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【ギリシアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

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言わずと知れた世界屈指の人気観光地、ギリシア!古代文明の繁栄を物語る壮大な世界遺産をはじめ、中世の面影を色濃く残す素敵な街並み、話題の絶景リゾートなど、旅行で訪れるなら欠かせない見どころが満載の国で、日本からも毎年多くの観光客が訪れています。
このページではギリシア旅行に必要な基本情報、おすすめのツアーやホテル、その他に知っておくと便利な情報や定番観光スポットなどを、ギリシアの魅力とあわせて紹介しています。

目次

 

ギリシアツアー選びのポイント

ツアーの特徴

アテネの街並み
アテネの街並み

日本からギリシアへのツアーは最低5日間から催行されており、各種プランにより指定されている航空会社や利用する便が異なります。

出発地は東京、大阪、名古屋、福岡の4都市から選択可能ですが、名古屋発着のツアーに参加する場合は旅程にJR名古屋駅から関西国際空港へのバス移動(所要約3時間30分)が含まれています。愛知県またはその周辺にお住まいの方が各種プランの旅行代金を比較する際は、大阪および名古屋の2都市から催行されているツアーの中から、自身の希望に適したプランを選ぶことをオススメします。

日本からギリシアまでの片道移動にかかる所要時間は約15〜19時間が目安ですが、旅程には機中泊が必ず含まれるほか、経由地での乗り換えを自分自身で行う必要があるため、なるべく時間に余裕を持った旅行スケジュールを立てるのが理想です。

日本からの出発地と利用する航空会社

東京発着のツアーにはエミレーツ航空、カタール航空、アリタリア航空、エールフランス航空、ターキッシュ・エアラインズ、大阪発着の場合はエミレーツ航空またはエールフランス航空、名古屋発着の場合はエミレーツ航空、そして福岡発着の場合はエールフランス航空による運航便が指定されています。

ギリシアへと催行されているツアーでは、利用する便の経由地に1泊以上滞在するプランもあるので、1度の旅行で複数の国を訪れてみたいという方は、2ヵ国以上を周遊するツアーへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。

ツアーを選ぶコツ

エレクティオン
エレクティオン

世界屈指の観光地として知られるギリシアを訪れるツアーは、プランの種類が非常に多いため「どんなツアーに参加したら良いか分からない」と悩む方は多いと思います。

そんな方に試していただきたいのが、旅行日数や訪れる都市などの条件を入力し、自身の希望に適したツアーを探す「絞り込み検索」です。

ギリシアを訪れるツアーは最短2泊5日から催行されていますが、日本からギリシアを訪れるプランを一括検索してしまうと、希望の目的地以外の都市を訪れるプランや旅行期間が極端に長いプランなども表示されてしまいます。

そのため、ツアーを探す場合は出発地、旅行期間、訪れてみたい目的地の3つを事前に入力したうえで、参加が可能なツアーを確認することをオススメします。

これらの他にも、予算や旅のスタイル、利用する航空会社など、細かな希望条件をもとに適当な選択肢を絞り込むことも可能なので、ぜひ試してみて下さい。

アテネのみを訪れるプラン

イロド・アティコス音楽堂とアテネの街並み
イロド・アティコス音楽堂とアテネの街並み

首都アテネのみを訪れるツアーは、東京、大阪、名古屋の3都市から催行されており、最短2泊5日の旅行期間で楽しむことができます。

かつて古代ギリシアの中心地として栄えた歴史を持つアテネには、有名な世界遺産や19世紀の街並みが残る旧市街、おしゃれなカフェやレストランなど、短期間の旅行でも楽しめる見どころがたくさんあります。

必要な旅行期間は5日間ですが、夜発のツアーに参加すれば、実質2泊4日でギリシア旅行を楽しめます。年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みなどの大型連休に訪れるのも良いですが、短期の有給休暇を利用してハイシーズンよりもお得に旅行するのも良いでしょう。

エーゲ海の島巡りを楽しむプラン

クレタ島
クレタ島

エーゲ海の島巡りを楽しむツアーは、東京、大阪、名古屋の3都市から催行されており、最短3泊6日の旅行期間で楽しむことが可能です。

旅程には、首都アテネでの3泊および、エギナ島・ポロス島・イドラ島の3島を巡るサロニコス湾1日クルーズが含まれています。選択プランにより、アテネ半日観光ツアーや現地語ドライバーによる空港からホテルの往復送迎サービスが含まれている場合もあります。ツアー詳細に含まれている条件を含めたうえで、旅行代金を比較することをオススメします。

上で紹介した「アテネのみを訪れるプラン」でも、サロニコス湾の日帰りツアーは手配が可能なのですが、首都アテネの観光を楽しむためには最低2泊以上の滞在日数が必要です。3泊6日以上の旅行期間を設ける予定の方には、オプショナルツアーを追加手配する面倒を省くためにも、「エーゲ海の島巡りを楽しむプラン」を予約することをオススメします。

北ギリシアの魅力を堪能するプラン

ミケーネ遺跡
ミケーネ遺跡

ギリシア北部に位置する古代遺跡を巡るツアーは、東京と大阪から催行されており、首都アテネを含む6つの人気観光地を最短4泊7日で周遊できます。

7日間のツアーには、アテネで2泊、オリンピアとデルフィでそれぞれ1泊ずつの滞在が含まれています。首都アテネのほかに、ミケーネ・コリントス・エピダウロス・デルフィ・オリンピアの5都市を訪れます。

8日間のツアーではこれらに加え、カランバカでの滞在が1泊加わり、ギリシアの人気観光地であるメテオラ修道院も訪れることが可能です。旅行日数に余裕がある場合は、北ギリシアの合計7都市を巡る大周遊プランを予約するのが理想です。

また、具体的な旅程や訪れる予定の観光スポットは、ツアー詳細の日程表に記載されているのでそちらをご覧ください。

ザキントス島を訪れるプラン

ザキントス島
ザキントス島

ジブリ映画「紅の豚」の舞台に選ばれたといわれる秘境ビーチを訪ねるツアーは、東京から最低3泊6日の旅行期間により催行されています。

このツアーの目的地は、首都アテネおよびザキントス島の2ヵ所で、旅程には都市間の移動に必要な国内線の利用(所要時間:約45分)が含まれています。

6日間のツアーでは、アテネで1泊、ザキントス島で2泊することになりますが、7日間のツアーに参加するとアテネでの宿泊日数が2泊に変わります。両都市での観光を満喫したい方には、4泊7日以上のプランを選択するのが望ましいでしょう。

また、現地語ドライバーによる空港からホテル間の往復送迎サービスが含まれているので、面倒な個人移動の心配もありません。

各目的地では終日自由行動となるため、美しいビーチでくつろいだり、感動の世界遺産を訪れたり、自分のペースで観光を楽しむことができます。

首都アテネだけでなく、少し落ち着いたリゾート地も訪れてみたいけど、移動手段を手配したりホテルやフライトの予約をするのが面倒という方には、ツアーへの参加を強くオススメします。

アテネ・ミコノス島・サントリーニ島の3都市周遊プラン

サントリーニ島
サントリーニ島

ギリシアの定番観光地として不動の人気を誇る、首都アテネ・ミコノス島・サントリーニ島の3都市を周遊するツアーは、東京と大阪から催行されており、最短5泊8日で旅行を楽しむことが可能です。

8日間のツアーには、アテネで1泊、ミコノス島とサントリーニ島でそれぞれ2泊ずつの滞在が含まれており、各都市間は国内線を利用して移動します。

また、現地語ドライバーによる空港からホテル間の往復送迎サービスを、すべての目的地で利用することが可能なので、複数回にわたる空港移動もストレスなく行うことができます。

各種ツアーに指定されているホテルは、選択するプランによって雰囲気やグレードが大きく異なるので、ツアーを選ぶ際は自身の希望条件をしっかりと確認したうえで予約するようにしましょう。

