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ギリシア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

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感動の絶景と古代遺跡を訪れるギリシア旅行。世界有数の観光地として不動の人気を誇るギリシアには、どんな秘密と魅力が隠されているのでしょうか。このページでは、ギリシア旅行を楽しむために欠かせない見どころをはじめ、地域ごとに異なるオススメ観光スポット、定番のご当地グルメやお得なフリーパスなど、知っておくと便利な情報を分かりやすくまとめて紹介しています。

目次

ギリシアってどんなところ?

ギリシアの基本情報

アソス村 ケファロニア島
アソス村 ケファロニア島

ギリシアはヨーロッパ南東端に位置する共和制国家で、正式名称は「ギリシア共和国」です。首都は世界で最も古い都市の1つとして知られる同国最大の都市、アテネ(Athens)です。

国土面積は、日本の約3分の1に相当する13万1,957平方kmですが、総面積の約20%はエーゲ海に浮かぶ島々で構成されています。

この国はバルカン半島南端に位置し、アルバニア、北マケドニア共和国、ブルガリア、トルコと国境を接しているほか、エーゲ海、イオニア海、地中海に面していることから、美しい空と海を表す青色が国旗に取り入れられています。

また、白は独立の純潔性、十字はギリシアの国教として定められているギリシア正教です。9本のストライプはトルコからの独立戦争時のスローガン「自由か、さもなければ死を」の9音節を表しているそうで、ギリシアの歴史や文化を象徴しています。

ギリシアは古代から続く長い歴史を有するため、歴史的な見どころが多く、主に首都アテネ(Athens)・メテオラ(Meteora)・サントリーニ島(Santorini)・ミコノス島(Mykonos)・テサロニキ(Thessaloniki)の5都市を中心に多くの観光客が訪れています。

時差

日本との時差は7時間で、現地時間が0時のとき日本は7時です。

また、3月最終日曜の午前2時から10月最終日曜の午前3時までの期間はサマータイム(夏時間)が適用されます。通常の時間より1時間前倒しとなり時差が6時間へと短縮されるので、旅行期間にサマータイムの開始または終了時期が重なる場合は、現地時間の切り替わりに注意が必要です。

言語

公用語はギリシア語ですが、観光客がよく訪れる都市に位置するホテルやレストランでは英語が通じます。

場所によっては、英語よりもドイツ語やイタリア語、フランス語が通じることもありますが、基本的な会話は英語で十分行うことが可能です。外国語でのコミュニケーションにあまり自信が無い場合は、翻訳アプリもしくは指差し英会話の本を使用すると便利です。

ギリシアの歴史

リンドス
リンドス

先史時代からポリス(都市国家)形成まで

紀元前7000年頃 新石器文化がクレタ島へと伝わる

紀元前4000年頃 クレタ島へ伝わった文化がキクラデス諸島で発達

紀元前2000年頃 ミノア文明の繁栄

紀元前1200年頃 ミケーネ文明が衰退し、ドリア人がギリシアへと侵入

紀元前800年頃 ギリシア各地でポリス(都市国家)が形成される

紀元前776年 第1回古代オリンピック開催

ペルシア帝国による支配

紀元前550年頃 ペルシア帝国がイオニアを征服

紀元前490年頃 アテネ軍が第1次ペルシア戦争(マラトンの戦い)に勝利

紀元前478年 アテネ軍が第2次ペルシア戦争(サラミスの海戦)に勝利

紀元前432年 アクロポリスにパルテノン神殿が完成

紀元前431年 ペロポネソス戦争勃発(アテネ対スパルタ)

紀元前404年 スパルタ軍がペロポネソス戦争に勝利

マケドニアによる支配

紀元前338年 マケドニアによるギリシア支配開始

紀元前334年 当時マケドニアを率いていたアレクサンドロス大王の死によってギリシア領土を含む巨大な帝国が分裂

ローマ・ビザンティン王国による支配

紀元前31年 ローマ帝国が地中海諸国を統一したことを機にギリシアはローマの属州へ

395年 ビザンティン帝国による支配開始

オスマン帝国による支配からギリシア王国の成立

1503年 オスマン帝国がビザンティン帝国に勝利したことを機にギリシア全土を支配

1821年 オスマン帝国からの独立戦争

1830年 ギリシア独立

1833年 ギリシア王国成立

1917年 第1次世界大戦に参戦

1940年 第2次世界大戦に参戦

1941年 ナチスドイツによる占領(1944年まで)

1973年 ギリシア共和国の誕生

ギリシアの通貨および両替事情

ユーロ紙幣
ユーロ紙幣

通貨について

ギリシアの基本通貨はユーロ(EUR)で、ユーロという単位を用いて表記されるのが一般的です。2020年8月現在、1ユーロあたりの両替レートは約125.16円です。

紙幣は5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロの7種類。硬貨は1ユーロ、2ユーロ、および1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セントの合計8種類が存在します。

両替について

日本円からユーロへの両替は、空港や銀行をはじめ街中の両替所、一部の郵便局や旅行会社、観光客向けの大型ホテルなどで行えます。

レートや手数料は両替する場所によって異なりますが、空港やホテルのレートは非常に悪い傾向にあるため、日本を出国する前に必要な現金をあらかじめ両替しておくことをオススメします。

また、街中の両替所や旅行会社では高額な両替手数料をとられることがあるので、見せかけのレートだけでなく、両替にかかる手数料もしっかりと意識したうえで両替する場所を選ぶことを心がけましょう。

ギリシアの気候

アテネの街並み
アテネの街並み

エーゲ海に面し、「太陽の国」という異名を持つことで知られるギリシア。

バルカン半島の南端に位置し、エーゲ海、イオニア海、地中海などの美しい海に3方を囲まれているこの国には、約3,300におよぶ離島が点在しているといわれ、サマーシーズンを中心に国内外から多くの人々がバカンスに訪れる、世界屈指のリゾート地です。

「離島のリゾート地」と聞くと沖縄やハワイのような常夏の楽園をイメージする方が多いと思いますが、山地が多く海岸線が複雑に入り組んでいるギリシアには日本のような四季が存在し、東京の真冬並みの寒さを記録する地域もあります。

地中海性気候に属していることから年間を通じて温和で過ごしやすい傾向にありますが、訪れる地域によりその特徴が大きく異なるので注意が必要です。

春(4〜5月)

美しい草花が咲き誇り、春らしい陽気に恵まれるこの時期は、ギリシア観光に最適なシーズンです。

一般に、ギリシアを訪れるためのベストシーズンは6〜9月と言われていますが、平均気温が20度前後と過ごしやすく、人気の観光スポットも比較的空いている4〜5月は、観光地の混雑を避けて旅行を楽しみたい方にとてもオススメな時期です。

ページ下部の【ギリシアの年間イベント情報】でも紹介しますが、この時期には復活祭(イースター)やメーデーに関わる休暇があるため、旅行期間と現地の休暇が重なる場合、公共交通機関や商店、観光地に関する情報を事前に確認しておく必要があります。

また、復活祭が絡む休暇の期間中は観光地が非常に混雑するため、ホテルの宿泊料金が高騰します。なるべく人混みを避けて、快適に観光を楽しみたい方は、これらの情報を踏まえたうえで日程を決めるのが良いでしょう。

夏(6〜8月)

ギリシアの夏は、晴天が続き強烈な日差しが照りつける一方で、湿度が低く乾燥しているため、最高気温が30度以上を記録する日でも日陰に入れば汗が引くほど涼しいのが特徴です。

地中海およびエーゲ海沿岸は、雨がほとんど降らないため観光のピークシーズンを迎えます。

エーゲ海クルーズや海水浴を目的とした旅行には最適ですが、遺跡巡りのように直射日光の下で長時間歩き続けるようなアクティビティーは熱中症を招く危険性もあるので、こまめに休憩を挟んだり頻繁に水分補給を行うなど、意識的な対策を施しながら無理のないペースで楽しむことを心がけましょう。

秋(9〜10月)

夏の暑さが徐々に和らぎはじめ、まだまだ天気の良い日が続くことから、ビーチリゾートと遺跡巡りの両方を楽しむことが可能です。

この時期は、書き入れ時を終えたホテルやレストランが日を追うごとに休業し始めるので、訪れてみたいホテルがある場合はフライトやツアーを予約する前に営業期間を必ず確認しておく必要があります。

10月以降には気温が一気に冷え込み、本格的な秋の足音が聞こえてきます。

現地の朝市には、ザクロやブドウをはじめとする果物、木の実や香草などの新鮮な食材が並ぶほか、街中のレストランではジャガイモやタマネギなど旬の野菜を使用した郷土料理が提供されます。

風がとても気持ち良い季節なので、カフェやレストランを訪れる際は、ぜひテラス席に座って素敵な風景と旬の味覚の両方を堪能して下さいね。

冬(11〜3月)

冬の時期は、1年で最も降水量が多く曇りの日が多いため、遺跡をゆっくりと観光するのにオススメです。

首都アテネでも最低気温が1桁となる日がありますが、日中は東京の春先ほどの暖かさを感じることが多く、ホテルの宿泊料金も繁忙期に比べ割安となるので、お得に旅行を楽しみたい方は冬の時期が狙い目でしょう。

観光に適した服装

家族旅行 イメージ
家族旅行 イメージ

ギリシアを訪れる場合の服装は、日本の四季に合わせたものを想像していただくと分かりやすいと思います。

春から夏にかけて訪れる場合は、薄手のカーディガンやボタン付きのシャツなど軽く羽織れるものを持っていくと便利でしょう。夏の最高気温は30度以上に達することが多く非常に暑いですが、日本に比べ湿度が低いのでカラッとしていて過ごしやすい印象です。

晴天の日が続き、日差しが非常に強いため帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策アイテムを忘れずに持って行くようにしましょう。

また、秋は朝晩を中心に肌寒く感じることがあるので、薄手のコートやジャケットを持ち歩くことをオススメします。冬は、フリースやセーターなどの暖かい装いに加え、カジュアルに着こなせるコートなどがあると良いでしょう。

ギリシアの治安

アテネの街並み
アテネの街並み

ギリシアの治安は、ヨーロッパ諸国では比較的安定している傾向にありますが、主に首都アテネをはじめとする都市部を中心に旅行者をターゲットにしたスリやひったくりなどの軽犯罪による被害が多発しているため、貴重品を含む手荷物の管理には十分注意が必要です。

特に、空港やシンタグマ広場、アクロポリス周辺、プラカ地区など旅行者が多く集まる場所での被害が多く報告されているので、狙われやすい行動をとるのはなるべく避けましょう。

スリやひったくり

窃盗犯は、多くの人々が集まるイベントや公共交通機関など、混雑に乗じて逃げることができる条件があらかじめ整っている環境で犯行に及ぶことが多いです。

犯人は単独の場合もありますが、複数人でターゲットを取り囲んで、貴重品を盗むという事例も頻繁に報告されています。荷物の管理は徹底することを心がけて下さい。

そのほかにもニセ警官や悪徳旅行会社による詐欺、悪徳バーによるボッタクリなど、さまざまなケースに潜んでいることがあります。少しでも怪しいと感じたら遠慮せずに「NO!」と言いましょう。

ギリシア旅行の見どころ

ギリシア全土に点在する世界遺産の数々

アクロポリス遺跡
アクロポリス遺跡

古代から高度な文明が発達し、人類の誕生から文字の発達、思想、芸術、文学、宗教、建築に至るまで大きな影響を与え、現代文明の歴史を語るうえで欠かせない国としてお馴染みの国、ギリシア。

その歴史は、古代エジプトとほぼ同時代にあたる紀元前3,000年頃までさかのぼるそうで、国内各地には古代文明の繁栄ぶりをうかがわせる貴重な遺跡群から、ビザンティンおよび中世時代の面影を残す歴史的な建造物や街並みなど、さまざまな見どころが点在しています。

