その後、この建物は「大日本塩業株式会社営業所」として、戦後も「臺灣製鹽總廠」の宿舎等に使用されました。
現在、博物館として開放されています。要入場料。
安平樹屋
Gubao St, Anping District, Tainan City, 台湾 708
德記洋行(原英商徳記洋行)の倉庫だった建物で、広さは約1400坪あります。
日本統治時代は「大日本塩業株式会社出張所」の、戦後も「臺灣製鹽總廠」の倉庫となりましたが、その事務所が移転するとこの倉庫は放置されてしまいました。
管理されない間に、ガジュマルの樹が生い茂り、幹が倉庫の壁を這うように、さらに、落ちてしまった屋根を覆うように伸びていき、不思議な光景を生み出しています。
要入場料、徳記洋行と朱玖瑩旧居との共通です。
高雄市
南部台湾の中心都市。条約港として19世紀後半に開港し貿易で栄え、日本統治時代は海軍補給港としても利用、後に工業で発展してきた所です。熱帯に属する所なので冬でも比較的暖かくグルメでは新鮮な海鮮料理で有名ですよ!
台鉄高雄駅周辺
高雄のほぼ中心にあり、近年の鉄道地下化により駅舎が新しくなりました。MRTも乗り入れており新幹線左営(高雄)駅、高雄國際空港へのアクセスも便利。付近には提灯が美しい三鳳宮やインスタスポットで人気のMRT美麗島駅、六合夜市等があります。
西子湾・高雄港
夕日の名所である西子湾には、1865年に建てられた「英国領事館官邸」や「寿山」があり、高雄港では旧物資倉庫街がリノベーションされ、新しいスポット「駁二芸術特区」に生まれ変わり、週末はバザールが行われる等大変賑わっています。
旗津
高雄港と外洋の間にある半島で、鼓山からフェリーで渡ることが出来ます。海鮮街があるほど海鮮料理が有名な所で、天后宮や旗後燈台、旗後砲台跡、旗津海岸公園等のスポットがあります。また、車夫がこぐ人力三輪車に乗っての観光も旗津ならでは。
新幹線左営(高雄)駅
台湾新幹線の終点の駅。台鉄新左営駅が隣接、地下にはMRT高鉄左營駅が接続しているので、高雄中心部へは約15分で移動できます。付近に高雄のシンボルスポット蓮池潭、龍虎塔があります。
花蓮市
東部台湾を代表する都市で、台北から列車で約2時間半。大自然が手つかずで残っており、花蓮を代表する観光地である大理石の峡谷「タロコ峡谷」は台湾有数の景勝地です。また、東部の沿岸に多く暮らしている先住民「アミ族」の文化等も知ることが出来る所です。
タロコ峡谷
長い年月をかけて水流が大理石の岩肌を削り出来た峡谷の長さは約20km。延々と続く断崖絶壁の風景は見ごたえがあります!また、峡谷の名前「タロコ」とは先住民タロコ族の言葉で、「連なる山峰」の意味なんですよ。
市内歴史建築エリア
花蓮市内には日本統治時代に造られた建築物が多く残されていて、「松園別館」や「花蓮鉄道文化園区」、「花蓮文化創意產業園區」が、花蓮市外では「慶修院」等が有名です。
七星潭海岸風景区
地元の若い人たちに人気のスポットで、弧を描く海岸線と青い海が美しい所。ここから連なる山々を眺めることができます。
太魯閣峡谷
Zhongbu Cross-island highway, Xiulin Township, Hualien County, 台湾 972
「タロコ峡谷」は、大理石の山を流れる「立霧渓」が長年にわたりその山肌を浸食しできた渓谷で、花蓮のシンボルスポット。
写真は、その「タロコ峡谷」の入口にある、「太魯閣牌楼」。
「牌楼」は中華文化でよくみられる門で、そこを訪れる人を迎え入れる「迎賓門」のようなものであり、そこの象徴でもあります。
「タロコ峡谷」を通る道は、台湾の中央を「花蓮」から「台中」まで東西に横断する道のため、「太魯閣牌楼」の上の部分には「東西横貫公路」と記されています。
この「牌楼」が見えたら、「タロコ峡谷」観光の始まりです!
※ 台風や地震の後は補修工事が行われることがあり、観光ポイントにも規制がある場合もあります。
松園別館
No. 65號, Songyuan St, Hualien City, Hualien County, 台湾 970
「松園別館」は日本統治時代に、日本軍の「花蓮最高軍事指揮所」として、1942年に花蓮港にほど近い高台に建てられたものです。
「花蓮港兵事部(兵士募集と管理を行う組織)」や高官の接待宿泊所としても使用されていた所で、「神風特攻隊」の隊員が出征前に天皇からの「御前酒」を賜るところだったという話も残っています。
戦後は、「国民政府軍」の陸軍本部や「米国軍事援助顧問団」のリゾート施設などに使用されました。
現在は、花蓮の歴史を伝える重要なスポットとなり、2階部分は展示やイベント空間で、さまざまな交流が行われています。
花蓮鉄道文化園区
No. 71號, Zhongshan Rd, Hualien City, Hualien County, 台湾 970
「花蓮鉄道文化園區」は、1910年に開業した「花蓮港駅」の跡地に整備されたカルチャースポット。
写真は「花蓮港駅」のすぐ隣にあった「鉄道部花蓮港出張所」で、東部鉄道路線建設のために1910年に設置され、道路、トンネル、橋造りを管理していました。
1932年に建てられたこの建物は当時から残されているもので、運営業務所はじめ、工務所、機務所、電務所、警務所などを備えていたと言われています。
東部鉄道の拡大のため1979年に「花蓮駅」は現在の場所に移転し、このエリアも1982年に廃止され、使用されなくなりましたが、近年整備されてカルチャースポットとなりました。
月曜休館
七星潭海岸風景特定区
No. 5號, Lane 79, Qixing St, Xincheng Township, Hualien County, 台湾 971
「花蓮」の海と山の自然を一望できる「七星潭」。
「花蓮空港」近くにある海岸線で、「米崙斷層」という断層があるところでも知られています。
夏場は暑さを避けるために、午前中か夕刻に行くことをお勧めします。
とにかく、青く広がる空と海が素晴らしい!!
遠くに見える「清水断崖」が、「花蓮」にいることを実感させてくれますよ!
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