出発地が名古屋もしくは福岡の場合

名古屋発着のツアーでは、これら3都市を同時に訪れるプランが存在せず、ミコノス島もしくはサントリーニ島とアテネの2都市を訪れるプランのみ催行されています。

また、出発地が福岡の場合も、アテネとサントリーニ島の2都市を訪れるツアーのみ催行されているので、1度の旅行でこれら3都市の周遊を希望する方には、東京もしくは大阪から催行されているツアーに参加することをオススメします。

2ヵ国以上周遊するツアーの特徴

ドブロブニク
ドブロブニク

ギリシアへ旅行するついでに、周辺に位置する国の人気都市も訪れてみたいという方には、ヨーロッパや中近東に位置するいくつかの国々を訪れる周遊プランをオススメします。

日本からギリシアへ催行されているツアーと組み合わせることができる国や都市は、各種ツアーの出発地により異なります。複数都市を同時に旅行したい場合は、以下の情報を参考に目的地選びを行うと、自身の希望に適したプランをより効率的に見つけることができるでしょう。

東京発着のツアー(羽田空港・成田国際空港)

イタリア(フィレンツェ、ベネチア、ローマ)
スペイン(バルセロナ、マドリード、グラナダ)
クロアチア(ザグレブ、ドブロブニク)
トルコ(イスタンブール、カッパドキア)
アラブ首長国連邦(ドバイ)
フランス(パリ)
イギリス(ロンドン)

大阪発着のツアー(関西国際空港)

イタリア(フィレンツェ、ベネチア、ローマ)
アラブ首長国連邦(ドバイ)
スペイン(バルセロナ)
フランス(パリ)

名古屋発着のツアー(中部国際空港)

アラブ首長国連邦(ドバイ)

福岡発着のツアー(福岡空港)

該当なし

そもそもギリシアってどんなところ?

ギリシアの基本情報

アソス村 ケファロニア島
アソス村 ケファロニア島

ギリシアはヨーロッパ南東端に位置する共和制国家で、正式名称は「ギリシア共和国」です。首都は世界で最も古い都市の1つとして知られる同国最大の都市、アテネ(Athens)です。

国土面積は、日本の約3分の1に相当する13万1,957平方kmですが、総面積の約20%はエーゲ海に浮かぶ島々で構成されています。

この国はバルカン半島南端に位置し、アルバニア、北マケドニア共和国、ブルガリア、トルコと国境を接しているほか、エーゲ海、イオニア海、地中海に面していることから、美しい空と海を表す青色が国旗に取り入れられています。

また、白は独立の純潔性、十字はギリシアの国教として定められているギリシア正教です。9本のストライプはトルコからの独立戦争時のスローガン「自由か、さもなければ死を」の9音節を表しているそうで、ギリシアの歴史や文化を象徴しています。

ギリシアは古代から続く長い歴史を有するため、歴史的な見どころが多く、主に首都アテネ(Athens)・メテオラ(Meteora)・サントリーニ島(Santorini)・ミコノス島(Mykonos)・テサロニキ(Thessaloniki)の5都市を中心に多くの観光客が訪れています。

時差

日本との時差は7時間で、現地時間が0時のとき日本は7時です。

また、3月最終日曜の午前2時から10月最終日曜の午前3時までの期間はサマータイム(夏時間)が適用されます。通常の時間より1時間前倒しとなり時差が6時間へと短縮されるので、旅行期間にサマータイムの開始または終了時期が重なる場合は、現地時間の切り替わりに注意が必要です。

言語

公用語はギリシア語ですが、観光客がよく訪れる都市に位置するホテルやレストランでは英語が通じます。

場所によっては、英語よりもドイツ語やイタリア語、フランス語が通じることもありますが、基本的な会話は英語で十分行うことが可能です。外国語でのコミュニケーションにあまり自信が無い場合は、翻訳アプリもしくは指差し英会話の本を使用すると便利です。

ギリシアの歴史

リンドス
リンドス

先史時代からポリス(都市国家)形成まで

紀元前7000年頃 新石器文化がクレタ島へと伝わる

紀元前4000年頃 クレタ島へ伝わった文化がキクラデス諸島で発達

紀元前2000年頃 ミノア文明の繁栄

紀元前1200年頃 ミケーネ文明が衰退し、ドリア人がギリシアへと侵入

紀元前800年頃 ギリシア各地でポリス(都市国家)が形成される

紀元前776年 第1回古代オリンピック開催

ペルシア帝国による支配

紀元前550年頃 ペルシア帝国がイオニアを征服

紀元前490年頃 アテネ軍が第1次ペルシア戦争(マラトンの戦い)に勝利

紀元前478年 アテネ軍が第2次ペルシア戦争(サラミスの海戦)に勝利

紀元前432年 アクロポリスにパルテノン神殿が完成

紀元前431年 ペロポネソス戦争勃発(アテネ対スパルタ)

紀元前404年 スパルタ軍がペロポネソス戦争に勝利

マケドニアによる支配

紀元前338年 マケドニアによるギリシア支配開始

紀元前334年 当時マケドニアを率いていたアレクサンドロス大王の死によってギリシア領土を含む巨大な帝国が分裂

ローマ・ビザンティン王国による支配

紀元前31年 ローマ帝国が地中海諸国を統一したことを機にギリシアはローマの属州へ

395年 ビザンティン帝国による支配開始

オスマン帝国による支配からギリシア王国の成立

1503年 オスマン帝国がビザンティン帝国に勝利したことを機にギリシア全土を支配

1821年 オスマン帝国からの独立戦争

1830年 ギリシア独立

1833年 ギリシア王国成立

1917年 第1次世界大戦に参戦

1940年 第2次世界大戦に参戦

1941年 ナチスドイツによる占領(1944年まで)

1973年 ギリシア共和国の誕生

ギリシアの通貨および両替事情

ユーロ紙幣
ユーロ紙幣

通貨について

ギリシアの基本通貨はユーロ(EUR)で、ユーロという単位を用いて表記されるのが一般的です。2020年8月現在、1ユーロあたりの両替レートは約125.16円です。

紙幣は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロの7種類。硬貨は1ユーロ、2ユーロ、および1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セントの合計8種類が存在します。

両替について

日本円からユーロへの両替は、空港や銀行をはじめ街中の両替所、一部の郵便局や旅行会社、観光客向けの大型ホテルなどで行えます。

レートや手数料は両替する場所によって異なりますが、空港やホテルのレートは非常に悪い傾向にあるため、日本を出国する前に必要な現金をあらかじめ両替しておくことをオススメします。

また、街中の両替所や旅行会社では高額な両替手数料をとられることがあるので、見せかけのレートだけでなく、両替にかかる手数料もしっかりと意識したうえで両替する場所を選ぶことを心がけましょう。

ギリシアの気候

ミルトスビーチ
ミルトスビーチ

エーゲ海に面し、「太陽の国」という異名を持つことで知られるギリシア。

バルカン半島の南端に位置し、エーゲ海、イオニア海、地中海などの美しい海に3方を囲まれているこの国には、約3,300におよぶ離島が点在しているといわれ、サマーシーズンを中心に国内外から多くの人々がバカンスに訪れる、世界屈指のリゾート地です。

「離島のリゾート地」と聞くと沖縄やハワイのような常夏の楽園をイメージする方が多いと思いますが、山地が多く海岸線が複雑に入り組んでいるギリシアには日本のような四季が存在し、東京の真冬並みの寒さを記録する地域もあります。

地中海性気候に属していることから年間を通じて温和で過ごしやすい傾向にありますが、訪れる地域によりその特徴が大きく異なるので注意が必要です。

春(4〜5月)

美しい草花が咲き誇り、春らしい陽気に恵まれるこの時期は、ギリシア観光に最適なシーズンです。

一般に、ギリシアを訪れるためのベストシーズンは6〜9月と言われていますが、平均気温が20度前後と過ごしやすく、人気の観光スポットも比較的空いている4〜5月は、観光地の混雑を避けて旅行を楽しみたい方にとてもオススメな時期です。

ページ下部の【ギリシアの年間イベント情報】でも紹介しますが、この時期には復活祭(イースター)やメーデーに関わる休暇があるため、旅行期間と現地の休暇が重なる場合、公共交通機関や商店、観光地に関する情報を事前に確認しておく必要があります。