現在、ギリシアでユネスコの世界遺産として登録されている場所は計18ヵ所で、文化遺産16ヵ所、複合遺産2ヵ所で構成されています。

以下では、ギリシア国内に位置する世界遺産をエリアごとにまとめて紹介しているので、世界遺産巡りを楽しむためのルートや具体的なスケジュールを立てる際に参考にしてみては。

また、オシオス・ルカス修道院、ダフニ修道院、およびネア・モニ修道院は、ビザンティン時代に描かれた貴重なモザイク画が残る修道院群として世界文化遺産に同時登録されていますが、それぞれが離れた場所に位置しているので、1つずつ分けて紹介します。

アッティカ地方

アクロポリス遺跡(1987年登録)
ダフニ修道院(1990年登録)

マケドニア・トラキア地方

フィリピ遺跡(2016年登録)
アトス山(1988年登録)
ヴェルギナの遺跡(1996年登録)

テッサリア・中央ギリシア地方

テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群(1988年登録)

ペロポネソス・西ギリシア・イオニア地方

ミケーネとティリンスの古代遺跡(1999年登録)
オリンピア遺跡(1989年登録)
エピダウロス遺跡(1988年登録)
バッセのアポロ・エピクリオス神殿(1986年登録)
ケルキラの旧市街(2007年登録)
ミストラ遺跡(1989年登録)

テッサリア・中央ギリシア地方

メテオラ(1988年登録)
デルフィ遺跡(1987年登録)
オシオス・ルカス修道院(1990年登録)

エーゲ地方

ネア・モニ修道院(1990年登録)
ロドス島の中世都市(1988年登録)
ディロス島(1990年登録)
サモス島のピタゴリオとヘラの神殿(1992年登録)
パトモス島の神学者聖ヨハネ修道院と聖ヨハネの洞窟の歴史地区(1999年登録)

エーゲ海に浮かぶ島々の可愛い街並みを散策する

イアの街並み
イアの街並み

ギリシアには、訪れるだけでワクワクするような可愛い町が点在しています。

オレンジ色の屋根と白壁の建物がひしめく町、パステルカラーの建物が街全体を彩る可愛らしい町、イタリアを思わせる独特な景観が素敵な町など、まるで映画の世界に入り込んだかのような町の数々は、訪れる者すべてを幸せな気分へと導きます。

なかでも、エーゲ海に浮かぶ有名リゾート地であるサントリーニ島やミコノス島は、白壁の建造物と石畳の小路や青い海のコントラストが美しいと評判で、日本からも毎年多くの観光客が訪れています。

また、ミュージカル映画「マンマ・ミーア!」の舞台でお馴染みのスコペロス島も、素敵な街を散策するのに最適な観光地として知られています。

目的地を定めて観光するのも良いですが、あえてインスピレーションだけを頼りに街歩きをしてみるのも楽しいでしょう。

地図やスマートフォンを頼りに歩いていたら見逃してしまうような可愛いブティックや、1点物のハンドメイドアクセサリーを販売するお店、隠れ家のようなカフェを見つけるかもしれませんね。

地中海の国ならではのバラエティー豊かな郷土料理

ギリシア料理 イメージ
ギリシア料理 イメージ

2010年にイタリア、フランス、スペインをはじめとする地中海沿岸諸国とともに「地中海の食事」としてユネスコの無形文化遺産に登録された、ギリシア料理。

地中海諸国の伝統的な食事スタイルとは、チーズやヨーグルト、オリーブをはじめとする季節の生野菜と果物、穀物など植物性食品を毎日食べます。卵や鶏肉、魚介類、お菓子は週に数回、その他肉類は月に数回程度です。食事とともに適度なワインを楽しむという健康的な食べ方を意味し、健康寿命を延ばす効果があるため近年注目を集めています。

主に地中海料理の1種として親しまれているギリシア料理ですが、トルコやレバノンなど東地中海地方の料理との共通点も多いのが特徴で、マケドニア・トラキア地方やイオニア諸島の食文化には、歴史的な影響が顕著に現れています。

代表的な郷土料理

地中海の風土が育んだ新鮮な食材をシンプルに味付けしたギリシアの郷土料理は、とても食べやすく美味しいため、日本にも多くのレストランを構えています。

代表的な料理として親しまれているのは、前菜の定番タラモサラタ(taramosalata)やサガナキ(saganaki)、新鮮なイカをシンプルに揚げたカラマリア(kalamaria)、串に刺した肉の炭火焼きスブラキ(Souvlaki)、ナスとトマトの相性が抜群な野菜料理ムサカ(Moussaka)などが挙げられます。これらのほかにも、ギリシアには美味しいグルメがたくさんあります。

現地を旅行で訪れる際は、ぜひ色々な郷土料理を食べてギリシア料理の魅力を心ゆくまで堪能して下さい。

3,500年の歴史を持つギリシアワイン

ワイン イメージ
ワイン イメージ

ヨーロッパでワインの生産が盛んな国といえば、イタリアやフランスを想像する方が多いと思います。

普段あまりワインを飲まないという方でも、これらの国の代表的な生産地であるブルゴーニュやボルドー、トスカーナといった地名はご存知ではないでしょうか。

これに対し、ギリシア産のワインは、まだまだ比較的流通量が少ないため、イタリアやフランスほどの知名度に及ばないのが現状です。しかしながら、古代ギリシアとワインのつながりは深く、紀元前2,000年頃には既にその生産が行われていたといわれています。

約3,500年以上にわたりワインの生産が行われているギリシアですが、現代においてワイン造りの発展が遅れたのは、中世から近世にかけて翻弄(ほんろう)された歴史に原因があり、これまであまり注目を浴びることはありませんでした。

ギリシアワインが国際的に評価され始めたのは1980年代以降で、意外と最近であることが分かります。

それまでのギリシアワインといえば、独特なクセのある印象が強かったそうですが、ワインルネッサンスを機に大きな発展を遂げ、近年では国際コンクールでも多くの賞を受賞するまでに成長し、国際的な需要も拡大し続けています。

古代から親しまれているブドウの固有品種は約300種を超え、生産地域ごとに異なる幅広い味わいが評判です。

主な固有種

【赤】
クシノマヴロ(Xinomavro)/マヴロダフニ(Mavrodaphne)/アギオルギティコ(Agiorghitiko)/マンディラリア(Mandilaria)

【白】
アシリ(Athiri)/サバティアーノ(Savatiano)/ロディティス(Roditis)/アシルティコ(Assyrtiko)

ギリシアワインの4大生産地

サントリーニ島/クレタ島/ギリシア北部/ペロポネソス半島

テレビやSNSで話題の絶景スポットを訪れる

サントリーニ島
サントリーニ島

思わずため息が出てしまうような、絶景スポットを数多く有することから、テレビ番組やSNSなどで話題のギリシア。

この国は、奇岩の上に築かれた天空の修道院群、中世の趣を色濃く残す旧市街、かつての繁栄を物語る古代遺跡など、歴史的な見どころが非常に充実しています。素朴な田舎風景、隠れ家のような小さな島、海外セレブが集うリゾートアイランドなど、訪れる地域によって全く異なる景観を有することで知られています。

なかでも、サントリーニ島はテレビやSNSで頻繁に紹介されている人気リゾート地で、その絶景を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れます。

旅行会社のホームページやインスタグラムでよく見る絶景のほとんどは、サントリーニ島北部に位置するイア(Oia)に集中しています。

特に、「ふたつのブルードームの教会」、「アギオス・ニコラオス要塞(ようさい)」の2ヵ所は、島内屈指の人気を誇る絶景スポットとして有名なので、サントリーニ島を訪れる際はぜひ足を運んでみて下さいね。

アッティカ地方

イロド・アティコス音楽堂とアテネの街並み
イロド・アティコス音楽堂とアテネの街並み

首都アテネや港町ピレウスを含む、アッティカ半島一帯を指す地域です。南西部はサロニコス湾に面し、エギナ島やサラミス島をはじめとする島々が点在しています。

首都アテネからアッティカ半島先端のスニオン岬まで約70kmにわたって続く海岸線「アポロ・コースト(Apollo Coast)」には美しいビーチがいくつもあるので、サマーシーズンを中心にバカンスを楽しみに訪れる人々で大変賑います。

国内各地を訪れるための主要玄関口であるだけでなく、ギリシアの歴史・文化・自然など、さまざまな見どころが凝縮されたエリアなので、ぜひ時間をかけてゆっくりと観光をお楽しみ下さい。

アクロポリス遺跡

アクロポリス遺跡
アクロポリス遺跡

アクロポリスは「高い丘の上の都市」を意味し、かつて都市国家の侵略を防ぐ要塞および神々の住む場所として神殿を捧げた聖域としての役割を担っていたとされる、ギリシア古代遺跡のハイライトと呼べる世界遺産です。

高さ約70m、全周約800mの丘の上に位置し、出入口が設けられている西側を除き、3方は断崖絶壁に囲まれています。

紀元前13世紀頃から壁が築かれ、ドーリア人の侵入を防ぐための要塞として利用されていたそうですが、聖域として機能し始めたのは紀元前8世紀頃です。最盛期を迎えた紀元前5〜4世紀頃に現在のパルテノン神殿の前身、古パルテノン神殿が建てられたといわれています。

アクロポリスは、古パルテノン神殿の完成後にペルシア戦争によって破壊される運命をたどりましたが、最盛期の再建計画に基づいて、現在のパルテノン神殿を含む神殿の数々が再び建造されていきました。

主な見どころ

パルテノン神殿/プロピレア(前門)/アグリッパの台座/ブーレの門/アテナ・ニケ神殿
アテナ・プロマコス像/アルテミス・ブラウロニアの聖域

アクロポリス遺跡(Acropolis of Athens)

アクロポリス遺跡(Acropolis of Athens)

ギリシャ 〒105 58 アテネ

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パルテノン神殿

パルテノン神殿
パルテノン神殿

パルテノン神殿は、アテネの守護神および勝利の女神として親しまれている、ギリシア神話の女神アテナを祭るドーリア様式の神殿です。

この神殿が位置するアクロポリスの丘は、かつてアテネが1つのポリス(古代都市国家)であった時代に人々から神域として崇められ、多数の神殿が築かれたことで知られています。

なかでも、パルテノン神殿は素朴で力強い柱身が特徴で「無比の気高さ」を有するドーリア式建築の最高傑作であり、世界有数の知名度を誇ります。

創建の歴史は紀元前432年までさかのぼりますが、他国家の侵攻により破壊されてしまったため、完成当時の姿を見ることは出来ません。しかしながら、19世紀後半から現在にかけて懸命に続けられている修復再建作業により、少しずつ本来あるべき姿を取り戻しています。

神殿、キリスト教の教会、イスラム教のモスクなど、時代の流れに応じてさまざまな役割を果たしてきたとされる同神殿は、現代人をも魅了する精巧な建築技術と高い芸術性を持つのが特徴です。

パルテノン神殿(Parthenon)

パルテノン神殿(Parthenon)

ギリシャ 〒105 58 アテネ

これぞ、ギリシャ!な場所です。 アクロポリ駅からは歩いてすぐです。 人の流れに沿って行けば間違えないと思います。 ここからまずはチケット売り場を目指します。

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プロピレア

プロピレア
プロピレア

プロピレアは、アクロポリスの西側に位置する巨大な前門です。中央楼を挟んで左側に北翼、および右側にある南翼の建物で構成されており、中央楼にはドーリア式、左右の翼にはイオニア式の列柱が配置されているのが特徴です。

古代アテネの建築家ムネシクレス(Mnesikles)の設計により紀元前437年に着工されたものの、紀元前432年以降に建築作業が中断されてしまったため、一部未完成のまま残されている状態です。

