マレーシアツアー選びのポイント
ツアーの特徴
ハネムーンや家族旅行、友達との旅行や、一人旅など、マレーシアは旅行先として大人気です。マレーシアツアーの特徴は、都市部・アイランドリゾート・自然堪能など、どんな観光にしたいかの目的によってプランが練られています。
例えば、首都クアラルンプールへ行くプランでは、マラッカやイポーなどの地域都市が含まれ、アイランドリゾートプランはペナンやランカウイでリラックス、コタキナバルではジャングルやキナバル自然公園でアクティビティなどに分かれます。
もちろん、都市部(クアラルンプール)+自然(コタキナバル)など2つ以上のツアーコンセプトが含まれるものもありますが、その分料金と滞在期間が多くなります。
また、マレーシアはシンガポールとお隣同士のため、シンガポール+マレーシアの観光地1つ等のプランもたくさんあります。その場合、世界的評価の高いシンガポール航空を利用してシンガポールへ行き、乗り換えてマレーシアへ向かうプランとなります。
マレーシアでは東西南北各地に観光地が点在しているため、2つ以上の観光地を周るツアーもあります。
ホテル選びのコツ
東南アジア旅行のひとつの魅力は、比較的安値でハイランクのホテルに泊まれることです。特にツアーに組み込まれているホテルは、個人手配をしようとすると空室がなかったりする、人気のホテルが多いです。
クアラルンプールなどの都市部を観光する場合、中心部に位置しているホテルを選びましょう。マレーシアは日本と比べて、都市部も土地が広いので、中心部から離れたホテルを手配してしまうと移動に時間と労力を使ってしまいます。クアラルンプールでホテル手配の際におすすめの地域は、ブキッビンタンとKLCC(ツインタワー)付近です。
ペナン島やランカウイ島などのアイランドリゾートでは、プライベートビーチがあるホテルをおすすめします。水着や着替えなどの荷物をもって移動する必要もなく、部屋からビーチまで手ぶらで行けるととても楽ですよね。
コタキナバルなどの大自然と隣接した地域では、自然公園ツアーやアクティビティ等をオプショナルツアーとして組み込むこともできれば、ホテルで直接予約もできます。
おすすめの観光時期と、避けるべき時期
マレーシアには日本のように春夏秋冬がなく、乾季と雨季の2つの季節に分かれます。また、その季節もマレーシアの東側と西側で時期が違い、
マレー半島の東海岸、東マレーシア(コタキナバルなど):4月~10月頃まで
マレー半島の西海岸(クアラルンプール、ペナン島、ランカウイ島など):10月~4月頃まで
とそれぞれ期間が異なります。
マレーシアは常夏なので一年中30~35℃の気温ですが、乾季には晴れの日が多く、雨季にはたくさんの雨が降ります。そのため一般的には、乾季がおすすめの時期と言えます。
東南アジアといえばトロピカルフルーツが有名ですが、乾季にはドラゴンフルーツやマンゴー、ランブータンなどのフルーツが甘くなる時期なので、おいしいトロピカルフルーツを堪能することができます。また、雨がたくさん降るとせっかくの青い海が濁ってしまうので、アイランドリゾートへ行く方々にも乾季をおすすめしています。
しかし乾季の注意するべき点は、「ヘイズ」です。ヘイズとは、インドネシアで行われる野焼きや山火事により発生する大気汚染のことを差し、マレーシアでは5月から10月の間に影響を受けます。ヘイズが発生すると、屋外に焦げ臭いが広がり、街全体にモヤがかかります。
ヘイズの中に長時間いると気持ち悪くなったり、ツインタワーなどにもモヤがかかり写真が綺麗に映らなかったり、旅行に支障をきたすことになるので乾季にマレーシア旅行を準備する際にはインターネットで状況を確認することをお勧めします。
そもそもマレーシアってどんなところ?
マレーシアは東南アジアのちょうど中心に位置していて、首都クアラルンプールやペナン島、ランカウイ島などが属するマレー半島と、ボルネオ島のひとつである、コタキナバルなどを含むサバ・サラワク州から成り立ちます。シンガポール、タイ、インドネシア、ブルネイと国境を接していて、国土の60%は熱帯雨林のジャングルで覆われています。
日本との時差は1時間で、日本の方が進んでいます。例えば、日本が朝の9時だと、マレーシアでは朝の8時となります。
現在の人口は約3000万人で、マレー系・中国系・インド系、そして多数の部族に分けられる先住民族で成り立っている多民族国家です。公用語はマレー語(バハサマラユ)、準公用語は英語なので、首都クアラルンプールや他の観光都市ではほとんど英語が通じます。しかし東海岸やボルネオ島ではではマレー語が主に使われているので、英語が通じない場合があります。
ポルトガル、オランダ、イギリス、日本の統治を経て1963年に独立したので、これらの国の影響が各地でみることができます。
多民族・多宗教国家マレーシアの文化
現在人口約3000万人のマレーシアは、マレー系(約69%)・中国系(約23%)・インド系(約7%)、そして多数の部族に分けられる先住民族で構成される多民族国家です。
イスラム教を信仰するマレー系が多数派民族で、中華系移民やインド系移民はそれぞれの言語、宗教、生活習慣、民族衣装、食生活など独自の文化、伝統を守りながら暮らしています。「共生」をモットーに一つの文化に同化することなく、お互いの民族・宗教における生活様式の尊重を第一としています。
マレーシアを旅していると、いたるところで英語、マレー語、中国語、ヒンドゥー語など異なる言語が聞こえてきますし、街の中にはイスラム教のモスクはもちろん、仏教のお寺、ヒンドゥー教の寺院が点在しています。
このように、それぞれ違う言語や生活様式に従って暮らしていても「マレーシア人」としてのアイデンティティを大切にしています。
また混血による民族も存在し、その代表的なものが「ババニョニャ(プラナカン)」という呼ばれる人々で、20世紀初頭までに移民してきた中華系移民の男性と、マレー女性の間に生まれた子孫のことを指します。