また、復活祭が絡む休暇の期間中は観光地が非常に混雑するため、ホテルの宿泊料金が高騰します。なるべく人混みを避けて、快適に観光を楽しみたい方は、これらの情報を踏まえたうえで日程を決めるのが良いでしょう。

夏(6〜8月)

ギリシアの夏は、晴天が続き強烈な日差しが照りつける一方で、湿度が低く乾燥しているため、最高気温が30度以上を記録する日でも日陰に入れば汗が引くほど涼しいのが特徴です。

地中海およびエーゲ海沿岸は、雨がほとんど降らないため観光のピークシーズンを迎えます。

エーゲ海クルーズや海水浴を目的とした旅行には最適ですが、遺跡巡りのように直射日光の下で長時間歩き続けるようなアクティビティーは熱中症を招く危険性もあるので、こまめに休憩を挟んだり頻繁に水分補給を行うなど、意識的な対策を施しながら無理のないペースで楽しむことを心がけましょう。

秋(9〜10月)

夏の暑さが徐々に和らぎはじめ、まだまだ天気の良い日が続くことから、ビーチリゾートと遺跡巡りの両方を楽しむことが可能です。

この時期は、書き入れ時を終えたホテルやレストランが日を追うごとに休業し始めるので、訪れてみたいホテルがある場合はフライトやツアーを予約する前に営業期間を必ず確認しておく必要があります。

10月以降には気温が一気に冷え込み、本格的な秋の足音が聞こえてきます。

現地の朝市には、ザクロやブドウをはじめとする果物、木の実や香草などの新鮮な食材が並ぶほか、街中のレストランではジャガイモやタマネギなど旬の野菜を使用した郷土料理が提供されます。

風がとても気持ち良い季節なので、カフェやレストランを訪れる際は、ぜひテラス席に座って素敵な風景と旬の味覚の両方を堪能して下さいね。

冬(11〜3月)

冬の時期は、1年で最も降水量が多く曇りの日が多いため、遺跡をゆっくりと観光するのにオススメです。

首都アテネでも最低気温が1桁となる日がありますが、日中は東京の春先ほどの暖かさを感じることが多く、ホテルの宿泊料金も繁忙期に比べ割安となるので、お得に旅行を楽しみたい方は冬の時期が狙い目でしょう。

観光に適した服装

家族旅行 イメージ
家族旅行 イメージ

ギリシアを訪れる場合の服装は、日本の四季に合わせたものを想像していただくと分かりやすいと思います。

春から夏にかけて訪れる場合は、薄手のカーディガンやボタン付きのシャツなど軽く羽織れるものを持っていくと便利でしょう。夏の最高気温は30度以上に達することが多く非常に暑いですが、日本に比べ湿度が低いのでカラッとしていて過ごしやすい印象です。

晴天の日が続き、日差しが非常に強いため帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策アイテムを忘れずに持って行くようにしましょう。

また、秋は朝晩を中心に肌寒く感じることがあるので、薄手のコートやジャケットを持ち歩くことをオススメします。冬は、フリースやセーターなどの暖かい装いに加え、カジュアルに着こなせるコートなどがあると良いでしょう。

ギリシアの治安

アテネの街並みとフィロパポスの丘
アテネの街並みとフィロパポスの丘

ギリシアの治安は、ヨーロッパ諸国では比較的安定している傾向にありますが、主に首都アテネをはじめとする都市部を中心に旅行者をターゲットにしたスリやひったくりなどの軽犯罪による被害が多発しているため、貴重品を含む手荷物の管理には十分注意が必要です。

特に、空港やシンタグマ広場、アクロポリス周辺、プラカ地区など旅行者が多く集まる場所での被害が多く報告されているので、狙われやすい行動をとるのはなるべく避けましょう。

スリやひったくり

窃盗犯は、多くの人々が集まるイベントや公共交通機関など、混雑に乗じて逃げることができる条件があらかじめ整っている環境で犯行に及ぶことが多いです。

犯人は単独の場合もありますが、複数人でターゲットを取り囲んで、貴重品を盗むという事例も頻繁に報告されています。荷物の管理は徹底することを心がけて下さい。

そのほかにもニセ警官や悪徳旅行会社による詐欺、悪徳バーによるボッタクリなど、さまざまなケースに潜んでいることがあります。少しでも怪しいと感じたら遠慮せずに「NO!」と言いましょう。

ギリシア旅行の見どころ

ギリシア全土に点在する世界遺産の数々

パルテノン神殿
パルテノン神殿

古代から高度な文明が発達し、人類の誕生から文字の発達、思想、芸術、文学、宗教、建築に至るまで大きな影響を与え、現代文明の歴史を語るうえで欠かせない国としてお馴染みの国、ギリシア。

その歴史は、古代エジプトとほぼ同時代にあたる紀元前3,000年頃までさかのぼるそうで、国内各地には古代文明の繁栄ぶりをうかがわせる貴重な遺跡群から、ビザンティンおよび中世時代の面影を残す歴史的な建造物や街並みなど、さまざまな見どころが点在しています。

現在、ギリシアでユネスコの世界遺産として登録されている場所は計18ヵ所で、文化遺産16ヵ所、複合遺産2ヵ所で構成されています。

以下では、ギリシア国内に位置する世界遺産をエリアごとにまとめて紹介しているので、世界遺産巡りを楽しむためのルートや具体的なスケジュールを立てる際に参考にしてみては。

また、オシオス・ルカス修道院、ダフニ修道院、およびネア・モニ修道院は、ビザンティン時代に描かれた貴重なモザイク画が残る修道院群として世界文化遺産に同時登録されていますが、それぞれが離れた場所に位置しているので、1つずつ分けて紹介します。

アッティカ地方

アクロポリス遺跡(1987年登録)
ダフニ修道院(1990年登録)

マケドニア・トラキア地方

フィリピ遺跡(2016年登録)
アトス山(1988年登録)
ヴェルギナの遺跡(1996年登録)

テッサリア・中央ギリシア地方

テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群(1988年登録)

ペロポネソス・西ギリシア・イオニア地方

ミケーネとティリンスの古代遺跡(1999年登録)
オリンピア遺跡(1989年登録)
エピダウロス遺跡(1988年登録)
バッセのアポロ・エピクリオス神殿(1986年登録)
ケルキラの旧市街(2007年登録)
ミストラ遺跡(1989年登録)

テッサリア・中央ギリシア地方

メテオラ(1988年登録)
デルフィ遺跡(1987年登録)
オシオス・ルカス修道院(1990年登録)

エーゲ地方

ネア・モニ修道院(1990年登録)
ロドス島の中世都市(1988年登録)
ディロス島(1990年登録)
サモス島のピタゴリオとヘラの神殿(1992年登録)
パトモス島の神学者聖ヨハネ修道院と聖ヨハネの洞窟の歴史地区(1999年登録)

エーゲ海に浮かぶ島々の可愛い街並みを散策する

イアの街並み
イアの街並み

ギリシアには、訪れるだけでワクワクするような可愛い町が点在しています。

オレンジ色の屋根と白壁の建物がひしめく町、パステルカラーの建物が街全体を彩る可愛らしい町、イタリアを思わせる独特な景観が素敵な町など、まるで映画の世界に入り込んだかのような町の数々は、訪れる者すべてを幸せな気分へと導きます。

なかでも、エーゲ海に浮かぶ有名リゾート地であるサントリーニ島やミコノス島は、白壁の建造物と石畳の小路や青い海のコントラストが美しいと評判で、日本からも毎年多くの観光客が訪れています。

また、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」の舞台でお馴染みのスコペロス島も、素敵な街を散策するのに最適な観光地として知られています。

目的地を定めて観光するのも良いですが、あえてインスピレーションだけを頼りに街歩きをしてみるのも楽しいでしょう。

地図やスマートフォンを頼りに歩いていたら見逃してしまうような可愛いブティックや、1点物のハンドメイドアクセサリーを販売するお店、隠れ家のようなカフェを見つけるかもしれませんね。