ここは、古代都市国家時代に神殿参拝者の奉納品や絵画などを保管する目的で使用されていた場所です。他国家による侵略が行われていた時代には、大主教の邸宅、大公宮、軍指揮官の邸宅としても使われていたそうで、時代の流れに応じてさまざまな役割を果たしてきた歴史を持ちます。

プロピレア(Propylaea)

プロピレア(Propylaea)

Acropolis, Dionysiou Areopagitou, Athina 105 58 ギリシャ

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アテナ・ニケ神殿

アテナ・ニケ神殿
アテナ・ニケ神殿

古代ギリシアの建築家カリクラテス(Callicrates)の設計により、紀元前424年に完成されたイオニア様式の神殿で、プロピレアのすぐ隣に位置しています。幅5.4m、奥行き8.3mと比較的小規模な建造物であり、円柱を4本ずつ配置した柱廊を東西に有するのが特徴です。

ギリシア神話に登場する勝利の女神ニケを祭ることで知られていますが、この神殿で発見されたニケ像は翼が切り落とされていたため、正式名称であるアテナ・ニケ神殿のほかに「翼なき勝利の女神(ニケ)神殿」という名でも親しまれています。

ニケの彫刻像といえば、フランスの首都パリに位置するルーヴル美術館に所蔵されている「サモトラケのニケ」を思い浮かべる方が多いと思います。この作品は、翼のはえた勝利の女神ニケが空から船のへさきへと降り立った様子を見事に表現した彫刻として世界的に有名で、大きく広げた翼が大変印象的です。

それでは、アテナ・ニケ神殿に祭られているニケ像に翼が存在しなかったのはなぜでしょうか。翼が切り落とされてしまった理由はさまざまな憶測を呼んでいますが、明確な根拠は証明されていないそうです。一説によると、勝利の女神がどこへも逃げないようアテネ市民が切り落としてしまったと言われています。

アテナ・ニケ神殿(Temple of Athena Nike)

アテナ・ニケ神殿(Temple of Athena Nike)

Acropolis, Dionysiou Areopagitou, Athina 105 58 ギリシャ

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ディオニソス劇場

ディオニソス劇場
ディオニソス劇場

ディオニソス劇場は、酒と演劇の神ディオニソス(別名:バッカス)の聖域に造られたギリシア最古の劇場で、アクロポリスの南側に位置しています。1万5,000人の観客を収容できる大きな劇場で、建設当初は木造だったそうですが、紀元前4世紀に大理石造りに改修されました。

この劇場では、毎年「ディオニソス祭」が開催され、アテネ三大悲劇詩人として知られるアイスキュロスやソフォクレス、エウリピデスの悲劇をはじめ、アリストファネスの喜劇などが上演されていたといわれています。

ローマ皇帝・ネロの時代に大規模な改築が行われたため、古典期の姿は確認出来ませんが、半円形の舞台後方に残る見事な彫刻像やレリーフ、最前列に設けられた背もたれのある大理石の貴賓席は必見です。

ディオニューソス劇場(Theatre of Dionysus)

ディオニューソス劇場(Theatre of Dionysus)

Mitseon 25, Athina 117 42 ギリシャ

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無名戦士の墓

無名戦士の墓
無名戦士の墓

無名戦士の墓は、トルコによる約400年におよぶ支配から独立を勝ち取るために行われた独立戦争での戦死者および行方不明者や、それ以降に起こった数々の戦争で犠牲となった兵士たちの慰霊を目的に、1932年に造られた記念碑です。

碑の表には、死の床に横たわる兵士の姿が彫られ、その両脇にはギリシア語でそれぞれ「英雄たちにとっては、世界中どこでも彼らの墓となりうる」および「伏している無名の戦士のために、空のベッドが運ばれてくる」と刻まれています。

民族衣装に身を包んだ衛兵が立ち、1時間ごとに交代をしながら墓を見守っています。

日曜日の10時50分から行われている衛兵交代式は大規模で迫力があるため、普段よりも多くの観光客が集まります。混雑するため、30分前には到着して良い場所を確保しておくことをオススメします。

無名戦士の墓( Tomb of the unknown soldier)

無名戦士の墓( Tomb of the unknown soldier)

Leof. Vasilisis Amalias 133, Athina 105 57 ギリシャ

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アクロポリス博物館

アクロポリス博物館
アクロポリス博物館

首都アテネの中心部に位置するプラカ地区に、2009年6月にオープンした博物館です。アテネが最盛期を迎えたとされる紀元前5〜4世紀頃のものを中心に、アクロポリスおよびその周辺で発掘された出土品を多数展示しています。

この博物館は、建物全体がアクロポリスをイメージして造られているそうで、展示スペースには来館者を楽しませるための工夫が随所に施されているため、普段古代遺跡や博物館にあまり興味が無いという方でも楽しむことが可能です。

主な見どころは、エレクティオン神殿のカリアティード(女神像)、アテナ・ニケ神殿のフリーズを含む、各神殿のレリーフおよび彫刻、神殿へ捧げられた奉納物です。なお、見学にかかる所要時間の目安は約4時間です。非常に見応えがある博物館なので、ぜひ時間をかけてゆっくりと見学を楽しみましょう。

新アクロポリス博物館 (New Acropolis Museum)

新アクロポリス博物館 (New Acropolis Museum)

Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42 ギリシャ

アクロポリス全体を見終わった後は、新アクロポリス美術館に行きました。 ギリシャ神話についてや、古代ギリシャについての絵や彫像など様々な資料が展示されています。予備知識をつけてから行った方が楽しいと思います。

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ダフニ修道院

首都アテネから西に約10km離れたダフニ(Dafni)に位置する中期ビザンティン建築の修道院で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

5〜6世紀に創建されたのち、11世紀にビザンティン教会として再建された歴史を有する由緒正しい修道院で、「ギリシアで最も美しい修道院」として知られています。

現在訪れることができるのは中央聖堂の外観のみですが、本堂入口前の広間およびドーム型の天井には11世紀頃描かれたモザイク画が残されているそうで、ギリシアに現存する数少ないビザンティン時代のフレスコ画の1つに数えられています。

ダフニ修道院は、首都アテネのエレフテリアス広場からバスで約40分ほどでアクセスすることが可能なので、日帰りで訪れる旅行先に最適です。

ダフニ修道院(Byzantine Monastery of Daphni)

ダフニ修道院(Byzantine Monastery of Daphni)

Haidari 124 61 ギリシャ

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テッサリア・中央ギリシア地方

メテオラ
メテオラ

ギリシア中部に広がる自然豊かな地域です。奇岩の上に築かれた修道院群メテオラ、かつて「世界の中心」としてギリシア全土の人々の信仰を集めていたデルフィ、個性的な建築様式が目をひくピリオン半島など、歴史的に大変興味深い観光スポットがいくつも点在しています。

このエリアは国内有数の農業地帯として知られ、オリーブや果実の生産が盛んに行われています。

また、東部には港町ヴォロス(Volos)が位置しているため、新鮮な魚介類を楽しむことも可能です。港付近のタベルナでは、日本人の口にとても合うシーフード料理が食べられるので、ヴォロスを訪れる際はぜひ立ち寄ってみて下さいね。

デルフィ遺跡

デルフィ遺跡
デルフィ遺跡

デルフィ遺跡は、かつて「世界の中心」としてギリシア全土の人々の信仰を集めていた古代ギリシアの聖域で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

この遺跡は、紀元前8世紀からデルフィが破壊される4世紀頃までアポロンの神託(神のお告げ)が行われていたアポロン神殿を中核とする神聖な地です。古代ギリシアの人々はこの場所で神託を受け、さまざまな意思決定を行っていたといわれています。

敷地内には、いくつかの列柱と土台を残す神殿、アテネがマラトンの戦いでペルシア軍に勝利した際に感謝の印としてアポロンに捧げられた宝庫、紀元前478年にサラミス島の海戦でペルシアから勝ち取った戦利品が並べられていた場所など、当時の繁栄ぶりを感じさせる見どことが多くあります。

神殿の前室地下から発見された石「大地のヘソ」を含む、貴重な発掘品の多くはデルフィ考古学博物館に展示されているので、あわせて訪れることをオススメします。

主な見どころ

アポロン神殿/アテナ・プロナイアの神域/ブレフテリオン/アテネ人の宝庫/シフノス人の宝庫
アテネ人の柱廊/カスタリアの泉/古代劇場/競技場/スタジアム

デルフィ遺跡(Delphi Ruins)

デルフィ遺跡(Delphi Ruins)

Delphi, Fokida

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メガロ・メテオロン修道院

メガロ・メテオロン修道院
メガロ・メテオロン修道院

メガロ・メテオロン修道院(別名:メタモルフォシス修道院)は、14世紀にアトス山から移り住んだ修道士アタナシオスにより開かれた、メテオラ最大規模の修道院です。

同修道院は、高さ613mのプラティ・リソス(Platys Lithos)と呼ばれる幅広の岩の上に位置しています。教会内部には、イエス・キリスト、使徒ルカス、大天使ミハエル、預言者ミハエルなどの壁画が描かれているほか、写本やフレスコ画などの宝物コレクションを保存する博物館も併設されています。

メガロ・メテオロン修道院(Great Meteor Monastery)

メガロ・メテオロン修道院(Great Meteor Monastery)

Megalo Meteoro Monastery, Kalabaka 422 00 ギリシャ

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ヴァルラーム修道院

ヴァルラーム修道院
ヴァルラーム修道院

ヴァルラーム修道院は、隠修士(いんしゅうし)ヴァルラームが14世紀に建造した教会跡に、2人の修道士兄弟が1517年に築いたといわれる修道院で、メテオラに現存する6つの修道院群の1つとしてユネスコの世界文化遺産に登録されています。

この修道院は、中央部にドームがあり、3ヵ所の張り出し部分が十字架の形をしているのが特徴で、内部にはクレタ派の画家フランゴス・カテラノスによって16世紀中頃に描かれたとされる見事なフレスコ画や調度品の数々が残されています。

ヴァルラーム修道院(Varlaam Monastery)

ヴァルラーム修道院(Varlaam Monastery)

Kalabaka 422 00 ギリシャ

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アギア・トリアダ修道院

アギア・トリアダ修道院
アギア・トリアダ修道院

至聖三者(アギアトリアダ)に捧げることを目的として、14世紀中頃に修道士ドメティウスにより創建された修道院で、高さ565mの絶壁奇岩の頂上に位置しています。修道院の内部は、16〜17世紀中頃に描かれたとされる美しい壁画で埋め尽くされており、幻想的な空間が広がっています。

1925年に階段が設けられるまではハシゴや巻き上げ機を使用して修道院にアクセスするのが一般的であったそうですが、現在は130段の階段を利用して安全に頂上まで行くことができます。

130段の階段は、ビルで例えると大体6〜7階の高さに相当するので、スニーカーなどの歩きやすい靴で訪れるのが理想です。また、夏の時期や日差しが強い日は熱中症になる可能性もあるため、頂上を目指す際はこまめな水分補給を心がけましょう。

アギア・トリアダ修道院(Monastery of Agia Triada)

アギア・トリアダ修道院(Monastery of Agia Triada)

Kalabaka 422 00 ギリシャ

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アギオス・ステファノス修道院

アギオス・ステファノス修道院
アギオス・ステファノス修道院

アギオス・ステファノス修道院(通称:聖ステファノス尼僧院)は、12世紀頃から修道士が住み始め、14世紀に創建されたとされる修道院で、「カランバカ(Kalambaka)の町から望むことができる唯一の修道院」として知られています。