初代植民地支配者であるポルトガル人の子孫は「ユーラシアン」と呼ばれ、主に古都マラッカでキリスト教徒として暮らしています。インド系移民とマレー民族との間に生まれ、ヒンドゥー教を信仰する子孫たちは「チッティ」イスラム教を信仰する子孫たちは「ママッ」と呼ばれています。
近代都市と大自然の両方の魅力
マレーシアはどこの都市・地域に行くかによって、楽しみ方が大きく変わります。都市部では近代的な建造物やショッピング、多彩な食文化を楽しむことができ、アイランドリゾートでは青い海と白いビーチでゆっくりくつろげ、大自然ではジャングルの中をトレッキングしたり珍しい植動物たちを鑑賞することができます。
地域別にどのような特徴があるか、下記にまとめてみました。
クアラルンプール:近代都市
クアラルンプールはマレーシアの首都として、国の政治や経済の中心として機能してる近代都市です。
市内には緑も多く、地元の人たちでにぎわう屋台や市場、異国情緒あふれる歴史的建造物、モスクや寺院などたくさんの魅力があります。市内は交通手段も整備されており、また日本食レストランやスーパーもたくさんあるので、日本の観光客にとっては比較的安心な旅行先です。
マラッカ:世界文化遺産、ババニョニャ文化、ポルトガルとオランダ文化
マラッカは600年前にマレーシアにイスラム教を導入し、初の王朝が建国された街です。
貿易港として栄えたので、西と東の文化が融合し今では異国情緒あふれる街となり世界中の人々を魅了しています。クアラルンプールからバスで3時間程度の距離にあり、街もこじんまりしているのでクアラルンプール観光中の日帰り旅行先として人気を博しています。
イポー:郊外都市、美食の街、温泉
クアラルンプールから列車やバスで2時間30分~3時間ほどで着く、マレーシア第3の都市イポー。
レトロな建物が並ぶ旧市街と、近代的なビルが立ち並ぶ新市街が調和した街です。イポーでたべる中国料理がおいしいと有名で、また天然の温泉が湧き出る地域でもあります。
ペナン島:世界文化遺産、アイランドリゾート、イギリス文化
ペナン島はマレー半島の北西にある島で、イギリス統治の面影が残る観光地と、青い海と白いビーチがあるアイランドリゾートの2つの顔を持ちます。
マレーシアの中で最も華人の人口が多い地域で、中国商人たちが建てた長屋である「ショップハウス」を改装して作ったかわいいカフェに立ち並び、壁にストリートアートがあったりと、近年女子旅の行先として人気を集めています。
ランカウイ:アイランドリゾート、大自然
ランカウイ島はマレーシア屈指のアイランドリゾートで、ジャングルやマングローブの森などの自然も堪能できれば、超高級リゾートホテルやビーチバーなどが立ち並ぶ近代的な顔も持ちます。また、島全体が免税地区のため、ショッピングやお酒を比較的安く楽しむことができます。
コタキナバル:世界自然遺産、大自然
コタ・キナバルは、クアラルンプールやペナン島などがあるマレー半島とは海を介して東側にある、ボルネオ島のサバ州の州都です。美しい海に面しており、また東南アジア最高峰のキナバル山と世界最古の熱帯雨林ジャングルがあるというキナバル公園の玄関口となる観光地です。
このように、刺激を求めているのか、それともリラックスしたいのか、またアドベンチャーを求めているのかによって行先が変わりますね。
移動手段
タクシー・車
マレーシアは車社会です。そのため観光客にとって、最もメジャーな移動手段はタクシーです。しかし、マレーシアのタクシーは決して安心・安全だとは言えません。観光客だとわかると、メーターで測らず通常より高い値段で請求されることもしばしば・・・
そこでお勧めしたいのがタクシーアプリ「グラブ(Grab)」です。他の国ではウーバー(Uber)が主流ですが、マレーシアではUberは撤退し、Grabのみ使います。このアプリを使うと、あらかじめ料金が設定されるので、高く請求されることはなく、普通のタクシーを利用するよりも安かったりします。
マレーシアのタクシーは日本のタクシーよりはるかに安いので、地元の人でもGrabを使って移動する人がたくさんいます。
下記が値段の例です。
- クアラルンプール市内:5~25リンギット (約130~650円)
- クアラルンプール - KLIA国際空港:65リンギット (約1,700円) ※一律
- クアラルンプール - 郊外(バトゥ洞窟やブルーモスクなど):15~50リンギット (約400~1,300円)
車での移動で注意していただきたいのがラッシュアワーです。マレーシアは車社会なので、出勤・退勤時間(朝7時~9時・夕方17時~19時)になると、特にクアラルンプールでは、大渋滞が発生します。
クアラルンプールで大渋滞にはまると、抜け出すまで結構な時間がかかり、またラッシュアワー時にはタクシーの料金が通常より高めに設定されるのでご注意ください。
電車
マレーシアには、半島の南北をつなぐマレー鉄道 (KTMB) があります。西側と東側を走る2つ路線があり、西側へ上がるタイへ、下がるとシンガポールへ繫がっています。一方東側を走る鉄道からは、緑が広がるマレーシア昔ながらの風景を楽しむことができます。
首都クアラルンプールには市内電車 (メトロ) が走っていますが、日本の東京などの都市に比べると駅数や線の数も圧倒的に少ないです。LRT・MRT・モノレールと電車の種類が分かれ、モノレールではブキッ・ビンタンなどのクアラルンプール市内の観光地を巡るのに便利で、LRTとMRTはクアラルンプール市内はもちろん、プタリンジャヤやアンパンなどの郊外地域も網羅しています。
ペナンやマラッカなどの地域都市にはこのようなメトロシステムがないため、それらの観光地内ではバスかタクシーを利用しての移動となります。
バス
マレーシアで利用できるバスサービスは、長距離バスと市内バスの2つに分けることができます。本数が多く料金が安いことから、観光地を巡るのに一番利用される交通手段が長距離バスです。下記を見ていただくと、長距離バスの価格がだいたい分かるかと思います。
- クアラルンプール - マラッカ: 10リンギット~ (約250円~)
- クアラルンプール - ペナン: 30リンギット~ (約750円~)