地中海の国ならではのバラエティー豊かな郷土料理

ギリシア料理 イメージ
ギリシア料理 イメージ

2010年にイタリア、フランス、スペインをはじめとする地中海沿岸諸国とともに「地中海の食事」としてユネスコの無形文化遺産に登録された、ギリシア料理。

地中海諸国の伝統的な食事スタイルとは、チーズやヨーグルト、オリーブをはじめとする季節の生野菜と果物、穀物など植物性食品を毎日食べます。卵や鶏肉、魚介類、お菓子は週に数回、その他肉類は月に数回程度です。食事とともに適度なワインを楽しむという健康的な食べ方を意味し、健康寿命を延ばす効果があるため近年注目を集めています。

主に地中海料理の1種として親しまれているギリシア料理ですが、トルコやレバノンなど東地中海地方の料理との共通点も多いのが特徴で、マケドニア・トラキア地方やイオニア諸島の食文化には、歴史的な影響が顕著に現れています。

代表的な郷土料理

地中海の風土が育んだ新鮮な食材をシンプルに味付けしたギリシアの郷土料理は、とても食べやすく美味しいため、日本にも多くのレストランを構えています。

代表的な料理として親しまれているのは、前菜の定番タラモサラタ(taramosalata)やサガナキ(saganaki)、新鮮なイカをシンプルに揚げたカラマリア(kalamaria)、串に刺した肉の炭火焼きスブラキ(Souvlaki)、ナスとトマトの相性が抜群な野菜料理ムサカ(Moussaka)などが挙げられます。これらのほかにも、ギリシアには美味しいグルメがたくさんあります。

現地を旅行で訪れる際は、ぜひ色々な郷土料理を食べてギリシア料理の魅力を心ゆくまで堪能して下さい。

3,500年の歴史を持つギリシアワイン

ワイン イメージ
ワイン イメージ

ヨーロッパでワインの生産が盛んな国といえば、イタリアやフランスを想像する方が多いと思います。

普段あまりワインを飲まないという方でも、これらの国の代表的な生産地であるブルゴーニュやボルドー、トスカーナといった地名はご存知ではないでしょうか。

これに対し、ギリシア産のワインは、まだまだ比較的流通量が少ないため、イタリアやフランスほどの知名度に及ばないのが現状です。しかしながら、古代ギリシアとワインのつながりは深く、紀元前2,000年頃には既にその生産が行われていたといわれています。

約3,500年以上にわたりワインの生産が行われているギリシアですが、現代においてワイン造りの発展が遅れたのは、中世から近世にかけて翻弄(ほんろう)された歴史に原因があり、これまであまり注目を浴びることはありませんでした。

ギリシアワインが国際的に評価され始めたのは1980年代以降で、意外と最近であることが分かります。

それまでのギリシアワインといえば、独特なクセのある印象が強かったそうですが、ワインルネッサンスを機に大きな発展を遂げ、近年では国際コンクールでも多くの賞を受賞するまでに成長し、国際的な需要も拡大し続けています。

古代から親しまれているブドウの固有品種は約300種を超え、生産地域ごとに異なる幅広い味わいが評判です。

主な固有種

【赤】
クシノマヴロ(Xinomavro)/マヴロダフニ(Mavrodaphne)/アギオルギティコ(Agiorghitiko)/マンディラリア(Mandilaria)

【白】
アシリ(Athiri)/サバティアーノ(Savatiano)/ロディティス(Roditis)/アシルティコ( Assyrtiko)

ギリシアワインの4大生産地

サントリーニ島/クレタ島/ギリシア北部/ペロポネソス半島

テレビやSNSで話題の絶景スポットを訪れる

サントリーニ島
サントリーニ島

思わずため息が出てしまうような、絶景スポットを数多く有することから、テレビ番組やSNSなどで話題のギリシア。

この国は、奇岩の上に築かれた天空の修道院群、中世の趣を色濃く残す旧市街、かつての繁栄を物語る古代遺跡など、歴史的な見どころが非常に充実しています。素朴な田舎風景、隠れ家のような小さな島、海外セレブが集うリゾートアイランドなど、訪れる地域によって全く異なる景観を有することで知られています。

なかでも、サントリーニ島はテレビやSNSで頻繁に紹介されている人気リゾート地で、その絶景を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れます。

旅行会社のホームページやインスタグラムでよく見る絶景のほとんどは、サントリーニ島北部に位置するイア(Oia)に集中しています。

特に、「ふたつのブルードームの教会」、「アギオス・ニコラオス要塞(ようさい)」の2ヵ所は、島内屈指の人気を誇る絶景スポットとして有名なので、サントリーニ島を訪れる際はぜひ足を運んでみて下さいね。

定番スポット10選

アクロポリス遺跡(アテネ)

アクロポリス遺跡
アクロポリス遺跡

アクロポリスは「高い丘の上の都市」を意味し、かつて都市国家の侵略を防ぐ要塞および神々の住む場所として神殿を捧げた聖域としての役割を担っていたとされる、ギリシア古代遺跡のハイライトと呼べる世界遺産です。

高さ約70m、全周約800mの丘の上に位置し、出入口が設けられている西側を除き、3方は断崖絶壁に囲まれています。

紀元前13世紀頃から壁が築かれ、ドーリア人の侵入を防ぐための要塞として利用されていたそうですが、聖域として機能し始めたのは紀元前8世紀頃です。最盛期を迎えた紀元前5〜4世紀頃に現在のパルテノン神殿の前身、古パルテノン神殿が建てられたといわれています。

アクロポリスは、古パルテノン神殿の完成後にペルシア戦争によって破壊される運命をたどりましたが、最盛期の再建計画に基づいて、現在のパルテノン神殿を含む神殿の数々が再び建造されていきました。

主な見どころ

パルテノン神殿/プロピレア(前門)/アグリッパの台座/ブーレの門/アテナ・ニケ神殿
アテナ・プロマコス像/アルテミス・ブラウロニアの聖域

アクロポリス遺跡(Acropolis of Athens)

アクロポリス遺跡(Acropolis of Athens)

ギリシャ 〒105 58 アテネ

9

ディオニソス劇場(アテネ)

ディオニソス劇場
ディオニソス劇場

ディオニソス劇場は、酒と演劇の神ディオニソス(別名:バッカス)の聖域に造られたギリシア最古の劇場で、アクロポリスの南側に位置しています。

1万5,000人の観客を収容できる大きな劇場で、建設当初は木造だったそうですが、紀元前4世紀に大理石造りに改修されました。

この劇場では、毎年「ディオニソス祭」が開催され、アテネ三大悲劇詩人として知られるアイスキュロスやソフォクレス、エウリピデスの悲劇をはじめ、アリストファネスの喜劇などが上演されていたといわれています。

ローマ皇帝・ネロの時代に大規模な改築が行われたため、古典期の姿は確認出来ませんが、半円形の舞台後方に残る見事な彫刻像やレリーフ、最前列に設けられた背もたれのある大理石の貴賓席は必見です。

ディオニューソス劇場(Theatre of Dionysus)

ディオニューソス劇場(Theatre of Dionysus)

Mitseon 25, Athina 117 42 ギリシャ

2

無名戦士の墓(アテネ)

無名戦士の墓
無名戦士の墓

無名戦士の墓は、トルコによる約400年におよぶ支配から独立を勝ち取るために行われた独立戦争での戦死者および行方不明者や、それ以降に起こった数々の戦争で犠牲となった兵士たちの慰霊を目的に、1932年に造られた記念碑です。

碑の表には、死の床に横たわる兵士の姿が彫られ、その両脇にはギリシア語でそれぞれ「英雄たちにとっては、世界中どこでも彼らの墓となりうる」および「伏している無名の戦士のために、空のベッドが運ばれてくる」と刻まれています。

民族衣装に身を包んだ衛兵が立ち、1時間ごとに交代をしながら墓を見守っています。

日曜日の10時50分から行われている衛兵交代式は大規模で迫力があるため、普段よりも多くの観光客が集まります。混雑するため、30分前には到着して良い場所を確保しておくことをオススメします。

無名戦士の墓( Tomb of the unknown soldier)

無名戦士の墓( Tomb of the unknown soldier)