この修道院は、メテオラにある2つの女子修道院の1つとして親しまれており、2つの付属教会を有するのが特徴です。

これらの教会には、1798年に小アジアで殉死した聖ハラランボスの聖遺物が安置されているほか、16〜17世紀の聖像をはじめ、写本、刺繍、木彫りの十字架など、キリスト教に関連する貴重な展示物、壁一面に描かれたフレスコ画など、多数の見どころがあるので、ぜひ訪れてみて下さい。

アギオス・ステファノス修道院(Monastery of Agios Stefanos)

アギオス・ステファノス修道院(Monastery of Agios Stefanos)

ギリシャ アギオス・ステファノス

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ペロポネソス・西ギリシア・イオニア地方

ケファロニア島
ケファロニア島

主にギリシア南西部を指す地域で、歴史的な見どころだけでなく、落ち着いた雰囲気のリゾート地やイタリアを思わせるような美しい街並みなど、国内に位置する定番観光地とは異なる見どころが点在しているのが特徴です。

古代ギリシアの歴史を辿るには欠かせない都市遺跡の数々は必見です。

なかでも、オリンピア(OLYMPIA)、ミケーネ(MYCENAE)、エピダウロス(EPIDAVROS)、スパルタ(SPARTA)近郊には、歴史好きにはたまらない遺跡が点在しているので、遺跡巡りを目的にギリシアを訪れるのであれば、必ず訪れておきたいエリアです。

オリンピア遺跡

オリンピア遺跡
オリンピア遺跡

オリンピック発祥の地として知られるオリンピア郊外に位置する古代遺跡で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。

この地では、紀元前776年からローマ時代にあたる393年までの約1,200年間にわたり、4年に1度中断することなく競技会が開かれていたそうで、開催期間中は都市国家も休戦を結んで競技に参加していました。

競技に参加出来るのは健康で成人年齢に達したギリシア人男性のみで、女性や子ども、奴隷による会場への立ち入りは禁じられていました。これは、同競技会が全能の神ゼウス(男)へ捧げる大祭と行われていたことが理由だそうで、当時は不正を防ぐために全裸で競技が行われていたといわれています。

広大な遺跡はギリシアで最も重要とされるゼウスの神域にあり、スタジアムや宿泊所をはじめ、オリンピックに参加した選手が宣誓した場所などの興味深い見どころが点在しています。

また、近代オリンピックの聖火は、この遺跡の敷地内に紀元前7世紀頃に建造されたギリシア最古の神殿であるヘラ神殿から、古代の儀式と同様な方法で採火されることで知られています。

ローマ皇帝・テオドシウスの異教禁止令により、393年にオリンピックが廃止されてから衰退の一途をたどり、6世紀以降には大地震や川の氾濫が発生したため地中に埋まってしまいましたが、1875年に発掘され、その全貌が明らかになりました。

主な見どころ

ゼウス神殿/レオニデオン(宿泊所)/プリタニオン(迎賓館)/フィリペイオン/パレストラ(闘技場)
フェイディアスの仕事場/ヘラ神殿/ゼウスの祭壇/ブレウテリオン(評議会場)

オリンピア遺跡(Archaeological Site of Olympia)

オリンピア遺跡(Archaeological Site of Olympia)

Archaia Olympia 270 65 ギリシャ

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古代コリントス遺跡

古代コリントス遺跡
古代コリントス遺跡

古代都市・コリントスは、旧コリントス(パレア・コリントス)と呼ばれ、現在のコリントス市街から内陸に8kmほど入った場所に位置しています。

ギリシア本土とペロポネソス半島の中間地点に位置しているため、古くから航路の要地として重要な役割を果たし、紀元前7世紀を中心に商工業都市として大きく発展した歴史を持ちます。

いち早く僭主制(せんしゅせい)を導入し、造船分野でも三橈漕船(さんどうそうせん)を開発しました。西方への海上貿易を独占状態へと持ち込むほど栄えていたそうで、主にオリーブオイルやワイン、陶器、金細工などを輸出していたといわれています。

アテネの発展に伴い、紀元前2世紀頃に1度衰退しました。しかし、ローマのカエサルによって再建されたのち、古代ローマ時代に属州の州都として再び繁栄しました。

遺跡は古代からローマ時代に建てられたものですが、現在残る見どころの大部分はローマ時代のもので、その中でも紀元前6世紀に建てられたとされるアポロン神殿は「ギリシアに現存する最も古い神殿の1つ」としてひときわ存在感を放っています。

主な見どころ

アポロン神殿/古代劇場/ローマ時代の音楽堂/グラウケの泉/ピレーネの泉
エウリクレスの大浴場/南ストア(南柱廊)/アゴラ

古代コリントス遺跡(Ancient Corinth)

古代コリントス遺跡(Ancient Corinth)

ギリシャ 〒201 00 コリントス

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シップレック・ビーチ

シップレック・ビーチ
シップレック・ビーチ

シップレック・ビーチ(通称:ナバギオ・ビーチ)は、イオニア諸島の最南端に位置するザキントス島の人気観光スポットです。

ザキントス島は、かつてヴェネツィアの支配下で繁栄し、「東方の花」と称されたことで知られる自然豊かな島で、島全体がオリーブやブドウ、アーモンドなどの木々で覆われているのが特徴です。

島には、ヴェネツィア時代の要塞をはじめ、博物館や教会、青の洞窟など、さまざまな観光スポットがあります。なかでも島内最大の見どころとして親しまれているのが、シップレック・ビーチです。

石灰岩の断崖に囲まれた絶景は、ジブリ映画「紅の豚」のワンシーンに登場した秘境ビーチを思わせます。

ポルト・ヴロミ(Porto Vromi)とビーチ間を往復しているボート、もしくはアギオス・ニコラオスなどから多数運航している遊覧船を利用してアクセスすることが可能です。

また、ヴォリメスまたはアナフォニトリアから山道を上っていくと、崖の上からビーチを一望できるポイントにたどり着くので、壮大な自然が創り出した神秘の絶景を一目見てみたいという方はぜひ足を運んでみて下さい。

シップレック・ビーチ(Shipwerck Beach)

シップレック・ビーチ(Shipwerck Beach)

ギリシャ ナヴァイオ海岸

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エピダウロス遺跡

エピダウロス遺跡
エピダウロス遺跡

エピダウロス遺跡は、ペロポネソス半島東部のアルゴリダ丘陵に位置する古代遺跡で、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。エピダウロスは、医神アスクレピオスの聖域とされ、紀元前6〜4世紀を中心に「医療の町」として国内外から病気平癒を願う多くの巡礼者を集めたことで知られています。

最盛期を迎えたとされる紀元前4世紀頃には、医療施設を中心に入浴場、野外劇場、音楽堂、体育訓練所などが建てられたといわれています。

ここでは、現代医学における一般的な治療とは異なり、「スポーツやマッサージで体をほぐし、芸術鑑賞により患者の心をリラックスさせる」というヒーリング要素が強い治療が施されていたそうで、単純に病気を治療するだけでなく、古代の人々にとって重要なストレス発散の場として利用されていたことが分かります。

主な見どころは、ギリシアに現存する古代遺跡の中で最も保存状態が良好なことで知られるエピダウロス劇場、かつて4年に1度の頻度で体育競技を行なっていたというスタジアム、そして当時患者たちの宿泊所として利用されていたカタゴゲイオンです。

そのほかにも、神殿跡や霊廟(れいびょう)、古代ローマ浴場跡、闘技場など、古代の繁栄ぶりを思わせる施設が点在しているので、非常に見応えがあります。見学にかかる所要時間の目安は、約2時間です。

首都アテネから日帰りで訪れることができるので、古代遺跡に興味がある方は必見の観光スポットです。

エピダウロスの劇場(Theater at Epidauros)

エピダウロスの劇場(Theater at Epidauros)

Epidavros 210 52 ギリシャ

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ミストラ遺跡

ミストラ遺跡
ミストラ遺跡

アテネと並ぶ古代ギリシアの代表的な都市国家として知られる町スパルタ(Sparta)郊外に位置する、中世ビザンティン時代の遺跡です。ミストラ(Mystra)は、ペロポネソス半島の南東部に広がるタイエトス山脈の斜面に十字軍によって築かれた城塞都市で、13世紀初頭から15世紀にかけて繁栄を極めたといわれています。

1204年に十字軍の遠征に参加したフランク族のギョーム1世がこの地にアカイア公国を建国したことを機に、政治と文化の中心として発展し、一時は「オリエントのフィレンツェ」とも称されるほど栄えていたそうで、ビザンティン帝国(東ローマ帝国)やオスマン帝国による支配下でも、ペロポネソス半島の重要拠点として豊かに発展し続けた歴史を持ちます。

残念ながら、ミストラの市街地は19世紀に勃発したギリシア独立戦争の際にアルバニア軍により破壊されてしまったため、廃墟と化してしまいましたが、当時の繁栄ぶりを思わせる素晴らしい都市国家は非常に見応えがあります。

エピダウロスやコリントス、ナフプリオンなど、ペロポネソス半島東部の人気観光都市の近くに位置しているので、これらの都市と合わせて観光するのが良いでしょう。

主な見どころ

オディギトリア教会/王宮/アギア・ソフィア教会/アギオス・テオドロス教会/パンタナサ教会

ミストラ遺跡(Archaeological site of Mystra)

ミストラ遺跡(Archaeological site of Mystra)

Lower Town 231 00 ギリシャ

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パレオ・フルリオ(旧要塞)

パレオ・フルリオ
パレオ・フルリオ

ギリシア西部のイオニア海に浮かぶ美食の島、ケルキラ島(コルフ島)の中心都市ケルキラ(Kerkyra)にある旧要塞です。パレオ・フルリオは、8世紀初頭のビザンティン時代に小島を要塞化して築かれたといわれています。

創建以降、トルコのオスマン帝国が力を増すにつれ、その侵入を防ぐ目的で何度も増改築を行なったことから、非常に強固な造りをしており、頑丈な城壁や門、幅の広い堀などを有するのが特徴です。

現存する建物のほとんどは16世紀に造られたものですが、重厚感が漂う要塞はケルキラ旧市街の観光に欠かせない定番スポットとして親しまれています。

パレオ・フルリオ 旧要塞(Palaio Frourio)

パレオ・フルリオ 旧要塞(Palaio Frourio)

Kerkyra 49100 Greece

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ミルトス・ビーチ

ミルトス・ビーチ
ミルトス・ビーチ

イオニア海に浮かぶ島々のなかでも最大の面積を誇るのが、ケファロニア島です。ミルトス・ビーチは、イオニア海で最も美しいビーチの1つに数えられるほど素晴らしい景観を有することで知られる人気ビーチで、毎年サマーシーズンを中心に多くの旅行客で賑わいます。

ギリシア国内には美しいビーチが点在していますが、ミルトス・ビーチはその中でも屈指の知名度を誇ります。

海岸線に沿うように約700mにわたって広がる白砂のビーチは息を飲むほど美しいのが特徴で、近年SNSを中心にとても人気です。

ビーチの背後にそびえる巨大な岩山の上に位置する展望台から望む景色は息をのむ美しさ。フォトジェニックであること間違いなしなので、ぜひベストショットを収めましょう。

ミルトス・ビーチ(Myrtos Beach)

ミルトス・ビーチ(Myrtos Beach)

ギリシャ ミルトス ビーチ

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メリッサニ洞窟

メリッサニ洞窟
メリッサニ洞窟

メリッサニ洞窟(別名:メリッサニ地底湖)は、ケファロニア島東部に位置する天然洞窟です。

この洞窟の見どころは、長さ160m、幅40m、水深約39mにおよぶ地底湖で、天井に空いた穴から光が差し込むと幻想的なターコイズブルーが美しい湖へと姿を変えることから、「青の洞窟」という名でも親しまれています。