- クアラルンプール - シンガポール: 45リンギット~ (約1,150円~)
また、クアラルンプールやペナンには市内バスが走っておりタクシーや電車よりも安く乗れるので、地元の人にとっての足となっています。ローカル感を味わってみたい方にとっては、市内バスに乗ってみるのも楽しい思い出になるのではないでしょうか。
フェリー
マレーシアの魅力の1つとして、美しいアイランドリゾートがたくさんありますが、それらの離島へ行く時は、多くの場合フェリーを利用します。ペナン島やランカウイ島には空港があるので飛行機で行くことができますが、レダン島やペルヘンティアン島などのあまり知られていない島々へ行くには、フェリーに乗る必要があります。
まず長距離バスで港のある町へ行き、そこからフェリーに乗り継ぎます。チケットは当日に買うことができますが、便の数が少なく当日にチケットを買えない可能性があるので、事前にオンライン予約をすることをお勧めします。
人気のアイランドリゾートへクアラルンプールから陸路とフェリーを利用して行く場合の目安を書いておきます。
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ペナン島
- 【陸路】クアラルンプール - バタワース(約370km): 4~6時間
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ランカウイ島
- 【陸路】クアラルンプール - ペナン島(約370km): 4~6時間
- 【フェリー】ペナン島 - ランカウイ島(約140km): 2.5 - 3時間
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レダン島
- 【陸路】クアラルンプール - ムラン港(約470km): 5~7時間
- 【フェリー】ムラン港 - レダン島(約45km): 約40分
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ペルヘンティアン島
- 【陸路】クアラルンプール - クアラブスッ港(約500km): 6~7.5時間
- 【フェリー】クアラブスッ港 - ペルヘンティアン島(約20km): 約20分
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ティオマン島
- 【陸路】クアラルンプール - メルシン港(約430km): 4~5時間
- 【フェリー】メルシン港 - ティオマン島(約60km): 1~2時間
マレーシア旅行の見どころ
歴史情緒あふれる建造物たち
マレーシアはインド洋と南シナ海の中間に位置しており、立地的な理由から14世紀頃から東西交易の中心地となりました。
貿易港として栄える過程で、アラブやインドのイスラム教徒が入り、またポルトガル、オランダ、イギリスの支配下ではキリスト教が普及、さらに20世紀初頭以降に労働者として流れてきた中華系やインド系民族により、仏教やヒンドゥー教が広まりました。
このようにマレーシアには様々な宗教・文化が混在しているので、街中にはイスラム教、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教の宗教的建物がいたるところで見られます。中には、アジアや中東、西洋式建築が融合された、マレーシアでしか見られないデザインのものもあります。
ここからは宗教・文化の種類ごとに、代表的な建造物を紹介させていただきます。
イスラム教のモスク
マレー系民族が信仰するイスラム教徒が人口の大半を占めるので、マレーシアの街中にはモスクがたくさんあります。
イスラム教モスクの中でも一番有名なのは、クアラルンプール郊外にある、ブルーモスクとピンクモスクです。ブルーモスクの正式名称は「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」で、マレーシアで最大、世界でも4番目の規模を誇るモスクと言われています。
クアラルンプールから電車か車で20~30分ほど行ったシャーアラムという地域に位置しています。「ブルーモスク」と呼ばれるくらいなので、外観は青と白に包まれていて、内部には青いステンドグラスで装飾がされており、青い光が差し込むように見えてとても幻想的です。
ピンクモスクの正式名称は「プトラモスク」です。クアラルンプール国際空港近くの行政都市プトラジャヤという地域に位置しており、周りには財務省、最高裁判所、首相官邸等があって綺麗に整備されています。
すぐ隣には人口の湖「プトラ湖」があるので、角度によっては湖に浮かぶように見えて大変美しいです。こちらのモスクも「ピンクモスク」と呼ばれるように、外側も内側も花崗岩のスモーキーピンクの装飾で統一されています。
ヒンドゥー教の寺院
20世紀初頭に移住してきたヒンドゥー教を信仰するインド系移民によって、マレーシアには数多くの寺院が建てられてきました。ヒンドゥー教寺院の特徴は、カラフルでたくさんの人や動物の彫像が刻まれているということです。森羅万象が神であると信じるヒンドゥー教にとって、寺院は「神々の住居」という性格も持ちます。
代表的なものが、クアラルンプール最古・最大のヒンドゥー教寺院である「スリ・マハ・マリアマン寺院」です。高さ22.9メートルのカラフルな門塔(ゴプラム)は5層に重ねられ、228体のヒンドゥー教の神々や従者が彫刻されており、見た目はまさしく圧巻です。
仏教のお寺
日本でも馴染みのある仏教のお寺ですが、マレーシアのお寺は日本のものと違って金や赤など華やかできらびやかな装飾がメインのお寺が多いです。
マレーシア内で一番有名な仏教寺院が「極楽寺」です。敷地は12万平方メートルにも及び、東南アジアの中でも最大級の仏教寺院で、中国、タイ、ビルマ(ミャンマー)の3様式が融合するパゴダ(仏塔)がこのお寺のシンボルです。この塔は7層に重ねられており、高さ30メートルの中に1万体もの仏像がはめ込まれています。
ポルトガル、オランダ、イギリスなどの西洋建築