Leof. Vasilisis Amalias 133, Athina 105 57 ギリシャ

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デルフィ遺跡(デルフィ)

デルフィ遺跡
デルフィ遺跡

デルフィ遺跡は、かつて「世界の中心」としてギリシア全土の人々の信仰を集めていた古代ギリシアの聖域で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

この遺跡は、紀元前8世紀からデルフィが破壊される4世紀頃までアポロンの神託(神のお告げ)が行われていたアポロン神殿を中核とする神聖な地です。古代ギリシアの人々はこの場所で神託を受け、さまざまな意思決定を行っていたといわれています。

敷地内には、いくつかの列柱と土台を残す神殿、アテネがマラトンの戦いでペルシア軍に勝利した際に感謝の印としてアポロンに捧げられた宝庫、紀元前478年にサラミス島の海戦でペルシアから勝ち取った戦利品が並べられていた場所など、当時の繁栄ぶりを感じさせる見どことが多くあります。

神殿の前室地下から発見された石「大地のヘソ」を含む、貴重な発掘品の多くはデルフィ考古学博物館に展示されているので、あわせて訪れることをオススメします。

主な見どころ

アポロン神殿/アテナ・プロナイアの神域/ブレフテリオン/アテネ人の宝庫/シフノス人の宝庫
アテネ人の柱廊/カスタリアの泉/古代劇場/競技場/スタジアム

デルフィ遺跡(Delphi Ruins)

デルフィ遺跡(Delphi Ruins)

Delphi, Fokida

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シップレック・ビーチ(ザキントス島)

シップレック・ビーチ
シップレック・ビーチ

シップレック・ビーチ(通称:ナバギオビーチ)は、イオニア諸島の最南端に位置するザキントス島の人気観光スポットです。

ザキントス島は、かつてヴェネツィアの支配下で繁栄し、「東方の花」と称されたことで知られる自然豊かな島で、島全体がオリーブやブドウ、アーモンドなどの木々で覆われているのが特徴です。

島には、ヴェネツィア時代の要塞をはじめ、博物館や教会、青の洞窟など、さまざまな観光スポットがあります。なかでも島内最大の見どころとして親しまれているのが、シップレック・ビーチです。

石灰岩の断崖に囲まれた絶景は、ジブリ映画「紅の豚」のワンシーンに登場した秘境ビーチを思わせます。

ポルト・ヴロミ(Porto Vromi)とビーチ間を往復しているボート、もしくはアギオス・ニコラオスなどから多数運航している遊覧船を利用してアクセスすることが可能です。

また、ヴォリメスまたはアナフォニトリアから山道を上っていくと、崖の上からビーチを一望できるポイントにたどり着くので、壮大な自然が創り出した神秘の絶景を一目見てみたいという方はぜひ足を運んでみて下さい。

シップレック・ビーチ(Shipwerck Beach)

シップレック・ビーチ(Shipwerck Beach)

ギリシャ ナヴァイオ海岸

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ミコノス島の風車(ミコノス島)

ミコノス島の風車
ミコノス島の風車

サントリーニ島と並ぶ、エーゲ海屈指のリゾート地として世界的な知名度を誇るミコノス島。

この島は「エーゲ海の島の代名詞」と称される人気観光地として親しまれ、毎年日本からも多くの観光客が訪れています。そのため、旅行会社の広告やSNSで、その存在を知ったという方も少なくないでしょう。

ミコノス島と聞いて、最初に思い浮かぶのはどんな景色ですか。

真っ白な街並み、迷路のような路地、エーゲ海を見渡す白浜のビーチなど、これら全てがミコノス島の魅力を構成しているのですが、この島の景観に欠かせない存在として、大きな役割を果たしているのが、島内各地に点在している風車です。

現在、島内には合計16基の風車がありますが、そのうち7基は主要観光スポットが集まる中心部として知られるミコノス・タウンに位置しています。

これらは、海上から吹き付ける強い風を利用した小麦の製粉を目的に使用されていたそうで、16世紀頃ベネツィア人によって築かれた後、約400年間にわたって稼働し続けたといわれています。

最も有名な風車は「アノ・ミリの丘の風車」および「6つの風車」で、それぞれアクセスが便利な立地なので、ぜひ足を運んでみて下さいね。

6つの風車(6 windmills)

6つの風車(6 windmills)

Tria Pigadia,Mykonos town Greece

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アノ・ミリの丘の風車(Agricultural Museum- Mylos tou Boni)

アノ・ミリの丘の風車(Agricultural Museum- Mylos tou Boni)

ギリシャ 〒846 00, Mikonos

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ふたつのブルードームの教会(サントリーニ島)

ふたつのブルードームの教会
ふたつのブルードームの教会

サントリーニ島北端の小さな町イア(Oia)に位置する教会で、島内随一の絶景ポイントとして知られています。

サントリーニ島には、白壁と青い屋根が特徴の教会(通称:ブルードーム)がいたるところに点在しているため、訪れる際は正確な位置情報を事前にしっかりと確認しておく必要があります。

イアの町は、さほど入り組んだ造りをしていないため、あらかじめ拠点を決めておくと道に迷わずに観光を楽しむことができるでしょう。

ふたつのブルードームの教会へ行く場合は、イア中心部のメインスクエアを拠点に移動するのがオススメです。具体的なアクセス方法は簡単で、メインスクエアに位置する教会を背に海の方角へ進み、すぐ右へ曲がって110mほど先の左手に見える階段を降りれば目的地へとたどり着けます。

鮮やかなパステルブルーのドームと真っ白な街並みによる絶景は、見る者すべてを魅了します。

海の青とのコントラストが美しい日中の観光も良いですが、空が色鮮やかに染まる夕暮れ時も非常に魅力的なので、現地での滞在時間に余裕のある方は、時間帯ごとに異なる絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

青い屋根の教会(Church with blue roof)

青い屋根の教会(Church with blue roof)

Oia 847 02 ギリシャ

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古代コリントス遺跡(コリントス)

古代コリントス遺跡
古代コリントス遺跡

古代都市・コリントスは、旧コリントス(パレア・コリントス)と呼ばれ、現在のコリントス市街から内陸に8kmほど入った場所に位置しています。

ギリシア本土とペロポネソス半島の中間地点に位置しているため、古くから航路の要地として重要な役割を果たし、紀元前7世紀を中心に商工業都市として大きく発展した歴史を持ちます。

いち早く僭主制(せんしゅせい)を導入し、造船分野でも三橈漕船(さんどうそうせん)を開発しました。西方への海上貿易を独占状態へと持ち込むほど栄えていたそうで、主にオリーブオイルやワイン、陶器、金細工などを輸出していたといわれています。

アテネの発展に伴い、紀元前2世紀頃に1度衰退しました。しかし、ローマのカエサルによって再建されたのち、古代ローマ時代に属州の州都として再び繁栄しました。

遺跡は古代からローマ時代に建てられたものですが、現在残る見どころの大部分はローマ時代のもので、その中でも紀元前6世紀に建てられたとされるアポロン神殿は「ギリシアに現存する最も古い神殿の1つ」としてひときわ存在感を放っています。

主な見どころ

アポロン神殿/古代劇場/ローマ時代の音楽堂/グラウケの泉/ピレーネの泉
エウリクレスの大浴場/南ストア(南柱廊)/アゴラ

古代コリントス遺跡(Ancient Corinth)

古代コリントス遺跡(Ancient Corinth)

ギリシャ 〒201 00 コリントス

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オリンピア遺跡(オリンピア)

オリンピア遺跡
オリンピア遺跡

オリンピック発祥の地として知られるオリンピア郊外に位置する古代遺跡で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

この地では、紀元前776年からローマ時代にあたる393年までの約1,200年間にわたり、4年に1度中断することなく競技会が開かれていたそうで、開催期間中は都市国家も休戦を結んで競技に参加していました。

競技に参加出来るのは健康で成人年齢に達したギリシア人男性のみで、女性や子ども、奴隷による会場への立ち入りは禁じられていました。これは、同競技会が全能の神ゼウス(男)へ捧げる大祭と行われていたことが理由だそうで、当時は不正を防ぐために全裸で競技が行われていたといわれています。