島の東部沿岸に位置するサミ(Sami)からタクシーで約5分ほどでアクセスすることが可能なので、ぜひ晴れた日を狙って訪れることをオススメします。

メリッサーニ洞窟(Melissani Cave)

メリッサーニ洞窟(Melissani Cave)

ギリシャ 〒280 80, Sami, メリッサーニ洞窟

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エーゲ地方

ミコノス島
ミコノス島

ギリシアの定番観光地としてお馴染みのサントリーニ島やミコノス島が位置するキクラデス諸島、およびエーゲ海北東部に浮かぶドデカニサ諸島を指す地域です。

ギリシア語で「輪」を意味するキクラデス諸島には全部で220以上におよぶ島々が点在しているそうで、そのうち人が住んでいる島は39ヵ所あるといわれています。その名の通り、この辺りに浮かぶ島々は真ん中に円を描くようにひとかたまりになっているのが特徴です。

紺碧の海と可愛い街並みが素敵な島々では、日常の喧騒をも忘れさせるような質の高い滞在時間を過ごせます。ハネムーンなどの特別な旅行だけでなく、自分へのご褒美として訪れるのも良いでしょう。

一方、トルコ西部に位置するドデカニサ諸島には、オリエントの影響を受けて育まれた独自の文化が根付いているため、キクラデス諸島とは全く異なる趣を感じます。主な見どころは、リムノス島(Limnos)、レスヴォス島(Lesvos)、ヒオス島(Chios)、イカリア島(Ikaria)、サモス島(Samos)です。

これらの島々は、すべて南北に連なっているため、フェリーや高速船を利用して島巡りを楽しめます。首都アテネから国内線でイカリア島またはリムノス島へ移動し、そこから各島を訪れると効率よく観光することができるでしょう。

ミコノス島の風車

ミコノス島の風車
ミコノス島の風車

サントリーニ島と並ぶ、エーゲ海屈指のリゾート地として世界的な知名度を誇るミコノス島。この島は「エーゲ海の島の代名詞」と称される人気観光地として親しまれ、毎年日本からも多くの観光客が訪れています。そのため、旅行会社の広告やSNSで、その存在を知ったという方も少なくないでしょう。

ミコノス島と聞いて、最初に思い浮かぶのはどんな景色ですか。

真っ白な街並み、迷路のような路地、エーゲ海を見渡す白浜のビーチなど、これら全てがミコノス島の魅力を構成しているのですが、この島の景観に欠かせない存在として、大きな役割を果たしているのが、島内各地に点在している風車です。

現在、島内には合計16基の風車がありますが、そのうち7基は主要観光スポットが集まる中心部として知られるミコノス・タウンに位置しています。

これらは、海上から吹き付ける強い風を利用した小麦の製粉を目的に使用されていたそうで、16世紀頃ベネツィア人によって築かれた後、約400年間にわたって稼働し続けたといわれています。

最も有名な風車は「アノ・ミリの丘の風車」および「6つの風車」で、それぞれアクセスが便利な立地なので、ぜひ足を運んでみて下さいね。

6つの風車(6 windmills)

6つの風車(6 windmills)

Tria Pigadia,Mykonos town Greece

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アノ・ミリの丘の風車(Agricultural Museum- Mylos tou Boni)

アノ・ミリの丘の風車(Agricultural Museum- Mylos tou Boni)

ギリシャ 〒846 00, Mikonos

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ふたつのブルードームの教会

ふたつのブルードームの教会
ふたつのブルードームの教会

サントリーニ島北端の小さな町イア(Oia)に位置する教会で、島内随一の絶景ポイントとして知られています。

サントリーニ島には、白壁と青い屋根が特徴の教会(通称:ブルードーム)がいたるところに点在しているため、訪れる際は正確な位置情報を事前にしっかりと確認しておく必要があります。

イアの町は、さほど入り組んだ造りをしていないため、あらかじめ拠点を決めておくと道に迷わずに観光を楽しむことができるでしょう。

ふたつのブルードームの教会へ行く場合は、イア中心部のメインスクエアを拠点に移動するのがオススメです。具体的なアクセス方法は簡単で、メインスクエアに位置する教会を背に海の方角へ進み、すぐ右へ曲がって110mほど先の左手に見える階段を降りれば目的地へとたどり着けます。

鮮やかなパステルブルーのドームと真っ白な街並みによる絶景は、見る者すべてを魅了します。

海の青とのコントラストが美しい日中の観光も良いですが、空が色鮮やかに染まる夕暮れ時も非常に魅力的なので、現地での滞在時間に余裕のある方は、時間帯ごとに異なる絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

青い屋根の教会(Church with blue roof)

青い屋根の教会(Church with blue roof)

Oia 847 02 ギリシャ

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レッド・ビーチ

レッド・ビーチ
レッド・ビーチ

サントリーニ島南西部に位置する、人気の観光スポットです。レッド・ビーチ(Red Beach)は、大きな赤い岩肌の崖に囲まれた世界でも大変珍しいビーチで、海岸線に迫る赤茶色の断崖とパステルブルーの海が織りなすコントラストが素晴らしいと評判です。

波が穏やかで、落ち着いた雰囲気が漂っているビーチなので、ゆっくりと海水浴を楽しむのにオススメです。島の中心部に位置するフィラ(Fira)からは、バスを利用して簡単にアクセスすることが可能なので、ぜひ足を運んでみて下さい。

レッド・ビーチ(Red beach)

レッド・ビーチ(Red beach)

Red beach, ギリシャ

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ディロス遺跡

ディロス遺跡のライオン像
ディロス遺跡のライオン像

太陽神アポロンと月の女神アルテミスが誕生した島として、古代の人々から多くの信仰を集めてきたディロス島。エーゲ海に浮かぶリゾートアイランドとして有名なミコノス島から船を利用して片道約30分でアクセスできるため、日帰りで訪れる旅行先としても人気です。

この島は、古代ギリシアの重要な貿易中継拠点として繁栄し、エーゲ海における政治や経済、宗教を含む文化の中心地として発展した歴史を有することから、島全体がユネスコの世界文化遺産に登録されています。

ディロスは、紀元前478年頃に最盛期を迎えた商業都市の遺跡で、紀元前1世紀頃に他国に攻め込まれるまで、アポロン信仰の中心地として栄えていたことで知られています。紀元前1世紀に起きた戦争では島民約1万人が虐殺されたといわれ、以降1873年にフランス人調査団によって発見されるまで、長く歴史の舞台から忘れ去られていました。

遺跡の敷地内には、繁栄当時を思わせる施設が点在しており、見どころ満載です。見学にかかる所要時間の目安は約2時間ですが、船の運航本数が少ないので、事前に時刻表をしっかりと確認した上で観光することをオススメします。

主な見どころ

ライオン像/アポロン神殿/古代人の住宅地/古代劇場/ドルフィンの家/イーシスの神殿/聖なる湖/ディロス考古学博物館/イタリア人のアゴラ/金庫跡

デロス島(Delos Island)

デロス島(Delos Island)

ギリシャ 〒846 00, Delos, デロス島

ミコノス島のすぐ近く。アポロンとアルテミスは、この島で産まれたと信じられてる。 遺跡の島で 誰も住んでないから、観光船の時間は しっかりチェックを。

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アポロ神殿

アポロ神殿
アポロ神殿

キクラデス諸島のなかで最も大きな島であり、酒と演劇の神ディオニソスゆかりの地として知られるナクソス島。

アポロ神殿は、この島の中心都市であるナクソス・タウン北西部に位置するパラティア島に紀元前530年頃着工されたのち、建設途中に発生した政権崩壊を原因に未完成のまま残された神殿遺跡で、現在はディロス島の方角を向いてたたずむポルタラ(門)と基礎部分のみ訪れることが可能です。

とても美しい夕日が見られることで有名なため、晴れた日の夕暮れ時には夕日を目当てに訪れる多くの観光客で賑わいます。

アポロ神殿(Temple of  Apollo)

アポロ神殿(Temple of Apollo)

Portara, Naxos Island, Greece

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クレタ地方

クレタ島
クレタ島

エーゲ海に浮かぶギリシア最大の島、クレタ島。島の面積は、兵庫県とほぼ同じ大きさにあたる約8,336平方kmと広大であることから、島そのものが1つの地方を形成しています。

クレタ島では紀元前7,000年頃から人類が住み始め、紀元前30世紀末頃にヨーロッパ最古の文明であるミノア文明が発達したことで知られ、かつて繁栄した高度な文明を物語る古代遺跡をはじめ、ヴェネツィアの影響を色濃く残した美しい町、ヨーロッパ随一の深さを誇る渓谷など、多数の見どころが島の至るところに点在しているのが特徴です。

美しい海岸線と温暖な気候に恵まれていることから、ギリシア有数のリゾート地として親しまれており、平地であれば冬の時期でも比較的温暖なので快適に観光を楽しめます。

主要都市は、イラクリオン(Heraklion)、レシムノ(Rethymno)、およびハニア(Chania)の3ヵ所で、すベて島の北側の沿岸部に位置しています。これらの都市は高速道路で結ばれているので、バスを利用して移動するのが便利です。

ヴェネツィア時代の要塞

ヴェネツィア時代の要塞
ヴェネツィア時代の要塞

ヴェネツィア時代の要塞(”Koules” Sea Fortress)は、クレタ島の中心都市であるイラクリオン(Heraklion)北端に位置する、2階建ての海上要塞です。

この要塞は、海から市街への侵入者を防ぐ目的で16世紀初頭にヴェネツィア共和国によって建造されたもので、内部は厚い壁によって26室に仕切られています。

かつては、ロカ・ア・マーレ(Rocca a Mare)またはカステロ・ア・マーレ(Castello a Mare)とイタリア語で名付けられていたそうですが、17世紀後半にオスマン帝国の支配下に置かれて以降、トルコ人がクーレス(Koules)と改め、その名が現代へと引き継がれています。

内部は年間を通じて一般公開されていますが、閉館の時間帯が夏季と冬季では大きく異なるので、見学に訪れる際は開館情報を事前に確認した上で足を運ぶことをオススメします。

ヴェネツィア時代の要塞(Koules The Fortress at the Sea)

ヴェネツィア時代の要塞(Koules The Fortress at the Sea)

Heraklion 712 02 ギリシャ

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イラクリオン古代博物館

イラクリオン旧市街の東部に位置する博物館で、ヨーロッパ最古の文明として知られるミノア文明に関連するクレタ島の出土品を数多く展示・収蔵しています。

主な見どころは、イラクリオン郊外に位置するクノッソス宮殿から出土した壁画「百合の王子」、「パリジェンヌ」、およびクレタ島南部に位置するフェストスの遺跡で出土した「フェストスの円盤」で、どれも非常に完成度が高く、考古学上とても価値があるのが特徴です。

これらを含む素晴らしい作品の数々は、新石器時代からローマ時代までの異なる時代ごとに
分けて展示されているので、古代から現代に至るまでの歴史を辿りながら見学することが可能です。

イラクリオン古代博物館(Heraklion Archaeological Museum)

イラクリオン古代博物館(Heraklion Archaeological Museum)

Ξανθουδίδη και, Chatzidaki 1, Iraklio 712 02 ギリシャ

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クノッソス宮殿跡

クノッソス宮殿跡
クノッソス宮殿跡

イラクリオン郊外に位置する青銅時代最大の遺跡で、紀元前3,000年頃に始まり、紀元前18〜15世紀頃にミノア文明の中心地として栄えた歴史を持ちます。

この遺跡は、紀元前2,600年頃にクレタ島を支配していたミノス王が建設した宮殿跡で、中央部に位置する広大な中庭を挟んで西側に行政および宗教関連施設、東側に居住施設や工房があったといわれています。

