ヘルシンキ観光
まずは基本の首都「ヘルシンキ観光」は必須!なんといってもヘルシンキの魅力は「コンパクトで街歩きが簡単」というところがポイント。ヘルシンキはヨーロッパらしさがありながらも、コンパクトで洗練された美しい街で、道も概ね碁盤の目のように分かりやすく、素朴さの残る街。初めての個人旅行などでも安心です。
観光の中心となる「ヘルシンキ中央駅」界隈は、見所をぐるりと周ってみても半日〜 1日で充分観て周ることができます!なので、細かい時間スケジュールを立てなくても自由に街歩きをするほうがお勧めです。また、フィンランドは治安面もとても安全。よくある海外の危ないエリア、通りなどが無いので、安心して個人旅行でも街歩きができますよ。
「ヘルシンキ大聖堂」「テンペリアウキオ教会」「ウスペンスキー聖堂」「マーケット広場」など主要観光地と、カフェやスーパー、フィンランドブランドショップなどを周るのがベーシックなヘルシンキ滞在になると思います!
逆に言えば、欧州大都市の超有名観光地のような目玉となる観光地が無い、とも言えるのがフィンランド。良くも悪くも「素朴」で、それが「安心」だったり「身近」だったりします。ヨーロッパ旅行というとちょっと緊張感もあり敷居が高いところもありますが、そういった面は無縁なので、ぜひリラックスしてヨーロッパの雰囲気を楽しんでください。
フィンランド料理を楽しむ
「フィンランド料理」と聞いてパッと何が浮かぶでしょう?もしかしたらこれといって浮かばない人もいるかもしれませんね。フィンランド料理は日本人にとってはとても馴染みやすく、素材を活かしたシンプルな料理が多いですが、やはり1番有名な定番料理は「サーモン料理」。たっぷりと脂がのった分厚いサーモンソテーはぜひ滞在中一度はぜひご賞味を!
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「サーモンスープ」は必ず試しい1品。基本はジャガイモとサーモンが入った具沢山のスープで、クリームスープ系のものが定番。フィンランド料理に必ずといっていいほど入っているハーブ「ディル」はそれほどクセはなくとても良い香りなので、この匂いでフィンランド料理を思い出すという方も多いかもしれません。
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「カレリアンピーラッカ」というフィンランド家庭料理の定番もお勧め。平べったい楕円形のパイのようなものがありますが、これはライ麦系の皮にミルクがゆを乗せて焼いたもので、ボイルした卵とバターを混ぜたエッグバターというものを乗せて食べる料理。ホテルの朝食などで見かけることができると思いますが、こちらも優しい味で日本人には美味しく感じる1品。
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「ベリー系スイーツ」ベリー類が豊富に採れるフィンランドですから、ベリー系ケーキやデニッシュパンなど、またマーケットではもちろんフレッシュベリー類も沢山売られているのでぜひ味わって頂きたいです!
やっぱり楽しいお買い物
フィンランドといえば、やはり人気の北欧デザインということで、フィンランドブランド巡りは観て周るだけでもとても楽しいでしょう。
代表格は「マリメッコ」。大胆な柄が人気のテキスタイルブランドですが、最近はアウトレット店も日本で有名になり多くの日本人観光客が買い物に訪れています。アウトレットといっても正規品とほぼ変わらず、お値段は日本よりも圧倒的に安いということでついついカゴいっぱいにお買い物する方も多いです。アウトレットは行く度に品揃えも変わるので、気になるものがあったら迷わずゲットしましょう!
また、「イッタラ」「アルテック」など食器やインテリアなどもとても人気です。ガラス製品は持ち帰るのが心配かもしれませんが梱包もシッカリしてくれますし衣類などにくるんで持ち帰ればちゃんと持ち帰れます。
また、有名ブランドだけではなく、素敵なデザインをする個人アーティストもたくさんいるのでお気に入りの1品を探してみるのも良いですね。
もちろん、スーパーマーケットなどでバラまき土産を買うのもお忘れなく。チョコレートなどお菓子類は安く買えるのでスーパーが一番おススメです!
フィンランド最大の魅力、森へ行こう
森と湖の国フィンランド。国土の7割が森林ということでいたるところに緑があり森があります。森への現地ツアーなどは多くの旅行会社で催行しているので、希望日や内容などを検討してぜひ申し込みしてみて下さい。
普段ハイキングなどアウトドアをしない人でも一度は体験してほしいフィンランドの「森」。その空気の違い、風で揺れる木々の音、どこからか聴こえる動物や鳥の声。マイナスイオンをたっぷり浴びて心身ともにリフレッシュできることは間違い無し!
森へ行きたい!という場合は、シーズン的には初夏~秋が勿論おすすめ。本格的なハイキングコースではなく気軽に森を楽しめる短時間コースなどもありますし、コーヒーやスイーツを森の中で楽しむコースなどもありますので、ご都合に合わせて選んでみて下さいね。
初心者でも楽しめるものがほとんどですが、もちろん自然の中なので歩きやすい恰好や持ち物の準備をお忘れなく。また夏場は虫もいるので虫除けスプレーなども用意があると安心です!