マレーシアで西洋式の建造物が多くあるのが、世界文化遺産にも登録されたマラッカとペナン島です。
古都マラッカにある「オランダ広場」は、18世紀にオランダ統治時代に建てられたもので、キリスト教会や噴水、時計台が並びます。現在は建物全体がピンク・赤色の壁ですが、元々オランダ統治時代は白かったそうです。その後イギリス統治時代に現在の色に塗り替えられました。
ペナン島にあるジョージタウンには、イギリス統治時代の面影を色濃く残す「コロニアル建築」というデザインの建物が数多く残っています。その中でも代表的なものが「ペナン市庁舎(City Hall)」で、エドワーディアン・バロック様式というイギリスの建築様式を使って1903年に完成した建造物です。
巨大ショッピングモールで一日中お買い物
マレーシアの首都クアラルンプールは、東南アジアでも随一のショッピング天国です。
クアラルンプール版「渋谷」ともいえる繁華街ブキッ・ビンタンには、高級ブランドからローカルブランドまで取り扱うショッピングモールが立ち並び、中心地からすこしはなれた地域へ行くと、一日では回れないほどの、東南アジア・世界的にも最大級のショッピングモールがあります。
また日本の伊勢丹やイオン、そごうなども続々と進出してきているので、日本の観光客にとっては、海外にいながらどこか馴染みがあり安心してショッピングができる環境でもあります。
ここからはクアラルンプールにある、一度はいってみたいショッピングモールをいくつか紹介させていただこうと思います。
パビリオン ショッピングモール
ブキッ・ビンタンの中心にある、「パビリオン ショッピングモール」。プラダやグッチといった高級ブランドもありますがZARAなどの大衆向けブランドも入っており、幅広い層に愛される大型ショッピングモールです。
クアラルンプール一番の繁華街に位置しているので、訪れるのは大体が観光客です。中国正月やハリラヤ・プアサなどの祭日・行事ごとに壮大なスケールの飾りつけが定番となっていて、地元の人の中にはお買い物目的ではなく、豪華な装飾を見にくる人がたくさんいます。
ロット10(Lot10)
パビリオン ショッピングモールのすぐ近くにある、緑色の建物が「ロット10」というショッピングモールで、こちらは若い層に人気のモールです。
2016年リニューアルオープンした伊勢丹が入っており、つけ麺やお好み焼きなどを楽しめる本格的な日本食レストランや日本食スーパーも入っているので、旅中に日本の味が恋しくなった際にお立ち寄りいただくのがおすすめです。
また、地下にある「フートンフードコート」には、マレーシア各地の老舗レストランが49店舗も入っていて、わざわざ地方にいかなくても伝説のレストランの味を気軽に食べ歩くことができるとあって、地元の人たちの間でも大人気です。
スターヒルギャラリー(STARHILL GALLERY)
「スターヒルギャラリー」もブキッ・ビンタンにあり、こちらは富裕層に特化したショッピングモールです。一流高級時計ブランドや宝飾品ブランド、ルイ・ヴィトンやディオールなどのファッションブランドが入っています。
内装も洗練されていて、いかにも富裕層向けといった雰囲気なので、ガヤガヤしたブキッ・ビンタンでのショッピングに疲れて、少し落ち着いた空間で休みたくなった時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
1ウタマ ショッピングセンター
クアラルンプールから車で20分~30分ほど離れた郊外に位置している「1ウタマ(ワンウタマ)ショッピングセンター」は、マレーシア最大、東南アジアでは2番目、世界で5番目に大きいショッピングモールです。
クアラルンプール中心地から離れているので、観光客はほとんどおらず、周辺はビジネス街や高級住宅地なので、地元の人たちがよく訪れるショッピングモールです。
4つのデパート(イオン、伊勢丹、パークソン、タンガ)と2つの映画館があり、東南アジア最大級の屋上庭園や、滝とマレーシアの原生林をそのまま残した「レイン・フォーレスト」エリア、スポーツ施設、ホテルも隣接されています。これを聞いただけでもどのくらいの規模か想像できますよね。
イオンや伊勢丹があるので、日系の飲食店やスーパー、雑貨屋なども充実しています。
ミッドバレーメガモール/ザ・ガーデンズモール
クアラルンプール近郊にあるミッドバレーシティに位置する「ミッドバレーメガモール」は、1ウタマに次いで、マレーシアで2番目に大きいショッピングモールです。隣接しているザ・ガーデンズモールを入れると、マレーシアで最大のショッピングモールとなります。
ミッドバレーメガモールはマレーシアのファミリー向けのショッピングモールで、週末はもちろん、平日でも大変にぎわっています。3つのエリア(サウス、ノース、センターコート)に分かれており、「イオン」やマレーシアの百貨店「メトロジャヤ」などの、400店舗以上のテナントが入っています。
「ザ・ガーデンズモール」はミッドバレーメガモールと繫がっていますが別のショッピングモールで、ミッドバレーより高級感があり、落ち着いた雰囲気となります。ヨーロッパの一流ブランドが入っていたり、オーガニック食品を取り扱うスーパーがあったりと、若い人や高級な物を求める地元の人に愛されています。
マレーシア料理=国の多様性
「SUDAH MAKAN(スダ マカン)?」= 「ごはん食べた?」マレーシアでは、「ごはん食べた?」が定番のあいさつの言葉になっているほど、「食」がコミュニケーションの中心となっています。家族でテーブルを囲って、それぞれの民族のごはんを食べるのは、自分自身の民族アイデンティティの再確認にもなります。
マレー系の人々が中華料理を食べたり、中華系の人々がインド料理を食べたりと、違う民族の食文化に触れることによって、異なる文化への理解を深め、「マレーシア人」として国民がつながるきっかけにもなります。
マレーシアの食文化には宗教性も表れていて、イスラム教徒は豚肉を、ヒンドゥー教徒は牛肉を食べないので、行くレストランによって出てくるお肉が限られています。