同宮殿は、今から約3,700年前に建造されたにもかかわらず、4階建ての部分も有していたとされ、大変高度な文明を築いていたことが分かります。

また、宮殿の大きさは1辺が160mで、内部には奉納庫、化粧室、浴室などを含む1,200以上の部屋に仕切られていたため、大変複雑な構造をしていたということが近年の調査・研究で明らかになっています。

主な見どころ

王座の間/女王の間/倉庫/奉納庫/部屋や回廊を彩るフレスコ画など

クノッソス宮殿跡(Knossos Palace Ruins)

クノッソス宮殿跡(Knossos Palace Ruins)

ギリシャ 〒714 09 クノッソス

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ギリシアのご当地グルメ

ドルマーデス

ドルマーデス
ドルマーデス

ドルマーデス(Dolmades)は、米、ひき肉、みじん切りにした香味野菜を混ぜたものを、ブドウやキャベツの葉で包み、しっかりと火が通るまで煮込んだ郷土料理で、中央アジアから北アフリカまで広く親しまれています。

ギリシア北部では、アルミア(armia)と呼ばれる発酵したキャベツの葉でドルマを作ることもあり、訪れる地域によって異なる味を楽しめます。

グリークサラダ

グリークサラダ
グリークサラダ

グリークサラダ(Greek Salad)は、ギリシアの代表的なサラダとして知られる、新鮮な生野菜を使ったサラダです。

トマト、キュウリ、ピーマンや赤タマネギをはじめとする季節の生野菜とオリーブの実を混ぜて、塩、こしょう、ハーブ、酢、レモンなどの調味料でサッパリと味付けしたもので、フェタチーズ(ギリシア特有のヤギのチーズ)を添えて食べるのが一般的です。

サガナキ

サガナキ
サガナキ

サガナキ(Saganaki)は、ギリシア語で「小さなフライパン」を意味する郷土料理です。

その名の通り、小さなフライパンを使用してチーズが濃いキツネ色になるまでオリーブオイルで焼いたもので、チーズの香ばしい香りが食欲をそそります。

使用するチーズは、ケファログラヴィエラ(Kefalograviera)をはじめ、カセリ(Kasseri)・ケファロティリ(Kefalotyri)・フェタチーズ(Feta)などバラエティーが豊富です。チーズ本来の風味を楽しむシンプルなものや魚介類に添えて調理するものなど、材料や作り方によって全く違った印象の味わいに仕上がるので、現地を訪れる際はぜひ色々なレストランのサガナキを試してみてはいかがでしょうか。

スブラキ

スブラキ
スブラキ

スブラキ(Souvlaki)は、食べやすい大きさに切った肉を鉄串に刺して炭火焼きした料理です。トルコ料理のシシケバブや日本の焼き鳥を思い浮かべると分かりやすいでしょう。ギリシアでは「ファストフードの定番」のような存在として親しまれており、ファストフード店をはじめ、レストラン、鉄道駅の売店、屋台などでも販売されています。

また、ピタやフライドポテトと一緒に提供しているお店もあるので、スナック感覚ではなく、しっかりと食事をしたい方にもオススメです。旨味を凝縮したジューシーなお肉とヨーグルトソースの相性は抜群です。

日本には、肉とヨーグルトを組み合わせた料理が存在しないため、少し抵抗感があるかもしれませんが、実際に食べてみるとヨーグルトがお肉の脂肪分を中和する役割を果たしているのが分かります。

もちろん、レモン果汁や塩コショウのみでシンプルに味付けして食べても美味しいので、ぜひお試し下さい。

ルクマデス

ルクマデス イメージ
ルクマデス イメージ

ルクマデス(Loukoumades)は、揚げドーナツにシナモンパウダーとハチミツをかけた「ギリシア風ドーナツ」です。

外はサクサク、中はモチモチとした食感は、地元の人のみならず日本人のあいだでも評判で、とても食べやすいため、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いと思います。

ハチミツとシナモンパウダーをかけたものが定番として親しまれていますが、砕いたナッツやチョコレートをかけたモダンなフレーバーも人気です。

ルクミ

ルクミ
ルクミ

ルクミ(Lokum)は、水に溶かした砂糖とデンプンを混ぜたものに、アーモンドやクルミ、ココナッツなどの粉末または蜂蜜、柑橘系の果汁を加え、サイコロ状に切って冷やし固めた伝統菓子です。

ゼリーやわらび餅を思わせるようなモチモチとした食感で、非常に甘いのが特徴です。

バクラバ

バクラバ
バクラバ

バクラバ(Baklavas)は、中近東や中央アジアを中心に人気の伝統的な焼き菓子です。

ピスタチオ、クルミ、ヘーゼルナッツなどのナッツ類を刻んでサックリと焼き上げたパイ生地に、甘いハチミツをたっぷりとかけたもので、オスマン帝国によって発明されたといわれています。

地域ごとに作り方が異なるほか、ナッツの種類、生地の材料や厚み、シロップのレシピに個性が現れるため、いくつか食べてみることをオススメします。

ギリシアへのアクセス・所要時間

2020年8月現在、日本ーギリシア間の直行便は就航していません。

そのため、ギリシアへ向かう場合は第3国を経由してアクセスすることになりますが、主な乗り換え地として中東またはヨーロッパの主要都市が挙げられます。所要時間は、約15〜19時間が目安です。

就航している航空会社

直行便

2020年8月現在、日本からギリシアへの直行便は就航されていません。

乗り継ぎ便

日本からギリシアへの乗り継ぎ便を提供している主な航空会社

  • ターキッシュ・エアラインズ
  • エティハド航空
  • カタール航空
  • エミレーツ航空
  • KLMオランダ航空
  • エールフランス航空
  • アリタリア航空

ギリシアの空港を紹介

アテネ国際空港(Athens International Airport)

アテネ国際空港
アテネ国際空港

アテネ国際空港(別名:エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)は、ギリシアの首都アテネ(Athens)に位置する国際空港で、日本を含むアジア、北米、ヨーロッパ、中東、アフリカに位置する各主要都市から多くの便が就航しています。

空港施設は2階建てで、1階が国内線・国際線到着ターミナル、2階は出発ターミナルとなっています。

各ターミナルは、それぞれ「国内線およびシェンゲン協定加盟国用」と「シェンゲン協定非加盟国用」のエリアに分けられているので、日本からの到着便から国内線へと乗り換える場合は、乗り継ぎカウンター(Transfer desk)を経由して乗り継ぎを行う必要があります。

また、空港内部には、各航空会社のカウンターや免税店の他に、カフェやレストラン、ファストフード店、ATM、外貨両替所、空港ラウンジなどがあるほか、空港Wifiに無料で接続することも可能なので、比較的快適に過ごすことができるでしょう。

空港から市内へのアクセス方法

空港から市内への移動は、エアポートバス、地下鉄、またはタクシーを利用するのが便利です。移動にかかる所要時間は、利用する交通手段の種類や時間帯、およびホテルの立地により大きく異なります。

そのため、市内へと移動する際は、宿泊先のホテルと最寄りの交通機関の位置関係をよく確認してから、最適な交通手段を選択することをオススメします。

土地勘が無いなかで地下鉄やバスを利用するのは怖いという意見もあるかもしれませんが、世界中から訪れる多くの観光客で賑わうシンタグマ広場やピレウス港方面へと向かうのであれば、エアポートバスや地下鉄(ライン1)が便利です。

エアポートバスは、運行方面により4種類の路線に分けられており、それぞれの運行頻度が異なりますが、すべての路線が24時間運行となっているので、早朝や深夜に空港へ行く場合も安心して利用することが可能です。

エアポートバス
X93番 キフィスウ・ターミナル行き(リオシオン・ターミナル経由)
X95番 シンタグマ広場行き(エスニキ・アミナ駅経由)
X96番 ピレウス港行き
X97番 エリニコ駅行き

アテネ国際空港(Athens International Airport)

アテネ国際空港(Athens International Airport)

Attiki Odos, Spata Artemida 190 04 ギリシャ

アテネ国際空港に到着。 チェックインを済ませ、朝食を調達しにいきます。 空港の外で簡単な食事を買うことができます。 言葉がわからなくても指差しで大丈夫でした。

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ギリシアの年間イベント情報

1月

主顕現祭/1月6日

ギリシア語で「テオファニア」と呼ばれる宗教行事で、毎年1月6日に祝われています。

主顕現祭は、イエス・キリストがヨルダン川で洗礼を受けたことを祝福する記念日で、国内各地で水を清める儀式が行われます。

司教が海や川に投げ入れた十字架を獲得すると幸せが訪れるといわれ、毎年多くの若者たちが冬の海に飛び込みます。形は異なりますが、ゲンを担ぐという意味では兵庫県の西宮神社で毎年行われている「福男選び」に近いような印象です。

なかでも首都アテネ近郊に位置するピレウス港の祭りは、非常に有名で多くの人々で賑わいます。

3月

聖灰月曜日

聖灰月曜日は、ギリシア語で「カサラ・デフテラ」と呼ばれる移動祝祭日です。

この日は、復活祭を祝うまでの節食期間の始まりの日とされ、肉はもちろん乳製品や卵などの動物性タンパク質を含む食材を断ち、海鮮類や野菜を中心とした食事をするのが習慣です。

海鮮類といっても、魚のような血が出る食材を食べることは禁じられており、タコ・イカ・エビ・貝などを使用した料理を楽しむのが一般的です。

塩漬けにした魚卵とニンニクを、パンまたはジャガイモと練り合わせて作るギリシア料理「タラモサラタ」や伝統的なギリシアパン「ラガナ」は、聖灰月曜日の定番料理として親しまれています。街中のレストランでも簡単に見つけることができるので、ぜひ食べてみて下さい。

また、凧揚げをする習慣もあるので、各地の高台や海辺を訪れる際は空を見上げてみてはいかがでしょうか。

独立記念日/3月25日

独立記念日は、「自由か、さもなければ死を」をスローガンに掲げています。約400年間にわたってギリシアを支配し続けた、オスマン帝国からの独立を巡る戦争宣言が行われた1821年3月25日を記念する国民の祝日です。

当日は、独立を祝うギリシア国旗が町中を彩り、華やかなお祝いムードに包まれます。

首都アテネをはじめ、国内各地の主要都市では記念式典や軍事パレードが開催されるので、この日にギリシアを訪れる場合は式典やパレードを見学してみてはいかがでしょうか。

4月

聖金曜日

聖金曜日は、十字架に架けられて天に召されたイエス・キリストの受難と死を記念するキリスト教における祭日の一種です。

キリスト教では、復活祭前日までの1週間を聖週間と呼び、イエス・キリストのエルサレム入場(日曜日)からキリストの遺骸が墳墓に安置せられた日(聖土曜日)までの期間に、さまざまな行事が催されます。

ギリシアでは、聖金曜日の夜にエピタフィオスと呼ばれる儀式用の布を被せた棺(ひつぎ)を担ぎながら教会周辺の通りを練り歩く儀式が国内各地で行われます。その翌日にあたる聖土曜日の深夜には、イエス・キリストの復活を祝うために多くの人々が教会に集まるといわれています。

復活祭

イースター イメージ
イースター イメージ

復活祭(別名:イースター)は、イエス・キリストの復活を記念するキリスト教の重要行事です。日本を含む諸外国では「イースター」として親しまれていますが、ギリシアでは「パスカ」と呼ばれています。

春分の日の後に訪れる最初の満月の次の日曜日に祝うのが一般的ですが、実際に祝う日付はキリスト教の宗派により異なります。

プロテスタントやローマ・カトリックは、グレゴリオ暦を採用する西方教会に所属している一方で、ギリシアが国教として定めているギリシア正教はユリウス暦を採用する東方教会(正教会)に所属しているため、西欧諸国に比べ1週間遅く復活祭を祝うのが特徴です。