広大な遺跡はギリシアで最も重要とされるゼウスの神域にあり、スタジアムや宿泊所をはじめ、オリンピックに参加した選手が宣誓した場所などの興味深い見どころが点在しています。

また、近代オリンピックの聖火は、この遺跡の敷地内に紀元前7世紀頃に建造されたギリシア最古の神殿であるヘラ神殿から、古代の儀式と同様な方法で採火されることで知られています。

ローマ皇帝・テオドシウスの異教禁止令により、393年にオリンピックが廃止されてから衰退の一途をたどり、6世紀以降には大地震や川の氾濫が発生したため地中に埋まってしまいましたが、1875年に発掘され、その全貌が明らかになりました。

主な見どころ

ゼウス神殿/レオニデオン(宿泊所)/プリタニオン(迎賓館)/フィリペイオン/パレストラ(闘技場)
フェイディアスの仕事場/ヘラ神殿/ゼウスの祭壇/ブレウテリオン(評議会場)

オリンピア遺跡(Archaeological Site of Olympia)

オリンピア遺跡(Archaeological Site of Olympia)

Archaia Olympia 270 65 ギリシャ

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メガロ・メテオロン修道院(メテオラ)

メガロ・メテオロン修道院
メガロ・メテオロン修道院

メガロ・メテオロン修道院(別名:メタモルフォシス修道院)は、14世紀にアトス山から移り住んだ修道士アタナシオスにより開かれた、メテオラ最大規模の修道院です。

同修道院は、高さ613mのプラティ・リソス(Platys Lithos)と呼ばれる幅広の岩の上に位置しています。教会内部には、イエス・キリスト、使徒ルカス、大天使ミハエル、預言者ミハエルなどの壁画が描かれているほか、写本やフレスコ画などの宝物コレクションを保存する博物館も併設されています。

メガロ・メテオロン修道院(Great Meteor Monastery)

メガロ・メテオロン修道院(Great Meteor Monastery)

Megalo Meteoro Monastery, Kalabaka 422 00 ギリシャ

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ギリシアのおすすめホテル10選

アテネ ユートピア エルム(Athens Utopia Ermou)


基本情報
【住所】46 Ermou,プラカ,アテネ,ギリシャ,10563
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

アテナエウム インターコンチネンタル(Athenaeum Intercontinental)


基本情報
【住所】89-93 Syngrou Avenue,ネオス コスモス,アテネ,ギリシャ,1745
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

グランド ハイアット アテネ(Grand Hyatt Athens)


基本情報
【住所】115, Syngrou Avenue,ネオス コスモス,アテネ,ギリシャ,11745
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エレクトラ メトロポリス ホテル(Electra Metropolis Hotel)


基本情報
【住所】Mitropoleos 15,プラカ,アテネ,ギリシャ,10557 
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エレクトラ パレス ホテル アテネ(Electra Palace Hotel Athens)

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基本情報
【住所】18-20 N.Nikodimou street,プラカ,アテネ,ギリシャ,10557
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

シークレット パラダイス ホテル&スパ(Secret Paradise Hotel & Spa)


基本情報
【住所】Georgiou Papandreou 9-11. N.Kallikratia,カリクラティア,ハルキディキ,ギリシャ,63080
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

ロカンディエラ(Locandiera)


基本情報
【住所】Ioannou Gennata 8,コルフ,コルフ,ギリシャ,49100
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

アスィナ ラグジュアリー スイーツ(Athina Luxury Suites)


基本情報
【住所】Fira Santorini,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

オン ザ クリフ(On the Cliff)


基本情報
【住所】Fira Cyclades,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エクスクルーシブ プラン プライベート スイーツ(Exclusive Plan Suites)


基本情報
【住所】Firostefani,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

ギリシアの年間イベント情報

1月

主顕現祭/1月6日

ギリシア語で「テオファニア」と呼ばれる宗教行事で、毎年1月6日に祝われています。

主顕現祭は、イエス・キリストがヨルダン川で洗礼を受けたことを祝福する記念日で、国内各地で水を清める儀式が行われます。

司教が海や川に投げ入れた十字架を獲得すると幸せが訪れるといわれ、毎年多くの若者たちが冬の海に飛び込みます。形は異なりますが、ゲンを担ぐという意味では兵庫県の西宮神社で毎年行われている「福男選び」に近いような印象です。

なかでも首都アテネ近郊に位置するピレウス港の祭りは、非常に有名で多くの人々で賑わいます。

3月

聖灰月曜日

ギリシア料理「タラモサラタ」
ギリシア料理「タラモサラタ」

聖灰月曜日は、ギリシア語で「カサラ・デフテラ」と呼ばれる移動祝祭日です。

この日は、復活祭を祝うまでの節食期間の始まりの日とされ、肉はもちろん乳製品や卵などの動物性タンパク質を含む食材を断ち、海鮮類や野菜を中心とした食事をするのが習慣です。

海鮮類といっても、魚のような血が出る食材を食べることは禁じられており、タコ・イカ・エビ・貝などを使用した料理を楽しむのが一般的です。

塩漬けにした魚卵とニンニクを、パンまたはジャガイモと練り合わせて作るギリシア料理「タラモサラタ」や伝統的なギリシアパン「ラガナ」は、聖灰月曜日の定番料理として親しまれています。街中のレストランでも簡単に見つけることができるので、ぜひ食べてみて下さい。

また、凧揚げをする習慣もあるので、各地の高台や海辺を訪れる際は空を見上げてみてはいかがでしょうか。

独立記念日/3月25日

独立記念日は、「自由か、さもなければ死を」をスローガンに掲げています。約400年間にわたってギリシアを支配し続けた、オスマン帝国からの独立を巡る戦争宣言が行われた1821年3月25日を記念する国民の祝日です。

当日は、独立を祝うギリシア国旗が町中を彩り、華やかなお祝いムードに包まれます。

首都アテネをはじめ、国内各地の主要都市では記念式典や軍事パレードが開催されるので、この日にギリシアを訪れる場合は式典やパレードを見学してみてはいかがでしょうか。

4月

聖金曜日

聖金曜日は、十字架に架けられて天に召されたイエス・キリストの受難と死を記念するキリスト教における祭日の一種です。

キリスト教では、復活祭前日までの1週間を聖週間と呼び、イエス・キリストのエルサレム入場(日曜日)からキリストの遺骸が墳墓に安置せられた日(聖土曜日)までの期間に、さまざまな行事が催されます。

ギリシアでは、聖金曜日の夜にエピタフィオスと呼ばれる儀式用の布を被せた棺(ひつぎ)を担ぎながら教会周辺の通りを練り歩く儀式が国内各地で行われます。その翌日にあたる聖土曜日の深夜には、イエス・キリストの復活を祝うために多くの人々が教会に集まるといわれています。

復活祭

イースター
イースター

復活祭(別名:イースター)は、イエス・キリストの復活を記念するキリスト教の重要行事です。日本を含む諸外国では「イースター」として親しまれていますが、ギリシアでは「パスカ」と呼ばれています。

春分の日の後に訪れる最初の満月の次の日曜日に祝うのが一般的ですが、実際に祝う日付はキリスト教の宗派により異なります。

プロテスタントやローマ・カトリックは、グレゴリオ暦を採用する西方教会に所属している一方で、ギリシアが国教として定めているギリシア正教はユリウス暦を採用する東方教会(正教会)に所属しているため、西欧諸国に比べ1週間遅く復活祭を祝うのが特徴です。

現地では家族や親戚と集まって過ごすのが一般的で、イースターの定番料理である羊の丸焼きをはじめ、羊のモツ料理「ココレッチ」、香草や葉物野菜と羊のモツを煮込んだ「マギリッツァ」などのご馳走を楽しみます。

ギリシアでは、首都アテネを中心にイースター当日でも営業しているレストランが多く、定番のイースター料理などを気軽に楽しめるので、この時期に旅行する場合はぜひ本場の羊料理をお楽しみ下さい。