目指せ北極圏!ラップランドの自然を満喫
フィンランドの北部は、北極圏と言われるエリア。夏は陽が沈まない「白夜」、冬は陽が昇らない「極夜」という日本では体験できない地球や自然を体験できます。
夏のラップランドはとても爽やかで自然が美しく避暑的な旅行として最高です。ラップランドといえば冬の旅行というイメージがありますが、夏もとても素敵なのでぜひ体験してみて下さい。夏頃であればベリー摘み、秋はキノコ狩りなどもごく身近で自然に楽しめるでしょう。
また、ラップランドにはトナカイもいるので可愛いトナカイたちと触れ合ったりするのも貴重な体験になりますよ!冬はやはりオーロラ鑑賞やスノーアクティビティが中心となる旅となるでしょう。
一度は観てみたい!オーロラ鑑賞
ラップランドといえばやはり「オーロラ」。一生に一度は観てみたいという方も多いと思いますが、フィンランドで観るオーロラはアラスカ等と違って早い時間から観測できるとも言われていますが、実際に何度も行くと20時~23時までに観れることが多かったです。
観れる確率は?というところが気になるところだと思いますが、オーロラ現象自体はほぼ毎日でており、つまりは基本的にはお天気に左右されるというのが答えです。3日間ほど滞在できれば1度は観測できる可能性が高いと言われています。
オーロラ観測に適したホテルや、エリアなどがあるので、オーロラ観測が目的の旅行であればしっかり事前に選ぶといいですね。
サンタクロースに会いに行く
「クリスマスの国、フィンランド」と言われる通り、サンタクロースがいる国です。サンタクロースというと子供向け?と思いがちですが、侮るなかれ、大人が実は一番テンションが上がったりするのが不思議なところ。良い意味で「理想通りの」サンタクロースさんを目の前にすると大人も童心に帰る、という感じかもしれません。
誰にでも平等にそしてとても優しいサンタクロースさんに会うと、なんだかとても心が優しい気持ちになるかも。ロヴァニエミにあるサンタクロース村はサンタクロース村からの消印が入ったクリスマスカードを出せたり、記念になることがたくさんあるので、ぜひ訪れてほしい場所です。
郊外の街へ足を延ばしてみよう
2度目、3度目のフィンランド旅行であれば、ぜひヘルシンキ近郊の郊外都市などにも足を延ばしてみて下さい。のんびりゆったりと「何もしない」という贅沢な滞在ができるのがフィンランド郊外都市の魅力。ぶらぶらと散策したり、ゆったりホテルで過ごしたり。「本当のフィンランド」を感じる旅ができるのでリピーターさんにはお勧めです。
タンペレ、ナーンタリ、ハメーンリンナ、ポルヴォ―など、街それぞれの魅力があり、そしてどこでも自然が身近にありホッとできる事は間違い無しです。地産地消も多いので、その土地それぞれの美味しいものを見つけることもできるかもしれませんね。
世界で一番知られているフィンランド語「サウナ」
昨今話題の「サウナ」は、世界で一番知られているフィンランド語。日本のサウナとは全く異なるので苦手…という方もぜひ一度フィンランドのサウナは体験してみて下さい。
本来フィンランドのサウナは、「心身ともにリラックスして落ち着く」という要素が強く、昔はお産などもしていた神聖な場所でもあります。ルールは何もなく、自分のペースで自分の過ごしたいように過ごすのがベストです。
公共サウナはたくさんありますが、試してみたいけど初めてでちょっとハードル高い…という方は、ほとんどのホテルにはサウナがあるので、まずはそこから試してみると良いですよ!
暮らすように旅する、街歩き
最初にご案内したようにヘルシンキはコンパクトな街でとてもわかりやすい街です。一度周ってみればきっと地図をみなくても自由に歩き周れる街なので、ぜひ自分の地元の街のように思いのまま散策して「暮らすように」過ごしてみて下さい。
時間を決めずお買い物をしたり、カフェでお喋りしながらお茶をしたり、スーパーをうろうろしてみたり…またあるいは、公園でのんびり読書なんていうのも素敵な時間になります。
時間に追われてスケジュールびっしり!な海外旅行ではなく、身近に街を感じて肩肘張らないリラックス旅ができるのがフィンランドの魅力。そうすると更に身近に感じて、何度も訪れたくなるのがフィンランドです!
まとめ
目的地やアクティビティは季節も合わせて考えるのがベスト
上記でもご案内した通り、フィンランドの良さは「シンプルさ」「素朴さ」「安心感」といった、ヨーロッパ旅行らしからぬリラックス旅が可能だというところ。しかしきちんとヨーロッパの雰囲気や北欧というエリアの良さを感じる国なのです。
基本のヘルシンキ街歩きを色々な他の目的、エリアを組み合わせるのも効率的にフィンランドを楽しむ旅にするコツです。お買い物目的、森や自然、とにかくのんびりしたい、オーロラ観測、など「フィンランドでこれがしたい!」を見つけてみてくださいね。
また、フィンランドは季節によって本当に様々に表情があり、夏と冬では別の国のように感じるくらい違いがあります。ぜひ色々な表情のフィンランドを楽しんでください!