士林夜市ってどんなところ?
「士林夜市」は、航海の神「媽祖様」が祀られている慈誠宮の前が、以前より農産物等の集散地だったのが始まりで、日本統治時代の1915年に「士林市場」が造られ、その場外にも露店が並ぶようになりました。
1世紀近くに渡り使用された「士林市場」の建物は老朽化のため改修工事が行われ、同時に市場周辺を整備、2011年にリニューアルオープンしました。
新しくなった「士林市場」の1階には、衣料品やお土産や、地元の屋台ゲーム等のお店があり、地下1階は冷房を完備したフードコートとなっています。
夜市の賑やかなエリアは「市場」だけではありません。最寄駅から近い大東路(ストリート)には、地元グルメはもちろん、衣料品、アクセサリー、生活雑貨などの店舗と屋台が路地にまで並んでいて、慈誠宮の前の道には主に地元グルメの屋台が並んでいます。
みどころ
地元グルメを味わおう!
夜市と言えば、やっぱり台湾でしか味わうことのできない地元グルメの食べ歩きですよね。「蚵仔煎(牡蠣入りオムレツ)」や「麵線(台湾式そうめん)」、「胡椒餅」等、さっと食べれる軽食系グルメ、ゼリーの食感でレモンの酸味がさわやかな「檸檬愛玉」、旬で新鮮な果物を使った「フルーツかき氷」や「フルーツジュース」等のスイーツは、定番の地元グルメでお値段もリーズナブル。
「好朋友涼麺(台湾式冷麺)」、「鍾家原上海生煎包(生焼き饅頭)」等、ミシュランビブグルマンに選ばれたお店もあり、おいしく、お安く、おなか一杯になりますよ。あと、若者に人気の「大鶏排(ビックチキンカツ)」も味わってみてください!
安くて台湾らしい物を買う
夜市を散策していて気になるのが雑貨店やスマホグッズのお店。雑貨店では、「台湾島の形」や「台湾101」がモチーフにされた小物や「台湾花布」の小物入れ等、自分で使いたい物やちょっとした生活便利グッズが買えるお店もあります。
スマホグッズのお店には、日本ではあまり見ない「派手なスマホケース」や「ストラップ」があり見るだけでも楽しく、「自撮り棒」、「メモリースティック」等の価格も日本に比べると安いので、買って帰る人も多いです。
そして、台湾ブランドの衣料品もリーズナブルで購入できると若い人女子に注目されいて、お土産には、「台湾島の形」や「TAIWAN」等がプリントしてある「台湾Tシャツ」が人気です。もう一つ、天然石を使ったアクセサリー等も、お手頃なので、気に入ったものを探してみてください。
台湾の屋台ゲームに挑戦!
「士林市場」エリアにはレトロな屋台ゲームがたくさんあります。「射的」や「ダーツ風船割り」や「麻雀ビンゴ」等など。特に人気なのは「エビ釣り」で、釣ったエビはその場で焼いて食べることが出来るんです。
せっかくですから屋台ゲームにも挑戦して、縁日の雰囲気を味わってみてはいかがでしょう。
アクセス情報
士林へのアクセスはMRTを利用すれば大変便利!MRTを利用の場合は、レッドライン(淡水・信義線)のMRT劍潭駅1番出口から進行方向に進み、2つ目の横断歩道を渡ってすぐ。MRT士林駅2番出口から進行方向にMRTの高架沿いを約3分進み、小北街の方へ道を渡り少し進みます。
上記の2ヵ所が最寄りの駅ですが、分かりやすく駅からすぐなのでMRT劍潭駅の方がおすすめです。
よくある質問
何時ぐらいに行くのがいいですか?
17:00過ぎくらいから少しずつ露店が出始めるので、お店の準備が終わる頃の18:00以降がいいと思います。エネルギッシュな「夜市」を体験したい方は、多くの人で賑わうのは19:00から21:00過ぎの時間帯に来ることをお勧めします。
治安はいいですか?
台湾の治安は比較的いいですが、やはり「夜市」は人混みの中を歩きますので、貴重品やお荷物には十分に注意をしてください。また、観光客には少し高い値段で販売するお店もたまに有りますので、金額を確認してから購入されることをお勧めいたします。
注意点は?
夜市ではおトイレが不便なエリアも有りますので、MRTの駅などで済ませてから散策をして下さい。「士林市場」の建物のエリアにはおトイレが有りますが、紙がない場合も有りますので、ティッシュを持参しておくと安心です。