「HALAL」(ハラル)と書いてあるお店は、イスラム教徒向けのメニューがあるという意味で、「Non-HALAL」(ノンハラル)と書いていれば、豚肉中心のレストランとなります。
このノンハラルのレストランは、大半が中華料理店で、ポークリブを使った料理などを提供します。
「マレーシア料理」といっても、マレー、中華、インド料理、またそれぞれが融合されて作られた新しい料理もあるので、一つの特徴に絞ることは難しいです。
しかし、その「食の多様性」こそがマレーシアという国を一番顕著にあらわしているのではないでしょうか。
ナシ・ルマッ
日本人にとっての朝ごはんの定番がお味噌汁とお米なら、マレーシア人の国民的朝ごはんは「ナシ・ルマッ」です。Nasiとはマレー語で「お米」で、Lemakは「ミルク」という意味です。その名の通り、ココナッツミルクで炊いたご飯に、サンバルという甘辛ソースと、揚げた鶏肉や魚と一緒に食べます。
同じような料理でナシ・ゴレンやミー・ゴレンがあり、いずれもインドネシア料理としても有名ですが、ナシ・ルマッはインドネシアにはなく、マレーシアにしかない正真正銘の「マレーシア国民食」とも言える料理です。
ラクサ
マレーシアの国民的麺料理といえば「ラクサ」です。ペナン島で食べられている酸っぱい魚介類スープが一番有名ですが、地域によってニョニャラクサ、ペナンラクサ、カレーラクサなど味が異なります。その中でもほとんどすべて共通なのが、パクチーが入っていることです。日本ではあまり日本で食べられる料理ではないので、特にパクチーがお好きな方は挑戦してみてください。
バクテー (肉骨茶)
「バクテー」はマレーシア料理ともシンガポール料理としても分類されますが、簡単にいうと中華系移民がマレー半島で生み出した料理とされています。豚肉のスペアリブを薬草や香草、漢方薬で煮込んだスープ料理で、マレーシア人の間では体調が悪い時の保養食としてよく食べられます。
薬草や香草、漢方薬を使うからと言ってクセがあるわけではなく、醤油ベースのスープで大変おいしいので、旅の疲れが出ているときにはおすすめの料理です。
バナナ・リーフ・ライス
「バナナ・リーフ・ライス」は、南インドからの移民によって広められた料理とされています。名前のとおり、バナナの葉(バナナリーフ)の上にご飯、チキン、フィッシュ、ダール豆など数種類のカレー、ゴーヤのフライ、キュウリのヨーグルトマリネ「ライタ」、ピクルス「アチャール」などをのせて食べます。
カレーのおかわりは自由で、ご飯も山盛りのせてくれるので、安い値段でたらふく食べたい方にはうってつけの料理です。場所によってはカレーが大変辛いのでご注意ください。
サテー
「サテー」はマレーシア版焼き鳥で、屋台などでよく食べられる庶民料理です。甘辛ソースでマリネされた鶏肉を焼き、ピーナッツソースを絡めて食べます。宗教上の理由で、豚肉と牛肉はあまり食べられないので、基本的に鶏肉ですが、羊肉のサテもあります。
ナシ・ルマッやラクサなど、マレーシアの国民食がすこし苦手という日本の方もいますが、サテーは焼き鳥と似ているため日本の観光客にも大人気の料理です。屋台でビールと一緒に食べると絶品です。
定番スポット10選
クアラルンプール
ムルデカ・スクエア
1957年にイギリスからの独立を宣言した歴史的な場所が、「ムルデカ・スクエア」です。そのため、「マレーシア発祥の地」ともいわれ、毎年8月31日の独立記念日には大きなイベントがこの広場で行われます。
広場にはマレーシア国旗が掲揚され、広い野原や噴水があり、ビル群から離れてリラックスするためにここに訪れる地元の人たちも多くいます。また、広場周辺には1800年代後半から1900年代前半に建てられた多くの歴史的建造物があり、クアラルンプール観光をする際はこの広場から始めるというのが定番となっています。
その中でも有名なものが、広場の対面にある「スルタン・アブドゥル・サマドビル(旧連邦事務局)」で、こちらは1897年に建設されました。イギリスのビクトリア様式、スペインでよく用いられるイスラムのムーア様式、インドのムガール様式が融合されたデザインとされていて、ピンクっぽい色でかわいらしく今ではインスタグラムスポットとなっています。
LRTのマスジットジャメ駅から3分ほど歩くと、ムルデカ・スクエアに着きます。
ペトロナス・ツインタワー (KLCC)
マレーシアといえばこれ、といってもいいほど有名な「ペトロナス・ツインタワー」。
首都クアラルンプールの中心地にそびえたつ、高さ452メートルを誇る超高層ビルです。1998年に完成してから5年間、「世界で一番高いビル」でしたが、残念ながら2003年に台湾の台北101に世界一の座を譲ることとなりました。「ツインタワー」(2棟のビル)としては世界一の高さを誇っています。
実は、日本の建設会社ハザマがタワー1を、タワー2は韓国のサムスン物産建設部門がそれぞれ施工したことでも有名です。このツインタワーがマレーシアの建造物として特別なのは、イスラム様式を用いてデザインされたことです。超高層ビルの中でもこのようなデザインは世界中どこを探してもなく、特徴的な2つ尖塔がモスクの形と似ていますね。
LRTのKLCC駅を降り、「スリア」というショッピングモールを抜けると、ツインタワーを鑑賞できるスポットに着きます。
ブキッ・ビンタン
先述の通り、ブキッ・ビンタンはクアラルンプール版の「渋谷」ともいえるマレーシア屈指の商業・娯楽エリアです。高級ブランドからファミリー向けのショッピングモールが集まり、マレーシアのローカル料理から西洋料理のレストランやマッサージ屋さんなど、マレーシアで楽しむべきほぼ全てものが、このエリアに集まっています。
ここでおすすめなのが、クアラルンプール最大の屋台街である、「アロー通り」です。日中は閑散としているのですが、夜になるとたくさんの屋台が軒を連ね、観光客や地元の人でごった返します。
昔から続く路地裏の屋台街で、異国情緒たっぷりなので、東南アジアにきたなーという実感が湧く場所です。マレーシア料理だけではなく、中華やタイ料理の屋台もあれば、ドリアンなどのトロピカルフルーツが食べれる屋台など、たくさんの種類の食を楽しめます。