現地では家族や親戚と集まって過ごすのが一般的で、イースターの定番料理である羊の丸焼きをはじめ、羊のモツ料理「ココレッチ」、香草や葉物野菜と羊のモツを煮込んだ「マギリッツァ」などのご馳走を楽しみます。

ギリシアでは、首都アテネを中心にイースター当日でも営業しているレストランが多く、定番のイースター料理などを気軽に楽しめるので、この時期に旅行する場合はぜひ本場の羊料理をお楽しみ下さい。

聖金曜日からイースターの翌月曜日までの4日間が連休となり、お店や公共機関をはじめ遺跡や博物館の営業時間が不規則になる場合があります。この時期に現地を訪れる予定の方は、観光地に関する情報を事前に確認したうえで旅行のスケジュールを立てることをオススメします。

5月

メーデー/5月1日

メーデーは、毎年5月1日にギリシアを含む世界80ヵ国以上で祝われている国際的な労働者の祭典です。

現地では、バスや路面電車、地下鉄、郊外鉄道などの公共交通機関が終日運休、もしくはストライキを理由に運行停止となることが多く、各地で抗議デモが開催されるため、この日を旅行期間に含む場合は注意が必要です。

6月

聖霊降臨祭翌月曜日

聖霊降臨祭は、復活祭にあたる日から49日後に祝われるキリスト教徒にとって非常に重要な祝祭日のひとつです。

これは、新約聖書のエピソードに由来するもので、イエス・キリストが復活および昇天した後に集まって祈りを捧げていた120人の信者の上に、神からの聖霊が降ったという出来事を記念しています。

ギリシアでは、聖霊降臨祭の翌月曜日を国民の休日として定めています。

8月

聖母被昇天祭/8月15日

霊魂と肉体を伴って天国へと召し上げられた聖母マリアの栄光を祝福するお祭りで、毎年8月15日に祝われています。

聖母被昇天祭は、宗派にかかわらずキリスト教を信仰する人々のあいだでクリスマスやキリスト昇天祭と同様に大切にされている重要な日です。

現地では人々が地元へ帰省する日として親しまれているため、聖母被昇天祭の前日を中心に各地の空港をはじめ、フェリーターミナルや高速道路が非常に混雑します。

公共機関はもちろん休業となる店舗も多いので、この日を旅程に含む場合は注意が必要です。

9月

スパルタスロン

スパルタスロンは、1983年から毎年9月下旬に開催されているウルトラマラソン大会です。

首都アテネからスパルタまでの246kmを36時間の制限時間以内に不眠不休で走行するという、想像するだけでも過酷極まりない条件下で行われるのが特徴です。舗装路からトレイル、標高約1,200mの山岳路によって構成されているハードなコース設定で知られています。

この大会は紀元前5世紀の第1次ペルシア戦争の際に、アテネ軍の伝令フィディデスが援軍を求めるためにスパルタまで走ったという史実を再現したものです。とても壮絶であるにもかかわらず、毎年日本からも多くの人々が参加しています。

2018年に行われた「第36回スパルタスロン」には、開催国であるギリシアに次いで2番目に多い、58名の日本人がエントリーしたそうで、石川佳彦氏が22時間55分13秒のタイムで大会史上3人目の日本人優勝者として輝きました。

10月

国家記念日/10月28日

国家記念日(通称:参戦記念日)は、ギリシアが第2次世界大戦に参戦したことを記念する国民の祝日です。

この記念日は、1940年10月28日にムッソリーニ率いるイタリア軍がギリシアに侵入し、占領することを目的に国土自由通過権を要求した際に、ギリシアのメタクサス将軍および国民が即時に拒否しました。同日に勃発したイタリア軍との激戦で圧倒的に勝利し、アルバニア後方へと撤退追い込んだ出来事に由来しているそうで、参戦を祝福するというよりも、「国民が祖国の自由を守るために戦ったこと」を記念する日として親しまれています。

11月

テッサロニキ映画祭

マケドニア映画教会の主催により、ギリシア北東部の港湾都市・テッサロニキで毎年11月に開催されている映画祭です。

この映画祭の歴史は1960年までさかのぼり、開催当初はギリシア映画限定の国内向け映画祭として親しまれていたそうですが、1992年に国際部門を設けて以来、世界各国の映画も上映されるようになりました。

近年では、日本映画を含む約200作品が上映されており、高橋陽一郎監督の「水の中の八月」、杉森秀則監督の「水の女」が最優秀作品賞を、竹内洋介監督の「種をまく人」が最優秀監督賞および最優秀女優賞をダブル受賞し、注目を集めています。

アテネ・クラシックマラソン

アテネ・クラシックマラソンは、首都アテネで毎年11月の第2日曜日に開催されている国際的なマラソンイベントです。

現在では、誰もが知る陸上競技の人気種目としてお馴染みの「マラソン」ですが、その名は古代ギリシアの故事に記されている紀元前450年の出来事に由来しているといわれています。

フルマラソンの走行距離として知られる42.195kmは古代マラソンに直接関係するものではなく、1908年にイギリスの首都ロンドンで開催された第4回オリンピック大会で使用されたコースの長さが、1924年以降正式に採用されたものだそうです。

アテネ・クラシックマラソンでは、1896年に開催された第1回オリンピック大会のマラソンコース(アテネ〜マラトン間)を実際に走ることが可能で、フルマラソンに加え10kmおよび5kmなど気軽に走破できるコースも用意されていることから、毎年世界中から多くの人々が参加します。

個人参加の場合でも、公式サイトから簡単にエントリーすることが可能なので、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。

12月

クリスマス・ファイヤーフェスティバル/12月23日

クリスマス・ファイヤーフェスティバルは、ギリシア北部の西マケドニア地方に位置するフロリナ市(Florina)で毎年12月23日に開催されている祭りです。

町の至るところで薪に火がつけられ、幻想的な炎を囲みながらクリスマスキャロルを夜通し歌うのが習慣です。

クリスマス/12月25日

シンタグマ広場のクリスマスツリー
シンタグマ広場のクリスマスツリー

イエス・キリストの後誕を祝う日として世界中で広く親しまれている、キリスト教の伝統行事であるクリスマス。

ギリシアのクリスマスシーズンは、24日から26日までの3日間で、家族や親戚と集まってゆっくりと過ごすのが一般的です。

12月になると、国内各地が素敵なイルミネーションやクリスマスの装飾によって彩られ、一層ロマンチックな雰囲気に包まれます。また、首都アテネやテサロニキを含む主要都市では大規模なクリスマスマーケットが開催され、可愛いクリスマス雑貨や美味しいグルメが販売されるので、お土産探しや食べ歩きを目的に訪れるのも良いでしょう。

クリスマスといえばケーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、ギリシアでは意外にもクッキーがよく食べられています。しっとりとした食感がクセになるハチミツクッキー「メロマカロナ」と、粗く砕いたアーモンドが香ばしいギリシア版スノーボールクッキー「クラビエデス」の2種類が、主にギリシアのクリスマスに欠かせない伝統菓子として親しまれています。

ボクシングデー/12月26日

かつて貧しい人たちのために教会へと寄付されたプレゼントがクリスマスの翌日に開けられていたことに由来する祝祭日で、クリスマス後に訪れる最初の平日に祝われています。

ボクシングデーと聞くと、スポーツのボクシングを想像する人が多いと思いますが、ボクシング(Boxing)はクリスマスプレゼントのボックス(Box)から生じた単語で、その名の通りクリスマスに受け取ったプレゼントを開ける日として親しまれています。

ギリシアでは国民の休日として指定されているため、銀行や郵便局などが休業となります。また、遺跡や博物館も休館もしくは開閉時間が変更されることが多いので、現地で慌てないためにも訪れる予定の観光スポットの情報を事前に調べておくのが理想です。

ギリシア観光の移動手段

ギリシア国内を観光する為の主な移動手段は、国内線、鉄道、およびバスの利用が一般的です。

その他にも国内船便やレンタカーなど、利用者のニーズにより異なる複数の選択肢が存在するので、旅行先でのスケジュールや予算に応じて使い分けることをオススメします。

鉄道

ギリシア鉄道
ギリシア鉄道

ギリシア国内の鉄道路線は、ギリシア鉄道(TRAIN OSE)により運行されています。国内で運行している列車は、急行列車「インターシティ(IC)」、夜行列車「ナイト・トレイン」、郊外鉄道の3種類に分けられています。

急行および夜行列車は全席指定席となっており、利用する座席を1等または2等から選択することが可能です。

ギリシアは他のヨーロッパ諸国に比べ鉄道網が発達していないので、鉄道を利用した観光移動はあまり便利ではないのが現状です。しかしながら、利便性よりも列車での移動そのものに価値や魅力を感じるという方にはぜひオススメしたい移動手段です。

現地での滞在時間に余裕のある方は、車窓から眺める異国の風景を楽しみながらゆっくりと移動してみてはいかがでしょうか。

鉄道の時刻表や料金はギリシア鉄道の公式ホームページから確認することが可能です。事前にインターネット上でオンラインチケットを購入することも可能なので、詳しい情報を知りたい方は公式ホームページにアクセスするのが良いでしょう。

国内線

ギリシアの国内線は、首都アテネに位置するアテネ国際空港(別名:エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)を拠点に複数の航空会社が国内各地の主要都市および人気観光地へと就航しています。

利用する航空会社によって、受託手荷物が有料となる場合があるので、フライトを予約する際は注意が必要です。

特に、LCC(格安航空会社)として知られるライアンエアー(RYANAIR)は、空港での搭乗券の印刷および手荷物に関する制限が厳しいため、航空会社の規則を事前に確認してから予約することをオススメします。

主な就航都市

イラクリオン/ロドス/ミコノス/サントリーニ/テッサロニキ/ケファロニア/ミロス/ザキントス/リムノス/カヴァラ/スキロス/ケルキラ/イオアニナ/コス/ハニア

バス

ギリシアでは鉄道よりもバスの路線が充実しており、首都アテネ(Athens)を起点とする長距離バスはもちろんのこと、エーゲ海やイオニア海に浮かぶ島々のほとんどを網羅しているため、観光での移動にとても便利です。

現地のバスは、主要路線を中心に運行する長距離バス、および地方都市を網目のように結ぶ私営バス組織として知られるクテル(KTEL)の2種類に大別されます。

バスチケットは、長距離バスターミナルに位置するチケット売り場で購入するのが一般的です。また、島内で運行されているバスは車内で運賃を支払うこともあるので、少額の紙幣または硬貨をあらかじめ用意しておくとスムーズでしょう。

タクシー

アテネの町並みとタクシー
アテネの町並みとタクシー

首都アテネを中心に利用する観光客が多い交通手段といえば、タクシー。アテネ市内を走っているタクシーは、黄色い車体に「TAXI」と書かれたマークが付いているのが特徴です。現地のタクシー料金は日本に比べ割安ですが、利用客とのトラブルが頻繁に起こっているため注意が必要です。

利用するタクシーがメーターを使用している場合でも、走行中の時間帯を誤魔化して割増請求することがあります。メーターの金額欄の前に表示されている数字が1なら昼間(5:00〜24:00)、2なら夜間(0:00〜5:00)の設定にされているので、乗車時はよく確認して下さい。

そのほかにも、クリスマスやイースター期間中には特別料金が加算されるので、参考までに覚えておきましょう。

お得なフリーチケット

アテネシティーパス

アテネシティーパス(Athens City Pass)とは、ギリシアの首都アテネで観光客向けに発行されているお得な観光パスです。

パスの種類は有効期間の長さによって6種類に分けられており、1〜 6日間の中から必要な旅行日数を選択することが可能です。

このパスを利用すれば、アクロポリス遺跡をはじめとする人気観光スポットへの無料入場およびアクロポリス博物館への優先入場が可能になるほか、アテネの主要な観光スポットを巡る乗り降り自由の観光バス(Hop on Hop off Bus Tour)を無料で利用することもできます。