聖金曜日からイースターの翌月曜日までの4日間が連休となり、お店や公共機関をはじめ遺跡や博物館の営業時間が不規則になる場合があります。この時期に現地を訪れる予定の方は、観光地に関する情報を事前に確認したうえで旅行のスケジュールを立てることをオススメします。

5月

メーデー/5月1日

メーデーは、毎年5月1日にギリシアを含む世界80ヵ国以上で祝われている国際的な労働者の祭典です。

現地では、バスや路面電車、地下鉄、郊外鉄道などの公共交通機関が終日運休、もしくはストライキを理由に運行停止となることが多く、各地で抗議デモが開催されるため、この日を旅行期間に含む場合は注意が必要です。

6月

聖霊降臨祭翌月曜日

聖霊降臨祭は、復活祭にあたる日から49日後に祝われるキリスト教徒にとって非常に重要な祝祭日のひとつです。

これは、新約聖書のエピソードに由来するもので、イエス・キリストが復活および昇天した後に集まって祈りを捧げていた120人の信者の上に、神からの聖霊が降ったという出来事を記念しています。

ギリシアでは、聖霊降臨祭の翌月曜日を国民の休日として定めています。

8月

聖母被昇天祭/8月15日

霊魂と肉体を伴って天国へと召し上げられた聖母マリアの栄光を祝福するお祭りで、毎年8月15日に祝われています。

聖母被昇天祭は、宗派にかかわらずキリスト教を信仰する人々のあいだでクリスマスやキリスト昇天祭と同様に大切にされている重要な日です。

現地では人々が地元へ帰省する日として親しまれているため、聖母被昇天祭の前日を中心に各地の空港をはじめ、フェリーターミナルや高速道路が非常に混雑します。

公共機関はもちろん休業となる店舗も多いので、この日を旅程に含む場合は注意が必要です。

9月

スパルタスロン

スパルタスロンは、1983年から毎年9月下旬に開催されているウルトラマラソン大会です。

首都アテネからスパルタまでの246kmを36時間の制限時間以内に不眠不休で走行するという、想像するだけでも過酷極まりない条件下で行われるのが特徴です。舗装路からトレイル、標高約1,200mの山岳路によって構成されているハードなコース設定で知られています。

この大会は紀元前5世紀の第1次ペルシア戦争の際に、アテネ軍の伝令フィディデスが援軍を求めるためにスパルタまで走ったという史実を再現したものです。とても壮絶であるにもかかわらず、毎年日本からも多くの人々が参加しています。

2018年に行われた「第36回スパルタスロン」には、開催国であるギリシアに次いで2番目に多い、58名の日本人がエントリーしたそうで、石川佳彦氏が22時間55分13秒のタイムで大会史上3人目の日本人優勝者として輝きました。

10月

国家記念日/10月28日

国家記念日(通称:参戦記念日)は、ギリシアが第2次世界大戦に参戦したことを記念する国民の祝日です。

この記念日は、1940年10月28日にムッソリーニ率いるイタリア軍がギリシアに侵入し、占領することを目的に国土自由通過権を要求した際に、ギリシアのメタクサス将軍および国民が即時に拒否しました。同日に勃発したイタリア軍との激戦で圧倒的に勝利し、アルバニア後方へと撤退追い込んだ出来事に由来しているそうで、参戦を祝福するというよりも、「国民が祖国の自由を守るために戦ったこと」を記念する日として親しまれています。

11月

テッサロニキ映画祭

マケドニア映画教会の主催により、ギリシア北東部の港湾都市・テッサロニキで毎年11月に開催されている映画祭です。

この映画祭の歴史は1960年までさかのぼり、開催当初はギリシア映画限定の国内向け映画祭として親しまれていたそうですが、1992年に国際部門を設けて以来、世界各国の映画も上映されるようになりました。

近年では、日本映画を含む約200作品が上映されており、高橋陽一郎監督の「水の中の八月」、杉森秀則監督の「水の女」が最優秀作品賞を、竹内洋介監督の「種をまく人」が最優秀監督賞および最優秀女優賞をダブル受賞し、注目を集めています。

アテネ・クラシックマラソン

アテネ・クラシックマラソンは、首都アテネで毎年11月の第2日曜日に開催されている国際的なマラソンイベントです。

現在では、誰もが知る陸上競技の人気種目としてお馴染みの「マラソン」ですが、その名は古代ギリシアの故事に記されている紀元前450年の出来事に由来しているといわれています。

フルマラソンの走行距離として知られる42.195kmは古代マラソンに直接関係するものではなく、1908年にイギリスの首都ロンドンで開催された第4回オリンピック大会で使用されたコースの長さが、1924年以降正式に採用されたものだそうです。

アテネ・クラシックマラソンでは、1896年に開催された第1回オリンピック大会のマラソンコース(アテネ〜マラトン間)を実際に走ることが可能で、フルマラソンに加え10kmおよび5kmなど気軽に走破できるコースも用意されていることから、毎年世界中から多くの人々が参加します。

個人参加の場合でも、公式サイトから簡単にエントリーすることが可能なので、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。

12月

クリスマス・ファイヤーフェスティバル/12月23日

クリスマス・ファイヤーフェスティバルは、ギリシア北部の西マケドニア地方に位置するフロリナ市(Florina)で毎年12月23日に開催されている祭りです。

町の至るところで薪に火がつけられ、幻想的な炎を囲みながらクリスマスキャロルを夜通し歌うのが習慣です。

クリスマス/12月25日

シンタグマ広場のクリスマスツリー
シンタグマ広場のクリスマスツリー

イエス・キリストの後誕を祝う日として世界中で広く親しまれている、キリスト教の伝統行事であるクリスマス。

ギリシアのクリスマスシーズンは、24日から26日までの3日間で、家族や親戚と集まってゆっくりと過ごすのが一般的です。

12月になると、国内各地が素敵なイルミネーションやクリスマスの装飾によって彩られ、一層ロマンチックな雰囲気に包まれます。また、首都アテネやテサロニキを含む主要都市では大規模なクリスマスマーケットが開催され、可愛いクリスマス雑貨や美味しいグルメが販売されるので、お土産探しや食べ歩きを目的に訪れるのも良いでしょう。

クリスマスといえばケーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、ギリシアでは意外にもクッキーがよく食べられています。しっとりとした食感がクセになるハチミツクッキー「メロマカロナ」と、粗く砕いたアーモンドが香ばしいギリシア版スノーボールクッキー「クラビエデス」の2種類が、主にギリシアのクリスマスに欠かせない伝統菓子として親しまれています。

ボクシングデー/12月26日

かつて貧しい人たちのために教会へと寄付されたプレゼントがクリスマスの翌日に開けられていたことに由来する祝祭日で、クリスマス後に訪れる最初の平日に祝われています。

ボクシングデーと聞くと、スポーツのボクシングを想像する人が多いと思いますが、ボクシング(Boxing)はクリスマスプレゼントのボックス(Box)から生じた単語で、その名の通りクリスマスに受け取ったプレゼントを開ける日として親しまれています。

ギリシアでは国民の休日として指定されているため、銀行や郵便局などが休業となります。また、遺跡や博物館も休館もしくは開閉時間が変更されることが多いので、現地で慌てないためにも訪れる予定の観光スポットの情報を事前に調べておくのが理想です。

ギリシアへの主要エリアからのアクセス・所要時間

2020年8月現在、日本ーギリシア間の直行便は就航していません。

そのため、ギリシアへ向かう場合は第3国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地として中東またはヨーロッパの主要都市が挙げられます。所要時間は、約15〜19時間が目安です。

就航している航空会社

直行便

2020年8月現在、日本からギリシアへの直行便は就航されていません。

乗り継ぎ便

日本からギリシアへの乗り継ぎ便を提供している主な航空会社

  • ターキッシュ・エアラインズ
  • エティハド航空
  • カタール航空
  • エミレーツ航空
  • KLMオランダ航空
  • エールフランス航空
  • アリタリア航空

ツアーを選ぶときのTips集

ギリシアまでは飛行機でどのくらいかかりますか?