ブキッ・ビンタンへはMRTとモノレールに乗っていくことができます。モノレールの駅はエアアジア ブキッ・ビンタン駅 、MRTスンガイ・ブロー-カジャン線の駅はパビリオン・クアラルンプール - ブキッ・ビンタン駅です。
バトゥ洞窟
クアラルンプールから車で20分、電車で30分程いった郊外に位置している「バトゥ洞窟」はヒンズー教の聖地で、金でできたムルガン神像が有名なスポットです。
ムルガン神像の脇にある272段の階段をのぼると、約4億年前から形成された石灰岩の洞窟があり、その中にヒンドゥー教寺院があります。
天井部隙間から太陽光が差し込み、神秘的な景色が広がります。
2018年の改修工事で、寺院側が勝手に階段を極彩色に塗り替えたことによって、周辺住民や政府機関より大批判をうけていますが、全体的にヒンドゥー教のカラフルでポップな印象が際立ち大変美しい観光スポットです。
洞窟内や階段付近にはたくさんのサルがいてかわいいのですが、観光客が持っている食べ物を狙って襲ってくる場合もあるので、くれぐれもご注意ください。
クアラルンプールからはタクシーでいくことも可能ですが、一番安い方法はKLセントラル駅からKTMコミューターを利用することです。
往復5.2RM(約150円)で、バトゥケイブ駅から徒歩5分以内なので、比較的安く簡単に行くことができます。
ペナン島
ジョージタウン
ジョージタウンはペナン島の中心地で、アジア・中東・ヨーロッパを結ぶ貿易港として栄えた街の面影が現在もなお色濃く残っている地域です。2008年には、マラッカとともに世界文化遺産として登録されました。
ジョージタウンには、18世紀イギリス統治時代建てられたペナン市庁舎を筆頭に、植民地時代に建てられた「ヨーロッパコロニアル調」の建造物が数多く残っております。また、違う地域に比べて中国系の人々が多いため、中国文化や伝統を街中いたるところで見ることができます。
代表的なものが「ショップハウス」で、1階が店舗で2階が住居になった中国の伝統的な建築様式のことを指します。現在ではおしゃれなカフェやブティックとなっており、ショップハウスの壁には数多くのストリートアートが描かれているので、インスタ映えスポットとして人気です。
ジョージタウンは、ペナン島の北西、島の都市部に位置しています。ペナン島では基本的にタクシー移動となるので、ジョージタウン近辺に滞在していない方々はタクシーを利用しましょう。
ランカウイ島
ランカウイケーブルカー (スカイキャブ)
ランカウイ島で2番目に高いマチンチャン山へ伸びる「ランカウイ・ケーブルカー」(SkyCab)と、谷の上に架かる「スカイブリッジ」(SkyBridge)は、島を一望できる絶景スポットです。
ケーブルカーに乗り、下を見るとコバルトブルーの海や白いビーチを一望、上には崖や山のジャングルが広がり、圧巻の景色を堪能できます。山頂にあるスカイブリッジに着くと、ランカウイ島はもちろん、マラッカ海峡やタイの島々を見渡すことができます。
ケーブルカーは島の西側に位置しています。ランカウイでも基本的にタクシー移動となるので、ケーブルカーがツアーに含まれていなく、個人的に訪れたい場合はタクシーを利用しましょう。
キリム・カルスト・ジオフォレスト・パーク
ランカウイ島は、世界遺産の地質版とされるユネスコの「世界ジオパークネットワーク」に東南アジアで初めて認定されたました。地質の貴重さ、特徴的な文化や歴史を持つとされる自然公園、いわゆる「ジオパーク」が、ランカウイには3つ存在しており、キリム・カルスト・ジオフォレスト・パークはその一つです。
このジオパークでは、岩山や鍾乳洞に約5億年前の石灰岩地層を見ることができます。また、壮大なマングローブ林やランカウイのシンボルでもあるワシなどの生態系を観賞することができます。ここではガイド付きのカヤックツアーが人気のアクティビティです。
ツアーを事前に予約した場合、ジオパークまでの送迎は基本的に含まれています。個人的に訪れたい場合は、タクシーを利用しましょう。
コタ・キナバル
キナバル公園
キナバル公園は世界自然遺産にも登録されていて、東南アジア最高峰のキナバル山(標高4,095メートル)を中心とした自然公園です。キナバル山への登山路では、熱帯雨林ジャングルが広がる麓からごつごつした岩場が続く頂上まで、様々な景色を楽しむことができます。この深く古いジャングルは、ラフレシアなど貴重な動植物の生息地です。
イポー
ザ・バンジャラン・ホットスプリング・リトリート
イポーにある地元の人や観光客の間でも有名なスポットが「ザ・バンジャラン・ホットスプリング・リトリート」というリゾート・宿泊スポットです。大自然に囲まれた施設の中心部に天然温泉があり、源泉なので入浴はできませんが、その周りには入浴用の露天風呂があるので、広がるジャングルを眺めながらゆっくり入浴することが可能です。
また、クリスタルケイブと呼ばれるクリスタルに囲まれた洞窟スタイルの瞑想室があり、都市部での雑踏から離れて、最高のリラクゼーション体験をすることができます。このリゾートは、イポー駅からタクシーで20分程度行ったところに位置しています。
マラッカ
ババ・ニョニャ・ヘリテージ・ミュージアム
「ババ・ニョニャ」は古都マラッカを語る上では欠かせない文化です。ババ・ニョニャとはマレーシアに移り住んだ中国系の男性とマレー系の女性間に生まれた子孫のことをさします。この文化に直接触れられるのが「ババ・ニョニャ・ヘリテージ・ミュージアム」です。
1896年に中国福建省出身の農園経営者チャン氏により建設された家を、そのまま博物館にした私立博物館です。このチャン氏が現地でマレー系の女性と結婚し、子孫代々ババ・ニョニャの文化を継承しながらその家に住み続け、現在はチャン家の3代目が館長として管理しています。
家をそのまま博物館にしているので、リビング・ダイニング・寝室などを見ることができるのですが、伝統的建築方式のショップハウス内に中国式デザインや西洋とマレーが融合されたデザインの家具をみることができます。