短期間の旅行でも、アテネの見どころを出来るだけ満喫したいという方にはとても魅力的な内容だと思います。

アテネシティーパスを利用すれば、これらの特典が得られるだけでなく、効率的かつお得に観光を楽しめるので、現地滞在中になるべく多くの観光スポットを巡りたいという方は必見です。

アテネシティーパス(Athens City Pass)の料金

1日券:大人 54.9ユーロ(18〜25歳は19.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)11.9ユーロ
2日券:大人 61.9ユーロ(18〜25歳は23.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)13.9ユーロ
3日券:大人 65.9ユーロ(18〜25歳は27.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)15.9ユーロ
4日券:大人 69.9ユーロ(18〜25歳は30.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)17.9ユーロ
5日券:大人 75.9ユーロ(18〜25歳は34.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)19.9ユーロ
6日券:大人 79.9ユーロ(18〜25歳は37.9ユーロ)、子ども(6〜17歳)21.9ユーロ

ギリシアのおすすめホテル10選

アテネ ユートピア エルム(Athens Utopia Ermou)


基本情報
【住所】46 Ermou,プラカ,アテネ,ギリシャ,10563
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

アテナエウム インターコンチネンタル(Athenaeum Intercontinental)


基本情報
【住所】89-93 Syngrou Avenue,ネオス コスモス,アテネ,ギリシャ,1745
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

グランド ハイアット アテネ(Grand Hyatt Athens)


基本情報
【住所】115, Syngrou Avenue,ネオス コスモス,アテネ,ギリシャ,11745
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エレクトラ メトロポリス ホテル(Electra Metropolis Hotel)


基本情報
【住所】Mitropoleos 15,プラカ,アテネ,ギリシャ,10557 
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エレクトラ パレス ホテル アテネ(Electra Palace Hotel Athens)

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基本情報
【住所】18-20 N.Nikodimou street,プラカ,アテネ,ギリシャ,10557
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

シークレット パラダイス ホテル&スパ(Secret Paradise Hotel & Spa)


基本情報
【住所】Georgiou Papandreou 9-11. N.Kallikratia,カリクラティア,ハルキディキ,ギリシャ,63080
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

ロカンディエラ(Locandiera)


基本情報
【住所】Ioannou Gennata 8,コルフ,コルフ,ギリシャ,49100
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

アスィナ ラグジュアリー スイーツ(Athina Luxury Suites)


基本情報
【住所】Fira Santorini,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

オン ザ クリフ(On the Cliff)


基本情報
【住所】Fira Cyclades,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

エクスクルーシブ プラン プライベート スイーツ(Exclusive Plan Suites)


基本情報
【住所】Firostefani,フィラ,サントリーニ,ギリシャ,84700
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可

ギリシアのおすすめ旅行プラン4選

古代史のギリシャへ
古代史のギリシャへ

ギリシャ オリンピックが近づいても、アテネに特別な雰囲気は全然ありませんでした。 懐かしいなぁ。

古だぬき
古だぬき
海外
10

ギリシャ神話の神々が住まう地を巡る!!ギリシャの名所縦断4泊7日プラン!!
ギリシャ神話の神々が住まう地を巡る!!ギリシャの名所縦断4泊7日プラン!!

オリンポスの神々の数々が残り、ギリシャ文明を感じることのできるたくさんのたくさんの遺跡、自然!今回はギリシャの名所を北から南に南下していく完全個人向けプランをご紹介します!ギリシャの食についてちらほら出てきますので、そこにご注目ください!!

Journey鈴木
Journey鈴木
海外
7

アテネ二泊三日【ヨーロッパ周遊記】
アテネ二泊三日【ヨーロッパ周遊記】

2017年8月21日〜9月15日の約1ヶ月の期間ヨーロッパを周遊して来ました。 アテネ→ローマ→フィレンツェ→ヴェネツィア→バルセロナ→パリ→アムステルダム→ベルリン→ミュンヘン→ロンドン 今回は最初の都市アテネの記録です。 ※1年半前の記録なので、現在と多少違いが出ていることがあるかもしれません。ご了承ください。

あかに
あかに
海外
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Greek
Greek

honeymoon🌙

yuika
yuika
海外
2

よくある質問Q&A

ギリシアまでは飛行機でどのくらいかかりますか?

日本からギリシアへの直行便は就航していないため、乗り継ぎ便を利用し、中東やヨーロッパに位置する各国の主要都市を経由してアクセスするのが一般的です。片道あたりの所要時間の目安は約15〜19時間ですが、乗り継ぎ便への待ち時間の長さによって総合的な所要時間は変動します。

ギリシアの気候はどうですか?

バルカン半島の南端に位置し、エーゲ海・イオニア海・地中海などの美しい海に3方を囲まれているギリシアには、約3,300におよぶ離島が点在しているといわれています。夏の時期を中心に国内外から多くの人々がバカンスを楽しみに訪れる、世界屈指のリゾート地として知られています。

「離島のリゾート地」と聞くと沖縄やハワイのような常夏の楽園をイメージする方が多いと思いますが、山地が多く海岸線が複雑に入り組んでいるギリシアには日本のような四季が存在し、東京の真冬並みの寒さを記録する地域もあるため、特に冬の時期に旅行する場合は服装に注意する必要があります。

地中海性気候に属しているため、年間を通じて温和で過ごしやすい傾向にありますが、春や秋に訪れる場合は朝晩の冷え込みによって風邪を引く可能性があるので、肌寒く感じた時に簡単に羽織ることができる薄手のカーディガンやボタン付きのシャツなどを持っていくことをオススメします。

夏場は気温が高く、日中の最高気温が30度以上を記録することもありますが、日本に比べ湿度が低く、空気がカラッとしているので、日陰に入れば涼しいのが特徴です。

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台湾は九州よりやや小さめの島国ですがグルメ、スイーツ等の食文化、異国情緒漂うスポットや国宝が並ぶ博物館、ローカルパワーみなぎる夜市等魅力がいっぱい。そこで、台湾の旅行でお勧めする「やるべきこと10」をご紹介します。
グルメにスイーツにパワースポット巡り!台湾旅行で必ずやりたい10のこと

セブ島旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

フィリピンのリゾート、セブ島は日本から直行便で約5時間。綺麗な海は、ビーチリゾートやマリンアクティビティが豊富で、のんびりでもアクティブにでも楽しむことができます。英語を話す人が多いため、近年では、日本や韓国からの語学留学先としても有名です。このコラムでは、そんなセブ島の楽しみ方をご紹介します。
セブ島旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

【ベルギーおすすめ観光スポットまとめ】観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介

ベルギーといったら何を想像しますか?チョコレート?ビール? もちろんこれらもとっても有名ですが、美術館や公園や花畑、ユニークなお祭りなど、実はまだまだ楽しめるスポットやイベントが盛りだくさんです。ベルギーの観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介したいと思います。
【ベルギーおすすめ観光スポットまとめ】観光スポットやイベント、食文化などをジャンル別にご紹介

オーストリア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

ハプスブルク帝国が築いた伝統と気品漂う宮廷文化が息づく中央ヨーロッパの国、オーストリア。「音楽の都」と称される首都ウィーンやアルプスの大自然に囲まれた景勝地、中世の面影を色濃く残す旧市街など多様な景観と見どころを有する人気旅行先として広く親しまれています。このページでは地域ごとに異なるオススメ観光スポットや旅行を楽しむために欠かせない見どころ、定番の郷土料理やお得なフリーパスなど旅行前に知っておくと便利な情報を分かりやすくまとめて紹介します。
オーストリア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

【ニュージーランド観光スポット紹介】定番観光スポットから大自然の絶景までご紹介!おすすめスポット25選

日本の反対側の南半球にあるニュージーランドは、豊かな自然と、ここでしか見られない絶景スポットが多く、世界中から多くの観光客が訪れます。自然の中でのんびり過ごしたい人や、山や川のアクティビティを思い切り楽しみたい人にも、おすすめの旅行先です。ニュージーランドの楽しみ方は実に多彩!年齢を問わず、どんな人でも楽しめる魅力たっぷりの旅行先です。
【ニュージーランド観光スポット紹介】定番観光スポットから大自然の絶景までご紹介!おすすめスポット25選

【ギリシアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

言わずと知れた世界屈指の人気観光地、ギリシア!古代文明の繁栄を物語る壮大な世界遺産をはじめ、中世の面影を色濃く残す素敵な街並み、話題の絶景リゾートなど、旅行で訪れるなら欠かせない見どころが満載の国で、日本からも毎年多くの観光客が訪れています。 このページではギリシア旅行に必要な基本情報、おすすめのツアーやホテル、その他に知っておくと便利な情報や定番観光スポットなどを、ギリシアの魅力とあわせて紹介しています。
【ギリシアツアーガイド】ツアー選びのポイントや旅の見どころ・アクセス情報まで!

【モナコ観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット21選

世界中の富裕層が集う人気の地中海リゾート、モナコ公国。「地中海の宝石」と称される美しい夜景、コバルトブルーの海、国際的に有名なイベントの数々などの見どころに加え、治安が良く、ヨーロッパらしい雰囲気が漂う可愛い街並みが魅力です。このページでは、定番の観光スポットだけでなく、モナコならではのお土産が買えるお店や個性的な展示が魅力の博物館などを含むおすすめ観光スポット、モナコを訪れるうえで抑えておきたい主な見どころ、日本からのアクセス、観光の移動手段、定番のお土産などモナコ旅行を満喫するための役立つ情報をまとめて紹介していきます。
【モナコ観光スポット紹介】人気のお土産や旅行に役立つ情報満載!おすすめスポット21選

【新型コロナウイルス感染症対策】ポルトガル共和国の観光の現状

新型コロナウイルス感染症の影響で海外への旅行が難しい状況が続いていますが、各国の状況はどうなっているのか、また感染症への安全対策や今後の展望も含めて観光局の方に聞いてみました。現地の雰囲気を日本で味わえるスポットも教えていただいたので、三密に気をつけながら楽しみましょう(ホリデー編集部) ※現地の状況は刻一刻と変わっているので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。
【新型コロナウイルス感染症対策】ポルトガル共和国の観光の現状

ルーマニア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

ユネスコの世界遺産として知られる宗教建築物、中世の面影が残る可愛い街並み、黒海の美しいビーチリゾートをはじめとする豊かな自然など訪れておきたい観光スポットが数多く点在するルーマニア。かつて「バルカンの小パリ」として親しまれていた首都ブカレストを拠点に、バラエティー豊富なルーマニアの魅力を探ってみるのはいかがでしょうか。このページでは、現地のオススメ観光スポット、見逃せない見どころやルーマニアならではの郷土料理、日本からのアクセス方法、その他旅行前に知っておくと便利な情報など、ルーマニア旅行をより楽しむために必要な情報を分かりやすく紹介しています。
ルーマニア旅行ガイド!人気エリアや見どころ・アクセス情報が満載!

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ホリデー編集部
ホリデー編集部からのコメント

いかがでしたか?このページでは、ギリシアのオススメ観光スポットをエリアごとに紹介したほか、見逃せない見どころや定番のご当地グルメ、日本からのアクセス情報、その他旅行前に知っておきたい情報など、現地を旅行するために知っておきたい様々な事柄を項目ごとに分かりやすくまとめました!
ギリシアは、古代ギリシアから続く歴史をはじめ、壮大な自然や素敵な街並み、美味しいご当地グルメ、美しい宗教建築物など、内容の濃い見どころが点在している魅力的な旅行先です。
ぜひこのページで紹介した情報を活用して、ギリシアの魅力を満喫してもらえたらと思います。

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