日本からギリシアへの直行便は就航していないため、乗り継ぎ便を利用し、中東やヨーロッパに位置する各国の主要都市を経由してアクセスするのが一般的です。片道あたりの所要時間の目安は約15〜19時間ですが、乗り継ぎ便への待ち時間の長さによって総合的な所要時間は変動します。

ギリシアの気候はどうですか?

バルカン半島の南端に位置し、エーゲ海・イオニア海・地中海などの美しい海に3方を囲まれているギリシアには、約3,300におよぶ離島が点在しているといわれています。夏の時期を中心に国内外から多くの人々がバカンスを楽しみに訪れる、世界屈指のリゾート地として知られています。

「離島のリゾート地」と聞くと沖縄やハワイのような常夏の楽園をイメージする方が多いと思いますが、山地が多く海岸線が複雑に入り組んでいるギリシアには日本のような四季が存在し、東京の真冬並みの寒さを記録する地域もあるため、特に冬の時期に旅行する場合は服装に注意する必要があります。

地中海性気候に属しているため、年間を通じて温和で過ごしやすい傾向にありますが、春や秋に訪れる場合は朝晩の冷え込みによって風邪を引く可能性があるので、肌寒く感じた時に簡単に羽織ることができる薄手のカーディガンやボタン付きのシャツなどを持っていくことをオススメします。

夏場は気温が高く、日中の最高気温が30度以上を記録することもありますが、日本に比べ湿度が低く、空気がカラッとしているので、日陰に入れば涼しいのが特徴です。

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フィリピンのリゾート、セブ島は日本から直行便で約5時間。綺麗な海は、ビーチリゾートやマリンアクティビティが豊富で、のんびりでもアクティブにでも楽しむことができます。英語を話す人が多いため、近年では、日本や韓国からの語学留学先としても有名です。このコラムでは、そんなセブ島の楽しみ方をご紹介します。
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【ベルギーおすすめ観光スポットまとめ】観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介

ベルギーといったら何を想像しますか?チョコレート?ビール? もちろんこれらもとっても有名ですが、美術館や公園や花畑、ユニークなお祭りなど、実はまだまだ楽しめるスポットやイベントが盛りだくさんです。ベルギーの観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介したいと思います。
【ベルギーおすすめ観光スポットまとめ】観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介

【オーストリア観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット30選

オーストリアはハプスブルク帝国が築いた栄光の歴史と伝統を物語る華やかな宮廷文化をはじめ、豪華な宮殿やアルプスの絶景が魅力の景勝地など年齢を問わず楽しめる個性豊かな見どころが詰まった国です。国内には「音楽の都」で有名な首都ウィーンや映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台に選ばれたザルツブルクおよびザルツカンマングート地方などヨーロッパならではの景観が素敵な街がいくつも点在しています。このページではオーストリアの基本情報のほか、目的ごとに異なるオススメ観光スポット・定番のお土産・現地での移動手段など旅行に役立つ情報を分かりやすくまとめて紹介しています。
【オーストリア観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット30選

オーストリア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

ハプスブルク帝国が築いた伝統と気品漂う宮廷文化が息づく中央ヨーロッパの国、オーストリア。「音楽の都」と称される首都ウィーンやアルプスの大自然に囲まれた景勝地、中世の面影を色濃く残す旧市街など多様な景観と見どころを有する人気旅行先として広く親しまれています。このページでは地域ごとに異なるオススメ観光スポットや旅行を楽しむために欠かせない見どころ、定番の郷土料理やお得なフリーパスなど旅行前に知っておくと便利な情報を分かりやすくまとめて紹介します。
オーストリア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

【オーストリアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

憧れのヨーロッパ旅行にオススメの国、オーストリア!西欧ならではのエレガントな街並み、華麗なる歴史に育まれた華やかな芸術文化、壮大な自然が織りなす絶景など多彩な魅力に溢れていることから毎年世界中から多くの旅行客が訪れています。このページではオーストリア旅行に必要な基本情報、おすすめのツアーやホテル、その他に知っておくと便利な情報や定番観光スポットなどを、さまざまなオーストリアの魅力とあわせて紹介しています。
【オーストリアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【フィンランド観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット30選

壮大な自然と豊かな北欧文化に心から癒される、フィンランド旅行。緑深い森や美しい湖が国土の至るところに点在していることから「1,000の湖のある国」として親しまれているフィンランドには、本場でのサウナ体験、神秘のオーロラ観測、憧れのサンタクロースに会うなどの特別な見どころがいくつもあるほか、ヨーロッパならではの素敵な街並みを散策したり、美味しいご当地グルメを堪能したりなど、さまざまな魅力があります。このページでは、フィンランドを旅行で訪れるうえで知っておきたい基本情報、ジャンルごとに異なるオススメ観光スポット、定番のお土産、現地での移動手段など、観光に役立つ情報をまとめて紹介しています。
【フィンランド観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット30選

【新型コロナウイルス感染症対策】オーストラリア・ノーザンテリトリーの観光の現状

新型コロナウイルス感染症の影響で海外への旅行が難しい状況が続いていますが、各国の状況はどうなっているのか、また感染症への安全対策や今後の展望も含めて観光局の方に聞いてみました。現地の雰囲気を日本で味わえるスポットも教えていただいたので、三密に気をつけながら楽しみましょう(ホリデー編集部) ※現地の状況は刻一刻と変わっているので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。 ※今回の記事は国ではなく州の情報ですのでご注意ください。
【新型コロナウイルス感染症対策】オーストラリア・ノーザンテリトリーの観光の現状

【新型コロナウイルス感染症対策】マレーシアの観光の現状

新型コロナウイルス感染症の影響で海外への旅行が難しい状況が続いていますが、各国の状況はどうなっているのか、また感染症への安全対策や今後の展望も含めて観光局の方に聞いてみました。現地の雰囲気を日本で味わえるスポットも教えていただいたので、三密に気をつけながら楽しみましょう(ホリデー編集部) ※現地の状況は刻一刻と変わっているので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
【新型コロナウイルス感染症対策】マレーシアの観光の現状

【ルーマニアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

「東欧の楽園」とも称される東ヨーロッパの国、ルーマニア。美しい自然や中世の面影が色濃く残る街並み、開放的な国民性、複雑な歴史が形成した独特の文化や伝統など様々な魅力を持ち、2,000年以上の歴史を持つ温泉や黒海沿岸のビーチリゾートを訪れたり、伝統のルーマニアワインや郷土料理を堪能したりなど、美しい街並みを散策するほかにも見どころが多いことで知られています。このページではルーマニア旅行に必要な基本情報、おすすめのツアーやホテル、その他知っておくと便利な情報や定番の観光スポットなどを、わかりやすく紹介しています。
【ルーマニアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【ペルー観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット27選

南米屈指の人気を誇る旅行先として毎年世界中から多くの観光客が訪れる、ペルー共和国。日本に比べ物価が安く、自然や歴史をはじめとする先住民の伝統文化など様々な見どころがあり、国内各地には魅力的な観光スポットが点在しています。 このページでは、アンデス山脈の豊かな自然に囲まれた温泉をはじめとするオススメ観光スポットから、ペルーを訪れるうえで抑えておきたい主な見どころ、日本からのアクセス、国内での移動手段、定番のお土産などペルー旅行の計画を立てるのに必要な情報をたっぷりと紹介します。
【ペルー観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット27選

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ホリデー編集部
ホリデー編集部からのコメント

いかがでしたか?今回はギリシアの基本情報、おすすめツアーやツアー選びのポイント、定番観光スポット、見どころ、気になる年間イベントや日本からのアクセス方法まで、ツアーを利用してギリシアを訪れるために役立つ情報を紹介しました。
ギリシアは歴史的な観光スポットだけでなく、心を奪われるような絶景を誇るエーゲ海の島々、ヨーロッパならではの可愛い街並み、健康的な食文化など、見どころが満載の国です。ひとり旅をはじめ、カップルでの旅行やハネムーン、女子旅、家族旅行など、すべての旅行ジャンルで楽しんでいただけるほか、幅広い年齢層から人気がある旅行先なので、ぜひ実際に訪れて、その魅力を体感してみて下さい!

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