この博物館は、カフェやレストランが立ち並ぶ「ジョンカー・ストリート」の中にあります。他の有名観光地からも徒歩圏内の場所にあるので、ぜひ訪れてみてください。
マレーシアのおすすめホテル10選
グランド ミレニアム クアラルンプール ホテル
基本情報
【住所】160 Jalan Bukit Bintang, Golden Triangle, ブキッ ビンタン, クアラルンプール, マレーシア, 55100
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
コンコルド ホテル クアラ ルンプール
基本情報
【住所】Jalan Sultan Ismail, KLCC地区, クアラルンプール, マレーシア, 50250
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ヴィクトリア ガーデン ホテル
基本情報
【住所】280 Lebuh Victoria, 10300 Georgetown., ジョージタウン, ペナン, マレーシア, 10300
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
アアヴァ マラッカ ホテル
基本情報
【住所】Jalan Kampung Hulu, ジョンカー, マラッカ, マレーシア, 75200
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
タイムズ ホテル マラッカ
基本情報
【住所】J31 Jalan Hang Kasturi, Jonker Street, ジョンカー, マラッカ, マレーシア, 75200
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
アマリ ジョホール バル
基本情報
【住所】82C Jalan Trus, ジョホールバル市内中心地, ジョホールバル, マレーシア, 80000
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ザ チューダー
基本情報
【住所】2 Persiaran Anderson (Persiaran Raja Musa Aziz), イポー シティ, イポー, マレーシア, 31300
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ワイル ホテル
基本情報
【住所】2 Persiaran Anderson (Persiaran Raja Musa Aziz), イポー シティ, イポー, マレーシア, 31300
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
OHO スイーツ KLCC セティア スカイ
基本情報
【住所】76 Jalan Raja Muda Abdul Aziz, KLCC地区, クアラルンプール, マレーシア, 50300
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
ザ ブランク ブティック ホテル
基本情報
【住所】26 Jalan Kubu, ジョンカー, マラッカ, マレーシア, 75300
【Wi-Fi】全室Wi-Fi無料
【ペット】不可
マレーシアの年間イベント情報
マレーシアは多民族・多宗教国家のため、それぞれの宗教の新年であったり祭日を祝います。そのため、マレーシアでは新年が年に何回もあります。西暦の1月1日には打ち上げ花火等が上がったりしてお祝いムードとなりますが、その後2月に中国正月、9月にはイスラム暦新年と別々に祝います。
お正月以外にも、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、キリスト教などのお祭りなども祝うので、マレーシアにはたくさんの祝日があります。その中でも一番盛大に行われるのが、中国正月とハリラヤ・プアサで、祝日前後になると町中お祭り騒ぎになります。
マレーシアの祝日すべてを紹介するのは難しいので、大きく祝うものだけピックアップしていきます。また、日程は年ごとに変わるので事前に確認しておきましょう。
2月
中国の正月(華人の祝日)
中国正月は陰暦の元旦です。中華系民族にとって最も大切な伝統行事なので、この祝日前後には町中が赤色(中国で縁起のいい色)に染まり、ランタンやその年の干支の飾られ、にぎやかになります。中国でもお年玉の文化があり、大人から子供というより、同僚や友達にも配ったりします。
ショッピングモール等は中国正月の伝統である獅子舞の音でにぎやかになります。また、この時期には日本で言うおせち料理「イーサン(魚生)」を中華系のレストランでふるまわれます。ひとつの皿に盛られた麺と具材を、健康長寿・商売繁盛・家内安全を願って、みんなで一斉に混ぜ合わせて食べます。
この時期には中華系の商店などが長期のお休みを取ることがありますのでご注意ください。
5月
ウェサック(仏教徒の祝日)
ウェサックは、仏教徒のお祭りで、「お釈迦様の誕生日」です。イスラム教やヒンドゥー教の祝日と比べると、仏教徒は少ないのでそれほど大きくは行われませんが、信者はお寺にお参りし、お賽銭とお祈りをします。
お寺では無料の食べ物が振舞われ、お坊さんが聖水で清めてくれます。また、マレーシア各地できらびやかなパレードが行われます。
5月~7月、10月~12月:メガセール
マレーシアは世界有数のショッピング大国で、日本では見ない規模のショッピングモールがあることは先述しましたが、年に2回ほどマレーシア全土で大きなセール期間があります。
期間中は各地のショッピングモールなどでセールが開催されており、ローカルブランドは勿論、一部の一流ブランドの商品も大幅値下げします。もしショッピング目的でマレーシアへご旅行される方は、ぜひこの期間中に訪れてみてください!
6月
ハリラヤ・プアサ(イスラム教徒の祝日)
日本ではあまり馴染みがありませんが、ハリラヤ・プアサはイスラム教の五行のひとつである断食が明ける日のことを指します。イスラム暦の9月の30日間を、日の出から日没まで飲食・喫煙を断ち生活をします。その大変な断食が終わり第1日目に、家族や友人たちとごちそうを一緒に食べて盛大にお祝いをします。
マレーシアのイスラム教徒にとっては、9月にあるイスラム暦の新年よりも盛大に行われる最大の祝日ともいえます。この日は王宮や首相官邸が、「オープンハウス」と称し一般人を招待し、お祝いの食事を振る舞います。
8月
国家記念日
マレーシアは、1957年8月31日(土)にイギリスから独立しました。その記念日の前夜に、クアラルンプールのムルデカ広場をはじめ、その他主要都市では街を華やかに飾りつけ、パレードやカウントダウンが行われます。
10月
ディーパバリ(ヒンドゥー教徒の祝日)
ヒンドゥー教の祝日で、「光が闇に勝利したことを祝うお祭り」です。そのため町中にはカラフルなランプやキャンドルで飾られ、とても幻想的な雰囲気となります。また、ディーパバリを彩る装飾のひとつがコーラム(Kolam)と呼ばれるお米をつかったアートです。一粒一粒色が塗られたお米を使ってひとつの絵にし、ショッピングモールなどに飾られます。
当日にはインド系の人々が寺院へ行ったり神棚で洗礼の儀式を行い、親戚・友人達があつまり伝統料理を食べたりして過ごします。
マレーシアへの主要エリアからのアクセス・所要時間
成田・羽田 - クアラルンプール(直行便):約7時間 - 8時間
関空 - クアラルンプール (直行便):約6時間 - 7時間
成田・羽田 - ペナンへの乗り換え便:約9時間 ~ (乗り換え込み)
成田・羽田 - コタキナバルへの乗り換え便:約9時間 ~ (乗り換え込み)
成田・羽田 - ランカウイへの乗り換え便:約9時間 ~ (乗り換え込み)
就航している航空会社
日本とマレーシア間の直行便は、成田、羽田、関空からクアラルンプールとコタキナバル間のみです。ただ、コタキナバル行きは週に2便のみの運航となります。ペナンやランカウイなどその他の観光地へ向かうには、クアラルンプールに寄っていくか、シンガポールや台湾、韓国やタイなどを経由していく必要があります。
直行便
成田空港発 - クアラルンプール:全日空 ・ ファイアフライ航空 ・ マレーシア航空 ・ 日本航空
関空発 - クアラルンプール:エアアジア・エックス ・ ファイアフライ航空 ・ マレーシア航空
乗り換え便
シンガポール航空
エバー航空 (EVA Air)
アシアナ航空
大韓航空(Korean Air)
ジェットスター・アジア航空
春秋航空
キャセイパシフィック航空 など…
マレーシアツアーを選ぶときのTips集
マレーシア旅行はどんな服装を準備するべき?
マレーシアは常夏の国なのでいつ旅行に行くとしても、日本の7月~8月に着るような服装をご準備いただければ問題はないです。ただ、マレーシアは「エアコン国家」と呼ばれていて、室内は寒いと思うくらい冷房が効いています。カーディガンなどの羽織るものを用意していきましょう。
また、モスクや寺院などに入る際、女性は肌を極力見せてはいけないという決まりがあります。現地でもスカーフ・ショールのようなものが用意されているのでそちらを羽織れば問題ないのですが、場所によってはスカーフ・ショールのレンタル料を取られる場合があります。
モスクや寺院へ行く際には、スカートや半ズボン、ノンスリーブなどは避け、Tシャツ・長ズボンなどを着ることをお勧めします。
マレーシア旅行の必需品は?
マレーシア旅行の必需品はずばり、ティッシュと折りたたみ傘です。
マレーシアは日本と比べると決して衛生面でキレイではありません。料理店などにいくと、テーブルが汚れていたりすることはたくさんあります。また、公衆トイレには大抵ティッシュがありません。そのため、持ち運びができるティッシュを常備することをお勧めします。
マレーシアでは、さっきまで晴れていたのに急に雨が降るということは頻繁にあります。また雨がポツポツと降るのではなく、スコールとなることが多いので、傘がなければびしょ濡れとなってしまいます。カバンの中に入れて持ち運べる折りたたみ傘を、必ず持って観光することをお勧めします。
マレー語はわからないし、英語に自信がないけれど、問題ない?
基本的に簡単な英語の単語を使えれば、旅行自体は問題ありません。マレーシア人は親日家が多いので、日本語を理解できる人が多く、また日本語がわからなくても親身に助けてくれるので、伝えようという姿勢があれば大丈夫です。
お金はどこで両替するべき?
円からリンギットへの両替は、ショッピングモールの中にある両替所がお勧めです。空港で両替をすると手数料が余分にかかってしまいますが、ショッピングモールの両替所の中には手数料がほとんどかからないものもあります。
都市部を観光する場合は、いたるところにショッピングモールがあるので両替所は比較的簡単に見つかるかと思います。